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2005-06-30

[][] イン・ザ・プール

ichinics2005-06-30

三木聡監督

やっとこ見に行く。ほんとはもう、文芸座とかで二本立てやるのまとうかな、とも思ってたんだけど、せっかくの水曜日だし、と思っていく。テアトル新宿ではあと二日だし、空いてるだろうと思って行ってみたら、大入りでびっくり。しかも女性ばかりだ、って水曜日だからか。

  *****

ストーリーは、奥田英朗さんの原作「イン・ザ・プール」からの短編3本を平行に描いているという感じで、原作が主人公達の内面にスポットをあてているとするなら、映画版は状況を笑い飛ばすことに焦点をあてているという印象。肩の力を抜いて楽しめる映画だった。

とにかく松尾スズキさんが良かったなぁ。ドラマ版での阿部寛さんの伊良部も良かったけど、原作のイメージに近いのは松尾さんの方だった。あの身勝手なのに憎めない感じがいい。

患者さんの中では、オダギリジョーさん演じる”継続性勃起症”のエピソードが1番原作に忠実で、映画の主軸としてきちんと最後まで描かれててすっきりする。あの奥さんと対決するとこで松尾さんの髪が妖怪アンテナ未満みたいに逆立つとこが良かったな。

あと、市川実和子さんも原作とは性別が違っているけど、病んでいる感じがでていて良かった。ただ、1番親近感のもてるエピソードなので、もうちょっと最後まで描いてほしかった気もする。大量の瓶が置かれた部屋とか、原作にもあったけど、ちょっと説明不足な気がした。

田辺誠一さん演じる”プール依存症”のエピソードは、最後までなかなか展開せず、あのラストにしたのは良かったと思うけど、浮気相手のエピソードなど、唐突に思えた。(それからあの浮気相手はなんで「病院行って」っていったのかわからなかった…誰から移ったって話なんだろ? そして何故彼女は退職?)

脚本をつくるうえでも、3つのストーリーをきちんと完結させるのって難しかったんだろうけど、ちょっともったいない。でも、存分に笑える部分があって、とても楽しい映画だった。

7/2から始まる「亀は意外と〜」も楽しみだ。

[] カンヌの記事読んで

もう1月も前の話ですが、いまさらブロスで第58回カンヌ国際映画祭の記事を読んでわくわくしてます。

まずグランプリ(2位)となったジム・ジャームッシュ監督の「ブロークン・フラワーズ」。これビル・マーレイさんが主人公なんだけど、ジャームッシュ曰く「ビル・マ−レイという俳優は、ずっと誤解されていたきらいがある」だそうです。私なんか、コーヒー&シガレッツ見て「もしかして好きかも…」と思ったくちなので、その誤解がなんなのかすらわかってない。アクアテックも見なきゃ終わっちゃうなぁ。

それからガス・ヴァン・サント監督の「ラスト・デイズ」。マイケル・ピットさんがカート・コヴァ−ンをモデルにした役を演じるらしい。もうそれだけ年月が過ぎたってことなのかな。そうだよな、私高校生だったもんな。

それからヴェンダースの新作「ドント・カム・ノッキング」。私はほんとに「パリ・テキサス」という映画が好きで、散々好きなんだと言ったりもしてるのですが、ブロスのインタビュー?でヴェンダースが「実は20年前の「パリ・テキサス」も、サム自身に演じてもらいたかったんだけど、今回、ようやく実現したよ」と言っていて、感動した。

受賞作など→ 【http://movie.goo.ne.jp/special/cannes/result.html

[] 言い訳

今日みたいに、レディースデーらしい、女性だらけの映画館には久々に行った気がする。

今日、ちょっと気になったのが、隣の席のグループの人たちが手分けしてトイレとか買い物とか行って1人残ってる人が「おーい」とか手を振りながら友達呼んで、なんか間違ってたのに気付いて「あ、すごい似てた」とか小声で言ったりしてるの聴こえると気まずいってこと。私もよく駅とかで躓くと、たいして痛くもないのに「いてっ」とか言ってしまったりするけど、なんでだろうね。あのなんとなく言い訳しちゃう感じ。

あと女の人ってサンドイッチ好きの人が多いのか、映画はじまる前にサンドイッチ食べてる人がたくさんいたのもレディースデーって感じがした。

そういえば私には食べれるサンドイッチ(堅め、もしくは焼き立て、もしくはトースト)と食べれないサンドイッチ(食パンの、とくに耳なしの)があるのですが、その説明には未だかつて誰にも共感してもらえたことがない。

2005-06-29

[] 旅/キセル

旅

「夏が来る」というこの季節にぴったりの曲からはじまるキセルのニューアルバム。これがもう、とても良いです。

「近未来」にも参加していた益子樹さんプロデュースの前作「窓に地球」は新境地開拓という印象もありながら、自分たちの色を滲ませない傑作アルバムだったけれど、セルフプロデュースで製作された今回のアルバムでは、これまでやってきたことがぜんぶ生かされているのを感じる。

「旅」というタイトルのとおり、どこかへいく曲が中心なんだけど、音楽そのものが、心地のよい乗り物のようで、はらまさこさんが描いたジャケットの雰囲気もぴったり。

キセルはほんとに特別なミュージシャンで、私はこんな風に音で話す人たちを他に知らない。楽しそうで、気持ち良くて、飄々としていて、懐かしい。いろんな言葉を思い付いても、それだけじゃうまく言えない、なんだかとても素敵なものがあって、その音楽を聴いていると、彼らの見ている世界を、ちょっとづつおすそわけしてもらっているような気分になる。

特にお気に入りは、昨年のライブでもやってくれた「ハネムーン」、それから、夏の昼下がりを思わせる様な「サマタイム」、夕暮れは「タワー」かな。

と、こうして曲をあげてはみるけれど、やっぱりアルバムを通して聴きたくなります。今年の夏は「夏が来る」からはじまる時間をたくさん過ごすと思う。

私はキセルの音楽がとても好きです。

[] うちにはクーラーがない

今日はほんとにきつかった。

頭の中がちょっと暑くなっちゃっているというか、目の前にぼんやり暑さの塊があってとれないというか、とにかく参った。それでテレビみてたら、東京のどこだかで36℃を記録だって。36℃?

私は夏が好きだし、寒いよりは暑い方がすごしやすいのだけど、36℃って、そんな、私の体温より高いよ。

まだぎりぎり6月なのに、先が思いやられるなぁ。

2005-06-28

[][] 「逃亡くそたわけ」/絲山秋子

逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ

「袋小路の男」がすんごく良かったので心にはばっちり刻まれていたのにも関わらず、最新作(車のがあるのでぎりぎり最新ではなくなってしまいましたが)を読んでなかった。うっかりだ。ということに気付かせてくれたshionoさんに、感謝です。

  *****

主人公の花ちゃんはテトロピンという薬を飲むのが嫌になって、ふと思いたち精神病院からの脱走をする。その道連れとなるのが、東京コンプレックスがある名古屋人のなごやん。逃避行は福岡から始まって、南九州へ、つまりいき止まりへと向かう。九州を舞台にしたロードムービーのような小説。

知人に躁鬱病を煩っている人がいて、私もいくつか躁鬱病についての本を読んだことがあったおかげかもしれないけれど、花ちゃん(主に)の自らをもてあます感じはとてもよく伝わって来た。特に、躁のときの台詞で「ケータイあったら、片っ端から文句言ってやりたい人のいっぱいおるったい」というとことか知人も、同じことを言っていたなぁと思いだす。それでも、この小説にでてくる二人の主人公は自らの病とつきあいながら、あっけらかんとそれを「治したい」と思っていて、痛いのは嫌だと思っていて、都会の光を見てほっとする。それが私はうれしかった。

「俺、自分のものさしが全部おかしくなった気がするよ」p75

物語の中盤、阿蘇にいくシーンでのこの言葉を読んで、私もいつか阿蘇に行ってみたいなと思った。九州を舞台にしたロードムービーというと、まず「ユリイカ」を思いだすのだけど、確かユリイカでも阿蘇の神様の伝説の話がでてきたような気がする(小説版かもしれない)。

ともかく、この阿蘇を皮切りに、逃避行はどんどん現実味を帯びていく。いろんな出来事がおきて、それらはバラバラなようでいて、すべてが繋がっているような感じで流れる。

そしてラスト近くのTheピーズ。この不意打ちにはちょっと泣けた。物語の序盤から、時折背景にながれる音楽としてピーズの歌詞が挿入されるのだけど、近頃のピーズ開眼のおかげで、曲を思い浮かべることが出来て良かった。(まだ聞いたことがない曲が一曲だけあったけど)

きっと絲山さんはピーズの音楽をとても大事にしているんだと思うけれど、それは「なんとか生きてれば、生き延びれば」というところなのかもな、と思ったりする。

  *****

喫茶店で読み終えて、帰り道を歩きながらipodで「手遅れか」を聞いていたら、「ゆたー」に辿りつくシーンがぶわっとよみがえった。

ばっちり世界は幸せ溢れてんのな/「手遅れか」より

いつもそうじゃなくてもいいから、そうだといいなぁ、と思う。どこにも行けないような所まで行って、帰ってきたら、こんなふうに思うのかもしれない。それが手遅れじゃなければいいな、と思う。

[] ビッグコミックスピリッツ7/11

20世紀少年
最近20世紀少年を読んでるとどうしてもクレヨンしんちゃん(大人帝国)思いだしてしまう…。ところで浦沢先生ライブについての記事もあったのだけど、このセットリストがすごい。オリジナルに混ざって(浦沢先生って作曲も出来るんだなーすごいなー)ピンクフロイドの「あなたがここにいてほしい」もやってるよ!
ガンジョリ/いがらしみきお
後編。結局豚とはどういう関係だったのかよくわからない。でもたしかに怖かった。
たくなび
冒頭にでてくる映画「うたかた」はどこかで見たことあるようなお話。なんだったかなぁ?「蜂の旅人」? 違うな。アンゲロプロスっぽいのだけど。
SEKIDO
ずっとなんでセキドって題名なのかなと思ってたけどなんとなくわかった様な気がした。こういう話は痛いけど好き。
ゴーゴーヘブン
ああもうわからなくなってきた。前回でジュリアはアヤに怒ってた(直接ではないにしろ)んじゃなかったのか?それがなんでいきなりこうなるのかなぁ。もうすぐ終わりなのかな。

ところで広告ページにヤンサンではじまるらしい浅野いにおさんの新連載「ソラニン」のカットが載っていて、ちょっとそそられてます。もしかしたら、今週木曜からヤンサンを読みはじめるかもしれない。

[] レオノール・フィニ展

bunkamuraにて。(→ http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/fini/

絵画を中心に、舞台や文章など様々な場で活躍したレオノール・フィニ(1907〜1996年)の展覧会にいってきました。といっても、私は特にフィニの世界に詳しいわけではなく、あの強烈な自画像(上のリンク先にある画です)が好きで、そのイメージでなんとなくパティ・スミスのような人なのかなというイメージを持っているだけでした。

しかしきちんと年代順に並べられた作品を見ると、フィニ自身がシュルレアリスム画家とされることを嫌っていた、という言葉が頷ける様な、瑞々しい色彩の絵がたくさんあって驚きました。特に、最も若い頃の作品とされるトリエステ時代のものなどは、山本容子さんの淡い色使いを思いだす様なものが多かった気がします。

シュルレアリスム時代のものとされる作品にはいくつかの肖像画もあったのですが、ここでの人物の描き方がとても不思議だった。私は美術にくわしく無いので適当な言葉が思い付かないのだけど、その表情は確かに実際の人間のもののようでいて、しかし写実的ではないというか。また、エロティシズムの時代とされるところではがらっと絵柄が変化し、トリエステの頃のような、やさしい色の作品が多くて、私がフィニに対して持っていたイメージとはずいぶん異なるものでした。

また、フィニのもう1つの側面として、実際に劇場で使われた衣装なども展示してあったのですが、ここまで見ると、フィニが女性を描く際に、よく構図の中に布を効果的に配置していることに繋がっているように思えました。

そして円熟期へ向かうにつれ、だんだんと絵につけられた題が物語を示唆するようなものに変わって行くような気がしたのですが、絵を見た時にはあまり納得できなくても、後で題名を見てぱっとその絵が思い浮かんぶのが不思議で、フィニの文章の才能の一端はそういう所にも現われているのかな、と思います。

  *****

全然違う、と言われてしまいそうですが、ちょっと佐野洋子さんを思いだしました。具体的に何がという訳ではないのですが、いつのまにか佐野洋子さんのことばかり考えている自分がいました。

[] こわい話

総務省は27日、自殺サイトなど「有害情報の温床」ともいわれるインターネットを健全に利用するために、ネットが持つ匿名性を排除し、実名でのネット利用を促す取り組みに着手する方針を固めた。匿名性が低いとされるブログ(日記風サイト)やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)を小中学校の教育で活用するよう求め、文部科学省などと具体策を詰める。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000032-kyodo-bus_all

前にもちょっと触れた「子どもはみなブログを持て!」という記事からの流れなんだろうけど、ほんと、何を言ってるんだろうか。実名って。実名なら健全て。

まあ、確かにインターネットは幼いこどもでも「有害」とされる情報に簡単に辿りつくことができる場所ではある。けれど、それは匿名性だけが原因じゃないし、そんなのネット以外でも言えることで、ましてそれは実名での利用で解決できるようなことではないと思う。

実際はいくつかの小学校だけのローカルでやるということなのだろうけど、顔を知ってる相手だけに起こる喧嘩とかもあるだろう。というか現在既に起こっているだろう。そういうとき、つまりネットという公共の場と、現実の身の回りとの差をどう認識するのか、そこでどう対処するのかを教えないで突っ走っているような感じがして、とても心配。

子ども向けのサイトなら、こういうところは良いんじゃないかとおもうよ。

ルーニークラブ

http://www.looneyclub.jp/looney-town/index_l.html

shionoshiono 2005/06/28 00:44 もしわたしもピーズの曲を聴いたことがあったなら、きっとこの物語も違った読み方が出来たろうに・・・と残念です。いつかピーズを聴いたらまた読み返してみますね。

ichinicsichinics 2005/06/28 01:59 「逃亡くそたわけ」について教えてくださって、ほんとにありがとうございました。ピーズ好きの友人にもすすめようと思っています。
最後に流れる曲も入っている「とどめをハデにくれ」は、ほんとに良いアルバムだったので、いつか、機会があったらぜひ。

2005-06-27

[][] 「家守綺譚」/梨木香歩

家守綺譚

家守綺譚

読みたいなぁと思っていたところに、運良く頂くことができたこの「家守綺譚」、とても楽しくて、1日で読み終えてしまいました。

題名からして、漠然と「りかさん」のような感じなのかなと思っていたのですが、どっこい、まあ確かに近いぶぶんはあれど、中扉の裏に「左は学士綿貫征四郎の著述せしもの」と記してあるとおり、今までの梨木さんの文体とはすっかり印象の違うものになっていました。それでいて、植物やいろんな生き物への細やかな目線はやはり梨木さんらしいと思う。

物語はサルスベリの季節からまたサルスベリの季節までの1年間を描いたもの。作家である主人公が、湖で亡くなった友人高堂の実家の守をすることになるところから始まる。そして、その家に暮らしながら、各章に植物の名前が付けられた物語が進んで行きます。

冒頭から亡くなった友人高堂が掛け軸から現われ、そこからは次々と不可思議な出来事が起こるのですが、綿貫がそれらを受け入れて行くにつれ、季節と文章がしっくり馴染んで行くような気がしました。といっても、綿貫さんはわりとすんなり状況に馴染んでしまうのですが、その感じが、「陰陽師」での安倍清明源博雅の関係のようだなと思う。(イメージしているのは漫画版ですが)

信仰というものは人の心の深みに埋めておくもので、それでこそああやって切々と美しく浮かび上がってくるものなのだ。もちろん、風雪に打たれ、耐え忍んで鍛え抜かれる信仰もあろうが、これは、こういう形なのだ。(中略)表に掘り出しても、好奇の目で見られるだけであろうよ、それでは、その一番大事な純粋の部分が危うくなるだけではないのか、と。

《p54「木槿」より》

この言葉が、今の気分にとてもしっくりきた。表に出さず大事にしているものっていうのは、誰の心にもあるんじゃないだろうか。信仰以外でもいえることで、他人のそういう部分を尊重することっていうのが大事だと思うなんてことを昨日思ったんだった。思ったのはこういうことだったんだ、と思った。

たんたんとした物語ながら、「セツブンソウ」の章から、ゆるやかに物語の収束へと向い、一冊の本としてあざやかにまとまっている。とても良い作品でした。

私の家のサルスベリも、咲いています。

[][] 埋もれ木

ichinics2005-06-27

小栗康平監督の9年ぶりの新作。シネマライズにて。

といっても私は小栗監督の作品はみたことがなくて、この「埋もれ木」はチラシと予告編の美しさにつられて見に行きました。だから小栗監督の作風などはわからないんだけども、この「埋もれ木」は、私にはちょっと入り込めない物語だった。

ストーリーは、主人公の"まち"が友人とお話作りをはじめるところから始まり、物語と現実が交錯していく、という感じなのだとおもいますが、まずどの風景が現実なのかわからなかった。はじめに"まち"達がいた場所はたぶん現実なのだと思うけれど、そこと同じくらいメインにでてくるマーケットという場所が、どうしても同じ町にあるように思えなかった。その辺りから混乱してしまったのが入り込めない原因だったように思う。映画の中での立ち位置を見つけられないまんまでおわってしまったというか。ずっと夢をみてたような感じ。

でも、この映画はそれで良いようにも思います。とにかく映像がとてもきれいで、特に光が美しかった。人物はくっきりと浮かび上がり、丁寧に焼かれた写真のようでした。この映像を味わうだけでも、見に行って良かったと思う。

それから、ラストの埋もれ木のシーン、紙灯籠のシーンも、期待どおりに美しかった。見とれる様な美しさなのに、どことなく恐ろしいような気もする。埋もれ木というものが何なのかは知らなかったのだけど、映画をみてなるほどと思った。ラストはモーニングで連載されていた「暁星記」を思いだす世界でした。

冒頭に笹舟を流すシーンがあって、その笹舟のカットが何回か入るのだけど、ちょうど今日「家守綺譚」を読んでいて、ぴったりの台詞があったので引用してみます。

水があれば人はそれを最大限利用し、遠くまで行きたいと願う。transportation -- transition

transition !

《p136「貝母」より》

[] ゆういぎないちにち

今日は渋谷で友人と待ち合わせ、展覧会へ行った。その後お茶などしてからぶらぶらと渋谷を歩く。相変わらず人が多い渋谷で、その人の中の1人になる。湿気が多いのに、雨が降らないのはなんでだろう。夏が思いやられるなあと思う。

夕方、彼との待ち合わせに向かう友人と別れ、私はシネマライズへ。ライズで今かかってる映画3本(Xのものも含め)はすべて見たいと思っていたものなので、どれを見るかかなり悩んだけれど、「家守綺譚」を読んでいたこともあり、雰囲気の近そうな「埋もれ木」に決めた。

映画の後、お茶をしながら本を読み終える。そこで先ほど買ったヘッドフォンを開けてみたら、実はリモコン接続用らしくコードが短くてがっくりする。どうしようか。ということの結論は先送りにし、友人の勤めるCD屋へ寄り、CDを購入。キセルの新譜(今頃買った!)とYour song is goodを購入。夏らしく。

家に帰り、天ぷらを食べる。そういえば昨日は1日なにも食べなかったことに、この時気が付いた。夏ばてにはまだ早いのだけど。

[] teevee graphics VIDEO VICTIM 2

teevee graphics VIDEO VICTIM 2 [DVD]

teevee graphics VIDEO VICTIM 2 [DVD]

映像集団teevee graphicsがteevee graphicsの小島淳二とラーメンズ小林賢太郎による映像ユニット「NAMIKIBAYASHI」とのコラボレーションで描くグラフィック映像集。

初回にブックレットがつく、というので予約して買ってみました。

そもそもラーメンズ目当てでこれを買ってしまっているからなのかもしれないのですが、ブックレットの内容にしろ、収録されている砂原良徳(私のなかではまだまりん)、マニー・マークなどなどのクリップが全然響かなかった。モーショングラフィックもそうだし、全体的にteevee graphicsの作品が好みでないだけなのかもしれない。

そして、teevee graphicsとラーメンズ(というか小林賢太郎さん)がどういういきさつで知り合ったのかは知らないのですが、作品を作る上で、あまり相性は良くないのではないかと思いました。「机上の空論」の時は、恋愛作法の映像から繋げたドラマがきちんとあったので楽しめたのですが、今回はなんだか、私としては未消化のまま見終わってしまった感じ。

何故相性が良くないように感じるのか、というとこなんですが、私なりに考えてみたところ、teevee graphicsの作風が非常に無機的であり、その味があのお作法シリーズでは効果的なのだと思うのですが、無機的なままで終わってしまったらそれは「映像作品」にしかならないのではないかということなんだと思います。(そして机上の空論ではドラマ部分が有機的に作用していたと思う)

帯にスキージャンプ・ペアの真島さんのコメントが載っていましたが、映像作品として笑わせるという意味では、彼らのほうが上手のように思う。ブックレットにしても、どっちつかずのお洒落さというか、装苑とクィックジャパンを同時に実現させようとしているような(むちゃくちゃなたとえです)感じがして、もっとださくていいのにと思った。

でも、ラーメンズの作品集ではないのだからこれでいいのかなとも思います。

私としては、ラーメンズを見るなら舞台のほうが(それが映像化されたものであっても)好きだなあと思うのですが、もしもこれから映像作品でラーメンズを見るとするなら、宇川直宏監督や、実写では見たことがないのでちょっと想像はつかないけれども束芋さんなどで見てみたい。

2005-06-26

[][] 残暑/鬼頭莫宏

鬼頭莫宏短編集 残暑 (IKKI COMICS)

鬼頭莫宏さんの短編集。「なるたる」で毎号2話掲載とかしてたので、すごく多作な人というイメージがあったのだけど、冒頭に収録されているデビュー作が1987年というので驚いた。しかも少年サンデー。てっきりアフタヌーン出身だと思ってた。

読んだことのある短編も多かったけれど、「なるたる」と連載中の「ぼくらの」のイメージが強くて、鬼頭莫宏さんといえば、現代SF、というイメージだった私には、こうやって短編をまとめて読んだことで別の側面も知ることができたような気もして、とても新鮮だった。すごく上手くなってるんだなというのが一冊でわかる。

なので、私は最終話である第7話「ポチの場所」が1番好きだったのだけど、この作品以外はすべて、根底に「男の子が見た、女の子の不思議さ」みたいなものが描かれた作品だったように思う。少女の神秘性とか、あやうい感じとか、つかみどころがないところとか。「ポチの場所」だけは対象が女の子ではないけれど、全体的に、男の子が持っている理想とか繊細さみたいなものが、まっすぐに出ている作品だったと思う。男の子だったことがないのでわからないけども。

語弊があるかもしれませんが、こういう青い部分を経て、それを捨てることなく、今、例えば「ぼくらの」で描いているような人の醜いところまでを描くようになったと言うのはファンにとっては嬉しいことだなと思った。

[] 夏関係

湖池屋

スッパム−チョがパッケージ変えて2種類でた。波形カットで夏ポテト意識かな、と思う。

ソルト&ビネガー
こっちは今までのスッパムーチョよりちょっと酸っぱくない感じ。けど食べ過ぎるとお腹にきそうな危機感はある。
サワークリームオニオン
おいしい。これはオーチップスででてたのと同じ感じだけど、前より美味しい気がする、あんまり酸っぱくないので、酸っぱいの苦手な人でも大丈夫かなと思う。

東鳩

愛しのベビータ
世界でもっとも辛くないハバネロスナックって設定がよくわからないけど、東鳩ハバネロにかけてる感じは伝わってきます。ほんと辛くなくて、濃いコンソメ味って感じ。個人的にはベビネロくらいのが好みだ。

[] 自己啓発って、どうも好きじゃないようだ

今日、友人の仕事の付き合いで、講演会のようなものに参加して来た。結構人気のある人みたいで満員御礼だったのだけど、こう、私がひねくれものなのか、まったく馴染めなくて参った。

テーマを簡単にまとめると、「対人能力」として「自分の考えを相手に伝える」ための話。それは確かに就職活動なんかでは役にたつスキルかもしれない。

でも、私はどっちかっていうと、相手の言おうとしているとこを引き出したりする能力のほうが大事なんじゃないのかなぁと思った。たとえばその人は「イエス。ノーでしか答えられないようなつまらない質問ではなく、頭の良い人は、自分自身に対して、たくさんの(イエスノーだけで答えるものではない)疑問を持っている」と言っていたのだけど、イエス、ノーで答えられないような質問しか出来ないなら、じゃあなんでイエス(またはノーか)って質問をしてあげれば良いんじゃないの? かなぁ?

それから議題は、そうやって自分に対して質問をすることで自分の本音をみつけて、なりたい自分になって、やりたいことを実現する、というような話になっていったのだけど、その、でかい夢をぶちあげなくちゃいけない、というような空気に違和感を感じてしまった。しかもそれを客同士で話せっていう展開。びびった。

いや、夢があるのはいい。でもそういうのって見つけろと言われて見つけるもんでもないし、ましてや人に伝えなきゃいけないことでもないんじゃないの? でかい夢はないけど、毎日楽しいよ、というんでいいと思うのに。と思って、そういうこと言ったらさっぱり伝わらなかった。私はだめみたい。

というかそもそもその人の著作を読んだこともないのに、付き合いで行く私が悪いんだけどね。

正面からまともに自分を見れねえよ、ボロだもん

暮らしを変えるより暮らしを変えるより夢をかえたいわ

やりたいことが多すぎて何にもやりたくなくなっちまった

やりたくないことが多すぎてなんにもやりたくなくなくなっちまった

会いたい人が多すぎて誰にも会えなくなっちまった

考えることが多すぎてどうでもよくなっちまった

Theピーズ「シニタイヤツハシネ〜born to die〜」

帰りにまたピーズ聞いてた。こういう気分になる日もある。毎日いろんなこと考えてるんだから、自分の夢なんてそんな簡単に話せない。

2005-06-25

[] とどめをハデにくれ/Theピーズ

とどめをハデにくれ

とどめをハデにくれ

私にはすごく仲の良い、ちょっと年上の男友達がいて、もう10年近い付き合いになる。いろいろと趣味のあう友達なんだけど、彼の1番好きなバンドがTheピーズだ、ということは知っていても、ずっと聴いたことはなかった。

それはなんでかっていうと、ずっと前、まだ私が十代の頃に「私も聴いてみようかな」と言ったら「いいよいいよ、別にね、誰かに聴けって言いたいんじゃないんだ」というようなことを言われたことがあったからだ。まあ、ちょっとは拗ねた気持ちにもなったんだけど、きっと彼は、たぶん、その頃の私にはおすすめしたくなかったんだろう。それから、ピーズが復活したときに、彼の書いたレコ評がある雑誌に載ったのを読んで、なんだか私には立ち入れない場所のような気がしたから聴かないでおいた、というのもある。

でもさ、すごく好きな友達のすごく好きなものだったら、やっぱり興味はある。それで、また約10年ぶりに「私もピーズ聴きたい」と言ってみたんだけど、そしたら、奴は私に「いいよいいよ」なんて言ったことはすっかり忘れていて、「ぜひ聴け、今すぐ聴け」と言ってくれたんだった。

その時、これを聴け、というアルバムタイトルも聞いたんだけど、ちょっと酔っぱらっていたときだったから、CD屋に買いに行ったときにはそのタイトルは忘れてた。でもあれね、彼の言動から考えて、たぶんこれだろうなという気がして、その時選んだこの「とどめをハデにくれ」がそれだったってのは不思議だけど、当然とも思えることだった。だってこれは、まんまなんだもの。

そんで、このアルバムを聞いた瞬間、ああもっと早く聞きたかった、そしたらもっと長いことこのアルバムと過ごせたのにさって思った。でもそれと同時に、これを今聴いて良かったなとも思った。

もちろんリアルタイムで聴ければ良かったとも思うよ。でもそれは、このアルバムが出た1993年の私でということじゃなく、今の私のとこにということだ。今の私でリアルタイムのピーズに感情移入したかったってことだ。

なんつうかさ、音楽でも漫画でも小説でも絵でも写真でも、それを発信する人に対して、抱く期待っていうのがあると思うんだ。アルバムがでで、興奮して、何度も何度も繰り返し聞いて、ライブ楽しみにしてライブ楽しんで酒飲んで良さについて話したりしてさ。なんでこの人はこの曲を書いたんだろとかさ、そういうこと想像しながら、今のその人について考えてって、そういう楽しみ方は、別にジャンルとか関係ないことだと思うの。そんで今私がこのアルバムに対して感じてるみたいな共感を、リアルタイムで体験できることって、すごい幸せなことだと思うの。

そういう訳で、私はこれから今のピーズに追い付きたいと考えてるわけだけど、もう一週間以上、こればっかり聴きつづけてて、早く、ピーズ好きの友達とこのアルバムについて話したいって思ってたりする。

全曲いいけど、特に『映画(ゴム焼き)』『好きなコはできた』『日が暮れても彼女と歩いてた』『手おくれか』『シニタイヤツハシネ 〜born to die〜』が気に入ってて、歌詞では『好きなコはできた』が好きだ。「きょうからなんだかメシがうまいぜこりゃ」って言いたいなぁ。でも「は」なのね。

[] きゅうりょうびなので

ichinics2005-06-25

また飲んだ。最近飲んでばっかり。

今日はちょっと反省してしまう出来事があって、そんで私は飲みながら反省話をしてたんだけど、結局私は飲みながら反省話をするのが好きなんだなとも思った。だからまあ往々にして反省は次回に生かされなかったりもするんだけど、そんな話を延々と聞いてくれてありがとう、と思った。

飲みにいく前に、何件か入れなかった居酒屋があるんだけど、こう給料日でさ、カウンター席に連なってジョッキを待ち構えてるおじさん達とかを見たりすると、なんか幸せな気分になるよ。

それから今日は本をたくさんいただいて、またあれだ、積読ですけども、すごく嬉しくて何回も袋から取り出して眺めてしまった。

shionoshiono 2005/06/25 11:14 絲山秋子さんの『逃亡くそたわけ』の中で効果音的にピーズが何曲か引用されてたんですけど、ピーズを聴いたことがなかったワタシには何の効用もなかったのでした。すごーく残念でした。イチコさんもおススメなら1度聴いてみようかなぁ。それから、本に囲まれるシアワセ、イチコさんのほくほく笑顔が目に浮かぶよーです。(お顔、知らないのに・・・笑)

ichinicsichinics 2005/06/26 00:25 今日、出かける直前にshionoさんのコメントを読んで、早速『逃亡くそたわけ』を買って来ました。絲山秋子さんの前読んだのが良かったので次何読もうかなぁと思っていたとこなんです。感謝。今日もほくほくです(笑)

2005-06-24

[] 音楽を語るということ

なぜ音楽はセンス競争が一番強力に働くのだろうか?

という記事を読んで、まあ結論としては、好きなものを好きって言えば良いのに。ということに尽きるんですが、ちょっと思いだしたことがあるので書いてみる。もとの記事とはちょっとずれた話です。

  *****

確かに、音楽というのは、小説や漫画や映画などの文化に比べて、知識自慢とか張り 合いとか、そういった競争というか自己主張が、個人間でよく起こるジャンルだと思う。それはなぜか、ということについて、上の記事で、

なぜ、音楽において、センス競争が激しいのかといえば、音楽は非常に数が多く、ジャンルが細分化しているからだろう。ある音楽を聞いて、 適切なジャンルにわけられるかどうか、ということを見抜ける能力、それがセンス だ。

と書かれている。私もこれに異論はないのだけど、付け加えるならば、「音楽は聴くだけでいい」ってことと「音楽には形がない」ってことだと思うんです。

本の感想、映画の感想、漫画の感想などなど、これらはまず読んだり見たりしなければいけない。ある程度まとまった時間を費やさなければならない。そしてそれらは「物語」という自分と重ね合わせることのできる部分について語ることができる。

しかし、音楽というのはとても瞬間的なもので(オーケストラや長大なインプロヴィゼーションなどを除き)だからこそ語りやすく、しかし語る上でのつかみどころがない感覚的なものだから、ジャンルで語られることが多いんだと思う。 私は、ジャンルというものは、その音楽の歴史をまとめる言葉だと思っている。そのミュージシャンがどういうところから影響を受けて、現在の音楽を作り上げたのか、 それを知る手がかりとなるものがジャンルなんじゃないかな? そこから芋づる式に好きな音楽にであっていければ良いんだけど、でもこの歴史認識っていうのは結構曖昧だから、これはアレだ、いやコレだ、とかそういう議論も起こりやすいんじゃないかと。

でも、そういうのってミュージシャン自身にとってはどうでも良いことだったりする場合も多いし、そんなのは結局その音楽の本質にはなんら関係のないことだと思う。だって、「それ」を知ってても知らなくても、感覚で受け取ることが出来るのが音楽の良いとこだと思うから。頭で考えるというよりは、身体感覚で楽しむものだと思うから。

確かに、例えばラトルズとか聞くときに、ビートルズ(はまあ大丈夫か)やモンティ・パイソンを知ってるか知らないかというのは「より深く楽しむため」には重要なことだ。だからより深く楽しむために、知識を得ようとするのは、当然のことかもしれない。でもこれはまた別の話。 例えば昨日書いたムーランルージュの曲とか、元曲を知ってるとさらに楽しいとかの場合、監督のそれらの楽曲に対する愛情を感じて、嬉しくなるのも楽しみ方だ思うけど、そういうのと似ている気がする。

なんかうまく書けないけれど、私は好きな曲は好きだといえばいいじゃない、と思うよ。

自分はこれが好きだ! と思って、その好きが他者からどう見られるかという自意識を越えた時に自分の好みってのが出来上がるんじゃないかな。そして、そうやってどんどん好きなものが増えてくのが私は楽しい。

また一番強力なセンス競争は「好きなもの」より「嫌いなもの」の表明かもしれない。

と書かれていたのを受けて、私の嫌いな音楽ジャンルについても書いてみる。

それはユーロビートです。このジャンルにあてはまるものは大概音色が苦手で、聞いていて落ち着かないからかかっているだけでちょっと辛い。それ以外は作品によるのでなんとも言えません。あと商業主義的なヒットソングについては、それはヒットしたということだけで価値があると思う。時代を反映しているという意味でも。ただ、ばーっと売れて、そのあと中古品でだぶりまくって100円とかになっちゃうCDばかりが作られるようになったら嫌だと思う。でもそんなことはきっと起こらない。(と思いたい)

ARCHAEOLOGY

ARCHAEOLOGY

[][] でも自分が評価されることはこわい

しつこいけどもうひとつ。(こういうしつこさが音楽語りたがりってことだと思う)

上に上げた記事から知った【iTunesで自分の音楽センスを見せつける】という記事のほうで知った記事なのだけど、

『iTunes』のプレイリスト共有機能で問われる音楽センス

プレイリスティズムは、人種や性別、宗教ではなく、iTunesの音楽ライブラリー(写真)で露呈した音楽の趣味の悪さを基準に差別することだ、とオーブリーさんは説明する。

iTunesの音楽ライブラリーからは、着ている服や持ち歩いている本を見るよりもその人についてはるかに多くのことがわかるとオーブリーさんは話す。

「Tシャツと、本と、髪型を見るようなものだ。その人のすべてに等しい」とオーブリーさん。

この記事については、そんなことないだろオーブリーさん、と思う。その人の音楽リストをみて「その人のすべてに等しい」って。そんな訳ないじゃないか、だって世の中にはそんなに音楽好きじゃないけどiTunes使ってるよ、という人だっているんだし。こういうことを言う人がいるから、

職場に広がる「音楽プレイリスト不安症」--米研究者が発表

この研究グループによると、社内ネットワークで音楽プレイリストを共有する行為は、オスのクジャクが羽を広げるようなものであり、ユーザーは新車を買ったり携帯電話を見せびらかすのと同じように、他人に公開する曲によって自分のイメージを積極的に作り出そうとしているという。

こういう人、つまりカテゴライズされることを不安がる人を生むんだろうなと思う。私だってそんなの嫌だし怖い。

でも、こういうのは人と直接面と向かって(顔色を伺いながら)接しているときにはあまり気にしなくてすむことのような気がする。「えーと、この曲を好きなのにはこういう理由があってね」というような解説を差し挟むチャンスが与えられないかもしれないから、削除したりして工作するんだと思う。

できれば、そういう工作しないでも自由に好きなものは好きって言う方向でいきたい。でも、そんなこと言いつつ、私にもちょっと後悔している思い出がある。それがこの長い文の最初に書いた思いだしたことで、私がレコード店で働いていた頃の話。

  *****

レコードとかCD売ってれば、たまにはミュージシャンもお客さんで来てくれたりする。そのお店にたまに来てくれる人の中に、甲本ヒロトさんがいた。ヒロトと言えば、そりゃ私にとってのロックンロールヒーローの1人な訳です。お店に来てくれたらさ、そりゃ「あ、ヒロトさんですよね」とかわかりきったことを言ってみたかったりもする訳です。でもね、ヒロトがご来店の時に限って、私はとてもそんなことを言い出せないような曲をかけてたりしたんです。激しく後悔してあわてて曲を変えようとするけれど、その頃にはもう帰っちゃってたりして。一度ならずも二度三度。

敢えて挙げてみると、その中の一曲はかつてヒットしたヴァニラ・アイスの「アイスアイスベイビー」とか言ってる曲だった。「UNDER PRESSURE」(QueenDavid Bowie)サンプリングしてたやつ。まだお客さんも少ない平日の午前中ですから、「うわ!これ!懐かしいー」とかいいながらそういう過去のヒットソングをかけたりもするわけです。でもさ、ヒロトはきっとヴァニラ・アイスは好きじゃないよ。そのくらいはわかるよ。私だってそんなに「アイスアイスベイビー」が聴きたいわけじゃなかったんだよ。でも「これ懐かしくてかけてただけなんです」なんてヒロトに向かって言えない。というよりヒロトはこの店でかかってる曲なんか聴いてないかもしれないし。でも「だせえ店だな」って思われたくないし「この曲かけてんのはあの店員か!」とか思われたくない。

そういう葛藤を避ける為にも、みんな工作するんだろうなと思う。私はiTunes共有とかしてないからそんなこと気にせずにいろんな曲入れてるけど。

でもこういうことは総てリアルの自分自身に影響することだから神経質になるんだろうなとも思う。

[][] 「緑の黒髪」/望月花梨ISBN:4592177924

すごい勢いでいろいろなバトンが回っていて、そのバトン回しについてはいろんな意見もあるみたいだけど、私自身はバトンを辿ることで幾つか新しくアンテナに入れさせてもらったサイトもあって、それはこういう機会がなければ知ることもなかったかもしれないので、バトンに感謝したいと思ってます。

そして、そんなバトンの中の1つに、私は答えてないけど漫画限定のものがあって、そのバトンを辿る中で趣味が合いそうな人の多くが、この望月花梨さんの漫画を挙げていて、妹に聞いたら「好きだよ」と言って貸してくれたので読んでみた。で、読んでみたらすごく好みの漫画でした。妹いわく、今日読んだこの作品よりもっとお勧めのがあるらしいので(手もとにないので買ってくれるらしい)、これから読むのが楽しみだ。

緑の黒髪

親同士の再婚で1つ屋根の下に住むことになった血の繋がらない兄弟の話。谷川史子さんの「花いちもんめ」を思いだしました。二人の間に武田君はいることが自然になる過程がちょっと曖昧だったのが残念。

こういう異母兄弟のお話はわりとよく題材になるけれど、実際私の知り合いにも異母兄弟で小学生の頃から一緒に暮らしてて、恋人同士になった人がいる。彼らのように、自分を理解してくれる身近な人に惹かれるっていうのは当然のような気もする。

シャボン

この話はとても好きです。姉に対するあこがれ、そして失望っていうのは「バナナブレッドのプディング」を思いだす。年をとったり、経験してみないと、理解できないことってのはあるんだよね。そしてこの話はロードムービーっぽい要素が主人公と偶然知り合った男性とのやりとりを通してとても爽やかに描かれていて良かった。特にマンモスっていうあだ名の由来について話すくだりとか。

kissheekisshee 2005/06/24 02:04 紹介されている記事を読んで考えたことを、ぼくもブログで少し書いてみました。
イチコさんの文章は、すごくいろいろ考えさせられる内容で、とてもおもしろく読ませていただきました。どうもありがとうございます。
ちなみに、ユーロビートはぼくもきらいです。

望月さんの本、別のものですが、友だちから借りて、今ぼくも読んでいます。この人の本は、読むのは二冊目なのですが、内容が重くて、なかなかすっと読めません。

ichinicsichinics 2005/06/24 02:11 そういっていただけるとうれしいです。なんだかものすごく長々と書いてしまって、これはかなりわけがわからない文なんじゃないか、と実はちょっと心配だったんです。
望月花梨さんの名前を知ったサイトの1つはkissheeさんのところでした。「緑の黒髪」はあまり重いという印象ではなかったですよー。

2005-06-23

[][] ムーラン・ルージュ

バズ・ラ−マン監督

これを見るのはもう4回目。妹が友達から借りて来たので、ついでに私も眺めるくらいで見ようと思ったのですが、がっつり見てしまった。ほんとにおもしろいなぁ。ゴージャスなキャストでゴージャスな映像。

『ロミオ&ジュリエット』でもそうだったけど、バス・ラ−マン監督の作り出す映像はほんと自由だなと思う。いくらこうしてCG使うことが当たり前みたいな時代になっても、こんな風に感覚的に使う人っていうのはあまりいない様な気がする。登場人物たちの気分の高揚とかが、そのままカメラの動きに現われている感じがして気持ちが良い。きれいな様で毒のある美術設定も、ほんとにお話の世界をのぞいてる感じ。

シンプルな脚本で、テンポよく笑わせて、はらはらさせて、泣かせる、というような王道な展開が、純粋なエンタテインメント作品という感じがして好き。こういう作品の勢いにのまれるのって楽しい。

ユアン・マクレガーさんは、こういう目をキラキラさせて突っ走るちょっと間抜けな男の子役がほんとよく似合うと思う。ビッグ・フィッシュでの彼もそういう意味で良かった。それから歌声も良い。やっぱりこういうミュージカル映画は、歌いだしのどきどきする感じがたまらないと私は思うし、そういうとこでもユアンさんののびのびした歌声はとても役柄にあっていたと思う。ニコール・キッドマンさんもテキパキした動きでかわいらしい女の人を演じてて、こういうニコールさんを見たのはこの作品が初めてだったのでとても印象に残ってます。バズ監督がニコールさん主演で撮ったシャネルの広告もかわいかったなぁ。

主に二人が歌う挿入歌も、いろんな名曲のおいしい部分が聞けて楽しい。個人的には「Smells Like Teen Spirit」がでてくるとこが好き。しかし、なんといっても1番印象に残るのは、クリスティーナ・アギレラリル・キム、マイア、ピンクが歌う主題歌「レディ・マーマレード」。シングルが良く売れたのを覚えてます。これはPVもかなりかわいくって、未だにMTVとかでよく目にします。

あと衣装ね。フレンチカンカンの衣装の下にウエスタンブーツはいてたり、チェックのストッキングだったり、そういうアレンジももちろん好きだけど、具合が悪い時には色の薄い服やちょっとゆったりした服だったり、孤独を感じてるときには襟が立っていたり、細かいとこまで気がきいてるなと4回目にしてはじめて思った。

見終わったあとはお腹いっぱいになるけど、たまに食べるとすごくおいしい、なんというか焼き肉みたいな映画とか言ったらおこられるかな。いや、良い意味です。

[] 東京上空いらっしゃいませ

ichinics2005-06-23

という日記を書こうと思ったら、こんなのがあった。

Google Mapsで東京上空いらっしゃいませ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/21/news061.html

米国限定だったGoogleMapsで東京を含む世界の主要都市が見れるようになったと言う話。こういう鳥瞰図は見てるとわくわくする。わくわくするので「1万メートルからの地球絶景」という本も買ってしまいました。でもそのうちもっと近寄ったとこまで見れるようになるんじゃないのとか思うと少しこわい。

で、今日はなんで東京上空いらっしゃいませだったかっていうと、今夏初のビアガーデンに行ったから。湿った空気と屋上なのにむわーっと酒臭い感じが、まさに仕事あがり、という感じで風情がある。と思うよ。ビアガーデン。おじさん率高い。

隣の席のおじさんが「おまえはほんとにがんばる女だなぁー」なんて良いながら奥さんの愚痴を聞いてたり、会社の飲み会の中から抜け出した二人が携帯の番号交換してたり、酔っぱらって椅子から転げ落ちるお兄さんがいたり。ぬるい空気の中で揚げ物とかつまみながら飲むビール。しかも屋上で、なかなか気持ちが良かったです。次は夕暮れ時に行きたいな。

ムーランルージュムーランルージュ 2005/06/30 02:05 歌は有名な曲ばかり!ニコールキッドマンの歌うマリリンモンローの歌はたまらない!歌に注目してほしいですね!

2005-06-22

[] MONSTER ENGINE

子どもの描いた絵をプロの絵かきさんが描き起こす

http://www.themonsterengine.com/

百式さまより

こちらの記事で知ったのですが、面白い。

子どもの描いた絵というのは、総てではないけれど、本質をついていることが多い気がする。見ている部分を大きく描くから、というのもあるのかな。そもそも誰かに見せるためというよりは、頭の中に描いているものを紙に吐き出す作業に近い気がする。こういうの、面白いでしょ! って言うために描いているとしても、途中から思い付いたこと詰め込み過ぎて、思い付いたこと忘れたりしながらに、描きあげている気がする。私も子どもの頃から絵を描くのはずっと好きで、まあ今もたまに絵を描いたりするけれど、もう、こんな絵は描けないなあ、なんて、このMONSTER ENGINEを見ながら思った。

ただ、このサイトの場合はモンスターデザイン中心なので、ジャンプとかで募集してた「敵キャラデザイン募集!」みたいなね、○○星人とかそういうのを思い浮かべたりもしたんだけど、あれと違うのは、子どもの描いた絵をかなり忠実に描き起こしてること。バランスのとれた絵でなくて、なんか崩れたまんまリアルになっているところが、全体的にティム・バートンぽくていい。

[] 過去20年間のベストアルバム@SPIN

『SPIN』が行なった過去20年間のベストアルバムを決める投票で、レディオヘッドのヒット作『OK Computer』がトップを獲得。

http://www.barks.jp/news/?id=1000009129&m=oversea

アメリカの雑誌で、というとこがすごい。ついでにベストテン全部にひとこと言ってみる。

1.『OK Computer』('97年)/レディオヘッド
確かに名盤ですが、アメリカでここまで評価されてることにはちょっとびっくりした。イギリスでも偉大なアルバム・トップ100の1位に選ばれてたし。個人的には、大好きなアルバムですが、レディオヘッドの中で1番という訳ではないです。
2.『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』('88年)/パブリック・エナミー
PEの強さを再確認、という感じ。個人的には3rdが好きです。PEとかを聞く時は、英語がわからないことが悔しく感じる。
3.『Nevermind』('91年)/ニルヴァーナ
これが1位でも良いのではないかと思う。
4.『Slanted and Enchanted』('92年)/ペイヴメント
ペイヴメントがこんなに(アメリカで)人気あるなんて知らなかったので嬉しいなぁ。これをはじめて聞た頃、やたらローファイって言葉に憧れてました。この1stもいいけど「Brighten The Corners」も好きだ。
5.『The Queen Is Dead』('86年)/スミス
問答無用の名盤。トリビュート盤の「The Smiths is dead」も良い。Trash Can Sinatrasの「I Know It's Over」が素晴らしいです。
6.『Surfer Rosa』('88年)/ピクシーズ
これも嬉しいなあ。SPINの読者になりたくなってきた。読んだこと無いけど。PIXIESは「Doolittle」が一番好き。ダバサー!あのイントロを聞いただけでぎゃーと言いたくなる。
7.『3 Feet High and Rising』('89年)/デ・ラ・ソウル
スチャダラパー経由でしかヒップホップ学んでいない私にはこれ基本という刷り込みがある。
8.『Sign 'O' the Times』('87年)/プリンス
プリンスはほとんど聞いたこと無いのですが3〜4年まえくらいに出たやつはすごく良かったと思いました。
9.『Rid of Me』('93年)/P.J.ハーヴェイ
あーやっぱりSPINっていい雑誌だなぁ。でも平均年齢は10代じゃないね、きっと。PJは私の中のいい女ランキングの常に上位にいます。でも20年間に出たアルバムの中で9位ってのはちょっと高すぎるような気もするな。
10.『Straight Outta Compton』('88年)/N.W.A
確かアイスキューブさんとがまだいる時代のアルバム。ギャングスタ系はよく知らない。

ところで

トムが「世界で最もセクシーなベジタリアン」にノミネート

http://www.peta.org/feat/sexyveg05/

idiotcomputerさまより

ついでにレディオヘッド関連でもういっこ。トムは一昨年もこの賞にノミネートされてたみたいですが、というかなんでベジタリアンとセクシーが結びつくのかがわからないのだけどなんでなのかな。不思議。

このサイト見てると、あの人もこの人もベジタリアンなのかーというのがわかって面白いです。豆腐バーガーは私も好きです。

[][] いろんなひとの、いろんなじんせい

この前「ひかりのまち」の感想を書いた時に、私は、いろんな人の、繋がっているようて繋がっていないようで繋がっている風景を描いた話がとても好きだということを再確認したのだけど、今日ふと思いだしたのが保坂和志さんの「残響」のこと。

残響 (中公文庫)

この本は「残響」と「コーリング」の2つの対となった中編により構成されていて、私が保坂さんの作品を好きになった切欠の一冊。登場人物たちの思考の流れの中に漂いながら、彼らのいる場所は、私のいる「ここ」とも繋がっているのだということを感じさせてくれる作品だった。

そしてその「ここ」とも繋がっている感じが、私がこういうお話を好きな理由でもあるのだと思った。

棒がいっぽん (Mag comics)

その「繋がる感じ」をビジュアルで思い描こうとすると、ぴったりなのが、高野文子さんの「奥村さんのお茄子」。あのデッキに、あぶらひいて、うどん載せて、ぎゅーっとして、うどん3センチの時間のなかで、いろんな人がいろんなことしてるの。なんかそれって奇蹟みたいじゃんか、と思った感動は何回読み返しても薄れない。

この2冊についてはこんどまたゆっくりあつくるしい感想を描いてみたいのですが、とりあえず今日からは、あの「東京は朝の7時」みたいな話、と言いたい時、これからは「うどん3センチ」って言おうと思って。

2005-06-21

[] メールと手紙の境目

ichinics2005-06-21

仕事でメールを書くときに、ちょっと困るのが冒頭の挨拶。たいていは「お世話になっております」ではじめているんだけど、それが手紙になると「拝啓」とか「謹啓」に続いて時候の挨拶を入れたりしないと座りが悪い様な気がする。かといって、あったことも無い人に対して「いかがおすごしでしょうか」も変なので、「ご健勝のこととお喜び申し上げます」とかつまらない挨拶に落ちついたりする。ご健勝かどうかなんて知らないのだけどね、と思いつつ。

もう何回もやりとりしている相手や逆に初めての相手なら良いんだけど、微妙にメールで2、3回の人に手紙を添えなきゃいけなかったりすると、そういうことで困る。

なんでこんなことを考えているかというと、今日、仕事でやりとりしているおじいさんからのメールが「紫陽花の美しい季節になりました」という書き出しなのを見て、こんな風になんのてらいもなく季節の挨拶が出来るって良いなと思ったからなのですが、私がそれをやると、これがなんだか落ち着かない。どうやって本題にもっていけば良いのかわからない。なので相変わらずお世話になってとかご健勝とかをつかいつつ、少しやりとりが進んだ人には「暑い日が続きますが」とかそんなのを織りまぜたりしている。

定型ではない、うまい時候の挨拶がないものかといろいろ考えてみたけれど、どれも仕事では使えなそうなので、たまには誰かに手紙でも書いてみようかなと思ったりした。でも普段メールでやりとりしている友人に、そんな手紙を送ってみても、なんだか気持ち悪いと言われてしまいそうな気もする。

[] ビッグコミックスピリッツ7/4

オメガトライブキングダム
オメガトライブの新章スタート。この5人のオメガの話は気になる。が、ちょっと久しぶりすぎてあれなんですが、この坊主の人は晴君? だよね?
中退アフロ田中
ロボが表紙でちょっと期待したんだけど、あ、そうかその報告が残ってたか。
ハクバノ王子サマ
キャラがつかめてきた気がします。主人公はタカコサマだ、きっと。それからなんというか、こう高校生の女の子よりタカコサマのがいろいろ気にし過ぎたり気弱だったりするのが、リアルだなと思う。
バンビーノ
良いお母さんだ。九州の方言ていいな。
テレキネシス
「オーシャンと11人の仲間」と「紳士同盟」の話。紳士同盟見て見たくなった。
ガンジョリ/いがらしみきお
ゲスト読み切りシリーズの、第一話(だから読み切りじゃなくて2回)。ちょっと「花園メリーゴーランド」とか「彼岸島」を思わせる話だけど、アクションぽいシーンがよくわからなかった。どのひとがどこにいるのかがよくわからない。

[][] Reading Baton

id:kissheeさんから頂きました。今度は本のバトン。アンケート好きな本好きとしては嬉しい質問。でもこういう好みって毎日のように少しずつ変動してるので難しい。

お気に入りのテキストサイト(ブログ)

いろいろあり過ぎて困ります。有名な方であえてあげてみると、殊能将之さんのたんたんとした日記など楽しみに読んでます。というかテキストサイトの括りがよくわかりませんごめんなさい。

今読んでいる本

えーと平行してたくさん読む習性なので、とっちらかっているのですが、ティム・オブライエンの昔のと、森絵都さんの昔のと、いしいしんじさんの新しいのと、永井均さんの新しいの、。

好きな作家

全部書いたら切りがないので、各ジャンル5人しばりにしてみます。

日本
武田百合子安部公房村上春樹伊坂幸太郎保坂和志
外国
トルーマン・カポーティポール・オースターフラナリー・オコナーフォークナーガルシア・マルケス
漫画
大島弓子高野文子黒田硫黄五十嵐大介岡崎京子

よく読むまたは、思い入れのある本

難しい…。ので時系列に一冊づつ。

幼「いやいやえん」さく/中川 李枝子, え/大村 百合子
ぼろぼろになるまで読んだ。
小「ナルニア国ものがたり
私はこのシリーズで育ちました。
中「ダンス・ダンス・ダンス村上春樹
この本が切欠で小説を自分で買って読むようになった。
高「他人の顔」安部公房
安部公房作品を読みあさっていたのは、高校時代。そのころほぼ全册を購入した本屋が潰れてしまうくらい昔のことになってしまいました。そろそろ読み返したい。あの話はどれだったか、と思うくらい記憶が薄れてきてしまったものもある中で、忘れられない強烈な印象を残しているものがこの「他人の顔」。
大「遊覧日記」武田百合子
なんと言ってもこの日記のタイトルに拝借(僭越ながら)しているくらい大好きな作品。特に花やしきに行く話が好きです。
漫画「ロングロングケーキ」大島弓子
大島弓子さんの漫画はすべてに思い入れがありますが、今日の気分はこれ。大島弓子さんの漫画についてならいくらでも話したくなってしまう。いつまでも読むと思う。

この本は手放せません!

いつでも買える本については、人にあげて、買い直したりするのが好きなので、手放せないというのとは違うかも。

あえて挙げるなら「大島弓子選集」かな。

次にバトンを渡すヒト3名

前回もこれが1番むずかしかったのですが・・・

id:shionoさんの回答を伺ってみたいので、答えてくださったら嬉しいです。

それからid:msrkbさんに。(みゅーじっくのときは音楽は興味ないかなぁ、とか思ったのですが、本の回答聞いてみたいです。よかったらぜひ)

あと1名は飲みの席ででも聞いてみます。

しかし、アンケートって、答えた傍からあれも、これも、という後悔が押し寄せてきますね。おそるべし。

[] インタビューよんだり

予約したの。はやくこないかなぁーまちどおしい。

ページが見つかりませんでした – TOKYO HEADLINE

『VIDEO VICTIM 2』 発売:アスミック 販売元:角川エンタテインメント 6月24日(金)発売

2005-06-20

[][] ひかりのまち/浅野いにお

浅野いにおさんの作品を初めて読んだのは「素晴らしい世界」で、まったく知らない作家さんだったにも関わらず、それは書店で手に取ってすぐ買うことを決めていた。そして読み終えて、この作品を手に取ったのは幸運だったなと思った。「素晴らしい世界」は、いろんな人の日常の断片が、少しずつ繋がって世界になっていく、傑作短編集。「今」の雰囲気を過激さでなく、良心をもって描こうとする姿勢に、心を打たれた。うわーと思った。名曲「what a wonderful world」を思い浮かべる様な、そんな世界。

そして今日、ヴィレッジでこの新刊を見つけて、嬉しくなって購入した。

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

「ひかりのまち」は、「ジェンガのような」新興住宅地を舞台として描かれる連作短編(中編)集。エピローグとプロローグの間に4つの物語が挟まれる形で、一本の映画のようにうまくまとまっている。私は岡崎京子さんの「東京は朝の7時」という短編が大好きなのですが、この「ひかりのまち」は、「東京は朝の7時」で描かれた風景を細部まで掘り下げて描いた作品のように感じた。それは、物語として似ているというよりは、それぞれの人のそれぞれの人生を描こうとする、その物語に対する視線の様なもののが近いのではないかと思ったからだ。そしてそのような話が私は大好きなんだよ。

どこかの家で/せんたくものがはためき

どこかの駅で/転校生がやってきて

どこかの道で/こねこがオートバイに/はねられる

そして この世はすべて/なにごともなし

おはよう/おはよう/おはよう

東京に朝がきましたよ/おはよう

岡崎京子「東京は朝の7時」】

どんなに辛かったり、残酷だったり、退屈だったり、平凡だったりする日常でも、少し角度をかえてみて見ることで、どうにかそれをやりすごす。そんな視点から世界を描こうとする作家さんは久しぶりのような気がする。また、1つの物語の最後に次の物語と繋がる様なカットを入れる演出も、とても良い。ただ、全体的に読みやすい作品ばかりなので、もう少しひっかかるというか、印象に残るカットが入ったりすると良いのにって思う。でも、ともかく、この「ひかりのまち」が前作に引き続きとても良い作品だったので、ますますこれからが楽しみになった。

岡崎京子さんやよしもとよしともさんや松本太洋さんなどからの影響は顕著に伺えるけれど、それは視線を受け継いでいる人だということであり、浅野いにおさんはそれらの影響を糧にしながら、これからも良い作品を生み出してくれるのだろうなと思う。とくに比べられることの多いだろうよしもとよしともさん*1の作品と比較するなら、よしもとさんの作品が乾いているのに対し、浅野いにおさんの作品はどこか生々しさを残しているような気がする。そして、その生々しさはたぶん、作者の葛藤のあらわれでもあるのだろう。青いことや、正論や、きれいごとをどこかで照れながら、それでも俺はこれを言いたいんだ、というような。そしてその葛藤こそが作者の漫画に対する真摯な姿勢を象徴しているんじゃないかな。

ほんとうにこれからが楽しみな作家さんで、これまでの作品も何度も読み返して大事にしたいなと思う。浅野いにおさんの漫画を未読の方は素晴らしい世界 (1) (サンデーGXコミックス)からぜひ。

ところで、今のところ掲載されているのはサンデーGX(と私は見たことないけどQJでもやってるらしい)のようですが、スピリッツIKKIの方が作風にはあっているような気もする。

[] きょういちにち

ichinics2005-06-20

ふと思い付いて、下北沢へ行く。特に用はないんだけど、とりあえず行きたかった喫茶店に行こうということで妹と家をでる。

喫茶店へ向かう道すがら、マサコの前の花壇でアゲハ蝶を見る。とても人懐っこい(訳ではないが)蝶で、近くに寄っても平気な顔で、蜜を吸うのに忙しく動いていた。

目当ての喫茶店では、茶きん絞りのモンブランを食べて、のんびりして、その後はぶらぶらしながら、買い物をしたりする。休日の下北沢はほんとに人が多いけど、一本路地を入れば、平穏な住宅街で、こういう風に高いビルのあまりない風景は、やっぱり落ち着くなと思う。

ヴィレッジに行って漫画を数冊かい、「たくさんまんがうれしいな」などとうきうきしながら、さらにぶらぶらして、衝動買いしてしまいそうないくつかの局面を、もうすぐセールだからとやりすごして、帰ることにする。

帰り道はずっと、途中で入った洋服屋でかかっていた曲があたまをぐるぐるしていた。「こんなにもかわりはてたすがたになろうとはそうぞうもしておりませんでしたが」って台詞みたいなのがサンプリングみたいに使われてるの。不思議だった。

家に帰ってから、久しぶりにミシンを使ってみる。またブックカバー。ミシンは昔から苦手だったけどやっぱりへたくそで、ちょっと落ち込んだ。1番遅いスピードにしてるはずなのに、速くて追い付かないんだよ。まあ言い訳だけど。

*1:今日これを買ったヴィレッジでも横に並べられてた

ichinicsichinics 2005/06/20 22:46 うれしいです。「what a wonderful world」は大好きな曲で、聞いたり歌ったりするたびに、その歌詞の風景を大事にしたいなと思います。ほんとに。

2005-06-19

[][] MONSTER浦沢直樹

Monster (1) (ビッグコミックス)

先週末くらいから「MONSTER」全巻を読み返してみようと思っていて、ゆっくり読もうと思っていたのに今日読み終わってしまった。1巻とかは、はじめて読んだのがもう5年以上前なので、いい感じに記憶が薄れていて、新鮮な気持ちで読むことができてよかった。

浦沢直樹さんの漫画は大好きで、今連載中の「PLUTO」も「20世紀少年」も「MASTERキートン」も「パイナップルARMY」も好きな作品だ。それなのに、浦沢直樹作品、とくに「MONSTER」以降の作品には、なんとなくのめり込めないところがある。それはなんでなんだろうと思っていた。

その理由が今回「MONSTER」を読み返してみて、なんとなくわかったような気がする。

*****

MONSTER」を読んでいるときの感覚は、漫画を読んでるっていうよりも、サスペンスやミステリ小説を読んだり映画を見てる感覚に近い。それはシーンの繋ぎ方や、物語の構成などにも言えることだけど、特に印象的なのがモノローグがほとんど入らないということ。

この漫画の主人公は一見するとテンマ、ニナ、ヨハンなんだけど、この3人についてはほとんど心情説明(モノローグ)が入らない3人称のような形で描かれている。むしろ準主人公であるルンゲ、グリマー、エヴァのほうが雄弁に感情を表現している。でも彼ら準主人公についても3人称の視点はほぼ崩れず、逆に1話にしか登場しないような、脇役の心情をメインに描く「脇役=主人公」の短編の積み重ねによって1つの大きな物語に包括されているような気がする。そのような通りすがりの人によって、テンマやニナの人柄が肉付けされ、ヨハンの得体の知れなさが増していく。

例えば4巻の8章「五杯目の砂糖」ではニナ(アンナ)が射撃の訓練をしている時期のことが描かれている。私はこの話がすごく好きなんだけど、この「もと殺し屋」であるロッソを主人公に一本映画がとれてしまいそうだ。

他にもたくさんの、その先を見たくなるようなエピソードがちりばめられていて、それが浦沢直樹作品の素晴らしい点でもあり、私が「MONSTER」にのめり込めない原因でもあるような気がする。つまり、「MONSTER」にではなく、1つ1つのエピソードにのめり込んで(感情移入して)しまうから、なんだろうな。(そして20世紀少年PLUTOも基本的な構成はMONSTERと同じだと思う)

そんなふうに、その話の大きな筋よりも、物語の進む過程に出てくる様々な人、一人一人の脇役にも人生がある、ということを描いたところが「MONSTER」は素晴らしい、と思います。

この先が思い付かない……でも、ハッピーエンドにしたいんだ

(14巻7章「楽しい思い出」

もしかして、浦沢先生もそう思いながら書き終えたのかなと思ったりした。

途中、誰の中にも怪物はいて、ニナとテンマは怪物と紙一重の存在である、という結末に結びつきそうな展開だったけれど、その怪物を克服できるかどうか、という点について明確に描かなかったのはだからなんじゃないかなって。

Monster (18) (ビッグコミックス)

Monster (18) (ビッグコミックス)

[] モンスターについていろいろ

ちょっと前のニュースですが、浦沢直樹「MONSTER」が実写映画化に向け始動っていうのにも期待してます。アニメ版も良いし。映像向きの作品だと思う。

ニューラインシネマ製作ということくらいしかまだ情報はないですが、夏あたりに正式発表があるらしいです。楽しみ。

キャスト発表されてない今のうちに個人的妄想キャスティングをしてみる。

テンマ/役所広司
役所さん大好きです。特にユリイカのときのイメージで。日本人以外ならトニー・レオンかキアヌさん。
ルンゲ警部/Hugo Weavingさん
ロードオブザリングのエルフ長とかエージェントスミスの人。これは妹が思い付いたんですが、おでこ具合とかぴったりだと思います。
ヨハン/ジュード・ロウ
金髪の美青年だしということで安易に。
ロベルト/トラボルタ
おでこ具合で。ハーヴェイ・カイテルさんでも見てみたいなぁー。悪役のカイテルさんが見たい。
マルティン/ブラッド・ピット
何となく似てるので。このマルティンがでてくる話が好きです。エヴァが好きになる。

好きなキャラクタベスト3

1.ルンゲ警部
ルンゲ警部は長い時間をかけて自分の力で答えに辿りつくキャラクターなので、「MONSTER」を小説で描くならルンゲの視点からだと面白いんじゃないかな、と思う。ロベルトと対決するところはとにかく格好良い。
2.エヴァ
彼女のような不器用なキャラクターが好きです。応援したくなる。
3.リヒャルト
彼はマット・スカダーを彷佛とさせる(アルコール依存症という点だけかもしれないけど)キャラクターでしたのでリヒャルトのエピソードにぐっときた方はローレンス・ブロックのマットスカダーシリーズもぜひ。おすすめは八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)です。

[] 眠りたおす

一度起きて、また寝て、起きてご飯を食べて、母と妹と祖母の着物とか出してきてみたりとかしてたら、しょうのうの匂いにくらくらして、なんかだるい、と思って横になったらまた寝てしまった。妹に起こされたが、頭がものすごく痛くて外出の予定はキャンセルしてまた寝た。

昼過ぎに起きて、野菜ジュースを飲んだりしていたらだんだん頭の痛さはとれてきたので、MONSTERを読みはじめる。モンスター祭り。途中、グリマ−が友達の名前思いだすシーンとかで泣いたりしたらまた頭が痛くなったけど、やめられなくて最後まで読み切ってしまった。

1日寝るか漫画読むかしかしてない。こんなんでいいのか、とちょっと思う。

maqizumemaqizume 2005/07/14 03:22 はじめまして。まきづめと申します。
『キースリチャーズがジョニーデップと共演』の記事言及のリンクできました。
私もMONSTER好きです。マルティンは絶対ブラピににてますよね!!モデルにしてるんじゃないかと勝手に思ってました。
それでわ失礼します。

ichinicsichinics 2005/07/19 02:29 こんにちは。コメントいただいたのに気付くの遅くて申し訳ないです。マルティン→ブラッド・ピットさん説、賛同してくださって嬉しいです(笑)やっぱり、似てますよねー。

2005-06-18

[][] リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

ichinics2005-06-18

監督/脚本 ニルス・ミュラー

1974年に起きた、実際の事件をもとにした作品。しかし内容は事件そのものというよりは、事件を起こすに至った犯人の心理のほうに焦点があたっている。

とにかく主人公のサムを演じるショーン・ペンがすごい。表情、目つき、喋り方、すべてにおいて、ショーン・ペンはサムになりきっていて、私はショーン・ペンてこんな顔つきの人だったっけ?と空恐ろしくなった。見てるのが辛いくらいの痛々しさで、ああ、こんなじゃ生きにくいだろうな、と思う。

その生きにくさはサム自身も実感しているはずなのに、彼はちっともかわろうとしない。それは彼が現実を認めたくないからなのだとはおもうけど、だからといって何かの切欠で彼の人生が上手く行く様な予感や希望もなく、ひたすらに彼は現実から目を逸らし続ける。仕事も金もないのに、ふて寝する。そのせいでどんどん追いつめられる。

サムは自分に正義があると思っている。平等や正直を美徳として、それを実践しているつもりでいる。確かに言っていることには理解できる部分も無いわけでもないけど、押し付けてしまうから拒絶される。そうやって、自分の考えが理解されなかったとき、彼は結局逆切れする。自分自身を顧みること無く、彼は自分にひたすら甘い。そして他人にもその甘さを要求する。「もっとおれに優しくしろ、優遇しろ、理解しろ」彼が言いたいことは結局それなのだ。そして片端から希望が失われていくことを「何かのせい」にし続ける。その最終的な対象がリチャード・ニクソンだったということだろう。

こういう人に実際会った事は無いけれど、でもなんとなく、サムの気持ちを察することが出来るのが不思議でもあり、きっとそれは私にもサムのような部分があるからなんだと思う。しかし察することはできても、実際こんな人が身近にいたら、やっぱり面倒見切れないよ、とも思う。だって人の話をきかないんだもん、とサムに腹を立てつつも、見終わったあとにはかなりブルーになった。「ファーゴ」見た時の後味に近いかも。

物語はシンプルで良かったけれど、この映画の良いところは「だめだった人」の典型をきちんと描き出したということじゃないかと思う。こういう人が主人公の映画でしかも全く希望なし(こういう映画ではだいたいエサ的な希望が用意されてることが多い気がするので)、というのは初めてみたような気がする。

[][] 見たい映画とか気になったやつとか

「NOTHING」
CUBE」のヴィンシェンゾ・ナタリ監督最新作。チラシがかわいい。嫌だと思ったものが消えて行ってしまう話らしいです。秋公開。

 http://www.klockworx.com/nothing/

「埋もれ木」
小栗康平監督最新作。これはかなりよさそうだと思ってます。「宙に舞い上がる紙灯籠」と聞いただけで、そのビジュアルをみてみたくなる(HPでちょっとみれる)。6/25公開。

 http://www.umoregi.info/

【見ました→http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050627/p2

「ふたりの5つの分かれ路」
フランソワ・オゾン監督最新作。物語を時間を遡る形で見せるという手法は「ペパーミント・キャンディ」のようで興味ある。8月公開。

 http://www.gaga.ne.jp/futarino/

「コーチ・カーター」
サミュエル・L・ジャクソン主演の「スクールウォーズ」なのか? と予告を見た段階では思った。で、今日会った友人がたまたま飛行機内でみたらしいんだけど、そんな感じみたいです。「ドラゴン桜」meets「スク−ルウォーズ」な感じだと想像した。

 http://www.cc-movie.jp/

ヒトラー 最期の12日間」
es」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品。見る。夏公開。

 http://www.hitler-movie.jp/

「世界から見たわたしたちの憲法」
チョムスキーを始めとする世界中の賢者へのインタビュー作品。7/2より。

 http://www.cine.co.jp/kenpo/index.html

「ある朝スウプは」
PFF2004年度グランプリ作品。7/30から。

 http://www.pia.co.jp/pff/soup/

[] 野菜ジュースで健康に

最近、節約やらなんやらで昼ご飯を削減していて、せめてもの気休めに毎日野菜ジュースを飲んでいる。私はそういう風に自分ルールを忠実に守ったりするのが結構好きなので、野菜ジュースも飲みはじめて一ヶ月くらいは経った。たぶんそろそろ健康体になっているはず。

せっかくいろいろ飲んだので、好きな野菜ジュースランキング。

  1. トマトと8種のヤサイ/カゴメ
    • すっきりしていて美味しいです。飲みやすいトマトジュースみたいな。
  2. 小岩井無添加野菜/キリン
    • うおーセロリ。って感じですが、健康感を味わうことができます。
  3. 野菜生活100 緑王/カゴメ
    • これもセロリ感。見た目が萎えるけど、でもおいしい。

なんて、地味な健康活動を行ってる私の今日の晩ご飯はデニーズにて食べた肉入りサラダ。ついでに瓶ビールとか頼みましたごめんなさい。

食べながら話をしていたら、友人にまたあらたに好きな人ができたとのこと。あれ? つい一月前くらいは違う人だったんだけどそれはどうしたの? とか思ったけど、月曜デートらしくうきうきしてるとこに悪いので突っ込みませんでした。

もう才能だな、と思う。好きな人できる才能。

2005-06-17

[][] Musical Baton

id:shionoさまよりばとんをいただきました。わーい。ありがとうございます。ちょっと照れてます。id:kissheeさんも挙げてくださってありがとうございます。

えーと、答えます。

Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

今家じゃないのでよくわからないですが、500曲くらいです。 整頓下手。

Song playing right now (今聞いている曲)

今現在はかかってないですが、今朝聞いた最後の曲はキセルの「ギンヤンマ」です。

The last CD I bought (最後に買った CD)

下に書いたDEATH CAB FOR CUTIE/Transatlanticismです。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)

5曲にしぼるのむずかしいけど、

CREEP/RADIOHEAD
レディオヘッドを知った曲であり私が英語の歌詞を暗記してる唯一の曲(たぶん)なので。
Last Goodbye/Jeff Buckley
大好きすぎてどうしようというくらいの曲。
いかれたBaby/FISHMANS
かなしいときに浮かぶのはいつでもこの曲だっ〜たよ〜。うれしいときもそうです。ずっと聞き続けてる曲なので思い出がたくさん。未だに新鮮な気持ちで聞ける。
Simple twist of fate/BOB DYLAN
「血の轍」というアルバム全体でとても思い入れがあるんだけど、あえて一曲挙げるならこれ。
Somewhere Over The Rainbow
曲自体が好きなのですが、あえて歌ってる人を挙げるならやはりオズの魔法使いでのジュディ・ガーランドだと思います。

Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)

これが一番むずかしい・・・。人見知りなのでパスしようかとも思ったのですがたまには勇気をだして送ってみます。

もう受け取られてたらごめんなさい。面倒だったらスルーしてくださいませ。

id:yamnakさん(もう受け取られてるのは知ってるのですが知らない振りして送ります)

id:so_ra_toさん(よろしければぜひ!受け取られてたらごめんなさい)

それからはじめましてなので緊張しているのですが、いつも拝見している中で特に音楽の趣味が素敵だなと思っている方へ。

id:LJUさん

id:masuo45さん

はじめましてで突然ごめんなさい。面倒だったらスルーしてください。

[] DEATH CAB FOR CUTIE/Transatlanticism

Transatlanticism

Transatlanticism

デス・キャブ・フォー・キューティーの4thアルバム。

発売はもう2年も前ですが、サマソニ予習、と思って今さら購入。思わずこれを聞かなかった2年間を後悔してしまった。すごく良いアルバムだ。

DEATH CAB FOR CUTIE(かわいこちゃんへ死の車を)というバンドを知ったのは結構前のことで、当初はボンゾ・ドック・バンドが好きなバンドなんだなぁ、と思ったけど聞いてみたら全然ボンゾズではなく、瑞々しいロックンロールでいっぺんに好きになった。(ボンゾズも好きですが)

でもこのアルバムは別格だ。もちろんこれまでの3枚も好きなのだけど、この「Transatlanticism」は今までの作品の総決算の様な、すでに新しい段階へ到達してることを感じさせる傑作だと思いました。エモというカテゴリに入れられているようだけど、このアルバムを聞いてみると、REMから始まったカレッジ・ロックの流れも感じる。GALAXIE 500とか。うーなんかうまく言えないけど私の好きな要素満載のバンドだということです。

POSTAL SERVICEを聞いて、ベン・ギバードの声はFlaming Lipsのウェインの声に近いなと思ったんだけど、今回の#2や#10を聞いたりするとさらにそう思う。ウェインの声よりももっとしっとりしているけど。また#11のような曲はブライト・アイズを思いだします。

今日のところのベストトラックは#8「Passenger Seat」。乗り物の中でヘッドフォンして風景見ながら聞くと良かった。

[][] 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード

「大人帝国」が面白かった!と友達に言ったらおすすめされたのがこれ。

クレヨンしんちゃん」の劇場版11作目で、夕食に出される予定の焼肉用高級肉で盛り上がる野原家に、突然謎の男(ブシェミ)が現われ、なぜか指名手配され、追っ手に追われてさあ大変、というお話。

大人帝国がなかなかの感動作だったのに対し、ばかばかしくて思いきり笑えて楽しかったー。クレヨンしんちゃんはTV版もほとんど見たことが無いのだけど、映画版は皆「事件に巻き込まれる→しんのすけ(もしくは野原家)追われる→どたばた→エンディング」という形式なんだろうか? もしかしたらたまたまかもしれないけど、この全編を覆うパロディラッシュは大人向け、そしてばかばかしいギャグは子ども向けと、ほんとクレヨンしんちゃん映画はうまく作られてると思います。

子ども向けな部分としては、裏切った友達がちゃんと帰って来て、それを皮肉りながら許容するしんのすけのとこが良かった。良心的だ。あと「大人帝国」でも思ったけど、小さいしんのすけたちの動きがいい。大人には通れないし、大人の目線では気付かないような場所を移動していく感じが気持ち良い。

大人向けなパロディネタの筆頭は「地獄の黙示録」だと思うけど、その他もろもろ、下田営業部長はポルコ・ロッソ(中身は全然ちがうけど)みたいだったり、ジェットコースターのシーンはラピュタっぽかったり、ジブリ要素も満載だったような気がする。大人帝国の時はカーチェイスシーンだったけど、今回はラストのボスライブがブルース・ブラザーズみたいでよかったです。お兄さんがスティーブ・ブシェミだったのもあって(壁にぶつかって落ちるとこで「ぶしぇーみ」って言ってたし)「オー・ブラザー!」っぽくもあった。

あと自転車ね。これは制作にマッドハウスが入ってたし「アンダルシアの夏」意識なんじゃないかと思います。アンダルシアからE.T締め。ジェットコースターにしろ、自転車のシーンにしろ、スピード感のある画面はみてて楽しかったな。

難を言えば、ヤキニクでまとめてた割に焼き肉があまり重要な役目を果たしてなかったことかな。でも存分に笑ったので大満足。

[] フロムアメリカ

ichinics2005-06-17

今日、かれこれ1ヶ月も待ち続けていたアメリカからのメールが来た。急いでる仕事だったので、5回くらいは催促のメール(英語はなせないのでメール)を送ったのだけど全然音沙汰がなく、もしかしたらもう潰れてる会社なのかしら、とか余計な心配までしてたのに、返事の内容は「Hi,君の言ってた内容でプリーズゴーアヘッド! ジョンより」みたいな感じ(というかほぼこのとおり)で、気が抜けた。異文化を感じた。アメリカって遠い。

メールが来て安心したけど、おかげで手持ち無沙汰週間が終了してしまった。

2005-06-16

[] 新発売ラッシュ

ラッシュです。なのになんかいまいちめのラインナップ。

夏ポテト/カルビー
あわせ梅味は、いつもの梅味と同じだけどやや酸味が強くなったような気がしないでもない。塩味はいつもどおり。ただ、この波カットがあまり好きになれない。前より粉っぽくなったような気がする。
塩と胡椒味/カルビー
同じシリーズの(袋がマットPPな手触り)のり唐辛子味がおいしかったのでこれにもチャレンジする。うん。おいしい。ちょっと豪華版ポテトチップスといった風情です。
トウモロング/森永
ポテロングのトウモロコシ版。味が薄い。薄すぎて「この味をなんとか確認したい…」と思って食べてるうちに終わってしまう不完全燃焼さ。薄味好みの人にはお勧め。個人的にはとんがりコーンの焼きとうもろこし味みたいな味を期待していたのでいまいちでした。もっと濃いい味をくれ。

他にもスティックタイプのカール2種類とかじゃがりこの辛いのとかいろいろ出てるけど、なんかあまりそそられない。

上半期ベストお菓子

ちょっと気が早いけど個人的上半期ベストはもう決まった。

スナック
ビアジャガ/マスタードマヨ味。湖池屋。やっぱりうまーい。ビールなしでもうまいです。定番商品にして欲しい。
甘味
ミルクキャラメルチョコレートは森永。ちょっと高いのが難点ですが、美味しい。パッケージもかわいい(まんまキャラメル箱だけど)。六花亭のチョコが好きな人は好きだと思う。

森永ミルクキャラメルのページ。昭和初期の広告とか見れてちょっとかわいい

http://www.morinaga.co.jp/caramel/index.html

[] けいけんち

これは とある かぞくが のこした blog で ある。

http://garbage.web.infoseek.co.jp/pcp/honbun/blog/top_flameset_top.html

はてなの注目URLから知ったので、開いてみたときは「なんだろこれ」というくらいでしかなかったのだけど、読みはじめてみて、すごくこわいなと思った。一番怖いと思ったポイントは、家族3人の使っている言葉が全然違うこと。基本的にはフィクションだけど、あり得ない話でもない気がする。特に最近、母親に「ブログってなに?」と聞かれたばかりだったので、余計こわかった。

ネットというのは、直接的な肌感覚を伴わない分、そこが公共の場であるということを、忘れがちなのかもしれなくて、その広さというのが目で見えない分、ある程度の経験値のようなものが必要かもしれないと思った。特に見るほうの。

ちょっと話はそれるけど、こうして毎日ネットを見ていると、ネット上でよく見かけることが、あたかも常識のような気分になってくる。でも、実際友人と話をしたりしていると、そうでもないんだな、と思うことがよくある。

私の友人の中には、未だに携帯電話を持ったことのない人が2人いる。家にパソコンが無い人もいる。この先も当分パソコン買わなそうな人もいる。そうやって、人によって得る情報の種類やスピードが変わって行くとこの先どうなっちゃうんだろうって思う。

これも

総務省は14日、小中高校生のだれもがブログ(日記風の簡易ホームページ)を書くような環境をづくりをめざす方針を決めた。新規サイト 共通エラーページ

べきかな? べきとも! とは思わない。

[][] 見たい映画

チャーリーとチョコレート工場
ディム・バートン最新作!で、ジョニー・デップ主演!わーい。なんかチラシみたらジョニデさんがキラキラしてた。日本版はまだオフィシャル完成してないので、海外公式→【http://chocolatefactorymovie.warnerbros.com/】秋公開。
亀は意外と速く泳ぐ
チラシ見た時から楽しみにしてたけど、ニュートラルな気分で見に行きたい。小田扉のイラストはどんな風に使われるんだろうか。7/2から。【追記】予告編で小田扉イラストを見た。パラパラ漫画のような感じで使われていて、ちょっと期待が高まる。
妖怪大戦争
三池崇史監督。予告とか見るとどうなんだろう〜と思うけど、とりあえず水木しげる漫画で育った私としては(初恋は鬼太郎)見ておきたい。阿部サダヲさんは河童。豊川悦司さんだけ見ると帝都大戦みたいだ。8/6公開。

あと公開中のものとして「リチャードニクソン暗殺を〜」(見たhttp://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050618/p1)と「ふぉーがっとん」が見たいです。

[] 鬼太郎

ichinics2005-06-16

上に初恋は鬼太郎と書いたけど、当時小学校の1年か2年くらいだった私の初恋の相手は東映でアニメ化された方の鬼太郎です。原作ファンには賛否両論らしいですし私も子どもながらに「全然鬼太郎と顔ちがうじゃん」とか思っていましたが、やがて顔の違いなんてどうでもよくなりました。もちろん、水木しげるさんのオリジナル鬼太郎も好きです。愛読書は妖怪図鑑。好きな妖怪はぬらりひょん。悪だから。

水木しげるグッズで1番お気に入りなのは妖怪花札

というわけで鬼太郎茶屋に行きたい

http://www.youkai.co.jp/chaya.html

花札売ってるとこ

http://www.kyoto-wel.com/item/IS81134N00569.html

2005-06-15

[][] 『瞳子』/吉野朔実

久しぶりに読み返す。

瞳子 (ビッグコミックス)

瞳子 (ビッグコミックス)

瞳子』は1999年ビッグコミックスピリッツにて不定期連載されたもので、「ぶ〜け」と「マーガレット」を買ったことが無く、スピリッツを愛読していた私が、初めて読んだ吉野朔実さんの漫画でした。そして、この『瞳子』の第1回掲載からコミックスになるまでの間に概刊のほぼ全てを買いあさったという、私にとっては吉野朔実漫画に開眼する切欠であり、私の漫画遍歴(というほどでもないですが)のなかでも転機となる作品でした。なので、大好きなものがたくさんある吉野朔実さんの作品の中でも、この『瞳子』にはちょっと特別な思い入れがあります。

この作品の「良さ」を言葉にするのは、とてもむずかしい。

それでもなんとか説明してみるならば、人の感情の割り切れなさ、これが「善」でこれが「悪」なんていう簡単区分けのない、生きた感情がそこにあった、ということだと思う。

特に第1話〜第3話で描かれる瞳子家族とのやりとりには自らを顧みたり、顧みたことに悔しくなったり、同じ様な出来事に思い当たって憤慨したり、主人公瞳子を通して自分の嫌な部分や譲れない部分を目の当たりにさせられているような気がした。とにかく母さんが似てるんだうちの母さんに。そして自らの大切にしているもの家族理解されないことを、私も瞳子のようにもどかしく思い、苛々して、苛々する自分に腹をたてたりしていたのだ。

そんな風に動揺しながらも私が瞳子共感しつづけているところで、瞳子の友人である森澤君は言う。

人はその人にふさわしい人生を生きる。必要のない能力は開発されない。

この台詞以降、瞳子は外へ向かって行く様な気がする。

そして最後作品、「ボーイフレンド」は、今日は昨日の続きじゃない−−/だから…/明日今日の続きじゃない」という台詞ではじまる。これは大島弓子さんの『バナナブレッドのプディング』の冒頭「きょうはあしたの前日だから/だからこわくてしかたないんですわ」という名台詞への返答のような作品だと思う。

そして、瞳子は「自分のそういうところを、私はちっとも好きじゃない」という台詞を口にすることで、自らの「ふさわしい人生」を踏み台にして、傷を負ったり癒したりしながら、変わって行く決心をしたのではないかなと思った。

  *****

吉野さんの作品が初めて男性誌に掲載されたのはこの『瞳子』だったと思います。そのせいもあってか、吉野朔実さんの「色」を凝縮したような、とてもバランスのとれた作品なので、もし、吉野さんの漫画を初めて読もうという方がいれば、迷わず『瞳子』をすすめたいと思います。

ちなみに装幀はコズフィッシュ祖父江慎さん+芥陽子さん)です。

[] Dollar Brand/「African Piano

最近ipodに入れて久しぶりに聞いたら、あまりにもかっこよくて感動してしまった。

アフリカン・ピアノ

アフリカン・ピアノ

ジャズにはまっていた頃、常連のおじさんたちに教えてもらいながらそれこそ手探りで好みのアーティスト模索していたのだけど、私にとって、ジャズジャズとしての枠組みの外で楽しむことを教えてくれたのがこのアルバムだった。

「African Piano」は無伴奏ピアノ・ソロアルバムで、全てがほぼ即興的に、曲間の区切りなく演奏されている*1。まるでライブを聞いているかのような、躍動感に溢れた演奏は耳を惹き付ける強い力をもっていて、アルバム一枚を聞くのがほんとうにあっという間。

Dollar Brand(Abdullah Ibrahim)はアフリカ出身ジャズピアニスト

ジャズというものアフリカ人によって生み出されたが、それは民族音楽ではなく、アメリカという場所で、ヨーロッパ文化に触れたアフリカ人によって生み出されたもの」だと言われているけど、その辺りの歴史はまだ勉強不足。しかしDollar Brandのように、アフリカで生まれ育ったジャズミュージシャンが貴重な存在であることは確かだろう。

Dollar Brandの音楽は、彼がアフリカに生まれ育ったということによってか、アメリカ的なジャズというものとはかけ離れているような気がする。内省的なエネルギーと言うか、理知的な野性味というか、聞いたことのない和音フレーズがうねるようにして雄弁に語りかける完全にオリジナルジャズだ。

たった一台の楽器がこれほどまでに豊かな音を出せるってすごい。文句なくかっこいいアルバムで、何度聞いても飽きない。

むしろジャズ好きでない人に聞いてみて欲しい作品です。

*1:ただし、A面B面に分けられていたので、1回は区切れる

2005-06-14

[] PHOENIX/UNITED

UNITED

UNITED

CD屋で働いてた頃にヘビーローテーションしてた懐かしい名盤。当時の新譜って店で聞けるから意外と買ってなかったりしてて、このPHOENIXの1stも、先日「あんなに聞いてたくせにもってないの?」と元同僚に驚かれたもの。今日ブック○フに行ったらなんと500円で売ってて(しかも国内盤)なんでだ! と憤りつつ購入。昨年ちょっと遅過ぎるくらいのセカンドがでましたが、そちらがなんとなく落ち着いたポップさに統一されていた反面、この1stにはなんだか、やりたいこといろいろやったぜ、というような勢いがあって楽しい。パイロットのようなポップソングあり、パワーポップあり、AORあり、ハウスあり。それくらいなんでもありなのに破たんしていなくてセンスが良い。フランス出身でデビュー時期も被っていたことからよくTahiti 80と比べられていましたが、確かに似ている部分は多いものの、私はどちらかというと、PHOENIXの懐の深さというか、あっけらかんとした節操のなさに惹かれてました。

私のベストトラックは断然#4「IF I EVER FEEL BETTER」。うわー懐かしい。これ聞きながら、小踊りしつつ働いてた気持ち悪い店員でした私。あと#1や#9なんかを聞くと、Raptureなどからブレイクしたディスコパンクとか言われるジャンル*1の始まりだったのかなとか思います。国内盤に収録されてるTodd Edwardsのリミックスも良いです。

ちなみに

Magic

ジャンルはちょっと違いますが、Tahiti 80やこのPHOENIXのようなポップソングが好きな方にお勧めアルバムがこのPILOTの名盤「magic」。とにかくきらきらした楽しい曲満載で、ポップロックここにありといった感じです。The Lovin’ Spoonfulの「魔法を信じるかい?」なみのポップさです。髭面のお兄さんたちがスカーフ巻いて走ってる裏ジャケもかわいらしくて良いです。

[] ビッグコミックスピリッツ6/27

いろいろ休載で今回いまいちつまらなかった。

「血の轍」
ゲストかわぐちかいじさんの読み切り。ゲスト読み切りシリーズはまだ続いてたんですね。ボブディランかと思ったよ。
20世紀少年
6/30に初回限定CD付き特装版19巻が発売らしい。今度はなんの曲だろ。
「CB感」
好きな漫画なのに、どんどん遠くなっていく・・・。バイク話がわかれないのが辛い。やっぱりバイクはナナハンなんですか。バリ伝でもぶっ拓でもそんなこと言ってた様な気がしないでもない。

[] どんぶり

ichinics2005-06-14

私は数字が苦手だ。計算機使うのは好きだけど、なんというか分量把握能力にかけてると思う。あんたはどんぶり勘定すぎる。と小学生の頃から言われてた。四捨五入の精神が身に付いてるから、料理は好きだけど、お菓子作るのは苦手。

なので今日は1日中数字調整仕事をしていて、かなり参った。参ったついでにビールとか飲んだらさらに疲れた。先日挫いた手首をキオスクでスピリッツ買う時にさらに捻ってしまった。情けない。

関係ないけど、こんな空(本日18:40)を見るとSUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」を聴きたくなるので、聴きながら帰った。

*1:そのへんの歴史はよくわからないけど

2005-06-13

[][] 夜のピクニック

夜のピクニック

夜のピクニック

本屋大賞で第1位となった恩田陸さんの本。

個人的に、恩田さんの作品は作品によってまったく異なる印象を受けるので(そこも魅力のひとつですが)、読んだことが無いものも多いのですが、この「夜のピクニック」は私が恩田陸作品の中で1番大切にしている「ネバーランド」に近いところがあるよ、と聞いていたので、楽しみにしていました。読了した友人から頂いて、本日読了。

  *****

高校時代最後の行事である「歩行祭」での出来事を描いた作品。

読んでいる間中、憂鬱なんだけど、楽しみにしていて、終わってしまうと寂しい、そんな思い出が、土煙の匂いとともに鼻先をかすめていくような感じがした。私の中で学校のイベントってたいてい土煙の匂いがする。校庭のざらざらした感じ。

私は中学、高校と女子校に通ったので、この「夜のピクニック」で描かれる様な出来事は、やはり共学ならではだなあ、と感じるところもある。男子校を舞台とした「ネバーランド」を読んで感じたのが憧れだったのに対し、「夜のピクニック」を読みながら考えてしまうのは、そこにいたかもしれない自分のことだった。

「普段は、二人の会話は雰囲気だけで進んでいく。言葉の断片だけがやりとりされ、二人が描いている絵は周囲の人間には見えない。(p142)」

融と忍の会話についての描写で、こう書かれているのを読んで、私にとって、そういう話し方ができる初めての友人は男の子だったので、そういう成長過程にある男の子を間近に見ることがなかった、というのはやっぱり、つまらないなあと思う。もちろん女子校にも楽しい思い出はたくさんあったから、後悔してはいないけど、例えば融には他にテニス部の友人などもいて、どちらも大切に思っていて、でもなんか少し違う特別さが忍にはあって、そんな微妙な力加減なんかは、やっぱりちょっと憧れる。

私の通った女子校は、とくに派閥を作りがちなところで、私はその派閥に属さない為にも「浮いてる」存在として認知されるよう力を注いでた様なとこがあった。まぁ、今考えると、属すとか属さないとかばかばかしいけども、だからこそ、忍の言う、「なんて言うんでしょう、青春の揺らぎというか、煌めきというか、若さの影、とでもいいましょうか(p181)」そういうものを、満喫できなかったような気がする、とずっと思っていたところがある。卒業してずいぶん経ってしまってなお、あの時何か「特別なこと」が出来たのではないかと、考えてしまうことは今でもある。

しかし、この「夜のピクニック」の中で何度も繰り返される、誰もが一度は経験したことがあるような、「これまでの時間が惜しいような気がする。面倒くさいけど、高校最後の行事としてもっといろいろなことをしっかり考えるつもりだったのに。(p164)」という気持ちを追体験していくうちに、描かれるのは学校に束縛されている学生時代だからこそ経験できる出来事だけど、ふとそれと同じ様な体験は今でもできることなんじゃないかと思った。

疲労がつのるにつれ、目先のことしか考えられなくなり、でも何かを得なければという焦りを感じたりする。その焦燥を明確に描き出すという意味でこの「歩行祭」というモチーフはとても効果的だったのだと思う。

おそらく、何年も先になって、やはり同じように呟くのだ。

なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒毎に、全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか、と。(p210)

だからこそ皆「あの頃は」とかいう話をしたがるのかもしれない。でもその今だって、いつかのあの頃なんだよな。

自分自身も歩行祭に参加しているような気分で読んでいたので、読み終えると素直にそんな感想を抱くことができた。もっとずっと読んでいたくなる本だったし、終わってしまうのが寂しくなったりもしたけれど、「大部分は疲れてうんざりしてるのに、終わってみると楽しかったことしか覚えてない(p316)」そんな思い出が自分にもあるのを思いだして、ちょっと安心した。これからもあるだろうか? と考えると、毎日を大事に過ごそう、という気持ちになる。

とても良い作品でした。時間をおいて、また読んで、一晩中歩いてみたい。

[][] デッドエンド 暗戦リターンズasin:B0000BI2V7

ジョニー・トー監督作品。

この前みた暗戦デッドエンドの第2弾。前回はアンディ・ラウが犯人役でしたが、今回はイーキン・チェンが登場。イーキン・チェン演じる犯人は手品使ったり鷹匠だったりと格好良いポイント満載ですが、犯行理由はさっぱりわかりません。そこらへんの詰めの甘さを考えると、前作をしのぐものではないかも。

ほんとの所はわかりませんが、多分前作がヒットしたので、もう一作とってみましたというノリでした。屋上のシーンから始まって、犯人は決して悪人でなく、タクシーで犯人をひろうとこなんかは、もしかしてパロディなのか? というくらい同じネタを使っています。が、それでも勢いがあって面白かった。

前回と違う点といえば、今回は「踊る大捜査線」と似てるなと思ったこと。もしかしたら意識してるのかもしれない。飄々としてるけど、熱血なとこもあり、コミカルでもある主人公は、青島に近いし、だめ上司が足をひっぱるとこなどはまさに湾岸署。また、コロンボ形式というか、ゲストが犯人役(つまり最初から犯人は誰かわかっている)という構成も「踊る〜」を彷佛とさせる。

前作に比べると、ハードボイルドさは薄れてコミカルな方面へシフトしていますが、こういう話は好きなので、このシリーズの続きがでたら、また見たいと思います。

[] 夏も近付く

ichinics2005-06-13

昼過ぎに気温を見たら30℃に近くなっていて、もう夏だなあと思う。麦茶がおいしい。私はふだんあまり冷たい飲み物を飲まないので、冷たいものを飲んでおいしい、と思うと夏が来たなあと実感する。

金曜、土曜、と降った雨も、今日は降らず、いい天気だった。洗濯したり本読んだり、昼寝してる妹の横でビデオみたり、とにかくのんびりする。ふと、「夏も近付く八十八夜」という歌を思いだしたけど、八十八夜っていつなのかを考えたことがなかったのでちょっと調べてみた。

八十八夜。2月4日の「立春」から数えて八十八日め。5月2日頃。

もうひと月も前だったのか。立夏の頃ですね。

それから、夏といえばムクゲの花。小さい頃、ムクゲの花を川に投げると、くるくる回りながら落ちるのが好きだった。つむな、と今は思うけど。昨日見かけたこの花→ もムクゲだと思うんだけど、いつも見るのとちょっと違う。きれいな色だった。

2005-06-12

[] 時代を切り開くまなざし/木村伊兵衛写真賞の30年1975-2005

川崎市市民ミュージアムにて。

写真には詳しくない私でも、木村伊兵衛写真賞を受賞された方の中には、好きな写真家の方が多いので、行こうと思ってた写真展。に、ようやく行ってきました。会期が長いので安心してたら、もう来週(6/19まで)で終わりとのこと。うっかりしてた。

ちょっと順路がわかりづらかったですが、受賞作を年代順に見れるのが良かったです。また、『近年、アルル写真祭で約30年ぶりに発表され話題となった』という説明書きがあった木村伊兵衛さんの作品「Paris 1954-1955 」も見れて良かった。以下感想メモ。

  *****

藤原新也逍遥游記」/第3回受賞
藤原さんの作品は文章も写真もとても好きだ。藤原さんの写真をみると、いつも「しっとりしている」と思う。受賞作である「逍遥遊記」の中の猫の写真なんて、水の中にいるみたいな気がする。
倉田精二「ストリート・フォトランダム 東京75-79」/第5回受賞
森山大道さんの写真と雰囲気がにてるな、と思ったらプロフィールのところに「写真塾森山大道教室に参加」とあった。一枚の写真から、なんというか人生みたいな生々しいものを感じる。好きな写真だと思った。そして1975年の池袋の空気というか風俗におどろく。30年なんてあっというまな気がするけど、いろいろ変わるんだな。いい顔で笑ってるおじさんがヒールのある靴はいてるもの。
渡辺兼人「既視の街」/第7回受賞
正方形のパネルの中に収められた風景は「既視の街」と名付けられていて、その語感がとてもいいと思った。風景の中に、アンバランスと言うか落差のあるものが収められているところが好きだ。特に豪華っぽい建物の裏が工事中のような砂利広場になっている写真が好きだったのだけど、あれはどこだったんだろう。
北島敬三「ニューヨーク」/第8回受賞
ミックとキースのこの写真はこの人の写真だったのかー!
宮本隆司「建築の黙示録」/第14回受賞
解体される過程にある建物の写真。日々谷映画劇場の写真は映画「オペラ座の怪人」の冒頭シーンみたいだなと思う。浅草松竹の写真で、外から差し込む光がきれいだ。幼い頃行ったことがある「つくば科学万博」の解体現場写真もあった。ここからあの20世紀への手紙が届いたんだ(正確には違うけど)と思って不思議な気分になる。
武田花「眠そうな町」/第15回受賞
だいすきな花さんの写真。花さんの写真を見ると、日向の匂いがする、と思う。あったかい。
今道子「EAT」/第16回受賞
ちょっとグロテスクな静物画のような「生物」写真。こういう写真もあるんだなーと思った。これ作るのも大変そうだ。
大西みつぐ「遠い夏」/第18回受賞
懐かしいけど、よくよく考えるとあれ変だったよねーというような風景。好き。ゲシュタルト崩壊、という言葉を思いだしたけどちょっと違う。
瀬戸正人「Living Room Tokyo 」「Silent mode」/第21回受賞
第19回に受賞された豊原康久さんの写真から、この瀬戸さんのものと、女性の「顔」の写真がつづき、昔友達の男の子に「女の人って1人でいると無表情な人多くない?」と言われたのを思いだした。後者の瀬戸さんの方がその印象に近いのではと思う。また、「Living Room Tokyo 」というシリーズは、ここまで続けて見て来た中で、演劇的なものが初めて出て来たので面白いなと印象に残った。
畠山直哉「LIME WORKS」/第22回受賞
工場写真。大好きな写真がたくさん。パイプたくさん。雪のつもった工場を斜め上くらいから俯瞰した写真で、ふといしいしんじさんの「プラネタリウムのふたご」を思いだした。
都築響一「珍日本紀行」/第23回受賞
都築さんの写真は写真表現の仕方がというところより、撮る対象を「見つけた」ことに重心があるような感じがする。それは編集者だからなのかな、とか、言われたりしてるんだろうか? 良く知らないけども。流れで見て行くとちょっと異質に感じる。
ホンマタカシ「TOKYO SUBURBIA 東京郊外」/第24回受賞
ここから会場が区切られていた。確かに明らかに雰囲気が変わる。それはホンマタカシさんの写真から、いきなり「今」の風景になったように感じるからかもしれない。「TOKYO SUBURBIA」は好きな写真集。なんというかヤングアダルト向けの小説のようだ。
長島有里枝「PASTIME PARADISE」/第26回受賞
長島さんの写真はなんか、小説を読んで、想像したことのある風景みたいな感じがする。見たことないけど見たことあるような。たくさん鳥が飛んでるのを塀に座って見ている写真が特に好きだ。
川内倫子「うたたね」「花火」/第27回受賞
川内倫子さんの写真独特の薄青がかった白はなんでこんなにきれいなんだろうなと思う。子どもの頃の視界みたい。花火からの写真があまりなくて残念。あの土手の上を子どもが走ってる写真がとても好きだったんだけど。
オノデラユキ「cameraChimera」/第28回受賞
この方の写真は初めて見たんですが、展示されてるものだけでも全く印象の違うものが多くあって、もっとみてみたいなと思った。ちらっと植田正治さんの写真を思い浮かべたけど多分写真集などで見たら全然違う印象だろうなとも思う。植田正治さんの砂丘の写真がとても好きなのでいつか鳥取に行ってみたい。
中野正貴「東京窓景」/第30回受賞
中野正貴さんの写真を視ると、なんだか風景が舞台みたいに見える。なのに人の匂いがする。作り物と現実の境目みたいだ、と思っていたらご本人もインタビューで「フィクションとノンフィクションの間を表現したい」とおっしゃっていて、表現しようと思ったものがちゃんと伝わるってすごいなと思った。とても好きな写真家さんです。
木村伊兵衛
パリ祭の写真も良いけれど、川開き−両国の写真に見入ってしまった。見たことあったかなこれ?すごくいい写真だ。花火の手前に、屋根にのぼって立ってる人と傘さしているひとがいる写真。この写真が載ってる本が欲しいけど、こういう時どうやって探せばいいんだろ。

  *****

倉田精二さん、瀬戸正人さん、オノデラユキさんなど、新しく知った写真家の方に気になる人がたくさんいて嬉しい。また、写真集などで持っている写真でも、こうして大判のプリントで見ると全く印象が違うので行って良かったです。順路がわかりにくいことと、照明のせいか角度かえても見えにくい写真があったのが残念。第9回だけが該当作なしだったのですが、選考委員に安部公房さんの名前があったので特をした気分だった。

[] 知らない街でゆっくりの1日

ichinics2005-06-12

家でのんびり本でも読むつもりだったのが、ふと気が向いて、川崎市市民ミュージアムに行くことにする。鈴木清順さんが出ている番組を見つつ昼ご飯を食べ、家を出る。川崎市市民ミュージアムの最寄りである武蔵小杉駅は、うちから決して遠くないのに、降りたのは今日がはじめて。

知らない街に来ると、いつもそこに住んでいる自分のことを考える。ミュージアム行きのバスにのって、ビル、マンション、団地、民家、と続いていく路を眺めながら、ここに住んでいたら、あそこでお茶のんだだろうかとか自転車ないと駅まで遠いだろうなとかいろいろ考える。

ミュージアムではもう、お腹いっぱいになるまでぐるぐるまわりながらまじまじと写真を見た。満喫した。

外に出ると、野球場があって、空が広かった。ここに住んでいる私は男の子で、あそこで野球とかやってるといいのにと思った。

地元の駅まで帰り、喫茶店によって読書。気付いたらもう日が暮れそうだったので本日4度目のバスに乗って帰ることにする。最寄り駅から私の家に近いバス停まではほとんど直線の路をえんえんと行くのだけど、こう、ちょうど夕焼けに向かって走っている感じで、特に今日の夕焼けはオレンジと薄い青と濃い青がくっきり別れて重なっていてきれいだった。

バスから降りると、もうこんなに暮れていた。

[] FEELYOUNG/7月号

RUSH/西村しのぶ
西村しのぶさんの描く女の子はなんでみんなこんな魅力的なんだろうなあと思う。身軽でいいな。と思うけど絶対に到達できない場所にある気がする。
サプリ/おかざき真里
年配者の仕事論は懐古主義でまいる・・・と私も思う。その理想を現実に実行させられる体力および統率力があるならば頼りがいのある上司だけども。
BLACK/原田梨花
面白いんだけどはやく展開してくれーといつも思うのが次の号では展開するっぽい。・・・しかし梶山さんの顔はデッサン狂ってることが多いなあ。右向きの顔が苦手なのかなーとか思う。
貝殻たち/やまじえびね
待望新シリーズ。サスペンス風のお話になるのかな。次回がたのしみ。やまじえびねさんはいつも絵がきれいでそこも好きなのですが、ただ、今回特に線が細いのでちょっと印刷薄くて読みにくいのが残念。

「私は姫!?」と「靴っ娘」が全く別の方向で全く共感できないなぁーと思う。姫の方は住んでる世界が違うので仕方ないとして、「靴っ娘」のコナリミサトさんの作風は好みだし、「あたまのいいひとってほんとばかだなあ」という台詞とかもいいなあと思うのに、いつも落ちで不完全燃焼なもやもや気分。けどまあそれでも良いんだと思うけど。

2005-06-11

[] 九龍城探訪

ずっと欲しかった本をようやく購入。今月の贅沢品です。でもこの充実した内容で3500円はむしろ安いと思う。九龍城関係の本の中では1番気に入りました。こういうのが欲しかったんだー。嬉しい。

九龍城に感じる魅力を言葉で説明するのはむずかしいんだけど、この本の冒頭に掲載されている空撮写真を見て、成長し続けた生き物がその体の重みにたえかねてうずくまっているような佇まいに惹かれるとともに、その中にたくさんの人の生活があったのだという事実を知りたいと思ってしまうのはほとんど衝動だと思った。建物であり街である、そしてその内部は全て把握することなんて不可能なくらいに入り組んでいる。それだけでもう物語だ。

もちろん、そこにあったのは現実であり、様々な問題を孕んでいたことは良く知られていることだけれど、この本を読んで感じたのはむしろ退廃とはほど遠い、生命力だった。

商店の店主や家族できりもりされていた様々な工場、不動産や漢方の医師、幼稚園。たくさんのインタビューによって、生命力にあふれた九龍城が浮き彫りにされていく。ほぼ全てカラーで掲載されている写真の素晴らしいことといったら。その路地の先に何があるのか知りたくてたまらなくなる。

そして、最後のインタビューとして鳩ブリーダーの人にたどり着いたところで、視界が急に開ける。屋上の写真。行ったことも無いのに、なんだかすごく懐かしい風景に見える。九龍城に感じるのは、そういう魅力だ。

巻末には、インタビューした人がどの辺りに住んでいたのかわかるような地図もついているのが嬉しい。

  *****

グレッグ・ジラードさんによる序文で、「九龍城が有名になってきたと感じたのは、SF作家ウィリアム・ギブスン」の作品に取り上げられていると知ったときだった。彼は小説『あいどる』でバーチャルに九龍城を描いた」とあったのでその『あいどる』も読みたくなった。

[] ベトナム料理ふたたび

大学時代の友人2人とごはん。前に行って美味しかったベトナム料理屋ミュンへ行くことにする。

今日集まった3人は皆ばらばらにだけどベトナム旅行経験があるので、食事中も主に旅行の話をしていた。今行くとしたらどこ? という話になると、2人は山方面に行きたいと言う。私は空気薄いし鼻がいたくなるから標高高いところが苦手だ、と言ったら2人はそんな経験はないとのこと。皆そうなんじゃないんだな。体質の問題なのかもしれないけど、とにかく私は海抜ゼロメートルのところのが良いです。山にもあこがれるけど、やっぱり海が好き。

今まで旅行した中で、1番楽しかったのはやっぱり返還前の香港。バリも良かった。ライステラスの緑と、夜のホタルがきれいだったな。ベトナムホーチミンしか行ったことがないので、次はハノイに行きたい。

逆に1番辛かったのはホームステイしに行ったカナダで、あの朝方の空気の冷たさがだめだった。家の前で学校に行く為のバスを待ちながら、鼻が痛くて泣きたくなったのを覚えている。

なんてことを話しながら、私たちは次々に運ばれてくる皿を空にしていった。今回頼んだものの中で美味しかったのはえびもち。やわらかな餅の皮のなかに、えびそぼろが入っている。シンプルな味。あと、ベトナムの米焼酎を飲んでみたけど、これは甘くて不思議な味だった。日本酒好きな人は好きかもな。

ミュンを出てから、コーヒーを飲んで帰る。

[] ビッグコミックスピリッツ6/20

月曜発売なのに・・・忘れてた。

中退アフロ田中
未来予知できるおじさん登場。ああ、そういえば「昴」の中断はこんな感じだったなー雰囲気全然違うけど、と思った。
美味しんぼ
今回登場したのは「いしり」というイカの魚醤。これは美味しそうだ。能登半島にしかないのかなあ。
the3名様
DVD情報第二弾。ミッキーが塚本高史さん、まっつんが岡田義徳さんなのはまぁ良いとして、ふとしが佐藤隆太さんて、ぜんぜん太くないじゃんと思った。ふとしは本名「木村卓也」なのに。じゃあなんでふとしかっていうってまあいいか。
CAとお呼びっ!
ちょっと前に第1話やったのの第2回。力技ツイスターは面白かった。前回でコンプレックス克服したとはいえ、今回いきなり積極的だったりと、この主人公の立ち位置がまだよくわからない・・・。シゲタカヨコみたいなキャラになってくのかな? ともかく、これからに期待。
団地ともお
父さん話はいつも面白い。

2005-06-10

[] 『A River Ain't Too Much To Love』/Smog

A RIVER AIN'T TOO MUCH TO LOVE

A RIVER AIN'T TOO MUCH TO LOVE

スモッグことビル・キャラハンさんの新作。私はこの人の声が物凄く好きなのだけど、今回のアルバムは特に、最高だといいたい。詩も素晴らしく(対訳も良いのが嬉しいです)全体を通して見るとアルバムタイトルにもあるように、水辺の風景を描いた曲が中心となっています。

私がSmogのアルバムを初めて買ったのは1997年に出た「RED APPLE FALLS」で、それと同じく、ジム・オルークプロデュースにて製作された「Knock Knock」の2作がとても好きになり、遡って聞くようになった。前作「Supper」、前々作「Rain on Lends」では(SMOG)と括弧付きの名義だったのだけど、今回は再びSOMG名義でのリリース。それが何故か、というのは情報が少ない(というのと海外サイトの英語が読めない)のでなんとも言えないのですが、括弧付きの名義ではバンド寄りの音作りであり、Smogの名義では歌がメインであるということなんじゃないかなと思います。

しかし名義に関わらず、彼の声は曲を重ねる毎に研ぎすまされていく様な気がする。耳に残る低い声は、呟くように、ささやくように言葉を吐き続け、そのひとつひとつの単語を真っ暗な井戸に向かって落としていく。それは、このアルバムに収録されている「井戸の歌(THE WELL)」という曲の中で描かれる光景のようで、そうして井戸の底に落とされた声は、アルバムを通して聴くたびに、耳元からギターのフレーズにのって転がりはじめ、身体の中を流れて行くような感じがする。

うまく言えないけど、これから何回も繰り返し聴くアルバムになることは確かで、私はやっぱりSmogが好きだ。

  *****

ところで私がSmogを知った切欠はウィル・オールダムことBonnie "Prince" Billyこと Palace Brothersからの流れなのですが、彼らが所属するシカゴのインディ・レーベルDrag city周辺には好きなアーティストが多いのに、名義がいろいろなアルバムがあって困る。パレス関連の音源を集めるのには下北にあったonsaに大変お世話になったのですが、onsaが恵比寿に移転してしまったのはほんとに残念です。恵比寿遠い。

[] YOUNGYOU/7月号

あなたはあの星の下に/池谷理香子
新連載。主人公が誰なのかいまいちわからないというかたぶんこのお母さんが主人公なんだろうなと思って読んだ。そのお母さんの亡くなった(?)兄の生まれ変わりと思われる男が現われて・・・というお話。お母さんの見た目が若過ぎて娘と年齢差を感じないのが少し気になる。
TEMPEST(テンペスト)/榛野なな恵
シェイクスピアテンペストです。榛野さんのきれいな絵がいつも以上に丁寧な気がした。物語としてもうまくまとまっていて、楽しめました。良質。
ハチミツとクローバー羽海野チカ
うわー。今回の山田さんのモノローグはぐっさりきた。身に覚えがありすぎて気が遠くなった。そこまで言っちゃうかというか、わかってるけど見たくなかった部分に向き合ったというか、そうなんだよなあー。そうなんだよなぁーと何回も頭がぐるぐるした。そうなんだよなぁ。第53話。

[] タイムスリップグリコ大阪万博

ichinics2005-06-10

前から(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050209/p4)楽しみにしてた、タイムスリップグリコ大阪万博編がやっと関東でも発売になったので、早速購入しました。

とりあえず2個買って、1個目に太陽の塔がでていて「わーい」とか言っていたら2個目も太陽の塔だった・・・がっくり。しょっぱなからだぶるとちょっとへこむ。でもやっぱりよく出来てます。まじまじと見るとちょっと怖いです。

ラインナップはこちら

http://www.ezaki-glico.com/release/20050120/

模型好きとしては、パビリオンは全部欲しい。

2005-06-09

[] すごいよ!荒川先生

「NOっていうあらゆるものに、NONONONONOって言うんだよ。不可能だというものに可能だっていう者が天才なんだ、できるできないは関係ない。きみたちはみんな天才なんだよ」

こどものもうそうblogさまより

課外授業ようこそ先輩」に荒川修作先生が出演された際の名言集。全部実際に言っていた台詞のような気もしてしまうのがすごい。そしてさらに、お詫びテロップすごい。詳しくはこちら→(http://blog.lv99.com/?eid=169772)。

見たときの感想(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050428/p1)を今読み返すと、そこはかとなく切ない気分になりますが、ほんと、荒川先生初心者には良い番組だったのだなとあらためて実感しました。

[][] のだめカンタービレ1〜12/ 二ノ宮知子

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))

ちらっとしか読んだことがなくて、ずっと読みたいと思ってたのをやっと出ているところまで読破した。楽しかった! なんども声だして笑ってしまった。

私は天才にまつわる物語がとても好きで、もちろん天才がでてこない話にも好きな話はたくさんあるんだけど、ともかく天才にまつわる話に好きな話が多い。

天才の描かれ方には、いくつかのパターンのようなものがあると思う。

まず、才能があるのに、チャンスがない/事情があってチャンスが手に入りにくい場合の話。これには「ガラスの仮面」「鉄腕ガール」「オルフェウスの窓」「ピアノの森」「カペタ」などがあてはまると思う。

次に、その天才が驕っている/もしくは才能があるのにその魅力を知らない、ということによって、才能が完全には発揮されていない状態にある話、としては「ピンポン」のペコとかを思い浮かべる。

他にも、追い抜かれる天才、理解されない天才、才能に押し潰される天才、などなど、いろんな天才の描かれ方があって面白い作品が多いのだけど、この「のだめカンタービレ」ののだめのような、一筋縄でいかない天才の話を読んだのは初めてのような気がして新鮮だった。

物語はむしろ、のだめの天才さにあるのではなく、千秋の方に重点があるんだと思うのですが、こう、のだめの才能がぶわーっと認知されて行く、というような展開にならず(そういう展開は千秋に任せてあるかんじ)のだめのだめのままで、のだめ自身がやる気になったりならなかったりするところがもどかしくて楽しい。のだめでモヤモヤさせつつ、千秋は(基本的には)順調に認められていくというところが、読んでいてすっきりする。

のだめの音楽の捉え方なんかも、すごく面白くて、あのコンクールで見せた色んな表情は音を聞いていない私でももっと聞きたいと思ってしまった。(このへんのエピソードはちょっと「昴」曽田正人)での昴がローザンヌにでるシーンを思いだす。)音楽を題材としているだけに、千秋が指揮をするシーンなどでは、オーケストラでの演奏を聞いてみたくなるし、私は前半部分での千秋とのだめの連弾シーンがとても好きだったのだけど、それもすごく聞いてみたくなった。連弾はむりでも、オーケストラでやってる曲がすぐ思い浮かべられるようになりたいなと思う。

って、なんだかんだいいつつ、12巻通して特に印象に残った台詞として思い付くのが、真澄ちゃんの

軽くなんてそんな練習しないんです!わたし!!

という台詞だったりするところで、もしかしたら私はスポ根ものがすきなのかなーと思ったりします。RSに誘われなかった、と泣いていた鈴木姉妹が戻ってくるとこもよかったー。努力が報われるって瞬間は読んでいて嬉しい。

そしてやっと、次の巻をこころおきなく楽しみにできる状態になれて嬉しい。

[][] ミリオンダラー・ベイビー

クリント・イーストウッド監督。

水曜日だし、映画見ようかということで、ふらりと見に行った。この映画についてはアカデミー賞関連の華々しいニュースで知り、何度も見た予告編の静謐なイメージからなんとなく内容の予想がつくような気がしてたので、特に見るつもりでは無かったのだけど、見て良かったです。ストーリーの概要を知っていようがいまいが、良い作品は良い作品だった。

ところで、イーストウッドさんのおぼつかない足どりがかなり気になったのだけど、あれは演技じゃなくて年をとったということなんだろうか。ことなんだろうな。

【以下、内容に言及しています。】

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[] いとしの北海道バターしょうゆ味

ichinics2005-06-09

今日会った友人に、北海道土産のポテトチップをもらった。ありがとうー!!

カルビーにメールまでしたくらい極私的ランキング一位を保ち続けているカルビーの「北海道バターしょうゆ味」ですよ。数年前までは夏季限定で関東でも発売してたのに、昨年は出なかったので、食べるの久しぶり。嬉しい。嬉し過ぎる。

[] 6月9日

人の電話番号とか誕生日とか数字関係覚えられない私がめずらしく覚えてる6月9日についてのまめ知識を書いときたくなった。マイケルJフォックスの誕生日でありドナルドダックの誕生日だ。なんで覚えてるのかはhttp://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050122/p2参照。あまずっぱい。三つ子の魂百まで。何してんのかなー。あの子。というような思い出を来年まで覚えてられるのかなー?

2005-06-08

[] 批評することの難しさ

いつも拝見しているkissheeさんの文章と、そちらで紹介されていた dkさんの文章についていろいろ考えさせられる部分があり、考えてみたことを書いてみた。

くもりの水曜日 kissheeさん

Nothing found for Sayonana Archives 000493 dkさん

Nothing found for Sayonana Archives 000513 dkさん

酷評するヤツに守ってもらいたいルール - LAST GIGS ozricさん

ネット(匿名で)酷評することについての議論で、もとになっているdkさんの文章は5/14のものなのですが、どの文章もとても興味深く読ませていただきました。特にkissheeさんの書かれた文章には共感する部分が多くありました。感想が長くなってしまったのでちょっと整理して書きます。

まず、批評にはバックグラウンドが必要だと思う

私は基本的に、批評というものは、知識がある、と認識されている人がすることだと思っています。これは多分ozricさんの言われている【「何か作品に対して批評するときは自分の好きなものを列記する」というルール】に近い部分があるのではないかと思いますが、つまり、その人のこれまで批評してきたものについて知っている人が読めば、酷評もまた一意見となるだろう、ということです。これは例えば友人と会話をしている時も同じことで、相手の人となりを知った上での酷評ならば、その意見がどういうバックグラウンドから立ち上がって来たものかも想像しやすいのではないでしょうか?

ただし、私はozricさんの挙げた「好きなものを列記する例」にはちょっと疑問を感じてしまいます。私が「批評というものは、知識がある、と認識されている人がすることだ」と思うのは、例えば、ジャンルの違いのようなものです。音楽で例えるなら、普段、ソフトロックを中心に聴いている人がハードロックを聴いて発した「酷評」と、ハードロックに造詣の深いということを周囲に認知されている人が発する「酷評」とでは意味合いが全く違います。

批評を目にするタイミングについて

私がこの場所で書くものは、批評というよりは感想文です。ここに日記を書くことで、1番楽しみにしているのは、例えば本を読んで、感想を書いて、その後にアマゾンのISBNリンクからいろんな人の感想を読むことです。その作品を読む(聴く、見る)前に批評や感想を参考にすることは滅多にありません。例外は、その人の書いている感想や批評をいくつか読んだうえで、この人が褒めているなら読んでみようかな、と思うケースです。そのような切欠を与えてくれる場所として、私ははてなのISBNのリンクページ(正式名称わからないのですが)や雑誌の書評ページ*1をとても重宝しています。

しかし、アマゾンのレビューなどのオープンな場所で、複数の人の意見を目にしてから購入するかどうかを決める人も多いと思います。そして、作品を読む前の段階に酷評を目にして、購入することをやめる人もいるでしょう。賛否両論あればまた違うかもしれませんが、否定意見ばかりだったら、やめとこうかなと思うのも自然だと思います。さらにその意見だけを鵜呑みにして「○○って最低らしいよ」という根拠の無い酷評の連鎖にも繋がりかねません。つまり、酷評というものは、時に不特定多数の他者とその作品との出会いを奪うものとなりうるということです。それはもったいない、と思います。

自分がその作品について知った後ならば、酷評も論の1つとして楽しむことができるでしょう。*2むしろ賛否両論あったほうが興味深いくらいです。

受け取り手として思うこと

私は酷評というとTVブロスの映画ページにあるコラム(というか対談)「新・試写室に火をつけろ」を思いだすのですが、ここはもう、そのコーナーのキャラクターが出来上がっている感もあるので、言い過ぎだな、と思うことも多いですが、だいたいは罵倒していようが酷評していようがそういうエンタテインメントなんだろうなと思うことができます。あとまたちょっと違うけど、oasisのリアムは毒舌で知られていて、彼が酷評したからって、相手方のバンドが損なわれるわけではなく、ファンもあれは一種の芸だと認識しているっていうケースもある。これもまた前述した「バックグラウンド」の一種だと思っています。

つまり、私は個人のサイトやブログや日記などの、その人の背景やキャラクターがうかがえる場所でなら、酷評にしろ賛美にしろ、参考にしたいと思っています。受け取り手として、賛の場合も否の場合も、その意見がどのような場所から来ているのかを知ろうとすることが大切だと思うのです。

だからこそ、どのような立ち位置から発されたかわからない匿名の酷評については、信頼するに足るものだとは言えないような気がしますし、その匿名の意見に流される人たちの存在を考えると、残念な気持ちになりますし、悲しいです。

ものを作る側の人のこと

作品に対して「これはひどいよ」と思うことは私にもあります。ここに書いていることだって、けなしているととられて当然の文章もありますし、これからもあるでしょう。

ただ、私は「ものをつくりあげることが出来る人」を尊敬しています。ゼロから作品を作り上げ、完成させるということはそれだけでたいへんなことです。もちろん周囲になにを言われようが構わない、というタフな人もいるでしょう。しかし、周囲から何を言われるか、だけでも怖いのに、世に出して、どこで何を言われるかということを、気にしたくなくても気になってしまう人もいます。そして、目にしたものが、酷評だったとしたら、それはもう自らの存在意義に関わるほどのショックであることもあるのです。

しかしdkさんの文章にあった「黙殺」はもしかしたら1番辛いことなんじゃないかとも思います。だって、ものを作って、世の中に出すっていう作業は、それを誰かに見てもらいたい気持ちがあるからなんだし(例外もあるかもしれないけど)、そこらじゅうの人を捕まえて感想聴きたくなるくらいの衝動だってあると思う。ニック・ドレイクだってゴッホだって、評価されたくて仕方なかったひとたちだ。黙殺なんて、それこそ井戸の中でひとりぼっちでいるみたいだろう*3。私は酷評が誰かを殺すことだってあるように、たった1人の共感が誰かを救うことだってあると思う。

理由

私自身は手放しの酷評はするべきではないと思っているし、どんなに「好きじゃない」と思っても、出来る限り良いと思える点も挙げたいと思っています。そして、出来る限り、良くない、好きじゃないと思う理由についても言及しておこうと考えています。それを言葉にすることで、「こいつなにもわかってないで書いてるじゃん」と思う人もいるだろうし、むしろそう思って欲しい。そして好きな人の好きな理由についても聞いてみたい。

それで良い面に気付くことができたら、そんな幸運なことはないと思うんです。第一印象悪いけど、話してみたら案外良い人だった、という瞬間のほうが、はじめから好きだったものより印象に残ることだってあると思うし。

論点がかなりずれてしまいましたが、私が1番問題だと思うのは、その内容を知ろうともせずに、理由も無く嫌悪することだと思う。理由のある「嫌い」なら、私が作り手の立場だったとしても聞いてみたいと思うだろう。もちろんこわいけれど。

 *

なんかまとまってなくてごめんなさい。

[] でくわした景色にときめいた

ichinics2005-06-08

今日は打ち合わせで青山の方へ行って、帰りは渋谷まで歩いてみた。

適当に歩いてたら246沿いに出れたとこまでは良かったんだけど、元来方向音痴なくせに路地に入ったりしたので、途中で路に迷ってしまった。

ら! たまには迷ってみるもんですね。こんな → 風景に出くわしました。(あんまちゃんと写ってないけど)駅前なので知ってる人にはあたりまえの景色だと思うけど、今まで渋谷なんて数えきれないほど行ったことあるのに、こんなところに初めて出たよ! と1人で大興奮してしまった。

私がときめいたのは写真の奥の方にある建物。なんだよあれ、重慶マンションみたいだ。その手前に目線と同じ高さで高架の電車が走ってるんだよ。すてきすぎる。あの窓たちはもっとネオンとかで飾ってみるとさらに香港みたいになって良いのにと思いました。

*1:この場合は知らない批評家が書いていたとしても、いくつかの作品が併記されていることがほとんどなので

*2:例えば、「とても人気のある有名なもの」が否定されているのを目にするケースなどもその1つだと思います。

*3:全くのゼロっていうのはなかなかないかもしれないけど

kissheekisshee 2005/06/08 03:31 イチコさん、はじめまして。
まず、いつも拙ブログを読んでいただいているとのこと、どうもありがとうございます。
トラックバックも、どうもありがとうございました。イチコさんの文章を読ませていただいて、共感するところが多くありましたので、改めてブログで言及させていただきました。ご覧いただければ、幸いです。
イチコさんの文章も拝見させていただきましたが、いろいろ趣味に共通する点が多いようで、うれしいです。これからもお邪魔させていただきたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

(追伸)イチコさんのハンドルネームを間違えて書いていたので、コメントを削除して書き直したんですが、それでもまた間違えていて、また削除して書き直して…、なんていうことをしていたら、何度も書き直すはめになってしまいました。あああ、なにをやっているんでしょう。ハンドルネームを間違えてしまって、すみません。あと、コメント投稿のメールが何度も送られてしまって、すみませんでした。

ichinicsichinics 2005/06/08 11:52 こちらこそありがとうございます。お返事いただけて嬉しいです。実はトラックバックってほとんど送ったことないので、緊張してたんです。
あと、ハンドルネームについて気を使っていただいて申し訳ありません。特に定まってないとうかなんというかっていう曖昧な感じでやってたので、わーごめんなさい!と思いました。
ともかく、これからも kisshee さんの更新楽しみにしています。

2005-06-07

[] BLOC PARTY/SILENT ALARM

出たのはちょっと前ですが、やっと購入。

本作がデビューアルバムとなるUK出身の4ピースバンド。とりあえずすごいかっこいい。すごいっていうか、すげぇかっこいいです。ニューウェイブとかNYパンクとかの系列で語られることが多いみたいだけど、それだけでは収まらない幅の広さと、オリジナリティを感じるバンド。強いて挙げるなら、ヴォーカルのケリー・オケレケさんの声はBLURのデーモンをさらに尖らせた感じ。つんのめって歌ってるイメージで、こういう歌い方好きです。音色は楽曲によってかなり表情が変わるけど、TelevisionやJoy Divisionを思いだした。

とにかく、疾走感があって、聴いていて気持ちの良い楽曲が多い。ギターのフレーズやコーラスの入れ方も独特なんだけどキャッチーで面白い。こんな風に単純に「かっこいい」「楽しい」と思えるバンドは久しぶりかもしれない。#2や#4#11のような鋭角的な楽曲の中に、#5や#7のような美しいメロディが混じるところにも懐の深さを感じます。特に気に入ったのは#12の「PLANS」。あと#3「Positive Tension」のドラムも好みだー。

2004のサマソニで来日してたらしいのに見なかった私はバカだと思う。今年のサマソニが楽しみ。

[][] 殺人症候群/貫井徳郎

殺人症候群

殺人症候群

この作品は「失踪症候群」「誘拐症候群」に続く三部作の完結編であるらしい、ということは読み終えてから知りました。そして、かなりの文章量がある作品ながら、登場人物たちの背景の描かれ方に偏りがあるような気がしたのは、そのせいなのか、と納得。できれば順を追って読みたかったけれど、もう読み終えてしまったので、遡って読んでみようと思います。

本作では、被害者遺族に焦点をあて、日本の法律の元、未成年や精神病などの理由により、刑を免れた、もしくは軽微な実刑のみでそれまでとかわらぬ生活を続ける加害者に、私刑を与えることの是非への葛藤が主題となっていました。

私は読んでいる間ずっと、この作品のタイトルを「殺人協奏曲」と間違えていたのですが、物語の流れる様は確かに協奏曲と言い表せる部分もあったような気がします。物語の主軸となる人物も少しづつスライドしていき、多くの語り手の抱いている深い哀しみや怒りが、貫井さんの確かな筆力で浮かび上がってくる。その真摯な描写ゆえに、私は彼らが抱く殺意に共感すら覚えてしまったのだけれど、しかし、だからといって報復として殺人を犯してしまえば自らもまた報復の対象となってしまう。

「だから、それの何が悪いってんだよ。あいつはおれを殺そうとしやがったんだ。おれが何をしようと、おれの勝手だろうが」p405

という台詞が合わせ鏡のように果てしない「連鎖」を象徴しているような気がした。

けれどその「正論」は本当の絶望を知る者には決して届かない。現実でも毎日のように事件がおこり、報道され、やがて忘れられていく。その中に、このように苦しみ続けている人たちがいるのだろうということを想像は出来ても、共感したような気持ちになっても、そこには深い溝があり、その向こう側を知ることはできないのだろう。その溝を目の当たりにした時、私は物語の終盤で武藤が環に語ったように、現実逃避ととられても仕方ない様な言葉しか吐くことができないと思う。

非常に考えさせられる作品だった。

物語の構成としては「慟哭」に似た部分があり、北村薫さんが「慟哭』に寄せた秀逸な帯文「書き振りは《練達》、読み終えてみれば《仰天》」という言葉を思いだした。

装幀は葛西薫さん。

[] 豚肉派

いやほんと、最近ちょっと引っ越しに向けて節約に励んでるのですが、その割には良く飲みに行くよなー、というのはまあ置いといて、ともかくそのためお腹すかせて家に帰ることが多いのです。そんで家着いて食事がないってのはまあ良いとして、ライスが無い、炊いてある米が無い、という状況はかなりへこむ。

でも最近そんなのばっかりなので、今日も適当料理。冷蔵庫に薄切り牛肉があったので、とりあえず野菜炒めでも・・・と思ったら野菜がもやししかない。ので、否応無くもやしと牛肉炒めを作ることになる。玉葱あれば牛丼でも良かったんだけどな、なんてうっすら考えたけど、仕方ないです。

にんにく&みそ&しょうゆで濃いめに味付け(バラバラに入れるとまずいので、全部を合わせて肉に絡めてからもやしとジャーっとやる)して、まあ普通に作ったのですが、あれだ、私は豚肉が好きだと痛感しました。焼き肉以外で食べる牛肉はあんまり好きじゃない。豚が良いよ。豚はだいたい何作ってもおいしいもの。

「何肉が好き?」なんて会話はたいていの人が一度はしたことがあるのではないかと思いますが、中学生くらいの頃の私は、とり肉が一番好きだった。とり肉、というより唐揚げが好きだった。でもやがて唐揚げだけが好きなんだということに気付いて、牛か豚かなーなんて言っていたのですが、牛の場合は焼き肉だけが好きなんだと気付いた。

だから何ってことではないのですが、折角気付いたので、これからは豚肉レパートリーをふやしていこうと思います。

2005-06-06

[] Martha Wainwright

Martha Wainwright

Martha Wainwright

Rufus Wainwrightといい父親のLoudon Wainwright IIIといい、Wainwright家の人々は才能に満ちあふれてるなあと感じるアルバム。ルーファス兄さんも11曲目にコーラスで参加してます。

今まではバックコーラスなどでしか聴いたことがなかったのですが、ようやくフルアルバムが出るらしいよという噂をきいて、いつでるのかもよくわからないまま気にして探してたんだけど、やっと見つけて購入しました。

粘り気のある歌いだしはやはりルーファスを彷佛とさせる。声質や歌い方はRicky Lee Jones(特に#10の歌いだしとか)やスザンヌ・ヴェガに近いかな? 物憂げな雰囲気の中に芯がある感じ。

ただ、ヴォーカリストとしてはとても好きなタイプなのですが、曲のアレンジにちょっと物足りないところもありました。8曲目とかも出だしは好きなんだけど、中盤から入るギターのアレンジとかなんかちょっとしまりがないような気がしないでもない。でもそれはほんの一部で、基本的にはシンプルなアレンジに独特の声が映える佳曲の多いアルバムです。特に12曲目「Who Was I Kidding?」が素晴らしかった。

プロデューサーによってかなり違う面も見れるんじゃないかなという期待もありますが、とにかくこれからの活躍を楽しみにしたいです。

お母さんのKate McGarrigleは聴いたこと無いので、今度見かけたら買ってみようと思う。あと「アビエイター」に兄さんと出演してるらしいというのを今知ったのだけど、まだやってるかな(やってない)、ビデオでもいいかな、とあせり中。

[] きのうのこときょうのこと

ichinics2005-06-06

狸の映画を見にいったのが昨日。場所は渋谷。昼過ぎに映画見て、かるくご飯食べてたら雨が降り出して来て参る。パルコブックセンターとかで時間潰してみたけどなかなかやまない。じっと待つ、というのが苦手なので「真顔で歩けば大丈夫だ」ということにして歩き出してみたものの、雨足は強くなるばかりなので、仕方なくビニール傘を買う。最近は200円とかなのね。価格破壊だわーと思った。

そしてぶらぶらと買い物。夏にむけてビームスで帽子を買う。ついでにビームスのカフェでお茶をしながら、PBCで買ったナンバーファイブ(松本大洋)のフィギュアを組み立ててみたりする。ピンポンフィギュアも良かったけど、これもかわいい。

外に出ると雨はもうやんでいた。友人の働いてる店でいろいろ話をしながらCDをまとめ買い。その後、TOAに寄ってブックカバー作る用の端切れを買って(手芸ブーム)帰ることにする。帰りのバスの中で偶然、居眠り中の弟に出くわして笑った。腹がよじれた。弟を起こして「この傘200円!」と自慢したら弟が購入したビニール傘は150円だったとのこと。くやしくはない。けど価格破壊だ。よく考えてみたら100均一にもあるもんね。

そして今日は特に予定も無かったのでブックオフにクリア済みのゲームソフトを売りに行ったり喫茶店で本読んだりして過ごす。ブックカバーも作りました。しょぼいけどいいんだー。

[][] あずみ

チャンネルNECOにて。

小山ゆうさんの原作の方はスペリオールで一時読んだことがあるだけで、いつかちゃんと読みたいと思っているんですが、この映画を見るにあたっては原作を知らないで良かったかなと思いました。

まず、若い役者さんたちがいきいきとしていていたのが印象に残る。逆にとても重要な役であるはずの原田芳雄さんは、とても好きな俳優さんなんだけど、なんとなく覇気がないというか、なに考えてるか最後までわからないというか・・・漫画でもそうなのかな? 

あと、北村龍平さんが監督ということで、ある低度予想はしていたんだけど、CGに自然さがなく、わざとらしく見えたのが残念。アニメ的な動きを意図してるのかもしれないけど、それにしても不自然。それに、ラストの大砲で打ち上げられるとことか、あれはないだろうと思った。ああいうコミカル(?)な手法を入れることが、物語の重厚感が損うことに繋がっていたと思います。まあ、敵方はコミカルに、あずみ側はシリアスにという温度差を出したかったのかもしれないけど、あまり効果的には感じられませんでした。格好良い映像を撮りたいのか、物語を描きたいのかが定まっていない感じ。あと殺陣のシーンでスローモーション使い過ぎだった。あれでは強調すべきところが際立たないと思う。

殺陣で印象に残ったのは成宮寛貴さん。美女丸へ向かっていくところはとても良かった。美女丸のオダギリジョーさんは「12モンキーズ」でのブラッド・ピットさんを思いだした。昨日のと今日のギャップがすごい。

個人的には岡本綾さんが好きなので見て良かったです。「東京ゴッドファーザーズ」での声の演技がかなり良かったので好きになった。もっといろいろな場面でみたい女優さん。ちょっと西田尚美さんに似てる気がする。

2005-06-05

[][] オペレッタ狸御殿

ichinics2005-06-05

鈴木清順監督作品ということで、楽しみにしていたのですが、実際みてみたら、もう! 素晴らしく楽しかった! 大満足! 映画館で見て良かった! まだちょっと興奮状態なうえに言葉が追い付く気がしないけど、感想書いてみます。

  *****

清順監督にとっては「狸御殿」ものを撮るということは念願の企画だったとのことですが、大元の木村恵吾監督のシリーズは見たこと無いせいか「人間と狸の恋物語を軸とした歌と笑いと踊りのレビュー」に見ている私は翻弄されっぱなしでした。

舞台のように、役者が入って来て配置につくまでを見せたり、水墨画の中で演技をしたり、変幻自在の空間の中で、奇想天外な展開を魅せる映像に最初は驚くけれど、監督独特の様式美が核となっていることで、すんなりとのめり込める。幼い頃に夢中で本を読みながら夢想するような世界が、そのままビジュアルとして立ち上がっている様な感覚。鈴木清順監督だからこそ、その奔放な世界の舵を取りきれるんだろうなと思います。

映画の冒頭は、舞台の上から観客に向かって話しかけられるシーンで始まるのですが、その瞬間にもう「あちら側」に連れ去られていたという感じ。物語の中には狸の世界と人間界の境目が存在しているんだけど、スクリーンのこちら側にいるはずの観客もろとも「その線」を越えてしまう瞬間だったような気がします。

また、役者さんたちが素晴らしい。この映画独特の「リアルではなく、あくまでも作り物であるというラインをこえないぎりぎりの所で、しかし力一杯に演じきる」という難しいラインを全ての役者さんたちが共通の熱というか空気感でまとめきっていた気がする。絶妙なさじ加減。

特に良かったのは薬師丸ひろ子さんと由紀さおりさん。薬師丸さんのお局様は台詞回しも小気味良く、とにかく笑える。また由紀さおりさんはほんとすごい。プロフェッショナルだ。びっくりして感激した。あの上品なイメージの由紀さおりさんが、「びるぜん婆々」となって踊ったりラップしたりマイウェイを歌い上げたりして、それが全て気持ち良いくらい堂々とはまってて、とにかく面白い。私は由紀さんに夢中になってしまったので、あの由紀さんをみるためだけにでももう一度映画館に行きたいと思いますよ。

そして、主役の二人もとても良かった。チャン・ツィイーは文句なく愛らしい唐の国からきた狸姫を演じきっていたし、着物の所作もとても美しかった。またオダギリジョーさんも雨千代という美しい青年役ははまり役で、やわらかな歌声も良かった。ラスト近くの、中腰のすり足で移動し、見栄を切るシーンなどは特に格好がよかった。

とにかく随所に遊び心のある小気味良い演技や演出があって、ビー玉の涙や子ども狸のゆるいかわいらしさや「グローリア!!」と叫ぶ安土桃山や、印象に残った箇所を挙げたらきりがないです。

お年寄りも楽しめます。若者も楽しめます。小学生も楽しめます。赤ん坊も楽しめます。

という清順監督の言葉に嘘はなかったです。ほんとに楽しかった。映画館でやってるうちにまた見たい。

[] WEEZER「make believe」

Make Believe (Jewl)

Make Believe (Jewl)

WEEZER通算5枚目のアルバム。今日MTVのアメリカトップ20チャートを見てたらシングル曲「Beverly Hills」は5位にランクされていました。あのすばらしい2ndを評価しないでなんでだアメリカ、とも思ってしまうけど、でもやっぱ嬉しい。

1st,2ndがあまりにも大好きだったので、やはり、WEEZERにはマット・シャープがいたころの、過剰なくらいにメロディアスで疾走感とコーラスと展開満載の楽曲を期待してしまうところがある。3枚目で復活した頃、リヴァースがインタビューで「これからはシンプルな曲をつくる」*1と言っていたのを覚えてるんですが、私はあの、なんこも曲作れちゃうくらいのすばらしいメロディが詰め込まれた、例えば「ホリディ」(クィ−ンっぽい)の様な、てんこもり曲のつんのめり感が好きだったので、なんかさみしく感じたりもした。

だけど、もうそういうのはもうやめるべきなんだろうなと思う。だってやっぱりウィーザーはウィ−ザーなんだしな! なんてことを現在パワープレイ中の「Beverly Hills」のクリップを見ながら思いたち、今日やっと買って来たわけです。

そして、この『make biliebe』は3枚目以降に出たアルバム(Green Albumとマラドロワとこれ)の中では一番好きです。グリーンアルバムよりちょっと1stの頃の色合いに近付いた部分があるような気もする。「Beverly Hills」とかもクィ−ンぽいし。リヴァースの声にちょっと元気がないような気がしないでもないけど、相変わらずキャッチ−で思わず歌ってしまう様な曲ばかり。

特に8曲目「Pardon Me」が良いです。わくわくする。きもちいい。あーやっぱいいバンドだ。

[] MTV

上のウィ−ザーの書いてて気になったので、MTVサイトでアメリカのトップ20のチャートを確認してみた。とりあえず上位10位だけだとこんな感じ。

  1. CIARA/OH
  2. MARIAH CAREY/WE BELONG TOGETHER
  3. THE GAME/HATE IT OR LOVE IT
  4. GREEN DAY/HOLIDAY
  5. WEEZER/BEVERLY HILLS
  6. THE KILLERS/MR. BRIGHTSIDE
  7. GWEN STEFANI/HOLLABACK GIRL
  8. SYSTEM OF A DOWN/B.Y.O.B.
  9. U2/SOMETIMES YOU CAN'T MAKE IT ON YOUR OWN
  10. 50 Cent/JUST A LIL' BIT

http://www.mtvjapan.com/onair/programs_detail.html/pgm_code=rg_33/pgm_type=2

ノー・ダウトのGWEN STEFANIさんは相変わらずかわいいクリップで楽しかったんですが、チアガールのシーンで体育館の床にでっかく「原宿」って書いてあるのはどうだろう、と思いました。*2欧米人の方は漢字使う時ちょっと考えようよーと思う。へんな漢字と言えばスパイスガールズの人が「女力」って入れ墨をいれてたのを覚えてますが、あれもどうだろう、と思った。

まあ日本人の英語も充分変なんだろうけど、というので思いだしたのは、ノバで働いてたオーストラリア人の友達がサマソニ行った時にSNAIL RAMPというバンド名を見てバカうけしてたこと。なにがそんなにおかしいのかは説明されてもよくわかんなかった。

*1:あと確か「3分台の曲しかつくらない」とも言っていた様な気がするけど定かじゃない。

*2:「HOLLABACK GIRL」収録の最新アルバムに「ハラジュクガール」という曲が入っているので、それ繋がりなんだとは思います。

2005-06-04

[] ガンダム

僕らはあの頃、何を託されたのだろう……『機動戦士ガンダム』をアートで読み解く展覧会!

この展覧会は、ガンダム世代のキュレーター、アーティスト、クリエーターの感性を通じ、『機動戦士ガンダム』に描かれていた「戦争」、「進化」、「生命」、そして同アニメが巻き起こした「文化現象」をキーワードに、そこに内包されたメッセージを読み解く試みです。

http://www.gundam-exhibition.jp/index.html

私もガンダム世代のはしくれなので、こういうのは気になってしまうのですが、いかんせん大阪は遠い。でも最近京都に引っ越した友達がいるので、もしかするともしかするかもと思ってメモ。

これじゃない。↓けどこれも秀逸だと思います。太郎商店HPより

コレジャナイロボ

http://www.zariganiworks.co.jp/taroshooten/catalog/robo_01.html

[] 姑獲鳥の夏がたのしみになりました

ichinics2005-06-04

先日、『姑獲鳥の夏』の映画のポスターを偶然目にしたのですが、もう、あれです、榎木津がかっこ良いです。ジャーン、という感じのポーズも良いです。上映予定の映画館ならちらほら貼ってあると思います。

製作発表の記事↓

http://allabout.co.jp/entertainment/movie/closeup/CU20040810U/index.htm

【見ました→http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050710/p2

[] 凍らせたイチゴはおいしい

金曜日ですよ、ビールびよりですよ、という訳で焼き肉屋さんに行ってきました。焼き肉久しぶり。

つい先日、妹と外を歩きながら、あまりにもおなかがすいていて、仮想「焼き肉屋さんで注文」トークなんてひもじいことしてたので念願かなって嬉しいです。今日行ったのは初めての焼き肉やさんで、実はちょっといまいちだったんだけど(牛角のがうまいと思った)でもいいの。久しぶりだから。調子にのってデザートまで頼んでしまいました。いちごアイス! なんてそんなお子さまメニューを嬉々として食べながら友人の恋話聞き流し、場所かえてさらに飲む。いいなあ金曜日。だって明日も明後日も休みなんだよー。こういうときに休みがきまってる会社勤めっていいと思います。レコード屋だったときは土日休めなかったもんな。

ところで、私はちょっと前まで「ビールはあんまり好きじゃないけど、コロナは好き」みたいなことをよく思っていた様な気がするんですが、それはたぶんあのライムを押し込む作業が好きだっただけなんだなということに今日気が付いた。ビールから始まって一周して最後に久しぶりにコロナを飲んでみたんだけど、なんかあんまりだった。うすい。

帰りの電車の中では、若い女の子たちが悪口大会を繰り広げてたんですが、なんというか、その理由があまりにもくだらなくて脱力した。「あいつんちテラスがあるんだよ」「ムカツク!」「テラスでバーベキューとかしてんだよきっと」「ムカツク!」ってそりゃないよー。

2005-06-03

[][][] シガテラ5巻/古谷実

次のヤンマガで最終回だというシガテラ。今どうなってるのか知りたいけど怖い。今日やっと5巻を買って読んだけどほんとうに怖い。特に54話の表紙が怖い。

シガテラのすごいところは、ごく日常的な可笑しみと悲惨さや狂気が背中合わせに共存していることにあると思うってのは前にも書いたけど、この5巻を帰りの電車の中で読んでいた私は、いつも通りの電車内が、いつも通りである保証なんてなんにもないんだと思って、思わず周囲を見回してしまった。そして今回もまた古谷実はどこまでいっちゃうんだろうと思った。

  *****

いま現在生活している上で、理由も無く危機感や警戒心を抱くことなんてほとんどない。でもそれは、周囲の人々に対する暗黙の信頼感の上に成り立っているものでもある。また、因果応報とか目には目をとかいう理由を前提として「なにもわるいことをしていない」から「だいじょうぶ」だと、どこかで信じているところもあるかもしれない。でも、このシガテラの中で描かれる「ヤな気分」の芽のようなものが生まれる瞬間に、理由なんてほとんどない。

例えば、失うものがない、という状態は人を強くするとする。逆に守るものがあるという状態は人を弱くするとする。でも、その守りたいもの、といってもそれは例えば「あの人に嫌われたくない」とか「明日のテレビみたい」とか、それこそ「死ぬの怖い」とかそういうことでもあるだろう。だとしたら、その境目なんてひどく曖昧なものなんじゃないだろうか。そういった連綿と続いていく日々から、ある日突然切り離されてしまった(もしくは、そう感じた)時、失いたくないものなんて何もないと思ってしまった時、つまり、なんの牽制もない状態に置かれた時、人がどういう行動をとるかなんて誰にも予測できないんじゃないだろうか。

そして、それが予測できないということよりも、守るものがある人、日常の中に生きている人には、「自分は切り離されている」と感じている人の気持ちを知ることはできないだろうという事が一番おそろしいと私は思う。シガテラでいえば、アキコちゃんがタニ君の置かれている状況を理解できないように。

読みながら、いつのまにかもういっそこのままラブコメになってくれと念じながら読んでるけど、でもそうはならないんだろうな。なのにそう念じたくなるのは、その日常が守りたいものであるからにほかならないんだけど、そんな風に守りたい日常がすべての人にあればいいと思うよ。

しかし南雲さんはいい娘だなー。

シガテラ(5) (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(5) (ヤンマガKCスペシャル)

[][] ゲーム脳って言葉はいつなくなるんだろう

東京大学大学院情報学環教授 馬場章氏インタビュー 後編

ゲーム脳、言われているのは日本だけ

http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0506/01/news033.html

ゲーム脳」というのは、日本だけにしかない言葉で、でしかも信頼に足る根拠はない、ということはもう周知の事実のように感じるけど、実際はそうじゃなくて、なんとなく「ゲーム脳」という言葉を知っているだけの人にとっては未だに「あれでしょ、なんかこわいのでしょ」とされる言葉だったりする。

実際、ゲーム大好きっ子なうちの妹も、ゲームやりながら「あーこうしてゲーム脳になっちゃうんだーわたしー」というようなことを最近まで言っていた。「ゲーム脳」という言葉には、その語感のイメージだけで、なんとなく、あーわかるかも、と思わせるとこがあるのかもしれないけど、わかるかも、と思う人の大半は、たぶん「ゲーム脳の恐怖」を読んでいない人だろう。

私が嫌だなあと思うのは、

ゲーム脳は日本でしか言われていないことです。外国でゲーム脳なんて言ったら笑われてしまいますよ。ゲーム脳という言葉を使った森先生(※日本大学文理学部・森昭雄教授)を一部のマスコミが無批判に取り上げて、人々を、とくにお父さんやお母さんたちを何となく不安にしてしまっている。

というとこの「無批判に」だ。ゲーム脳の話に限らず、一旦「これが事実ですよー」と発表されたことって、「やっぱ間違ってました」と訂正するだけじゃ、絶対に拭えないものだと思う。みんながそれをきちんと集中して見たり聴いたりしていた訳じゃないから、訂正が必ず耳に入るとも限らない。印象として残ってしまったものは消せない。

とりわけ、なんかのせいにして解決した気分になってしまった人は聞く耳ももたないだろう。というとこがすごくくやしい。

[] 池袋

前に契約で働いてた会社は、今働いてる会社の10,000倍くらいの規模で(まじで)、今日久しぶりに行って改めて見たら、なんかもう、天空の城みたいだった。明るいもの。人がたくさんいるもの。あの中にいるときは、もっと小規模のとこでちゃんと会社に参加してる感じで働きたいと思っていたけど、離れてみると、1つくらい調子悪い部品があっても無問題な懐の深さがとても頼もしく思えた。会社の大小がどうということではなくて、自分の抱えられる範囲の仕事に責任を持って、仕事がしたいなと思う。だから私は雇う側の人間にはなれないだろうなとも思う。

そんなことを友人に会って、話したりして、池袋まで出て飲むことになった。

池袋に行くのは久しぶりだ。IWGPというか西口公園を眺めながら飲んで、漫画の話とかして、ああだこうだ言って、別れた。やっぱりビールおいしかったけど、焼酎もうまかった。金曜だったらもっと飲んだのにと思うと残念だ。

2005-06-02

[] あるく

ichinics2005-06-02

最近良く歩くようになった。暖かい季節になってきたのと、i-podのおかげだと思う。習慣になってしまえば、大抵のことは苦にならないものだと思うので、とりあえずは会社から1駅歩いて電車に乗るのを日課にしている。特に意味はないんだけど、知らない路とかがあって面白いのできょろきょろしながら歩いてる。こんな → ネオン街を眺めるのも楽しい。デスクワークで身体がなまりきっているので、習慣になればいいな。

あと、今日は最寄り駅からの帰り道に近所のスーパーに寄って、ハーゲンダッツのクリスピーサンドの抹茶味を妹と半分こして食べながら帰ったのだけど、これがすごくおいしくて、あー夏っていいな(まだだけど)と思いました。

 *

歩く、で思いだしたけど、ちょっと太ってるうちの母親は(のび太の家と逆な感じの両親です)一時期ウォーキングにはまっていたのにそういえば最近行っていない。夜に手ぶらで歩いてるおばさんと出くわすことも、最近はあんまりない。ウォーキングブームは過ぎたんだろうか。

[] 村上モトクラシ大調査

回答だけして満足してましたが、やっぱりめもる。

第5回

http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050517

村上春樹さんの『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』には「裸で家事をする主婦は正しいのか?」という章が出てきます。村上さんがアメリカの新聞の人生相談欄で「全裸で家事をしている主婦」がいるのを発見して驚いた、という話ですが、あなたやあなたの奥さん(恋人など)はどうですか? 全裸家事「主夫」の方もいらっしゃるかもしれませんので、今回はその場合も想定して質問しますね。

「してほしくない。絶対イヤだ」に回答しました。無理です。だって全裸で揚げ物とかして油が跳ねたらどうするんだよーと思います。あと寒いです。おなか壊しそうです。「してほしくない」かどうかは微妙です。好きにすれば良いと思いますが、油とか跳ねて怒られても困る。

あなたの本棚はどんな風になっていますか?

「村上さんの本を一箇所にまとめて置いてある」に回答しました。村上さんに限らず、出来るだけ作家ごとにまとめるようにしています。本棚ルールとしては、読了本しか棚にいれない、ということにしてます。これから読む本たちは別棚に入れて待機、というか寝かせてる、というか、もう本棚は満杯なんです。どうしようかなぁー。

第6回

http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050524

ノルウェイの森』に登場する、「直子」と「緑」、彼女にするならどっち?

緑に回答しました。でもノルウェイの中で1番好きな女性は、ハツミさんです。

『村上朝日堂』で村上春樹さんは猫には「あたりとスカがある」と書いています。猫または犬を飼っている方、お答えください。あなたの猫/犬は「あたり」ですか、「スカ」ですか?

猫派の「あたり」に回答しました。というか自分の飼い猫を「スカ」とは言えない。私と私のうちの猫は、特に仲良しでもないですが、付かず離れずの心地よい関係だと思ってます私は。クールなんですよ、うちの猫。そしてもうすぐ20歳なのです。

第7回

http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050531

「45°」と「3ねん2くみ」、どちらもラブホテルの名前ですが、泊まってみたいのはどちらですか?

村上朝日堂からの質問が多いなーと思いつつ、「45°」に回答。理由はイメージするものが無いから。「3ねん2くみ」ってネーミングはなんか牛乳拭いた雑巾みたいなイメージ・・・ってなんでだろう。

村上春樹さんが翻訳をした以下の作家の方々の中で、一番好きなのは誰ですか?

レイモンド・カーヴァーに回答しました。やはり、その作家の作品の大半を春樹さんの訳で読んだという意味でなじみ深いので。でもよくよく質問を見てみたら、この中で一番好きな作家は?ってことなのかな? 春樹さんの訳で、ということでなく? だとしたらカポーティだった。

[] 作家別書籍所有率

アンケートもうひとつ。

こちら(http://d.hatena.ne.jp/./suihu/)で実施されている作家別書籍所有率にも回答させていただきました。面白いです。

日本の家庭で一番所有率の高い作家は誰かをWEBアンケートで調査してみよう、という企画です。家庭(住居)単位で、一冊でもその作家単独名義の本があれば所有していると数えます。既読未読は無関係で、回答時に所有しているかどうかだけが焦点です。

アンケートページ → http://wakaba.tv/book/

予備調査の段階でも一度回答させていただいたのですが、その時は漠然と、夏目漱石芥川龍之介か、もしくは村上春樹とかが1位になるんじゃないかな、と思っていたのですが、本調査を見てみたら予想外の展開になっていて驚きました。アイザック・アシモフがこんな上位に(今の段階ですが)いることにびっくり。あと京極さんもすごいなぁ。

ちなみに私は実家住まいなので、家族の分もあわせると、今の段階での100位くらいまではほぼ全て所有してました。もちろん、未読本コーナーに突っ込んだまま。まだ読んでないのも含みます。

[] 最近食べた新発売とか

ナビスコ/チリホット味
おいしい。あっさりめのカラムーチョという感じ。それなのにパッケージがよくない。だって商品名がわからないんだもの。普通「○○チップ××味」となるところ、これはもう「チリホット味」としか書いてない。そしてなんだか暑くるしい書体。でも美味しいの。同じシリーズでパラぺーニョ味ってのもでてますが、それはなんとなく手を出せない。だって味が想像できないんだ。
明治製菓/あら切りポテト ガーリックしょうゆ味
ガーリック&しょうゆですよ。大好きな組み合わせだーと思って購入しましたが、ちょっと前に出てた、のりバターしょうゆ味のがおいしかったかな。あれで固定して欲しかったです。同時発売でジャーマンポテト味も出てますが、ポテトなのにポテト味ってどういうことなんだろうねとジャーマンポテト味(わりとポピュラー)を見るたびに思うので買わないっぽい。要はあれだ、玉葱&ベーコン味ってことですよね。
明治製菓/大人コパン 練り込みチーズ味
「ちっさくたっていちにんーまーえー」だったコパン大人版です。おいしーです。今までのコパンで1番好きかも。
森永/ミルクキャラメルチョコレート
高いなぁーと思って買わないでいたら、スーパーで安売りしてたので購入。濃厚でおいしいです。すごいキャラメル感。大事にちょっとづつ食べたい感じ。
東ハトハーベスト 抹茶味
新発売ではないけど、ウマーイ!! 大ウマイ!! なんていうの、こう、爽やか。思ったより抹茶です。甘ったるくなく、控えめな感じで、でも後をひくっていうか、とにかくおいしい。近所のスーパーで安売りしてたので大人買いしちゃった。

ところで今、東ハトのHP行ってみたら、なんだかハバネロの新商品が出るっぽいということを知りました。東ハトハバネロでかなり盛り上がったんだろうな。ハバネロはおいしいと思うし好きなんだけど、いかんせん量が少ないので大入り袋とか作ってほしいなとか思います。

2005-06-01

[] 適当料理

最近家にご飯が無い。かなり長いこと母親の料理を食べてない。まあ帰ってくるのが遅いからいけないんだし、この年になって親に「晩ご飯はー?」なんて言うのも間違ってる気がするので、ぼんやりしたまま気合いの入らない料理をしたりする。今日は使えそうな食材がキャベツと豚肉しかないという悲惨な状況だったので、野菜炒めとキャベツの千切りと野菜ジュースを飲んで微妙な健康気分を味わった。ちなみに千切りキャベツは、にんにく味噌&醤油で作ったタレで和えて食べるとかなり美味しくて充分おかずになる。キャベツ大好きです。豚肉はしょうが焼きにしようと思ったけどしょうががなかったので、千切りキャベツを半分フライパンに敷いてその上に肉を乗せて麺つゆと醤油をちょっとのお湯で割った奴かけて蒸し焼きに。適当。たまにはオーブン使うのとかやりたいけど平日にそんなこと出来ないなー。こうやって私はいつのまにか適当料理しかできなくなってしまうんじゃないだろうか。なんて。

ところでオーブン料理といえば、にしんのパイ(魔女の宅急便)を思いだしてしまうんですが、実際にしんのパイってどんな感じなのか想像もつきません。でもとりあえず「わたしこのパイ嫌いなのよね」という孫娘は嫌いです。あのシーン見るたびに泣きたくなります。おばあちゃんがんばって作ったのに。

[] 自分ルール

毎日楽しみにしているzoot32さんの今日の日記(http://d.hatena.ne.jp/./zoot32/20050531/)を読んでそういえば私も桂馬歩きしてたことがあったのを思いだしたので書きたくなりました。

といっても私が「桂馬病」だったのは小学生の頃、はじめて将棋を習った頃限定なのでそれほど重症ではなかったのですが、それとは別に今も続いているのが地割れ妄想。例えば横断歩道の白黒の白の部分が島で、黒い部分を踏んだら地面がぱっくり割れて地割れに飲み込まれる、という感覚なんだけど、私の記憶が確かなら、これは3歳の頃から続いている妄想。筋金入り。なんで3歳かっていうと、その頃私はイギリスに住んでいて(一年間だけなので英語とか話せません)イギリスの、こう、煉瓦が組み合わさったみたいな道路を見ながら「この煉瓦がいきなりバラバラになって地割れに飲み込まれるんだ」と思ったのを覚えているからです。イギリスではいろんな恐怖体験(原因は主に父)に見舞われたのでそのトラウマ的な部分もあったんだろうけど、とにかく今でも道路上の境目みたいなものを見ると「地割れが・・・」と思わずにはおれません。もう大人なので地割れ覚悟で歩くことも出来るようにはなったんだけど、やっぱり横断歩道では白い部分しか歩きたくない。ただし、勝手なのが最初から白部分無いところを歩いてるときはセーフって自分ルールがあること。一端黒地帯を歩きはじめたら、今度は白地帯には登らないことで地割れは免れる。ということになっています。勝手に。

あと私は願かけするのも好きで、というか癖で、大学受験の時なんて私の最も好きな食べ物である「ポテトチップス断ち」を思いついてしまい、ちゃんと高校3年生の約1年間、断ち続けたんでした。合格発表の帰り道、最寄りの駅から約20分の道のりをポテトチップス食べながら歩いたのも、今は良い思い出です。

でもそれはつまり「食べたら落ちる」という強迫観念を伴うものなので、かなりのストレスでもあった。むしろ勉強より辛かった。「食べなければ受かる」じゃなくて「食べたら落ちる」になってしまってるとこが既になんかちょっと神経症的なんだけど、大人になってしまった今は出来るだけ願掛けしようと思い付かないように心掛けています。

[][] BAMBIカネコアツシ 1-6巻

バンビ (6) (Beam comix)

http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050212/p2にて1巻を読んだきり、続きを読めていなかったのですが、妹がやっと6巻まで揃えてくれたので読了しました。

全体的なストーリーをまとめると「バンビという女の子が『お使い』に出かけて、事件に巻き込まれて、プレスリーのような悪の大王と対決する」というものなんだけど、もちろんそれだけじゃない。

たぶんカネコアツシさんは映画的なものを目指してこの漫画を描いたんじゃないかと思うんだけど(最後入るエンドロールは効果的だったと思う)、作家の主張や遊びを極力排除し、純粋なエンタテインメントとして成立しているあたりが、ポップコーンとか貪り食べながら映画を見ている気分に似ていた。脚本や構図もとても丁寧に作り上げられているので、よくよく考えてみると意外な展開も多いんだけど、それもまたすんなり吸収できてしまう。

作者の主張的なものは6巻p182のたった一言に凝縮されているっていうところも気持ちがいい。

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ラスト付近の遊園地での決戦は「イハーブの生活」や「鉄コン筋クリート」に出てくる子供の城を思いだす。あとp148はグーニーズもしくはカリブの海賊(@ディズニーランド)みたいだーと思いました。