九龍城探訪

九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 - City of Darkness

九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 - City of Darkness

ずっと欲しかった本をようやく購入。今月の贅沢品です。でもこの充実した内容で3500円はむしろ安いと思う。九龍城関係の本の中では1番気に入りました。こういうのが欲しかったんだー。嬉しい。
九龍城に感じる魅力を言葉で説明するのはむずかしいんだけど、この本の冒頭に掲載されている空撮写真を見て、成長し続けた生き物がその体の重みにたえかねてうずくまっているような佇まいに惹かれるとともに、その中にたくさんの人の生活があったのだという事実を知りたいと思ってしまうのはほとんど衝動だと思った。建物であり街である、そしてその内部は全て把握することなんて不可能なくらいに入り組んでいる。それだけでもう物語だ。
もちろん、そこにあったのは現実であり、様々な問題を孕んでいたことは良く知られていることだけれど、この本を読んで感じたのはむしろ退廃とはほど遠い、生命力だった。
商店の店主や家族できりもりされていた様々な工場、不動産や漢方の医師、幼稚園。たくさんのインタビューによって、生命力にあふれた九龍城が浮き彫りにされていく。ほぼ全てカラーで掲載されている写真の素晴らしいことといったら。その路地の先に何があるのか知りたくてたまらなくなる。
そして、最後のインタビューとして鳩ブリーダーの人にたどり着いたところで、視界が急に開ける。屋上の写真。行ったことも無いのに、なんだかすごく懐かしい風景に見える。九龍城に感じるのは、そういう魅力だ。
巻末には、インタビューした人がどの辺りに住んでいたのかわかるような地図もついているのが嬉しい。
  *****
グレッグ・ジラードさんによる序文で、「九龍城が有名になってきたと感じたのは、SF作家ウィリアム・ギブスン」の作品に取り上げられていると知ったときだった。彼は小説『あいどる』でバーチャルに九龍城を描いた」とあったのでその『あいどる』も読みたくなった。

 ベトナム料理ふたたび

大学時代の友人2人とごはん。前に行って美味しかったベトナム料理屋ミュンへ行くことにする。
今日集まった3人は皆ばらばらにだけどベトナム旅行経験があるので、食事中も主に旅行の話をしていた。今行くとしたらどこ? という話になると、2人は山方面に行きたいと言う。私は空気薄いし鼻がいたくなるから標高高いところが苦手だ、と言ったら2人はそんな経験はないとのこと。皆そうなんじゃないんだな。体質の問題なのかもしれないけど、とにかく私は海抜ゼロメートルのところのが良いです。山にもあこがれるけど、やっぱり海が好き。
今まで旅行した中で、1番楽しかったのはやっぱり返還前の香港。バリも良かった。ライステラスの緑と、夜のホタルがきれいだったな。ベトナムホーチミンしか行ったことがないので、次はハノイに行きたい。
逆に1番辛かったのはホームステイしに行ったカナダで、あの朝方の空気の冷たさがだめだった。家の前で学校に行く為のバスを待ちながら、鼻が痛くて泣きたくなったのを覚えている。
なんてことを話しながら、私たちは次々に運ばれてくる皿を空にしていった。今回頼んだものの中で美味しかったのはえびもち。やわらかな餅の皮のなかに、えびそぼろが入っている。シンプルな味。あと、ベトナム米焼酎を飲んでみたけど、これは甘くて不思議な味だった。日本酒好きな人は好きかもな。
ミュンを出てから、コーヒーを飲んで帰る。

 ビッグコミックスピリッツ6/20

月曜発売なのに・・・忘れてた。

中退アフロ田中
未来予知できるおじさん登場。ああ、そういえば「昴」の中断はこんな感じだったなー雰囲気全然違うけど、と思った。
美味しんぼ
今回登場したのは「いしり」というイカの魚醤。これは美味しそうだ。能登半島にしかないのかなあ。
the3名様
DVD情報第二弾。ミッキーが塚本高史さん、まっつんが岡田義徳さんなのはまぁ良いとして、ふとしが佐藤隆太さんて、ぜんぜん太くないじゃんと思った。ふとしは本名「木村卓也」なのに。じゃあなんでふとしかっていうってまあいいか。
CAとお呼びっ!
ちょっと前に第1話やったのの第2回。力技ツイスターは面白かった。前回でコンプレックス克服したとはいえ、今回いきなり積極的だったりと、この主人公の立ち位置がまだよくわからない・・・。シゲタカヨコみたいなキャラになってくのかな? ともかく、これからに期待。
団地ともお
父さん話はいつも面白い。