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2005-10-31

[][] マグノリア

マグノリア<DTS EDITION> [DVD]

マグノリア [DVD]

ポール・トーマス・アンダーソン監督作品(1999年公開)

エイミ−・マンのライブを見てたら、見返してみたくなって、DVD借りてきて見る。

公開した時に見てからだから、もう6年ぶりにもなるんだけど、その6年分、自分の考え方も変わったんだなぁと痛感させられた。

  *

物語は複数の男女を主人公に24時間の出来事を描いたものなんだけど、あらすじを説明しようとしてもきっとめちゃくちゃになってしまうだろう。初めてこの映画を見た時、面白いなぁとは思ったけど、正直いってよくわからないことがたくさんあった。それはたぶん、「仕掛け」があるはずだと思ってみてたからだ。でも、今見てみると、なんだかすんなりと、ああ、これはもっと単純なお話なんだなと受け入れられる。

「愛があるのに、そのはけ口がない」という台詞が出てくるけど、この映画に出てくる人々はみんな、その愛の使い方がよくわからないまんま、いろんなところにぶつかって、切羽詰まって、もう我慢できない、諦めちゃいたい、ぎりぎりのところにいる。

でも、ラストシーンの「それ」が乱暴にその状況を押し流し、それぞれがほんのちょっとだけ目の前の問題から気持ちをそらす。そして朝が来る。急カーブの手前でクラッシュ寸前だった車が、そっと軌道修正して走りはじめるみたいにして、物語が続いて行く。

 *

ほんとに、いい映画です。

そういえば、公開してる頃に、ラストシーンについてのネタバレがネタバレじゃない感じでいろんな雑誌とかの映画評に載ってて、でも見てみたらこれはやっぱ知らないで見たほうが良かったのでは…と思ったのを思いだしました。なのでもう大抵の人は見た事なくても知ってそうな「それ」については書かないでおく。でもなんか、あの頃の新聞の映画評とかって以外と平然とネタバレしていたような気がする。最近は見ようと思ってる映画のはなるべく映画評見ないようにしてるのでよくわからないけど。

[] オイスター・バー/スリッパ/メール

ichinics2005-10-31

久々に会う高校の同級生と一緒にご飯。生牡蠣を食べてきました。まだ季節にはちょっと早いような気もするけど。でもともかく美味しい。

子どもの頃に牡蠣ご飯(というのが広島の親戚の家の定番だった)にあたって散々な目にあってから、ずーっと嫌いな食べ物ベスト3くらいに入ってた牡蠣ですが、大学生の頃、遅れて行った飲み会で、友人がにこやかに「とっといたよー」と言って差し出してくれた生牡蠣を断るのもなんなので食べてみたところ、やっとその美味しさに気がつけたんでした。まぁ、成長とともに丈夫になった胃腸に感謝です。でも今思うと子どもの頃あたったのは牡蠣ご飯じゃなくてブリの照焼きの方だったのかもしれないんですけど。

ともかくオイスターバーで生牡蠣を知りもしないのに銘柄(産地?)で注文してみたりしつつ、つもる話もできて今日は楽しい夜だった。大好物のアップルパイも食べれたし。

あと、冬ごとに買い替えている「あったかスリッパ」も購入。今年はスエードっぽい、中が起毛のやつとひと冬越そうと思います。ついでにマフラーも衝動買いしてしまった。緑色のモヘアと白いウールの混合っぽくてところどころに金色も入ってる。モヘアはいろんなとこくっつくからどうしよう、と思ったけど、でも買っちゃった。だってかわいいんだ。

 *

石橋を叩き続けてたら、橋落ちた。あーあ。

[] 下北沢

駅前開発で「シモキタ」らしさ一変? 住民ら代替案も

http://www.asahi.com/national/update/1029/TKY200510290163.html

下北は長年働いていた町だし、一時住んでいたこともあるので再開発についてはずっと気になっている。

「下北らしさ」とかいう言葉を使う事に違和感のある人はいるだろうし、実際そういう意見もよく耳にするけれど、でもやっぱりその町「らしさ」というのは尊重すべきことだと思う。

ニュースを見ると、駅の地下化に伴い、駅前のロータリーと54号線を整備する計画とのこと。うーん…たしかに今の駅前広場はロータリーとしては機能していないし、南口の商店街はほとんど車の走れるスペースがないのは危ない気もする。

でも、下北沢という町は、商店街の規模も小さく、その外周はほとんど民家なので、あの『都会」ではなくてあくまでも「町」という感じは残して欲しいなと思う。その点で、駅と町の近さというのはとても大事な気がする。

私は、ぶらぶら歩いていれば、見知った顔をちらほら見かける事のできる下北が好きだし、老若男女問わずにいろんな顔見知りが出来る町なんて、私はあそこしか知らない。

今ではもうたまにしか行かない場所になってしまって、行く度に少しづつ知ってる店がなくなり、知らない店が出来ていたりするのがさみしかったりもするけど。その程度であってほしいなと身勝手ながら思います。

[] 今さらだけど

最近になってようやくはてなブックマークの使い方がわかるようになって(遅過ぎ)、でもなんかマックだとタイトルが文字化けしてしまうのはなんでなんだろというのが解決できないまんまあんま使えてないんですけど、ともかくたくさんコメントがついてるブックマークを見てて面白いなーと思ったのがタグの付け方。

できたばっかの時はそんなに感じなかったんですけど、今は一言コメントみたいなタグが目立ってて、これは何かに似てると思ったら、あの雑誌とかの投稿欄の投票者名みたいな感じなんだな。

特にTVbrosのテレビ欄の脇にあるやつ。手もとにブロスから引用すると「今〜に出演している○○さんの話は長いと思います。 北海道◆市・でもかわいいからOK」とかこんなふうに自分でオチを言うみたいな。

整理目的じゃない、一度きりしか使わないっぽいタグも多いけど、見てると面白い。なー。ってほんと今さらすぎですが。

kissheekisshee 2005/10/31 06:30 下北沢はあのぐちゃぐちゃした感じが魅力的なのに、大きな道路を通すというのは、ちょっとどうかと思いますね。
昨日も下北をかなりくまなく探索してきましたよ。あいかわらず、迷いやすい街ですね。楽しくなりました。

ichinicsichinics 2005/10/31 14:49 そうですよね、ちょっと迷ってしまうくらいの懐の深さを残して欲しいな、と思います。まぁ、南口は飲み屋も多いし救急車とかが通れるくらいのスペースは必要かなと思うんですけどね。うーん。

2005-10-30

[][] ティム・バートンのコープスブライド

corpsebride

監督:ティム・バートン/マイク・ジョンソン

声優:ジョニー・デップヘレナ・ボナム・カーター

ティム・バートン監督久々のストップ・モーション・アニメ作品。

「ジョニーは昼間はウィリー・ウォンカ、夜はビクターだったんだ」と監督のインタビューにはあって、つまり「チャーリーとチョコレート工場」とほぼ同時進行で制作された作品。どちらもティム・バートンならではの世界なんだけど、チャーリーが悪夢混じりのファンタジーだとしたらコープス・ブライドは悪夢の中のファンタジーというような印象。うーん我ながら訳のわからない説明だけど、とても純粋なラブ・スト−リーだったと思います。

 *

ビクターとビクトリアは、親同士の身勝手な策略により婚約者となったという状況ながら、一目あって惹かれあうようになる。しかし結婚のための「誓いの言葉」をうまくいえないビリーが森のなかで一人練習をしていたところ、誤って死体の花嫁(コープス・ブライド)に求婚してしまい、彼女を蘇らせてしまう、というのがお話のはじまりです。

初めて会った時は恐ろしげに見えたコープス・ブライドですが、ビクターがだんだんと彼女に心を許しはじめるのと同じようにして、見ているこっちも感情移入してしまう。彼女は生き生きと(死体ですが)していて、とても魅力的な女の子なんだった。彼女を見てると、死後の世界が「ある」なら死んでても生きててもかわらないじゃんとか思えてしまうくらい。でも、同時にビクトリアの真摯な愛情も伝わってくるので、ビクターの葛藤がとてもわかりやすく伝わってくる。

とてもきれいで、楽しくて、優しい映画でした。なんというか、独特の美意識はそのままに、作品を重ねる毎に素直な作風になっていく気がします。

ビクターがピアノを弾くシーン(画像のとこ)が特に気に入って、口説きたいならピアノで会話できるようになんなきゃだめだなー、とか思いました。

[][] ホテル・クロニクルズ/青山真治

ホテル・クロニクルズ

ホテル・クロニクルズ

青山監督の映画「ユリイカ」は私にとって、もっとも大切な作品の一つだ*1そして映画を見た後に読んだ小説版「ユリイカ」を読んだ時の衝撃も忘れられない。天はニ物を与えるのだ、ということを目の当たりにした気分だった。

それ以来青山監督の作品は、それが映画であれ小説であれ、見つければ見に行ったり手に取ったりしているのだけど、この久々の新刊は第1話が非常に読みづらく感じて、そのまま長らく放置していたのだった。でも読み終えてみたら、多くの(だけど特定の)人に喧伝したい気持ちになった。

この本は、映画監督であり、小説家でもある青山真治さんの私的短編集。一見ノンフィクションのエッセイにも見えるのだけど、読んでいくうちに、フィクションであることがわかる。と、今インタビューを見つけて読んでみたら、やはりそのように書かれていた。

これは映画監督・青山真治が、あちこちにロケに行ったり、バカンスに出かけたり、ひとに呼ばれて話をしにいったり、と旅してまわった結果、そのあちこちで思いついてでっち上げた話

http://shop.kodansha.jp/bc/books/hon/0503/aoyama.html

小説というものの多くが、作者と主人公(もしくは登場人物の誰か)を重ねるようにして描かれるように、この作品ではそれを、表面に出しているだけなのだろうと感じた。上のインタビューで使われてた「疑似ドキュメンタリー」という言葉とはまた違う気がするのだけど。

 *

ここに収められている作品の登場人物は、ほとんど皆、「いつ死んでもかまわない」と思っている。そして、その気怠い無力感、をまるで「うすらばかの野良猫が貪る惰眠(p177)」のようにやりすごしている。厭世的に思える文章がほとんどなのだけれど、その厭世観の総決算をしているようにも感じられて、後味は決して重くない。

たぶん、その「総決算」の感触が一番ノンフィクションなのではないかなと読み終えた今では思う。以下、だらだらと気になったところをメモします。

第1話、「ブラック・サテン」

思考の移ろいをそのまま文章にしたような冒頭がはじめは読みにくくて仕方なかったんですが、タイトルでピンとくる人にはきっと読みごたえがあると思う。つまりマイルス・デイビスの音楽についての記述が興味深く、物語全体も「オン・ザ・コーナー」を意識して組み立てられているんじゃないかな。

第3話「砂浜に雨が降る」

「Rの生活は、鳥の糞のように落下してくる理不尽な死とそれとほぼ同じ確率で手に入る満足の発見との、ミリ単位の競合だった」p78

こういう言葉の背景に膨大な時間を感じたりすることが、私にとっての小説を読む面白さだったりする。あらずじは全然違うのだけど、村上春樹さんの「土の中の彼女の小さい犬」を思いだした。雨の日のホテル。

第4話「Radio Hawaii」

青山さんのビーチ・ボーイズに対する思い入れが痛いくらい伝わってくる熱のこもった文章。私的な、まるで独り言のように思われる言葉を交えながらこのような「文章」を構成できることに感服する。「デニスこそリアル・ビーチ・ボーイ」という言葉を、当時私もその場にいたら発していたかもしれない。そしてそのニュアンスは、こんなところで感想を書いても全く伝わらないだろうなというのがさみしい。ビーチ・ボーイズが好きな友人にはもれなく勧めて回りたい文章です。

第5話「蜘蛛の家」

ある監督と、助監督が死の間際に過ごした退廃、もしくは堕落の日々の回想譚。物語そのものよりも、老いた監督が発した言葉が印象に残った。

映画作りも含めて執着すべきものなんて俺にとってこの世には何もないってことになるがね(p144)

その執着、という言葉は「メゾン・ド・ヒミコ」の中で春彦が発する台詞の「欲望」と同じ意味だなと思った。この感覚が今ちょっと気になることだったりしてる。(参考→id:ichinics:20050923p1)

それからジョン・カーペンター監督の「エスケープ・フロム・L.A.」についての記述にそそられたので今度見てみようと思う。

第6話「地上にひとつの場所を!」第7話「白猫」

冒頭に挙げた「うすらばかの野良猫が貪る惰眠」という言葉は、第6話の中に「生きることの困難とは、要するに自分の内部に砂漠を抱えることである」という言葉から始まる。そしてその砂漠を抱えながらも、砂漠の肥大化を食い止める為に野良猫となる。たぶんその言葉をうけるようにして、第7話が書き下ろされたのだと思う。第7話は、こう言ってしまうと語弊もあるけれど、再び村上春樹さんの「四月のある晴れた朝に100パーセント の女の子に出会うことについて 」と、その抱えている哀しさについてはそっくりだと思う。この本の中ではいちばん「小説」的。

で、物語とはちょっと関係ないのだけど、

ブラッドベリジョン・ヒューストンのためにメルヴィルの『白鯨』を脚色し、ブラケットはハワード・ホークスのために『大いなる眠り』をウィリアム・フォークナーとともに脚色した。p214

この一文の中に今まで全然知らなかった情報が凝縮されてたのでメモしとく。

それから、青山真治さんによる連載web小説「東京のsolaの下で」が現在更新中なのも今知りました。

こちらに詳細とリンクがあります→ http://www.asahi.com/business/pressrelease/051024.html

12月2日に開業する「マンダリン オリエンタル 東京」のプロモーション企画だそうです。ホテルを舞台にしているという点では「ホテル・クロニクルズ」と近い感じがあるかもしれないですね。これから読む。

[] 今日のこれから

今朝「ワンダと巨像」が届いたのでこれからやります。(これから?)

 *

えーとまだ1時間くらいしか経ってないですが、最初の巨像が倒せません。急所攻撃は出来てるはずなんだけど、HPが全然減ってくれない。眠くなってきたので弟が起きてからやることにする。

とりあえずワンダが格好良いってことくらいしかまだいえません。

*1:それと同じくらい大切に思っている「パリ・テキサス」に下のインタビューで触れられていたのも嬉しい。モーテル・クロニクルズがそんなに流行った本だというのは知らなかったな。古本で買ったけれど積んだままになってる。

2005-10-29

[] ニュース2つ(LOW/レンタルズ)

ミネソタの歌心トリオ、ロウからベーシストが脱退

http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=10054

ロウのベーシスト、ザック脱退のニュース。もう後任のベーシストも決まっているそうなので、本決まりなんですね。ちょっとさみしいニュース。

一瞬、もしかして5月の来日キャンセルもこれが原因だったのか…とか思ってしまいまったけど、まあ考え過ぎかな。

レンタルズ復活!来年に新作をリリース

http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=10052

ウィーザーのマット・シャープ率いるレンタル図復活の嬉しいニュース。来年にちゃんと発売されるとなれば、なんと7年ぶり!の新作になります。

いやー嬉しいなぁ。まだマットさんがいた頃のウィーザーのライブをみたことがあるんですが、マットさんは、こう、かなりはじけてる人で強烈でなんかよくわからない看板みたいなのと踊りながらリヴァースのソロに乱入していたりしたのが今でも忘れられないんですが、あのマットさんからこのキラキラした音楽が出来上がるのかーってのも、なんか不思議だったんですよね。ってちょっと失礼ですが。

ともかく新作が出来たら、今度こそレンタルズのライブ、に行ってみたいです。

[][] アフタヌーン四季賞CHRONICLE/春の巻

なんか一般発売してないものの感想ってのもなんかなぁと思ったのですが、いちおうメモ的に。ちなみにこれ『春』となってますが、別に春に入賞した人、ということではなく年代順に並んでる中のその1ってことみたいです。

1987年

土田世紀/「未成年」
今とはまったく違う絵柄なんですけど、こういうタッチは好きです。例えるのにはなんかもっと他にたとえがあると思うんだけど、思い付くのは初期の松本大洋さんの絵柄くらいかなぁ。細い線。お話は大友克洋さんの青春群像ものとかに近いような。まだ土田さん特有の「熱さ」はないんですけど、テンポもいい。最初からうまい人だったんだなぁ。
GOTAVOICE/高橋努
高橋ツトムさんがこんなにキャリア長い方だということにまず驚いた。インタビューを見ると、なんと処女作だそうです。タイトルはたぶん「神の声」という意味だと思う。スカイハイに繋がるような世界観。『地雷震』の時にめきめき絵が上手くなるひとだなぁと思って読んでたけど、この作品を見ると、もともとデッサン力のある人だったんだなと、そんなことを生意気にも思ったりしました。しかし処女作か。すごいなぁ。
入江紀子/猫の手貸します
なんとなく女性コミック誌のイメージがある方だったので、四季賞受賞されてるというのもびっくり。確かこの「猫の手貸します」はその後シリーズ化してコミックスが出たはず。絵柄も最初から安定している感じ。

1988年

Ronin ハートブレイク!/太田垣康男
MOONLIGHT MILE」の方ですよね。でもぱっと見、尾瀬あきらさんかと思うくらい今の尾瀬さんの画に似てる。
少年王に白い雲/須藤真澄
うーん、今と殆ど絵柄もかわっていないし、お話もいい。ラストのページとかも、いいなぁ。あ、でももうプロになられてからの入賞みたいで、デビューはもう少し前の1984年デュオ別冊・すとろベリィ掲載『わたくしどものナイーヴ』とのこと。
奥様進化論/秋月りす
いわずと知れた(?)「OL進化論」の秋月さん。画は結構違います。4コマの漫画家さんて、こんなにたくさんネタだせるなんてすごいなぁといつも思う。むかーし、秋月さんがどこかで書いていた映画のコラム漫画みたいなのが好きだった。
離脱/中山昌亮
岩明均さんに通じるようなサイコホラー。アフタヌーンっぽい雰囲気。中山昌亮さんて名前でピンとこなかったんですけど、「オフィス北極星」で画を担当してた方みたいですね。なつかしい。だとするとかなり絵柄が違います。今の絵柄は結構好みの漫画家さん。寡作みたいなのが残念だなあ。

1989

8月の光/新井英樹
このタイトルはフォークナー、なんだろうなきっと。でも内容は青春の1コマといった感じなんだけど、絵柄にもテンポにも、今に通じるものを濃厚に感じます。インタビューに「暗いもの指向の自分と「明るく」という編集者と、打ち合わせはその折り合いをつける作業だった」と書かれていたのが印象的。そして執筆の励みが「怒り」というのも、納得させられる一言だった。
ウェスタンカーニバル/ヒロモト森一
この頃から描きたいものが一貫してたんだなぁという印象。絵柄はまだ荒いんだけど、でも独特。
GOLDEN LUCKY/榎本俊二
エノモトさんは最初からエノモトさんという感じ。何故かこの作品の記憶がある自分がちょっとこわい。小さい頃からマガジンモーニングに囲まれて育ったのですが、アフタヌーンは読んでなかったと思うんだけどな。

1989年

A Mess on a Weekend/王欣太
急遽掲載となったキングゴンタ先生の受賞作。当初収録を断っていたというのが納得できてしまうくらい、絵柄もお話も、面影がまったくなくてびっくり。インタビューではかなりこの作品のことをけなしてるみたいな感じだったけど、きっと当時の担当さんもゴンタ先生が現在の方向に行くなんて想像もしなかっただろうなぁ。インタビューでご本人がおっしゃっているとおり、ジャームッシュヴェンダースの映画みたいな雰囲気。でもすごい上手い。漫画家になる前はインテリアや建築系のデザイナーだった、というのにもびっくり。
杯気分!肴姫/入江喜和
後にモーニングで連載されたのを読んでいた作品なので、懐かしく読みました。思えば私がはじめて読んだ「喰い道楽漫画」はこれだったなぁ。
ま、いっか!/ヒラマツミノル
ドタバタ刑事もの。絵柄は洗練されていて、もしかしたらわあせせいぞうさんみたいな絵もかけるんじゃないかと思うようなタッチ。でも面影はばっちりあるし、テンポのよさはヒラマツさんならでは。レジーやヨリやアグネス仮面も面白いけど、スポーツもの以外も読んでみたくなった。

1990年

彼岸と彼岸の間で/青木雄二
世界観も絵柄も完成されてる。面白かった。
象的人間/田口雅之
星新一さんぽいSFショートショート。「ようし! もうナイスしか言わないぞ!」ってのが面白かった。今はすっかりバトル・ロワイアルで忙しそうだ。

1991年

名探偵にはなれないけれど/的場健
人物の動きとかには面影あるけど、もう少し女性っぽい絵柄でした。キャラクターが魅力的です。
魚/小田ひで次
濃厚だー。なんかちょっと前衛演劇のような雰囲気。絵柄は後の『拡散』に繋がる感じ。

 *

夏に続く、たぶん

[] ぐだぐだの一日

季節外れの夏休みをとっている人が多くて、社内に人が少ない週末。

なのでなんとなくだらだら仕事してしまったんだけど、夕方になって来週が恐ろしくなり、結局残業。時間の使い方がへたくそでちょっとかなしい。

熱っぽいせいか肩が凝りまくっているので鳥来に寄る。でもうっかり寝入ってしまって気持ち良い時間を満喫できなくてもったいなかった。その後、寝ぼけたまんまツタヤに寄って返却&旧作レンタル半額券があったので懐かしい2本を借りた。

帰宅してからもやっぱり肩が痛いので、サロンパス貼って寝る事にした。ひんやりしすぎてて寒い。

2005-10-28

[] JOANNA NEWSOM & SMOG JAPAN TOUR

ichinics2005-10-28

JOANNA NEWSOM & SMOG JAPAN TOUR

ゲスト:54-71 / tenniscoats

10/27@Shibuya O-West

http://www.mapup.net/event/ch17_main.html

JOANNA NEWSOM & SMOG のツアー最終日。7時スタートだったので、仕事後でなんとか間に合いました。

画像だとよくわかんないけど、会場内は天井から布製のオブジェみたいなのがぶら下がっていてかわいかったです。o-westは天井が高くてこぢんまりしていていいな。大学時代の友人にばったり会ったりしつつ、ステージ真ん前でビール飲みながら開演待ち。いや、行く前までは風邪気味で、もう後ろの方でそっとみようとか思ってたんですけど、やっぱ無理でした。

tenniscoats

オープニングはtenniscoats。初めて見るバンドです。ボーカル/キーボード/ギターの女性と、ギター/サックスの男性を中心に、あとベース、トランペット、ドラムの5人編成だったのですが、はてなのキーワードを見ると、ボーカルの女性、ギターサックスの男性が固定メンバーで、後のメンバーはその時々の自由参加、らしい。ギターの男性とベースの男性がそっくりだったけど、兄弟かな。

sigur rosみたいなオープニング曲から、トイポップ(なんてジャンルがあるかわからないけど、パスカル・コムラードみたいな)まで、いろいろな音。ボーカルの女の人はとてもかわいらしくて、好きな声でした。ただ、ちょっとギターの音をいじりすぎな気もして、時々途切れてしまうのが気になった。全体的にインプロっぽいバンドなんだけど、タイミングが少しずれるのがいがいとわかる。うーん。サックスの時はそんなことないんだけど…。でも好みの音です。

54-71

すごく面白いバンドでした。ベース&ドラムのリズム隊に乗っかる、キーボード/ボーカルというかパフォーマンスみたいな3人編成。んー?2002年のインタビュー*1からはずいぶんメンバーがかわってるみたい。こっち*2のが新しい情報かな?

ともかく、冒頭からボーカルの人はステージ後方、というか上方から綱わたりで降りてきて、上半身裸に白いパンツ(スラックスみたいな)、ハットを被った出で立ちで小刻みなダンスを繰り広げる。音は、ちょっとZAZEN BOYSを彷佛とさせる生音ブレイクビーツ。でもロック。とにかく踊りながらキーボードを引く白いパンツの男性に目が行くのですが、リズム隊がすごい。とにかくブレイクがばっちり決まるのが格好良いなぁ。

キーボードだけじゃなくて、ベースもドラムももっとそれぞれに散らばっていくような展開があるともっと好みなんだけど…なんて思ったけど、ライブによっていろいろ編成が違うのかなぁ? とにかくすごいバンドでした。えー、あと、なんかちょっと気になる点が1つあったんだけど、あれは私の勘違いだと思いたい。

JOANNA NEWSOM

2004年にドラッグ・シティからデビューしたJOANNA NEWSOM。チケットをとったときにはその名前すら知らなかったのですが、日記のコメント(id:ichinics:20050819:p2)で、tomocoooさんに教えていただきました。感謝。今回はSMOGだけど、ウィル・オールダムやキャット・パワーのサポートでもツアーをまわったことがあるそうです。私にはど真ん中に好みなはずだ。

ステージに登場したジョアンナさんはとてもかわいらしい金髪の女の子で、ハープがまたよく似合う。彼女の特徴ある歌い方はまるで少女の独り言みたいでもあり、Bjorkリッキー・リー・ジョーンズが好きな人はきっと好きだと思われるプリミティブな声。そしてその歌の自由さとは裏腹に、ハープを弾く手は冷静なのが印象的でした。ハープってあんなにいろんな音がなるんだな。とてもいいライブで、アンコールも2曲やってくれました。いつかソロ以外の編成でも見てみたい。

Smog

ドラッグ・シティを中心とした、オルタナ・カントリーとかいわれる一連のアーティストには大好きな作品が多くあるのですが、中でもスモッグことビル・キャラハンさんには特別な思い入れがあります。今回のライブは基本的に新作『A River Ain't Too Much To Love』の楽曲が中心に演奏されたのですが、もう何度も聞き返しているアルバムで、今日も会場に行く間ずっと聞いていたのに、彼が発した第一声には、ちょっと鳥肌がたった。

慎重に注意深く、でもラフにつま弾かれるギターに載る、あの深い深い声。まるで身体の中で振動させるかのように少しづつ身体を揺らして、クールな表情のまま、キャラハンさんはたんたんと歌っていました。その声はなんだか聞いているこっちまで揺さぶられるような迫力があって、ふと頭の隅っこにあった風景とかを引きずりだしたりする。あと、あの転がるようなギターの音も印象的で、私はギター詳しくないんだけど、やわらかい弦(プラスチック?)使っているみたいで、こう猫がぐるぐるいうときみたいな音がする。コードがマイナーからメジャーに変化するたびに、なんだか日向の匂いが鼻先をかすめるような。

ずっと聞いてたかったです。

『A River Ain't Too Much To Love』の感想 → id:ichinics:20050610:p1

 *

ライブは全部でなんと4時間!ずっと立ちっぱなしだったので、帰り道はふらふらでした。あーでも大充実。素敵なライブたちでした。

[] ライブにて

ばったり大学時代の同級生に出くわしたのですけど、会うのはたぶん1年ぶりくらいで、その1年前に確か「彼女ができた」みたいなこと言ってたので、今日連れていた女の子に向かってつい「あ、彼女さんですか?」とか聞いてしまったのだけど、どうやら違ったみたいで、なんかもし、いま微妙なシーズンだったりしたのなら申し訳ない…と思ったことを彼が見るはずもないここに記しておこうと思います。

久々にあう友人の近況にはもっと配慮しなきゃなと思った。

[] しんだらおわり

「死んだら終わり」ということを、容赦ない感じで説明してください。

参考リンク : http://d.hatena.ne.jp/./michiaki/20051026#1130337796

「死んだら終わり」ではない、という方の回答はご遠慮ください。

http://www.hatena.ne.jp/1130340247

michiakiさんのはてな質問は毎回つい考えてみたくなる。

昨晩、この質問を見つけてからもいろいろ考えてみてるんですけど、なんだか思考回路が謎解きみたいになってしまう。こういうときに気の利いたこといえる人になりたい。

うーん。でもいまんとこ考えたのはこんな感じ。

 *

死んだら終わり、ということはつまり、

死んだら死に続けなければいけないということ。

もう、永遠に、死んでる状態をやめられないということ。

生きてるときには「生きるのをやめる」ことが出来るけど

死んだら「死ぬのをやめる」ことは出来ない。

全ての選択を使い果たした状態が終わりということ。

 *

容赦ない感じかどうかわかんないですけど、やめれないってのは私にはかなりの恐怖です。(別に怖がらせる目的の質問じゃないと思いますが)

上の参考リンクには、michiakiさん自身の回答例がいくつかあって、面白かったです。特に「黒い箱」のが怖くて、最後の一文があってよかった、なんて思ってしまいました。

この前読んだ「スローターハウス5*3に出てきた四次元をあらわす言葉

「瞬間という琥珀に閉じ込められている」

というのも、その「黒い箱」にちょっと近い感覚なんじゃないかと思いました。

うーん、だんだん思考回路がSFになってくような気がします。いや、まだまだ甘いけど。

2005-10-27

[] ワンダと巨像とNICO

初回特典(「NICO」)目当てにamazonで予約注文したけど、発売日には届かないみたいだ!

ごめん妹。

ちなみに私、去年このゲームの制作発表見たときから、ずいぶん長いこと「ワンダと巨象」だと思ってました。象使いの男の子の話だと思ってました。目が悪いのでデモムービーみてもまだ象だと思ってました。ちーがーう。

ロングインタビュー読みながら待ちます。いい文章。Tシャツいいなぁ。

http://www.jp.playstation.com/psworld/game/interview/wander.html

[][] 夢の空地/小田ひで次

夢の空地

夢の空地

アフタヌーンに掲載されていた「クーの世界」の続編。

「クーの世界」は中学生に入ったばかりのれねいが「つづき夢」の世界へ迷いこんでしまうお話でした。小田ひで次さんならではの暖かみのある不思議な世界観がとても魅力的な、大好きな作品です。

その「つづき夢」の世界はそのまま主人公れねい自身のようでもあったのですが、あの頃中学生だったれねいも、この「夢の空地」では美大生になっていました。

でも、れねいをとりまく世界は、なんだか混沌としていて、冷たい。そして、クーもキョムもいない現実の世界で、再び夢の世界に引き寄せられていくれねいの葛藤が、この物語の中心だったと思います。「全ての謎」の答えを求めて、深淵を何度ものぞきこむシーンが印象に残る。

ちゃんと考えて!

考えられるはずだよ

……やりなおし! (「夢の空地」p170)

「クーの世界」が、その混沌とした夢の世界を俯瞰する視点から描いていた作品だとしたら、今回の「夢の空地」は、混沌としたままで《混沌》を描いているような印象でした。助けを求めているのに、れねいを助けられる人は全て向こう側の、「クーの世界」にしかいない。ぎりぎりのところにいるれねいの混乱や葛藤が伝わってくるのに、その混乱は共有できないような、なんだかちょっと怖いような気持ちになった。

ラストシーンについては敢えて言及しないでおくけど、なんとなく「クーの世界」の1巻のラストシーンに繋がっているような気がした。あのラスト7ページはほんとに素晴らしかったな。

私は知ってるの

私がどうしたいかを

どう生きたいかを

だから大丈夫! (「クーの世界」1巻p215)

クーの世界 1 (アフタヌーンKC)

クーの世界 1 (アフタヌーンKC)

あとがきによると、美大生のれねいが描く画は、川田裕子さんという方の作品からヒントを得たものだそう。早速HPを見てみたのだけど「documents」にある言葉がとても興味深かった。

http://www.kawada-yuko.com/

絵もいつか実物をみてみたい。

 *

蛇足ながら、ひとつこの本について残念なところを挙げると、「世界同時出版漫画シリーズ」ということで、左開きになっていること。コマの並びまでが逆なので、予想以上に読みづらい。描く方も大変だったんじゃないかなぁとか思った。

[] IKKI 12月号

巻頭ページに「鉄コン筋クリート」映像化情報。マイケル・アリアスさんのインタビューもあり。わくわく。あと付録のパラパラマンガも早速組み立ててみた。でもなんかうまくパラパラできないので、いっそのこと全部スキャナで読み込んでGIFアニメにして鑑賞しようかと思ったけど面倒なのでやめた。おとなしく公開されるのを待ちます。うーはやくみたい!

リアルワールド/イシデ電
新連載。うーん。原作好きなだけに、キャラクターのビジュアルに違和感があるかも…。とくに「ミミズ」。
アシロ/松本大洋
ナンバー吾外伝。まだおさないユーリの物語。
めくるたび/丸田祥三
今回は古い工場写真。すごくいい。あの増築されたっぽい重層感がたまらない。行ってみたい。
金魚屋古書店芳崎せいむ
セドリの恋物語。
ぼくらの/鬼頭莫宏
モジ編完結。……。「ぼくらは一体、何と戦っているんだ?」っていう台詞への答えが気になる。アニメ化しそうだな。なんかガンパレみたいな雰囲気になってきた…。
乙女ウィルス/鈴菌カリオ
超かわいい男の子対超かわいい女の子。
フライングガール/笹辺哲
すごい。面白い。この独特のテンポがたまらない。そして課長のハードボイルドさもいい。12月に短編集がでて、1月には「フライングガール」1巻がでるそうです。
RIDE BACK/カサハラテツロー
急展開。どういうことだ?なんかちょっとエヴァっぽい展開になるんだろうかとか思ってしまった。それもいいと思う。
ゆでたまごの作り方 恋愛編/アキタコウ
第16回イキマン受賞作品なんかすごくなじみ深い画のような気がする。お話は、うーん。その状況でそれまで大道芸を思い付かなかったってのが一番面白いような。
フリージア松本次郎
次号叶 対 女警護人岩尾、かな。なんとなく岩尾のほうに肩入れしたくなってくる。岩尾さんはかなりいいキャラクターで、好きです。映画っぽいけど、伊坂さんの小説とかにも出てきそうな感じ。

2005-10-26

[][] イゴールの約束(La Promesse)

イゴールの約束 [DVD]

イゴールの約束 [DVD]

リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督作品/1996年

先日見た「ロゼッタ」*1が母娘の関係を描いた作品だったのに対し、この「イゴールの約束」では父と息子の関係が描かれる。

ダルデンヌ兄弟の作品の共通点は、もともとドキュメンタリー出身であるということが、その題材や演出に色濃く反映されているということだと思うのだけれど、次に撮られた作品である「ロゼッタ」に比べると、この「イゴールの約束」はもう少し、物語としての演出に踏みこんだもののように感じた。

 *

主人公イゴールの父親は、不法滞在の外国人を集めて、どうやら彼らの人身売買を行っている。そしてイゴールもまた父親の仕事を手伝って暮らしている。趣味も自分の仕事も犠牲にしなければならない場面が多々あるのにも関わらず、イゴールは父親に忠実だ。父親のように煙草を吸い、父親とそろいの指輪をしたイゴールはまるで父親のコピーであるかのように振る舞う。

しかし、ある「約束」を切欠にイゴールは父親から独立し、自分自身で判断し行動することを選択する。

説明的なシーンはほとんどないのに、主人公の心の動きが、まるで水がしみ込むみたいにして伝わってくるのは、綿密に計算されたシーンの積み重ねによるものなのだろう。そして、だからこそ、ごくシンプルな物語でありながら、その印象はとても奥深い。

「ロゼッタ」と続けてみてみると、両作品ともに、監督は「何かがはじまる瞬間まで」の物語を描いているような気がした。状況は何も変わらなくても、人生は自分自身からはじめる事ができる。なんて言葉にするととても楽観的に感じるけれど、主人公はたぶん、その先に待っているものの重さを理解している。だからこそその一歩が物語になるのだと思った。

ほんとうに、素晴らしい監督だと思います。

 *

ただ、イゴールの父親に対する思いは、男の人が見たほうがもっと切実に感じるものがあるんじゃないかなと思う。それから、物語の中に出てくるアフリカ人の女性の、頑な民族意識、例えばイゴールにはなかなか心を開かないが、病院で知り合った同じ民族の女性にはあっさりと心を開くシーン、などもとても印象に残った。確かダルデンヌ兄弟は移民についてのドキュメンタリーを撮っていた、とどこかで読んだことがあるのだけど…実際のところはちょっとわからない。新作が公開になったら情報も増えるだろうし、調べてみようと思う。

[][] 本屋メニュー

本屋さんで本を買うのが好きだ。アマゾンとかももちろん利用しているけど、何を買うか決めないで行って、その時の気分に最適な数点を選ぶ作業は本屋さんでないと出来ない。

今日は給料日だったので久々に本屋さんで散財したのだけど、なんだかとても満足できて、それは多分「買うつもりの新刊」「買おうと思っていた本」「いつものやつ」「見つけたやつ」が全部揃ったからのような気がする。なんかあれ、レストランに行って頼んだものが全部美味しそうみたいな。そんな感じ。

で、何を買ったのかというと、飛鳥新社から出た小田ひで次さんの新刊、伊坂幸太郎さんの新刊、フリースタイルの第2号(ついね)、IKKI、スタージョン「人間以上」その他数点。

さらに重要なのが、買いたいと思ったけど今回はあきらめたやつがたくさんあるってことで、「冷血」の新訳とか「アムニジアスコープ」とか銀河ヒッチハイクの続きとか諸々。そして見つからなかったやつもいくつかあったんだけど、ともかく今日買ったのを読み終えたら、また本屋さんにあれらを買いにいくんだと思うとなんかうきうきする。

しかも今日は一緒にいた友人が、私のすすめた本を気前良く(「輝く断片」と「〈子ども〉のための哲学」)買ってくれたのもすごく嬉しかった。

給料日万歳。熱はまだ下がらないけどなんか元気。

[] ビッグコミックスピリッツ 11/7号

闇金ウシジマくん
新章「ギャル汚くん」編スタート。のっけからウシジマが逮捕されてびっくり。
ハクバノ王子サマ
小津の妹のキャラがよくわからない。なんでそんなに婚約者に肩入れするんだろ?
ワンスアポンナタイムインスポリッツ
安野モヨコさん荒川弘さんなど、スピリッツ掲載経験ない(と思う)人まで載ってるってことはこれからなんかあるんだろうか。のりつけ雅春さんのが笑った。
バンビ〜ノ!
あすかさんとサービスの勉強のため、有名店に案内してもらう伴の巻。ここで出てくる「バローネ」みたいな店って結構良くあるような気がする。「サービスが最悪の店なのさ。」かーっこいー。
オメガトライブキングダム
桜一郎の暴走。うーん、新章になってからあんま晴の活躍がなくてさみしいなぁ。
団地ともお
「どこの家庭だってどこかぬけてるもんだ」というお話。面白かった。
ラストイニング
え?この人スパイってこと?
中退アフロ田中
えーと、今回は田中がトラックの見習い運転手になる話だったんだけど、このイタリアンマフィアみたいなさとーさんとのやりとりがやたらおもしろかった。おもしろいよ田中。
ボーイズ・オン・ザ・ラン
まさかここであの怖い女の人がでてくるとは…。次号どうなるんでしょうか。
じみへん
よく見るイヤな夢の話。歯が抜ける夢とかってよく聞くけどそういえば私は一度も見た事ないなぁ。

2005-10-25

[][] スローターハウス5カート・ヴォネガット・ジュニア

slaughterhouse-five

ISBN:415010302X

『タイタンの妖女』における《さまざまな「真理」が「時計の部品みたいにぴったり一つになっている」》時間等曲率漏斗に飛び込んだ男、ラムファードのように、この物語の主人公、ビリー・ピルグリムもまたトラルファマドール的な四次元空間に生きている。

この物語の中でビリーが彷徨うことになる時間の断片は時間も場所も混沌としているが、物語の中心は第二次世界大戦中にヴォネガット自身も捕虜としてその場にいたというドレスデン爆撃を中心としている。今まで読んできたヴォネガットの作品の中では最も「作者自身」の言葉に近いものもあるんじゃないかと思うけれど、そう簡単に言い表せるような物語ではなかった。ヴォネガットのことだから、そこにブラックユーモア的な何か暗喩めいたものがあるのかもしれないけれど、私はそのトラルファマドール的な時間の捉え方を把握することばかりに気を取られていたし、それだけで充分面白い作品だった。

「今日は平和だ。ほかの日には、きみが見たり読んだりした戦争に負けないくらいおそろしい戦争がある。それをどうこうすることは、われわれにはできない。ただ見ないようにするだけだ。無視するのだ。楽しい瞬間を眺めながら、われわれは永遠をついやす――ちょうど今日のこの動物園のように。これをすてきな瞬間だと思わないかね?」p142

トラルファマド−ル星人の言うところによれば、すべてのわれわれは「瞬間という琥珀に閉じ込められている」ものであり、全ての瞬間は既にあるものなのだ。そのような世界の中では、死すら一瞬の出来事に過ぎない。戦争の悲惨さや人の死は「あらかじめ決まっている事」であり、避ける事はできないのだが、同時に別の時間の中ではその人は生きているのだ。だからこそ、この本の中ではすべての死について「そういうものだ(So it goes.)」と記されている。

しかし、物語の終盤になって(終盤?)ビリー・ピルグリムはこのように語る。

ときにはどれほど死にきっているように見えようと、われわれは永遠に生き続けるのだという考えが、もしかりに真実であるとしても、わたしはそれほど有頂天にはなれない。p248

それは何故か、というと、トラルファマドール的時間軸の中では、その「瞬間」を選ぶ事が出来ないからだろう。

それでは、私たちの辿る三次元の世界と何も変わらないのではないだろうか。その悲惨さの中にも楽しい幸福な瞬間が存在するのと同じように、楽しい幸福な時間の中にも逃れられない悲惨さがある、という意味で。

 *

物語の中のビリー・ピルグリムは、四次元的時間軸の中にいながらにして、一本の意志の流れをもっているように読める。その意志の流れはやはり三次元的であり、それを否定すると「今」ってなんだということになってしまうのだけど、結局は「今」しかないということなのかもしれない。

だったら、この「今」があるということを喜ぶべきなのだ。全ての悲惨さを「そういうものだ」とする達観に貫かれていたビリーの目に最後に映ったのも、そのような輝かしい「今」だったと思いたい。全てがナンセンスなんだとしても。

この物語はこう始まる――

聞きたまえ――

ビリー・ピルグリムは時間のなかに解き放たれた。

そして、こう終わる――

プーティーウィッ?

ところで最初にこのように入り口と出口を示す語り口はヴォネガットの特徴のような気もするんだけど、ぐっとくる。そういえばこの前読んだ「不思議のひと触れ」にもそういうのがあった。

[] で、四次元

宴(四次会)

http://d.hatena.ne.jp/./sukiaraba/20241001/yojigen#tb

こちらのまとめ記事を読んでからずーっと四次元ってなんだ?って気になっていたんだけど、そんな時に上の「スローターハウス5」を読んだのはなんかちょっとした引き合わせのような気がした。

ともかく、159番の人が書いている四次元は時間を意識しないと言うことは死がないという事か?」という発言は上のトラルファマドール的な考えなんだろうと思う。

個人的に気に入っているのは、194番の「夢の中っていうのは四次元かもしれない」という言葉。夢の中での視点ってのはいつも曖昧で、自分自身の輪郭ってのもはっきりしていない。もういないはずの人もそこにいるし、そういう意味では「死がない」と言えるかもしれない。ただ、それは「既にあったこと」ではなくて記憶の更新に近いような気がする。

ともかく、その夢のランダムな感じ、時間の経過すら曖昧な感じは、ちょっと四次元的なんじゃないかと思う。

ただ、上でリンクさせてもらった《宴(四次会)》でまとめられている「四次元を見つけてしまった」というスレッドで扱われている問題は、ちょっとそういうとこからずれているみたい。何度か読んでみたけどまだよくわからない。皆頭良いなぁという感じです。

でも、497番にある「思考が認識の邪魔をし、観念が時間を生み出す。考えるという行為は知覚から離れる行為」っていうのはとても面白いなと思っていて、もうちょっとゆっくり考えてみたいです。

それにはまず知覚から離れるってどういうこと?ってのを理解しなきゃなんだけど。

[] ポテトチップスケース

プリングルズが、学校のタイムスケジュールの中で子供達が大好きな時間「ランチ」をもっと楽しく過ごせるようにと、ポテトチップの一枚一枚にクイズを印刷したものを発売した。

(中略)食べ過ぎに注意するべく少量のみ入る「プリングルズ携帯用ケース」なるものもあり、これは子供達のランチバッグによく入っているのをみかける。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091130117102.html

クイズプリントは「たべっ子どうぶつ」みたいなもんかなと思うけども、ポテトチップスケースはちょっと欲しい。私は中毒かってくらいポテトチップスが大好きなんですが、筒状ポテトチップスに代表される整形済みポテトはあんまり好きじゃなくて、だからプリングルスも滅多に食べない。でもこのケースがあったら食べるかも。

ポテトチップスをもって街に出よう。なんて。

2005-10-24

[] 花畑、用心棒、保健室

三本だて

 *

どこかからの帰り道を歩いている。向いの公園は一面の花畑。黄色い花でできたアーチに子どもが群がって、親に写真を撮ってもらったりしている。

まぶしくてきれいな景色。青々と湿った草を踏んであるくと、足の裏にまで土の匂いを感じる。右手になだらかな丘が続いていて、そこを越えると渋谷だ。

渋谷についたら、フレッシュネスバーガーに行こうと思う。

 *

学校の教室。その教室の1つに住んでいる親子がいて、その娘と仲がいいのがどうやら私みたいだ。その娘はなにかよくわからない怪物みたいなものに狙われている。で、私が用心棒をしているらしい。強いみたい私。でも娘の親には疎まれているという、なんともやりにくい状況。怪物と戦う辺りはとにかく逃げまくって勝つというなんとも格好悪い感じだったけどすごく怖かった。雰囲気としては、シン・シティとブラッドザラストヴァンパイアをあわせたような感じ。影響されやすい。

 *

私は保健室で寝ている。熱がある。喉が渇いて間接も痛い。でも喉が乾いて仕方ないので、近くのコンビニまで飲みものを買いに行く。ひどい格好。店内をうろうろしながら、ふと見知った顔が視界をかすめる。Kだった。ああ、久しぶりに顔を見たなぁと思いながら、声を掛けられずにいる。緑とベージュの、古着っぽいジャンパー(ジャンパー?)を着ていた。Kと、その連れはさっさと買い物を済ませて店から出て行ってしまう。私は何も買わないで店を出て、あーこれはたぶん夢だなぁと思う。会社に戻ると、ビルの1階がハロウィンの飾りつけでにぎやかになっていた。にぎやかだとかなしいなとか思う。

 *

目が覚めたら本当に熱が出ていた。でも今日は休めないので出社。間接が痛くて歩くのが辛い。どうしよう。

[] Franz FerdinandFranz Ferdinand

Franz Ferdinand

Franz Ferdinand

ちょっと前に出たニューアルバム、を最近買ったのでその前に今さらですがFranz Ferdinandの1stについて。

彼らの音を初めて聞いたのはMTVで流れてた「Take me out」のPVでだったんだけど、その時は80年代ニューウェーヴリバイバルのイギリス版って感じかなという印象と、いかにもアートスクール出身なそのPVにちょっと身構えてしまった。

私のこのアルバムに対する感想は、既視感ならぬ既聴感の嵐といった感じが一番正直な感想だ。でも、だからといってオリジナリティがないといいたい訳ではない。ちょっとした「懐かしさ」のようなものを含む楽曲っていうのは得てしてキャッチーなものだし、その点で彼らの作り出す音はとても上手く、耳に馴染むよう構築されている。

つい踊りだしたくなるような、身体に訴えかけるビートとでも言えばいいんだろうか。とにかく聴いていて楽しい音楽であることは確かで、特に全ての曲における、イントロの「掴み」は素晴らしいと思う。

これは私の勝手な考えだけども、彼らはアーティストというよりはデザイナーなんだと思う。「売れる」ために「のれる」音楽を作ろうというストイックさを感じる。何を表現したいかということよりも先に、リスナーを楽しませようとするサービス精神があるからこそ、数多ある新人バンドの中で傑出した存在にのし上がってきたのではないだろうか。

そして、もう1つ、Franz Ferdinandの特徴的な点として挙げられるのが「イギリス的である」ということ。UKポップという言葉も最近はあまり耳にしなくなった(と思う)けども、彼らの音は一聴してすぐにわかる、イギリス臭さがある。たぶん、そう感じる理由はヴォーカルの印象によるところが大きくて、PULPのジャ−ヴィス・コッカーとかディヴァイン・コメディのニール・ハノンとかを彷佛とさせるドラマチックな歌い方。それなのに、生々しさのない均一なテンションには、思わず「クール」って言葉を使いたくなってしまう。

とにかく全てが上手く出来ていて、だからこそ、これは彼らの創造した「ポップ・バンド」という作品なんだなーとか思ってしまったりもする。まあ、その辺りに自分の屈折した部分を痛感したりもするんだけど、それでも、やっぱり聴いていて楽しい音なんだこれが。(だから武道館はどうかと思う。踊りにくいし。)

ともかく、このアルバムを聴いていると、私が学生時代に「UKロック」に大騒ぎした後60年代ロックへ傾倒していったように、そもそもニューウェーブ自体がとっくの昔にリバイバルするジャンルの1つになってしまったんだということなんだろうなってのを改めて感じる。というかやっとリアルに感じたような気がするのはたぶん、彼らがニューウェーブ支持者以外にもばっちり訴えかけられるポップさを持っているからなんだと思う。

イントロ10秒が最高だと思う曲は#4(オーシャンカラーシーンのなんかのイントロをちょっと思いだす)#6#7#8#11#12#13で、これをイントロだけ繋げてみたら自分のツボがよくわかった気がした。

【追記】よく見たら12曲目からは日本版(asin:B0002CHQE4)ボーナストラックだった。

[] みんな大好き塊魂 その2

ずいぶんはまってたのだけど、もうやり過ぎてこれ以上の記録だせない気がしてきたからもうやらないかもしれないって思った。

とりあえず

レース
いそいで/1分02秒 おおきく23m50cm
レインボー
いそいで/2分18秒 おおきく/31cm6mm
ねむいひと
いそいで/1分43秒 おおきく/1m2cm
おじいさん
いそいで/1分33秒 おおきく/5m14cm
教室
おおきく/3m58cm
水中
おおきく/1m90cm

とかが気に入ってるステージの最高記録。王子ダッシュがいまいち上達しない私はいそいでが苦手で、おおきくばっかりやってるんだけど、もう行き詰まってきた。

そんでひさびさに1をやってみたら、なんか操作しにくく感じた。たぶん壁にあたったときに視点が俯瞰に自動的に移行してしまうからだと思う。2はかなりうごかしやすい。PSP塊魂ももうすぐでるけど、PSPごと買っちゃうのかなー。どうしよ。

[][] 見逃したのと見れたの

がーん!

蟲師の第1回見逃した…。というか寝ていた。だって27:45〜って。何時なのかよくわからない(深夜3時45分だ)。来週からは3時40分からとのこと。うーん…。起きてるか微妙な時間帯。ビデオとるしかないかなぁ。

サイトもいつのまにか出来てた → http://www.mushishi.jp/

内Pスペシャル

今日は晩ご飯食べながらこれをだらだらと見た。普段テレビはあんまり見ない弟が「実は内Pってあんまおもしろくない?」とか言いながらもきちんと見てるのが面白かった。スペシャルの割にはいつも通りの内P(プロジェクトだったけど)で面白かった。あんまりにもいつもな感じで深夜な気がした。ふかわさんはいい部屋に住んでるなと思った。

晩ご飯は鍋。今日はやたら寒い。

2005-10-23

[][] シン・シティ

sin city

ものすごく面白かったです。ハードボイルドハードコア格ゲーで、動くマンガ。暴力シーンも満載なので苦手な人も多いと思いますが、ハードボイルドに目がない私にはごちそうな映画でした。

ロバート・ロドリゲスが原作者を口説き落として監督させた、といういきさつを聞いたときは、一抹の不安を感じたりもしたのですが、それがもう、コミックを実写化した作品で、これ以上の形は今まで無かったんじゃないかとすら思った。原作者が監督するとなると、どうしても原作のほうに重力が傾むき、コマ割りに囚われてしまうんじゃないか、というのがその不安の原因だったのですが、「シン・シティ」は完全に原作に重力を傾けきることで成功しているような気がしました。ずーっとドリフトみたいな。例えば今までアニメーションでしか描けなかったようなアクションシーンも、ワイヤー感があんまりなくて、それなのにスピード感と重さがしっかりと伝わってくる。これはほんと、構図とカット割りの妙だと思います。

それから冒頭のシーン、ザ・マンが女性を口説いたと思ったら殺してカメラがどんどんひいていって街のあかりがタイトルに変わって行くシーンの格好いいことといったらないですよほんと。

映像は殆どモノクロで、目の色や服の色などだけに色がついているという凝ったものなのですが、それもこの作品が「架空の街を舞台としたフィクション」であるというフィルターになっていて良かった。残酷なシーンが続いても、血の色がほとんど白で描かれているので、みやすいという効果もあったと思う。あれがカラーだったら見てられなかったかもしれない。

 *

映画ではシンシティを舞台に3つのストーリーが描かれているのですが、その主人公たちのハードボイルドさがまたぐっときました。台詞もいちいち格好いいのですが、これはほとんど原作をもとにしたものらしいです。個人的にはチャンドラーとエルロイの世界が渾然一体になった感じだと思った。

1話め「The Hard Goodbye」の主人公は、顔面に無数の傷をもつ、不器用な一匹狼マーヴ。そのマーヴを演じたミッキー・ロークがとにかく素晴らしかったです。格ゲーでいうなら重量級系のキャラクターで、バトーみたいなとこもある。とにかく強いのが見ていて気持ち良い。さらにイライジャ・ウッド演じるサイコキラー:ケビンもすごい。もうすごいとしか言い様が無い。ちなみに、この話のタイトルはあのチャンドラーの「ロンググッドバイ」をもじったタイトルであり、マーヴのモデルは「さらば愛しき女よ」にでてくるマロイなんだそうです。お話のほうもまさにそんな感じ。

2話め「The Big Fat Kill」はスタイル抜群の格好良い女性たちがたくさんで楽しい。主人公ドワイトを演じたクライヴ・オーエンさんはアップの表情がとにかくコミック・ヒーロー的で良かった。そしてデヴォン青木演じる「殺人マシーン:ミホ」も良かった。これも格ゲーにいそうなキャラクターだったなぁ。ドワイトがミホを称して「ミホは神だ、エルヴィスだ」という台詞がよかったです。でもここで一番面白かったのはデルトロさん演じるジャッキー・ボーイとドワイトとの、車の中でやりとり。ここのシーンは特別監督として名を連ねているタランティーノの演出によるものらしいです。

そして3話め「That Yellow Bstard」はブルース・ウィリス演じるハーティガンが主人公。映画の中でも「ミスター高潔」と称されていたりする、まさにハードボイルド・ヒーローといえる役。ジェシカ・アルバとのプラトニックな関係とその結末も泣かせる。台詞もいい。ブルース。

 *

とにかく全体的にとても格好のよい、少々スタイリッシュすぎる気もするくらいのエンタテインメントに仕上がっていて、テンポが良くて飽きさせない。マンガで言えば見開きとかで表現されるような「きめ」のシーンもばっちり。例えば「チャーリーズ・エンジェル」なども新しいアクション描写の形の1つであったと思うけれど、やはりどうしてもワイヤーアクションだなぁという醒めた目を伴ってみてしまう。また、生身の人間の動きをキャプチャーして描かれたデジタルアニメーション「アップルシード」でも、アクションシーンは素晴らしかったと思うけれど、どうしてもアニメ画と人間らしい動きがかみあってない部分があった。

しかし「シン・シティ」にはアニメやマンガにおける視点の自由さと、生身の人間が演じるからこその感情の演技と動きの重さがあって、しかもそれが全編に渡って続いているというのがとにかくすごいと思いました。

あー楽しかった。お腹いっぱいです。

[] 視点

今日、大学時代の友人が出品している映像展にいってきた。

大学時代は映像系の学科に所属していたので、私も映画を撮ったりとか、脚本書いたりとかしていたんだけど、やがて「撮る」ことよりも物語のほうに興味を持つようになってしまって、自分でカメラをまわすことからはすっかり遠ざかってしまった。しかし人が作ったものを見るのは相変わらず好きだ。

自主制作の、特に脚本のない映像というものの多くが得てして視界の狭いものになりがちなのは、たぶん、全てを1人でやろうとするからだと思う。そして良い画が撮れたときに、それを省くことをなかなか出来ずに、結果として退屈なものになってしまうというケースも多い。

今日見た映像の中にも、いくつかそういう「もったいない」映像があったのだけど、なぜそれがテンポを悪くするかということについて、少し思うところがあった。たぶん散々言い尽くされていることだと思うんだけど、動いている映像を見る時、人は無意識「意味」を読み取ろうとしてしまう。だから、そこに必然性のない映像が挿入されると、そこに意味を見いだそうとし、しかしそれについて説明されないままに映像が進んで行くことで、ストレスを感じるんじゃないだろうか。

映像だけでなくて、文章でも言える事だけど、ものを作り、作品として完成させるときには、省いていくことこそが実は重要だったりするんだと思う。

そしてその省くべき箇所を見つけるためには、必要かどうかを判断する客観的な視点が重要で、そのためには時間をおくか、他人の目に頼るかしたほうがずっと効率が良い。

そして、それが出来なかったからこそ、大学時代に私が作ったものは、思いだすだけでも「うっとうしい」映像になってしまったんだと思う。あの頃自分が撮っていたものを見返す気には当分なれそうもない。作る作業はは楽しかったけど。

 *

なんて、いろいろ悲観的なことを書いてしまったけれど、やはり今でも作り続けている友人たちがいるというのはとても心強い。今日出品していた友人は既にプロのディレクターとして仕事をしているのだけど、今日のような、プライヴェートなものも作り続けていて、やっぱり続けることっていうのは大切だなと、これまた当たり前なことを考えたりした。

2005-10-22

[][] ロゼッタ

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督作品

本年度のカンヌ国際映画祭でも「ある子供」でパルムドールを受賞した、ダルデンヌ兄弟の99年度作品であり、パルムドール&主演女優賞受賞作。

ロゼッタ [DVD]

ロゼッタ [DVD]

主人公の少女ロゼッタはアルコール中毒の母とともにオートキャンプ場に暮らしている。とても貧しく、生活は逼迫しているが、彼女は不器用ばがらも自らの力で生きようとする。しかし仕事がない。社会は理不尽なまま、ロゼッタの足枷は重くなる一方だ。

この映画には音楽もなければ説明的な台詞も無い。手持ちのカメラは少女の背後にぴったりと寄り添い、彼女の息づかいや表情を丁寧に、そしてドライに写し取っていく。ドキュメンタリー出身の監督らしい演出とも言えるけれど、これほどまでに説明しないのに伝わる、というのは、もうこの映画の中に何かがある、としか言い様が無い。

物陰からロゼッタが「見つめる」シーンがいくつかあるのだけど、常に何かに怒っているようなロゼッタが、ふと無防備になる、その表情は特に印象に残った。あちら側とこちら側の見えない境界線がそこにあり、ロゼッタにとって唯一の友人ともいえるリケは、その境界を軽々と越えてきた存在だったのかもしれない。そして、あの、リケの家で眠りにつくロゼッタが呟く台詞にはロゼッタのぎりぎりの心情が現われていたような気がする。

そして、それまで張りつめていた意志がほどけてなくなってしまいそうになる瞬間というのは、希望のあとにやってくる現実によって引き起こされるものなのかもしれない。

そのようなロゼッタの気持ちの揺れを感じるのには、あのカメラの位置が重要だったのだと思う。それがあまりにもリアルに響いてくるからこそ、この映画について何か言うのは難しいんだろうなと思った。

しんとした気持ちになる映画。

[] 昨日/今日

金曜日だし、ビールでも飲みたいなぁと思っていたのだけど、風邪っぽいのであきらめる。でも寄り道はしたい、と思って喫茶店で本を読みながら、ついでに四次元について考える。なんで四次元かっていうと、このまえ「宴も酣」さんのところのまとめを読んでから気になっていたんだけど、その後に読みはじめた「スローターハウス5」がまさにその渦中にあるようなお話だったから。この偶然もちょっと面白い。でもそんなこと考えてたら、いつのまにか雲の中に頭を突っ込んでいるような、猛烈な眠気におそわれた。

なので読書はあきらめて、ツタヤでビデオを借りることにする。ドキュメンタリーっぽいのがみたいな、と思って、上に書いたロゼッタと、イゴールを借りた。

そしてロゼッタを見て、また本を読んで、寝た。

そして今朝はポツネンのチケット発売日。なんとかとれて、ほっとしました。小林さんのソロコントはどんなことになるんだろう。すごく楽しみ。

今日はこれから、友人の映像展を見に行って、そのあとまた映画みてくるつもり。

アップルパイ食べたい。

2005-10-21

[] 雲ケーキ 

今日はやたらファンシーな夢を見た。

友人のYが「明日からオーストラリアに行く」と言うので、私はオーストラリアで見た不思議な雲の話をする。(実際にはオーストラリアに行ったことはない)

夢のシーンが切り替わって、私はオーストラリアの海にいる。視界の上から下まで全部青い空で、下の方に薄く海が広がっている。視界の左右から雲が流されてきて(普通に考えれば両方向から雲が流れてくるなんてことはあり得ないんだけども)真ん中で重なりあって、生クリームのようなとろんとした質感になる。そして丁度ケーキの台座のような形になったところで、天から赤い実がどさどさ落ちてきて、その台座の上に山もりになる。大きなホールのケーキ。

しばらくして、雲が流れてしまうと、その実はぼちゃんぼちゃんと海に落ちるのだけど、不思議なことに私の方まで流されてくる間に、手のひらサイズの果物に変わっている。

それがとにかく美味しいから、行ってみなよ、その浜へさ、という夢。ファンシーだ。

最近Yに会ってないから連絡しようと思った。

[] 参考と盗用の差

講談社が出版した漫画家の作品が、別の漫画家の表現に酷似しているとネット掲示板「2ちゃんねる」で指摘があり、同社は10月18日、盗用だったとして謝罪し、この漫画家の単行本を絶版・出荷停止にしたことを明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000079-zdn_n-sci

この方の漫画を読んだ事はなく、事情も詳しくは知らないのだけど、どうやら絵柄を「トレース」したこと、が主な「盗用」として問題になっているらしい。

でも、こういう問題っていうのは、漫画でも小説でも音楽でも、とにかくものをつくるという事にはどうしたってつきまとう。どこからが「盗用」でどこからが「参考」なのかっていう明確な線引きもないので、どれが正しい意見、というのもまだないような気がする。

特に、今回のような図案の盗用でここまで問題になったっていうのは初耳で、しかもこの漫画家さんの単行本を絶版、出荷停止にした、という講談社の判断にも驚かされた。

「許される模倣」と「盗作」の線引きを、道義的にではなく、「法的に」行うことは、現実には難しいところがあるわけですよ。漫画の場合は特に。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_9358.html

マンガ家の描写盗用問題についての私見/たけくまメモより

上記のたけくまさんの記事も、講談社の判断に対して少し驚いている感じだったのですが、確かにそれがストーリーであろうと図案であろうと、あからさまな、オリジナリティのない流用は「盗用」と解されても仕方ないものだと思う。

ただ、今回のことについて疑問なのは、やはり「盗まれた側」である井上さんの意見だ。ニュースを読む限りではネットの指摘により、出版社の自主判断がなされた、というように見えるのだけど、もちろん井上さんは現在講談社で大人気漫画を連載しているわけで、そのへんの配慮とかももしかしてあるのかな、とか少し嫌なことを考えてしまった。

とまあそれはおいておいても、この場合、問題になっている漫画家さんの担当編集者などに責任はないのだろうか。法的に、ということでなくて、たけくまさんがおっしゃるように、フォトライブラリなどを用意するというのも問題の予防にはなるかもしれないけど、そもそも漫画家さん自身が編集者に資料不足を相談できていれば、こんなことにならなかったんじゃないだろうか、と思うんです。

とまあ、これも全部自戒をこめて考えていることなんですが、いずれにせよ、デリケートな問題だと思います。

あと、ちょっと次元が違う話だけど、作品を読んでて「あーこれ○○みたいだな」とか思うのは、その作家さんの趣味嗜好が伺える切欠として読んでて楽しい。でも、そいういうのも、やっぱり線引きが難しくて、今回のようなケースにならないとも限らないわけですよね。で、そこを越えたらいきなり絶版/出荷停止というのはやっぱり、極端なような気がします。

[] 最近みたテレビ

リンカーン
TBSの新番組。毎週火曜10時から。ダウンタウンが司会で、第1回はお笑いの人がたくさんでていた。クイック大喜利が面白かった。ちなみにオープニングアニメは4℃中山大輔さんによるもの。かっこよかったなぁー。
落下女/第3回
生理的にうけつけないといわれて怒る鈴木さんが面白かった。片桐さんのキャスター付き椅子でエレベーター搭乗は実際やってみたいよ。
大奥2回目
藤原紀香さんが着物似合う。小池さんこわくていい。しかしなんといっても田辺誠一さん。これはいいわー。でも今回で出番最後なんだろうか…。余さんも好きです。

それからヤクルトのCMに出ている、なんかビフィズス菌を調べてる白衣の人が気になる。あのグッチさんに首根っこ掴まれる人。

[] エレベーターと時間

ichinics2005-10-21

夜に1人でエレベーターのるのがこわい。会社がビルの中にあるので、必然的にエレベーターには毎日のるんだけども、残業したときとか廊下の照明が一段階暗くなってたりしてて、そんな時に開くエレベーターの中が明るくてこわい。しかもなんか中からでてきそうな気がして(そんな映画があった)、いつも開ききってから一拍おいて中を覗いてるんだけど、そんなことしてる自分もこわい。

そして仕事が相変わらず片付かない。そんな一朝一夕で片付くわけはないんだけど、こんなにぎゅうぎゅうにつまっているのは今の会社では初めてのことなので、ちょっと困惑している。時間さえあれば解決する問題なのだけど、解決するためにかかる時間量が半端じゃないってのがまた…。まあ地道にこつこつやるしかない。

帰り道、月がすごくきれいだった。空気が冷たい。前のはダメにしてしまったから、給料がでたら、まず冬用のスリッパを買おうと思う。そんで衣替えもして、あ、ショウガ買ってきてハチミツ漬けにしよう。紅茶に入れて飲む用に。ああもう、1週間くらい休みがあったら、毎日本読んで暮らすのに、最近は電車で本開いてもあっというまに寝てしまう。

あっちでもこっちでも、時間がもっと欲しい。

2005-10-19

[][] 鉄コン筋クリートアニメ化!

今週号のスピリッツ松本大洋さんの「鉄コン筋クリート」アニメ化についての情報がのっていました。

ichinics2005-10-19

監督:マイケル・アリアス

アニメーション制作:STUDIO4℃

2007年公開予定

「今から10年ほど前になりますが、それまで一面識もなかったマイクからビデオテープが送られて来ました。」松本大洋さんのインタビューにもあったので、これはかなり前からの企画だったと思うのですが、これはもともと、マイケル・アリアス氏と森本晃司監督との間で進んでいたプロジェクトがついに形になったということだと思います。

平成11年の第3回文化庁メディア芸術祭にて「インタラクティブ部門優秀賞」をとったパイロット版の段階では、森本晃司監督作品となっていて、マイケル・アリアスさんはCG監督として名を連ねていたと思うのですが、当時は「2年後公開を目指す」と言っていたのにそのまま音沙汰がないままになっていたんですよね。そこらへんの事情はよくわからないのですが、パイロット版もすごく良かっただけに、ずっと制作開始を待ってた作品なので、今回のニュースはとても嬉しい。

第3回メディア芸術祭

http://plaza.bunka.go.jp/festival/backnumber/11/sakuhin/tetsu.html

スピリッツ掲載の画像(いろはにほへとBLOGさん)

http://worldtower.jugem.jp/?eid=5

見比べてみると、ずいぶん絵のタッチが変わってるみたい。

うー楽しみ!

ちなみにこのニュース(http://www.sanspo.com/geino/top/gt200510/gt2005101709.html)のハリウッド豪華スタッフってのがなんか適当(すみません)ですが、制作は4℃だし、スタッフはほぼ日本人なんじゃないのかなぁ。ともかくマイクさんの熱意さまさまだ。期待してます。

【追記】ちなみに10月25日発売のIKKIには、この作品の原画をつかったパラパラアニメーションが付録でついてくるそうです。

[] ビッグコミックスピリッツ 10/31号

ボーイズ・オン・ザ・ラン
うーん、えぇええ?
ホムンクルスの目
苦手な人と接するときの自己暗示法について。自分の事を忘れて初めて相手のことを客観視できる。ってまあ、そうかもしれない。けどちょっとこわいなー。
団地ともお
スタンプカードが繋ぐ絆、みたいな。
中退アフロと3名様
田中のアフロってあんなでかかったのか…。
ハクバノ王子サマ
タカコサマと黒沢のことを友人に相談する小津の巻。小津の友人今村さんがいい。これたぶん名古屋弁だと思うんだけど、いいなぁ。〜しとるってしとるっていいなぁ。
CAとお呼びっ!
読み切りシリーズ。この主人公の機内アナウンスネタは前もあった気がするんだけど…飛行機って大きいから、全部のお客さんにむけてアナウンスしたらなんのことやらって人もいそうだと思うんだけどなぁ。でも佐野さんは良かった。
ワンスアポンナタイムインスピリッツ
今回は松本大洋さんも登場。やーっぱ絵上手いなぁ。花沢健吾さんが最初にアシスタントしたのは「ドラゴン桜」の三田紀房さんとこだったってのはなんか意外だった。

[] アフタヌーン四季賞クロニクル

f:id:ichinics:20051019025243j:image

もうずっと前に予約していた「アフタヌーン四季賞クロニクル」がやっと届きました。まだ読んでないんだけど、その、あまりにも細長いパッケージにちょっとびっくり。

左にちょこっとある私の親指と見比べるとよく分かると思うんですが、とにかく細長くて、そのなかに4冊、春夏秋冬の巻が収まっています。そして重い。デザインはなんかちょっと違和感あるけど…でも嬉しい。ゆっくり読みます。

内容について → id:ichinics:20050428:p3

内容&感想まとめ → id:ichinics:20051224:p1

[] なにやってるんだか

仕事で凡ミスして、今日はその後始末にてんやわんやでした。あーもう、なにやってんだ私、と思ってちょっと落ち込んだけど、あんま落ち込んでる暇もなく一日が終わった。やばかった。でもなんとか間に会って良かった。

それで、なんとか事なきをえてほっとしたところに、ずっと仕事上でやりとりしてた地方の方から「来月上京するので会いましょう」というメールをもらって、なんだか救われた気分になった。この方のメールはいつもなんだかやさしげな感じがして、しかもメールをやりとりするたんびに、少しづつ親密感を分けてもらってる感じがするのもうれしくて、だから人見知りな私でも、素直に会うのが楽しみだと思える。

しかし朝霧の時のチケット忘れといい、今回のミスといい、なんだかさいきんぼけている。今日なんておかげでポツネンの先行とれなかったんだけど…まあ自業自得なので仕方ないです。

気持ちを入れ替えなきゃな。あーでも良く考えてみたら年末までに仕上げなきゃいけないのが4件もあるんだった!あぁーなんかもうちょっと間に合う自信ないけどがんばる(と自分にいいきかせる)。

2005-10-18

[][] 銀河ヒッチハイク・ガイドダグラス・アダムス

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

映画「銀河ヒッチハイク・ガイド」がとっても楽しかったので、その帰り道に買った原作本。今日読み終わりました。楽しかった!

映画を先に見てしまったので、映画と違うとことかに気を取られてしまったんだけども、一読して実感したのは、とにかく映画の脚本は良く出来てたんだな、ということ。これだけ面白い原作本で、しかも本国では超人気作ともなると、出来るだけ忠実に作った方が無難なんだろうなと思う。でも原作の世界を壊さない程度にエピソードを追加するっていうだけでなく、映画として緩急をつけて、原作を知らない人でも楽しめるものにするって意味で、あの映画はきちんと成功してたと思います。特にあの冒頭のイルカのシーン。そして歌。それはきっと、この原作の、人を笑わせるあのこまかくて、下らないようでいて、でもしっかり物語にくいこんでるあの瑣末なやりとりの魅力を翻訳したひとつのケースだ。そして、それができるのも制作者に愛が(愛とか簡単に使うなと思うけど愛が)あるからなんだろうなって思うわけです。

とにかく、この作品の魅力を端的に言い表すならば、「その奇想天外なストーリーがディテールの豊かさと脱線で煙にまかれてる」感じ。

例えばこの「銀河ヒッチハイク・ガイド」にはネイティブでないとわかりづらい冗談がとても多いみたいで、例えばペテルギウス星が英語読みで「ビートルジュース」になるなんて初耳だったけども、そんなことはわからないくても声をだして笑ってしまうシーンがたくさんある。

「暗い」彼は言った。

「うん、暗いな」フォード・プリーフェクトは言った。

「明りがない」アーサー・デントは言った。「暗い。明かりがない」

 フォード・プリーフェクトはかねがね、人類について不思議に思っていたことがある。自明も自明なことをたえず口にし、しつこくくりかえすというあの習性はなんなのだろうか。(p66)

とまあ、こんな具合に。

あと各キャラクターの魅力もこの作品の人気の由縁なんだと思うけれど、あの超悲観的ロボット、マーヴィンのその「ネガティブさ」についての描写は原作でのほうが圧倒的に、そのうっとうしさが伝わってきて面白い。

それから映画でも忠実に再現されていた、あのクジラの墜落シーンでのモノローグは素晴らしい。これこそがまさに「究極の問」であるような気さえする。

でもそういうエピソードも全部、繋がりが見えるようで見えない。頭の中にロックされた場所(ゼイフォードのセリフより)を残してる気がするんです。だからこそ、マニア心をくすぐる物語として人気なのかもなーなんて思います。

あと、追加されたエピソードを抜きにすると、映画と原作における、最も重要な差異はラストシーンだと思う。

これについては、私はアーサーが自分で「それ」を選ぶ映画版のほうが好きだけども、アーサーのキャラクターからすると、ちょっと無理がある感は否めない。なので、原作のほうがしっくりきました。

なんだかまったく感想になっていないけども、とりあえずもう一回映画みて、続編読んで、出来ればドラマ版も見てみたい。

映画の感想 → id:ichinics:20051011:p1

[] 長雨

しかし、この雨はいつになったら止むのだろうか。そもそも、いつから降っているんだっけ?

外に出ると濡れるし、なんだかひどく寒いなと思ったら、やっぱり風邪をひいているみたいだ。食欲はあるのだけど食べ物の味があまりしない。咀嚼するのが億劫。熱ははかりたくない。でも喉が渇く。

それでも、「銀河ヒッチハイクガイド」を読み終わって、次は「宇宙の果てのレストラン」だ、と思いながらうたた寝したら、レストランでベジタリアン用のトマトサラダ(トマトの薄切りに岩塩とハーブとオリーブオイルのドレッシングかけただけの)が出てきてゼイフォード(というかサム・ロックウェル)が店員に文句をつけるのでおろおろする、という夢を見た(影響されすぎ)のでやっぱり食欲はあるみたい。

って!!!今サム・ロックウェルのリンクみて初めて気付いたんだけど、「キャメロット・ガーデンの少女」のあの人ってサム・ロックウェルだったのか!!

あの映画は公開当時に映画館で見て以来、確かなかなかビデオにならなくて、レンタルもしてないし、だから1回しか見てないんだけども、とりあえず私がこれまで見た映画の中でベスト10には入るくらい好きな作品で、あーどうしよう、DVD出てるならすぐ見たい。あのサムが、このサムなのか。

キャメロット・ガーデンの少女 [DVD]

キャメロット・ガーデンの少女 [DVD]

2005-10-17

[] 今日は停止

ichinics2005-10-17

フィッシュマンズのチケット、やっぱとれなかった…。撃沈。ショック。

しかもなんだか風邪ひいてしまうし、なんだか自棄になって今日はずっと塊魂やってた。だめ、こんな、一日中ゲームなんてー、と思ってちょっと本読んだりもしたけど、あの、ソリティア中毒と同じ感じで、塊も一度はじめるとなかなか止められない。でもまあ楽しいからいいんだけど、考え事もまとまらないし、なんというか、調子のわるい1日。

で、まったく関係ない画像はユーロスペースの傍にある猫スポットの猫。あそこにいる猫たちはみんな美猫なんだけど、どこかの飼い猫なんだろうか?

うちの猫はというと、最近弟が段ボールで作った寝床でねる習慣がついていて、かわいい。

[] FEEL YOUNG 11月号

あの空のむこう
桜沢エリカさんの漫画がわからない…。
パリパリ伝説
今回はお腹痛くなるくらい笑った。ジュリエットの話と「タ・ワ・ワ」
サプリ
「笑顔」の話。で、次号からは新展開っぽい終わり方。おかざき真里さんはすごいなぁ。IKKIとかでも連載してほしいなぁとおもう漫画家さんだ。
地上10mのオリから
三原ミツカズさんの漫画はちょっと苦手だったんだけど、今回のはなんか乙一さんの短編ぽくて良かった。
スクナヒコナ
富尾くん素敵だ…。夢のような人だなぁ。ちょびーっとだけどバーバーハーバー(だっけか、モーニングでやってたやつ)のマスターみたい。でも富尾くんのが素敵だ。
彼女の王国
「Black!」その後のお話。個人的にはかなり良かった。ロマンチックすぎるけど、でも確かに。

[] SOIL3巻/カネコアツシ

SOIL (3) (ビームコミックス)

SOIL (3) (ビームコミックス)

そいる市でおきた奇妙な失踪事件をめぐってさらに起きる不可解な事件。これだけ風呂敷広げちゃってどう収集するんだ…と思ってたのだけど、3巻にきて少し謎が解決するとともに、なんだかまたSFっぽい新展開。

カネコアツシさんの漫画って、ちゃんと脚本があって、きちんと編集された展開な気がする。そういうとこがなんか映画みたいだなーと思ってたのですが、SOILはさらにそんな感じ。描きながら展開考えてる感じが全然ない。バンビの頃にはまだ作者の生身みたいなものもあったんだけど、SOILからはどんどんドライになっていっている気がします。

そんな感じで、いつかきっと映画にいくだろうってなんとなく思っていたので「乱歩地獄」*1の中の1本を監督している、と聞いても特に意外ではなかったんだけども、でも漫画家が監督にってそういえばあんまり聞いたことない。思いつくのはちょう最近でシンシティの人とかくらい。うーん、どんな感じになってるのか興味あるなぁ。

ちなみにここを読むと、「BAMBi」映画化はただの噂だったらしい。

2005-10-16

[][][] 空中庭園

ichinics2005-10-16

監督:豊田利晃 原作:角田光代

様々な形の「疑似家族」について、くり返すように作品を描き続けていた角田光代さんが、たぶんはじめて、血のつながりをもった1つの「家族」を題材に描いた作品が『空中庭園』だったように思います。

原作が、家族とそのまわりの人それぞれの視点から描かれた連作短編集だったのに対し、映画は家族の母である絵里子を主人公に据えたものでしたが、小説も時間があまり重ならずに繋がっているお話なので、かなり原作に忠実な映画化だったように思います。ラストは少し違っているけれど、その辺りに豊田監督からの「返答」がこめられているような気がする。

昨日書いた文章の中で、「共同体の中でなんらかの役割を負う事」を例えば水の入った大きな盆を皆で支えているような感じ、と書いたのですが、そこにさざ波をたてるような出来事を極力排除し、完璧な家族を作り上げようと必死になる主人公、絵里子を演じた小泉今日子さんの迫力はすごかった。

「思い込んでると、本当のものが見えないって話」

と指摘されてもなお、それから目をそらし続ける絵里子は、そのさざ波の中に映るものではなく別の何かが「映るはずだ」と思い込みつづけているのだけど、あの、視界が開ける瞬間のドラマにはちょっと鳥肌がたった。

そして、絵里子の「重さ」を軽くいなしていく鈴木杏ちゃん広田雅裕さん板尾創路さんが作り出す家族の風景も、リアル(物語として)だったと思う。それから大楠道代さん演じる絵里子の母も、良かった。小泉さんと大楠さんは声が似ているのか、二人が会話をしているシーンではほんとの親子の会話みたいに聞こえてくる。とにかく全てのキャラクターがしっくりと役柄におさまっていて、豊田監督はほんとにキャスティングセンスが良いなぁと思った。良い作品でした。

豊田監督ならではというか、例えば「ポルノスター」の時のナイフの雨みたいに、暗喩と捉えるにはちょっとくどいような演出もいくつかあるといえばあったけれど、そのくどさ、というかわざとらしさが、『空中庭園』という空虚な楽園を映し出す舞台として効果的にも思えて、ますますこれからの作品が楽しみだと思っているので、ぜひ、復活してほしいです。

(以下、内容に触れています)

続きを読む

[] YOUNG YOU 11月号

YOUNG YOU休刊の噂はほんとだったんですね。「20年間のご愛読ありがとうございました」の文字がやたらさみしい…。連載ものはコーラスとYOUに移動するみたいだけど、これから買うのはコーラスの方だけだと思う。

BELIEVE
YOUに移動なのでたぶん今回が読むの最後かな…。まあまあ面白かった芸能界もの。槙村さとるさんは男性誌とかに描いてみたりすると面白そうなのにとたまに思う。
キャリアこぎつねきんのもり
そろそろ終盤の盛り上がりに入るところ。移動前にうまいこときりがついてる感じがします。コーラスへ移動。
ハチミツとクローバー
いよいよ佳境といった感触。あーでもこの先どうなるのか私には全然わからない。楽しく終わって欲しいけど…。コーラスへ移動。
アマリリス
最終回。12月に5巻がでるらしいんだけど、なんかもっと長いことやってたような気がする。でもまとめて大団円。
白衣でポンDX
最終回…なのかな?今後の予定が新連載だったから最終回っぽい…。院長先生よかったですね。
あなたは星の下に
最終回。兄妹の恋愛もので、死んだはずの兄の生まれ変わりに出会う話からスタートし、こういうふうに終わるとは思わなかった。最初はあんまり好きじゃなかったけど、最終回はよかった。特に成長した娘がいい。これが小説だと、もう少し狂気みたいなものも感じさせる展開になるのかもなぁ。ミステリーの短編とかでもありそうな話。
遥かな国の物語
小椋冬美さんの読み切り。いつもながらの穏やかでかわいらしいファンタジー。ちょっとあっさりしてたけど、どこかで続きがあったりするといいのになー。
藤色スカイコーポ
東村アキコさんの読み切り。眺めの良い部屋の雰囲気は良かったんだけど、最後までそのきれいな藤棚の絵がちゃんとでてこないのにはなんか意味があったんだろうか…。というか藤棚と花を育てる男と出会いとどれに焦点があたってるのかいまいちわからず残念。
papa told me
秋の一日のお話.コスモス見にいきたくなった。それから、榛野なな恵さんの今後の予定として、コーラスでアガサ・クリスティの読み切りシリーズをやるってあったんですが、この前のシェイクスピアも良かったし、とても楽しみです。
名古屋嬢のレイコさま
名古屋は母娘が仲良いらしい…ってのは初めて知ったけども、今回のは良い話だった。「親の愛を無駄にしないのが名古屋流です」ってのがいいな。でもYOUに移動。残念。
東京膜
渡辺ペコさんの間取り図シリーズ。今回は一軒家で、兄弟の思い出のお話。回想から現在へ移行するとこがよかったな。今後の予定を見ると、コーラスで新連載みたいなので、このシリーズは最終回かも…。ちょっと残念。

2005-10-15

[] music forest@shibuyaDUO

ichinics2005-10-15

MUSIC FORESTというイベントに行ってきました。今日はキセルとこだまさん目当てだったのですが、他のはじめて見るバンドもなかなか良かったです。

渋谷DUOってどこ?と思ってたらオンエアのとこだった。あそこって行く度に名前が違う気がする…。開場してしばらくはお客さんもまばらであれ?と思っていたのですが、まあやっぱ平日だからだと思います。7時くらいになったらけっこうたくさん人がいた気がする。

ムジカラグー

オープニングはムジカラグーというバンド。良い感じでした。ボーカルの方がとても歌がうまくて、ほんのり原田郁子さん風味。でももうちょっと力強い感じの歌い方するかたでした。

カセットコンロス

2バンドめはカセットコンロスフィッシュマンズのトリビュートに参加してたというので、かろうじて名前は知ってたけどライブを見るのは初めて。でもとても楽しい演奏でした。ギターボーカルにベース、ドラム、ホーン、という編成*1で、スカ〜カリプソな音。your song is goodとか好きな人はもろ好きそうな感じです。リズム隊がタイトに支えつつ、ホーン(サックスとクラリネット使ってたかな?)がまた伸びやかで、それにのっかっていくギターボーカルの酩酊感が楽しかった。残念なのは持ち時間が30分しかないというのと2バンドめでこう、いまひとつ盛り上がれなかったこと。これは彼らのせいじゃないです。別の場所で改めてみたいな。

APOGEE

3バンドめはこれまた初めて見たAPOGEE。うーんなんと形容すればいいんだろうなぁ。うまいたとえがみつからない。なんか、大沢伸一さんぽい雰囲気もありつつ、UKインディーみたいな匂いもありつつ、即興演奏のような部分もありつつ、でも声はちょっと草野マサムネさんを彷佛とさせるというか…なんかとりあえず今回の面子の中ではちょっと異色だった気がするんだけど、とりあえず私はゴージャスなドラムが好みでした。こういうバンドって、ボーカルマイクの音量ですごく雰囲気かわると思う。ボーカルマイクだけがメインで聞こえるとちょっとチープになってしまうというか。

キセル

そしてキセル。最初は二人で出てきて「ピクニック」と「ベガ」。エマーソン北村さん呼んでから「エノラ・ゲイ(英語バージョン)」「ハナレバナレ」そしてラストはおなじみ高田渡さんの「鮪に鰯」。相変わらず良い声です。いいなぁーキセル。大好きだ。でも5曲ってあっと言う間すぎて残念。でも運良く会場で11/6のライブのチケットを買う事が出来ました。やった!

KODAMA AND THE DUB STATION BAND

ラストはこだま和文さん率いるKODAMA AND THE DUB STATION BAND。一発めでこだまさんが歌っていてびっくりしたけど、曰く「キセル見てたら歌いたくなった」とのこと。その後に、ぼそっと何かすごく気になることを言ってて、それがずっと気になっていたんだけど、思いだせない*2。とにかくこだまさんは、あのシンプルなようでいてちょっとねじがずれたような、独特のトランペットの音のように、ステージの立ち居振る舞いもすごく格好よくて自然なんだけど、同時にすこし危うい感じもする。特に今日は、なんとなくお客さんののりに対してやりにくそうな雰囲気だったのが残念。でもお客さんの声に対して「うれしいねぇ」と言ってくれるこだまさんはやさしいなぁ。

* * *

今日はいろんなバンドが見れて楽しかったんですけど、なんだかずーっと会場があたたまらない感じがしたのが残念でした。たぶん、この前の朝霧とのギャップがでかすぎるのかもしれないけど…、まああそこはちょっと異空間なんだと思う。それでも今日は踊る気満々で行ったのでちょっとしょんぼりしてしまいました。なんとなく、関係者っぽい人がたくさん遠巻きに見ている感じ。なんでだったんだろう…。

[] 「なぜ自殺をしてはいけないのか」

「なぜ自殺してはいけないのか」を、「なぜ人を殺してはいけないのか」でも使える説明“以外”で説明してください。(例:「家族・友人が悲しむ」「社会が成立しなくなる」などは、ナシとします)

説明できない・いけない理由はない・ケースバイケース、という類の回答はご遠慮ください。

http://www.hatena.ne.jp/1128784395

人力検索はてなにあった、michiakiさんによる興味深い質問。回答者の方の答えにも目を通したのですが、私にとっては前の「なぜ人を殺してはいけないか」という質問よりも、難しいものでした。何故かというと、そもそも、自殺をしてはいけない、というのはほんとうなんだろうか? というところから始まってしまうからです。(いや、自分にそういう願望があるわけではないですけど、いろんなケースが想定できすぎる。)

殺人と自殺の違いについては、29番と51番の回答者cosmo_sophyさんがおっしゃっているように

故に、殺人禁忌が『相互契約的倫理(私も殺さないから、あなたも殺してはならない)』である一方で、自殺禁忌は『自己信念的倫理(私は、他者との人間関係・社会的義務・生命の尊厳など種々の理由により生きなければならないから自殺はしてはならない。)』に過ぎないと言えます。(51番)

ということだと思います。ただ、これは社会の中に暮らしている人にしか当てはまらないのですが、例えば私が自殺を容認するような言葉を使うことにひどくためらいがあるのは、やはり共同体(例えば家族)の中で成長し、なにかの「役割」を負いながら生きるうちに上記のような禁忌が暗黙の了解であることを学んできたからなのかもしれない、と思いました。

ともかく、自殺することで、それらの役割や義務、可能性などを放棄してしまうということは単純に言えば「降参する」ということになるような気がします。つまり複数人数で支えている(例えば大きな盆に入った水のような)ものから突然手を離してしまう、というようなイメージ。25番の回答者の方に近いですけど、いきなり降参されてしまうと周囲の人には影響を与えずにはいられないでしょう。しかし25番の方がおっしゃるように、これを「ずるい」こととすると、じゃあ皆一斉に手を離せば良いじゃないか、ということになりそうなんですが、でもそれを続けていたいと思っている人もいる訳ですから(というかそちらのほうが大多数で)誰かが手を離す、ということは、大多数の意見からすれば、それは「ずるい」というよりも盆の水が元に戻らなくなるような「事件」の原因ともなりうるわけです。

そのような事件をおこしてはいけないよ、というのが道徳や倫理によって代弁される「自殺をしてはいけない理由」なんじゃないでしょうか。cosmo_sophyさんの29番の回答にある、

『恋人・家族・配偶者に死んで欲しくない。私は孤独感に襲われ、寂しさに打ちひしがれ、人生に苦悩するから』というのが、自殺禁忌の原型でしょう。

という言葉がこれにあたると思います。それでは、そのような存在を想定できない人はどうすればいいんだろう? 例えば「社会」に暮らしていない(無人島に1人で暮らしてるとか)人に対しては?

そんなことをぐるぐる考えていて、「私が、見ず知らずの絶望者に対面したとき、その自殺を食い止めるために発することの出来る言葉はあるのか」ということに対し、思い付いたのはただ、プライドに訴えかけるしかないんじゃないかということでした。幾人かの回答者の方がおっしゃっているように、自殺をする精神状態というのは確かにある種の「病」であると思います。ただ、それは自ら克服できる可能性のある「病」である場合が多く、その病に対してあなたは自ら降参してしまうのか、私はまだしない、ということしか、言えないんじゃないか、と思った。

うー難しい。けど、考え事するのは好きなのでつい手をだしてしまう。

*1:確か女性がひとりいた気がするんだけど…メンバーかわったのだろうか?

*2:【追記】こだまさんの言葉、思いだしました。「毎日が切実ですよ。そんなことはわかってるんです」と言って笑ったのがひどく印象的だったんでした。切実、って言葉をなんか切実に聞いたなと思ってって、ほんと単に個人的に印象に残っただけです。

cmdncmdn 2005/10/15 11:18 はじめまして。渋谷duo キセルとこだまさんしか観れなかったんですけどよかったですねー。11/6のキセルのチケット売ってたのですか!? ん残念。そしてこだまさんは関東圏のライブは今年全部観てるように思うんですけどそんな
凄いこと言ってましたっけ?まーとにかく(途中から)凄く音がよくなってすばらしいかったです。
観てないけどコンロスはヤマナカさんって女性がいたはず
ですよ。

ichinicsichinics 2005/10/16 00:09 こんばんは!はじめまして。昨日の渋谷DUO、楽しかったですねー。こだまさんとキセルはもちろんなんですけど、初めて見たカセットコンロス、好きになってしまいました。
あと、こだまさんの言葉については思いだして上に追記したのですが、ちょう個人的に気になっただけのことで申し訳ないです(笑)でもなんか、こういうことさらりと言えちゃうとこがまた、好きだったりします。

cmdncmdn 2005/10/16 07:34 なるほどそう言われてみればそんなことを。
こだまさんは僕の中でずっとNo.1なんですがホント最近のこだまさんはまた1歩前進した感じで好きです。
次は10/30O-nest。

2005-10-14

[] どうして私はこんなところに

眠気と季節の変わり目に関係はあるんだろうか。なんだか最近眠くて仕方が無い。

普段から、私は電車に乗るとすぐに眠ってしまうのだけど、いつもは降りる駅でぱっと目覚めることができていたのに、今週は連続て乗り過ごしている。といっても朝降りるのは終点なので仕事に遅れるとかいうことでなくて、帰り道、ああ今日もまたやってしまった、と思いながら降りるべきでない駅でおり、向かいのホームで電車を待つのがほとんど習慣化している。がらんとした駅で、しーんとしていて、ベンチもひんやりしてて、さっきはどこまで読んだかなーと思いながら文庫本を開いて待つ約5分間を今日もまた過ごしていたら、ふと「どうして僕はこんなところに」というブルース・チャトウィンの本が好きだったなぁということを思いだした。

いやまあ、どうしてって、寝過ごしたからなんだけど。

[] IKKI 11月号

今頃読む。

priod
第3章開始。ハルとヨキはまゆらとその父親と共に、ささやかながら平和な日々を過ごしている。なのにー!もう! まゆらはいい子だ。でもそのいい子さがまたちょっと切ない。
金魚屋古書店
今回のテーマは白土三平作品。うーん、シチュエーションは良かったんだけど、ちょっとラストがよくわかんなかった。
SWEEET
怒濤の展開。ちょっと「ペット」でのタニの風景みたいだな。なんとなく、次号からは新章のような感じになりそう。1巻が10月末に出るそうです。
乙女ウイルス
読み切りシリーズ。「運命の人に出会うまで純潔を守れ」という教えのもとに成長してきた兄弟の主に妹(漫画家)のお話。うーん今回はちょっとテンション高過ぎて置いてかれた気もするけど、いや、でも独特で面白いです。結構楽しみにしてるシリーズ。
フライングガール
課長かっこいいよ…。で、今回は山田君がなま首のジュン父に身体を貸し出すお話。次号大変な事になる予感。
ナツノクモ
篠房さんなにかあったんだろうか?表紙にあやまりの一言みたいなのがあって、確かに書きこんでないコマとかあるから、途中で体調崩されたりしたんじゃないかと思うのですけど、でもそんなの3コマくらいでほとんど完成していて、なんか不思議な順番で作画してるんだなーと思った。冨○先生…。
平凡ポンチ
最終回。このすごい漫画にこうやってオチをつけられるのはほんとすごいなーと思うんだけども、アキの才能ってのは、なんだかよくわからなかったってのも正直な感想でして、なんだろなー単行本とかで一気読みしたらまた感じも違うのかな?
フリージア
ヒグチにライバル出現か?この人面白い。けど岩尾ヒサエって岩岡ヒサエさんと名前関係あるのかなー?

それから、新連載情報がすごい!来月からは原作:桐野夏生/漫画:イシデ電の「リアル・ワールド」は原作面白かったから楽しみです。1月からは岩岡ヒサエさんと、オノ・ナツメさんの「さらい屋 五葉(仮)」。2月からは五十嵐大介さんの「星を抱く魚(仮)」楽しみだー!!。そして3月からはウィスット・ポンニミットさんの新連載も。ウィスットさんはもう日本に住んでるんだろうか?

[] 大奥 第1話

ぎりぎり帰ってきたので見た。面白かったです。

将軍によって母娘ともども取り上げられてしまう父と婿がかわいそうだ。特に田辺誠一さん演じる婿、成住が泣けた。あーいいなぁこういう役。それから、内山理名さん演じる主人公安子は芯のつよい感じがとても好印象。ただ、なんか着物の襟元がゆるい気がしたのが気になった。

 MUSIC FOREST

『MUSIC FOREST』@ShibuyaDUO

出演

明日はこのイベントに行きます。楽しみ! これの為に今日いろいろ片付けたので、ハプニングが無い限りは午後休とれるはず。

場所どこだっけ、と思って今日調べてたら、オフィシャルブログがはてなにあってびっくりしました。コチラ→ http://d.hatena.ne.jp/./consent/

2005-10-13

[] ヴェネチア覚え書きと今後公開の見たい映画

ヴェネチア国際映画祭

金獅子賞を受賞したのはアン・リー監督作品の「ブロークバック・マウンテン」。2006年公開予定。銀獅子賞はフィリップ・ガレル監督の「Les Amants reguliers」は、「エブリデー・ラバーズ」というタイトルで2006年公開予定。

それから「ガブリエル」はジョセフ・コンラッド原作/パトリス・シェロー監督作品だっていうので気になる。あと「マリア」という作品は、監督のアベル・フェラーラさんについては知らないんですが、エルサレムを舞台に宗教を扱った作品ということなので、やっぱ気になる。ジョン・タトゥーロが監督をつとめた「ロマンス&シガレッツ」なんてのも。

受賞作一覧 → http://www.dondetch.com/movie/venice.html

見たい映画

「ブラザーズ・グリム」
だってテリー・ギリアムだもん。見る。11月公開予定。
「ブレイキング・ニュース」
ジョニー・トー監督の新作。ペース早いなぁ…。期待通りにハードボイルドらしいです。12月3日公開。
「ランド・オブ・プレンティ」
ヴェンダース新作。見る。10/22公開。
「ある子供」
カンヌパルムドール受賞作。カンヌのニュースのとき全然気付いてなかったけど(なんでだ)、タルデンヌ兄弟の新作。みなきゃ。12月公開。
ティム・バートンの「コープス・ブライド」
楽しみにしてます。10/22公開
「ミリオンズ」
ダニー・ボイル監督作品。あらすじを読んでちょっと大島弓子さんの「山羊の羊の駱駝の」を思いだした。いやきっと全然違うと思うけどね。11/5公開。

それから何度も予告みてるうちにハリーポッターも気になってきた。1しかみたことないけど、なんか予告がとても面白そうだ。

[] 秋の夜長ということで

読みたい本も見たい映画もたくさんあって、読みたい知りたい考えたい欲もほんのり高まってる最近なのですが、そんなときに限って仕事が忙しい。もどかしい。貧乏会社なので基本的には残業代がでないんですけど、だからといって残業しないでいたらどんどん積み重なっていくこのペース。

がーっとやって、ちょっとネットみたりして休憩して、またやって、の繰り返しです。そんなふうにマイペースにすすめられるのはいいんだけど、今日ふと「今年中に終わるのかな…」とか頭を過ってこわくなった。あれ? もう年末なの? 

[] ポテトチゥプス新発売4種

ヤマヨシ/にんにく屋
たっぷりガーリック味、といっても辛い系ではなくて、いい感じにしょっぱいコンソメ系の味。好きです。もしかしたらガーリック味の中で一番好みかもしれない。
カルビー/えびマヨ
パリパリバリエーションシリーズってなってるこのシリーズはなんとなくポテトも味も薄いような気がする。エビマヨっていうのも、まあ、確かにエビマヨなんですけど薄味で、ポテトチップスえびマヨ風味みたいな。あ、当たり前か。
カルビー/ほくほくコロッケシリーズ
【ソースコロッケ味】ソースコロッケ味ってつまりソース味なんじゃないのか?って思いながら食べてみたんですが、これがなかなか美味しかったです。ソースというよりは、なんというか洋食の味。ソース特有の酸味がわりとまろやかな感じにおさまっててウマイです。【クリームコロッケ味】こっちはほんのりチーズ風味。クリームだからパウダー系かと思ったけど、そうじゃないです。これだけで食べたら何味かわからなそう…。個人的にはソースのが好みかな。

[] カテゴライズしたい/したくない

私はとてもひねくれ者なのですが、それと同時に「全然!ちっとも!ひねくれてない!」と思う自分もいて、なんというか、要はカテゴライズされることがとても苦手だったりする。

いや、でもナントカ系とかナニナニ派とかいう話題がとても面白いのはわかるし、そういうこと考えるのは楽しい。マップを広げて、これはここ、あれはあっち、とか配置していく作業は好きなんだ。でも、それは自分から遠すぎてもつまらないし、近過ぎると見てられない。

この感情はなんなんだろう。

さらに不思議なのが、それが自分から近い人から与えられたカテゴリーであるよりも、たとえば占いとか初対面の人からの第一印象とか、そういうところからふと投げかけられるカテゴライズのほうが、大概において受け入れられやすい、ということだ。

それは、普通に考えれば、自分から近い人にはそれだけ期待をしているから、言葉にならない部分をわかってほしいだとか、そういう我がままもでてくるってのが理由のような気もするけど…。

例えば、時にエクスキューズとして使われるカテゴリーを、わざわざ身に付けたくなるときもあるとする。自分の立ち位置を決めといて、いざというとき(なんてのは大抵おとずれないけれど)の言い訳につかうためのカテゴリー。赤信号皆で渡ればなんとかってタイプのそれは、使い捨てられて、移ろっていって、結局はルールブック(というより攻略本かな)のような使われ方しかしないのかななんて思っていたんだけど、なんとなく、なんとなくではあるけれど、人はむしろ、自分と近いようで、でもちょっとずれたところのあるカテゴライズのほうが受け入れやすいってことなんだろうか。そのほうが、いつでも逃げられるしな。

結局皆それぞれ、違うのなんて当たり前なんだけど、傾向とかを見破られるのは悔しい、ってのが私のひねくれた部分で、でもたまーに見破られて、その見破られに反論してみたくなったりもするから結局はひねくれてるんだろうか。そうか。

もうちょっと考えよう。

2005-10-12

[][] たったひとつの冴えたやりかたジェイムズ・ティプトリー・Jr

この本には3作の短編が、合間に挟まれるストーリーによって繋ぎあわされる形をとっています。どのお話もまったく色合いの違うものであることに、作者の懐の深さを感じながら読んでいたのですが、あとがきを読むと、どうやらこのティプトリー・Jrという人の作品にはかなり難解とされるものが多いらしく、本作は異色作ととらえられているらしいです。

つまり、私はティプトリー・Jrの本を読んだのははじめてなのですが、宇宙を舞台にした正統派(と言っていいのかな?)なSFを読んだのも、たぶん初めてだと思います。なにぶん、SFを読みはじめたのが最近なので、何から手を付けたら良いかわからない状態なのですが、とにかくこの作品はなんというか、すごく心に残る作品で、SFをほとんど読んだ事の無い人でも充分に楽しめる「物語」だと思いました。

たったひとつの冴えたやりかた

私が本作を手に取ったのは、このタイトルに惹かれたことが切欠でした。

この作品の主人公はコーティ・キャスという15歳の女の子。好奇心旺盛で、両親から誕生日プレゼントにもらった宇宙船で一人道の星野に冒険に出かけてしまいます。物語はジュブナイル的なくだけた会話文を中心に進むので、とても読みやすく、読んでいるうちに自然と主人公コーティーに対して親近感を覚えてしまいまいました。その辺りは役者の浅倉久志さんの手腕によるところも大きいと思います。そしてその冒険の途中、宇宙間でメッセージをやりとりするための「メッセージ・パイプ」をその好奇心から拾った事で、彼女は脳内に寄生することで生きるエイリアン、シロベーンと友達になるんですが、ここでのやりとりについて感じた事は、作品を読み終えた今でも、先日も書いたのと同じように(id:ichinics:20051005:p2)こんなふうに頭の中全部でやりとりできる存在に惹かれる気持ちがあります。ただ、この物語の結末については、終盤までちっとも予想していなかった。

たったひとつの冴えたやりかた」は何なんだろう、なんて気軽な興味で読みはじめたんだけど、あー、このお話についてはきっとずっと忘れないだろうなと思う。コーティーが憧れていたという、ハン・ルー・ハンという少年は何かに出てくる人物なのかな。

グッドナイト・スイートハーツ

宇宙のサルベージ屋レイブンは宇宙船ブラックバード号だけを相方に人生の殆どを宇宙で過ごしていたのだけど、ある日、助けた船に初恋の人が乗っていた……というなんともロマンチックなお話です。ハードボイルドタッチで描かれるアクションシーンなどに、「カウボーイビバップ」や「彼女の思いで」「プラネテス」などを彷佛とさせられる、とても好みの作品でした。ラストの決断がまた、切ないのだけど、自由という言葉の重さを感じさせるものだった。

衝突

この作品で描かれるのは、ジールタンという星に住むエイリアン(ジーロ)と、人間とのファースト・コンタクトの物語。彼らの間に共通の言語は無いのだけど、好奇心旺盛なジーロの女性ジラが人間の言葉を学んでいた事で、片言のやりとりを繰り返し、最悪の事態をまねきかねない「誤解」を解くために尽力する物語でした。これは別にSFだけでなく、人と人とのコミュニケーションの物語に置き換えることもできる。「信じる」と言う言葉を定義しなきゃいけない状況になったら、私は何を言えるだろうか。それはやっぱり、言葉だけの問題でなくて、行動であらわすしかないことなんだなぁとか、そんなことを考えたりしました。

* * *

3つの物語に共通するモチーフとして「メッセージ・パイプ」の役割はとても印象的でした。交信範囲外にいる宇宙船から送られる、そのメッセージが届く頃にはもう何年も経っているかもしれない。その時間差がセンチメンタルな物語の装置としてとてもうまく機能しているのですが、なによりも、そのメッセージの存在によって、3つの物語の登場人物、それぞれの「たったひとつの冴えたやりかた」が浮き彫りにされていく、その過程にはいろいろ考えさせられるところがありました。

そしてあとがきで知った、著者自身の人生とその死にも、人生の奥深さ ― なんて簡単な言葉で片付けるのは気がひけるのですが ― を感じました。

でも、その言葉の重みを感じたあとでも、やっぱり「たったひとつの冴えたやりかた」という言葉には惹かれるものがあります。

[][] ソラミミ/やまだないと

ソラミミ

ソラミミ

西荻夫婦」にでてきたナイトー君のお話。「西荻夫婦」より前っぽい感じだけど、正確にお話が続いているというわけでもなく。漫画家であるところのナイトー君は著者自身のようにも思えるんだけど、そもそも性別も違うしそんなふうに穿って読むのはやめたほうがよさそう。

やまだないとさんの作品には、ちょっと苦手なのもあるんだけども*1、このナイトー君の話とか「ビューティフル・ワールド」とかは、かなり好きです。やまだないとさんはほんと、ひとりぼっちな感じとか、自分勝手なモラトリアムぶりとかを魅力的に描くのがうまい。しかも、台詞の切れ味も鋭くて、こう、ものを作ったりする人には辛いような言葉もちらほら。自意識っていうのはやっかいなものですね。

今回、特に気に入ったのが、「不機嫌猫」という犬的対猫的の話。「あんたと犬的には繋がりたくない」と言われてしまいながらも、ラストに「まあこのバカ犬もそのうち老いぼれて、猫の域に達するであろうし……」という台詞がなんか、金井美恵子さんぽい。

でもうちの飼い猫は、年をとって、だんだんと犬の域に達してきた気がする。どんどん人懐っこくなる。それがなんだか、猫になってしまったようで少し哀しかったりするんだから、私も勝手なもんだ。

[] 落下女 2回目

今回はアンガールズのプリン一気食いがすごかった。なんか、あれなんだろ。プリンが激しい振動をみせててちょっと怖かった。それから日村さんのキレながらかわいい連発するやつも「(ブサイク日本ランキング)50位なんてその日の体調次第で1位だよ!!」ってのが面白かった。最終的に落とせてなかったしな。

しかし片桐さんはあいかわらず見切れたままなんだけど…。コントも豆腐の食べ方しかなかったし、さみしいなー。

[] 最近見た夢3本

友達TとSの結婚式。2人とも現実には付き合っていないけど、なんだか舞台を演じているような感じで、とにかく結婚式がとりおこなわれている。

私はXを呼び出す係。Xは現実には知らない人なんだけど、控え室の箱の中に入っていて、お祝いを言いに飛び出してくる算段だった。

でも、いくら呼んでもXは出てこない。なんだかすねているようだ。

それでも、どうにかXを呼び出してみると、彼は「○○(歌のタイトル)を、Sが、俺以外の相手に聞かせるなんて、ゆるせない」というようなことを言う。

私が彼にテープレコーダー(歌がはいっている)みたいなものを聞かせてあげると、Xは泣き出す。仕方がないので、2人でなんか休憩室みたいなとこいって、Sが雑誌に載ったときの記事とかを探してXに見せてやる。Xは喜ぶ。

「あーXはほんとにSのこと好きだったんだねぇー」と思って目が覚めた。かなしい。

知らない男のひとの顔をまじまじと見る夢をみた。

小さい公園にある、長いはしごを上る。それで、次の日とかに、映画を撮ることになってる。

はしごの上は別の公園になっていて、そこの山の形した滑り台のとこで、その男の人と話してるんだけど、彼は

「正直(映画作るの)むりっぽいね」

なんて早くもあきらめかけてて、苛々としつつも励ます夢。意味分からない。

とにかく、その人の顔が、知らない人なのにすごく印象に残ってて不思議。おでこのひろい人だった。T君に似てるなぁ、って言ったら「そんな奴しらない」って憮然とした顔した。

宇宙船の夢。私は海外で修学旅行中の中学生。私自身ではない。

修学旅行のメンバーは、いろんな学校からランダムに集められていて、

私は黒髪の眼鏡の子と金髪の背が高い子(「ゴースト・ワールド」の2人組みたいな感じ)と仲良くしている。

街中に大きな帆船が泊まっている場所で、記念撮影をしていると、金髪の子が古い友人と出くわしたようで、なんだかはしゃいでいる。「GJ(ジージェイ)」と呼ばれているのを聞いて、なぜか「彼女は宇宙人だったのかー」と思う。

まんま銀河ヒッチハイクののりで、GJがこう、サタデーナイトフィーバーみたいなポーズをとると、そのまま皆でその帆船にワープして、宇宙に行くことになる。そんなすごい状況なのに、私は「今までGJのことなんて呼んでたのか思い出せない…」とかでもやもやしている。GJって呼ぶのが恥ずかしいのだ。もう。

*1:まあその理由は私にはちょっとエロすぎるということが殆どですけど

2005-10-11

[][] 銀河ヒッチハイク・ガイド

ichinics2005-10-11

監督:ガース・ジェニングス/原作:ダグラス・アダムス

とっても面白い映画でした!! 口半開きで笑いながらとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。映画っていいなぁ。ほんとあっという間だった。私は残念ながら原作も読んでないしテレビシリーズも見てないんですけど、そういった予備知識なしに見ても十分楽しめる映画だったと思います。

私が最初にこの原作小説のことを知ったのは、Radiohead「パラノイド・アンドロイド」のタイトルの由来が映画にも登場する超悲観的なロボット、マーヴィンにあるということからだったんですけど*1、確かその当時は絶版で、そのまま忘れていたんでした。早速帰りに文庫版で最近出た原作小説を購入したので、読んだらもう一度見に行きたい。それまでやってますように!!

公式サイトにはゲームとかもあって楽しい→ http://www.movies.co.jp/h2g2/

以下、ちょっと、まとまらないながらも映画の感想を書いてみます。

* * *

のっけからイルカたちに見放された切なさに呆然としつつ(ここで流れる歌がまた良かった)、

「地球の皆さん、こんにちは。銀河バイパス建設のため、今から地球を取り壊します」

という、至極お役所的な融通のきかない一言で地球が消滅してしまうところから物語がはじまります。この地球消滅シーンがまたすごい。とにかくテンポがよくて、あのカメラがひいていく感じがとても気持ちいい、というか格好よかった。

その後はいろんなドタバタがありつつ、「無限不可能性ドライヴ」をくり返しながら「究極の問」の答えを求めて旅がはじまるんですが、その旅の同行者がまた皆魅力的。情けない主人公アーサー役のマーティン・フリーマンは役柄にぴったりだったし、とその意中の女性トリシアの子はアラレちゃんみたいな眼鏡がかわいかった。それからアーサーの友人である地球に暮らしてた異星人フォード役はなんとラッパーのMOS DEFモス・デフさん演技うまい。パンフ読むまであのモス・デフさんだって全然気付かなかったです。そして、ちょっと頭のいかれた銀河系大統領ゼイフォードにはサム・ロックウェル。あーこの大統領はすごく良かったです。レモンが切れてるときの何にでも脊髄反射なゼイフォードがやたら面白かったです。それからパラノイド・アンドロイドのマーヴィンもかわいかった。ラストのマーヴィンが「頭痛がする」というシーンではなんかちょっと泣きそうだった。いや、ちょっとのめりこみすぎです。

ともかく、各キャラクタのテンポのよいやり取りとともに、哲学的なように見えて、ものすごくくだらなかったりする展開がくり返されるのですが、原作のダグラス・アダムスさんはモンティ・パイソンのメンバーとも関わりのある人だったんですね。しかも、ジョン・クリーズ、グレアム・チャップマン、エリック・アイドルの後輩なんだそうです。「未来世紀ブラジル」っぽいなーと思いながら見てたんですが、それを知って納得。

あーと、映画のことに話を戻します。

(以下ネタばれ)

続きを読む

[] 六本木ヒルズ

今日は夕方に友達と待ち合わせて「銀河ヒッチハイクガイド」を見た。六本木ヒルズは苦手なんだけど、折角だし、ちょっとは早めに出て森美術館にいこうかなーとか思っていたのに、雨のせいかなかなか家をでれずにいたら、時間もぎりぎりになってしまった。

ヒルズの何が嫌かといえば、それはあの場所の構造の複雑さに尽きる。どこが1階なのかとかこの場所がどこなのかとか、方向音痴の私にはさっぱりわからず、今日なんて何度もいったことのあるはずのイデーカフェすらみつけられなかった。

なので8(焼く?)という名前の小さいお店でカスタードアップルパイを食べながら映画までの時間を潰したのだけど、これはこれで、美味しくて良かったです。

映画を見たあとはABCで本を買う。グレアム・グリーンの新訳短編集が出ていたのを知って思わず手にとったのだけど、今は映画のせいであまりにもSFモードなのでやめておいた。いつか読もう。

SFモードな理由はもう1つあって、それは今日読み終わった「たったひとつの冴えたやりかた」のせい。これもすごく面白かった! 明日元気があったらまた長々と感想かくつもり。ともかく、SFは読んだ事ないのばっかりで楽しいな。

*1:この記事内にも言及あり→ http://www.barks.jp/news/?id=1000011721&m=hiphop

2005-10-10

[] 横浜

今日はお昼頃に家を出て、横浜トリエンナーレに行ってきました。

出来れば天気の良い日に行きたかったんだけど、今日をのがしたら他にチャンスもなさそうだし、と思って家を出る。でも天気のせいか、それほど混んでなくて、曇り空だけど雨はほとんど降らなかったので、結果的には良かったと思います。

しかも、山下公園に着いたら、ワールド・フェスタ・ヨコハマというのをやっていてなんか特した気分。いろんな国の食べ物屋台が集っていて、タイフードフェスみたいな感じ。いきなり寄り道して、連れはドネルケバブ、私はトムヤンラーメンを食べました。急いで食べたのでむせた。

横浜トリエンナーレを見終わってからは、中華街に行って、当初は晩ご飯食べるつもりだったけどお腹も空いてないので、お茶。チャイハネの上にあるカフェに行ったら朝霧で一緒だった友達に偶然会って驚いた。すごい偶然だ。

その後中華まんを買い食いして、地元で久々のカラオケ行ったりして23時頃帰宅。

なんだか有意義な1日でうれしい。明日は映画。

[] 横浜トリエンナーレ2005

横浜トリエンナーレの全体的な印象としては、芸祭みたいな雑然とした感じがわくわくするし、ロケーションも良いし(倉庫街とか大好きです)、参加できる作品も多くて十分楽しめた。ただ、映像系の作品については腰をおちつけて見る気にならないものが多かったような気がする。

以下、ちょっと気になったのをメモ。

入り口にあったあの旗の道(ダニエル・ビュラン「海辺の16,150の光彩」)はやっぱり壮観だった。あちこちにできた水たまりに旗が写っていてきれいだ。やっぱりアートサーカス見たかった。(画像は帰り道に携帯で撮ったやつ)

f:id:ichinics:20051010012921j:image

それからジャコブ・ゴーテル&ジャゾン・カラインドロスの「天使探知機」。ここにあった説明で沈黙になったときに「天使が通る」と言うのはフランス語が由来だと知った。説明見ないで入った私は、「天使が通る」もしくは「天使はいない」って落ちだろうなと思って見ていたんだけど、こういろんな作品に対してオチを期待してしまう態度はよくないなってちょっと反省。ちなみに周囲に静寂が訪れるとライトが灯る仕組みになっていたらしいのだけど、会場自体がうるさかったせいか、一度も天使は通らなかった。

黒田晃弘さんは会期中、終日似顔絵を書き続けてるのだけど、ちょうど書きはじめのところを見ていて、手のひらで描いてるのがすごく印象に残った。モデルの人と会話をしながら、何かの輪郭をとるように紙をなでているうちに、なんとなく顔に見えてくる。不思議。

奈良美智grafの展示も、良かったなぁ。小屋の中に作品がある形なんだけど、その小屋が外に繋がっていて、なんだかトムソーヤっぽかった。かかってる音楽も気になったな。あそこはあのままお店とかにしてもいけそうだったけど、まあそれくらいキャッチーだったということ。それから、雑然とした印象の多い展示会場だったけど、ここの空間だけはきちんと管理されてるような感じがした。

中庭の空中綱渡りをしている動物たちはマーリア・ヴィルッカラという人の作品だと帰ってきてから知ったのだけど、これもかわいかった。

あと中庭にあったミリオンママはちょっと衝撃だった。電話ボックスで鳴っている電話をとると「お母さん」が話しだすんだけども、これがまた、つい相づちをうちたくなるような感じで。何人分か聞いたんだけど、一人、泣き出してしまうお母さんがいて参った。

f:id:ichinics:20051010013108j:image

でも一番印象に残ったのは(誰の作品かわからないけど)暗いブースにあったブランコでした。座るとライトが着く仕組みになっていて、重いのでゆっくり揺れる。なんかすごくうっとりできて、いつまでも乗っていたくなるようなブランコ。何故だか「ビッグ・フィッシュ」に出てきたサーカスを思いだした。

もう1つ誰の作品かわからないんだけど、真っ暗な部屋の中でボタンを押すと体育倉庫のような場所が照らされる展示が印象に残った。意図的に作り出されるフラッシュバック現象みたいで、夢に見そうだ。

* * *

他にもいろいろあったのですが、いかんせん現代美術の知識自体もないので作品と作者の名前がまったく一致しない。

でもそんな状態でいっても楽しめるお祭りだったと思います。でもやっぱり天気の良い日のがもっと楽しいだろうなー。

2005-10-09

[] コーヒーの季節

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

涼しくなってくると、コーヒーの量がいきなり増える。

今日は1日中家にいたので、もう何杯のんだかわかんないくらい。会社でも朝に一杯、昼に一杯、夕方に一杯いれているのだけど、コンロがなくて、電気ポットのお湯だからいまひとつ美味しくない。

やっぱり薬缶で湧かしたお湯で、こう、ぼんやりと豆の膨らむとことか眺めながら入れるのが好きです。無心になれるのがいい。ただしい入れ方とかはわかんないけど、真ん中に注いで、膨らみがおさまったらまた注いで、ってのを丁寧にやると、まろやかだし丁度良い温度で飲める気がする。

それで、この冬に買おうと思ってるのが月兎印の白いほうろうポットなんですけど、ちょっと検索してみたら、アマゾンで買えるのね。すごいなインターネット。

ちなみに豆は近場のやなか珈琲店(代々木)で買うことが多い。けどもうちょっと開拓したいな。

[] ビッグコミックスピリッツ 10/24号

連休なので早めにでてた。

;グラビア:奥菜恵さんだった。かわいいなぁ。前にFrauでやったグラビアがすごくかわいかったのが印象的。

バンビ〜ノ!
なんでこのおばさんがバンビに目をつけたのかが不明だ。
ホムンクルスの目
石井裕之さんがセラピーをやってて大切だと思う事として書いてあった、「子どもと接するときにはその長所を評価してあげる。でも、大人と接するときには、その短所を愛してあげる」ってのは真理だなーと思った。
中退アフロ田中
彼女と別れて荒れる岡本。そんでみんなでバーベキュー行くって回だったんだけど、かなり面白かったなぁ。笑った。いいなあ友達。友達って大事だ。
団地ともお
吉本とともおがまた喧嘩。吉本はいつも考えすぎてるんだけど、ともおのあんまり考えてなさとバランスとれてていい。友達って大事だ。
美味しんぼの料理
アジのたたき餃子の作り方がのってた。アジのたたきを作って餃子にするだけなんだけど、半生に仕上がるように高温で一気に揚げるのがポイントだって。こんど作ってみよう。
オメガトライブキングダム
「コードネーム:レディジェーン」ってのがなんか、ジョジョっぽくていいです。
SEKIDO
次号、二人の男の神聖な戦いです。面白い。飛男もセキドもいい。
我が名は海師
「この辺でラブ入れときましょう」みたいな展開ではあるんだけども、最後では新たな事件の予感。
the3名様
来週アフロ田中とのコラボ企画で「フリーターVSニート対決」をやるらしいんだけど、3名様ってフリーターだったんだと初めて知った。何のバイトしてるんだろ。
東京エイティーズ
最終回。始まった時の印象よりずっと楽しんで読めたんだけど、ラスト、なんで女の子の顔をちゃんと見せないのかが疑問だった。ちょっと後味がよくないなぁ。
エンタ力
「アフロ田中」ののりつけ雅治さんが「ブコウスキー:オールドパンク」を絶賛していた。なんかいろいろ納得。

それから、今回は25周年企画で3号連続で掲載される「スピリッツ思い出話」の第1弾が掲載されてた。浦沢直樹さんのが面白かった。さすがな編集長。こういうエピソードいいですね。

[] 「ある」ということ「ない」ということ

ちょっと前のmichiakiさんの記事がとても興味深くて、ふと思いだしては考えてみたりしている。

「我思う故に我あり」は思考の存在を前提としている。でも、「何かがある」には思考はいらないんです。感覚だけで良い。

http://d.hatena.ne.jp/./michiaki/20050926#1127745320

真の意味での「ない」、「何かがある」の否定としての「何かがない」は、ヒトの脳を借りて思考するしかすべのないわたしたちには、考えることができないのです。「何かがない」とは、「何か」がいちど存在したあとにしか言えません。

http://d.hatena.ne.jp/./michiaki/20050930#1128090049

特に私が気になっていたのは2つ目の文章の中にあった「"ない”こともない」という言葉についてだったのですけど、確かに、よくよく考えてみると、「ない」ということは全て「ある」からはじまっている。ではほんとに「ない」という状態とはどういうものなのか。

例えば空想上のものが概念として存在しているとしても、それがAという人の頭の中にしか存在しないとすればBの頭の中には「ない」ということにならないだろうか。でもその「ない」ということですら、Aの頭の中に「ある」ということを前提にしか語られないものだ。

そして、自分自身を感覚として「ある」と認識するというのも、そういうことなのかもしれない。たとえば透明人間だったとしても自身が「ある」と感じていればそれは「ある」。

では「全てのものが無い状態」とはどういうことか。

それは、やっぱり思考や感覚が「ない」ということなんじゃないだろうか。「ある」ということを知らないということで、はじめて「ない」だけが存在するんじゃないだろうか。だから、「何かがある」の否定としては機能しない。だって「何かがある」という状態のないところにしか存在しないのが「ない」なんだから。だからやっぱり、何かがあるということを知る、つまり「我思う故に我あり」なんじゃないかなって。

と、ここまで考えてきてやっぱり「我思う故に我あり」まで戻ってきてしまったのだけど、「思考」と「感覚」の違いについてがまだよくわからないままでいる。でも面白いのでもう少しいろいろ読んだり考えたりしてみようと思います。

それから、michiakiさんの二つ目の文章の「あってしまっていることこそが、何よりも驚くべきことである」というのは良い言葉だなと思いました。

michiakimichiaki 2005/10/09 13:08 レスありがとうございます。いろいろ考えていただいて、とくに最後に引用されてる言葉が届いているようで、嬉しく思います。あれはほとんど、わかってもらえないもので。
コーヒー、いいですね。わたしは外で飲むか家で真空パックのものを飲むか、になってしまっていますが。あの白いポットはわたしもすごく欲しいです。

ichinicsichinics 2005/10/10 01:07 こちらこそ、コメントありがとうございます。michiakiさんの日記、とくに[群青色]のシリーズはいつも考えさせられることが多くて、楽しみにしています。ただ、いつもなかなか考えが追い付けなくて、遅いレスを送ることになってしまい申し訳ないです。上の題材はとても興味深いので、もうちょっとのんびり考えてみたいと思います。
これからも更新楽しみにしていますね。

2005-10-08

[] Sigur Ros/Takk....

Takk…

Takk…

Sigur Rosの音楽を聴くと、いつも賛美歌のようだなと思う。

言葉で語ることなく、音や、その展開で、感情を浮き彫りにするような、声にならない声のような音楽。

始めてSigur Rosの名前を聴いたのは第1回の富士急サマーソニックの前だったと思う。BJORKの前座に出ているアイスランドのバンドだ、と聴いて、あぁ、妖精っぽい、Suger Cubesみたいな、そんな感じなんだろうなと決めつけていたのを覚えている。そして、その前評判に私はあまり興味がもてず、だからサマーソニックでも、会場の外でぼんやりおしゃべりかなんかしてた。そして、会場からもれ聞こえる音に気付いてやっと、なんて惜しいことをしたんだ、と後悔したのだった。慌てて会場に入ってみると、埃の舞うせまくて暗い小屋の中で、あの賛美歌のような歌はあっという間に掻き消えてしまった。Sigur Rosの音楽を聴く度に、ちょっとその時の後悔を思いだす。

ただ、アルバムが枚数を重ねる度に聴き続けてはいても、何故か大好きだ、とはいいにくいバンドだった。その理由はたぶん、彼らの歌詞が(主に)意味をもたないものであることに対する違和感だと思う。彼らが楽曲に使用する"Hopelandic"という言語(最近になってアイスランド語と英語を混合したものだと知ったけど、1stの頃は完全に造語だと思っていた)についても、なぜ彼らがわざわざそれを使おうとするのか、歌詞の意味を重要視しないのか。意味を持たないのと、意味をもたせないようにすることは、全く違うじゃないかと思っていたりした。

でも、本当は、別に明白な言葉なんてなくたって、音が映し出す何かを、聴くものが感じ取れればそれで充分なんだということは嫌というほどわかっているのだ。つまりは、それを、意図的にやらされることに違和感を感じていたという、なんとも素直じゃないリスナーなのだけど。

でもやっぱり、彼らの音楽を聴けば、見えてくる景色があって、私はそれをとても大事にしていたりするのだ。全ての曲があまりにも美しく、そのことに若干歯痒さを覚えつつも、白昼夢の残像にどっぷりつかって、その景色を誰かに見せてみたい、と思ったりする。

そして私にとって、今回の「Takk...」は、以前のアルバムより、ずっと日向の音楽になったのではないかなという印象だけれど、素晴らしく好みな音楽であることはかわりない。誰も乗っていない電車の中で、夕暮れの町並みが流れていく感じ。足もとをかすめる影と、目を閉じても感じられるような太陽の暖かさとか。

#7、#9,#11が特に気に入っていて、ヘッドフォンを被って聴きたくなる。MOGWAI「ROCK ACTION」を聞いている時と、すごく近い感じ。

[] うれしいいちにち

ichinics2005-10-08

今週は、なんだかやたら忙しかった。それは約半年間もかかりきりだった仕事が大詰めを迎えていたからなのだけど、それもやっと今日で終了。ああ、なんだかやたら嬉しい。ほんとは連休あけの火曜日にまだちょっとした後始末は残っているのだけど、区切りがついたことにはかわりない。そこはかとない寂しさなんてのも感じられないくらい、ほっとしました。よかった。

それで。今日は大学の時の友達とお酒を飲みにいったんだけど、開放感のせいもあってか、ぜんぶが美味しく感じられてちょっと食べ過ぎた。中でも、新潟名産だという栃尾の油揚げ。厚揚げくらいの分厚い油揚げで、あっさり煮たやつと焼いたやつを食べて、どっちもすごく美味しかった。油揚げはもともと大好きだけど、これは格別。通販してないのかな、と思って早速検索してみたら*1ちょっと高いのね。でもいつか買ってみようと思う。

画像は今日会った友達がくれた、沖縄土産のブックカバー。実は私は鳥モチーフが大好きで、鳥小物を集めてたりするのだけど、このブックカバーにも(画像だと見にくいけど)鳥がついている。嬉しい。ブックカバーがかわいいのも嬉しいけど、鳥好きなことを覚えててくれたのも嬉しかった。

というわけで、今日はほんと嬉しい一日だった。しかも明日から3連休なんて。

連休中には横浜トリエンナーレにいって、銀河の映画を見る予定。楽しみ。

[] みんな大好き塊魂

みんな大好き塊魂

みんな大好き塊魂

塊魂」は、かわいさとおもしろさとが両立してる数少ない(とおもわれる)ゲームで、私も大好きなのですが、そのシリーズ第2弾がこの「みんな大好き塊魂」でした。もちろん私もそのみんなです。大好きです。出たのは結構前だけど、最近になって妹が借りてきてくれたのでせっせとプレイしています。

大きさにノルマがあるものを中心にしてた「塊魂」に比べると、こっちはフィールドに凝ったものが多くて、学校とかキャンプ場とか水の中とか空とか宇宙とかで転がせます。

私のお気に入りはサーキット。ほとんどこれしかやってないです。「いそいで大きく」では1分19秒がいまんとこの最高記録。「とにかく大きく」は19mくらいかな。この面では塊が勝手に転がってくれるからスピード感があって楽しい。いくらやっても飽きないけど、時折ふと「だったらレースゲームやればいいんじゃないのか」と思ってしまったりしますがまあ良いや。

それから、今回はイトコたちでもプレイできるので、弟と妹と私でキャラクタを使い分けてるんだけど、私はミソを使ってまして、ミソの場合サーキットではご飯にのってます。

あー栃尾の油揚げ焼いて、味噌つけて食べたい。

また、BGM曲も豪華面子なのですが、私はキリンジの曲が一番好きだな。

2005-10-05

[][] 大奥よしながふみ

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

男性ばかりがかかる奇病が流行し、やがて女性が労働力の中心となった江戸時代を舞台に描かれる、と言うその設定にのっけから面喰らった*1。男女の役割はほとんど入れ替わっていて、将軍が女性なら、大奥に控えているのは男性。

冒頭は少々違和感を感じたりもしたけれど、この物語の主人公(だと思われる)将軍、吉宗が登場すると、その存在感によって、一息に物語と設定がしっくりくるように思えた。よしながふみさんはほんとに、凛とした女性をえがくのが上手いなぁと思う。

当初は水野が主人公なのかと思っていたのだけど、これはたぶん第1部で、2巻から謎解きのような部分がはじまるのだろう。情報伝達手段の少ない時代だけに、80年の間で社会の状況が様変わりしつつも、名残は残っている、その加減が絶妙だと思います。

よしながさんの作品はまだ読んだ事のないものが多いのだけど、今まで読んできたものがほとんど現代を舞台にしていたので、なんだか新鮮。この先どういう展開になっていくのかはまだ全然わからないけど、かなり長編になるのではないかと思う。(というか期待です)

男らしいけど男じゃない女と、女らしくありつつも、男である男の人たちの心情描写も楽しみ。そもそも男らしい女らしいってどういうことなのか…なんて考えこんでしまいます。

装幀も豪華ですてきです。特に別丁扉のしっとりした黒い紙がいい。

[] それはあれだ、秋のせい

なんだか最近、感傷的で参る。旅行行ってきたばかりのくせに、一人旅とかしたい気分。

原因は、たぶんわかっているんだけど、その原因がこれまた感傷的で、ちょっとだめだ。

最近やっているゲーム「3年B組金八先生」は、各話のタイトルが映画や小説なんかのパロディだったりするのだけど、その第1話(2話なのかな?)が「たったひとつの冴えたやりかた」で、ちょっと興味をもって、同タイトルのSF小説をいま読んでいる。その話の中にはあるエイリアンが出てきて、それは人の脳に寄生してコンタクトをとってくる。まだ結末は読んでいないのだけど、時々、こんなふうな存在がいたらいいのに、と思ったりすることがある。ザゼンの「KIMOCHI」という曲の中に「生まれ育ったその環境、歴史、思想全て、ぶちこんであらわす事ができればいい」という歌詞があるんだけど、そんな感じ。特に誰にということじゃなくて、自分自身に見せるのでいいんだ。

なんて、こんなことを考えてること自体、なんだかもう感傷的。でまあそれも全部、季節のせいにしちゃえばいいのかもしれない。なんかの「せい」にするってのは、あまり良いことではないように思えるけど、季節に左右されるっていうのも、なんとなく動物っぽくていいんじゃないかとか思ったりする。コントロールできることばっかりってのも、味気ないし。

[] 湖池屋

湖池屋さんから新商品「コイ〜の」が発売になりまして早速食べました。

正直最近の(パッケージがちょっとかわったくらいからの)コイケヤは量も少なくなって、味もなんとなく変わっちゃった感じがしたのですが、コイケヤのいいところと言えば、やっぱり味が濃い事だと思うので、これは久々のヒットだと思う。

従来ののり塩の2.5倍の青のり&塩味増量、一味唐辛子ブレンドで、ほんとに濃い味になってます。なんとなーく、ポテトも厚切りのような気がして、とにかく美味しい。青のりがすごいのであんまり人前で食べるにはおすすめできないですけど。

が、このネーミングはどうだろう。どうだろう? いや、敢えて書きませんけども、連想する言葉が、こう、一気に食欲を無くすんですよね…。思いださないように食べなきゃなんない。濃い味シリーズとかでよかったんじゃないか。どうか。

*1:本屋さんでカバーかけてもらっちゃったので、帯の文句を読んでなかった

2005-10-04

[] Aimee Mann@恵比寿リキッドルーム

17時頃に仕事を切り上げて、恵比寿で友人と待ち合わせ。

会場は満員御礼で、年齢層は割と高めでした。朝霧で会えなかった友人にも偶然出くわす。

私は、一昨日エイミー・マンのライブを見たばかりということもあり、今日は袖の椅子に座ってじっくり鑑賞することにする。

朝霧の感想で「選曲はフェス仕様なのかな」と書いたのですが、今日もほぼ同じセットリストで、「Lost in space」辺りの曲を中心に、いろんなアルバムからの曲がプレイされてたと思います。ニューアルバムに関するMCも同じだったんだけど、でも、やっぱり良かったです。大好きな「save me」は今回も4曲めあたりに披露されたのですが、これをラストに持ってこない辺りに、エイミー・マンのプライドのようなものを感じたりしました。

今回特に感じたのは、エイミーはやはり歌う人なんだなと言う事。すごくさりげなく、放り出すような感じで歌うのだけど、1つ1つの曲にきちんと物語があって、その物語をたどるような歌い方をする。例えていうならロードムービーのような風景。

アンコールも2回あって、その中では1stアルバムの「4th of July」や、ティル・チューズデイ時代の曲も演奏されました。そういえば、間の曲でベースもひいていたけど、ティル・チューズデイ時代はベースボーカルだったんですよね。

私としては、最後のアンコールで、「マグノリア」のサントラから「Deathly」をやってくれたのが嬉しかったです。

ライブ後に友達と話しながら、エイミーのかく曲たちはもちろん大好きなのだけど、あの声で、もっといろいろな曲を聞いてみたいね、なんて話にもなって、前にリッキー・リー・ジョーンズがやったみたいな、カバーアルバムとか出たらいいのになぁなんて思いました。

[] 焼酎

ライブ後には恵比寿でご飯。恵比寿はよくわからないので、適当に見つけたとこに入ってみた。焼酎が充実しているお店で、いろいろ頼む。今日飲んだ中で特に美味しかったのはむぎ焼酎の「兼八」。焼酎は芋のが好きなんだけど、これはなんか飲みやすくて良かった。でも「麦チョコの味がします」って書いてあったのはどうかな、チョコの味はしなかったな。

そんで、飲みながら話していたのは、主に私の最近のちょっとしたぐだぐだについてったんだけど、やっぱりこういうのって結論は出ないものなんだなと痛感する。当たり前だ。なんかこうちょと、酒の力とかかりたい気分だったんだけども、結局いつも通り頭の中だけは素面のまんま。

[] ビッグコミックスピリッツ 10/17号

中退アフロ田中
私はほんとに田中が好きですよ。でも今回は岡本。あーあーあの2コマめの岡本と目をあわせられない…。叫び声とため息の詰まった回でした。
the3名様
地図すごろくはちょっと楽しそうだ。
美味しんぼ
今回の話はなんか、あたりまえ過ぎるような気がして美味しんぼらしくなかったなぁ。電磁調理器で鍋傾けて煮込むなんて、そりゃだめだよ…おくさん…。
ハクバノ王子サマ
黒沢こわい!待ち伏せこわい!そんなことはつゆ知らず「ギョーザとビール」を一人で食べるタカコサマが好きだ。
ボーイズ・オン・ザ・ラン
引き続きうまく行き過ぎでこわい。
殴るぞ
由食って何だろう?
たくなび
PCディスプレイの前でうなづいてる主人公の1コマが羽海野チカさんの画にしかみえない。

[] 落下女 第1回

4月にやった2回の特番がシリーズ化になったもの。特番の時はバナナマンドランクドラゴンおぎやはぎラーメンズ片桐仁さんだったのだけど、今回からはそこに南海キャンディーズアンガールズが加わっていました。(あと、天の声役がYOUさんから若槻千夏さんに変わってた。)

となると必然的にショートコントがオンエアされない人もいるわけで、そこはちょっと残念だけど、やってることは前回と変わらず面白かったです。ノーパンでハードルとか。未亡人のやつとか。落下してきたメイドさんを叱るコーナーではだんとつ鈴木さんが面白かったなー。おいしそうってなんだ。

* * *

特番の時に勢いあまって中退アフロ田中落下女についてかいたやつ
→ http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20050419/p2

2005-10-03

[] 季節はずれの日焼け

夏休みの残りをつかって、今日は1日お休みでした。朝霧JAMの日記を書いたりしながら、なんか腕がかゆいなーと思ったらなんと日焼けだった。昨晩シャワーがしみるなーと思ったのもこれだったのか。

10月になっても日焼けってするんだなぁ。でも、そのくらいの良いお天気だったって、かなり運が良かったのかもしれない。

それで今朝、友達の日記とか見てたら、朝霧の日記でちょっと書いた元気の無かった子が、あの日誕生日だったんだ、ということに気がついて、なんかすごく、あーって気分になった。おめでとうって言いたかったなぁ。言ってくれたらおごりまくったのに。でもそんなこと自分から言うタイプでもないしなぁ。なんて考えてたら、ちょっと切なくなった。

明日から通常通り仕事。がんばろう。

2005-10-02

[][] 朝霧JAM 2日目

朝7時ちょっと前に目が覚める。斜面にテントを貼ってたので、ちょっと寝づらかったけど、予想外に熟睡できた。一緒のテントに寝てた2人とは、10時くらいに起きようか、と言ってたので、起こさないようにテントの入り口をあけたら、真ん中の子がするーっとテントから落ちて行って、慌てて止める。結局3人とも起きることになった。

私にしては早起きだったんだけど後から会った友人に「今日すごい早起きした!」と自慢したら「朝日みなきゃだめでしょ」と言われて悔しくなる。その通りだよー。全然思い付かなかった。来年は朝日見よう。

顔を洗いにいったら、水道が大混雑してる。まあ仕方ない。ぼけーっと待ってたら前に立ってた人が一緒に使わせてくれた。いいひとだー。ありがとうございます。

歯磨きとかすませた後は、富士山見ながらのむヨーグルト。うまかった。ついでにシュークリームも食べる。ちょうおいしい。

テントに戻って身支度とかしつつ、一番大きいテントに集まってだらだらする。となりのテントの女の子(5歳)がすごくかわいくて、一緒にオレンジとか食べる。T君は一緒にラジオ体操していた。

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朝ご飯〜SANDII

SANDIIみながら朝ご飯。レインボーステージ向かって左サイドの富士宮焼そばを食べる。おいしー。友達が買った1リットルパック入り牛乳もおいしかった。めちゃめちゃいい天気だ。

LITTLE CREATURES

ごはん食べた後は、ムーンシャインに行ってリトルクリーチャーズ。今までライブハウスでしか見たことがなかったけど、お日様の下で聴くとまた印象が違うなーと思った。めちゃめちゃ気持ち良い。青柳さんの笑顔が輝いてました。ビールは午後からって決めてたつもりが、あんまりにも気持ち良いのでつい手を出してしまった。

LITTLE CREATURES見た後、ぶらぶらしていたら大学の時の友人グループに出くわす。その中に、大学時代は仲良くなかったけど、最近になってメールをやりとりしてる男の子がいて、朝霧の前日もメールで「会えるといいねー」なんて言ってたんだけど、声かけたらすごく元気がなくて、なんだか気になる。

AFRICAN HEAD CHARGE

KAORU INOUEをちょこっと聴いてから、AFRICAN HEAD CHARGEへ。

これもすごかった。アフリカン・ダブって感じの音だと思うんだけど、とにかくエネルギッシュで、1曲目から観客ののりも最高潮だった。楽し過ぎる。ボンジョさんは何度も「ヤマー」って叫んでたんだけど、それが富士山のことなのか、ヤーマンなのかがわかんなかったけどとにかくそれを叫ばれるたびに叫び返したくなる感じでした。踊りまくった。楽しかったー。喉が渇いたのでトロピカルジュースを一気のみ。

休憩

GRAVENHURSTを聴きながら、テントで片づけ。静岡組は先に帰ってしまうのでその手伝いをしつつ、自分達の荷物も簡単に片付けておくことに。

今回初めて会った人たちとも結構打ち解けられて楽しかったので、別れ際も名残おしい。また来年ね、と言って1グループとお別れ。

AIMEE MANN

行きの車でもずっと聴いていたエイミー・マン。ライブを見るのは初めてだったんだけど、すごくたくましくてきれいな女性だった。フェスティバル仕様なのか、新旧おりまぜた選曲で、「SAVE ME」をやってくれたときはちょっと泣きそうだった。大満足。明日(4日)もエイミー・マンのライブに行きます。

真心ブラザーズ

真心には、思い入れのある曲もあるんだけど、今までワンマンライブに行くようなチャンスは無かった。なので今回のライブは結構楽しみにしてたんだけど…まさかほんとにやってくれるとは…。ジャンプですよ。ジャンプ大好きなんです。あの曲。あーもう思いだすだけでちょっと切なくなる。リラックスもやった。サマーヌードもやった。新曲も拝啓ジョンレノンもやった。そんでアンコールは「どか〜ん」でしたよ。

お祭りもおしまい

片付けておいたテントを回収し、帰りのバスに並ぶ。列は長かったけど、余韻にひたってたせいか、あまり長いって感じなかったな。

待っている間に、朝シュークリーム食べたお店でシフォンケーキ食べた。

帰りの車は静岡組の中でラストまで残った2人を加えて5人。大学の時からの親友3人が集まったのは久しぶりだったので、なんだかすごく楽しかった。女が後ろでおしゃべりしている間、初対面の男子2人は運転席と助手席でバイク談義に花をさかせていた。

1人ずつ送り届けて、お別れ。

また来年

今までフェスってフジとサマソニしかいったことなかったんだけど、この朝霧の空気っていうのは、ちょっと特別だな、と思った。ハレの日のような感覚。ライブはどれも見てもとても素晴らしいものに感じられたんだけど、それはたぶん、聴く方が楽しもうという気持ちでいるからというのもある気がする。ライブを見に行く、というよりは、参加することに意義がある感じのフェスティバルだと思いました。特に今年は天気にも恵まれたので、ほんとうに幸せな気分だった。YO-KINGが言っていたように、今日までが夏で、明日からが秋な感じ。大好きな夏は終わっちゃったけど、もう今年の夏は充分満喫できたと思える。

また来年も行こうと思います。

mikkmikk 2005/10/04 21:03 コメントはハジメマシテです。ichinicsさんの文章は毎日を慈しんで楽しんでいるのがじんわりと伝わってきて、大好きです。
イールズの文章などもぐっときて泣きそうになりました。
朝霧たのしかったですね!「ハレの日」というのは確かだなあと思います。初の朝霧でここまで晴れたのは運が良かった!

ichinicsichinics 2005/10/05 01:28 こんにちはー。あぁ、なんかもう、いろいろもったいない言葉をありがとうございます。すごくうれしいです。
朝霧、楽しかったですねー。未だに余韻に浸りっぱなしです。mikkさんともお隣で見てたりしてたかもしれないですねー。ほんと、いいお天気で運が良かった!

cmdncmdn 2005/10/15 11:26 ついでに。僕も朝霧行きました。そのシュークリームとか
シフォンケーキ売ってたのは友人の店で。店長はOi-skallmatesとか(朝霧にも出演したことのある)sideburnsのギタリストです。

ichinicsichinics 2005/10/18 03:01 わーそうなんですか? シュークリームも、シフォンケーキもとても美味しかったです。お店の前でかなりワイルドな食べ方してしまい、店員さんに笑われてしまいました(笑)朝霧ほんとたのしかったです…。

2005-10-01 朝霧JAM

朝霧JAMに行ってきました。めちゃめちゃ楽しかった! 2日とも天気に恵まれて、雰囲気も良くて、ごはんはおいしいし、ライブはどれも楽しかったし、幸せです。

[][] 朝霧JAM 1日目

出発

今回の朝霧は総勢12人(初対面の人も込みだけど)での参加でした。私は東京からレンタカーで行く友人夫婦に混ざって、朝8時頃に出発。が、インターチェンジ前でチケットを忘れたことに気付いて引き返すことに。ほんとうにごめんなさい…。でも気付いて良かった。かなり焦った。

アクシデント(私のせい)もありつつ、駐車エリアにたどり着いたのは13時頃。そこからシャトルバスを待って、会場入りしました。見晴しはいいし、天気も良いし、ステージのセットもかわいくていきなり興奮状態。しかも、先に着いていた静岡組の友人がレインボ−ステージ側にテントをたてておいてくれてました。感謝。

オープニングのDAVID BOYLESを聞きながら、久々に会った友達と挨拶しつつ、早速ビールで乾杯。

ohana

いやーもう素晴らしかったです。朝霧JAMの空間を象徴するかのような多幸感に溢れたライブだった。オ=オオヤユウスケ、ハ=原田郁子、ナ=永積タカシの3人はもう、めちゃめちゃかわいらしくて、幸せそうに歌っていて、バックバンドの面々(ドラム/茂木欣一、ベース/鹿島達也、ギター/石井マサユキ、キーボード/沖祐市)とももちろん息はぴったり。中でも印象的だったのが「リリパッパルーラ」ってコーラスの入る曲*1。そのコーラスが「いいことあるーよ」に聞こえて、なんだかすんごい幸せな気分になった。お客さんたちの雰囲気も最高だったと思う。

MO'SOME TONEBENDER

ムーンシャインに向かった友人と別れて、私はモーサムのライブへ。モーサムさんはほとんど聞いた事が無かったんですけど、いっぺんに好きになってしまいました。とにかく格好良い。ちょっとダブっぽい曲もあれば、ナンバーガールを彷佛とさせるような変則ギターの曲もあり、ボーカルの人の立ち居振る舞いとか、ロックだなぁーと思ってみてました。トリオの立ち位置と、ベースの方がレザーっぽい服をきていたせいか、ちょっとブランキーを思いだしたりした。楽しかった。あんまり楽しかったので、ライブ後にTシャツまで買っちゃった。

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FLOGGING MOLLY

日が暮れてきて、少し寒くなってきたので一旦テントに服をとりに行き、ビールとか追加しつFLOGGING MOLLY待ち。

のっけからハイテンション。楽しい曲のオンパレードだった。いつの間にか友人と離れてステージ真ん前で知らない外国人と踊り狂ってました。幸せだ。朝霧ではほんと、観客の人たちの雰囲気が良かったなぁ。ライブ終わってから合流した友達が「今の、ポーグスみたいなバンド最高だった!」って叫んでて嬉しくなった。最高だった。

ちょっとはしゃぎすぎて体力を消耗し過ぎる。

REI HARAKAMI/STS9

FLOGGING MOLLYが終わってから、レイハラカミを見に行く。はじめてのムーンシャインステージ。ちょこっと踊ってたら、猛烈にお腹が空いていることに気付いて、結局レインボウに戻ってSTS9を眺めながらご飯にする。エジプト料理のお店でエジプトカレーとコロッケを食べる。カレーはぜんぜん辛くない、トマト煮込みとライスみたいな感じだったけど、美味しかった。コロッケも塩が利いててうまい。そんでまたビール。

THE STRING CHEESE INCIDENT

チーズの人たちをライブで見たのははじめてだったんだけど、これもすごいライブだった。テクニックに裏付けされた、長大なインプロヴィゼーションの中でジャンルを縦横無尽に駆け巡る感じ。気持ち良い。アンコールはなんと2回。最初のアンコールでやった「Walk this way」は大盛り上がりでした。

12人もいると、それぞれの過ごし方は全然違う。テントでまったりしたり、ステージ行き来してほとんど全部に目を通したり、ステージ前のモッシュに参加したり、ステージ後方で踊ったり。もちろん、どれも正しい楽しみ方なのが、朝霧っぽい。

私たち3人(東京組)は朝霧初参加ということもあって、全部を満喫したい欲にかられてた気がします(貧乏性)。それで結構へとへとだったにも関わらず、0時からの映画「フェスティバル・エクスプレス」を焼酎飲みながら見る事にする。お腹が減ってたので、ラーメンとか食べる。あったかくて美味しい。フェスティバル・エクスプレスはシャナナが最高でしたよ。

映画見終わってから歯磨きとかしてテントへ戻って就寝。真っ暗なので、懐中電灯が役にたちました。

*1:聴いたことある気がするんだけど…きのせいかな?

kissheekisshee 2005/10/03 22:26 こんばんは。
朝霧JAM、行きたかったです…。いちはやくohanaを観られたのは、すごくうらやましいです。あと、Rei Harakamiも。
でもなにより、テントで音楽フェスというのが、すごくいいなあ、と思いました。来年はフジロックに行きたいです。

ichinicsichinics 2005/10/04 00:04 こんばんはー。ohana、良かったです。傍に居た人が「これ見れただけできたかいがあった…」とうっとり呟いていたのが印象的でした。
でもほんと、「テントで音楽フェス」はやみつきになりそうです。朝霧は人もちょうど良い感じで、ライブが見やすい環境なのが素敵でした。kissheeさんもぜひ!フジだけといわず朝霧も(笑)!