坂本真綾『gift』@2010/03/31 武道館


1夜かぎりの誕生日武道館ライブが行われるということで、妹と一緒に行ってきました。
これが、ほんとうに素敵なライブだったー! 帰り道も今日の朝も今も、ライブのこと思い出すだけで、なんだかどきどきする。

坂本真綾さんの曲はもう10年以上前に弟と妹経由で聴くようになって、思えば菅野よう子さんを知ったのも真綾と同時期だった気がする。単独ライブを見るのはこれが初めてなんだけど、どの曲も馴染み深くて(最近予習で聴きなおしていたのもあるけど)、それが目の前にあるってだけで、まず胸がいっぱいになった。
MCも衣装も、すごくかわいくてね…。遠目に見るとセットがバースデーケーキみたいな形してるのもすてきだった。
カメラも入ってたし、DVDになるかもしれないので(そしてきりがないので)あんまり細かいことは書かないけど、歌も演奏も演出も、ほんとうに素晴らしかった。そして、それは坂本真綾という人を中心に作られているからなんだろうなーってMCを聞きながら思ったりしました。自分のまわりしかわからないけど、お客さんの雰囲気がとてもよかったのも印象的。

はじめて作詞をしたという「I.D.」が演奏される前に、「聞く人それぞれが、曲に自分を重ねてるんだと思った」というMCがあった。確かに音楽や物語って、受け取る人それぞれに感じ方は違う。でも、その曲を特別に思うのは、その歌があって、その曲と歌詞があって、その演奏があるからなんだよなと、考えたりしました。
私も妹も、好きな曲が演奏されるたびに、笑ったり涙ぐんだりしてた。ハッピーバースデーの歌も歌えて嬉しかった。何より、このライブを見て、いままでよりももっと、真綾が好きになりました。ほんと、なんだろうなこの気持ち…!
特に良かったのは、「紅茶」「光あれ」「I.D.」菅野よう子さんとのメドレー、そして「ポケットを空にして」かな。あー「ヘミソフィア」や「プラチナ」も良かったなーって、ほんときりがない。

好きなものを好きだって言える
それだけでとても幸せな気分になれるんだ
だから堂々としていればいいのさ
心と同じ声になるように
「I.D.」

この部分がとても好きです。
ほんとうに、すてきなライブをありがとうー! という気持ち。またライブ行きます!

 4月


エイプリルフールっていうと、どうしても冗談めかして本音を言って、後に「あっあれはエイプリルフールじゃなかったんだからね!」みたいな展開しか思いつかない少女漫画頭ですが、もしも、あの、冗談めかした素敵な何かを言われる側になった場合、それが冗談めかした本音なのか単なるエイプリルフールなのか、すごく気になるし確認したいけど、聞くのはとてもこわい。ゆめからさめるのこわい。いつだったか、嘘しかつかないライオンと真実しか言わないライオン、どちらかに1回だけ質問してどっちがどっちかをあてろ、みたいなクイズを聞いたことがあるけど、そんなのわからなくてもいいんじゃない? 信じたい方を信じてもいいでしょ? ってそれを信じたいってことは、もしかして、あれ……?
みたいな少女漫画がどこかで読めるんじゃないかな、と思ってます。