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  □これまでの日記一覧

2005-04-30

[] フィッシュマンズ/空中

空中 ベスト・オブ・フィッシュマンズ

空中 ベスト・オブ・フィッシュマンズ

フィッシュマンズについてなんか言おうとすると、いつもうまく言葉がでてこない。

ただ、フッシュマンズを好きな人みんなにとってそうであるように、フィッシュマンズは私にとって、とっても大切なバンドだ。何年か前に、ほとんど彼らの音楽だけで生活してたような時期があって、その頃の出来事は、私の今までの人生の大半(時間的にではなく)を占めているような感じがする。今でもフィッシュマンズを聞くたびに、その頃のことを鮮明に思いだしてしまうので、だから、なんかうまく言葉がでなくなるのかもしれない。

ぐずぐず買わないでいたけど、今日お店でかかってるのを聞いたら我慢出来なくなって、あわてて「空中」と「宇宙」の両方を手に取った。けどなんかもったいなくなって「空中」の方だけ買うことにした。下北で日々を暮らしてた頃にはあたりまえのようにそこにいた人の1人であった佐藤くんのことを考えると、同時に浮かぶのは「いかれたBaby」で、「空中」の方を先に買ったはそういう理由です。ちなみに「いかれたBaby」は2枚目に2バージョン入ってる。シングルに入ってたウエディングバージョンも「男達の別れ」のライブバージョンも、もう数えきれないくらい聴いてるのに、なんど聴いても大好きな曲。「ピアノ」のデモとか「MY LIFE」のデモとかも、声がすごく近くきこえて新鮮だ。

とにかく、まだ聞いたことのない音源があったってことがうれしくて、そして、まだフィッシュマンズのCDを買いに行くチャンスが残ってるってことがほんとにうれしい。

「チャンス」の歌詞の最後の部分、特に「悪口ばかり言ってるから好きさ」というくだりが好き。

[] ipodデビュー

買うか買わないか悩んでたもの最長記録になるんじゃないかっていうくらいずっと悩んでたipodをとうとう入手、というか弟から譲ってもらった。わーい。というわけでさっきからいろいろ入れたりしてます。楽しい。MDウォークマン壊れてから長かったのでほんとうれしい。

早速「空中」を入れて明日からヘビーローテーションです。ヘッドフォンも新調しちゃおうと思う。

[] 50 years With miffy

ichinics2005-04-30

知人にチケットを頂いて、ミッフィー生誕50周年という記念展覧会に行ってきました。昨年もディック・ブルーナ氏の展示会はいくつかあったのですが、どれも行くことができず残念に思っていたので、うれしい。

ミッフィーの絵本には福音館の「うさこちゃん」版も、講談社の「ミッフィー」版も、幼い頃からの思い入れがあるので、今回の展示からその歴史を垣間みることができて楽しかったです。ミッフィーの顔も、一番はじめのものと比べるとまったく違っているんだな、と初めて知りました。

あと、ブルーナさんのあの独特の線はミューズ紙(たぶん)に筆で描いてるからなんだなというのも分かって興味深かったです。

ちょっと残念だったのは、今回はやはりミッフィーの展示が中心なので、それ以外のブルーナさんの作品はほとんど見られなかったこと。ブルーナの手掛けた本の装幀やポスターのデザインにはとても好きなものが多いので、やはり昨年のブルーナ展に行っておけば良かったとちょっと後悔しました。その時のカタログは今回チケットをくれた知人に見せてもらったことがあって、それを見る限りでも、かなりの作品数を網羅した展示会だったらしいので、もう一度やってくれないかなあとか思ってます。

写真の左に写ってるのは、ブルーナさんが手掛けた装幀のトレードマークとして入れられていたブラックベアのポーチ。

柄にもない、というのが正直なとこだけど、だってすごくかわいいし手触りも気持ちいいからいいんだ。

2005-04-29

[][] コーヒー&シガレッツジム・ジャームッシュ

ichinics2005-04-29

明日お休みだし、渋谷で映画1000円の日だし、という勢いで唐突に見にいく。

コーヒー煙草を間に据えて、すれ違ったり噛み合わなかったり下らなかったりする会話のある情景が11編。喫茶店でたまたま隣り合わせた人達の会話に耳を奪われる感じ。面子も豪華で楽しめた。

なんていうか、こうやって(映画とかで)客観的に見ると、交わされる言葉の温度差やそこに込められた感情の有り無しって手に取るように感じられるし、それを面白く思うこともできるんだけど*1、実際にそういうディスコミュニケーションに陥ってる時ってなかなか気分をリセットしづらかったりする。

初対面の人と打ち合わせとかしてて、あーなんかすごく噛み合ってないなーと思いつつも会話は繋げなきゃなんない、とか、すごく久しぶりの友達に偶然会ってとりあえずお茶でもと言って店に入ったはいいけど「久しぶりー」という会話が一段落するとなんも見つからなくなっちゃってどうしよう、とか、相手がすごい間違ったこと言ってるんだけど、突っ込むとめんどくさそうだからやめとこう、と思うんだけどやっぱり気になって仕方ない、とか、いかんせん上の空になりがちで我にかえりにくかったりする。

まあそういう時に役立つのがコーヒー煙草ってことで。

印象に残ったのを箇条書きで書いとく。

  • 冒頭は1986年に撮られたというロベルト・ベニーニとスティーヴン・ライトが出てる「変な出会い」。そういやベニーニって美形だったんだ、とちょっと驚いた。そういう話じゃないけども。「ダウン・バイ・ロー」が見たくなった。
  • イギー・ポップトム・ウェイツの噛み合わないっぷりが面白かった。トム・ウェイツにすすめられた煙草を吸う時のイギーの顔が良かった。
  • ケイト・ブランシェットの1人2役は途中まで気付かなかった。どちらもこわいくらいきれいだった。
  • 予告編に混じってWhite Stripesの新譜の告知があってなんでだろ、と思ってたら出演してた。あれきょうだいだって知らない人が見たらどう思うんだろ。どうも思わないか。ニコラ・テスラ云々で「テスラ(バンドの)もね」って言われて憮然とした顔になるとこが良かった。
  • GZAとRZAとビル・マーレイのが良い感じだった。RZAの英語が聞き取りやすかった。ほんとにあんな言葉使いなんだーと思った。
  • 最後の1本にあった、価値観の相違による噛み合なさってのはよく体験する気がする。

ちなみに真ん中あたりはちょっとうとうとしてしまったので記憶がありません。映画館でじっと見るより、たまたま入った喫茶店で流れてて見入っちゃった、って感じのが似合う話ではあります。DVDでたらまた見たい。

[] 

映画を見た後、友人との待ち合わせまで時間があったので、下北に寄って本読んで時間潰すことにする。喫茶店で財布を開いたら、500円しかなくてびっくり。結局コーヒー飲んだけど、早めに切り上げて一旦家に帰る。11時頃友人が車で迎えに来てくれてファミレスでいろいろ話す。3名様みたいだ、とこの面子だといつも思う。まとまらない会話。その後バイト上がりの妹と待ち合わせて喋れる食べれるコンビニエンスでソフトクリーム食べて帰宅。休みの前日って時間気にしなくて良いからすてきだ。

そんで帰ってきてこれを書いてるんだけど、書きはじめて100日以上経ってたことに気付いて驚いた。だからと言って何があるわけでもないけど。

[] カタログ通販2

前にも書いたカタログ通販をだらだら継続。同じものの、形違い色違いが毎月届く、というシステムの利点を全く無視してその時の気分で買い物しつづけてしまうんだけど、アマゾンといいこれといい、らくちんだとつい財布の紐がゆるんでしまう。

でもまあ、定番ものを安くそろえられるという点ではほんと良いかも。

今回はNUSYというシリーズのガーゼシャツを買ってみる。これは何年か前ズッカで買ったシャツ*2とちょっと似ててかなり好みだったので、実物届くのが楽しみ。

*1:そう見せてるのはジャームッシュの手腕なんだけど

*2:水玉の切りっぱなしのフリルのシリーズでお揃いのスカートとかもあったやつ

2005-04-28

[][] 課外授業ようこそ先輩/荒川修作

ずっと前に、荒川修作さんが手がけたという養老天命反転地宮崎駿さんが紹介してるのを見てから、ずっと行って見たいと思ってたので見れてよかったです。

冒頭に、画家として活躍していた頃の作品がいくつか紹介されていたんですが、身体で感じる絵画とか、でこぼこに見える野球場とか、荒川さんがどういう過程を経てきたのかが少し見れたように感じました。

授業の前半は、養老天命反転地で行われていて、特に印象に残ったのは暗くて細い洞窟の中(たぶん地霊というとこだと思う)を通り抜けていく子どもたちの台詞。「からだがなくなっちゃったみたい」なんて、そんな本物の暗闇は暫く体験していないなと思う。

そして、宿題として家の模型を作ってくるようにと言われ、次の授業は荒川さんの作った住宅ででした。「環境が身体を変える」という荒川さんの主張も面白い。でもあそこで暮らしたらちょっと疲れそうだなとも思う。宿題を制作する子どもたちも、「ころんだらがんばろうって思うから」とかってなんかアスレチックな方向に脱線しているような気もしないでもなかったけど、それに対する荒川さんの反応はすばらしかった。

最後にめがねをかけた女の子が「この宿題はずっとつづきそう」と言っていたのがぐっとくる。その、さらっとした感じがなんだかとてもうらやましかった。

養老天命反転地のHP

http://www.yoro-park.com/j/rev/

[][] PLUTO 2巻

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

浦沢直樹さんのすごいところは、絵もストーリーもとても丁寧に練られている作品を作り続けていることだと思う。もういろいろ推測するのはやめて、翻弄されてしまいたくなる。1巻めは駅前のマックで読んでちょっと泣きながら友達にメールで「よんだ?」と聞いてました。そういう盛り上がり方できる漫画って、やっぱりいい。

PLUTO2巻も、やっとでた!っていう感じなのにあっという間に読んでしまった。アトムがいいです。

巻末の手塚眞さんの文章で、当初浦沢さんは手塚治虫さんの絵を踏襲した形でアトムを描こうとしていた、というエピソードがあったけど、それをやめて、こうして、浦沢さんオリジナルの絵柄で描いたことが、このPLUTOを「リメイク」や「カバー」とは一線を画したものにしているんだと思います。

[][] アフタヌーン四季賞 CHRONICLE

現在プロとして活躍する漫画家が、 まだ新人時代に四季賞に応募・入選した作品を

大量収録した、漫画界において類を見ない圧倒的BOXセット!未発表作や単行本未収録作など、レア作品多数収録。全収録作家へのインタビューなどを収めた、 豪華大判ブックレット付属。

  • 定価:6,300円(税込)
  • 予約締切:2005年7月31日(日)予定
  • 発送予定:2005年9月上旬
  • 完全限定生産品につき予約注文による直販のみの取り扱いとのこと。

http://shop.kodansha.jp/bc/yoyaku/comics/cronicle/

すごい!すごい! 絶対欲しい! 今月号のアフタヌーンにも告知が載っていましたが、アフタヌーン四季賞はほんとすごい漫画家さんをたくさんだしているすばらしい賞なので、こういう四季賞まとめ本がずっと欲しかったです。

四季賞出身でもその後は、小学館メインでしか描かなくなってしまってる方も多い中(そのへんの事情ははよくわからないけど)その代表者でもある松本太洋さんがインタビューとはいえ参加してるのもすごい。

ちなみに特に読みたいのはこんな感じ。ざっとみただけなので見落としあるかもしれない。

高橋ツトム・新井英樹・榎本俊二・小田ひで次松永豊和・小原愼司・

沙村広明黒田硫黄五十嵐大介・木尾士目・安倍吉俊・弐瓶 勉・

遠藤浩輝・鬼頭莫宏・林田 球・ひぐちアサ・真鍋昌平・漆原友紀 

読んだことあるのがほとんどかも知れないけど、大賞以外にも何度か入選したことのある人が多いので、どの作品が収録されるのかも楽しみ。

林田球さんと安倍吉俊さんのは確実に読んだことないので楽しみ。わくわく。

2005-04-27

[] 村上モトクラシ大調査

第3回目の質問にも回答してみた。

  1. あなたのご家族も村上さんの小説の読者ですか?
  2. 村上作品を普段読む場所は?

1番のは「誰もわかってくれない」に回答しましたが、そもそも身近に村上春樹が好きという人はほとんどいないです。妹にはすすめてますが、なかなか読んでくれません。そんな力一杯お勧めして読んでもらうというのもなんか違う気がするし。

2番は回答するのが難しい質問。本当ならほとんどが「はい」なんですが、喫茶店にしました。電車やバスの中で読んで喫茶店に寄って読んで家帰って布団でも読みます。でも時間的に1番長いのは喫茶店かな、と。

そして村上モトクラシの方でもメールで回答するアンケートを募集するみたいです。

海辺のカフカ』の楽譜が実際にあるとして。演奏してほしい、歌ってほしいミュージシャンは誰ですか? 楽器の種類は問いません。ぱっと思いついた人ひとりでも、あなたが編成する理想のバンドでもなんでもOKです。

募集期間は連休いっぱい、9日の17時までです。

http://www.shinchosha.co.jp/murakami/main.html より

亡くなっている人でも良いなら、ビル・エヴァンス。と思ったのは帰りにプレイボーイ誌の「BILL EVANS特集」を立ち読みしたからだと思います。歌は…日本語ってとこを度外視すればやっぱりトム・ヨークかな。小説中に「KIA A」でてくるし。

[][] GANTZ/16巻

GANTZ 16 (ヤングジャンプコミックス)

GANTZ 16 (ヤングジャンプコミックス)

うわーんタエちゃーん!と思って、がんばってくれ玄野、と拳を握りしめました。昔はあんなひねくれたやつだったのにな。加藤とか岸本とか思いだしてせつなくなった。これからどうなるんだろー。とりあえず「100点とったら」の話が展開してわくわくしてます。どんでん返しなるか。

GANTZは1巻読むのがほんとあっという間なんだけど、話はがんがん進むのがすごいと思う。台詞も少ないし、説明的な描写はあまりないのに、こんな設定を理解出来てるのが不思議。奥さんの漫画は結構どれも好きです。巨乳ばっかりですが(笑ってごまかすしかない)それも含めて好きです。今回は書き下ろし絵付きでしたが、ほんと女の子の絵をかくのが好きなんだなーと思います。

でも、帯でネタばれするのは止めて欲しいー。

いや、まあ、そうなるのは分かってても、やっぱ「これから読むぜ!」っていう気分で本屋で手に取っているのに帯であんなガーンと内容に触れられるとがっくりするから。

[] おじさん、春雷、GW

ichinics2005-04-27

昨日とはうってかわって、仕事が予想外の進行となって机に向かってバタバタする。

今日はおじさん達について感慨深いこと3つあった。

  1. 社内のおじさんが「タイムマシン」という言葉を知らなかった
  2. 街で鮮やかな紫のスーツを着てるおじいさんを見た。(ああいうの。なんていうんだっけなとすごく気になってます。なんとかスーツ。ダブルのダボダボしたやつ)
  3. 取引先のおじさんにGW暇だから下請け仕事くれ、と言われた

1番目のはびっくり。「タケコプター」も「どこでもドア」も知らなかったよ。藤子不二雄と同じ年代なのにな。

3番めのは一見ちょっと切ない話に思えるけどそうじゃなくて、わりとお金持ちな仕事もたくさんしてる人です。もう70歳過ぎてる方なのでむしろおじいさん。あのハングリー精神ゆえに今のあの人があるんだなーと思ったりした。でも普通いきなりそんなこと言われても無理。

そして昼過ぎには春雷。ちょっとこわかったけど、雨が上がった後はやわらかい夕方。

帰り道、ぼんやりGWの予定を考えたりした。とりあえず「カクレンボ」は見て、引っ越す部屋も探さなきゃだし、飛行艇プラモも作るし、ミッフィー展のチケットももらったから行くし、部屋の掃除もしたいし、たまってる本も読みたい。なんだかんだであっと言う間なんだろうな。インファナルアフェア3は混雑してそうだから、連休中に1、2をもう1回見て、連休あけに行こうかな。

2005-04-26

[][] エコー&ザ・バニーメン

途中の追加についてはまあ置いといて、サマーソニックにECHO AND THE BUNNYMENが!!でる!!すごーい!!わーいエコバニ見たい!

キリングムーンやるかな?

[] 「席を譲らなかった若者」という記事を読んで思ったこと。

らくだのひとりごと: 席を譲らなかった若者

私がこの記事をとても興味深く感じたのは、この文章に反応した方々の多くと同様に、自分にも似たような場面の記憶があるから。

リンク先の記事は電車内での出来事についてなんだけど、ここ最近、こういう年配の方の「悪口や嫌味をわざと聞かせるように言い続ける場面」に良く出くわす。特にバスの中に多くて、例えば、車内で化粧をしている女の子の後ろで「いやねー」とか「恥知らず」とかそういう話を延々とし続けたり、スカートが短すぎるとかそういう話だったり、携帯電話でメール打ってるのを覗き込むようにして「禁止なのにね」と言ってみたり。近くで見ていて気分が悪くなるくらいに悪口は同じところをぐるぐる回る。もしそれを迷惑に感じてるんなら、直接言えばいいのにと思って歯がゆいけど、私も「直接言えば」とは言えない。

「席を譲らなかった若者」の記事にでてくる場面でも、「(連れに)席を譲ってくれませんか」という言葉さえあれば、話は解決しただろうと思う。「どうぞ」と席をゆずったら「年寄り扱いしやがって」と怒鳴り返される、怒鳴られはしなくても断られる、というのもよく聞く話だから、譲る側にも勇気がいるのだ。もちろん、怪我をしている人や妊婦さんや、杖をついていたりする足腰の弱そうなご老人の場合は、すぐに譲ろうという決断が出来るけれど、ハイキング帰りの元気そうな団体だったら、私もすぐには譲らないと思う。

譲って欲しければ、そう言えばいい。自然発生的な好意を享受できて当たり前だと思うのは傲慢だ。

記事の中では、老人の嫌味に耐えかねた若者がこう言い返している。

「あんたたちさぁ、山は歩けるのに電車では立てないの? それっておかしくない? 遊んできたんだろ? こっちはこれから仕事に行くところなんだよ。だいたいさぁ、俺みたいなヤツが土曜日も働いてあんたたちの年金を作ってやってるんだって分かってる? 俺があんたみたいなジジイになったら年金なんてもらえなくて、優雅に山登りなんてやっていられないんだよ。とにかく座りたかったらシルバーシートに行けよ」

一見筋が通ってるような気もするし、コメント欄などではそのような意見も多くあったけど、やっぱりこの言葉は「売り言葉」に対する「買い言葉」でしかないと私は思う。まず見ず知らずの目上の他人を「あんた」呼ばわりしてる時点でおんなじ土俵に立ってしまった感じだし、年金云々というのはまったくもって言い訳にしか聞こえない。「年金作るために働いてる」って言葉からしておかしいけど、こういう意識にさせてるのは「年金もらえないらしいよ」という世論がそれだけ共通認識になってしまったということだろう。そしてますます払わない人が増えるという悪循環。

それでも、目の前でこれだけネチネチ言われたら、こういう風に憤りたくなる気持ちも良く分かる。

ちょっと疑問なのが、「シルバーシートに行けよ」と言ったその時に、シルバーシートが空席だったのかどうかということ。空席だったなら、この言葉の意味は分かる。立っている人の多い電車内で、そこだけぽっかり空いた優先席を見ると、優先席に座る権利のある人が優先的に優先席に座ってくれればいいのにな、と思うことがあるからだ。でも空いてなかったんならやっぱりこの言葉は「俺じゃなくてシルバーシートに座ってる奴に言えよ」という言い訳に思える。

なんで私がこの部分にこだわるかと言うと、学生時代に優先席に座っていて、おじいさんに怒られたことがあるからだ。

もう十年以上前の話。昼間で、電車内はがらがらだった。そのおじいさんは途中の駅から乗り込んできて、私の隣に座った。そして不意に「ここはあんたの座る場所じゃないんだよ」と、怒鳴ったのだった。いきなりだったから、私はびっくりして、すぐに立ち上がったんだけど、だんだん「そんな言い方することないじゃん」という気持ちが沸いてきて、知らないおばさんが「こっち(の席)おいで」と言ってくれたのにも余計悲しくなって、半べそで電車を降りてしまったんでした。弱すぎる。

確かに、特に考えずに優先席に座っていた私が悪いんだけど、他人に向かって話しかけるときに、それはないんじゃないかとは今でも思う。それからずっと優先席には座っていないけど(単なる意地になっちゃってる)、優先席に自ら座る高齢者(元気な感じの)というのもあまり見ない。とりあえず私の行動範囲である東京都内の電車では。

  *****

話がそれたけど、私自身は、やはり年長者は敬うべき存在だと思う。けれど、敬われて当然だと思うような「年長者」にはなりたくないと思う。

しかし何よりも他者に向かって話をするときは、少なくとも自分が嫌だと感じるような話し方はしたくないと思う。喧嘩腰に喧嘩腰で返してしまったら、相手の非を責められないと思う。

[] 数十秒の夢

時々ほんのちょっと寝てしまうことがある。寝ると言うよりむしろ気を失ってる。歩いてたり電車待ってたり、エレベーター乗ってたり、そういうときにちょこっと意識がとんでしまう。針飛びレコードみたいな感じで。

今日の夢は1人のおじさんとエレベーターに乗り合わせたとこで見た。

黒いスーツを着たおじさんの背中を見ていると、ふいに奥さんらしき人の輪郭が見える。春の午後4時くらいの部屋の中で、黒スーツの背中が、彼女に総レースのきれいな靴下をプレゼントしていた。ビロードのソファー。光の帯の中に塵が舞っている。なんだかすごく遠い風景。

と思ったら、エレベーターを降りていくおじさんの背中が見えて、私もあわてて降りた。こういう風な眠り方すると、脳に良くないんだって聞いたことがある。わりと日常茶飯事なので、なんか、ちょっとマズいと思います。

[] 5/9,16ビッグコミックスピリッツ

ハクバノ王子サマ
「つゆダク」の朔ユキ蔵新連載。面白くなりそうな感じはする。相変わらずかわいい女の子がたくさん。この漫画家さんは女性だって本当なんだろうか? 意外だなー。
東京エイティーズ
めちゃくちゃいまさらだけど、この原作の人って安藤夕馬だったのかー。たしかいくつかのペンネームでコミック原作をかいている人。少年マガジンだけかと思ったら小学館にも。大活躍だなー。
闇金ウシジマくん
ピンチ。そしていつからマサルはこんな洞察力のある忠実なやつになったんだろう。

豪華読み切りシリーズは来週が業田良家、再来週が松本大洋と続きます。楽しみ。

  *****

ちょっと気になったのが、スピリッツの中にあった週刊ポストのアンケート。たぶん迷惑防止条例がらみだと思うけど、この前テレビで見てたら「公共の場でのキス」とかも候補にあがってるとか言っていてちょっとびっくりした。「キスはまだ日本人の感性にあわない」とか言ってたけど、そんなの他人が決めることかなぁ。どうでもいいよ。まあたまに視界の端にあり得ない人影を感じて振り向くと、「なんでそこに?」というような隙間的な場所に潜んでるカップルとかを発見してかなりびびりますけど、基本的には好きにすれば良いじゃないと思います。

ちなみにその番組では山田五郎さんが「別れを惜しむ遠距離のカップルとかがかわいそうだ」みたいな事を言っていて、私は不意に牧瀬里穂の顔を思いだしてなんかなつかしくなりました。

[] 給料日

何もかもが「じゃあ連休後に」という言葉で流されて滞る季節なので、なんだかエアポケットみたいに手持ち無沙汰になる。そして今日は給料日ということもあって、朝からアマゾンで散財。なんというか、あの手軽さってのは本当に危ないなと思う。特に自分に。本屋まで行くのが待ちきれなくて、しかも送料無料にしようとして、ついまとめ買いしてしまうんだなー。まあいいけど。そして休み時間には会社の近くの本屋にも行ってまた本を買ってしまった。積み上がったノルマがあるというのにね。あー、もう半年くらい休んで本ばっかり読んで暮らしたい。

新宿のABC(特にルミネ2にあった方)がとても好きだったので、あそこが無くなってから*1本買うのに「あそこで買いたい」という目標が無くなってしまったのも無軌道な本買いの原因だと思います。

帰りの電車でいろいろ読もうと思ってたけど、帰りにちょこっと、のつもりが飲み過ぎてしまい、本読んだら寝てしまいそうでずっと立ってたので何にも手を付けてません。

[] ジブリ美術館続き

ichinics2005-04-26

三鷹の森ジブリ美術館屋上庭園にて。

小さな女の子の後ろ姿を見ながら、「読める……読めるぞ!」というムスカの声を思いだすうららかな昼下がり。

ムスカには名台詞がたくさんあるなーとか考えたりしてました。

こどもがたくさんいました。

*1:ブックファーストあるけど

2005-04-25

[][] ジブリ美術館へいく

ichinics2005-04-25

2度目のジブリ美術館。10時入場の回だったので、かなり満喫できた。しかも今日はとてもいい天気で、花や新緑のきれいな季節ということもあり、いい気持ちだった。ジブリ日和だったと思う。

入場チケットについているフィルムは豆みたいに小さいパズー(たぶん)。

まず最初に空いてるうちに腹ごしらえをしようということで館内の喫茶店へ入る。いろいろ相談して、野菜のサンドイッチは妹と半分こして、それぞれケーキを注文することにした。じゃがいも、れんこん、さつまいも、アボカドなどをバジルソースであえたものがたっぷりはさまったサンドイッチはとてもおいしくて、しかもごぼうチップスが上にかかってる所がよかった。こういう食感大好きだ。食後のケーキはアップルタルト。これもカスタードプリンの間に厚切りの林檎が入っていてとてもおいしかったー。大満足。

その後、館内を一巡りして、屋上でロボット兵(ラピュタでは巨神兵じゃないんだっけ?)にあって、バルスの石にさわったりして、そろそろ映画にいこうということになる。

今回の特別展示と上映作品はピクサー特集。上映された短編映画3本はどれも見たことのあるものだったけど、面白かった。ただ、はじめの2本はどちらかというと大人向けのアニメだったので、少し退屈そうに「これもうみたことあるー」と騒いだりしている子もいた。けれど、3本目でサリーとマイク(モンスターズインクの)が出てくると一気に笑い声に変わった。キャラクターの力ってすごい。

特別展示では、キャラクターが出来上がるまでの試行錯誤がみれて面白かったけれど、同時にピクサーの発想がというのはセルアニメという段階を経ずに、立体を目指してるんだなあという感じがした。手法は違えど、むしろクレイアニメとかに近い、人形を動かしている感じ。また、ジブリの作品と見比べていると、ピクサーの描くキャラクターはディフォルメもしくはカリカチュアされたキャラクターが中心なんだなと思った。

でもやっぱり個人的には、ジブリのやわらかい線と繊細な背景の方が好き。あの壁一面にはられたスケッチは何度見ても発見するところがあって、自分にもあんな絵が描けたらいいのにと思ってしまう。

今回一番の収穫?だったのは、ジブリのショップで流れていた百瀬義行監督のアニメーションPV2本が見れたこと。「キューティハニー」の映画同時上映された「ポータブル空港」と、それと同じく「capsule」の中田ヤスタカ氏とのコラボレートで制作されたもの(タイトル忘れちゃった)がかかっていて、暫く見ていたけどこれがすごくいい感じ。ちょっと高野文子さんの絵柄を思いだした。そこにあったポップによると「SF三部作」ということでもう一作製作される予定とのこと。むしろこの流れて一本映画を作ってくれたらいいのにな。

2004年、「ポータブル空港」の時のインタビュー↓

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_nakatamomose.htm

今日のお土産に、ポルコの飛行艇プラモと前回も買ったフィルムのしおりを買う。「耳をすませば」と「千と千尋の神隠し」のを買って、両方ともとてもいいシーンが出たので嬉しい。天沢聖司くん満載。

ちなみに私の中であえてジブリ映画ランキングをつけると、毎回順位は変動するものの、「紅の豚」「耳をすませば」「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」がいつも上位にきます。

[] いろいろ

そういえば、今日のジブリ美術館は、ロッピーにてアリスチケットがとれなかったとき、やけっぱちでアクセスしたら運良くとれたチケットだったんでした。帰りに寄った吉祥寺ルノワールで話をしながら、今日はアリスの最終日なんだよなぁと思って、すごく楽しかった2回のアリスのことを考えつついろいろ話してちょっとしみじみする。でもDVDでまた知らないアリスが見れると思うとそれも楽しみ。

いろんな方のページで知った小林さんのCMはWEBでしか見てないけど、やっぱり良い声だなー。テレビで出くわしてみたい。

トヨタホームのCM閲覧ページ

http://www.toyotahome.co.jp/cm/cm.html

[][] 妄想代理人3話〜6話

妄想代理人(2) [DVD]妄想代理人 (3) [DVD]

第3話

4人目の被害者イッチーの家庭教師である蝶野晴美は自分のもう1つの人格「まりあ」におびえる生活を続けている。大学研究室の助手として働く晴美のもう1つの顔「まりあ」はホテトル嬢。やがてまりあの存在が晴美の生活にも影響を及ぼしていく。

恐い話。留守電で自分のもう1つの人格と話をする、という設定はどこかで見たことあるような気がする。しかしなにより彷佛とさせられたのが桐野夏生の「グロテスク」。話は全然違うけど、設定には近いところがあり、女性が自分で自分をコントロールできなくなって壊れていく、その恐ろしさが似ていた。

第4話

バット少年事件の現場付近にある交番に勤める巡査部長、蛭川雅美の回。彼は一見模範的な巡査だが、実はヤクザと内通しており警察の捜査情報とひきかえに金を強請っている。しかしある日、逆に強請られる側になり、追いつめられた蛭川は強盗を繰り返すようになる。

ヤクザの半田がいい。蛭川の転落ぶりはまさに最悪で、見ているほうも憂鬱になる。しかしラストで蛭川がバット少年を捕まえてしまう。えっ妄想じゃなかったのか? 一気にこの先どうなるのか分からなくなってしまった。

第5話

逮捕されたバット少年は中学生の狐塚誠。取り調べが始まるが、狐塚はみずからをRPGゲームの主人公と信じて疑わず、取り調べをする刑事二人もその話の中にとりこまれていく。

いきなりRPGゲームの中に入ってしまう展開がすごい。はじめは少年の妄想に思える内容が、だんだんと現実にリンクしていく。どんな妄想でも、切欠は現実にあるっていうことだろうか。ゲームの中に入る、という設定の物語で1番最初に面白いなと思ったのはそういえば「レベルE」だった。

第6話

二人の刑事は、ようやく最初の事件を目撃したとされるホームレスの老婆を見つけだす。その老婆の語る話と平行して、信頼していた父親の裏切りによって家出をした少女「妙子」の物語が進んでいく。

老婆の証言から、事件の捜査は出だしの疑問へ戻り、月子は再び狂言ではないかと疑われることになる。この回のラストで、バット少年に襲われる妙子は第4話に出てきた蛭川の娘ということが分かり、話が繋がっていく。しかし蛭川(父)は最低だ。最後の妙子のセリフは爽快でありかつ底なしの洞穴を覗き込むような恐ろしさがある。

ここまでで丁度半分。この先どうなるのか楽しみだけど、もうまったく想像できないよ。

2005-04-24

[][] 落下女2回目

おぎやはぎバナナマンドランクドラゴン片桐仁ラーメンズ)出演のコント番組2回目。前回より短かった気がしたが、ともかく面白かった。構成はひきつづき、杏さゆりさんとのコントと、一言(?)コントとスタジオトーク。

特に面白いのはやっぱり一言もので、「〜な女はこうすれば落ちる」というのを言った後、皆誇らしげな顔になるとこが面白い。

ひとつ疑問なのが、スタジオゲストに来る女の子たちが皆「このなかで一番ナシな人は?」という質問で片桐さんを挙げるとこ。ばらけないのが不思議だ。考えられるとしたら、あれはきっとあそこに落ちてくる女の子の系統が皆同じだからだろう。と思いたい。

あと、衣装といい音楽と言い、「ヘッド博士の世界塔」のジャケット風スタジオセットといい、やたらフリッパーズギターを意識した番組だったのも不思議だったなー。

番組の最後に重代発表、とあったからレギュラー化かと思ったら、DVD発売の告知でした。未放送分も入るらしい。

第1回目の感想(その1)(その2)

[][] サマリア

ichinics2005-03-11

キム・ギドク監督作品。ポスターで見た二人の女の子がかわいかったのでとても楽しみにしていた。

物語は三部構成になっていて、ヨジンとチェヨンという二人の女の子を中心としたお話は第一部のみ。なので女の子を描いた物語だと思って行くと少々裏切られるかもしれない。


【以下ネタばれ】

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[] 今日のできごと

朝から偏頭痛がおさまらなくてこまる。

朝食を食べた後、借りてきたビデオを見るが、余計に頭が痛くなる。理由は簡単で、十中八九眠り過ぎ。起きるのが昼過ぎだと、よくこうなる。

夕方に出かける準備をして、駅前の書店をうろうろしているうちに、だんだんとおさまってきたのでよしよしと思う。ガンツ新刊と庄野潤三の新しい文庫を併せてレジに持ってくのは我ながらおかしいだろうと思うがともかく購入。電車に乗る。途中、とてもきれいな夕焼けが目にしみて、こういう時間帯に電車に乗るのは久しぶりだなと思う。まだ肌寒いけど、影の濃い季節になってきた。

その後、友人と映画を見て、かるく食事をしてから帰途につく。途中、いつものコンビニに寄って買い物。いつもこの時間帯にいるおじさんはよくいろいろなものをおまけしてくれるんだけど、今日はそのおじさんじゃない店員さんが肉まんをおまけしてくれた。なんとなく顔は知っていても、話をしたことは無い人だったので、ちょっと恥ずかしかったけど、嬉しい。ありがとうございます、と言って店を出る。

2005-04-23

[] 春チョコ

新作チョコめじろ押しのコンビにで春を感じる4月の終わり。はやくGWこないかな。

キットカット/カフェラッテ味
んまいです。ちょっとまえのミルク味もまあまあだったけどこれはちょっとかなりうまいです。ただねーやっぱねーちょっと高いよね。そしてちょっと長いね。半分くらいの長さで3本(2つ折にすると6本)にしておとく感をあおってくれないかな。
オレオバー/ホワイトチョコ・ブルーベリー味
んまいです。一体何本入ってるのかよくわかんないからお得な感じもします。ただ、粉末のホワイトチョコがちょっと口に残って「あれ?」みたいな時もあるので、連続で食べない方がおいしい気がします。

[] タイガー&ドラゴンまんじゅうこわい」

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

今日は最初から見れた。最初の西田敏行が「まんじゅう」をやるとこが面白い。

そういえば官藤官九郎なんだよなぁ、これ、と思う。最後に虎でオチというか締める構成が続くんだろうけど、散らばった伏線が集結する感じはあんまりなくて、むしろ虎の噺でやっと何が起こったか分かる。そういう所で、ちょっと時間が足りてない気もするのが残念。

ともかく、このドラマは古典の落語をいかに噛み砕いて分かりやすく面白く見せるかというとこに重点があるんだろうし、むしろそこがいいなと思います。

今日は、新婦役の子がかなりかわいかった。どこかでみたことあるような。

まんじゅうこわいといえば、佐藤多佳子さんの「しゃべれどもしゃべれども」に出てきた「まんじゅう東西対決」ってのも見てみたい。私は、この本がとても面白かったのが切欠で、落語に興味を持つようになりました。「タイガー&ドラゴン」と同じく、修行中の落語家が主人公です。

[] 修学旅行、制服、海

崖の上にいる。崖といっても芝生に覆われていて、緑色がきれいだ。そこから斜面をおおきく迂回している道路が見える。その向こうは海。

「こんなとこから駅とかいくの面倒だね」というようなことを隣の人に話す。「直線距離ならすぐなのに」私がそういうと、横に居た子が「じゃあ直線でいってみよう」と斜面をおりはじめる。びびりつつ、私もその後に続く。芝生で足が滑るが、なんとか丸く付き出た部分を降りる。するとその下に少し広い広場みたいになってる部分があって、そこまで降りていくと、女の子がたくさん寝転んで本を読んでいる。何故かみんな制服。気付くと私も制服をきている。自分の着てた制服じゃなくて、なんかクラッシックな感じの制服。私も寝ころんでひなたぼっこする。

やがて集合時間がきて、バスに乗り込み次の場所へ向かう。何故か私は単独行動をしてどこかへ向い、帰り道に迷ってしまう。Hの字の左上から出発して右下に行ったとすると、真ん中の曲がり角と平行してるであろう路を曲がったとこからわからなくなってしまったのだった。途中、海にでるが、その先に待ち合わせ場所が見えるのに波が高くて行けない。

やがて迎えにきてくれた友人と出くわして安堵する。帰り道はちゃんともときた道を戻ろうと思う。

  *****

高校卒業して結構立つのに未だに制服きている夢はよく見る。ブレザーだったから、セーラーとか着てみたかったとは思ってて、今日の夢にでてきたやつはかなりかわいい制服だった。「聖ミカエル学園」の黒って感じだったかな。

[] お金のはなしで混乱中

お金って確かに大事だと思う。けど、なんでもお金に換算する話の仕方はどうしても好きになれない。もちろん会社の経営をする人なんかはやっぱり常にそういう風に考えて節約出来るとこは節約しなきゃならないんだと思う。それは分かってるんだけど、やはり仕事を頼んでやってもらうとすると、やはりその人の労力に報いたいと私は思ってしまう。でも私が考えるその価値と、経営者の考える価値が違うと、「できるだけ節約」ということになってしまうんだろう。私が甘いのかな。そうだろうな、経営者じゃないしな。でもやっぱり、良い仕事をしてくれた人に向かって、値切ったりしたくない。

そして今日、うちのエリート気質の弟と何故か映画のフィルムの話になって、「フィルムなんてシェアしてたってなんの価値もない。なぜならこれから廃れてくだろうし、たいした需要もないでしょ」みたいなことを言っていてとてもがっくりした。

そうやって、ぜんぶコンビニのPOSシステムみたいにどんどん売れないものが淘汰されてったら、すごくつまらないよ。前に働いてたレコード店で、CDだけPOS入れて管理しようという話になった時もすごく残念だった。*1仕事として「もの」を作っているなら、必要としてる人がいるかぎり、どうにか採算あわせて供給し続けようという気概を持って欲しい。特に弟のような若者に。そして、その価値に見合う金額って言うのは、結局は消費者(払う側)が決めていくものなんじゃないだろうか。上のお菓子カテゴリで私がいちいち高いとかなんとか言ってるみたいに、結局ちょっと高くても欲しいと思ったら買っちゃうんじゃないのかと思う。そして一番たくさんの人が買ってくれるボーダーラインを見極めるのが大変だけど重要だ、と、言うことじゃないのかな。うーん、でも、これってなんか「新入社員ただいま五月病」みたいな考えかもしんないので、もうちょっと勉強しようと思います。

  *****

私にとってそういうことを考える切欠をくれていた存在の1つ。「週刊こどもニュース」のおとうさん役が4月から池上彰さんから鎌田靖さんに交代になったことを今日の新聞で知った。1ヶ月遅れくらいの情報。

*1:結局ネット販売の部分だけになったけど

2005-04-22

[][] 任天堂ヒストリーコレクション

ichinics2005-04-22

ファミリーコンピューター編DX。また買っちゃったよ。というわけで任天堂グッズにはパブロフの犬状態です。これ入ってるキューブも任天堂カラーでかわいいし、良い感じ。yujinのページ(コチラ)でラインナップ見れます。

今日出たのはツインファミコンとAVファミコン。ええー。正直がっくり。全種類コンプリートするには、というわけで食玩問題を習得しようと思う。

食玩問題」のページでは、確率90%以上で全種類を手にいれたいときのシュミレーションとして美しい計算式が並んでいます。が、算数のレベルでギブアップした私にはさっぱり解読できなそう。

食玩問題】

http://aquarius10.cse.kyutech.ac.jp/~otabe/shokugan/

[][] 地下たんけん

いつも見させていただいているyamnakさんのところで知った首都圏外郭放水路が素晴らしすぎて、ここんとこ毎日バーチャル社会科見学しています。QuickTimeの360度写真で作られてるんだけど、もうあれですね、未来ですね。はじめはうまく見れなくて、ぐるぐるぐるぐるしてしまい半べそだったけど、もうコツがわかったので大丈夫。素晴らしいよこれ。

yamnakさんのページ↓写真がすごいです

http://d.hatena.ne.jp/./yamnak/20050415

首都圏外郭放水路のページ↓ここにも写真いろいろ

http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/works/saigai/sonae/gaikaku/metro05.html

社会科見学いりぐち↓

http://0740.rocketspace.net/VR_GaikakuHousuiro/001.html

というわけで地下都市妄想がいい加減に膨らみまくっているのでここらでまとめてみようと思います。東京外郭放水路のイメージから「地下都市」の妄想へ飛躍してしまってるのであんまり原型はとどめてないです。

SOS大東京探検隊 (KCデラックス ヤングマガジン)

まずはやっぱり大友克洋さんの「SOS大東京探検隊」ですよね。モロです。私も行きたい。連れてって欲しい。それから大友さんは「AKIRA」にでてくるケイ達のアジトとかもこんな感じ(もっと細いけど)というか、それを言ったらアジトはだいたい下水道にありますよね。「20世紀少年」にもでてくるし、押井守さんが脚本を書いた「人狼 JIN-ROH」にも下水道がでてきます。あそこの銃撃戦がかっこいい。

メトロポリス [DVD]

映画「アンダーグラウンド」のアンダーグラウンド感も好きですが、あれはちょっと浅い(深さが)です。もっともっと地下にこう、エスカレーターで降りてく様なの、というわけで思い付くのが「メトロポリス」。あ、これも大友さん絡みか。でもあの降りてく感じがとてもそそられた。今スピリッツで連載されてる「CB感」の地下都市もメトロポリスに近い感じですてき。エレベーターで降りるなら「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のハードボイルドワンダーランドの方を思いだします。小銭数えつつ。

私家版鳥類図譜 (KCデラックス モーニング)

諸星大二郎さんの「私家版鳥類図鑑」に収録されている「鳥を売る人」もその系譜で、ラストの絵なんか素晴らしいです。映画の「CUBE」にもこんな風景が出てきたな。あと同じ「私家版〜」の「塔に飛ぶ鳥」は地下ではないけど、yamnakさんのとこに貼ってある写真のロケットみたいなのが林立してる方はまさにこんな感じ。物語も素晴らしいですが、それはまたにしておきます。

あとスタジオ4℃のサイト、ビヨンドシティの掲示板部分も外郭放水路に近いイメージありますので、こういう風景にときめく方は気に入ると思います。ビヨンドの中には地下に降りていける隠しページ(?)もあるのでそちらもぜひ。クラブがあります。私はすごい頑張って入ったよ。

[] 偉大なアルバム・トップ10(barksより)

チャンネル4が行なった<偉大なアルバム・トップ100>投票で、レディオヘッドの『OK Computer』がトップに選ばれた。

チャンネル4の視聴者が選んだ<The 100 Greatest Albums>の上位10作品は以下の通り。

  1. レディオヘッド『OK Computer』
  2. U2『The Joshua Tree』
  3. ニルヴァーナ『Nevermind』
  4. マイケル・ジャクソン『Thriller』
  5. ピンク・フロイド『Dark Side Of The Moon』
  6. オアシス『Definitely Maybe』
  7. ビートルズ『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』
  8. マドンナ『Like A Prayer』
  9. ガンズ・アンド・ローゼズ『Appetite For Destruction』
  10. ビートルズ『Revolver』

http://www.barks.jp/news/?id=1000007152 より

5年前に似たような調査が行なわれたときは、ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』が一位だったそうです。ここに挙げられてるアルバムは確かにどれも名盤だけど、意外にバラエティに富んでいるところが懐の深さを感じさせます。

以下、10位から順番に感想。ガンズだけは守備範囲外。

『Revolver』
一時期ビートルズで一番好きなアルバムはこれだった。でもビートルズで一番嫌いな曲もこれに入ってる。「And your bird can sing」はとても好きな曲だけどジョンは気に入っていなかったそうだ。なんでだっけな? どこかで読んだ気がするけど失念。あと「For no one」が好きです。
『Like A Prayer』
『Like A Virgin』のが好きです。マテリアルガールが入ってるし。
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』
5年前1位、ということはビートルズの中では一番人気あるアルバムってことなのかな? 確かに歴史的なアルバムですが、私は実はホワイトアルバムが一番好きだったりします。今はね。このサージェントペパーズの中では「Day in the Life」が好き。
『Definitely Maybe』
モーニンググローリーじゃないのか、と、ちょっと驚いた。私はこのファーストのが好きです。シガレッツアンドアルコールです。
『Dark Side Of The Moon』
邦題は『狂気』。文句なしの傑作です。こういうランキングにフロイドがちゃんと入ってるってのは嬉しいです。日本じゃそうはいかないだろう。でも曲としては『炎』に入ってる「あなたがここにいてほしい」が好きです。ベタですが。それにしてもフロイドの邦題ってセンス良いと思う。誰がつけたんだろう? 今度調べる。
『Thriller』
子どもの頃スリラーのクリップ大好きでビデオにとってもってたよ。
『Nevermind』
十年前ならこれが一位だったんじゃないだろうか。
『The Joshua Tree』
もちろん偉大なアルバムですが、U2のすごいところは、この後出し続ける新作がずっと瑞々しく素晴らしいことだと思う。
『OK Computer』
もうRADIOHEADについては好きな曲が多すぎて、選べないというのが本音です。が、アルバム単位でと言われたらやっぱりこれなんでしょうね。個人的には「Hail To The Thief」が一番好きです。ファンとしてはやはり最新作が一番、と言い続けたい。

[] 人気者ノエル兄さん

コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンがパフォーマンス中、観客席にいたオアシスのノエル・ギャラガーに抱きつこうとして4.5メートル上のバルコニーによじ登ったという。

http://www.barks.jp/news/?id=1000007196&m=all より

すごい好きなんですね。

そういや、モーニンググローリーの来日の後にあったイベントでノエル兄さんから友人がミネラルウォーターを恵んでもらってたんだけど、そんとき気前いい人だなーと思ったので実際兄貴肌なのかもしれません。ちなみに私はその時、弟のリアムに「LIVE FOREVER」というサインを頂きました。無理です。

yamyam 2005/04/22 02:33 ご紹介いただきましてありがとうございマス。首都圏外郭放水路は確かまだ現在も一般見学を行っているんですよね。いつか行ってみて「すっげー…!!!(小声)」とか言いたいです。

ichinicsichinics 2005/04/22 02:42 こちらこそ、すてきなものを発見するきっかけをいただいて感謝です。一般見学やってるんですか?!すごい!外郭放水路のサイト内でずっと「見学希望はコチラ」みたいなの探してたんですよー。行きたい。行ってさらに妄想膨らませたいです。

2005-04-21

[] アンチェインマイハート

アンチェイン [DVD]

アンチェイン [DVD]

ツタヤにビデオ返しにいったら、アンチェインの中古ビデオが300円で売ってたので購入。

アンチェイン!!

この映画すごいからもっと見て!いろんな人!格闘技好きな人はもちろん、格闘技ぜんぜんわからないという人もいけるとおもう。私もわかんないし。

監督は『青い春』の豊田利晃さんで、アンチェイン梶を中心とした4人の格闘家の生き様を5年間に渡って撮影したドキュメンタリー映画、というのが概要。作品中には、ボクシングキックボクシングシュートボクシングなど、さまざまな格闘技がでてくるけど、私は格闘技には疎いので、よくわかってないだろう部分ももちろんある。

でもこの映画の中心を貫いてきらめいているのは彼等の「生き様」であり、決して強い、孤高の存在ではない彼等の姿は見るものの目を奪う抗いがたい魅力に溢れている。不器用な梶の姿は胸にせまるものがあり、それがなにかってのを言葉にすると、勇気とか感動とか、そんなありきたりの言葉になっちゃうのがくやしいくらいだ。ラストがまた泣ける。泣くと言うより泣き笑い。生きてるってこういうことだって感じが伝わってくる。

この映画にまつわる思い出といえば、一緒に見にいった男友達が珍しく男泣きしてたということ。普段は照れ屋で酒癖が悪くて、だいたい適当なことしか言わず、本音を表に出すことが少ない人だったけど、そんな彼の中の何かをガッと掴んで握ってむしるくらいの威力のある映画だったんだと思う。

彼は今は地元に帰ってしまって、まあいろいろと鬱屈してるものもあるようなので、次に会った時このビデオをあげようと思う。もう1回見てからね。

[][] ベトナム料理

ベトナム料理屋「ミュン」にてご飯。こちら→(ISBN:4872339363)の本に掲載されてる店らしいです。

友人に「よしながふみ先生おすすめのベトナム料理たべにいかない?」とお誘いを受け、「いくいくー」と返事をしたものの、よしながふみさんって「西洋〜」の漫画家さんてことしか知らなかったんだけど、ベトナム料理は好きなのでとても楽しみにしてた。

頼んだのは、揚げ春巻き/水餃子/とり肉サラダ/牛肉うどん/五目おかゆ/豚肉巻(これなまえ忘れた)。あとひたすらビール。

いやーおいしかった。意外と量が多くて、食べ過ぎて帰り道辛かった。

香草使ってない(大葉で代用してるって感じかな?)が私には少々物足りなかったけど、これならアジア料理苦手な人でも大丈夫でいいかも。全体的に味は薄め。

特においしかったのは、水餃子。皮がライスペーパーでできた「ゆで生春巻き」って感じで、中にはひき肉のあんが詰まっています。あと五目おかゆもおいしかった。

ちょっと残念だったのが豚肉巻き? で、昔ホーチミンに行った時ライスペーパーで鹿肉巻いて食べたのがすごくおいしかったので期待してたんだけど、ライスペーパーが私のたべたことあるやつより薄いのか、ちょっと思い描いてたのと違った。

でも全体的にかなりおいしかったです。日本で食べたことのあるベトナム料理の中では一番かも。次回はぜひチェーを食べたい。

[] がっくり

飲んだ帰り道、ツタヤで大人借りしたビデオの袋を小わきに抱えつつ雨なのになんかほっこりした気分でふらふら歩いていたら母からメールがきた。

「ローソンから電話があって、なんかチケット中止だから払い戻すって!」

え?まさかLOW?と思ったら本当にロウだったー。がっくり。

LOW 公演中止のお知らせ

5月20日(金)原宿アストロホールにて予定しておりましたLOW日本公演は、アーティストの都合により、やむを得ず急遽、中止することとなりました。

………まじですか。

なんかあったんだろうか? メンバーが事故にあったとかそんな理由でなければいいけど。

でも、LOW見たかったな。残念だ。すごく。

[][] おかざき真里さんの

BX (マーガレットコミックス)シャッター・ラブ (マーガレットコミックス (2842))

「B・X」と「シャッター・ラブ」読了。

妹が友達に借りてきた「12ヶ月」がとても面白かったので、オフにて購入したもの。うーん、ちょっと私には若過ぎる感じだった。「シャッター・ラブ」は主人公が女子高生なんだけど、その抱えてる問題は割合単純。解決に向かう道すがらも単純。はじめから彼女は写真を見つけてるしね。そういう意味では「B・X」の女の子も、物語の始めから見つけている。今連載中の「サプリ」も面白いけど今一つ入り込めない。

「12ヶ月」で見せてくれた剥き出しの感情みたいなの、そういうのがこの人の真骨頂だと思うのですが、どうだろ? 高校生の頃に読んでたら違ったかもな。

2005-04-20

[] 村上モトクラシ大調査/アンケート第二弾

自分の回答&補足をメモしとこうと思いました。

【1回目】

  • 村上春樹作品がきっかけで付き合うことになった人はいますか、友人とかガールフレンドとか?
    • いない。たまたま仲良くなった人が村上春樹好きで「あらまあ」という事はあった。
  • 村上春樹さんの作品を読むなら単行本ですか? それとも文庫?
    • 両方派です。本棚びっしりです。発売してすぐ単行本で読んで、文庫版は読み返し用。春樹さん以外でもそういう買い方をしてしまう作家さんは多いです。本棚満タンです。
  • 海辺のカフカ』を読みきるのに何日くらいかかりましたか?
    • 2、3日です。1冊1.5日くらいだったかな。紙質のせいか重かったのが印象に残ってます。

【2回目】

  • あなたが初めて村上さんの作品を読んだのは何歳のときですか?
    • 13〜15のところに回答しました。正確には覚えてないですが、小学校高学年のころ、親からクリスマスプレゼントに「羊男のクリスマス」をもらって、それが最初です。
  • 初めて読んだときの第一印象はどんな感じだったでしょうか?
    • おいしそうなドーナツと羊男に一目惚れした。

[] ヘンリーネック

ichinics2005-04-20

友人と友人の誕生日プレゼントを買いに行った。洋服を買ったんだけど、ついつい自分まで購買欲を刺激されて困った。夏は麻だな。麻の服が欲しい。けど今日のところは無印でTシャツ買ってみるだけで我慢する。ヘンリーネックのTシャツを買ったんだけど、ヘンリーの首、のヘンリーって誰? と思ったので調べてみた。

〔Henley neckline〕

ヘンリー・レガッタに出場する選手のユニフォームから生まれた。

とのこと。ヘンリーレガッタって何かってまた調べてみると。ロンドンから西方に35マイル進んだところに位置する街、ヘンリーで行われるボートレースらしいです。へー。ボート漕ぐのになんであのボタンが必要なのかは不明。しかしこのボタン裏の当て布があるだけで、どうしてこうもかわいく見えるんだろ。

[][] 〈子ども〉のための哲学永井均

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

永井均さんの本を読んだのも初めてなら「哲学」についての本を読むのも初めてだ。だから私は永井均さんがどういうところをたどってこのような考えを導くに至ったのかは知らない。それでもとても楽しく読み進めることが出来た。

この本を読むまで「哲学」というとイメージするのは「哲学史」であり、それと自分が考え事をすることを結びつけることはまた違うと思っていた。

しかしこの本で永井さんは何一つ「結論」めいたことは言っていなくて、ここにあるのはその思考する経過の記録みたいなものだった。そして「誰が何を言って、それが間違ってるとか合っているとか、そんなことは哲学ではない。こうしなければならない、というのは思想であって、哲学はなんら他人に強要する所のない個人的なものである」ということを繰り返し言っているように感じた。考えることの経過こそが哲学なんだとしたら、それはなんて興味深いことなんだろう。あ、そういえば昔、哲学は「するもの」だって言葉を聞いたことがあるけど、それはこういうことだったのかな?

私が、この本を読んでまず感じたのは、哲学とは感情とは切り離されたところにあるものだということだった。全てのものには複数の可能性があり、その全てを平等に机の上に出して、自分は何故「それ」を選ぶのか、という理由を考える。そんな情景が思い浮かべられた。好悪ではなくなぜそれを「好し/悪し」と感じるのかというところから考えてみる。

  *****

私にとって哲学ってなんだか分からないけど、ちょっと面白いかも、と思わせてくれたのは大学の時に美学の授業で読まされたプラトンの「饗宴」、そしてまた別の機会に読んだソクラテスについての伝記だった。とくにソクラテスについては、残念ながら誰の書いた伝記だったのかすら覚えてないけど、難しい字を追っている中で「私は自分が知らないということを知っている」という文字を発見した時のピカーっとした感覚って言ったらなかった。ゲーテの「ファウスト」に出てくる「なんでも知らないことが大切なので知っていることは役に立たない」という言葉のニュアンスの方が好きだけど、とにかくあの処刑されるソクラテスが感じていたであろうことを想像するのは私にとってとても興味深いことだ。

でもそれを興味深いと感じることが既に私の思考回路が感傷的であることの証拠なのかもしれない。確かに、「〈子ども〉のための哲学」を読んでいて、最も惹かれた言葉は、

水面に浮かびがちな人にとって、哲学の価値は、言ってみれば、水面下のようすを知ることによって水面生活を豊かにすることにあるだろうし、それしかないだろう。(中略)でも、水中に沈みがちな人にとっての哲学とは、実は、水面にはいあがるための唯一の方法なのだ。

(数ページ略)

そして、ぼくは実は、だれでも、どんな人でも、ほんとうは、それぞれのしかたで、水中に沈みがちな一面を持つのではないか、と思えてならないのだ。

という、字面だけ見ていると、とても感傷的な言葉に見える部分だった。けれども、ここまで読み進めた上でこの言葉を読むと、とてもわかりやすい喩えであり、可能性を感じさせてくれる言葉でもあった。

ともかく、いろいろなこと、ときには当たり前とされていることに疑問を持ち、考えてみるということはとても大切なことだと思う。(全ての人にというわけではないかもしれないけど)それと同時に、こうして他人の思考を読むこともまた、自分の考えに対し、別の角度から光を当ててくれる貴重な機会でもあるのだと、私は思う。『翔太と猫のインサイトの夏休み』も読んでみよう。

2005-04-19

[] 5/2ビッグコミックスピリッツ

アフロ田中
最近面白い。田中については下に書いてみました
バンビーノ
やっと展開した。うーん面白い。
オメガトライブ
だんだんスタンドみたいになってきた。
たくなび
友達の顔忘れてて、主人公代わったのかと思った。
ウシジマ君
いきなりピンチ。伊坂幸太郎「グラスホッパー」の雰囲気を思いだした。どうなるんだろ。

[] 「童貞な感じ」について真面目くさって考えてみた

昨夜ビデオに録った落下女をもう1回見た。

初めに書いた感想 に「不協和音的な面白さ」ということを描いたんだけど、その理由を思い付いたのでメモしておきます。

まず、現在ビッグコミックスピリッツで連載している「中退アフロ田中」という漫画があって、先週号くらいから主人公達が合コンに行く話をやってる。主人公達は女の子に興味津々なはずなんだけど、合コンという状況で、生身の女達を目の当たりにすると、なにも出来ない。ついには隣の席の女子に「どうやったら彼女ができるか」という相談を持ちかけたりする。

「電話番号を交換…それはわかった!しかしそれをどうすりゃいいんだ?」

「そこまで説明しなきゃわからないの?」

「そっ…そりゃわからねえさ!!! だってオレ、彼女いたことねーんだもの!!!

(5/2号掲載第30回目より)

いかんせん私は女なので、実際の男子がどうなのかはわからないけど、世に流通してる「童貞な感じ」とはつまりこういうことなんじゃないかと思う。

「落下女」のスタジオトークは、中央にのぞき部屋みたいな透明の筒状の小部屋が設置され、そこに女の子がちょっとした高さから落ちてくるという状況の中で行われた。このピンクな雰囲気にどうして不協和音が発生するかというと、そこにいる芸人さんのほとんどが「童貞キャラ」だからなのではないかと思う。「だからなのではないかと思う」ってくそ真面目に語るのも変だけど、つまり合コンに投入された田中たちのように、あそこにいる彼らと、彼らの目の前にあるのぞき部屋のような空間との間には「どうすりゃいいんだ?」というような戸惑いが生じてた。ような気がする。

そして、そのキャラクターの徹底ぶりが良く伝わってきたのが、日村さんのコント「女教師を落とす」で、

杏さゆりさん演じる女教師に向かって学生役の日村さんが、「おめー自分のことかわいいとか思ってんだろ!」と喧嘩を売りながら、最終的に、「ちくしょーかわいいなぁ!」と叫ぶ。

これこそがまさに私の思い描く中学生な感じだ。すごいよ日村さん。そしてあの場にいた芸人さんのほとんどがその系列、もしくは小木さんのように女子とかを超越したとこにいる「興味の対象は自分キャラ」(例えば「ピュ−と吹くジャガー」のジャガーさんみたいな)だったということが、あの絶妙な居心地の悪さを生み出してたんだと思う。唯一違和感ないのが、押しの強さ(下心感?)がある塚地さん。そして例外が童貞感とは相反する「余裕」を醸し出す設楽さん(矢作さんもかな)くらいだったんじゃないかと思う。(それが特にキャラとしてよく現れてたのが客室乗務員のコント)

「かっこいい○○」というシリーズのコントも、いかにも漫画っぽい童貞感に溢れてて、そこがとっても面白かった。モテを追求してるうちに自分が楽しくなっちゃったみたいな小学生っぽさも含め、「落下女」はとても面白い番組だったのでぜひレギュラー化してほしいな!

もちろん、以上は芸人として設定してあるだろう彼らのキャラクターについての話で、その「キャラ」と現実の彼等はもちろん別だ。しかも私の持ってる「イメージ」で話しているので、あくまでもあの落下女のスタジオ風景についての感想でしかないです。ごめんなさい。

[] 「童貞な感じ」について真面目くさって考えてみた(漫画の場合)

さらに、「中退アフロ田中」が掲載されているスピリッツなどに代表される「青年コミック誌」に対応する10代後半〜30代くらいの女性に向けたコミック誌が少ない(あんま売れてない)、ということも考えてみた。

これはきっと「童貞はネタにできるけど処女はネタにしにくい」ということがあるんだと思う。言い換えればポジティブとネガティブというか、なんていうか、「モテたい!」という男子が女子に「面白い→かわいい」と思われることがあるとしても、「モテたい!」ということをネタ的に口にする女子が男子に「かわいい」と思われる確率は少ないというか。面白いと思われるなら良いけど、ともすると「キツい」と言われかねない諸刃の剣な訳です。

さらに男子の場合は肉体的なことに直結していて、女子の場合が精神論になりがちというのもあると思うし、だからこそ、お笑い芸人としての女性の活躍は難しいのだと思う。

女性の場合、常にどう見られるかというのを意識するべきだ、と暗黙のうちに強要されるところがある。また一般論だけど、男子は「こんな女の子にモテたい」というのがあって、女子は「こんな自分になってモテたい」と思うという、向かってる方向が内と外で違う感じがある。(その辺は安彦麻理絵さんの漫画を読むとひしひし感じる)。だからふっきれにくい。たとえふっきれても、たまに生々しさが出てしまうと笑えない。じゃあ笑わなくてもいいじゃん!という訳で青年コミック誌に代わる女性向け漫画は、えてしてシリアスになりがちなんじゃないかと思います。(逆に男性コミックではそういうシリアスな恋愛モノは少ない。恋愛というとコメディの方向に進みがち)

つまり何が言いたいかっていうと、私は男の人(男の子?)のそういう身軽さを見てるとうらやましいなぁーと思うってことです。まあ女子は女子で楽しいけど。自分自身をネタにした時の面白さでは絶対勝てない。まあ勝ちたいわけでもないけど、要は可能性の問題だ。

ただ、ここ何年かで見られることを女の子並に意識する男の子も増えてるし、こう言う感覚も変わっていくかもしれないなとも思う。

以上あくまでもイメージ話です。なんか暴言というか放言というか極論になってしまったので後日訂正するかも知れない。

[][] 妄想代理人1話2話

妄想代理人(1) [DVD]

WOWWOW入ってないし、ユーロスペースでやったオールナイトにも行きたかったけど行けず、レンタルしようとしてもいつも貸し出し中だった「妄想代理人」をやっと見た。すごーい。もうオープニングから鳥肌がたった。

そもそも今敏さん監督のものは好きなんだけど、これはその中でも群を抜いて良い。すごい。マッドハウス特有のマットな絵柄も好きだし、音楽も素晴らしい。物語のテイストは「パーフェクトブルー」に近いミステリー。

都市伝説が実体化してしまう恐ろしさと、弱さやあさましさや善意や嫉妬などがごちゃまぜになった人間味溢れるキャラクターに圧倒される。すごいよ!DVDで欲しいかも!

第1話

鷺月子は人気キャラクター「マロミ」のデザイナー。次回作への期待をプレッシャーに感じていた月子はある日通り魔に襲われる。その正体は不明。月子もただ金色のバットを持った少年、ということしか思いだせない。そして、次第に月子の「狂言」ではないかと噂されるようになる。

登場人物が皆魅力的。バット少年が現れるシーンは本当に恐いけど、その後のマロミが動くシーンが猛烈にかわいい。このくたっとしたニュアンスがアニメで描けるのはすごいし、アニメでしか描けないだろう。月子の見ているホームページとバット少年で舞城王太郎の「バット男」と「阿修羅ガール」に出てくる掲示板”天の声”を思いだした。

第2話

バット少年の噂は近所の小学校でも噂になっている。そんなある日、学校のアイドルとしての地位をほしいままにしていた少年、鯛良優一は「バット少年」の特徴と良く似ていたことから、「おまえが犯人じゃないか」という噂をたてられてしまう。そして、人気者の座から一気に転落する。そんな中、唯一の理解者である転校生うっしーに対し、優一は恨みを向けるようになる。

善意の転校生うっしー対人気者イッチー(優一)の対立構造とその入れ替わりで「野ブタ。をプロデュ−ス」を連想した。まあこの場合はプロデュースしないけど、イッチーの墜ち方が痛々しくて、あの小説を読んでもの足りなく感じた理由は、このような墜ち様だったんだなと思う。「勝ち/負け」にこだわらざるを得ない現代の子どもが感じる重圧、閉塞感が再びバット少年を生む。噂によって濡衣をきせられてしまうイッチーのような少年は現実にもいるかもしれないと思うとこわい。

オープニング映像にイッチ−が波に飲まれるシーンがあるんだけど、村上春樹さんの「七番目の男」という短編を思いだした。オープニング映像も本当に良い。

公式サイトでいろいろ見れるのうれしい↓

http://www.mousou.tv/

あの数式が510(部屋)と1(イッチー)って気付いた妹すごーい。

2005-04-18

[][] 沙村広明/おひっこし

竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)

竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)

妹の部屋でちょっと時間をもてあましてごろごろしてる時に再読。何度読んでもおもしろい。

そうそう、この頃の別冊アフタヌーンは最高に面白くて(蟲師とかも別冊からスタートしたんでした)、なのに入荷数少ない本屋が多くて発売日チェックしとかないと売り切れたりしてた。なのに講談社ではアフタヌーン別冊潰してモーニング増刊「イブニング」が出来て、なんでだろうと思ったりしてました。

『おひっこし』は、表題作「おひっこし」と,「少女漫画家無宿 涙のランチョン日記」の2作からなっている沙村広明の別名義での中編集。傑作です。2作品ともラブコメ。コメディという方に力をこめたラブコメ。沙村広明さんの「無限の住人」とは違った側面を見れるという意味でも貴重ですが、むしろ私はこの「若気の至りとか青さゆえのかっこ悪さなどが転じてかっこよく見えちゃった感」が凝縮されている「おひっこし」の空気の方が好きだったりします。

沙村さんは確か多摩美の出身なので、大学生の青春ドラマ「おひっこし」もきっとちょっとは多摩美を想定して描かれてるとこがあるんじゃないかと思う。そういう共通点(むりやり気味ですが)もあり、ハチクロ好きな人にもおすすめしたいけど、あくが強いのでどうかな。私自身の大学生活はハチクロよりもこの「おひっこし」に近かった。

とにかく字が多くてテンション高くて、画面がこってりしてて、でもちょっと爽やかな読後感もあるとは、なんて贅沢な漫画なんだろう。とっても丁寧に時間をかけて描いている感じが伝わってきます。思い付いた面白いことを出し惜しみせずに詰め込んでる感じ。「無限の住人」が完結したら、こういう現代ものも描いて欲しいな。

特に好きなシーンは小早川の「早く終われ! 私の青春」という台詞のとこ。そして赤木さんとの動物園デートも良い。あ、そう考えれば主人公の遠野の立場はハチクロ真山と同じだ。まあだからどうということじゃないけど。

[] 仕事をする意味とかについて考えちゃうのは暇だからかもな

今日は部屋の掃除したりたまってた雑誌読んだりして過ごす。いろいろな方のレポートを読んだりしているうちに、また「アリス」に行きたくなった。でも明日から仕事だー。しかも今週はそれなりに忙しそう。うー。今日は小林さんのバースデースペシャルだったらしく、きっとまた良い空気につつまれてたんだろうな。いろんな方のレポートをみてなんだかにやにやしてしまった。

この前の「アリス」帰りに「あぁ、そうか、こういう休日の為に私は仕事してるんだっけ」としみじみ思いました。そりゃやりがいのある仕事をするってことは大事だし、やるからには真剣に、良い仕事をしていくのが責任だと思う。でもそれと個人としてやりたいことはまたちょっと別なんだし、仕事ってのは個人を犠牲にしてやるものじゃないと思った。とりあえずは雇われの身の場合ですが。

そこで黒田硫黄茄子」にあった、ゲームクリアした後の「仕事もこんな風だったらいいのに」という台詞を思いだした。

やりたくないこともやるのが仕事だと思う。でもやりたいこともやりたい。苦労を厭わずにやれば、その先にあの山をのぼった感じがあるってのは分かってるんだ。

2005-04-17

[] FEEL YOUNG/YOUNG YOU 5月号

やっと読んだ。

勘の鋭い方はネタばれ注意。



【YOUNGYOU】

蕾また蕾
老いらくの恋。鴨居まさねはこういう短編の方が好きかも、と思いました。
たまゆら透明少女
渡辺ペコという名前をはじめてみたのは多分「蛇にピアス」の漫画版で、あれはあんまり好きじゃなかったけど、このオリジナル短編はいい感じだった。
すぐりの季節
なんかとっても韓国ドラマっぽい話になってきた。異母兄弟とか妹が美人で恋のライバルとかピュアな主人公とか。面白いけど。

しかし今回はなんといってもこれ。大展開。

ハチミツとクローバー
ぎゃー! 真山がぁぁ! びっくりしたー。いろいろな意見があると思いますが、私は「よくやった!」って思います。個人的に1番感情移入できるキャラクターなので、なんか嬉しい。いやーなんかちょっと泣けたかも。青春スーツを脱ぐときがきたのか?

【FEEL YOUNG】

ゆくゆく1
宇仁田ゆみ「トリバコハウス」番外編。ライバル登場。いやだよー。めんどくさいよなあ。なんか、こういう漫画はなぜか男側に感情移入して読んでしまう。
パリパリ伝説
かわかみじゅんこさんの赤ちゃんはもう2か月だそうです。赤ちゃん描写面白い。「フランスには何ひとつタダのものはありません」ってほんとか。
スクナヒコナ
南Q太さんの漫画はいままでなんとなく入りこめないものが多かったけど、スクナヒコナで印象が変わった。ここんとこの数回は毎回何回も読んでしまう。単行本で買おうかな。
ちらりちらり
陸奥A子さんの漫画みたいな雰囲気
満ちる
小野塚さん読み切り。すごい短くてちょっと物足りない。そういやIKKIでやってたやつがなかなか良かったなぁ。

[] ラーメンズ「ALICE」4/16@本多劇場14:00

2度目のアリス。もう素晴らしく楽しかった。楽しすぎて、帰り道はずっといろんなものにありがとうと言いたい気持ちになった。「いやいや、元気?え、俺?元気元気?すんげえ元気。え?いやーなんかアレよ、なんつーかほんと楽しくてさー。とにかく笑った!みたいな」みたいな感じで。朝から晩まで、今日は良い日だったなー。

こんなに全面的に「楽しませてくれるだろう」という信頼感のもとに何かを見れるってのはほんとに幸せだ。これだけ質の高いコントをやり続けていれば、見ている方の要求するものはどんどん大きくなっていくと思う。けれど、その期待に答えようという気負いは見せずに、彼等自身がとても楽しんでやっていることが伝わってくる所が、見る側の信頼の由縁となり、結果的にその信頼を裏切らないでいてくれることに繋がっている様な気がした。

火曜日に初めて見た時は、真ん中あたりの席で全体をよく見ることができたから、初めて見たのがあの席で良かったなと思う。しかし今日の席は前の方で、2人の細かい表情まで見ることが出来た。こうやって違う視点から見れたのは本当に幸運でした。火曜は全体的にきちんとまとまったライブだったけど、今回は小林さん自身が「今日は収録が無いんでね」とコント中に漏らしたことからも、ちょっとリラックスした感じのライブだったんじゃないかと思う。(火曜に収録があったのかどうかは分からないけど)こういう二つの側面を見れるっていうのも、初体験なので嬉しかった。あと台本の部分とアドリブの部分が分かってくると、それも楽しい。けどなにより舞台上で起こってる物語が面白くて楽しい。

今日も観た後は、妹と記憶の補完と思ったことを話合う。2回目だと記憶が整理しやすいな。

そこで今さらかもしれないけど、気付いたことをメモ。

(↓少々ネタばれかも)

アリスのポスターが反転してるのはもしかして「鏡の国のアリス」ってこと? さらに最後の「不思議の国ニッポン」というのも「不思議の国のアリス」なの? え、もしかしてあの兎? バニー? 考え過ぎ?

そんな話をして私も妹も興奮して「すごいすごい」と言い合っていた。こうやってライブ見た後にいろいろ話出来るって言うのも楽しいなあ。

今日のエンドトーク(笑いすぎてうろおぼえ)

1回目
片桐さん「粘土道」の告知。今日のイラストはゲルググだって。さすが。「ア/明日から、リ/両国は。ス/杉並区に移転します」
2回目
片桐さんがチャック開いてることに気付いて「おしえろよー」と叫ぶ。会場あたたかい拍手。小林さん「ア/あ、さっきの、リ/両国の件は、ス/全て白紙に戻りました」
3回目
片桐さんに向けられた黄色い声に、小林さん「アイドルじゃん」という様なことを言い「しかし皆さん元気ですねえ、昼間なのに」場内笑う。片桐さん「ア/あ、間違えた、リ/両国は、ス/スイスの土地だった」

4/12「ALICE」の感想↓

http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050413

そして今から落下女だー。

[][] 落下女

バナナマンおぎやはぎ片桐仁ドランクドラゴンと芸人じゃない誰かが出てた全2回放送予定の番組。視聴率良かったらレギュラー番組にっていう感じなのかな? だったら嬉しいけど。

見る前まで、なぜかドラマだと思い込んでたので、最初面喰らった。面子で君の席イメージがあったからだと思います。スタジオトークがちょっととあとはショートコントという構成。

杏さゆり絡みのコントではドランクの2人以外はなんか違和感あった。逆に不協和音な面白さはあったけど。【その辺についてはこっちで考えてみた→http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050419/p2

ともかく、その杏さゆりコーナーで一番面白かったのは小木さんの「セレブを落とす」コント。まさに絶妙なディスコミュニケーション。小木さんてほんと面白いなー。ピアノ弾く小木さんで思い出し笑いできる。全体的には1人でやる「かっこいい〜」コーナーの方が面白かったです。設楽さんのカウントとか。日村さんのマツケンとか。片桐さんのラジオ体操ではレディチ(@バニー部)を思いだした。

あと「後ろ向きで飛び込みできればモテる」(むりやり)コーナーで片桐さん&おぎやはぎが水着で出てきたんだけど、片桐さんのおなかにびっくりした(笑)。昼間にアリスで見た時はもっと痩せてたから結構前の収録なんだろうな。矢作さんのかっこいい飛び込みでシメ。

インリンとスチュワーデス(客室乗務員て呼称することに決まったの?)に「この中で一番好みじゃない(?)人」に挙げられてしまった片桐さんはなんかかわいそうだったけど、あんまりくやしくなさそうにも見えて笑った。さすが既婚者&一児の父。

全体的に中学生男子の妄想みたいな感じのネタ満載で、かなり面白かったけど、モザイクかかった女子は落ちてこなくて良い様な気がした。ってそれ言ったら企画の意味ないのかな。

2005-04-16

[] リーゼントの中身

今朝みた夢の中の私は一番最初に働いたレコード屋で働いていた。ボロいビルの1階にある奥に細長いフロアの1番奥で、5歳くらいの男の子がCD棚の下にあるマーシャルのアンプ(夢の中ではそれがスピーカー)にはりついている。そこから流れてるのはジューダスかなんか、とにかくハードロック。何してるんだろ、と思って見ていたら、音楽の盛り上がるとこでいきなりボリュームを最大にしやがって奇声をあげて白目をむいてギター弾くまねを始めた。私は慌ててその男の子のところへいき、店の外に連れ出して親が迎えにくるまで相手をすることになる。その子はベースボールTシャツかなんか着てて、かわいいんだけど話が噛み合ない。

しばらくすると、リーゼントの兄さんがやってきて私たちの会話に加わる。「よし、おれがラモーンズの真似してやるよ!」と言って兄さんはドラム叩く真似をする。そこで私も何故か「それマーキーじゃなくてジョン・ボーナムじゃん」とか言う。なんで区別できたのかは不明。

その時、少年が突然そのリーゼント頭にかじりつく。美しくセットされたリーゼントがまるで玉葱の皮をむくようにぺろっと開いて中からお団子頭(なんていうか女子がよくやる頭頂部でつくるまとめ髪)が出てくる。

*****

意味ない夢だけど、スピーカーの音最大っていうのはきっと目覚まし時計が鳴ってたんだと思われます。それシカトしたおかげて今朝は寝坊した。

[][] バッド・エデュケーション

ichinics2005-04-16

ペドロ・アルモドバル監督作品。

映画を見終わった後、私の後ろの席にいた男の子2人組が、「こういう映画だったのかぁ」と顔を見合わせて照れくさそうにしてた。帰り道にやけに離れて歩きながら「予想外だったよな!」と言い合っていたのが印象的。確かに予備知識無しで見たらちょっと驚くかもね。

〈あらすじ〉

新進気鋭の映画監督、エンリケの元に、ある日イグナシオという俳優志望の青年がやってくる。そのイグナシオとは、エンリケの初恋の人であり、彼に手渡された脚本を読み進めるうちに、エンリケは彼等の少年時代の秘密をひも解いていくことになる。

トーク・トゥ・ハー」や「オール・アバウト・マイ・マザー」に続いてアルモドバル監督の作品は何故か映画館で見てしまう。けど特にこの監督が好きという訳ではなくて、今回は単にガエル・ガルシア・ベルナル目当てで見にいきました。俳優目当てで映画見にいくっていうのは私の中では珍しい。でもガエルの映画は今まで見たやつ全部良かった(特にアモーレス・ペロス)ので、期待してしまう。そして、その期待を裏切らない作品でした。エロい。

エンリケ役のフェレ・マルチネスも良いけど、やっぱりガエルが素晴らしい。3役を演じ分けているんだけど、その演じ分けが完璧。表情や動きで彼の心がどうあるのかが良く伝わってくるし、映画中の時の流れで太ったり痩せたりしてるんだけど、その体格の違いだけでも人格が全然違って見える。特に印象に残ったのがプールの中に立っているアンヘルを上から映したシーン。ブリーフ1枚でもセクシー(なんて言葉は久々につかった)なガエル。あの目が色っぽい。

ストーリーをイグナシオの視点で見ていたので、ラストにその秘密が明かされていくところでは若干の失望とともにこのタイトルの意味について腑に落ちたような気がしていた。しかし、最後の最後になって、ああ、この映画はエンリケが主人公だったのか、と気付いて、この映画全体の構成がいかに効果的に仕組まれていたのかが分かった気がした。

ストーリーもさることながら、エンリケ=アルモドバルなのか、という疑問も含め、どこからどこまでが真実なのかは分からない。いろんな捉え方ができそうな物語でした。

ところで、この映画には、おじさん達の恋してる瞳がたくさん出てくるんですが、これがまたとてもリアルな「恋と欲望の間で葛藤してる」感じ。映画中ずっと、老若問わない熱っぽい視線が溢れてるんだけど、この恋=肉体関係に直結してる感じには少々違和感を感じた。私がお子さまなんでしょうか。

[] タイガー&ドラゴン「芝浜」

すっかり忘れてて、映画見てしまったので、途中から見る。でも2時間ドラマの続きのお話だったみたいで、すぐストーリーが分かって良かった。

蒼井優ちゃんが猛烈にかわいい。2時間ドラマの時はあんまり登場場面が多くなかったので今回は優ちゃんメインでうれしかった。

2005-04-15

[] 給料出たら買う

ichinics2005-04-15

家族(主に妹)にまた靴かよ、と言われるんだろうなー。

やわらかい皮でできててあんまり足を守る効果はなさそうだけど、これ履いて散歩したい。

関係ないけどページをマイナーチェンジ。

Macで見てみたらだめだったので残念ながら元に戻す。やる気があるときに変えてみようという目標で。

[][] ハチミツとクローバー/第1回

見てみました。なんだか懐かしい。竹本くんにもこんな季節があったねぇ、とか思ってしまいます。恋におちると車輪がまわるのね。

残念だったのは、展開もキャラクターもほとんど原作どおり(特に細かい部分)で、アニメならではの面白さってのはとくに感じなかったこと。笑える部分もあったけど、絵柄が、ちょっと羽海野さんの絵はアニメ向きじゃないかもと思いました。もっとディフォルメしても良かったんじゃないのかな。とくに、はぐちゃんがなんかキラキラしすぎでちょっと心配。だけど、まあこれからだし。次回も見てみます。

あとオープニング映像が恐いのが気になる。食べ物立体アニメ。全体的にちょっとグロくて特に最後のエビがすごい恐い。甲殻類苦手だ。野田さんに期待☆って前のメモに書いたけど、ハチクロであれは違う気がする。

追記

あの食べ物は山田とはぐの作る料理イメージなんだそうです。へー。

もうちょっとラブリーなの想像してたけど、腑に落ちてよかった。

[] こどもと演技

帰り道、図書館に寄る為にいつもと違う駅で降りた。たくさんの人が降りる駅で、改札口はとても混雑していた。私もその流れに沿って歩いていると、すぐそばを数人の女の子が駆けていった。いろんな人にぶつかりながら、なにかから逃げるようにして笑いながら駆けていく。日能研のかばんをしょっていたから、小学生だろう。その笑い方と、少し聞こえた言葉の断片と、身体をもてあましているような走り方を見て、ふとあのくらいの女の子って、きっと日々を周囲の雰囲気、という「設定」の中で生活してるんだろうなと思った。それもほとんど無意識に。

何かから逃げてる振りとか、勉強してる振りとか、仲がいい振りとか、それが嘘だという訳ではなくて、その「設定」にあてはめて動いているように見える。自分の属してるカテゴリを認識して動いてる、と言った方がいいかもしれない。なんだか、誰かに見せるために行動し、行動するなかでまた新たな設定を身に付けていくような感じ。今日の子たちは、聞こえた話からすると、塾で同じクラスの男子から「はやく逃げなきゃ」というのがその設定だったみたいだ。でも、もちろん逃げなきゃいけない理由なんて無いだろうし、その男子が嫌いなんだとしたらそんなあからさまに逃げるのも大人なら「失礼」とか思ってしまうと思う。でもそこで皆で走って逃げる、ということが、彼女たちの「仲が良い」ということのアピールになっているんだと思った。

例えば中学生くらいになって洋楽を聴きはじめたり煙草をすいはじめたりブコウスキ−読んでみたりゴダールの映画見てみたりする切欠っていうのも「それを好きな自分を誰かに見て欲しい」というとこがあるだろうし、それによって他者にアピールしたい自分がある場合が多いんじゃないだろうか。(もしかしてそういうのを中二病っていうのかな?)

実際、私にもそういう時期はあって、私の場合はまあ洋楽だったり本だったりしたけど、もっと具体的に言えば1人で図書館行ったり1人でライブ行ったりする自分を誰にともなくアピールしてたんだと思う。高校生の頃には1人でビースティ見にリキッドいったりミロスガレージ行ってみたりしてたよ。うわ懐かしい。いきがってました。正直、楽しいんだかどうなんだかよく分からない時もあった。1人も好きだけど、ライブは皆で行った方が楽しかった。でも、無理してる部分はいつかやめるだろうし、そうしたら最後には好きなものだけが残る。無理しなくなる。その頃の自分の思考回路を思いだすと恥ずかしくて狂い死にしそうにもなるけど、今思えばそういう一種の演技によって得るものっていうのはとても多かった。だから、むしろその演技の蓄積によって、人格が構築されていくって部分もあるんじゃないかと思う。

ともかく、今日の光景に話をもどすと、その走っていく女の子の中の1人が、明らかに背後の男の子を意識していたのを見て、きっとその子は彼のことがちょっと好きなんだろうなということを感じた。でも彼女にとっては連れの女の子達との設定のほうに比重が傾いている。まあ仲間はずれになりたくないというのももちろんあるだろうけど、いつか、その設定から逸脱する時に、その女の子は何かを選びとるんだろうなと思う。そこにもまた新しい設定があるのかもしれないけど、(たとえばその男の子のことが好きな自分、とか)そうやってどんどん自分で「自分の好き嫌い」を見つけるようになって人となりが形成されてくのかもなあなんて事を考えた。

たぶん今、永井均さんの『〈子ども〉のための哲学』という本の「〈ぼく〉って何?」という部分を読んでるからそういう思考回路になったんだと思います。万年考え事ブーム。

2005-04-14

[][] 村上モトクラシ

村上モトクラシ大調査」

http://d.hatena.ne.jp/./motokurashi/

なんだかすてきなことがはじまっています。

第1回のアンケートにも答えてみました。7番1番2番です。第2回にいまからわくわく。どんな質問がくるんでしょう?

カフカの時に(サイトで質問メール募集していて)春樹さんに答えてもらったのはほんと嬉しかったなぁ。プリントアウトしてとっておいたくらい。しかしそういう肝心な時にかぎってものすごいくだらない質問をしてしまうんです私。

[] アーリオオーリオ

絲山秋子さんの「アーリオ オーリオ」を読んでからむしょうにソレが食べたくなったので、仕事帰りに友人とエールブランにいく。新宿マイシティの上のとこ。

季節の野菜のアーリオオーリオというのを頼んだのだけど、これがとてもおいしくて、ぺろっと食べてしまいました。ヤングコーン万歳。ビールもおいしい。そして食後にはアップルパイ。この店のアップルパイはとってもおいしいのでお勧めです。アイス乗ってます。

私が家でパスタ作る時ってどうしてもソースからめる系になってしまう。ミートソースとかたらことかカルボナーラとか。で、今日のも再現してみたいけど、食べてるうちに無理だなと思った。素材もそろわないし、ニンニクも焦しそうだし。なのでこれから外でパスタ食べる時は季節野菜ものかニンニク炒め物だなと決意しました。当分の間この方針でいきます。春夏の野菜が好きだ。

[] TVブロス4/16〜号

耳をすませば [DVD]

ブロスが選ぶ2005年版「好きな男/嫌いな男」

去年は荒川良々さんで、うーん(笑)? と思いましたが、(良々さん好きですけど、いきなり一位?という感じは否めず。今年は48位にランクインされてます)そう考えると今年の堺雅人さんはスタンダードな感じがします。新撰組での山南役はすてきだったなぁ。

しかしなんといっても高橋一生君が2位ってのがさすがブロス! 一生君といえば天沢聖司君ですよ。私はジブリアニメに出てくる男の子の中で「耳をすませば」の聖司君が一番好きかもしれない。でも男の人だったらポルコかもしれない。でもまあそれは良いとして、一生君はその後の「池袋ウエストゲートパーク」も印象深かったです。幅広い。

ちなみに耳をすませばで一番好きな場面は「おれもそうなればいいとおもってた!」と聖司君が叫ぶとこです。

[] 筆舌につくしがたい

妹に送ったメール。

OMOIDE IN MY HEAD過ぎる」

引き続きそんな状態です。うかれぽんち、という言葉を思いだした。会社ではなにも語らないというか語れないということを決心したので逆に今日は仕事がはかどったりして不思議。

せっかく近所なのでせめてもう一回アリスが観たい。

2005-04-13

[] ALICE4/12@本多劇場

ichinics2005-04-13

思い返せばラーメンズ、が、素晴らしい、ということを知ってからまだ半年も経ってない*1のに猛烈な勢いで目から鱗が落ちまくって買えるもの買いまくって見まくって読みまくってとうとう来てしまったこの日。今さら過ぎた日のことを後悔しても仕方ない・・・というわけでラーメンズライブ@本多劇場を見にいきました。初生麺です。麺達はまるで生麺です。食べたこと無いけどおいしそう〜。で、とってもとってもとっても楽しかったです。一度食べたら引き返せないなー。

とりあえず会社早退して下北行って連れと合流して入場して物販で「HOME/FLAT/NEWS」の脚本集と鼻兎指人形を即買いして席についてチラシを食い入るようになめ回すように熟読して眼鏡装着してそわそわしてたら始まりました。うーわーらーめんずだー。だーだーだー。と頭の中をエコーが駆け巡っている間もなく即集中。大笑い。周りの席の人たちもとっても楽しそうに笑ってて、知らない人だけど一緒に見れるのが嬉しくて楽しかった。

コント内容の感想はじっくり頭の中で反芻してから書くことにして、今日はとりあえずネタばれにならなそうなエンドトークについてだけメモ。初エンドトークだ。

以下、ちょっと記憶が混乱してるかも。

1回目
挨拶とお互いの紹介。
2回目
拍手をしかけたお客さんに片桐さんが「どうも」と御辞儀をしたのが印象に残る。いい人だー。物販の告知「あ、もうもってますか」と片桐さん笑う。小林さんが「今日はいい空気がこの辺に」と言って観客席の頭上の辺りをくるくる指す。そして片桐さんの「ア/雨の日の・リ/力士は・ス/すなお」
3回目
トーク。小林さんが「ぜんぜん考えてないよー」と言っている。が、片桐さんがせかすと「ア/雨の日の・リ/力士は・ス/すなおなはずなんだけどなぁ」
客電のついた後、4回目。
小林さんが「今日は僕テンション高いですよー」と言って会場拍手。片桐さんが小林さんに手でアリスを要求され、「おまえらすぐかえれよぉー」と客席に向かって言う。「ア/雨の日の/陸上部は/すぐかえる」場内爆笑にて終了。

観終わった後はがつがつアンケートを書いて、連れとお茶をしながら公演内容の記憶を補完しあって帰途につきました。たくさん笑って幸せな気分。今日はまだ頭が収集つきませんが、初見感想として書き留めておくと、もちろん映像で観てもラーメンズはとっても面白い。でもライブの会場にいて、ラーメンズと、そして会場にいるたくさんのお客さん達と、笑って拍手してという時間を共有出来たのが嬉しかった。

とってもとってもってしつこいけどすごい楽しかったな! もっと見たいよー!

[] はじめてみたアリスの感想

4/15記。

初めてみた生ラーメンズの興奮さめやらず、ですが、いい感じに微熱になってきたので感想メモしておこうと思う。

【以下ネタばれ↓】

続きを読む

*1:その時には既にALICE東京公演チケット発売後だったので、今回の追加公演は本当に感謝感激です。見れて良かった。

2005-04-12

[][] 「袋小路の男」/絲山秋子

袋小路の男

袋小路の男

「俺は本当にいろんななことを諦めているんだ」という言葉はエクスキューズに過ぎず、その言葉を発することで、彼はいろいろなものから逃げ回っている。例えば所有されること。何かを所有すること。自分の弱さを認めること。他人の弱さを引受けること。人生は辛いものだ、と考えること自体が未練がましく希望に満ちあふれていることだと考えているから、口元に皮肉な皺を浮かべ「別に/何も/期待していない」と発することで逃げる。しかしそうやって逃げ回るほどに彼は追いつめられて袋小路の奥にどんどん押し込められていく。

そこから見える出口には希望しかない。しかしその希望を失った時に、全てを失う気がして怖くて、彼はそこから出ていけない。

小田切実にとって、日向子の存在はそのようなものであったはずだ。そうであってほしい。彼等はお互いを理解しているというよりはむしろ自分自身の一部としてお互いを受け入れていて、それはつまりアーリオ オーリオ星のようなものなのだ。自分の近くに見えていて欲しい、自分勝手な妄想によって作り上げられた光。でも希望ってそういうものだ。

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

小田切実をめぐる2篇のラストシーンで思いだしたのは、ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」でアンヘラ・ビカリオのところにバヤルド・サン・ロマンがやってくるところ。アンヘラ・ビカリオにとってそうであったように、日向子にとっての小田切もただたんに必然であったとしか思えない。

そしてそのアーリオ オーリオ星というのは、もう一編の「アーリオ オーリオ」に出てくるんだけど、このお話の読後感は池澤夏樹さんの「スティル・ライフ」の読後感にとても良く似ていました。スティル・ライフだけじゃなくてあれ一冊丸ごとの読後感。なんでかは後日確かめてみようと思う。あとラストにかけて「ほしのこえ」も思いだした。

「袋小路の男」「小田切実の言い分」の2篇と「アーリオ オーリオ」の印象は全く違うけど、とにかく私はこの人の書く話がすごい好きだなと思った。

「ほめられたい」という赤裸々かつ切実な小田切の台詞が作者の心情の一端をあらわしてるのなら私は褒めまくりたいと思う。暑苦しく。

[] 4/25ビッグコミックスピリッツ

ichinics2005-04-12

巻末の映画紹介で「ウィンブルドン」の写真 → を見て、キルスティン・ダンストがヴァージン・スーサイズに出てたあのかわいこちゃんだということにやっと気付いた。遅過ぎる。髪の色で印象って変わるなあ。

「バンビーノ」
面白いけど話がまったく進まない。
「教師失格」
太宰みたいな秋田川龍之介という先生がでてくる柏木ハルコの読み切り。そういや柏木ハルコは「いぬ」の人だったんだと思いだした(笑)
団地ともお
ともおの世界にはほとんど中年がでてこないという事に気付いた。E気持ちがここでも。
20世紀少年
もう単行本じゃないと話についてけない。
「CB感」
そしてバイクに戻る。面白いし絵も素晴らしいんだけどバイク話になると全く分からない。
「じみへん」
シティ・ボーイズを見て思いだしたのはじみへんだったということに気付いた。

[] 来てるな未来!

つまり、”GyaO”は、「個人のタイムマネジメント」に合わせて利用(視聴)できる、パソコンで見る完全無料ブロードバンド放送なのです。

http://www.gyao.jp/

わーいすごーい。クリィーミーマミやってるよ。マミで育ったと言っても過言ではない私にはめちゃめちゃ嬉しい。今見るとトシオ全然かっこよくないな。小さい頃よくマミのステッキ及びタンバリンがある日突然家に届く夢とか見たな。隣の家の子がマミステッキ持ってたのがうらやましすぎて気が狂いそうになったな。今でもなにも見ないで描けるキャラクターはマミだけだ。カラオケでもしょっちゅう歌うけど「好きと嫌いだけで普通がないの」って歌詞の意味は未だに謎。普通たくさんだよ。

マミといえば確か講談社のキャロットって雑誌で漫画もやってたけどあっというまに廃刊になっちゃったのは幼心に世間の不可解さ&厳しさを感じた出来事だった。覚えてる人いるかな?

2005-04-11

[] 彼の意識にダイブした

夕ご飯の時にテレビを見ていたら、超能力で事件を解決する番組をやってた。すごい。がんがん当たる。これほんとなの? 確か別の番組でもこういう調査やってるけど、こんなすごい人ならテレビとか出てる暇なんてないくらい忙しいんじゃないのかなあ? でも正解率75%とかいうのがまた微妙にほんとっぽくて困る。出演してた3人の超能力者はよってたかってオウムの菊池直子容疑者はもう死んでる、と断言していたけど、ここまで言い切れるなら相当の自信があるんだろう。「シックスセンス」のモデルになったというオリバーさんの決め台詞「彼の意識にダイブした」ってのが漫画みたいで印象に残る。

  *****

超能力ときいて思いだすのが、10年くらい前に深夜に放送された「10年後の超能力少年・少女」という番組。かつて超能力少年/少女と呼ばれていた人のその後を取材する、という内容で、とても衝撃的だった。

今もその力を持っている人の苛立ちや、愛犬の死を予知出来なかったことで能力を失った少女の姿はとてもフィクションとは思えないくらいリアルだったからだ。「ほんとに超能力ってあるんだー!」という感動でその夜は寝付けなかったくらい。

しかし、それはドキュメンタリーのように制作されたフィクションドラマだった。番組の最後に「この番組はフィクションです」というテロップが流れたらしいが、その部分をたまたま見ていなかった私は、翌日大興奮でいろんな人にその話をして、さんざん笑われたのを覚えている。

もう一本、ストーカーとの交渉をする探偵を扱ったものとの二本立てだったと思う。この番組を覚えてる人がいたら教えて欲しいです。NONFIXみたいな感じなんだけど、あれはほんとにドキュメンタリーだからたぶん違うと思う。

自分の目でその最後のテロップを見てないだけに、狐につままれっぱなしのような気分。今日のような番組を見る度に、翌朝皆に笑われてがっかりした時の気分を思いだす。

[] 探し物掃除

掃除するっていうことは苦手だけど否応無しに掃除してしまうのは探し物をしてる時。

「自分の中ではどこに何があるか把握してるんだよ」という掃除出来ない人の良く言う台詞を自分も良く言ってるだけに、たまーにどこにあるか分かっているはずのものが見つけられない時には、しつこく見つかるまで探してしまうわけです。自分の言葉を裏付ける為にも。

今日の探し物は昨年末のキセルのライブで購入したTシャツ。冬だったからすぐ着れなくてローテーションに加わること無くどこかにやってしまってた。でもここ2、3日の暖かさなら着れるぜ! と思って探してみたんだけど、思ってたとこに無い。無い。無いよー。と焦って数時間。「そのうち見つかるよ」と妹は言うけど、それじゃあ 夏 が 終 わ っ ち ゃ う よ ! 必死ですよ!

結局Tシャツは部屋がちょっぴり秩序を取り戻した頃に見つかりました。最初に探したとこをもう一度見たらあった。これもまあ良くあるパターンだけど、嬉しい。

[] シティボーイズ/鍵のないトイレ(asin:B00005H16C

ichinics2005-04-11

レンタル屋さんにシティボーイズのDVDがどーんと出ているのを見つけて借りてきた。→のボックスの中の一本。とりあえず古いのからと思って1992年公演「鍵のないトイレ」を見ました。三木聡さんが脚本のもの。

私がシティボーイズを知ったのはたぶん岡崎京子近辺からだったような気がします。1979年結成という長いキャリアがありながら、その名を知った時にはすでに3人それぞれの活躍でイメージが出来上がっていて、それがどう合わさるのかうまく想像できず、シティボーイズという名前は私の中でずっと正体不明な感じだった。

でも最近ラーメンズに開眼したおかげで、ようやく箱の中身を見てみたくなったのです。面白かった。お笑いや演劇近辺のことはほとんど何も知らなくて、今まで目を向けてなかったことは悔やまれるけど、これから見たいものがたくさんあるのは嬉しい。

今回一番面白かったのは友人の展覧会に行く話と、自己破産の話。「普通にしててください」と言われた時のきたろうさんの反応が面白い。首がぐらぐらしてる。

それから鏡の中の自分に話しかける話。少女漫画とかでも鏡の中の自分に話しかけてるシーンはよく見るけど、実際そういうことしたことある人ってどのくらいいるんだろ。私は目をあわせるのもちょっと恥ずかしいです。

今月末からのライブ「メンタル3兄弟の恋」は5/4にWOWWOWで生中継するらしい。すごい。でもWOWWOW入ってないので友人に頼んでみようかな。

シティボーイズインタビュー

http://eee.eplus.co.jp/s/cbm05/

2005-04-10

[][] バッテリー3/あさのあつこ

バッテリー 3 (角川文庫)

積ん読もいい加減にしないといけない。次何読むかな、と思って今朝積んである山を探ってたらバッテリー文庫版3巻を発見してびっくり。買って読んだ気になってたんだった。

それで今日読みはじめたのですが、やっぱり面白くてあっという間に読了。

天才、原田巧のシンプルさに憧れつつ恐れる周囲、という関係性がとても面白い。正直言って、巧は主人公とは思えないほどのふてぶてしさだ。自分の才能を疑うことをせず、周囲に対して無関心でありながら、自己の才能が認められているであろうことにも疑いをもたない。

この巻での彼は、周囲との関係の中に少しづつあらたな感情を見いだしながら、しかし大きくは変化することはなく孤高の存在でありつづける。展西の去り際の台詞や、豪や海音寺の素直な感情にもとても共感できる部分は多いけれど、巧だけは簡単にそういった感情的な部分に相容れない。そこがもどかしくもあるんだけど、次第に読んでいるこちらもその強さをもっと見せつけてくれと思ってしまうところが、この物語の特別な点だと思う。

特にぐっと来た場面は、紅白戦で海音寺が巧をピッチャーに指名する所。

そして戸村先生の「原田は伸びますよ。いや伸ばしてみせます」という言葉を嬉しく思いつつ、これはもしかしたらなんだか怖い伏線なのかもしれないと思ってほんとに怖い。

この文庫本には書き下ろしの短編がついていて、そこには青波の視点から見た巧が描かれている。青波もいいこだしかわいいんだけど、母親との関わりなどを見ていると、どうしても巧に肩入れしてしまいたくなる。トトロのサツキとメイもそうだけど、末っ子のかわいいシーンとかを見るとお姉ちゃん&お兄ちゃんも見てあげて!と思ってしまう。まあ自分が長女だからだと思うけど。

とにかく、巧が壊れるとこは見たくない。続きを読むのが楽しみだけど、ちょっと怖い。

[] いせや

ichinics2005-04-10

吉祥寺で少々お花見。今日はすごい人出だった。こんなに混雑している吉祥寺ははじめてかも。井の頭公園でバイオリンを弾いていたお姉さんが「ユーモレスク」を弾いていて、それが桜にとてもよく似合っていた。池の上はスワンボートだらけで圧巻。日本人は桜が好きですね。私も好きだけど。

花見のついでに焼き鳥屋いせやに行く。井の頭公園側の方。とても古い建物でちょっとあやういけど、煙を逃がす為なのか吹き抜けになったその構造がかなりそそられる雰囲気で気に入ってます。沖縄の那覇のアーケード内にあった、一階が魚屋さんで2階で調理してくれるとことかにも近い感じ。こういうごちゃごちゃした庶民的な場所は逆柱いみりさんの漫画にも出てきそう。4℃好きな人の定番コースだったりもするのかな。しかし店内から桜を見るのはほぼ無理。

[] お祝い同窓会

吉祥寺の後、友人の結婚パーティへ行く。20代も後半となると、軒並み結婚話が増えるけれど、今回のパーティは籍を入れて一年以上経っているカップルだったので、まあまったり同窓会な雰囲気。

久しぶりの面子が多く、楽しかったのだけど、こういう面子だと絶対再会してしまう元彼にからまれて少々疲れる。けど、その他は学生時代と変わらずにのんびり話が出来て嬉しかった。

  *****

皆と話をしていて考えたことを少々メモ。

美術系の学校だったので、この年になると成功しだす人とあきらめてしまう人とに分かれはじめて、その辺は非常にデリケートな話題として取り上げられることになる。

例えば絵などを仕事にしようとした時に、ターニングポイントとなるのが、商用イラストでいくのか絵画でいくのかということだと思う。デザイナーとアーティストの違いと言ってもいいけど、要は自分の為に作るのかクライアントの為に作るのかというとこの境界線をひくのはとても難しい。

純文学とエンターテインメントの違いも、私はそこにあると思っている。もちろんどちらがより優れているかということではなく、要はモチベーションの問題なのだろう。ただ、今日の面子の中では最も名前が売れている人が、既に仕事を「選んで」いて、なんだかちょっと残念な気持ちになったのは、やはり「受けて」くれる人がいる限り、作品を作ろうという姿勢が見えなくなってしまったからだと思う。でもそうやって自分自身をプロデュースしていくこともきっと大切なんだろうな。その辺りは個人の価値観に依るべきところなのかもしれない。

それでも、やりたいことがあって、何かを完成させるということは、それだけで価値のあることだと思う。そしてそれを続けている人をみると嬉しくなる。不安になることは多いと思うけど、一生試行錯誤しててもいいと思うな。私もそうだろうし。青さ全開だけど。

2005-04-09

[] 岡田史子さんご逝去

たったいま、たけくまメモさんから知りました。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_21dd.html

漫画家の岡田史子さんが今月の3日にご逝去されていたとのこと。

はじめて「ガラス玉」を読んだ時は、この方がもう漫画家としての活動をほぼ停止なさってることが残念でたまらなかった。少女漫画の方向性を変えた人のひとりであり、岡田さんの作品の系譜というものは現在にまで続いていると思います。

私が岡田さんを知った頃にはすでにその作品を手に入れることは非常に難しくなっていたのだけれど、近年飛鳥新社から作品集が出版されたので、もしかしたらいつかは新作が、なんてこともあるかななんて思っていたのですが・・・。

とても残念です。謹んでご冥福をお祈りします。

[] 横尾忠則さんの「森羅万象」展

資生堂は、3月21日に発売した発毛促進剤「薬用アデノゲン」のテレビCMが、美術家・横尾忠則さんの作品と「類似している」と指摘されたことから、今月5日以降、CMの放映をやめた。

http://www.asahi.com/national/update/0407/TKY200504070223.html

昨日の夕刊で見たニュース。

横尾さんのY字路シリーズがとても好きで、2002年に現代美術館でやった展覧会にも見にいった。

なのでこのCMに似てると言われたインスタレーションも実物を見た。

確かに鏡でできた壁面と壁一面に写真が貼られているという点では資生堂のCMとも似てるといえば似てるんだけど、正直言って「この程度の類似で?」と思ってしまう。資生堂の方はどちらかというと人物写真の集合体というところがメインだったから、別にこのCMを見た時も横尾さんの作品を思い浮かべたりはしなかったのにな。と、ちょっと残念な気持ちになる。

こういう「作品」の著作権というか、模倣か模倣でないか、という判断はとても曖昧で難しいんだなということを改めて感じたニュースでした。

[][] 今年の目標

風の歌を聴け (講談社文庫)

テレビや映画などで欧米人のファミリーっぷりを見ていると、ときどき猛烈にうらやましくなる。

なんの番組だったか忘れちゃったけど、奥さんの力添えで数十年ぶりに父親と和解した男の人の話をちょっと前にテレビでやっていて、それまですごく仏頂面だった男の人が、泣きながら「アイラブユー」とか「アイムプラウドオブユー」とか言って、父親と抱き合ったりしているのを見て、すごくうらやましかった。

私は、人に向かって自分の感情を伝えようというとき、いつもなかなか上手くできない。照れ屋なのか、ただ単に素直じゃないのか、人前で泣いたり喜んだり好意を表明したりというのが少し苦手なのだ。

「尊敬してます」なら言える。でも好きとかいえない。面と向かってなければいくらでも言えるのに、いざ顔を見てみると言えない。この場合、異性の「好きなひと」とかいう話じゃなくて、友達だろうが家族だろうが同じで仲の良い人であるほどその傾向が強い。さらに受けるのも苦手で、友人から、なんというか「好意」みたいなのを改めて口にされると挙動不審になる。

このまえ結婚式のスピーチをしたときも、その辺のコンプレックスが顕著にでてて、結局感極まって泣いて終了。ふがいない。そういや、あがりすぎて新郎新婦入場で「おめでとう」と声かけるべきところで何故か「こんにちは」とか言ってたし。

そんなことを考えていて、ちょっと思いだしたのが「僕は・君たちが・好きだ」という村上春樹の「風の歌を聴け」にでてくるあのDJ(犬の漫才師)の台詞。このシーンはとても好きなシーンなんだけど、この部分を読み返してみて、自分がもしこのDJだったら、と考えてみると、きっとそんなこと思うだけで口にできないんだろうと思ったらちょっとうんざりした。それからぱらぱらとめくっていたら、ちぎった紙でしおりがしてあるところがあった。

「高校の終わり頃、僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。(中略)僕は自分が思っていることの半分しか語ることのできない人間になっていることを発見した」(文庫版P109)

すごい恥ずかしいけど、多分ここにしおりを挟んだのはこの言葉のせいだと思う。最後にこれを読んだのはいつだったか忘れたけど、そういう間違ったクールさを目指すなよ自分という感じだったんだろうな。まったく成長してない自分。

いくら苦手でも、やっぱり口に出して言うってことが大事な場面もあると思うので、今さらながら今年の目標は「思ったことを口にだす」ということにしよう。と思ったとたんに気がめいってきた。

いっそのこと欧米人になって、会うたんびに軽く抱き合ったり、ラブとかプラウドとか臆面も無く口にできる体質を手に入れたい。

[] 筋肉のテレビをみる

居間で晩ご飯を食べてたら、母親がテレビをみながらキャーキャー言ってるのでついつられて見始める。TBSのやつ。ボビー・オロゴンさんに母さんバカうけ。「オメータイシタコトネーナー」とか相変わらず身もフタもない台詞を繰り出しまくっているオロゴンさんに苦笑しつつ、腕立てみたいなやつで頑張ってるオロゴンさんを母とともに応援してみたり。ワッキーって何の人だっけとか言いながらも、素直にすごいなと思ったり。韓流スターの人(名前忘れた)の少女漫画みたいな爽やかさにも感心したり。

皆さんすごいね。運動音痴な私にはうらやましい。

2005-04-08

[][] 雪のひとひら/ポール・ギャリコ

雪のひとひら (新潮文庫)

最近ブクオフにて単行本を購入したので読み直す。

あーなんか私じゅんすいじゃなくなってしまったなぁという感想です。

このお話は空から降ってきた「雪のひとひら」の視点から、「ひとりの女性の一生」をシンプルに描いたもの。とてもきれいな、ほんとに雪のひとひらのようなしんとしたお話で、初めて読んだのは10年位前だけど、けっこう印象に残っていた。

でも、今日改めて読んでみると、雪のひとひらはやがて水となるんですが、まあ水だけに流されていく人生で、何かに抗うというシーンはほとんどない。そのあたりにひっかかっちゃうようになってました。抗いたがりに成長しちゃったんだな。たぶん。

しかしラストシーンの、ある種の「悟り」を開くシーンは初めて読んだ時と変わらずに、訴えかけてくるものがあります。

[] Mixiのことなど

吉村智樹さんのブログを読んでちょっとびっくりしたので、今まで書こうと思ってうまく書けなかったことを書いてみる。

まぁ、Mixiの話なんですが、私はあれ全然機能させられてません。なんでかといえば、やっぱり招待してくれた友人はリアルの友人だし、ミクシに繋ぐよりメールしちゃった方が早いから。上にあげた吉村智樹さんのように有名な方で仕事とかに使ったりとかがあると全然違うんだと思いますが、私がMixiを使い続けてるのはただたんに地方在住の友人との連絡手段としてのみになってしまってます。やっぱり直接会う機会が少ない友人と、メールするほどでもないんだよな・・・というときにミクシ日記は便利。でもミクシーに繋ぐのはせいぜい3日に一度くらいになってしまった。

そこにいる友人達のことは好きでも、私はやはりあそこに窮屈さを感じてしまう。

まず、日記を書く気になれない。こういう、コミュニティ作った上での日記サービスはいくつか使ったことあるけど、匿名(固定ハンドル)だったからジャンルを選ばずにかけた。でもMixiでは、そこにいる友達にあわせて言える話と言うのにためらう話がある。それは直接会ってる時も同様。全部の趣味をオープンにしてる友達なんてほとんどいない。隠してるっていうんじゃなく、興味ないだろうから話さないだけなんだけど。

それから、私の(主にMixi内にいる)リアル友達達は、ネットコミュニケーション(というかネット上で何かに参加すること)ってやつにほとんど興味ない人たちで、たとえば「はてな」と言っても「?」としか変換されない感じ6割、はてなダイアリーまで知ってたとしても、そこで何か書くということ自体に「なんかかわってるよねー」といった感じ2割、「めんどくさい&ネットに繋ぐ時間と金がない」が残り2割。まあそのことは別に良くて、むしろそういう人向けにミクシはあるんだと思う。でもとにかく私を含めめちゃくちゃ閉じた使い方をしている。ので吉村さんのブログにあげられてたようなネットホストとかいうのもさっぱり実感がわきません。だいたいマイミクのマイミクとすら、やりとりはない状態。だから見知らぬ誰かとのやりとりなんてのも発生しない。

驚くのは、それくらい閉じた空間で知ってる友達しかいないのに、私の友人にも「はまってるひとがいる」いうこと。ネット上にいろいろ知り合いがいる人なら分かる。でも今までチャットはもちろん掲示板のかきこみすらしたことが無かった様な友人が、「仕事中もミクシー繋ぎっぱなしで」とか「俺ミクシー依存症だわ」なんて言って、足あと気にして顔写真とか本名とかもバーンとのっけてたりするの見るとほんとにびっくりしてしまったりする。でもそういう友達に上にあげた吉村智樹さんの記事を「こんな例もあるよ」、と言って見せたりしたら、過剰にびびりそうな気もする。んで、いきなり「ネットって怖いね」って結論にされてしまいそうでこわい。

ってなんかいつのまにか書きたかったことと違う話になっちゃった気がするけどまあいいや。

ちなみに上のブログの話はこちらで知りました。

2005-04-07

[][] カウボーイビバップのサントラ

COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1

渡辺信一郎監督のハードボイルドSFアニメーション「カウボーイビバップ」は兄弟の影響もあって、ずっと好きなアニメ。近作のサムライチャンプルーにしろナベシン監督の音楽センスには定評があり、そこが好きって言う人もきっと多いと思う。

ビバップ各話のタイトルにも、そのこだわりの一端が見え、ざっと思いだせるだけでも「ホンキィ・トンク・ウィメン」「悪魔を憐れむ歌」「スピーク・ライク・ア・チャイルド」など、ストーンズやジャズ近辺からの言葉が目立ってほくそえんでしまう。あとキャラクターにもアントニオ&カルロス&ジョビンなんてのやグレンとグールドなんてのもいて、にやにやしてしまう。そういう意味ではジョジョっぽい。ジョジョは4部まではほぼプログレ(主にピンクフロイド)近辺の言葉が選ばれてるのもツボです。クレイジーダイヤモンド(シド・バレットを称した言葉)なんてかっこよすぎる。でもこういう話をしはじめると、たいがいうざったがられる。

ビバップのサントラは「BEBOP」と冠しているだけあってジャズを中心にしたかっこいい名曲ぞろい。最初に買ったのサントラが、このジャケットがいかにもブルーノートっぽい「OST 1」でした。レコード店で働いてたとき、ちょっとこのサントラをかけてみたら、常連のジャズ好きのおじさん達の食い付きも良かったです。このアルバムで特に好きなのは「PIANO BLACK」と「The EGG and I」。音楽を手掛けている菅野よう子さんはほんとマルチな才能を持ったすごい人だと思います。

Speak Like a Child

ところで、このアルバムには「WALTZ for ZIZI」という曲が入っています。ワルツ・フォーときたらやっぱりデビーと続けたくなる.(Waltz for Debby/Bill Evans)ところが何故ジジなのか、というのを蛇足なのを承知で書いてみると、先ほどあげた「Speak Like A Child」のジャケット写真はハービーと当時の婚約者ジジ・メイグスナーを映したもので、このジジという名前からなのではないかと思ったりしてます。

「Speak Like A Child」はハービーのアルバムの中では一番好き。このアルバムや先ほどのビル・エヴァンスなど、ジャズは基本的にピアノトリオかピアノソロばかりを聞いていたのですが(多分ピアノならってたからだとおもう)、このビバップのアルバムのおかげでホーンも良いなあと思うようになりました。

ちなみに、なんで今日これを書いているかといえば、妹がサントラBOXを借りてきてくれたのでそれを聞いてるからです。4枚もあるんだよ。すごいな。

[] おやつカンパニー

「カラカリ/チキン味」
これは一体なんなんだろう。食べてる間ずっと不思議気分。ポテトじゃないし、材料に「えび」って文字も見えるけどえびせんじゃないし、ベビースターでもない。強いて言うなら「ポテコ」の食感で、ポテトじゃない感じ? 味はベビースターのチキン味。ちなみにピーナッツも入っていますが、ほんのちょこっとです。10粒ないくらい。
「おとなのラーメン/だし醤油味」
このシリーズは最初出たときちょっとだけはまりました。まあおいしいし、なにより手がよごれないし食べやすい。正直ドデカイラーメンは嫌いだけど、あれとは全然違う食感。けど新作リリースされすぎで、しかもそんなに代わり映えしないとこに飽きてきた。
「ラーメンおつまみ」
私がおやつカンパニー商品の中で一番好きなのはこれ。ふつうよりちょっとピリ辛なベビースターにピーナッツが混ざってるんだけど、食感がすべてだったりする私にはこのポリポリした感じがたまりません。買うお菓子に迷った時はこれ買うことが多いです。

[] さくら

ichinics2005-04-07

今日はとても暖かかった。なので昼に近所の公園までお花見に行く。

昨日までは、五分咲きって程度だったのに、この暖かさで一気に開いたみたい。今週末にお花見会があるので丁度いい日頃でうれしい。

公園ではおじいさんが熱心に写真をとりまくっていた。なのでつい自分も一枚、携帯でとってみる。くもり空のせいかあんまり映えない。けど、そろそろお蔵入りしている一眼レフとかホルガとかを出してみようかなと思う。冬は駄目です。基本的になにも出来ない。はやくこのまま夏までいっちゃってほしい。

1人で残業してたら、いつのまにか寝てしまっていた。春眠暁をなんとかっていうけど、つまりもう本気で春ってことですね、と思って急いで帰る。

2005-04-06

[][] 2005本屋大賞発表

1位 『夜のピクニック』 恩田陸 【新潮社】 374点

2位 『明日の記憶』 荻原浩 【光文社】 302点

3位 『家守綺譚』 梨木香歩新潮社】 274点

4位 『袋小路の男』 絲山秋子講談社】 185点

5位 『チルドレン』 伊坂幸太郎講談社】 155点

6位 『対岸の彼女』 角田光代 【文藝春秋】 153点

7位 『犯人に告ぐ』 雫井脩介 【双葉社】 138点

8位 『黄金旅風』 飯嶋和一 【小学館】 102点

9位 『私が語りはじめた彼は』 三浦しをん新潮社】 92点

10位 『そのときは彼によろしく』 市川拓司 【小学館】 74点

http://www.hontai.jp/ より

ノミネート時のメモに書いた伊坂さん受賞、は叶わなかったけど、『夜のピクニック』の大賞には大賛成。

でも惜しいのは荻原浩さん。とても良い作家さんなのにいまひとつ知名度が低い気がするので、この機会にブレイクしてほしかった。でも2位ってところに書店員さんたちの眼力を感じます。

梨木さんの『家守綺憚』はまだ読んでないんですが・・・「西の魔女が死んだ」は大好きだったんだけど、「りかさん」がちょっと苦手でタイトルからして、どちらかというと「りかさん」寄りかなと思っていたんだけど読むことにします。

【追記】読みました→http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050627/p1

[] 思いだした好きな曲

ビッグ・ダディ

今日仕事中にネットラジオを聞いてて、突然かかった曲で思いだした。その時かかってたのはビッグ・オーディオ・ダイナマイトの「RUSH」って曲だったのですが、私が思いだしたのは、RUFUS WAINWRIGHTの「インスタント・プレジャー」という曲。この曲が大好きだった私は、一時期店(当時勤務してたCD屋)で聞きまくってたんだった。ガンズ好きな先輩がシェリル・クロウのカバー(スウィート・チャイルド・オブ・マイン)からかけようとするんだけど、私はルーファスから聞きたくて、1曲目からいきなり9曲目に飛ばしたりとか勝手なことしてたのを思いだして懐かしくなる。今思えばゆるい店だった。で、ルーファスからながしっぱなしになると、その「RUSH」って曲がかかって、私はその曲があんまり好きじゃなかったので、そこからまた9曲目に戻ったりとかしてたんでした。

これらはすべて「ビッグ・ダディ」という映画のサントラの話です。

ああ、思いだして良かった。たしかルーファスのこの曲はアルバムとかに入ってないはずなので、ルーファス好きで未聴の方がいたらぜひ。名曲です。私が好きなルーファスの曲はすべて歌いだし、イントロが印象的で、それはもうファーストアルバムの1曲目を聴いてぐっときたかたなら分かっていただけるんじゃないかと思います。

  *****

Attempted Mustache

ちなみにルーファスのお父さんのLOUDON WAINWRIGHT IIIのアルバムも愛聴してます。「UNREQUITED」というアルバムでルーファスについて歌っているのも有名(たぶん)。特に好きなアルバム、というかアルバムジャケットはこれ→。Bob Johnstonがプロデュースした一枚で、とてもゆるくてここちよい感じの音楽です。たしかナッシュビルでの録音だったと思うのですが、このへんの音楽は私にとってまだまだ未開拓。年表とか分布図とかをいつか頭にいれてみたい。だけどもうレコードには手を出したくない(サイケ〜ソフトロックでこりた)ので、まったりと発見していきたい分野です。

[][] DEATH NOTE 6巻

DEATH NOTE (6) (ジャンプ・コミックス)

えー、例の噂のシーンは未収録なのか。がっくり。まだ何が起こったのか知らないんですが、7巻発売は7月だって。長いなー。

↓7巻の内容について↓

7巻については、まあとにかくミサがかわいいです。で、とりあえず驚いておかなきゃいけないだろうな、というのがレムが「メス」という発言。死神には性別があったのか。しかしレムがライトに肩入れしたくなる、というとこの動機がいまいち弱い気がするんだけど、この辺は後にフォローがあるんだろうか。ちょっと疑問。「記憶がある/ない」ということでかなり話がこんがらがっていますが、2人が仮に記憶を取り戻す展開になるとして、どういう風になっていくのか、もうよくわからない。

ヨツバに関しては、けっこう意外な人がキラだった。けど、ライトと対凡人(俗物)という格差は滲み出てる。ただ、そのわかりやすさが今までの展開の中から少し浮いてる気もした。

とにかく7巻に期待だ。

(1〜5巻の感想)

[] コーヒールール

ichinics2005-04-06

一日5杯以上は飲むコーヒー。最近はめっきり紙フィルターでマンデリン一辺倒なのですが、この前地元のコーヒー屋で初めて「ネルフィルター」なるものの効用を知った。豆の脂肪分をとりのぞく割合が紙よりも少ないということらしい。だからネルフィルターでドリップした方がまろやかな味になるんだって。言われてみれば私でもわかるくらいの差がある。いいかも。使い込んでみたいかも。でも、とりあえずはまだ紙でいいや、と思って買わずに帰る。前にクウネルで見た「自分で豆から煎る」ってのにもあこがれてるんだけどな。

  *****

自分で入れるコーヒーも好きだけど、そうやって濃いのばかり飲んでいるとたまに飲みたくなるのがマック(もしくはマクド)やドトールのアメリカンなコーヒー

マックのレジで困るのが「ミルクとお砂糖は」と聞かれて「ミルクだけで、マドラーもいらないです」と言いたいのに、だいたい「マドラー」の所は聞き逃されて、結局ミルクとマドラーをもらうはめになるということ。ドトールでも同じで、スプーンいらないのに、いらないっていう暇がない。

なぜマドラーがいらないかというと、私がマックコーヒーを飲む際の自分ルールが、3分の2まではブラックで飲んで、残り3分1にミルクを投入して飲むから、もう混ぜなくても傾ければ混ざっちゃうからです。  

ミルクをもらうか、マドラーとスプーンをもらっちゃうか。まあどうでもいい話なんだけど。そして写真も関係ないんだけど。

2005-04-05

[][] 008皇帝ミッション(asin:B00005FX14

ichinics2005-04-05


全部見てみようチャウ・シンチーシリーズと言うことでまずはこれ。チャウ・シンチーさんが監督脚本主演を勤める「0061・北京より愛をこめて!?」に続く、007シリーズトリビュートなスパイ・アクション・コメディ。

オープニングが先日見た「決戦紫禁城」の原作*1のパロディということを聞いたので、丁度良いじゃんと思って借りてきました。他にもいろいろパロディをやってる部分はあるんだろうけど、よく分からない、けどとっても面白かったです!! お話は二本立てのような構成なんだけど、とにかく笑える。チャウさん演じる008は発明家という設定なので人間タケコプターとか口から爆弾とかいろんなバカ発明をする。そんな彼とカリーナ・ラウとのバカップル(夫妻)ぶりもうける。なるほど、ダンナ(いないけど)と喧嘩になったら「ねぇ、おなかすいてない?」と聞いてみるのが良いのだなと学習した。多分に似てないって言われると思うけど、この映画のカリーナ・ラウさんは竹内結子さんに似ていると思った。かわいいです。

一番笑ったのはかつてのティモテCMみたいに必死で髪を振るチャウさん&ロー・カーインさん(多分。新ポリスストーリーにも出てた人だと思う)でした。ちなみにティモテCMなんて覚えてる人は20代後半からだと思うけど、金髪のお姉さんがティモテーェって歌にあわせて髪の毛を振るシャンプーのCMです。

[] 4/18ビッグコミックスピリッツ

新連載「CAとお呼びっ!」
ここはまるでフィールヤングかと思う。女性向けな雰囲気&ノリ。今回の話のラストはスカッとするけど、男子が読んだらどうなんだろうと思う。冒頭の「気持ちE(by沖ヒロ)」という言葉で、昔RCのファンと沖田浩之ファンがもめたとかもめないとかいう話を読んだことがあるなーと思いだし、ちょっと調べたら竹の子族の時代だって。きっとこの作者もそのくらいの年代なんだろう、と思った。
20世紀少年
いい話。ユキジさん好きだ。
団地ともお
グローバルな熱海君も好きだ。

[][] 思いだせなかったマンガがあるということを思いだした

かなり前、漫戦スピリッツか新僧に掲載されてたと思うんだけど、「ゴミ捨て場のようなところで小学生がかくれんぼをしていて、自分だけおいてけぼりにされる・・・という主人公は実は死んでいる」、という話がかなり印象に残っている。覚えているのは、ペンネームについてブルーハーツ好きなのかなと思ったことだけ。

いろいろな検索方法で調べてみたけど、井田ヒロトさんと真島ヒロさんくらいしか名前でブルーハーツっぽい人は見つからない。絵柄はたしか武富智さんみたいな感じだったと思うんだけど・・・。なにかを決定的に勘違いしてるのかも。

うー気になる。こういうとき過去読んだ漫画、とくに雑誌関連はメモとっておけば良かったと思ったりする。

[][] 情熱大陸鈴木成一

隣人透明人間の納屋 (ミステリーランド)

昨夜友人から電話をもらって、「情熱大陸」を途中から見る。好きな装幀家のひとり、鈴木成一さんの特集fでした。私の中では勝手に祖父江慎さんと対極にあり、なおかつ現在の書籍装幀の二大巨頭、というイメージがあります。

途中からしか見れなかったんだけど、とにかくあの仕事ぶりはすごいなと思う。尊敬します。

書籍の装幀を主としているデザイナーの方というのは実はそんなに多くないと思うのですが、その中でさらに版面のデザインまでトータルに同じデザイナーが手掛けるというのも、ちょっと贅沢な予算がある書籍だけの話なのではないでしょうか。(DTPをちょこっとやったことがある程度なのであまり良く知らないけど)

村上龍さんの作品のほとんどを手掛けているというのはこの番組で初めて知って、なるほど、という感じだったのですが、上の理由からも村上龍さんはとても恵まれた作家さんなんだなあと思いました。もちろん、それだけの活躍をされている方だからこそ、なのですが。

鈴木さんの一番の特徴はやはり文字の使い方だと思うので、番組内でそのこだわりの一端を見ることが出来て、その先にあの洗練された(けっしてくどくはない)デザインがあるんだなあと実感しました。

今思いだせる中で鈴木成一さんらしい装幀、というと重松清さんの「隣人」かな。シンプルなんだけど、インパクトがある。他にも好きなのがあったんだけど、いまいち確証もてないのが多い。ネット書店ではぜひ装幀家の名前も詳細に入れて欲しいです。鈴木さんは森博嗣さんの作品も多く手掛けているけど、そちらはちょっとお金かけてる感じの装幀が多いかな。

情熱大陸」には祖父江慎さん特集もやって欲しいです。祖父江さんといえば最近は講談社のミステリーランドシリーズ。箱ついてたりするのは最近では祖父江さん節に思えてきました。「寺田克也全部」とかも箱付きだし。あと雑誌だとIKKIなんかも祖父江さんで、くどいといえばくどいけど、手掛けるもののクオリティはとても高いと思います。

ちなみにミステリーランドシリーズはいくつか読みましたが、画像の「透明人間の納屋」以外はいまいちものたりないのが多い気がする。子供向けなのか、大人向けなのかいまひとつわからない。

*1:原作タイトルは決戦前後

2005-04-04

[][] 象の消滅/村上春樹

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991

この本を読んでいくつか新しい事実を知った。まずこの短編集の編集者はレイモンド・カーヴァーの担当編集者でもあったということ。そして村上春樹が「ニューヨーカー」に翻訳された作品を掲載された最初の日本人作家であったということ。「中国行きのスロウ・ボート」は村上春樹にとって「初めて書いた短編小説であった」ということ。

既に読んだことのある作品ばかり、とはいえ、いつものように改稿も加えられている。今回の場合は「レーダーホーゼン」が米国版から新たに(自ら)翻訳しなおしたもの。改稿ありだし、装幀も美しいし、買うことはためらわなかった。が、ためらわなかった理由はもう1つある。村上春樹が初めて「ニューヨーカー」の文芸部門のヘッド(編集長ということだろう)を訪ねた時、彼の書棚に「細雪」が3冊あることに気付いた村上春樹が、その意味について尋ねた際、かれはこう答えたと言う。

「その質問される度に、私はこの小説の素晴らしさについて語り、一冊進呈することができるわけだ」

という部分を立ち読みで読んで、私も3冊買いはしないけれど、もし「村上春樹の小説を読んだことが無い、けど読んでみたい」と思ってる人がいたら、この本を進呈してみようかなと思って買うことにした。

この本に収められている作品は好きなものが多い。今まであまり好きではなかった「緑色の獣」も、このような流れで読むと、アクセントになる作品だなと思った。

1つ気になったのは「納屋を焼く」。版面デザインの問題だと思うけど、「あのひとこと」は左ページの左下にある新潮文庫版が一番良い。ページの中央にあってはあの不吉な感じが台無しだと思う。

[][] 朝日新聞手塚治虫文化賞

「マンガ大賞」最終選考ノミネート作品

『水鏡綺譚』
近藤ようこ青林工藝舎
団地ともお
小田扉小学館
のだめカンタービレ
二ノ宮知子講談社
ヒストリエ
岩明均講談社
百鬼夜行抄
今 市子(朝日ソノラマ
PLUTO(プルートウ)』
浦沢直樹手塚治虫小学館):長崎尚志プロデュース:監修/手塚眞:協力/手塚プロダクション
舞姫テレプシコーラ
山岸凉子メディアファクトリー
『夕凪の街 桜の国』
こうの史代双葉社
『リアル』
井上雄彦集英社

結果は5月上旬発表とのこと。足りないものもある気がするけど、ノミネート作には異論なしです。

あえてこの中で大賞を予想してみる。けど迷うなぁ。

俗っぽく予想

近藤さんもいいけど「これ」じゃなくてもいい気がするし、浦沢さん、井上雄彦さんはもうすでにこの賞を受賞されたことがある。「ともお」は面白いけど、小田扉さんはあえて「ともお」で受賞歴をつくらなくてもいい人な気がする。「のだめ」「テレプシコーラ」「百鬼夜行抄」はとても面白いし良質な作品だけどかなりの巻数がすでに出ているので今さらに思える。「夕凪の街 桜の国」が順当だとも思うけど、文化庁も受賞していて、去年岡崎京子で文化庁と被ったこともあるから、連載再開で勢いのある「ヒストリエ」かな。すごく面白いし。

でも「手塚治虫」と冠してるので『PLUTO(プルートウ)』ってのも手前味噌でいいかもしれない。

「マンガ文化の健全な発展に寄与すること」っていうこの賞の目的に沿って考えてみる

メッセージとして発信すること自体に意義のある作品として考えると、群を抜いているのが『夕凪の街 桜の国』と『リアル』だと思う。漫画という表現手段を使うことで、わだかまりなく、普段考えずにいることを考えさせてくれる。また『PLUTO(プルートウ)』は過去の名作リミックスを高いクオリティで生み出すと言う斬新なこころみだと思う。COMIC CUEの第2号の特集「カバーバージョン」を思いだした。夢の企画が実現! という感激がある。

でも個人的に上記の作品の中で一番を選ぶならやっぱり「ヒストリエ」。岩明均さんの作品はいつも正論とか常識とかではなく、こわいなと思うところも含めて本当に人間て面白いなと思わせてくれる。

[] 結婚式に出席する

ichinics2005-04-04

今日は、友人の結婚式に出席した。新婦は私にとっては最も親しい友人の1人で、新郎もまた私の友人であるだけにとても嬉しい日になった。

式場は江ノ島の近く。一緒に出席する友人とともにあれこれ話をしながら、会場へとむかう。藤沢から江の電に乗って、開けた先に海が見えた時、雨という予報が外れたことを喜びあう。

式は海の見える場所で行われた。鳶が透き通った青空を飛び交っている。新郎新婦が入場した時点で、私たちはもう既に泣けてしまって、気の早い自分達に苦笑しつつも、食い入るように新郎新婦の一挙手一投足を見逃すまいと身を乗り出していた。式の後、いつもと変わらぬ調子の2人に「泣くのはやすぎるよ」と笑われた。いい一日だった。

2005-04-03

[][] 角田光代/庭の桜、隣の犬

庭の桜、隣の犬

30代の子供の居ない夫婦それぞれの視点から描く物語。妻の房子は駅の名前をずらずらと記憶出来るような、かつての天才少女。夫の宗二は「ビジョン」を追い求めている会社員。物語は、ある日宗二が会社の近くに四畳半のアパートを借りる、と言い出す所から始まる。

夫婦って何だろう?愛でもなく嫉妬でもなく、何かもっと厄介なものを抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう?(帯より)

角田光代さんの小説は最近でた数作以外はほぼ全て読んでいる。ただ、私にとっては「大好き」と公言し辛い作家さんでもある。それはなぜかといえば、角田さんの描く主人公たちに自分と近いものを見つけて、痛い気分になるからだ。しかしそこがまた、角田さんの本を読みたくなる理由でもある。

角田さんの小説には大きく分けて三つのパターンがあると思う。

  • バックパッカーもの…「みどりの月」など
  • 20代後半(ほぼ女性フリーター)のモラトリアムな主人公もの…「エコノミカルパレス」など
  • 家族の風景…「空中庭園」など

1→2→3という順番に近い空気を持っていて、今回の「庭の桜、隣の犬」は2と3の中間に位置する作品だと思います。

しかしそれはあくまでも主人公の立場としての分類であって、角田さんの描くすべての物語に共通する題材は「日常の中に紛れ込んだ異物」なのだと思う。それは人物だったり出来事だったり言葉だったり新しい習慣だったりするのだが、今回の場合は「夫がアパートを借りる」「変な女につきまとわれる」というのが双方に生じた異物だった。あらすじとしては、その異物によって、日常にさざ波が起こり、その波紋に寄って今まで目を逸らしていた「問題」がクリアに映し出されていく、という過程の物語。そのような異物へのクローズアップの仕方については角田さんは素晴らしく上手い。

年代とともに(たぶん角田さん自身の)主人公となる女性の年齢もあがってきて、かつても夫婦ものはあったけれど、今回ほど、乾いた夫婦像をリアルに感じたことは無かったように思う。

特に印象に残ったシーンは、ラスト近く、

「まだ錯覚していたかった。(中略)ゼロに数字が積み重なっていくのを房子は感じていたかった」p253より

という台詞。

この台詞に共感出来る、と言いたくないところが「角田光代が好き」と公言し辛い理由であって、このような台詞にどこか共感してしまう自分がいるからこそ読みたくなるんだなーと思う。

そして最後の章「家族写真」。ここまで読んで、経験を積み重ねていくことによって、だんだんと新鮮さは薄れていって、やがて気持ちを揺り動かされるという機会も減っていっちゃうんじゃないか? そして実際減っていないか? という漠然とした恐怖を感じると共に、でもそれは乗り越えられるかもしれない、ということを考えた。みっともなくてもからっぽでも、あきらめないという選択肢は希望だと思う。

[] 角田光代さんについて

空中庭園あしたはうんと遠くへいこう学校の青空

ちなみに私が読んだ中で特に面白かった角田光代さんの本は「空中庭園」「学校の青空」「あしたはうんと遠くへいこう」です。

「空中庭園」
豊田利晃監督により映画化され、今年の秋公開予定だそう。楽しみだ。
「学校の青空」
角田さんの中では初期の作品で、珍しい10代の学校もの。女の子特有の「いじめ連鎖」の話がとてもリアルで山田詠美の「風葬の教室」や桐野夏生「リアルワールド」にも近い感じ。
「あしたはうんと遠くへいこう」
幸せになることを夢見る女子の15年を連作で描いたもの。特筆すべきは彼女の音楽遍歴。好きになる男が変わる度に聴く音楽も変遷していくところがとても面白い。高校時代にパステルズとか聴いて、パンクとかガレージ系通ってカーディガンズとか果てはエンヤまでってチョイスが、主人公の男運の悪さとあいまって、とてもリアルに選出されていると思う。

2005-04-02

[][] サマソニ追加

サマーソニック出演者・第三弾発表

BLOC PARTYDEATH CAB FOR CUTIE電気グルーヴ×スチャダラパー

ELLEGARDENPUFFY AMIYUMI/STRAIGHTENER

おーすごーい。電気×スチャなんて10年前ならエイプリルフールかと思う様な夢の組み合わせ。スチャは2年連続サマソニ出演ですね。

デビュー当時はよくお互いに間違えられた、とかスチャが電気のラジオに出演した時に話してたのを覚えてます。そん時か別の回に卓球さんが「今年消えるバンド第一位は!シャ乱Q!」なんて言ってたのも懐かしい。10年以上前だけど。

電気グルーヴ×スチャダラパー期間限定オフィシャルサイトなんてのもあるのか。アルバム楽しみだ。

それからBLOC PARTYDEATH CAB FOR CUTIEも楽しみ。Puffy(←変換ででてびびる。ことえりだけに無駄な気のきき方)も2回目ですね。アニメ絡み? 前のときちらっと見たけどブルーハーツの「人にやさしく」でもりあがってたなーという思い出。

[] ベビースターラーメン

エースコックいか焼そば味」と「エースコック豚キムチ味」が新発売。井出商店や大勝軒に続きコラボ特集なんでしょうか。私はエースコックのいか焼そばと豚キムチを食べたこと無いので味の再現はどうなのかよく分からないけど、まあキムチ味とソース味でした。相変わらずおいしいけど、最近の4種類の中では、大勝軒→豚キムチ→井出商店→いか焼そばの順番で好きです。

ついでにローソン限定(たぶん)サワークリームオニオン味のポテトチップスも血迷って購入。オリゴ糖食物繊維ヨーグルトパウダーが入ってる健康志向のポテトチップらしい。ポテトチップスで健康になろうとは思ってないけどな。サワークリームオニオン味が好きなので買ってみた。

[] 金曜はやっぱり飲む

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伊勢丹に寄って結婚式用といいつつプライベート用のアクセサリーを購入し、その後飲みに行く。

新宿のゴールデン街よりもっと先のとこに一杯500円の飲み屋があって、なんか新宿っぽくないわりと落ち着ける店で、冬場はストーブ出てたりなんかするのも好きで、わりと良く行く。んで今日も行く。金曜なのにめずらしく空いていた。今日ってなんかあったのかな?

連れにやせたねーと連呼されるが、最近やせたと言われても自分の体力が落ちてるのを痛感するだけで、うれしいとは思えなくなってきた。だいたい女子は基本的にやせるというキーワードに過剰反応しすぎだと思う。私は筋肉をつけたい。少しでいいから、二の腕に力こぶとかつくってみたい。

そんな話をしつつ、いつものようにレッドアイからのんでジントニジントニコロナジントニみたいなペースで飲み続ける。連れが隣の席のイギリス人に絡みはじめるのをやんわり止めつつ、私はいつものようにほぼ素面。食べ物はほぼ無い(ミックスナッツとかしかない)ので、おなかがすいて帰ることにする。

[] エイプリルフール

ってことをすっかり忘れてた私に日付を思いださせてくれたのがこれでした。

ジャイロ・ツェペリの声はあの「ジャイアン」!? 『スティール・ボール・ラン 1st.STAGE』TVアニメ化!!@JOJO)

嘘で良かった様な、ちょっと見てみたかった様な複雑な気分。

2005-04-01

[][] アップルシード、再映画化?

ジョン・ウー監督が31日に会見し、士郎正宗原作「アップルシード」の3Dアニメ化のプロデュースを手がけると発表。映画版とテレビ版26話を平行して製作し、06年夏から随時公開する予定とのこと。

http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/cinema/news/20050401k0000m040081000c.html

どういうことなんだろう。監督は2004年に公開された版と同じく荒牧伸志さんらしいんですが、続編ってことなの? そして会場には木村佳乃も駆け付けたそうですが、なぜ木村佳乃

APPLESEED [DVD]

画像の2004年版も私はかなり好きだった。フル3DCGってどうなんだろ、と思っていたけど、人物に多少の違和感はあるものの、メカの描写やアクションはかなり理想の動きに近かった気がする。見てて爽快だった。音楽も良くて、特にベースメントジャックスの挿入歌が気に入って、今も目覚ましに使ってるくらい。人物描写に関しても、3DCGをそのまま、じゃなくてセルアニメのタッチを残してるとこが新しかった。まあ、アニメキャラが、モーションキャプチャによってものすごく生々しい動きをするってのに若干の気持ち悪さはあったけれど。

なのでジョン・ウーが気になります。

 *****

【追記】

いろいろ見てみたら、公開前から続編の製作は決定してたみたいですね。知らなかった。まあデータ量も多そうだから、そのほうが経済的なのかなとも思う。一作目のプロデュースをしていた曽利文彦さんははずれるのかな? 

[] 「good day house」/asin:B0007V77YO

ichinics2005-04-01

2002年8月・東京天王洲アートスフィア、9月・大阪シアタードラマシティにて上演された、ラーメンズ小林賢太郎プロデュース公演処女作。

“good day house”というビルを舞台に各階の住人たちの人間模様が描かれる。

【作・演出・出演】小林賢太郎

【出演】片桐仁/小松和重(サモ・アリナンズ)/平田敦子/犬飼若浩/西田征史(鼻ギター)/室岡悟/森谷ふみ

ビデオにて鑑賞。小林賢太郎さんのプロデュース公演を見るのはこれがはじめてです。

「零の箱式」を見た時に、”2人以上”で繰り広げられる舞台を初めて見てとても新鮮だったのですが、この作品で、初めてラーメンズが舞台上に居ない瞬間のある「小林賢太郎ワールド」を見ることができました。

構成としては「CLASSIC」に近く、1つのビルの中の各フロアを舞台として、片桐さん演じるカタクリ工務店の内装屋さんが物語を繋いで行く感じ。いつの間にか物語がつながり、全体を包括する、という過程はまさに小林賢太郎節だ、という感動がありました。しみじみ上手い。個人的にはサモ・アリナンズの小松さんが出演されている2階とラーメンズの2人で演じる3階の話が面白かったです。

特に3階の物語のラストには驚かされた。思わずテレビ画面にむかって「すげぇー」と叫んでしまったくらい。

ただ、ちょっと各役者の演義の温度差のようなものに気をとられてしまったのが残念。特に最初がついていけなかった。初見の役者さんも多かったせいか、その演義に慣れた頃に次のお話に行ってしまうような。だから舞台上に片桐さんがいるととても安心できた。

例えば、複数人数のいる(ラーメンズ単独公演以外の)舞台という意味では「ライブ君の席」がとても面白くてお話としても笑いとしても贅沢に楽しませてもらった! お腹いっぱい! という感じがあったのですが、この「good day house」では物語と笑いのどちらに焦点をあてて見ればいいのか少しためらってしまった感じ。しかし、最後まで見てしまえば「楽しかった!」と言える作品でした。

なんかちょっと贅沢になってしまったのかな。ラーメンズを知らずに見ていたら、もっと感動していたかもしれない。

*****

余談。一階の時タミコが連呼していた「はるか17歳」ってのを聞いて、今モーニングでやってる「はるか17」の作者はこの舞台を見たのかなとちょっと思う。ちょっとだけ。

[] ニットキャップマン

短くも美しく燃え〜ムーンライダーズ・ベスト1995-1996

なんか突然「ニットキャップマン」が聴きたくなってファンハウス時代のベスト「短くも美しく燃え」を聴く。「ニットキャップマン」はカラオケでの友人の十八番なんだけど、その友人が歌うと「無能の人」を思いだします。大好きな矢野顕子さんも参加している名曲。一曲で一冊本読んだ感じ。

ムーンライダーズといえば今年の5月でる3年ぶりの新譜「P.w Babies Paperback 」も楽しみ。

近年では今敏監督の「東京ゴッドファーザーズ」の音楽を手掛けていたのがとてもいい感じだったんだけど、あの主題歌は新譜には入るのかどうか、ちょっと気になるところ。サントラででてるからなぁ。

[] mac@psp

ソフトメーカーの米Information Appliance Associatesが、MacとPlaystation Portable(PSP)の同期化ソフト「PocketMac For PSP」を発売した。iTunesのプレイリストや写真、アドレス帳の同期化が可能で、価格は9.95ドル。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0504/01/news010.html

これ日本でもでないかな。でるならPSP買うのにな。USBで繋げるんだって。すてき。メモリースティックとか使う気しないもん。

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