市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

自らが怪物と化さぬよう

 前回の減税シミュレーションのデータ問題について、感じるのは歪みだ。

 歪んでくる。

 私はこの社会が正義と秩序でできているなどとは思っていないし、皆が皆、聖人君子だなどと思っても居ない。自分が「正義」のヒトだなどと思っても居ないし、そもそも「自分が正義のヒト/正義の味方」と思っている奴なんぞ信用しない。なんだいそもそも「正義の味方」って、それ自身は「正義」ではないんだ。多分、「正義の味方」という言葉を思いついた者は「正義」の意味を見失い、定義できずにいたのだろう。*1 私が理解する「正義」とは、せいぜいが「全体にとって利益になる行為」ぐらいの功利主義的回答程度しか思いつかない。そういう意味では私は我利我利亡者だ。この「全体」の範囲がいったいどこまでなのか。それは個々の主観によるのだろう。

 公務員は全体の奉仕者であると規定されているのであって、公務員が職務として「正義と公正に殉ずる」とするならば、その行為は「国民全体の利益に沿うもの」でなければならない。そして「国民全体の利益」を実現する間違いない行動指針こそが法律である筈だ。*2

 身びいき、視野狭窄、短絡的な保身から、この「全体」が自身の所属する省庁や局、あるいは部や課に限定される事はよくある。職務に埋没し、狭い人間関係の中に安住していると、自分が奉ずるべき本当の対象「全体」を見失ってしまう。その為に本来、法律によって動き、正義と公正に定められているはずの役所の中でも不正行為が行われてしまう。そうした不正行為は、「中」に居ついてしまうとその不正が不正と認識できずにいる事すらある。逆に、それを暴き、荒立てることが「全体」つまりは、自分の課やら部、局の利益につながらないと錯覚してしまう。

 どんな組織、省庁、局、部、課においても「部族の掟」のようなものがあり、それが同調圧力をもたらす。そこでは法律など二の次で「部族の掟」の方が力を持つ。

 例えば警察も法律事務を行う公務員組織だ。ここでも「部族の掟」は幅を利かせている。試しに市中の巡査に自身の職務の法律的根拠を聞いてみると良い。「あなたはなぜ腰に拳銃を持って歩けるのですか?その法律的根拠は?法律的根拠が無ければそれは違法行為なのではないですか?」たいていの警察官は答えられない。彼等のにとって職務執行の為の法律よりも、上司からの指示の方が強いのであり「部族の掟」に従っていれば身分が安泰となるのだ。


 しかしそろそろ目を覚まさなければならない。その「部族の掟」はあなたの身分を安泰にしてくれているように見えるが、本当に信用できるのだろうか?

 部族は部族の保身のために、いつでもあなたを切り離す。

 なぜ、上司から指示された行為を行った事が違法行為となり、職を追われなければならないのか?(「私は貝になりたい」とでも言うつもりか?)

 法律はそのようなジレンマを生まないように作られている。変人と言われようと、堅物と言われようと。法律に準じて行動する事だけが自分を守る。それは法律事務に携わる者の基本なのではないのだろうか。

 法律とは力のある者も、無い者にも共通の力を与える。(司法はまたちょっと違うところが、この国の困ったところだけれど)

 確かに省庁の、局の、部の、課の、部族構造が重層的にのしかかってきて、それを払いのけるのは並大抵ではない。しかし、自身を守る物は法律しかないと思った方が良い。


 さて、そのような役所/国家の楽屋、舞台の下(文字通りの奈落の底)を見聞きしなければならないのが議員だろう。

 議員の立場に立つと、頑丈で、隙間なく作り上げられたように見えるこの社会が、実は急ごしらえのつぎはぎだらけで、あちこちに雨漏りや床の抜けがあることが判る。

 ニーチェはこう言った。

 「おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくお前を見返すのだ」

 この有名な警句には前節がある。

 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくお前を見返すのだ」


 社会の舞台裏を覗いてしまうと、その適当さについつい「甘え」が出てしまう。

 「なんだ、社会って、もっと一所懸命働いて、キチンとしなければ生きていけないものだと思っていたのに、こんな楽チンな方法があるんだ」そう思ってしまったら最後、深淵に魅入られたも同じだ。

 「議員パスなんて最初はこんな紙切れ出してグリーン車にただで乗せてもらって、ええのかしらと思っているのに、その内にグリーン車に席がないと怒り出す。海外視察も極上のスイートルームで現地の外交官がもてなしてくれる。文書交通費は使い放題、一等地に格安の宿舎まであって、たまりませんわ、税金で食っている者*3は極楽だ」

 こころが弱い者は「怪物」と闘うつもりが、自らが怪物となってしまう。

 それまで散々議員宿舎も利用し、挙句の果てに息子が東京都内の大学に通うために住まわせていた。ところが息子が大学卒業と同時に家業を継ぐために名古屋に戻ったのを機に、その建て替えを捕まえて「議員特権」と騒ぎ立てればマスコミが飛びついて「庶民の味方」と書き立ててくれる。それまでキッチリ自分も利用していた議員宿舎を家族の事情で利用しなくなった途端「議員特権」と暴き立てるような人物。自分の為には仲間をも売る*4ような人物。そんな人物が党の代表選挙に出るといって、誰が推薦人になりますか。ちゃんと、理由があるのだろう。

 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくお前を見返すのだ」

 イントロを書くつもりが思わず長くなりました。

 実はこの3年、アホが出現しておりました。(「成り済まし」というのでしょうか)

 アーカイブ

 このツイッターアカウント、住所地と名前が明記されていますので完全に個人を特定しています。また「公然わいせつで逮捕されました」という表現は事実であろうと無かろうと、立派な名誉棄損(刑事罰の対象)です。勿論、私にはそんな事実はありません。

 まあ、あまりに程度が低い事と、こういったバカは相手をすると喜んで違法行為を拡大させかねないので放置しておりました。(こうやって扱うと、また違法行為を行うかもしれません)

 ところが、私にも年頃の姪がおりまして、彼女がツイッターエゴサーチをかけた際にこれが引っ掛かったようなのです。その為、その姪の親からクレームを受けました。

 まあ仕方がない。


 さて、この人物はご苦労にも今年の正月早々に次のような画像とツイートを掲載しました。(一部画像処理をかけております)

 これは間違いなく、大須における減税日本の元旦街宣を見ている私です。
 元旦自転車街宣随行記 - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を! Ver.2.0

 ところで、私はこの時、街宣開始から終了まで一部始終を動画に撮っておりました。
 この写真でも左手に持っているのはそのカメラです。

 また、この写真の左端に写りこんでいる自動車のリアハッチは減税日本*5街宣車のように見えます。つまり、この写真は元旦街宣の現場で減税日本街宣車の真後ろ(車道)から撮影されたものだと考えられます。

 この動画を検証してみました。
 キャプチャーを幾つか掲載します。

 減税日本街宣車は当然車道に停まっています。お正月の大須ですので大変な人出ですが、この撮影可能位置である減税日本街宣車の直後に入ったヒトは減税日本の関係者だけのようです。特に守山区選出の冨口さん*6と北区選出の田山幹事長が長く立ち話をしていました。

 あいにく誰かが私たちを撮影していたという姿は押さえられませんでしたが、このキャプチャーの様に冨口さんはカメラを持っていたようですし、こちらを撮影していたようにも見える挙動もありました。ただ、撮影したかどうかは判りません。

 また、よしんば冨口さんが撮影したとしても、その画像をどこかのSNSに掲載するなどして、そこから流用されたという可能性もあります。(まあ、それは私たちは私人ですので、肖像権の侵害ですが)


 今年の1月17日、これらの資料を印刷して減税日本ゴヤの団長である鹿島市議にお渡ししました。そして、減税日本の中で当日、該当するような撮影をしていたり、または画像を公表や渡した人はいないかご確認いただきたいと申し添えたわけです。

 さて、2月定例会が始まりました。

 その結果はいかがですかと鹿島団長に伺ったところ、減税日本ゴヤでも団会議が開けていないので、全員には当たっていないとの事でした。そこで私はせめて当日、街宣車の後ろにいた田山幹事長と冨口さんには問い合わせてくださいと重ねてお願いいたしました。

 さて・・・その結果。

 https://twitter.com/akira_mori0l20

 当該ツイッターアカウントは削除されました。

 メデタシメデタシ。

 
 あ、なぜ私が冨口さんを市議と認めていないかというと、面前で明白な嘘をつかれたからです。市民に嘘、事実と異なる事を語る人物を私は市議とは認めていません。

 その事情は2011年10月25日のブログに記述しています。

 2011-10-25 市民に嘘をつく名古屋市議その2、富口潤之輔
 あれ?2011年10月?
 この異常者ツイッターも2011年10月に登録されたようなんですよね。

 この異常者くん、私のブログを見ているのであれば警告しておきますが、これらの情報を警察には届けてあります。そして違法性を認識していただいて、正式に受理されています。警察がどういった対応を取るのかは私は預かり知らぬところですが、削除されても違法行為は変わりません。警察はこういった事が3年以上の長きにわたって続けられたことを「悪質」と認識しているようです。
 ですので、せいぜい「静かに」している事です。まさか携帯電話とかからアクセスしていないとは思いますが、個人特定できるルートを警察がつかめば、それなりの対応はする事でしょう。そんな「ミス」を異常者くんがしてるよう、私は祈りますよ。


 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくお前を見返すのだ」

 私もまたこの警句を心に刻みましょう。


追記:
 バカは死ななきゃ治らない。
 まんまと別アカウントをとって継続するようだ。
 https://twitter.com/mori_akira0120
 今度は個人特定できるデータについては削除して、登録日も消した?
 開始日が2月18日になっているのは北米基準だからでしょうかね。

 いつまでも続けていなさい。
 それが「深淵」である事も気が付けないなら。
 それがあなたの「生」の在り方なのでしょう。






#855623


*1:そして耳毛が伸びてしまったんだよ

*2:減税日本の関係者は法律をだれかが定めた守るべきルールぐらいの小学生程度の理解で居るようだ。これは河村代表も変わらない

*3:国会議員こそコレ

*4:まあ、「部族の掟」ですが

*5:10%減税を修正して市民税5%減税と書かれた

*6:私は彼を市議とは認めておりません