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2008-01-03 「how to」 よりも 「why to」 
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ、「女。京大生の日記」をよろしくお願い致します。
今年は私にとって大変重要な年になります、就職活動を通して様々な「仕事」というものに向き合うことになります。
何を大げさな、仕事は実際に働き出してからが本番だよ、というのは百も承知していますが、やはり、仕事に関してアマチュアだからこそ考えることができる内容というものも、私はあると考えていまして、そういうことをノラ〜リクラ〜リと、今日も書きたいなぁと思います。
ところで最近よく私の耳につく言葉が、「プロフェッショナル」というそれです。
「特定領域ですぐれた成果を挙げている人」を指す用語として使われています。
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」、東京TV「カンブリア宮殿」、テレビ朝日「情熱大陸」などに代表されるテレビ番組においてもプロフェッショナルというものが注目されており、プロフェッショナルと思われる人が毎週特集され、視聴率もそこそこ高いようです。
そして、先日(1月2日)の、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は、イチロー特集でした。ご覧になった方も多いと思います。
野球選手としてプロフェッショナルであるイチローの仕事の流儀にせまっていました。
NHK取材班が取り出したイチローの仕事の流儀は、
「過去のイチローを捨てる」
というものでした。イチローは過去のイチローを捨てるために毎年バッティング方法を変え、2007年はホームから例年より30cmも離れたところからバッティングを行っていたそうです。
毎年200本安打を出しているのだから、同じバッティング方法でいいではないかと素人としては思ってしまうのですが、イチロー曰く、精神の限界を超えるほどのバッティング技術をまだつかめていないから毎年バッティング技術を獲得する努力を続けなければならないそうです。技術がつけばいくらプレッシャーがあっても負けないということを意味してるのだと思います。
毎年200安打を出し続けるプレッシャーは半端なものじゃなくて、あのイチローでも乗り越えるのが難しく、プレッシャーを感じないように努力しようとしてしまうのだそうです。
しかしイチローはそれでは満足ではなく、プレッシャーを正面から受け止め、さらに自らにプレッシャーをかけてでも、200安打を達成できる技術力が欲しいのだそうです。
「プレッシャーから背いた結果の200本安打とプレッシャーを正面から受け止めた上での200本安打は自分にとってすごい差がある。」
すごく印象に残る言葉でした。
プロフェッショナル仕事の流儀という番組のおかげでイチローの仕事の流儀を知れて大変よかったのですが、私が一番きになるのは、「なぜその仕事をするのか」ということです。
確かに、仕事の流儀であるHOWを知ることは忙しいビジネスマンには有意義かもしれません、しかし私は、HOWの背景にあるWHYこそがもっと知りたいと思うのです。
私の価値軸の中で「WHY>HOW」というのがあって、howは必ずwhyから生まれてくるものであり、whyが1ならhowは∞なんじゃないか、いくらだってwhyのためにhowは存在できるよねと思ってしまうのです。
「なぜイチローは過去のイチローを捨てるのか。」
私なりに今回の仕事の流儀の中でイチローが口にした数々の言葉からイチローのwhyに迫るヒントとなる言葉を拾ってみたいと思います。(記憶が曖昧な部分もあるのでイチローの言葉そのままではありません。)
・先が見えないからやれる。
・この先に光る星があることを思い、もがく。
・目に見えるものはイイ、目に見えないものが最も難しい。それをつかみたい。
・自分はストライクゾーンに来るボールは他の誰よりもヒットできると思うが、それがストライクゾーン以外のボールに手を出しちゃう。自分をおさえてストライクゾーンに来るボールだけを打てるようにないたい。
・やっと野球がおもしろいと言えつつある感覚をつかみ始めた。
私が生まれた時には野球をしていたイチロー。
今やプロフェッショナルと周りから言われるイチロー。
でもイチローは教えてくれる。技術習得というものがいかに難しい営みであり、人間の限界を超えるチャレンジであるかということ。プロフェッショナル追求の道は永遠だということを。
professionalという言葉に対置されるamateurとう言葉がある。
amateurという言葉はラテン語で「愛する」という言葉に由来するそうだ。
ちなみにprofessionalは、同じくラテン語源で、professio「公言」からだそうだ。
「やっと野球がおもしろいと言えつつある感覚をつかみ始めた。」
というイチローの言葉に、アマチュアから脱皮したプロフェッショナル道の追求は最終的にアマチュアへと回帰していくのかということを直観する。
イチローはなぜ過去のイチローを捨てるのか、なんとなくつかめたような気がした。