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  □これまでの日記一覧

2008-10-30

[] 54-71ZAZEN BOYS渋谷クラブクアトロ

ごじゅうよんのななじゅういちとザゼン対バンに行ってきました。楽しかった!

54-71は見るの2回目なんだけど、何か印象違うなーと思って日記見返してみたら、編成が変わってた。前に見たときは*1ボーカルの人がキーボード弾いてたんだけど、今回は、ギターベースドラムボーカルでした。演奏は相変わらずかっこよくて、特にリズム隊の堅くてしなやかな音が気持ちいい。ギター音色以外はちょっと Fugazi ぽいなと思ったりした。そんで、前に見た時よりずっといいなーと思ったからこそ、ボーカル日本語だったらなーって思った。英語がどうこうじゃなく、あの演奏日本語のったとこ聞いてみたい。きっとすごくかっこいいと思うんだけど。

http://www.myspace.com/fiftyfourseventyone

ザゼンクアトロで見るの久しぶりなのですごく楽しみにしてた。SUGER MAN からヒミツガールに流れるオープニングで、COLDBEAT や Honnoji などは、珍しくラフ(あくまでもザゼンにしては)な演奏で、クアトロならではの雰囲気なのが嬉しかった。やっぱりクアトロ好きだなぁ(仕事帰りにはきついけど…)

それにしても、3以降、音色がどんどんメタリックメタルっぽいという意味ではなく)になっていって、今は4つの音が絡むというよりは4つの直線が走ってるような感じがする。それはボーカルもで、3と聴き比べてみると、圧倒的に歌詞が断片的になっているんだな。「Honnoji」とか、3でいったら「RIFF MAN」的な位置づけの曲だと思うけれども、歌詞はもう音だ。

ここからザゼンがどこに行くのか、もちろん私にはわからないんだけども、でもあの全部の音が重なって押し寄せる、その怒濤をあやつるバンドに興奮するのも確かなんだよなーとかいうことを考えたりしました。

[] 幻想水滸伝3をクリアしたよ

ここ数カ月は幻想水滸伝を中心に生活しているのですが(id:ichinics:20080912:p2)、ついこの間、とうとう3をクリアしました!

「今幻想水滸伝やってるんだ」っていうと「なぜ今?」問い返されたりすることもしばしばですが、12月にDS版でるからタイムリーといえばタイムリーですよね。こうなったら5までやり遂げてDS版やりたいと思います。

そして3。幻想水滸伝2があまりにもよかったのと、3はがらっとイメージが変わるときいてたので、どうだろなーと思ってたんだけど、すごいよかった!

正直第一印象ではポリゴンいらねとか思いましたけど、そんなん慣れる。大丈夫。なぜかタッグを組まされる不思議な戦闘システムも問題なかった。慣れた。

3はなんといってもお話がいいです。3人+1人の主人公の視点が、やがてひとつのシナリオに集約されていく。もちろん、今までのように一人の主人公に寄り添った物語も捨てがたいのですが、幻想水滸伝3は、3つの国それぞれの立場があり、状況の見え方というのは立場ごとに変わってくる、という視線を強調していたように思います。

例えば、主人公のうちの二人は、けして相容れることのできないある事情を抱えながらも、やがてともに戦うことになる。正義対悪と割り切るのではなく、どちらの側にも切実な事情があるのだということが丁寧に描かれていました。なにより、中立の立場にいる「+1」人の主人公トーマスがこれまで主人公だった天魁星てのがいいよな。

遊んでみた印象としては、その大筋の物語に、自分で色付けしてくような感じで、すごく長いんだけど、とてもやりがいのあるゲームでした。楽しかった!

ちなみに使ってたキャラジョアン、シャボン、エミリー格闘家がすきです)、パーシヴァル(イクセの村イベントが好きすぎた)ハレック(なんか好き)エステラ、など。

クリアの後に友達から3の漫画も借りて、これがまたよかったのでその感想はあらためて書きます!楽しい…!

幻想水滸伝III

幻想水滸伝III

2008-10-29

[][] カブのイサキ/芦奈野ひとし

カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)

カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行』の芦奈野ひとしさん新作。

どういうわけか、地面の大きさが10倍になってしまった、東京タワーが3333mの世界。移動手段には飛行機がアシ代わり、というわけで、主人公はご近所のシロさんに飛行機を借りて練習をしている。

物語は、シロさんの「ハイパー・スーパーカブ」であちこち巡りながら、たんたんと描かれる。「ヨコハマ」とパラレルな雰囲気をもったお話でした。

例えば豆腐を待ちながら外で月見酒しているシロさんとか、大きくなった大山とか、でかいフキの葉の上に着陸したりとか、描かれる風景がすごく魅力的で、ついここで生活してみたくなる。たいへんだろうけど。でも私も飛行機のりたい。

この世界もやっぱり黄昏なんだろうか、とか、そこはまだわからなかったけど、どちらにしても、毎日があるというところはヨコハマと同じくかわらないだろう。

続きを読むのが楽しみです。

ヨコハマ買い出し紀行」感想

http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20060712/p1

[] 繰り返し

この日記を書きはじめたばかりの頃、ある人の日記に「自分が書きたいのは日記で、だからここに書いていることは感想文もふくめ、ぜんぶ日記だ」ということが書かれていたのを、今でもよく思い出す。

それは内容の問題というより、自分のために書いてる、という前提に近くて、私もそんなふうに日記が書きたいし、読みたいと思った。

ただ、こうして4年近く日記を書き続けてみると、少しずつ、ああこれ前にも書いたなーと思うことが増えてくる。結局、私の考えはいくつかのパターンを繰り返しているだけなんだろうかと思うこともあるし、そこから先に必要なものは、見えているようで見えないままだったり、見えているけれど届かなかったり、そもそも必要だと思えないことだったりする。そういうの、もしかしたらいつかは慣れて考えなくなるのかもしれないけど、

「前にも書いた」ことをまた書くことにためらいがあるのは、また同じこと書いてる…とあきれる自分の目線があるからだ。でも、新しいこと書きたいと思うのも、書きたいことを繰り返すのも、反対のようでおんなじなんじゃないだろうか。違うか。

とか、頭がややこしくなっても、何か書きたいなーという気分は残るので、私が日記を書くのはやっぱり、自分の楽しみなんだと思う。

でも、その「日記」という言葉が、誰かの日記に影響されているっていうのはすごく不思議なことだ。以前、私がこの日記を更新するときの癖について指摘されたことがあるんだけど、そのときも、そんなことに気づく人がいるんだなーってことに驚く反面、日記を読んでもらうことって楽しいなと思った。

口に出して話すことはないような個人的なことでも、ネットに置いとくことでそれを見たり拾ったり届けてくれたりする人がいるかもしれない、っていうのはなんかすごく、いい。ぜんぜんわからないところが特にいい。

だから、いろいろ考えてもやっぱり、何度も同じこと書くだろう。同じだと思ってることでもその先が、思わぬところからやってくるかもしれないし。

2008-10-27

[] Sigur Ros@国際フォーラム10月26日

はじめて Sigur Ros の名前を知ったのは、第1回 SUMMER SONIC の出演者リストでだった。その頃まだアルバムすら届いておらず、アイスランドのバンドらしいよとか、ビョークの前座をやったらしいよとか、そんな噂がちらほら入ってくるくらいだったと思う。

そしてその瞬間、私は富士急ハイランドの園内のステージの外で、ビール飲みながら休憩していたのだった。「なんか、はじまった」「いまここ何やってんだっけ」「Sigur Ros?」そして小さな箱から響いてくる音につられて、扉をあけた。

Sigur Ros のライブを見るのはそれ以来だった。新譜がでるたびにアルバムを聴いてはいたのに、なぜこれまでライブに行く気にならなかったのか、今考えるとよくわからない。たぶん、それはどちらかというと個人的な音楽に感じられたからだと思う。だから今回も、たまたまチケットを譲ってもらえることになって、それじゃあと思って行くことになったのだけど。

1人で1階席の奥でじっと聴いた Sigur Ros のライブは、すばらしかった。

まぶたの裏をよぎる光のような音があふれ、跳ねて、手を伸ばす。それはどこか遠くとここをつなぐような音で、音は、とても近かった。

とても気持ちが良くて、いつまでもここに座っていたいと思った。

アンコール1曲目は「Svefn-g-englar」。富士急ハイランドであの日、扉をあけたときに演奏されていたのは、そういえばこの曲だった。

2008-10-26

[] FAX

FAXってものをまだ見たことがなかったとき、紙が転送される機械ができたと聞いて、とうとうどこでもドアが完成したんだと思った。そして、紙が可能なら、やがて人間だって可能になるだろうと思った。

子どものころ読んだ絵本に、人間の転送実験中にハエが入り込んでしまったためにハエ男になってしまった…というのを読んだことがあったけど、そんな事態を防ぐためにも、まずは分解システムを完成させとかなきゃいけないだろう。ハエ男はその後どうなったんだっけ。

ところで、転送され、分解され、再構成される私は、元通りなのだろうか。すこしづつ、とりこぼされる部分があったりはしないのか。例えば胃がなくなる…とか、髪質がかわる…とか、そんな表面的なことではなくて、私という入れ物に入っているこのデータの部分が元通りかどうかは、どうやったらわかるんだろう。

そもそも、データの部分てなんだ。ドーナツでいったら穴の部分、それは記憶とかそんなものとも違って、私がたまたま私になった、そのたまたまのことなんじゃないか。

本物のFAXを初めて見たとき、私はずいぶんがっかりした。送られてくるのは、向こう側にあるそれではなくて、その複写だということがわかったからだ。もちろん、それはそれですごい技術なのだけど、

この方向でいったらいつか人が転送される機械ができたとしても、それは複写を送るものになるような気がする。私はここにいるままで、私に似た何かが向こう側に届く。途中でハエが混入することがあったとしても、私もハエもここにいるままだ。たまたまは二度ない。

奇術師*1はもしかしたらそういう話だったんじゃないかなとか思った。

[] 毎日

仕事ではじめて茅ヶ崎に行った。茅ヶ崎といえばやっぱりさー、という想像通りに、タクシーの運転手さんは私が乗り込むとすぐに「桑田佳祐の家知ってる?」「やーほんとそういうお客さんばっかでねぇ」「あっち(海側)とこっち(おじさんの回ってる側)とじゃなわばり違うのに」「桑田佳祐が通ってた定食やとかおじさんそんなんまでしらねーからこまるョ…」などと、文句口調ながらも嬉しそうに語り始めたので、さすが茅ヶ崎だなと思った。

人を待っている間,ロビーの大きな窓をのぞいてみたけれど,海がどちら側にあるのかはよくわからなかった。ただ、背の低い建物が平かに夕陽に照らされている様子は、なんとなく海のそばの街ならではに思えた。とくに根拠はないけど。

「今日が日曜日ってことは、家帰っていっぱいやりながら篤姫見れるってことなのよ」って新宿ですれ違ったおばあさんが言った。

電車で並びに座っていた、お母さんくらいの年代の女性は、隣の友人に小声で「今ぬか漬けがいい具合につかってんの」と耳打ちしていた。

なんか読みたいと思って駅ビルの本屋に行ったら、読んでいるシリーズのコーナーに次に読む巻だけがあった。

代々木上原で地下鉄が地上にあがった瞬間、「こっちのが移動してる感じがするから好き」と、幼い女の子が言って、私も頭の中で、そう思う、と言った。

なんとなく、どこへというわけでもなく移動したい気分というのがあって、今がまさにそれな気がする。どこか、と思いながら目を閉じても、あっというまに眠ってしまうから、目を開いてもそこは同じ場所みたいだ。

f:id:ichinics:20081028005109j:image:w400

2008-10-25

[] TOWER RECORD 新宿店10周年記念イベント@日比谷野外音楽堂

先週になってしまいましたが行ってきました。

対バンよくわかってなかったんですが、4バンドもでる豪華なイベントでした。しかも当日になってタワレコ新宿店10周年記念イベントって書いてあるのみて、びっくりした。それってフラッグスのタワレコかな。その前のルミネ店とか、武蔵野館のそばにあったやつとかは、10年以上前からあったからそうなんだろうな。

個人的には武蔵野館のそばにあったやつがいちばん思い出深い。予備校通ってた頃、よくあそこでCD試聴した。たまに買った。1枚買うのにものすごく迷った。お金なかったけど、なんていうかまあ、一生懸命だった。

だからフラッグスなんてずいぶん最近な気がするんだけど、とにかく10年経ったんだなとか思いながら見始める。

まずはLOW IQ & THE BEAT BREAKERという人たちで、その次がDOPING PANDAでした。

最初の人たちは全然知らなかったんですが、ギターとドラムの2人組で楽しげなメロコアという印象。DOPING PANDA は名前よく見るけど、女の子バンドだと思ってたんでびっくりした。ボーカルの人が銀色のズボンはいてて赤い照明があたるとはだかみたいでした!

そして3バンドめがZAZEN BOYS。新譜後初です。

驚いたことに「KIMOCHI」から始まり、そこから「COLDBEAT」。音がすごいきれいだった。そして新譜から最初に披露されたのは「Honnnoji」。

いやー「Honnnoji」すごいよかった。間の手と、演奏がぎりぎりで駆け抜けてく感じがいかにもザゼンらしい。そして、やっぱりCDで聴くのとはぜんぜん違うと思った。

ザゼンのばあいはほんと、録音よりもライブのが段違いによくて、なんかこう、あっけにとられるか夢中になるかというような力がある。当たり前のことだけど、練習を重ねてきたからこそ、あらたな解釈があってそれぞれの音がひとつになり音も的確な場所に落ちる、だけでなく、次の音を呼ぶのだろう、というようなことをライブ終わってからあらためて思う。ヤンキーの頃と比べると、格闘技からダンスになった感じだろうか。ちょっと違うかな。それでもずいぶんバンドの音に変化があって、今回は特に、ベースの音がクリアになっていたように感じました。

イベントなのであっという間におわってし まったけれど、やっぱワンマンで見たいなー。次は来週!

そしてトリは曽我部恵一BAND。溢れる圧倒的な多幸感は、ザゼンとは正反対だよなーと思う。とにかく単純に、いいライブだった。

私はサニーデイ後の曽我部さんについてはよく知らないので、初めて曽我部恵一BANDを見たときはずいぶんびっくりしたんだけど、でもあのシンプルで力強くなによりメンバーから、お客さんを楽しませたいっていう空気が伝わってくるバンドが見れるっていうのはほんと幸せだなと思います。楽しかった!

2008-10-21

[][] デボネア・ドライブ 1巻/朝倉世界一

デボネア・ドライブ 1 (BEAM COMIX)

デボネア・ドライブ 1 (BEAM COMIX)

最近なんかいいのありましたかーと聞いたら一番におすすめしていただいたのがこの作品だった。すごく好きな雰囲気で、そうだ今こういうのが読みたかったんだーと思う。

私は実は朝倉世界一さんの作品は、フィールヤングで「地獄のサラミちゃん」を読んだことがあるくらいでした。そして、サラミちゃんはちょっと苦手だったんだけど、この「デボネア・ドライブ」は、その違和感を吹き消してくれたような気がする。

元クラゲだったというエチゼンくんと、ゲイのモモヤマさんとバイク事故で一緒に旅することになるユミちゃんは、「横道会」の会長を津軽につれていくことになる。物語は、その道中でおきる出来事を描いたロードムービーのようなお話。私はたぶん、ロードムービーよりも、ロードムービーのような漫画や小説によわい。

特に、道中で描かれる風景やちょっとしたやりとりがすごく印象に残る漫画で、p26なんて私の理想の屋上だし、p65や8話表紙、10話表紙もすばらしい。

あー世の中にはやさしい風景が、たくさんあるんだよなぁということを思う。

[] 東京ゲームショウに行ってきた

メモするの忘れてたので、今更だけどメモ。

特に何が見たいというわけでもなく、なんとなくこれからどんなのが出るのか見てみたいなと思って行った。とりあえず、DSで出るっていう幻想水滸伝の新作と、ドラクエの新しいのとは見ようと思う。でも任天堂でないからなーなんかMacと任天堂ジブリってイメージ被るよねーとか適当なこと言いながら海浜幕張ついた。

会場は相変わらず…というか前よりお客さん増えてる気がしたのは3連休だったからかな。X-boxとPS3Wiiが発表って年より多かったんじゃないか。反面コンパニオンさんが減ったなという印象。それから初めてゲームショウ行った数年前は体験版もらえたりとか配布ものがうれしい感じだった気がするけど、今年はパンフも時間指定で配ってたりとかした。

場内ぐるっと回ってから、連れと何試遊したいか話あって、まずはSCEから出る「リトルビッグプラネット*1を試遊しました。クレイアニメ風のスマブラみたい…という印象だったんだけど、キャラクターの着せかえとかステージつくれたりとか、自由度高くて楽しそうだった。

その次にやったのはコナミの「幻想水滸伝ティアクライス」。物語中盤の先頭と、序盤のエピソードの2種から選んでやれるってことで私は序盤を選びました。ほんとちょっとなので、これまでの幻想水滸伝とどの程度つながってるのかとか、「もさもさがでる」てことくらいしかわかんなかった…。でもやります。それまでに5までクリアするんだ!

で、結局試遊できたのはこの2つだけ。不思議なんだけど場内移動して並んでってだけで時間がかかる…。

あとびっくりしたのはレベルファイブの「二ノ国 THE ANOTHER WORLD」のアニメーションがジブリだっていうニュース*2。全然知らなかったけど、ジブリがゲームにって!どういうことなんだ。楽しみ過ぎる。発売は来年とのこと。

あと「逆転検事*3はこんでてみれなかったけど、きっとまた面白いんだろうな。

ドラクエ9は今回の目玉のはずなのにどこでやってるのかよくわからなかった…けどとりあえず発売予定がちゃんと出てて良かったと思いました。5以降やってないけど、最近RPGてやっぱたのしいなという気持ちがしてるのでやりたいな。クロノトリガーの原画展(複製?)の方はばっちり見れて、あの頃の鳥山さんの絵はほんとすばらしいなーと思いました。

海浜幕張出たあとはいつものように舞浜でご飯食べて帰宅。楽しかった。

2008-10-18

[][] トウキョウソナタ

f:id:ichinics:20081019005408j:image

監督黒沢清

映画の冒頭、家の中に吹く風が奥行きをもって描かれ、窓から吹き込んだ雨を拭く女性の後ろ姿が、ふと窓の外を見て、一度閉めた窓をもう一度開く。それだけのことなのに、なぜか視界がゆるんだ。

物語で描かれるのは家族不協和音だ。リストラされたことを家族に打ちあけられない父と、アメリカ軍に入ることをひとりで決めてしまう兄、担任教師とうまくいかない弟に、バラバラの家族のなかで宙に浮く母親家族それぞれの見ている世界は噛み合ないまま、不協和音を鳴らし続ける。

その描き方は、かなり分かりやすくデフォルメされたものだったけれど、そこを直接的に描くことで、物語の強度は増していたように思う。

なんも、いいことなんてあると思えない。この先になにがあるっていうんだろう。ぜんぶ、なしにしてやりなおせたら。

その切実さが息苦しくなるところまで膨らんだところで、彼等はいったんその切っ先から逃れる。

母親はその逃れた先で「自分は1人しかいない」ということを話すのだけど、1人しかいないということ、それこそが彼等の息苦しさでもあるのだと思う。それと同時に、希望でもあるはずなのだけど。

「誰か、私をひっぱって」という映画の前半で母親がもらす独り言にあった「誰か」は、しんどいときに自分と何かをともにしてくれるはずの誰かなんじゃないだろうか。

映画を見てる間、その不協和音に目をそらしたくなることもあったけれど、最後に鳴らされる美しい和音は、それこそ希望の音に聞こえて、私はこの映画を見てよかったと思った。

[][] ハイペリオンダン・シモンズ

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

長年の夢だった*1上下巻を読み終えました。

面白かった。予想してた話と全然違ったけど、すごく面白かったです。

物語舞台テクノコアの管理する、転位ゲートによって結ばれた惑星たちが形作る連邦。その辺境惑星ハイペリオンに降り立った7人の巡礼たちの物語が順番に明かされていく中で、物語全体に関わる大きな謎が明かされていく。SF物語特有の設定、ツールについては少し理解しづらいところもあったけれど、なんとなくでももちろん面白かった。あとがきまで読むと、それぞれの物語に列挙されるモチーフの多さにもびっくりするんだけど、そういうの知ってたらまた別の楽しみ方もできるんだろうなと思います。

ともかく、それぞれの物語が少しずつ関係しあうその筋書きの綿密さに、近頃長い本を読みきるのが苦手になっている私も一気に読むことができました。そして、それぞれの物語の描かれ方がまたバラエティに富んでいて、器用な人だなあと思う。

私が特に好きだったのは、幼子を抱いたソル・ワイントラウブの物語と、ブローン・レイミアの物語

特に前者で描かれる、時間がすれ違っていくことの切なさを、「レイター、アリゲーター」という決まり文句に集約しているところとか、たまらなくぐっときました。

そしてラストシーン、頭の中にあるメロディ物語が重なることで、まるで映画エンドロールを見ているような気持ちになるラストはすばらしかった。

でもこのハイぺリオンだけを読んでもまだ物語の全容にはぜんぜんたどりついていないようです。読み終えて、続編にきっちり続いているのだということを知り、愕然としつつ、うれしい気持ちでいます。

ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

関連

「夜更けのエントロピー」/ダン・シモンズid:ichinics:20060122:p2

ダン・シモンズで最初に読んだのはこの短編集でした。特に教師が主人公の2編がすごく面白くて、よく思い出す。

*1http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20080910/p1 にて後押しして下さったid:yoghurtさん、ありがとうございました!

2008-10-17

[][] 泣くことについて

わたしの涙腺はかなりゆるい。人前ではそれほど泣かないけれど、それは人がいることによって気が紛れているからで、1人でいるときの目水は、汗や空腹のときに鳴るおなかの音、よりはちょっとはましだけど、しゃっくりくらいにはコントロールしにくいものだ。

涙がでるものといえば、まず音楽、その次に映画、漫画、小説だろうか。そして、スイッチが入る瞬間には、なんとなく共通点があるような気がする。

具体的な出来事でいうと、例えば小さい頃、アリの巣を観察するつもりで大きなはちみつの瓶を予約してたことがあった。黒い紙を巻いておくと、瓶の側面にも巣ができるってのを、理科番組かなにかで見たんだと思う。生協からきたはちみつの入った大きなガラス瓶はそれにうってつけに見えた。すぐに、これ中身がなくなったらちょうだいねってお母さんにいって、でもはちみつがなくなるには半年以上はかかった。そして、やっとはちみつがなくなって洗って干して、よーし土を入れてくるって庭にでたところで、私は派手に転んだ。そして瓶は割れてしまった。

数日後にはできているはずだったアリの巣と、それを観察していたはずの自分、そしてはちみつがなくなるまでの半年を思い浮かべ、私は盛大に泣いた。

つまり、具体的な出来事よりも、出来事にならなかったことについて、どうしようもない気持ちになることがあって、それはたぶん年をとるごとに増えていく。

そのイメージについては何度か書いた頃があるけれど、昼下がりに、誰も乗ってない電車で、ぼんやり窓の外を見ていて、緑が流れていって、そのことを誰かにいいたい気分、だったり、いまここといつかのここが重なることだったり、すごく漠然としてるんだけど、そんな光景が視界をかすめると、目から水が流れてたりする。

以上「涙がちょちょ切れるぜバトン」への回答です。

バトンは、かわいかったりおいしそうだったり面白かったり、いつもエロ楽しくて大好きなほにゃみさんからいただきました。ありがとうございます! バトン久々でうれしい。

ほにゃみさんの回答はこちら。

「もしもし」 - 酒と泪とバトン携帯写真

http://d.hatena.ne.jp/./honyami1919/20081014

なんだかもったいない言葉をいただいてしまいましたが、泣ける話にはならなくて申し訳ないです…。

f:id:ichinics:20081017212401j:image:w300

鯖ー!

2008-10-15

[][] 「夏目友人帳」1〜6巻/緑川ゆき

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)

仕事で遠くに行く時のおともに1巻を買ったらすごく面白かったので、最新刊まで大人買いしてしまいました。

主人公夏目は妖(あやかし)が見えることで、周囲の人から疎まれてきた少年。やがて優しい夫妻にひきとられたところで、彼の祖母もまた「見える」人だったということを知る。祖母が遺した「友人帳」は、妖たちの名を縛っているもので、彼のもとには名を返してもらおうと妖たちがおしかけることになる…というお話

1話完結で「見える」主人公お話…というと、「もっけ」とか、ちょっと違うけど「蟲師」とか「ミヨリの森」とか、いろいろ思いつくんだけど、「夏目友人帳」の魅力は、お話に出てくるのが基本的にいい人ばかりで、あやかし達にもそれぞれ個性があり、話が通じるというか人間味があるところ、だと思う。そして、夏目自身に特別つよい力があるわけではないんだけど、でもできるかぎりのことをしようとする、その気持ちの描き方がまっすぐなところ、けして深刻になりすぎないキャラクターもいい。

ほんといい話が多くてね。1巻の燕の話とか、2巻の時雨の話とか涙腺ゆるみまくってあぶなかったです(電車内だったので)。

あと6巻に収録されていた短編「まなびやの隅」は先生ものだったのでぐっときまくりました。あやかしの話にしても、これにしても、隔たり?フある悲恋がむくわれる瞬間を描くのがうまい作家さんだなと思いました。

夏目友人帳 第6巻 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 第6巻 (花とゆめCOMICS)

[] 私の頭の中の食材

近頃、ご飯づくりがワンパターン化してきたので、なんかしらレパートリーを増やしたいものだなーなどと、西友の、いつも素通りする高級野菜コーナーを見ながら考えていた。私のカゴにはカレーセット。カレーを作る訳じゃないけど、それぞれ単品で買うより安いしな!キャベツたっぷり入れて豚肉入れて、スープ日和だもんなーとか、くらくらするくらいの既視感。また豚肉か! またカレーセットか! あまったタマネギは生姜焼きに使って人参は漬け物にして、ジャガイモフライドポテトポテトサラダコンビーフ焼きですよね…わかります。要するに、私の頭の中の食材は品目に乏しいので、思いつくメニューにも限りがあるんだろう。もちろん、好きな食材だから偏るわけで、それは愛すべき既視感なんだけど、世界には私の知らない、もっとおいしくてそそられる食べ物があるはずだ。

そんなふうに、漠然と「なんか新しいメニュー」と思っているときに、ネットの検索ってあんまり役に立たない。あれは何かしら、これ使ってどうするとかいうのがわかってる時用の「閉架図書館」みたいなものだ。誰かのブクマとかテレビ料理番組とかで知ったレシピを愛用することはよくあるけれど、それを待つのは焼き芋屋さんに出くわすのを待つようなもので…だからやっぱり、新しい何かを探す時には本とかのがいいような気がする。

そう思って本屋さんに行ってレシピ本をあれこれ立ち読みし、一番そそられたのは、おつまみレシピがたくさん載ってる本だったんですが、帰宅して読んでたらなんか無性に飲みに行きたくなったので、本末転倒な気がした。

2008-10-14

[] 三連休日記

金曜日、いくつか気がかりなことがあったはずなのに、久しぶりに電話というものをしたりして、なんとなく楽しい気持ちになる。ちょっと、のん気すぎるのかもしれない。仕事から帰ったとたんに、仕事のことすっかり忘れられるのも緊張感がないというか、大人になったらいろんなこともっと、ちゃんとできると思ってたけどそうでもないみたい。

 →

土曜日は昼前に起きて、妹と待ち合わせして「Genius Party」を見に六本木へ。会ってすぐに「みてみて」と妹に見せたら、妹も同じの携帯につけててうけた。リプトンのストラップ。

f:id:ichinics:20081015125957j:image:w130

開演までの時間つぶしに入ったドンキの屋上にはつくりかけのジェットコースターがあった。上に向かって途切れる黄色い物体は、それと教えてもらわなければ、ジェットコースターには見えないだろう。できたら乗ってみたいな、と思ったけれど、作るのは中止になったらしい。ドンキホーテって中に入ったのまだ3回目くらいだ。入ってすぐのところで、わあわあ言いながら仮装グッズを見る。外国のやつが特にかわいくて「レディ・マーマレイド」の衣装みたいなのがたくさんあった。ああいうの、試着し放題のお店とかあったら楽しいのになーとかちょっと思う。

「Genius Party」2作めも楽しかった。憧れの監督達のトークショウも握手してもらったのも、嬉しかった。宮崎押井の次の世代…とたしか前作のとき雑誌のインタビューでナベシンさんが言ってたの思いだしたりとかして、アニメってなんだろなということをちょっと考える。自在に絵が描けるようになったらどんなに楽しいだろう。でもそれだけじゃなくて、やっぱり何をやるかっていうのが、大事なのかもなぁ、とか。思いながら新宿の整体に寄ってかえった。

日曜日は朝からゲームショウに行って(そのことは別途)、整体行ったのもフイになるくらいつかれまくったけど舞浜よってご飯食べて買い物してからかえる。家にはいま、庭で生まれた子猫とその親がいるのだけど、野生なのでなかなか触らせてくれない子猫はまだお母さんのおっぱいを飲んでおり、夢中で腹にくらいついてる隙ににすこしさわると、やわらかですごく、いい気持ちになった。

月曜の朝、お母さんとドクターマリオをして、マリオ3でしにまくって、冬物を抱えて帰宅した。大荷物のまま本屋に寄って、新刊本をまとめ買いしてさらに荷物を重くした。本屋で、欲しい本を腕に積んでいくのは、なんか大人になってよかったって思える瞬間かもしれない。

夜、風呂に浸かって漫画を読んでいたらくしゃみがでて、そろそろ設定温度あげなきゃなと思う。もう冬だ。冬なんだなぁと思った。

2008-10-13

[] 第1回日本ケータイ写真大賞(賞金200万円)に参加します

第1回日本ケータイ写真大賞(賞金200万円)を創設します - 平民新聞

大賞はもう決定しているそうですが、携帯写真フォルダを整理がてら今年も参加したいと思います!

昨年のにもしつこく書いてますが、昨年まで使ってた携帯のカメラがすごく気に入っていたので、それ使ってる頃はわりとよく携帯で写真撮ってたんですが、今の携帯はなんかピントあわせるボタンがへんなとこについてて使いづらいし(全体的にピンぼけなのはそのせいです)故障が多いし(1年で3回(でもうち2回は自業自得…))で、めっきり使わなくなってしまいました。

…と思ってたんですが、改めて見るとけっこう撮ってるものですね。今年の頭にも携帯が壊れてデータとんでしまったのですが、それでもだいぶあった。そんなわけで、以下は今年の3月〜10月までのものです。

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最初の2つはこの週末いってきたTGSのです。TGSについてはまた書きたい。

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朝霧とROR。

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真ん中のは「パリパリ伝説」にでてきた警官の人があまりにもかわいかったのでとった。

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清原特番の写真です。引退試合のときにはじめて清原がどういう選手なのかということを知ったくらい、野球にはうといのですが、引退試合からがぜん興味がわいている最中で、先日も妹相手に語り倒してきたところです! ほんとミーハーですみません…。

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ほっけに見えたのでとった。(見えますよね?)

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でかすぎて切れなかった。

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真ん中のはなんかの発掘現場です。なにがでてきたんだろうなー。

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猫写真も大量にあった。

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夏の生ビール祭行きたかった…。右は春のピクニック写真です。

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携帯には自作食べ物写真が一番多いんですけど恥ずかしいので省略。来年は食べ物写真がせめてちょっとはおいしそうにとれるようになるのが目標です。

2008-10-12

[][] Genius Party BEYOND

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『GALA』/前田真宏

『MOONDRIVE』/中澤一登

『わんわ』/大平晋也

『陶人キット』/田中達之

『次元爆弾』/森本晃司

公式→http://www.genius-party.jp/beyond/

第1弾(id:ichinics:20070718)から1年ちょっと、ほんとに公開されるのだろーかとかちょっと不安に思いつつ待ってた第2弾を見てきました。

それぞれに活躍中の監督ばかりをあつめたこのシリーズは、「制約ゼロ」というコンセプトのもとに作られた、個性的な短編アニメーションばかりです。こういう機会でもなければ見られなかっただろう各監督のアクのようなものが凝縮されてるのが面白い。

『GALA』/前田真宏

上映後のトークショウで監督が「いつもと違う面を出したかった」と話されていたのがすごく腑に落ちる作品。多幸感溢れるアップスピードな画面に、分かりやすい物語、ラストの集約まで、すごくうまくまとまっている作品だと思いました。ただ、主人公の小鬼の演奏する楽器のラインが音楽でわかれば、もっと臨場感あってたのしかったなぁと思う。

『MOONDRIVE』/中澤一登

すごい絵だった。荒いラインの絵が動きまくる躍動感のある画面と、漫画みたいな効果が楽しい。絵が動くってこういうことだよなーとか思いながら、あっけにとられて見てました。

『わんわ』/大平晋也

子どもの絵をもとに作られたという、動く絵本のようなうつくしい画面と、イメージをそのまま具現化したかのような広がりに驚かされる。もう一回じっくりみたいです。あとこの監督が描いたアニメぜんぶみてみたい!

『陶人キット』/田中達之

はじめて『陶人キット』のパイロット版見たのはいつだったかな。そのときからほんとずっと楽しみにしてた。田中達之さんの描く世界のこれまでの集大成のような短編でした。

『次元爆弾』/森本晃司

私がSTUDIO4℃ を好きになったきっかけのひとつがキセルの「夜間飛行」という曲をつかった「次元ループ〜SOSレスキューバージョン〜」*1という短編でした。その「次元ループ」を思い返すような、森本監督の世界が凝縮された短編でうれしくなる。

森本監督の特徴といえば、とにかく構図がかっこいいことだと思うんですが、今回は特にそのことをつよく感じました。音楽と同じように言葉を流すっていうのも森本監督がブロスで連載してた「裏路地ダイヤモンド」を思わせる監督らしい演出なんですが、ただ声選びがちょっと絵柄とあわない気もした…と思ったら管野よう子さんの声でびっくりした。

初日のトークショウある時間に見てきたのですが、前田監督、田中監督、森本監督のトークショウと、サイン入りパンフももらえるという豪華イベントで、もうすごくうれしかった! ほんとーに大好きな監督ばかりです(ちなみに私がはてなはじめて最初に作ったキーワードは「STUDIO 4℃」でした)。パンフもらうとき、田中監督に「ボイルドヘッドも楽しみにしてます!」といったら困ったような顔をされてましたが、えーと、たぶんかれこれ5年以上は待ってる気がするからね…。もう「いつか」でいいので出たらうれしいなぁ。

2008-10-10

[][] Radiohead があった

好きなもの、夢中だったものから、少しずつ気持ちが離れて行くのはさみしい。けして嫌いになった訳ではないし、興味がなくなったわけでもないんだけど、「どうしようもなく」という部分だけ、ごっそり蒸発してしまったようで、たぶんそれは戻ってこない。

自分の気持ちなのに、どうにもならないのは、たぶん好きになるときも同じだ。そしてそのどうしようもなさは、得ようとして得られるものでもないから、せめて渦中にいるときくらいは夢中でいたいと、最近つよく思うようになった。

木曜日に、Radiohead のライブを見ながら、私はその音楽にまつわる思い出のことを考えていた。我ながら感傷的だなと思うけれど、あの頃は確かに、どうしようもなさの中にいて、好きなバンドはと聞かれれば、迷うことなく「Radiohead」と答えていた。

「the Bends」のツアーのときはなぜか整理番号がなくて、リキッドのあの長い階段に、座り込んで開場を待った。途中、スタッフの人がきて、リクエストを聞いてくれて、迷わず「When I’m like this」と答えたこととか、それが演奏された瞬間の泡立つ感じとか。

「OK computer」が出た時、散々「ラジオ頭ねえ…」とかいってバカにしてた先輩が「いまいちだったらあげよーと思ったんだけど、すごいよくてさ」と言ってるの聞いて、急いで買って帰ったこととか、その後の来日公演はその先輩と行ったんだったとか。

「KID A」が出た時はCD屋で働いてて、入荷してすぐに店のプレイヤーでかけて、タイトル曲のイントロ聞いた瞬間は階段にいたの覚えてる。皮膚の内側まで響くみたいな低音がやわらかくて、あーわたしこの曲好きだなと、その音聞いてすぐに思った。

「Amnesiac」出た後が横浜アリーナだったかな。初めて椅子ある席で見て、なんか遠いなぁと思った。「Talk show host」を何度かやり直していたのが印象的で、あのとき一緒に行った人は私のいちばんの友達だった。元気にしてるかな。とか。

「Hail to the Thief」のライブは後のメッセ単独より、サマソニの方が印象に残っている。隣の席のイギリス人の女の子は、友達とはぐれて1人だっていってた。でもこれを見に来たから、と、そのまま私たちと並んで開演を待った。マリンスタジアムで、夜で、青っぽい光が拡散してくような気がした。「KID A」が演奏された瞬間、そして「A Wolf at the door」の感情の固まりのようなあの声と、最後の「Creep」のことは忘れないだろう。帰り道、回りにいるひとみんなが興奮してた。携帯電話で誰かに報告する声があちこちにあった。「Creep」はほんと、特別な曲なんだなと思った。

そんな風に、Radiohead にまつわる様々な出来事が、今回のライブを見ながら思い返された。あの頃持ってたものの多くはなくしてしまったけど、あの頃私が大切にしていた曲は、いまもこうして演奏されている。続くっていうのはすごいことだ。そして続いていてくれることが、ほんとうに嬉しい。

個人的ベスト5

Killer Cars

black star

KID A

Fog

A Wolf at the door

今日の気分だけど、1位だけは不動。もう1回ライブでききたい。

D

http://jp.youtube.com/watch?v=4inS8uNxmsE

2008-10-08

[] Radiohead 10/8@国際フォーラム

年始にとったさいたまアリーナ朝霧とかぶってしまい、フォーラムチケとりに失敗し、あきらめかけていた今回のツアーですが、幸運なことにチケットを譲っていただき、行くことができました。感謝

「15steps」から始まったのは予想どおりだったけれど、まさか2曲めに「Airbag」をやるとは思わなかった。CD屋で働いてた頃のこととか、赤坂ブリッツで見たライブのことが鮮明によみがえってきて、思わずグッとくる。ずいぶん遠くになった。はじめてRadioheadライブを見たのはまだ10代の頃、今はなき新宿リキッドルームで、スピーカーの真ん前にいた私の耳は翌日になっても音にくるまれてるようだった。

国際フォーラムスピーカーは遠い。確か「OKコンピューター」の頃にもフォーラムライブがあったけれど、やはり彼らのライブはもみくちゃになりながら見たいなぁ、なんて少し寂しい気分になる。椅子の前に立って聴く「JUST」はせつない。そして、あんなに夢中になっていた Radioheadライブを、こんなにも冷静に見ている自分にもがっかりする。

でも、それは序盤、天井が高いせいか、少し音が少しバラバラに聞こえるなぁ、なんて思っていたせいかもしれない。トムも少し歌いにくそうな曲が続いていた。しかし、中盤、特に「A Wolf At The Door」「Faust Arp」の流れからは、トムの声がぐっと張るようになった。

Radiohead の音楽を、私は以前「トム・ヨークという感情を乗せた、非常に性能の良いマシン」のようだ、と書いたことがあるけれど(id:ichinics:20050928:p1)、今回のライブではむしろ、ピースを組み合わせるのではなく、ひとつの重なりになって響く、構成の丁寧さが印象に残った。

でもやはり、その上に乗るトムの声次第で、この楽曲の魅力がぐっと増すようにも思う。序盤のゆれが嘘のように、中盤からはあの、のびやかな声を聴くことができてうれしかった。

今回のライブではほとんど全てのアルバムからまんべんなく演奏された気がするんだけど、中でも「OK Computer」「Hail to the Thief」からの楽曲ライブ向きなんだなぁと改めて思う。そして唯一、1stアルバムから演奏された「Blow Out 」を聴いて、Radiohead というバンドがオリジナルメンバーのまま、活動しつづけていることに感謝したくなった。

[] たとえ世界がつらくても、夢があるでしょいろいろと

口に出してしまったらのみこまれそうだ、と思ってなるべく本気では使わないようにしている言葉というのがいくつかあって、でも目前に吊るされた人参よろしくそ言葉が視界に居座っている状態と、いっそ使ってみてどうなるかためすのとでは、どっちがマシなのかはよくわからない。

でも、誰に言うのでもなければ頭の中にあるのと同じだから、今のこの、なんとなくを、言葉にするくらいはいいような気がするんだけど、そうやって焦点をあわせてしまえば、結局、ああそんなの秋のせいだから、ということになる。ちょっと感傷的になってるだけだから、理由ないから、理由がないのが理由だから、とか、まー実際そうなんだけど、理由が知りたいわけでもない。

どうせ持て余すなら、もっとこうウキウキした気分がいい。毎朝ウキウキ・ウェイク・ミー・アップがいい。おいしい飴なめるみたいにして、大事になくならないように、ひとつのこと、何度も思いだしたりしたい。ちょっとしたことなのに、すごく嬉しかったこととか、うまくお礼言えなくて、いつまでもくよくよしたりとか、そのくよくよもあっという間に帳消しになるような、

そういうんだっただろうか、と思いながら芝生の上に寝てた。何年か前ここで、遠くのステージではリラックスオープンエンジョイ流れてたときのこと思いだしながら、だったならいいなとか思ってた。

2008-10-06

[][] 朝霧JAM 2008/10/4

今年も朝霧JAMに行ってきました!

富士山が見えて、芝生のにおいがして、あーまたここにこれたなって思った。久しぶりの人にも会えたし、おいしいご飯も食べれたし、天気はどうにかもってくれたし、ほんとに楽しい2日間でした。

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始発で家を出て、友人と借りたレンタカーに拾ってもらって出発。東名だったら海老名海老名スペシャルなんだけど、今回は中央道。今年は三連休じゃないからか、道もすいていて、あっという間にグリーンパークについてしまう。

駐車場からのバス待ちでだいぶ時間をくってしまったけれど、どうにかテントを設営して最初のビール。写真とろうと思ったときには既にだいぶ飲んでしまってた。明るいうちから、いい気分でビール飲めるってしあわせだ。

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その後、友達から電話をもらって会いにいき、再びテントをたててそのままBBQ。ライブそっちのけで肉や魚や野菜をごちそうになりました。大感謝。心的には朝霧でのメインイベントといっても過言ではなかったです。BBQいいよね…!

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昼間は夏かと思うくらいあつかったのに、日が暮れてくると一気に寒くなるのがさすが山。自分のテントにもどって厚着して、bonobos をちょっと見てからムーンシャインで I AM ROBOT AND PROUD からデデマウス。ピコピコ続きで楽しかった。デデマウスさんはなんつーかこう、ときめく。にやにやしっぱなしで見終わって、THE SKATALITES へ。

そんで THE SKATALITES ね。すごーく楽しかった! まわりの人たちも楽しそうにしてるのが嬉しい。願わくばもうちょっと明るい時間にビール片手に飛び回りたかったけども、いつかその願いがかないますよーにと思いながら見終わりました。

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その後はテント前でみんなとちょっと話をして、寝袋に潜り込んだら、あっという間に翌日。

[][] 朝霧JAM 2008/10/5

昨年に引き続き日の出を見逃してしまうという失敗をしてしまったのが非常に悔やまれるのですが、よく寝たおかげですっきり目覚めた二日目。

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顔洗ったりなんだりして、ラジオ体操して、牛乳争奪戦にあえなく敗退し、朝ご飯はお茶漬け。いい気分。

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その後、またしてもBBQのお誘いいただいて、ライブも見ずにいそいそと奥地へ出かけました。やーBBQいいよね!(本当にお世話になりました)

この日は昼過ぎから雨との予報だったので、その後あわててテント片づけに戻る。

テントを片付けつつきいてたG.LOVEはなんか懐かしかった。

解体後は遠巻きに、今回のお目当てその2である pupa を見た(というかきいてた)。この頃にはもう雨降り初めてたのが残念。pupa もっかい見たい。

その後は、テントたててた場所で荷物番。毎年、朝霧ではこんなふうに一人の時間があって、あー芝生いいにおいだなとか、でもちょっと牛のにおいするなとか、そんなこと思いながらちょっとだけ感傷的な気分になる。

Dachambo 途中まで見た後、徒歩でグリーンパークへ向かい、朝霧を後にしました。

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さよなら朝霧、また来年。

2008-10-01

[][] 「デリケートに好きして」

魔法少女シリーズ第1作めであるところの、『魔法天使 クリィミーマミ*1が、わたしはほんとうに大好きだった。最近ちょっと見返したりしてたんだけど、当時小学校にあがったかあがらないかくらいだったはずなのに、その後何度も見返したせいか、いくつもの場面で、その物語とは関係なく、例えばポジネガのやりとりひとつとっても、懐かしすぎてなきたくなった。「優は優だもん」(鼻声で)とかはやばすぎる。

それと同時に思いだしたのが、クリィミーマミ主題歌デリケートに好きして』の歌詞に対して感じていた、もやもやとした違和感のことだ。

まずは、タイトルにもある「好きして」というフレーズ。今でも歌ってみたりするたびに、この「好きして」を繰り返すことになる歌の終わりが気恥ずかしくて仕方ない。ただ、今思うとこれは「愛して」に対する「好きして」なんだろうし、小学生主人公小学生女子をターゲットにした物語主題歌としては、気が利いてるのかもしれない。それにこの「好きして」の語感こそが、曲を印象的なものにしてるんだとも思う。いや、わかんないけど。

もう1つは、今でも気になってるもやもやだ。当時*2、たしか講談社から出ていたマンガ雑誌に、クリィミーマミ漫画版が連載されていたんだけど、その付録冊子のマミ特集ではじめて私は『デリケートに好きして』の歌詞を読んだ。

男の子と違う女の子って

好きと嫌いだけで普通がないの

あらためて、こんな歌詞だったのかーと思って読みながら、どうもなんか腑に落ちないもやもやが残った。私は当時島田君のことが好きだったので*3、好きについてはなんとなくわかったような気がしていたけれど、でもそれ以外が嫌いかというとけしてそんなことはなかった。スナック菓子ならだんぜんポテトチップスが好きだけど、カールだってスコーンだって、あれば喜んで食べる。ただ自分で買うならポテトチップスなだけだ。

そして、年をとるごとによりいっそう、その「好きと嫌い」の境目は広くなっていくような気がしている。ほとんどのことには「いいところ」も「わるいところ」もあって…ということは大切にしたいと思っているはずなのに、そのことで自分の好き嫌いすら、判断することにためらってしまうのはなんか違うような気がしている。そして、もしかしたら自分には、どっちでもいいことばっかりなんじゃないかなとか、何かに執着できるのかなとか、たまに心細くなる。

だからこそ、ライブ見ながら満面の笑みになってる自分とか、新刊並んでる本屋でつい動きが早くなっちゃったりとか、マミ見ながら涙ぐんだりしてる自分が、冷静に考えてみるとちょっと(ちょっと?)きもちわるかったとしても、無条件に楽しい瞬間てのは、ほんと特別なものだなとか思ったりするのです。

ところで、クリィミーマミの漫画連載してた雑誌、ずーっとキャロットだと思ってたんですが、これ書くにあたって検索してみたら、「キャロル」で動揺した。こびりついた人参イメージをどうすればいいのか…!

*1http://pierrot.jp/title/magicgirl/cate01.html

*2:といってもアニメ放映終了後だった気がするけど

*3http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20071107/p1