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  □これまでの日記一覧

2009-07-28

[] Theピーズ VS WILKO JOHNSON@恵比寿リキッド

Theピーズにとっての仮面ライダーウルトラマンか(とMCではるくんが言ってた)って人との対バン。前日まで行くの諦めかけてたんですが、急に仕事の締め切り延びたのをいいことに行ってしまった。行けてよかった。

会場で久々の友だちと会ってビール飲んで、じゃー私前行くんでっていって1人で開演を待つ。あたりには10代かなって男の子もいればワイシャツの人もちらほらいたりして、相変わらずピーズファンは年齢層幅広い。

で、登場して一発め、ジャッジャーン!て「生きのばし」がはじまった瞬間にはもう、あーほんと来て良かったって思ってた。そこから新曲(たぶん)、「底なし」、「とどめをハデにくれ」って来てもうあたりはぐちゃぐちゃ。はるくんは終始嬉しそうな顔で気合十分。火曜ってド平日なことをこの瞬間は忘れてたな。

今日はステージ上楽器までよく見えたけど、はるくんのベースはほんと動くよなーとか思う。そういえばベースボーカルのバンド、ってそんなに思いつかないけど(はるくん憧れのキャロルはもちろんですが)、曲作るときはギターベースとどっち先に考えるんだろとかそんなことを思ったりもした。

しめは「脳ミソ」。楽しかった!

ピーズ後は、汗だくでビールの長い列に並んでる間にまた友だちと合流して、ピーズで一番好きな曲なんだとかそんな話してたら楽しくてウィルコ始まってしまってたけどまあそれはそれで。「生きのばし」のジャッジャーンキャロルの「ルイジアンナ」にそっくりだとか言われて知らなくて、あとで聴いてみたらそういうことかって笑った。

そんなわけでウィルコさんはあんまりちゃんと見れなかったんですが(もったいない)、じゅうぶん楽しいライブでした。見るの初めてだし、ウィルコジョンソン名義の音を聴くのすら初めてだったんだけど、これは楽しいよなー。まさにビール飲んで踊りたくなる音楽だった。

で、あーあのギターの弾き方には見覚えがあるぞ、とか思って、ちょっといろいろ考えたりもした。

そんなライブを傍目に、誕生日近いってんでそれぞれからビールを1杯づつご馳走になり、だいぶふらふらになった帰り道、まだ火曜日なことと駐輪場しまってることに気がついてちょっと愕然としたけど、なんとかなってよかったです。

ところで、今日ライブで会った友達に「(私)がこんなにピーズを好きになるとはなー」みたいなこと言われて、だって昔聴かなくていいよって言ったじゃんて話をしたりしたんだけど、今ならなんとなくその気持ちはわかる。もちろんそれはおすすめしないって意味じゃなくて、やっぱりすごく好きな人にとっては個人的な音になるんだろうな。

ちなみに今日のところの私的ピーズベスト5は「とどめをハデにくれ」「どっかにいこー」「生きのばし」「実験4号」で、最後何にしよーって「君は僕を好きかい」か「何様」か「脳ミソ」か、とか考えてたけどここは「オナニー禁止令」かな。意味なんかなーいイェー! 明日の朝聴く。

[] 例えば

あー夏だなと思うのは、例えば雨上がりの夕焼けと、大根おろしと、蚊取線香のにおい、網戸をひっかく猫の爪を指先ではがしながら、足を伸ばして扇風機の向きを変える、カコカコカコって感触の気持ち良さは、掃除機コードうまくしまえたときのズジャッて感触とちょっと似ている。

持ち上げて、コンセントの先っぽがこっち見てるみたい、とか思うのはほとんど無意識で、その掃除機にも冷蔵庫にもテレビにも、いつのまにか性格のようなものを見てしまうのは、別に、不思議でもなんでもない、と言ってみてから、確かに「性格」なんて見る側のものなのかもしれないなーとか思う。

私の白い冷蔵庫は律儀、掃除機は落ち着きがない、テレビ動物園の奥の、小さな小屋の、さらに奥でジッとしてる丸い生き物のようだ。ときどきクイックルワイパーで顔を拭く、年期の入ったブラウン管テレビは、この部屋にくる前は弟のゲームテレビで、確かその前は居間にあった。ソファでうたた寝する、だらしない姿の向こうにうっすらと流れる大相撲、氷の音と、蝉の声。

そんな光景を思い出すのはどこかしんみりしたこころもちのするもので、しんみりといえば海、って思うのは青色のイメージだからかわかんないけど、でもそんなのファミレスといえばステーキ、いやいやファミレスといえばパンケーキでしょうなんて会話のように他愛もない。

ただ、やっぱりファミレスといえばステーキかパンケーキであって、いやいやほうれん草のバターソテーでしょうなんて言う人と、今はなんとなく喋りたい。で、それぜんぶ頼んで朝まで話して、さすがに夏は日の出も早いねーとか言いながら海まで歩きたい、なんて妄想を繰り広げる頭はまるで熱で溶けかけたレコードみたいに波打って、針が飛びまくる頭で、あー夏だなと思う。

f:id:ichinics:20090730191825j:image

2009-07-25

[] 水溜り、靴、携帯

雨上がりに晴れ上がった道で、お母さんに手を引かれた女の子が水溜りをジャンプするその赤い長靴が、きれいに水溜りに映るのを見た。

自転車に乗っていると、目に映る瞬間はあっという間で、きれいだな、とか、夏っぽい、とか、写真撮りたいとか思うころには通り過ぎてしまってることが多い。iphoneの文字入力が考えるスピードにまだ追いつけなくてもどかしいみたいに、目と思うスピードがずれる、その感じは少し面白くて、交差点にたどり着く頃までまだ、その赤を引きずっているのに、振り向いてももうあの親子の姿はない。

最近、道を歩いていて人の足元ばかり見てしまうのは、ずっと欲しいって言い続けてた靴を、こないだのボーナスで買うつもりだったのにすっかり忘れて別のを衝動買いしてしまったからで、でも欲しいと思ったときにたまたま見つけたこれはこれで、たぶん気に入ってる。その感じは、ファミレスでステーキ注文して「鉄板お熱くなっておりますので…」と言われるだけですごく幸せな気分になるのと似てる、かもしれない。

前の携帯に機種変更した際に、データの移行ができなかったせいで連絡先のわからなくなってしまった人に用があり、久しぶりに前の前の携帯を数年ぶりに充電した。データが無事だったことに安心しつつ、数年前の着信履歴やメールを見て、なんだか時間がとまってるみたいだなと思う。

でも、しばらく操作していると、唐突にくーまんからメールが届き、そこには「おひさしぶりでふ」って書いてあって、なんだかやっと、時間がつながったような気分になった。

f:id:ichinics:20090727012344j:image:w200

ちなみにこれはこの日(id:ichinics:20070430:p3)に折れた携帯。

[] 虹について

先日、虹についての日記を書いた際に、コメントをいただき(id:ichinics:20090721:p1)、改めて虹というものについて考えてみたところ、虹っていうのは光の反射によって「見えているだけ」のものなんだなっていうことに改めて気づきました。きっと小学生の頃に習ったはずなのですが、恥ずかしながらすっかり忘れてしまっていた。

それはたぶん、「Over the Rainbow」の歌のイメージや、「虹の根本には宝物が埋まっている」っていうお話(これ元ネタがわからないのですが)や、そういった諸々のイメージによるものなんだと思うのですが、なんとなく花火のように、そこに出来たものをあちこちの人が見ているような気がしてしまってた。

でも今回、いくつか虹の仕組みについて書いてあるページを読んだりしていて、つまり虹というのは、空気中の水蒸気に太陽の光が反射して見えているものだから、追いかけようとしても移動するだけ角度も変わり、異なる虹を見ることになる、もしくは見えなくなってしまう、ということを知り(ちゃんと理解できているかはあやしいですが)、自分は長いことずっと勘違いしてたんだなということがわかりました。

なるほどなと思いつつ、つまり、虹に触れたり近づいたりくぐったり、なんてことは出来ないんだな、ということを少しだけ残念に感じたのは、やっぱり根元に宝物が埋まっているような「虹」イメージに、漠然とあこがれるところがあったからかなと思います。

ただ、そのような不確かなものを、いろんな人が同時に見ているということは、やっぱりすごく面白いことだと思う。これについてはもうちょっと考えてみたいです。

ともかく、雨上がりの夕焼けはきれいだ、とか、この季節に虹ができやすい、とか、そういう「なんとなく」感じていることにも、ちゃんと理由があるんだなということを改めて考えさせられました

きっかけを下さった id:sasakiarara さん、ありがとうございました。

2009-07-23

[] 「林檎もぎれビーム!」が最高です

なにこれかっこいい!! ってひと耳惚れして発売日楽しみにして早速購入。発売日にシングル買うのとか久しぶりです。「懺・さよなら絶望先生」のOP曲。

これまでの絶望先生絡みの「空想ルンバ」や「人として軸がぶれている」とかもかっこいいなーと思ってたけど(そして改めて聴くとものすごくかっこいいんだけど)、「林檎もぎれビーム!」は初聴きでちょっとふりきれてしまった。

イントロがほんとたまんないし、大槻さんの声とアニメ声(キャラクターの声のまんまで歌ってる感じがいい)の掛け合いもいい。この掛け合い感の気持ちよさは、絶望少女達シリーズではこれがすば抜けてる気がする。

あと、展開する手前に入るあの音のオルタナぽさはなんだろう…とか思ったら、曲作ってるのが COALTAR OF THE DEEPERS の人で驚いた。マイブラとよく比較されてたバンド、ですよね確か。

大槻さんの歌詞がまた最高で、個人的には2番(?)に入る「あいつらにだ!」が好きすぎる。カップリング「きまぐれあくびちゃん」は、ちょっとナンバーガールぽい音でこれもかっこいいので、ぜひばか売れしてワンマンライブとかやりますように…!! 七夕願い忘れたからこれでお願いします(七夕ってそんなイベントだったかわからないけど)。

そんな感じで、なんかちょっと自分の好きなものの中でも結びつくと思ってなかった部分ががっちり結びついてしまった感じがして、浮き足だってます。

どのくらい浮き足だってるかっていうと、あれだ、土手で殴りあいの喧嘩して仲直りするくらいだわ。

大槻:最初に関わらせていただいた時から、ラウドロックアニメ・ファンに楽しんでもらおうという思いで、NARASAKI氏と一緒にやってきたんですけど、回を重ねるごとにNARASAKI氏がのめり込んでいったんですよ。彼の声優さんに対するディレクションとかもどんどん上手くなっていって、ラウドロック声優さんの声が生み出す新しい面白さを、上手いこと追求していて。それが、今回の「林檎もぎれビーム!」できっちりと出せたんだろうなって、思っています。

http://www.presepe.jp/m44/show/id/YnBClsBsSjU

このインタビューもとてもよかった。

かくれんぼか鬼ごっこよ(初回限定盤)(DVD付)

かくれんぼか鬼ごっこよ(初回限定盤)(DVD付)

で、「林檎もぎれビーム!」待ってる間に、おすすめしてもらった大槻ケンヂと絶望少女達のアルバム「かくれんぼか鬼ごっこよ」も買ったんだけど、これがまたすばらしくてね…。

特に「空想ルンバ」のイントロの気持ちよさとか「ニート釣り」のブレイクとか大好物過ぎる。「綿いっぱいの愛を! 絶望少女版」は絶望少女版ってどういうことだと思ったら、これは特撮の曲なんですね。特撮も買おう。あとやっぱり筋肉少女帯でいったら「ノーマンベイツ」みたいな雰囲気の曲が私はほんとうに好きなんだなーと思ったりしました。

ほんと、今日献立、私の好きな食べ物ばっかりだけどどうしちゃったの…?って感じのアルバム。あっちもこっちもおいしくて幸せだ。

って、たとえがちんぷんかんぷんですが、とにかく自分の好きなものが凝縮されたような音で、ぜひぜひばか売れしてほしいです。

あーライブに行きたい!!

[] たこ焼き

ちょっと前の週末、お友だち夫婦の家におじゃましてたこ焼きを食べました。そしてまわさせてもらいました。

これまでたこ焼きを家で食べたことはなかったのですが、お祭りなどで見かけるたこ焼きやさんの、鉄板からあふれたタネがいつのまにかたこ焼きになっていくあの手さばきには憧れるところがあり、いつかやってみたいと思ってた念願がかないました。

とても楽しくて、こう、うまくクシが入って、くるっと丸い背中が出てくるあの瞬間はちょっと感動的だなとすら思う。油の回った鉄板てほんとすばらしいものですね。

さらに、そのたこ焼き会では、タコだけじゃなくてソーセージチーズが入ったたこ焼きなども用意してくれていて、これがまたとてもおいしかった…。チーズが入って洋風の味になると、一気にパンぽくなる気がした。

ふだん粉物ってほとんど食べないだけに、こんなにおいしいものだったのかーって驚きでした。そしてもっとまわしたいですたこ焼きを…!

なんて思ってたところに、今日ヨドバシ寄ったら意外とたこ焼き器が安くてちょっとぐらついたんだけど、1人で食べてもなーと思うのでまたたこ焼き会に行きたいです…!

2009-07-22

[][] イロドリミドリ/羽柴麻央

イロドリミドリ (マーガレットコミックス)

イロドリミドリ (マーガレットコミックス)

とてもよかったです。

はじめて読む漫画家さんなのですが、キャラクターの描き方も、絵柄も、お話のテンポもとても好みでした。

どことなく、いくえみさんぽい、とも思ったけどそもそも私いくえみさんをあまり読んだことがないので勘違いかもしれない。コマ割とかはちょっとくらもちさんぽい。あとがきの書き文字とかは冬野さんぽい、とか、いろんな影響が垣間見えつつ、でもこれは似てるっていうんじゃなくて、単に私の好みってことなんだろうなーとか思う。

特に好きだったのは表題作で、後半、ちょっと意外な展開になるのだけど、物語重力に逆らってどちらにも振れない真ん中を選ぶようなラストがとても心地よかった。

その表題作だけでなく、この本に収録されている4篇、どのお話ラストの余韻が上手いなあと思いました。短編漫画ってラスト3ページくらいのリズムで大きく印象が変わってしまうところがあるけれど、そこまでの流れを損なうことなく、どのお話もけしてワンパターンではないまとめ方が、作者と物語との近さのように思えてとてもよかった。

これより前の作品も集めてみようと思います。

[] 繰り返し

帰宅してPCをつけると突然、画面が開いて弟に話しかけられた。正月の相談のために入れたスカイプには未だに弟と妹しか登録してないんだけど、それがPCつけると自動的にログインする設定になってたってことを、今日になってやっと知った。

で、姉ちゃん3連休どうだったの、ライブ行って飲んだよ、とか、おれ兄ちゃんと釣り行った、あー写真転送されてきたよ船の上で寝てるやつ、あれ起きたとき「釣れた夢見た」って言っててうけた、とか、まあそんな話をして、じゃあまたねと画面を閉じる。

弟の説明で、その自動ログインの解除方法はわかったんだけど、でもまーこんなこともあるし、と結局そのままにしておいた。

そのときiphoneどう? っていう話もしたんだけど、今のところ私が買ってよかったなーと思う最大のポイントは、スピーカーがついているおかげで、料理しながら音楽が聴けるところ。部屋でかけてても、換気扇まわしたりするとかき消されちゃうんだけど、これなら大丈夫

ってそれ全然電話の役目じゃない気がするけど、そういえば母さんも台所ではラジオかけてたから、料理している間って耳だけ物足りなくなるものなのかもしれない。そんで、耳が楽しい楽しいってことは、私自分で思ってるより音楽好きなのかもしれない、とか思う。

好きな曲とか楽しかったこと思い出したりとか、そういうの繰り返すだけでなんだか元気な気がするのは燃費がいい。だからそのときはじゅうぶんな気がするんだけど、できれば続きがありますようにとか思いつつ、もう一回聴いて眠る。

2009-07-21

[] 虹

電車を降りると大きな虹が見えて、思わずホーム際に寄って写真をとる。あの辺に川があるから、湿気の多い日にはこんな虹がでるのよ、なんて話を背中で聞いて、なるほどーとか思いながら妹にメールすると、ちょうど裏表みたいな画像が送り返されてきてなんだか面白かった。

それを見た瞬間、右端と左端だ、と思ったんだけど、そうじゃなくて向こう側とこっち側ってことなのかな*1

携帯電話のある生活はすっかり当たり前になっているけど、こんな風に距離と時間がぴたっとくっつく感じに改めて触れると、なんだか未来だなあとか思う。ただ、その「未来」の感じっていうのは、たぶん自分が思いもつかないような道具を手にする、ということに近くて、だからそれを使ってどんな生活をするか、という部分はそれほど変わったりはしないんだろうなとも思う。

f:id:ichinics:20090721002725j:image:w200 f:id:ichinics:20090721002723j:image:w200

左が等々力、右が阿佐ヶ谷。

駅を出る頃にはもう虹は消えかかっていて、でもあたりの人みんな、名残惜しそうに空を見上げていた。こんな光景はきっと、ずっと昔にもあったはず。

*1:ってのは勘違いだったみたいです。コメント欄にてご指摘いただきました。ありがとうございます…!

2009-07-18

[] 夏びらき@所沢航空公園

行ってきましたー!

朝ちょっと急用が入ったせいで着いたのは12時頃。グッドラックヘイワ見たかったな…とか思いつつ、着いたらまずビールうどん(おいしかったです)で落ち着いて、会いたい人にも挨拶できたところでキセル

キセルキセルはほんと野外が似合うなと思います。こないだと同じ、ドラムエマーソンさんがいる版のキセルで、やっぱりこの組み合わせが今まで見た中で一番好きだと思う。特にドラムがいるのがいい。ハナレバナレからはじまってベガまで、といういつものスタイルではあるんだけど、格段にバンドっぽさが増したアレンジで、特にベガの終盤のドラムがすごく好きです。あれなんていうんだろ。一瞬場を離れたときにやってた町医者もよかったです。

ビール足したとこで次はライムスターライムスターライブは見るのはじめてだったんだけどこれがまた楽しかったなー。今回のメンツ的にはわりと浮いてるんじゃないかと思ったんだけど、前の方にはがっちりライムスター目当てで来たっぽい人たちがたくさんいて、ちゃんとここだろうなって思うとこで盛り上がるのとかうれしかった。たぶん HipHop は聴きこんで曲も歌詞も暗記してるほど楽しいんじゃないかなと思うので、「逃走のファンク」とかの、お客さんがなれてる感じはとてもよかったな。あと今回は、特に好きな「ザ・グレート・アマチュアリズム」やったのもうれしかったです。もっとききたいのでワンマン行きたい。

あと関係ないけど、前にいたお兄さんのリュック半開きで、飛んだとき全開になって荷物が盛大に散らばったのもすがすがしかった(ちゃんとみんなで拾い集めました)。

その次はマウンテンモカキリマンジャロというバンド。聴くのはこれがはじめてで、ソイルとかと近い雰囲気かなーと思った。フェスっぽくてよかったです。あと移民の歌やられると無条件で好感度あがる。

ビール飲み続けてたせいでうろ覚えですが、たしかこのへんでカレーを食べた。カレーおいしかった。カレー屋のおじさんがやたら元気で、あちこちの曲間でおじさんの声が聞こえて笑ってしまった。

トリはbonobos。見るのはたぶん去年のROR以来。なんかちょっとあっさりしたような…と思ってたら、帰りに友だちから曲たくさん作ってた人が抜けてーという話を聞いて、あーとか思う。それでも「THANK YOU FOR THE MUSIC」を出し惜しみしないのはすごい。バンドにとって、こういう特別にキャッチーな曲があるっていうのはどういうことなんだろうなとか考えてしまった。

あと個人的には、ボノボは(特にライブだと)南国っぽいアップテンポな曲の方が似合ってるような気がするなー。

そんなわけで、夏開き楽しかったです。人の入りもちょうどいいくらいでよかったな。

[] 思い出すこと

今日夏開きに行ったのは航空公園という駅で、すごく久しぶりに行ったせいか、所沢駅くらいから窓の外の感じとか見るものぜんぶ懐かしくて、変な気分になった。よく待ち合わせしたベンチとか、バス乗り場とか、このパン屋でよくパリジャンてパンを買ってる先輩がパリジャンて呼ばれてたな、とか、その頃着てた服とかイヤホンから流れてた音のこととか、今まで思い出しもしなかったよーなことをわーっと思い出して、別に切なくはなかったけど、あの頃の時間はそのまんまどっかにあるような感じがして、

よく来る場所ならそんなことは思わないんだろうけど、離れた場所ってなんだか、離れてるあいだ分上書きされないからか、時間がとまってるような気分になる。

ずっと忘れられないのが、前にこの駅で「私の家に電話してくれませんか」って声をかけられたときのことで、なんでですかって聞いたら、まあ、そういうことかって事情があって、その人泣いてしまったんだった。そのときの私は、上の空でなんか大人ってたいへんだ…とか思ったりしてたんだけど、あの人今頃どうしてるんだろう、とか、今日はそんなことも考えた。

2009-07-15

[][] 最近読んだ漫画

プリティマニア」/スエカネクミコ

プリティ・マニア (ヤングキングコミックス)

プリティ・マニア (ヤングキングコミックス)

放課後カリスマ」(id:ichinics:20090623:p1)が面白かったので買いました。これ、表紙は何度か見かけたことあったんですが、「放課後カリスマ」と同じ人だって気づかなかったなー。内容的にも、放課後とはずいぶん雰囲気の違うコメディなんですが、テンポがよく面白かったです。

主人公が一目ぼれした男の子は、主人公にそっくりなキャラクターパラス様」が大好きで…ってとこから、二次元との戦い(?)がはじまるお話。戦いっていうかむしろ飲み込まれていく過程のような気もするけど。

ところで「げんしけん」くらいから、こういうオタクカップル(もしくはコミュニティ)もの、って増えた気がするけど、その多くが自虐の方向に向いてるんだなーとか思う。ただその自虐にもいろいろあって、この「プリティマニア」はたとえば「ヨイコノミライ」の対極にあるようなお話でした。

あと、物語中にBL好きの女の人が出てくるんですけど、その定義「「好き」と「好き」で「大好っき」の原理よ!」(p122)って台詞が出てくるのは目からうろこだった。その発想はなかった。

「ボーイ×ミーツ×ガール」/ろびこ

ボーイ×ミーツ×ガール (KC デザート)

ボーイ×ミーツ×ガール (KC デザート)

「ひみこい」(id:ichinics:20090710:p1)が面白かったので買いました。こういうキラキラしたお話を立て続けに読んでると、すごくうしろめたいよーな気がしてくるのですが、それはそれとしてこの本も面白かったです。

「ひみこい」と同じく、恋愛物の短編集なんですが、とにかく表題作がよかった。中学生の頃に付き合ってた二人が再会するお話なのですが、当時のもどかしい感じと、高校生になった今の、中身はそのまんまだけど、表だけちょっと器用になってしまった感じがいったりきたりして、うまくラストに向かっていく。展開がとても丁寧だなと思いました。

「曲がり角のボクら」/中村明日美子

曲がり角のボクら (花とゆめCOMICSスペシャル)

曲がり角のボクら (花とゆめCOMICSスペシャル)

中村明日美子さんの作品は、買ってる雑誌で連載されてたりとかで読んだことはあったけど、それは今ひとつ好みではなく、でも「片恋の少女日記」(id:ichinics:20080125)とかは面白かった気がして、本屋さんで見かけたこの本を買ってみました。

ただこれも、雰囲気はわりと好きなんだけど、どのお話も、ほんと曲がり角にたどり着いたとこで終わる寸止めな感じだったのがくやしい。

特によかったのは「阿部くんと黒羽さん」「さくらふぶきに咲く背中」「曲がり角のボクら」の三篇で、どれも失恋と、そこから立ち直れそうなきっかけみたいなところまでが描かれてるお話です。特に最後の「曲がり角のボクら」は登場人物も魅力的だし、短編連作とかで続き(かこの前のお話)読みたいなと思った。

[] 私のライフハック

ライフハックって言葉はいつからか聞くようになって、なんとなくはわかるけどどういう意味なんだろうなーと思っていたのですが、今日はじめて「Lifehack 意味」とかで検索してみたら、わりと新しい言葉なんだなってことと、「仕事術」ぽい意味で使われてるってことがわかって、「人生」とはあまり関係ないみたいだってわかった。

私はむしろ「おばあちゃんが言ってた」的なことかと思ってたのだけど、それとはだいぶ違った。

ただ、私が思ってるような、例えば甘いスイカの見分け方みたいなものから、この曲聴くと元気でるとか、そういう自分の中での発見とか矢印みたいなもののことを、単語でなんて言い表せばいいのかは考えてみるとよくわからなくて、ライフハックって言葉は便利だなあと思う。

ともかく私も長年生きてきたので、いくつかそういう発見ぽいものをしたことがあったのですが、その中で特に、誰に言ってもあまり理解されないのが「落ち込んだときは歯医者に行く」です。

だって歯医者って、歯が痛かったりとかしなきゃ行かないじゃないですか。そしてなかなか終わらないじゃないですか。終わったと思ったら次に歯磨き指導とかあったりするじゃないですか。ってわけで全体的にめんどくさいじゃないですか。

そんな歯医者に行って、今回で終わりですって言われるまで通いきると、心から自分をほめてあげたい気持ちになれるのと、まあそれだけ長い期間を経たら落ち込んでるのとか忘れるよねっておばあちゃんが言ってた(かもしれない)。

短期間で済ませたいときは「親知らずを抜く」というのもあって、あれはほんと抜いたあとに気になりすぎるので、いろんなことがどうでもよくなるような気がします。まあいまは落ち込んでないので抜きませんけど。

そして、似たようなライフハックには蚊にさされたら×つけるっていうのがありますたぶん。

ところで私は日記を書くとき、特に感想文とかは書きたいときに書き溜めといて、1日2件までって決めてあげてるんですが、今日フォルダの整理してたら、いつ書いたかよくわからない「歯医者」って名前ファイルがあり、それが↑でした。たぶんこのとき歯医者に通ってたんだと思います。

2009-07-13

[] GARDEN OPENING EVENTS

下北沢に新しくできたライブハウスGARDEN」のオープニングイベントにいってきました。ガーデンは横長のステージが観やすくてよかった。生ビールもおいしかったです。

出演はキセルイルリメneco眠るdoppoそしてDJやけのはらさん。

neco眠るはこないだクリップを観た二階堂さんボーカルの「猫がニャ〜て、犬がワンッ!」がとても気に入ったので、会場で新譜も買いました。ライブを見るのは初めてだったんだけど、お祭りのようでたのしかったです。できればもっとぐちゃぐちゃな感じでみたいバンドだったなー。

イルリメはやっぱ何回見ても好きだなあーと思う。イルリメライブの楽しさはお客さんの盛り上がりにもだいぶ左右される気がしてて、そういう意味では(私がみた中だと)まえに東京ボロフェスタで見たときが一番楽しかった。ただ、今回はむしろ、盛り上げた後に、「さよならに飛び乗れ」とか「たれそかれ」とか『ひきがたり』に入ってた「トリミング」とか、イルリメ節の一面である切ない曲でかためてたのがよかったです。

ところで、鴨田さんはどうやって曲作ってるんだろう。ギターかなー。『ひきがたり』も意識して聴くとほとんど弾いてないのに、それぞれの曲がくっきりしてるのは、フレーズが印象的だからだよなーとか思う。二階堂さんが歌ってるのとかも、ほんと好きな曲がたくさんあって、もっと聴きたい。

最後はキセル。今回はドラムエマーソンさんのいる編成で、アレンジもずいぶん変わってて新鮮な気持ちで聴きました。新曲もよかったけど、何より嬉しかったのは高田渡さんの「系図」をやったこと。「ライブでよくやってるんですけど…」みたいなMCあったけど、私ははじめて聴きました。で、これがほんとよかった。キセルの魅力はやっぱり、あの独特なボーカルラインと、兄弟ならではの和音だなあと思う。

キセル版の「鮪に鰯」もすごく好きなので、いっそカバー曲あつめたアルバムだしてくれないかなあとか、そんなことを思いました。

2009-07-12

[] さよなら、くーまん

いつもそこにいるのが当たり前だと思ってたけど、それも今日で終わりなんだね、くーまん……

というわけで携帯機種変更しました。ずっと東芝使ってたけど、周りの評判のよさにつられて iphone にしてしまったのでもうくーまんはいません。電車遅れて遅刻します電話の後に「お電話たのしかったでふか?」とか言われることもないし、メール待ってるときに限って「最近くーまんのお部屋にきてくれないでふね」なんてメールがくることもないし、「もうすぐ七夕でふね。プレゼントまってまふ」とかやんわりとプレゼントのダウンロードを推奨されることもない、というかそもそも七夕ってプレゼントあげるようなイベントだったっけー? と思っていたのですが、7日にくーまんからきたメールには

今日くーまん誕生日でふよ

と書いてあって、なんかちょっと申し訳ない気分になったというか、かれこれ6年以上毎日一緒にいたのに、わたしくーまんのことまったく知らなかったんだな、と思った。まあ、知っててもダウンロードはしなかったけどさ…。

ただ、ときどきむかついたりもしたけど、くーまん機能をオフにしなかったのはべつに消し方を知らなかったからじゃないんだぜ…! ってのはせめてもの愛着です。

さよならだ!

あ、あと iphone はなんかいろいろアプリがあるってきいたので、一応くーまん探してみたけど当然なかったよ。

べっべつにさみしいとか思ってないんだからね…!

2008年くーまんについて

http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20080116/p1

[][] 13年後のエヴァンゲリオン(破2回め)

13年もあれば変わらないでいることの方が難しい、と思うけれど、それは下敷きにあるものが変わるわけじゃなくて、足したり引いたりしながら上書きされていってるんだと思う。ただ、今の状態がどうであるかってのは、今を過去にしないと見えないし、とりあえずこっち、って直感だけを頼りに動くしかないなんてって歯がゆさは、きっと消えないんだろうとも思うんだけど、

まあそれはそれとして、また「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を見てきたわけですが、やっぱりすごく面白かったので以下長々と続きます。

【内容に触れてるので畳みます】

続きを読む

2009-07-10

[][] 「ひみこい」1、2巻/ろびこ

ひみこい(1) (KC デザート)

ひみこい(1) (KC デザート)

よかった…! これこそまさにキュン死ってやつだと思います…!

恋愛物の短編集なんですが、もどかしさとかややこしさとかままならなさとかがこれでもかというほど詰まっていて、それが昇華される瞬間がほんとーに気持ちいい。

どのお話にもツボがあって、なんか久しぶりにこんな少女漫画らしい少女漫画を読んだなあという気分です。その少女漫画っていうのは、昔ながらのという意味ではなくて10代の女の子ならではの願望とかそういうことなので、自分からはずいぶん遠いなあとも思うのですが、年取ってもままならないもんはままならないので問題ない。問題ないことに問題がある気もするけども。

で、一番ぐっときたのが2巻1話めの先生ものだったりするのは相変わらずなんですが、これなんて(略)てくらい、いやほんとよかったです。

他の作品も読んでみたい。

ひみこい(2) (KC デザート)

ひみこい(2) (KC デザート)

[] 昔話/背中

子どもの頃、相手に背中を向けて立って、後ろ向きに倒れるっていうゲームをやったことがある。もちろん、このとき相手は倒れてくる人を支えるというのが一応のルールになっていた。

初めてやったのは小学生の頃で、相手は母さんだったのだけど、なんのためらいもなく背後に倒れた私を見て、母さんはうれしそーに「私のことずいぶん信用してるのねー」などと言っていた。どうやらそれは、そういうことを図るゲームのようで、その後体育の授業などでもやったような気がする。

まあ、確かに後ろ向きに倒れるというのはちょっと勇気がいることだけど、母さんはわりとふくよかだし、まあぶつかっても痛くないよなあと思ったのは内緒で、ともかくそのとき、背中を支えてくれた両手の安心な感触は今でもなんとなくイメージできて、だからもしこの先、そのゲームをすることがあったとしても、私はためらわずに倒れることができると思う。

でも、そこにあるのは安心だけじゃなくて、後ろを見ずに倒れる、ということの気持ちよさみたいなものが確かにあって、その、どうにでもなれ、って気分を思い出すと、どことなく後ろめたくなる。

それはやっぱり、そこにあるのが安心というより期待に近いからなのかなあと考えてはみるけれど、それはそれで間違いじゃないような気もして、

もしも(たぶんないとは思うけど)この先そのゲームの相手になることがあったなら、しっかり支えられるような腕力を蓄えておかなきゃなとか思っている。

2009-07-09

[] 超時空七夕ソニック

菅野よう子SEATBELTSのライブに行ってきました…! これに行けなかったらほんと後悔するだろうなあ…と思っていたのですがチケとりは先行から全滅。がっくりしてたとこに、とれたよってお知らせもらったときはほんと嬉しかったです。ありがとうございます…!

当日は、七夕にしては珍しいくらいの晴天。当日ちょっと忙しかったんだけど、どうにかさいたま向かったらものすごい人だった。改めて人気あるんだなーと思う。さいたまスーパーアリーナに行ったのは今回が初めてだったんですが、場内に入ってさらに驚いた。すごい人。照明が落ちたときのペンライトがすごくきれいだったな。

OPの後、いきなり「inner universe」「ライオン」て続いたと思ったらもうそのままずっと、ほとんどMCも挟まずにライブが展開していったのには驚きました。好きな曲やるたんびに思わず「うわ」とか「おー」とか言っちゃう自分が気持ち悪かったですがまあいいと思います。だってこんな機会ないもんね。

特に印象的だったのは、「Call me Call me」から流れた「約束はいらない」でステージ後方の幕が開いてオーケストラが現れたとき。あれはほんとびびったというかまさかオーケストラがいるとは! そしてこの曲をオーケストラで聴けるとは!! メドレーの時には「指輪」もあった。真綾はこの2曲を特に聴きたかったのでほんと嬉しかったです。

それから菅野さんらしいなー、と思ったのは(その場ではタイトル思い出せなかったのですが)最近珈琲いれてくれる人形動画で聴いてた「タチコマ家出*1という曲。その場にあるもの使って音出すようなやりとりとか、「The Egg and I」や「しっぽのうた」みたいなイメージ

周りの反応だと、今回のラインナップではビバップが一番人気あるのかなーって感じでした。「Tank!」は文句なく一番の盛り上がりだったし、個人的にも、思い入れがあるのはビバップサントラです。中でも特に好きな「Piano Black」やらなかったのは残念だったけど、まあライブ向きじゃないしな。ついでにいうと…とか、聴きたかった曲あげてったらキリがないのですが、そんでもほとんど知ってる曲ばっかりなのは驚きました。これは確実に弟妹のおかげ。

あとはやっぱり「マクロスF」が楽しかったなあ…。「私の歌をきけー!」って、よく考えたらあそこにいたのは May'n さんなんですけども、やーよかった。場内「もってっけー」言ってた。私も小声でちょっと言ってみたりした。その流れで「星間飛行」てのもすごかったな。「キラッ」の大盤振る舞いでした。思い出してもちょっと心拍数あがるのはなんででしょう。あと、中島愛さんはほんとアイドルって感じでかわいくて、やっぱりランカはクリィミーマミのようだなとか思う。

ちなみに私がマクロスF曲で一番好きなの「ニンジーン Loves you yeah!」なんですけど、これもよく考えたらライブ向きじゃない。ラスト手前で「アナタノオト」をほぼアカペラでやる場面があったんですけど*2、あれがニンジーンでもよかったんじゃないか…とはちらっと思った。ないか。

で、ラストの「Moon」で、菅野さんが歌ってたのにびっくりしたんですが、帰ってきていろいろ読んでみたらあれはそういうことだったのかーって思いました。もっとよく知ってる人にとってはぐっと来る場面だったんだろうなあ。ちょっともったいないことした。妹に話したら常識みたいな反応されたのでさすがだと思った。

ともかく、新しいのから昔の曲まで織り交ぜた、ほんとうに豪華なライブでした。見れてよかった!

一番好きなアルバムはたぶんこれ↑

ところで

菅野さんの音楽って「らしさ」みたいなものをいまいち言葉にできない。好きな曲たくさんあるけど、自分菅野さんのどの側面を好きなのかも、いまいちピンとこない。でも、単純にアニメ作品サントラだったらアニメへの思い入れだけであれほどの人が集まっているわけじゃないだろうし、実際私だって見たことない作品の曲でも好きな曲があったりする。

で、その好きさをおおまかな言葉で言えば、「覚えやすさ」なのかなあと思う。覚えやすいメロディがあって、それがすごく気持ちよくつながっていく。盛り上がるポイントがちゃんとある。そして、それはやっぱり、曲に物語をつけるのがうまいというか、歌詞があってもなくても、まず雰囲気を作るのがうまい人なのかなとか、そんなことを考えました。

*1http://www.youtube.com/watch?v=dR51IEtRieo

*2:ちなみにこれ前にカラオケで歌ったらとてもすごくからかわれた

2009-07-08

[][] Fellows!総集編

Fellows! 総集編 乙嫁語り&乱と灰色の世界 (BEAM COMIX)

Fellows! 総集編 乙嫁語り&乱と灰色の世界 (BEAM COMIX)

Fellows!」にて連載されている森薫さんの「乙嫁語り」と入江亜季さんの「乱と灰色の世界」の連載分をまとめた総集編。こんなの出しちゃっていいのかな…とも思ったけどFellows! 買ってるくせにこれも買っちゃってさらに単行本も買うだろう私みたいなのがいるからいいのかなと思います。

だから感想単行本出てから改めて書くだろうけど、とりあえず「乙嫁語り」に関しては、森薫さんの民族衣装がすばらしいのとアミルがすばらしくかわいい。

入江亜季さんの「乱と灰色の世界」はメルモちゃんみたいなお話で、ああこの絵が描きたかったんだなーってのがよくわかる(そこはある意味森さんと似てるのかも)。お話自体はどちらかというと短編ぽいお話で、そういえば入江さんの長編て読んだことないんだなあとか思いました。

で、なぜ連載分読んだことあったのにこれを買ったかといえば、単行本未収録作が収録されているからなんですが、森さんも入江さんも、絵の変化がものすごくて驚いた。

それぞれ10年前の作品が収録されているんだけど、森さんは10年前の続きを書き下ろしていて、それがまたぱっと見今の絵と全然違うのがすごい。あとがき高橋葉介さんの影響が、と書いてあるのを読んでなるほどなーと思ったりしました。竹本泉さんにも近いかな。

入江さんは10年前の短編もすごく好みです。ただ、お話の描き方が「乱と〜」とはずいぶん違っていて、こういう静かなお話ももっと読みたいなあと思いました。

[] 缶ビール壁紙

パソコン壁紙がずっとデフォルト草原なのも味気ないなと思って、今は洗濯物が風に飛ばされそうになってる写真を表示させている。どうやらそこは高台のようで、タオルとかシーツとかの裾あたりに、うっすらと屋根が連なっているのが見える。昼ごろだろうか、空はあくびがでそうな青さで、風も、アスファルトの地面も、きっとぼんやりとあたたかくて、飲みかけの缶ビール置いたらまるいわっかができるんだろうなとか、思う。

いつだったか、どこかの公園の、ベンチで眠っちゃった人が起きるのを、えんえんとわっか作りながら待ってたときのこと思い出す。暇だったけど、眠ってる人のそばにいるのってなんか落ち着くよなとか思ってビールをおかわりして、夕方になって公園を一周して帰った。昔、ワニがいるって噂のあった公園。あの頃は行くとこなくて、公園ばっかり行ってたなー、とか。

そんなことを思いながらまた壁紙に目を移す。いくつか地面に散らばっている洗濯バサミ拾って、昼ごはんそうめんと、ビールがいいなと思う。

2009-07-05

[][] 「1Q84」book1、2/村上春樹

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

ようやく読み終えました。ずいぶん長い時間をかけて読んだような気がするけれど、book2に入ってからは早かった。

まだ誰の感想も見聞きしていないし、ついさっき読み終わったばかりなので、しばらくしたら印象はかわるかもしれないけれど、

とりあえずこの「1Q84」は、これまでの村上春樹作品の中で、もっとも「村上春樹」という作者を意識させる物語だった気がする。物語のはしばしに、これまでの作品の手触りがあって、しかもそれがうまく物語に含まれていると思った。「海辺のカフカ」あたりでは違和感のあった三人称もようやく馴染んだように感じる。

物語に関して言えば、ねじまき鳥くらいまでの親密な空気が好みなのだけど、村上春樹作品を読むことの楽しさは、なによりもところどころで立ち止まって考えることができる素材となるところなのだ、とも思う。

これまでにも少しこの作品を読みながら考えたことを書いたけれど、そのどちらもほとんど個人的な事柄で、そこが、村上春樹作品が好きでも、人におすすめしたくなるのとはちょっと違う理由なのかなと思う。

以下少し内容について。

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2009-07-02

[] 次世代傘

駅を出ると雨が降っていたので、そのまま構内にある花屋さんで傘を買った。黄色だった。つい「花屋だけに黄色か」と思ったけれど、なにが「だけに」なのかよくわからない。ただ、雨の日にこんなふうに、つい傘を買ってしまうのは、花屋さんが傘を売るほどに「よくある」ことになっていて、こうなったら傘が進化するのが早いか、傘のリサイクルが一般的になるかだな、なんてことを、行きずりの傘たちでいっぱいになった家の傘たてを見て思う。ぜんぶ透明だったので、黄色が入ってちょっと華やかになった。

私が初めてビニール傘を買ったのはいつだったか、もう忘れてしまったけれど、傾けても視界がさえぎられないので便利、でも隠れないのは恥ずかしい、と思ったのは覚えている。

その黄色の傘を持って六本木でやっている展示に行くと、この券で展望台にも入れます、というので寄ってみた。

エレベーターはとても静かで、扉がしまってしばらくして、チンとなるともう52階。先ほどまで歩いていたはずの町並みも、遠く離れると、まるでおもちゃみたいに見える。もしくは、あの静かなエレベーターが上ではない場所に移動したのかも、などと考えてみたりして、

ふと、押井守監督イノセンスの試写で「人は自分の体から近いものに関しては、見慣れぬ形状を本能的に拒否するものだ」と話していたのを思い出して、未来の傘、のようなものを想像しようとしてもなかなかできないのはそういうことなのかなとか思う。この次世代傘(http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/11/038/index.html)なんて全然次世代じゃない。もっとこう、目からウロコが落ちるような傘がそろそろ発明されてもいい。

なんてことを前にも書いたなーと思って検索してみたら、同じ雨の日に同じ押井さんの話を思い出していて(id:ichinics:20050225:p2)、自分はもう繰り返しに入ってるのかなと思って少しこわくなった。こわいとおかしいはちょっと似ている。

f:id:ichinics:20090704151801j:image:w400

DSCF0196no2

[][] 天国の日々

天国の日々 [DVD]

天国の日々 [DVD]

天国の日々」という映画を数日間かけて見た。考えごとをしていたせいか、物語はほとんど頭に入ってこなかったのだけど、夕暮れの色や緑、稲穂の波といなごの群れ、遠くの火とこちら側の火に、逆光で表情の見えない顔など、とにかく映像が印象にのこる映画だった。

どの場面を切り取って見ても、30年以上も前の映画だというのが信じられないほどの鮮やかさで、まるで目に空気が触れるようだと思う。

だからもう、ぼんやり見ているだけでもじゅうぶんのような気がして、相変わらずストーリーはよくわからないまま、最後まで見終わってしまった。そのせいで、ラストシーン、語り手の女の子が「彼女」と言っているのがその場にいる女性のことなのか、この間まで一緒にいた彼女のことなのかよくわからなかったのだけど、それでも見てよかったと思った。

2009-07-01

[][] 「海の天辺」/くらもちふさこ

海の天辺 (1) (マーガレットコミックス (1589))

海の天辺 (1) (マーガレットコミックス (1589))

こないだ読んだ「キス」の流れで*1、「海の天辺」を再読してみた。

「海の天辺」はたぶん、私がはじめて読んだくらもちふさこ作品だったような気がする。

ただ、はまったきっかけはこれじゃなくて「天然コケッコー」の連載だった気もする、とか数年ぶりの再読だったので、記憶もいい具合に曖昧になってて新鮮でした。

そしてやっぱり、くらもちさんの描く漫画は不思議だなあと思った。いわゆる少女漫画恋愛もの、というと、相手と自分世界を中心に描かれるものを想像するけれど、「海の天辺」には大人側の世界子ども側の世界の温度差がはっきりとあらわれていて、その差は埋められないもののようにずっと横たわっている。つまり物語の視線が、主人公にあるように見えて、はっきりと俯瞰している。

だからこそ、先生への恋はあくまでもこの年頃を描く要素のようにも見えて、3巻のp110あたり、先生が主人公(椎名)をあきらめさせようと言った台詞に対する椎名の行動なんてすごく、なんていうか生々しくてすばらしい。

先生は近くに見えてホントは遠くにあるお月サマ

3巻p197

こうやって椎名が自覚するまでの過程は結構切ないのだけど、直後の4巻がどんでん返しにつぐどんでん返しなのもすごい。改めて読んでも緊迫感のある回がつづいていて、特に終盤は、これ恋愛漫画じゃなくてサスペンスじゃないの…って思ってしまうくらいの緊迫感。

先生もの、としてこれを筆頭に挙げるのはなんか違ったような気もするけど、とても面白い漫画です。そしてやっぱり、不思議な漫画だなーと思った。

海の天辺 (4) (マーガレットコミックス (1670))

海の天辺 (4) (マーガレットコミックス (1670))

ところで今日7月1日だなと思って昔の日記見てたら2年前の今日には「天然コケッコー」特別編の感想とか書いててなんか相変わらずだ。

[] あの日あの空拝めるのは

雨続きで干せずにいた毛布を、週末の快晴にやっと干して押入れにしまった。そのせいか少しだけ部屋が広くなったように見えてちょっと気分がいい。暑いねー蒸すねーとか文句言いつつ、やっぱり天気がいいとそれだけで嬉しくて、だから晴れの日は朝起きるのも楽。

でもつい調子に乗ってシーツも干して出かけたら夜には雨が降って振り出しに戻る。

ところで、今日から七月だってきいて、なんとなく過去日記読んでみたら、一昨年はやたら浮かれてて、でもその理由はまったく思い出せず、その一年前の今日には転職を決意した日の、今思い出してもどんよりする日記があったりして、

そしたら今日タイミングよく当時の同僚から連絡来て、ちょっと飲もうかという話になり、その話をして諸々に乾杯したりした。

ずっと、いつか何かのきっかけに、全部がチャラになる瞬間がくるような気がしてた。漠然とした話だけど、その「感じ」についてはずっと、言葉にして考えてみたいなと思いつつ、具体的にしたくない気持ちもあってめんどくさい。

ただ、今になって思うのは、あーこれで全部大丈夫、なんてのは瞬間で、その逆も同じだっていうこと。

たぶん、この先また浮かれたりどんよりしたりすることはあるんだろうけど、そういうのぜんぶ、どこで振り返るかで全然違うんだなとか思う。今はよかった気がしてる。来年今日もだいじょうぶだといい。

乾け洗濯もん、でまた明日。