《創造者に導かれる旅》その93 「神さまは、今日、今ここに生きているわたしたちに、聖書を通して語りかけてくださいます」

申命記5:1 モーセは、全イスラエルを呼び集めて言った。イスラエルよ、聞け。今日、わたしは掟と法を語り聞かせる。あなたたちはこれを学び、忠実に守りなさい。5:2 我々の神、主は、ホレブで我々と契約を結ばれた。5:3 主はこの契約を我々の先祖と結ばれたのではなく、今ここに生きている我々すべてと結ばれた。

旧約聖書が書かれたのは二千年以上前のことですが、神さまはそれを通して「今日」「今ここに生きている我々すべて」に語りかけておられます。わたしたちは、新約を含む聖書を、神さまが「今、わたしたちに」語りかけてくださる言葉として耳を傾けたいと思います。モーセが語る律法の中には、現代のわたしたちの生活や価値観にはあてはまらないものもあります。また、わたしたちの信仰は、「律法を守れば救われ、守らなければ救われない」ではなく、「神さまから離れるわたしたちをも、神は愛し、救ってくださる」というものです。それにもかかわらず、モーセの告げる「掟と法」の中心には、「今、ここでわたしたちが」耳を傾けるべき、神さまのみ言葉があると信じます。

今週の祈り「神さま、重荷を負う者を祈りの木陰にお招きくださり、まことにありがとうございます。神さま、ひとりひとり痛みや悩みを抱えています。どうぞ、あなたがそれを見、お癒しくださいますように。神さま、礼拝と聖書の学びのために体調を維持してくださいと祈る友がいます。遠方や近くの家族を覚え祈る友がいます。現実が厳しくても勇気と希望を持てますようにと祈る友がいます。どうぞ、これらの祈りをお聞きください。神さま、み言葉に聞き、み言葉を伝えることで、教会が喜びに満たされますように。神さま、あなたが結んでくださる愛、喜び、平和、寛容、誠実、柔和の実を収穫させてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」