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女。MGの日記。

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2011-11-10

[]日本一のニートを目指すphaさんと対談しましたー! 日本一のニートを目指すphaさんと対談しましたー!を含むブックマーク


雑誌「未来回路」の編集長の中川さんにお声がけ頂き、渋家で、phaさんと対談をしました。

phaさんとは、ネット上でのやり取りはあったのですが、お会いするのは初めてでした。

とても、やさしい雰囲気のあふれる方で、緊張することなくざっくばらんにいろんなことをお話することができました。一部そのときの、対談内容について当ブログでも紹介したいと思います。





<対談内容>

1、それぞれの大学生活

2、ギークハウス発足の経緯

3、創職時代と山下清

4、マネタイズとニート

5、現在、東京にいる理由

6、ノマドと仕事


ブログで、3、4の内容を紹介しまーす!



3、 創職時代と山下清


MG 「創職」ってどういうことかというと、自分の技術なり才能なりを使って仕事を自分で生み出すっていうことですね。「それって起業しなくてはならないのではないか」というように捉える人もいるんですけれども、それも一部に過ぎなくて。月3万円程度の仕事を自分で作り出しても、それは「創職」に入るんじゃないかと思うんですよね。私が大学を出て就職した時っていうのは、本当に大企業に入ってそこからだけ給料ををもらうみたいな意識だったんですね。1つの会社からすごくお金をもらうって過ごすっていうのが当たり前だった。でも、そうじゃないじゃないかという思いがあって。

 月3万円くらいの仕事を作り出すことって可能なんですよね、本当は。その可能性にあまりみんな気付いていない。アフェリエイトでも家庭教師でもいいんですけれども。そういうのにもうちょっと光を当てた方がいいんじゃないかと思うんです。その方が気が楽になるよねっていう。それで皆がいけるかどうかわからないけれどもいける人を増やす、という感じですね。

 本当にブログとか書いていて自分の能力を可視化できていたら、営業ツールにも使えます。「じゃあ、コンサルやります」とか「英語教えます」とかでもいいと思うんですけれども。あと、「人の紹介をします」、とか。シェアハウスに住んでいるんだったら「イベントやります」でもいいのではないでしょうか。

 そのことを可能にすることを考えたのが「弟子入り時代」っていうもので。「露出社会」でどういう人がどういう仕事をしているのかっていうのが見えるようになってきた。けれども、仕事を作るためにはやはりスキルを身に付けなくてはならないわけですよね。だから、最初は無給とかでいいので、技術を持っている人に学びにいくとか。そういう主体的な行動は必要になってきますね。


pha ギークハウスでもプログラミングが出来る人に教わったりとか仕事をふったりとかそういうのはある程度ありますね。もっとそういうのを進めていった方がいいかなと思います。

 別にニートでもいいじゃないかと思っていたんです。けれども、本当にお金を稼ぐ道がないと人が破滅していったりとか。職もなく住むところもない人をどうするかっていうこともありますね。だから、スキルを身につけるとか、真っ当な説教をしなければならないのかなって思って憂鬱なんですけれども。ニートをやるにもスキルが必要だって嫌なことを言わないといけないのかなぁと。

 ニートっていっても、やってることはMGさんの「創職」と同じで。定職についてないけれども、細々したお金を稼ぐ道を創ってるんですね。それがインターネットがあればやりやすい。僕も結局そんな感じで暮らしているわけだし。だから、会社に適応できない人にはそういうのを勧めたいと思うんですけれども、どうやって伝えていったらいいのかなぁってことを考えたりしています。


MG 1つのところで働くと楽ではあるんですよね。守ってくれるし、「これやって」というふうに命令されてその通りに動いていればいいので。ある意味では奴隷状態ではあるんですけれども。月に平均的なお金が入ってくるし。ただ一定数、それが「めんどくさいな」とか会社に行かない人とかいるじゃないですか、一匹狼的な。会社の中ではストレスが溜まる、とか。そういう人でも生きていけるインフラが出来つつあるんじゃないかと思うんですね。昔だったら会社に入らないというと社会からの断絶と等しいくらいだったのが、新たなインフラによって包摂されるようなイメージです。


pha 僕はネットができて全然変わったと思うのは、坂口恭平さんの「都市型狩猟採集生活」の情報系バージョンみたいな話なんですけれども、まったく人と触れ合わなくてもお金が稼げるっていうことですね。

 例えばアフェリエイトとかだったら、人と会って契約を結んだりしなくていい。ブログをやって広告を貼って、アクセスが集まればお金が入ってくる、と。それはインターネットという自然の中に入っていって魚でも獲ってきているような雰囲気ですね。森に入って罠を仕掛けて見に行ったら魚が入ってた、みたいな印象なんです。実際はネットの向こう側には人がいるんですけれども、直接には交渉しなくても出来るっていう。ネットショップでもわりとそんな感じだし。

 会社行くのも嫌だし、フリーランスで営業して仕事取ってくるもの嫌なので、人と交渉せずに生きていければいいなぁと。それができるところがネットの素晴らしいところだなぁと思います。




MG マッチングがすごく出来やすくなりましたよね。あと、信用を担保する方法も結構開発されてきたじゃないですか。みんな実名で登録していたり。あとはどんな人をフォローしているかとかフォローされているかとか、どんな言論活動をしているかとか。お金を使わずに生きていくことは、マッチングが出来やすくなったことで容易になったように思いますね。

 なので、「企業に属さないと人生終了」みたいに思う人がいるんですけれども、そうじゃなくって「他にも色々方法はあるよね」っいうのをどんどん見せていったらいいんじゃないかと思います。

 昔は山下清とかいたわけじゃないですか。最近、ノマドじゃなくて山下清だよねっていう話を見かけんですけれども、確かにその通りで。昔からそういう人ってどっかにいたんですよね。それがどこかでいなくなったように見せられているんだけれども。なんかもうちょっとそういうのを復活させてもいいよねって思います。


pha 上の世代にもずっといたと思うんですよね、細々と。これは誰か取材して欲しいんだけれども、20代、30代、40代くらいの人でそういう暮らしをしている人がどんな感じで暮らしているのかっていうことを僕は知りたいと思います。




4、マネタイズとニート



MG 雨宮処凛さんが「生きさせろ」っていうことを言ったじゃないですか。それは私は「生きてやる」にした方がいいんじゃないかと思っていて。「生きさせろ」って結局、国や企業とかに対して「僕らを正社員にさせてくれよ」とか「社会保障を何とかしろ」とか言っているわけじゃないですか。それで果たしていいのかっていう思いがあって。自分たちで団体を作って、どっかからかお金を取ってくるというか。そういうスタイルをどんどんやっていった方が良いのではないかと。

 お金があるところにはあるわけですよね。そういうところに繋がっていって、ソーシャルメディアとかで。それくらいの厚かましさくらいは必要になってくるのではないでしょうか。

 お金の払い方も結構変わると思っています。今はコンテンツなんかにはお金を払わないわけじゃないですか。だから、「これ、応援していますよ」とか、「このコミュニティに投資しているんですよ」っていう雰囲気によってお金を払うっていう。これからのお金の払い方は、購買活動とかそういうのではないと思うんですよね。


pha やっぱり自分をアピールして誰かに投資しているっていうことがステイタスになったとしても、結局、アピールの上手い人が勝つみたいな。結局、その辺でやっぱりダメな人は発生すると思うんですよね。結局、自己PRが上手い人が勝つみたいな。そこの問題は残り続けると思います。


MG 私は「多重人格化」って言っているんですけれども、その1つとして「MGキャラ」っていうのを創っているんです。そこで色々と情報発信をしているんですけれども、もうコンテンツにはお金を払わないだろうと思っていて。このメンバーに参加してるぞみたいなとこを可視化するためにあえて1000円払ってもらうとか。バーチャル上に言論空間みたいなのを作っちゃうっていう。そういう方向で考えています。


pha 参加してくれている人のアイコンが並んでいますね。


MG オタキング岡田斗司夫さんとかも「評価経済」とかそういうのをやっていますね。会社を作ったんだけれども、社員が一ヶ月に一万円を払わなくてはならないんですよね。






pha あれは塾みたいなものですよね。


MG そうですね、塾ですね。


pha ギークハウスは結構誰でもやっていいよっていう感じにしているんですね。特にお金を取ったりもせずに。その方が広がりやすいっていうか。ミームが広がればいいやって思っているんです。


MG phaさんは本当にパトロンを付けるといいんじゃないかと思いますね。


pha 誰かいるかなぁ。ニート的な活動を注目してもらったり応援してもらっているのだけれども、やっぱり読んでいる人はヒントを得ようとしてるっていうか。ニートで悩んでいる人とかいると思うんですけれども、パトロンを付けたとしてもあんまり参考にはならないと思うんです。たまたま僕はいけたけど一般的にはお勧めできない、とか。


MG ニート文化って世界的にみても面白いですよね。

 さっきでてきたオタキングの「評価経済社会」の話じゃないですけれども、お金っていう指標以外の価値を出してきた。ソーシャル・キャピタルが可視化されてきて、そっちではリッチだけれどもお金はない、みたいな状態があったり。もちろんどっちもない人もいるんですけれども。

 phaさんなんかはソーシャル・キャピタルがリッチなのではないですか?よく言われるのは「phaさんは京都大学を出ているからできるんでしょ」、みたいな。


pha 「ノマドって高学歴な人ばかりじゃないか」、とかですね。お金以外のソーシャル・キャピタル的なものが出てきているのはすごくいいことだと思うし、僕もギークハウスを広めているのも別にお金になるとかじゃなくて、そういうネットワークが広がっていれば豊かに生きていけるかなって思っているんです。だから、とりあえず広がればいいなぁという感じでやっていて。



以上、一部phaさんとの対談紹介でしたー。同じ学部出身ということで昔から親近感をもっていたのですが、とうとうお会いできて嬉しかったです!また、中川さんには、対談を企画して頂き感謝です!

また、対談場所が、渋家という、アーティストが集まるシェアハウスであったことも楽しかったです。対談内容の全内容は、雑誌未来回路4.0を購入頂ければと思います!