イチニクス遊覧日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

0000 | 00 | 01 |
2001 | 01 | 02 | 08 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 11 | 12 |
  □これまでの日記一覧

2010-12-30

[] 2010年映画

今年見た中で特に好きだった映画ベスト5はこんな感じ。

  1. ローラーガールズ・ダイアリー
  2. インセプション
  3. トイストーリー3」
  4. (500)日のサマー
  5. 月に囚われた男」、「ヒックとドラゴン

今年はジョセフ・ゴードン・レヴィットがかっこいいって言い続けた年でした。個人的にはサマーときよりもインセプションの三つ揃いスーツ姿にときめきました。あのキスシーンもよかったなー。

トイストーリー」は3で初めて見て、あんまりにも面白くて、その後2,1と遡って見ました。「トイストーリー」という物語をこう着地させるっていうこと自体にぐっとくる。劇場に見に行ってよかったです。

ヒックとドラゴン」は、ドラゴンのかわいさと、飛んでるシーンの気持ちよさが格別でした。これはもっとヒットしてもよかったと思うなー。

インセプション」と「月に囚われた男」はどちらもSFとしてとても好みの題材でした。特に「インセプション」はまだまだ使い切ってないアイディアがある感じがしたので、なんらかの形で別の主人公のお話とか見てみたいなーと思った。

1位は「ローラーガールズ・ダイアリー」。この映画を見た頃はわりと、なんかいろいろへこんでた気がするんだけど、これ見てかなり元気が出たし、いまだに思い出して楽しい気持ちになる。あとミニスカートをはきたくなる映画でもありました。

今年劇場で見た映画は26本でした。見たいと思いつつ見逃した映画も多かったので、来年はもうちょっとぱっと映画館に行けるようになりたい。

 2010年携帯写真

f:id:ichinics:20100506215637j:image:w150 f:id:ichinics:20101230005205j:image:w150

2010年、引いたおみくじは凶でした。ってこれひいたのは夏なんだけど、でも振り返ってみても凶ではなかった気がします。ちなみに横の写真は同じときに行った植物園にあった植物で、アバター(見てない)みたいだなと思ったんでした。今年っぽい。

f:id:ichinics:20101230005214j:image:w150 f:id:ichinics:20101230005206j:image:w150

ディズニーランド潮干狩り

f:id:ichinics:20101230005219j:image:w150 f:id:ichinics:20101230005207j:image:w150

今年いちばん楽しみに見たアニメは「四畳半神話大系」でした。左はそれにでてくるもちぐまんのストラップなんだけど、落とした拍子にこんなことになってしまったりもした(接着済)。右は破のDVDについてたフィルムです。うん。

f:id:ichinics:20101230012612j:image:w150 f:id:ichinics:20101230005218j:image:w150

通りすがりのおばあさんにもらったみかんと、通りすがり飲み屋のお兄さんにもらったプラム

f:id:ichinics:20101230005213j:image:w150 f:id:ichinics:20101230005215j:image:w150

フォルダにあった

f:id:ichinics:20101230012611j:image:w150 f:id:ichinics:20101213225616j:image:w150

今年は日本酒のおいしいお店をいくつか教えてもらったこともあって、日本酒をよく飲んだ気がします。おいしい日本酒はおいしいですね。特ににごってるのが好きです。あと右は今楽しみに見てるダンス番組

f:id:ichinics:20101026224452j:image:w150 f:id:ichinics:20101230005210j:image:w150

もちろんビールもよく飲みました。

というわけで、振り返ってみると、今年も楽しいことたくさんあったなーと思います。おいしいものもたくさん食べた。

来年やりたいことはまた来年考えることにして、目の前の正月休みはのんびりしたいと思います。

よいお年をー!

2010-12-25

[][] 「バーレスク

監督スティーブン・アンティン

f:id:ichinics:20101226234608j:image:w300

しかったー!

見てる間中何度もガッツポーズしたくなる映画でした。

ストーリーはとてもシンプルなものなので、物足りなく思う人もいるかもしれないけど、こういう映画で「もっと踊りと歌がみたい!」と思うような人にはうってつけの作品だとも思う。

特に、主人公の才能と、あの場所がなぜ特別なのかって事について、(この物語の肝心な部分のはずなのに)ほとんど説明らしい説明をせずに、キャスティングの説得力でクリアしてしまっているのがすごい。

でも、シェールアギレラメイクをするシーン。あの場面だけで私は物語に満足してしまったし、ショーの場面はどれもとっても楽しかった。だから映画が終わるまでずーっと満面の笑みだっと思う。

クリスティーナ・アギレラのCDはムーランルージュ主題歌(「Lady Marmalade」)を買ったことがあるだけであんまりよく知らなかったのだけど、ピンチに陥ってとっさに彼女が歌いだすこの映画ハイライトシーンは、この歌声なしには成り立たないだろうなーと思う迫力があった。

それから私が大好きな番組「So You Think You Can Dance」に出てた子がダンサーとして出演してたのも嬉しかったな! また見たいです。

[] 2010年の漫画!

今年も漫画楽しかったです! まだ感想書ききれてないのもありますが、せっかくの年末なので振り返りまとめ。

まとめ

今年はヤマシタトモコさんと、中村明日美子さんの活躍が印象に残りました。特にヤマシタトモコさんがアフタヌーンで連載をはじめたというのはなんだかとても嬉しかったな。それからモーニング2掲載時に気になっていた「羣青」の1巻も強烈でした。続きがとても楽しみです。

新しく知った漫画家さんでは、「野ばら」の高田築さん、「薔薇だって書けるよ」の売野機子さん、「なかよし団の冒険西村ツチカさんが好みの作家さんでした。

それから、読み始めたのは去年ですが「潔く柔く」の完結は印象的でした。あんなに複雑なお話をよくまとめたなーと思うし、何度も通して読んだ漫画は久しぶりでした。面白かった!

個人的2010年ベスト

去年までは順位つけてなかったのですが、今年は「みんなのマンガアワード2010」(http://d.hatena.ne.jp/./osamu-teduka/20101215)にも応募したいので順位をつけてみます

ただ、続刊を楽しみに読んでるのはたくさんありすぎるので、新しいマンガ中心になってますおすすめしたい欲です。

応募は5位までですが、毎年10作品選んでるので以下続き。

というわけで、今年も楽しかったです。でも今年に出た作品で読みたいと思ってるのもまだたくさんある…!

2010-12-22

[][] ゼロ年代SF傑作選

マルドゥック・スクランブル104」が読みたくて買ったのですが、他にも読んだことのない作家さんの短編がいろいろ読めてよかった。

SFイメージって、自分SF意識して読んだ作品によってかなり変わるような気がするのだけど、この短編集に収録されているSFは、どちらかというと自分が読んでいないタイプのものも多く、面白かったです。

マルドゥック・スクランブル104」/冲方丁

最も面白く読んだのはやはり目当ての「マルドゥック・スクランブル104」でした。スクランブルもヴェロシティもそれぞれ3巻ある長編だけど、この短編はその世界観からぶれることなく、そのうえでこの1本だけで十分に面白く読めるものだったと思う。むしろあの長さに二の足を踏んでいる人はこれを先に読んでもいいんじゃないかなと思いました。

「俺の記憶力をテストしたいなら、あなたが八十歳になったとき今日のことを訊いてみてくれ」という台詞に続く言葉がとてもよかったです。ウフコックはいいこと言うな。

アンジークレーマーさよならを」/新城カズマ

元ネタになっているらしいボルヘスの「もうひとつの死」という作品は読んだことがないので、この作品を楽しみきれているかは自信がないのだけど、テーマひとつであるファッションとしての遺伝子書き換え」というエピソードは先日読んだ「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」に、いまのところ最もイメージが近いような気がする。これについてはまたこんど考えたい。

ところで、そういえば去年の今頃は「15×24」を読んでいたんでした。楽しかったな。

「地には豊穣」/長谷敏司

初めて読む作家さんですがとても面白かった。

人間の脳の情報データ化する技術が発達した世界お話で、個人を成り立たせているものは何か、というとても好みの問題がテーマとなっている。「あなたのための物語」という作品にもこの技術が登場するらしいので、それも読んで見たい。

[] 竹やぶ

実家ベランダからは小ぢんまりとした竹やぶが見えて、そこは私が子どもの頃の、主な遊び場のひとつだった。離れて眺めるとそれほど広くはないのだけど、足を踏み入れてしまえば、それが全部になるような場所だった。

今朝、その竹やぶに入る夢を見た。うす茶色の葉が降り積もった地面は柔らかで、踏むと小さな光が舞い上がる。それが面白くて夢中で足を踏み出しているうちに、気がつくとどこから入ってきたのかわからなくなってしまっていた。

目が覚めて寝ぼけたままの頭で、黄色い山吹のあるところが出口、ということを思い出し、記憶っていうのはかきまぜた拍子に思わぬものが浮かんでくるのだなと思う。山吹の脇を通った先にはNさんの家があり、そこには男の子ばかりの4人兄弟が住んでいて、よくファミコンをやらせてもらった。オバQが犬から逃げるゲームとかあった。ドンジャラも教えてくれた。彼らはみな中学生くらいになった頃から私の相手はしてくれなくなり、やがて疎遠になって今はどこでどうしているのかもわからない。

なんてことを考えているうちに二度寝しそうになったので、慌てて布団をはねのけて今日会社に行きました。

今年面白かったマンガ、とか書きたいこといろいろあるんだけど、買ってまだ読んでないマンガもたくさんあるので、もうちょっと後で。

今年はなんだかバタバタしていて、毎日があっという間です。

2010-12-12

[][] 「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」/坂井恵理

ビューティフルピープル・パーフェクトワールド (IKKI COMIX)

ビューティフルピープル・パーフェクトワールド (IKKI COMIX)

近未来、美容整形技術が格段に進歩し、それが当たり前となった社会舞台とした物語。美醜という題材の扱いにくさを、SFとしてうまく昇華しているとても感じの良い作品集でした。

顔かたちと個人という問題においては、「接続された女」*1ヘルタースケルター」「洗礼*2「悲劇排除システム2」*3など名作がたくさん描かれているけれど、この「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」は、登場人物を少しずつ重ねながら描かれる群像ものという点でも、テッド・チャン「顔の美醜について」*4という作品を思わせるところがありました。

もちろん、物語テーマは全く異なるもので、この作品の場合は、性別や体型すらも変えられるという設定で、個人を識別する境界線がとても曖昧世界として描かれているところが特徴なのではないかと思う。

そのため、個人のコンプレックスの克服というよりは、自己肯定感を獲得する過程としてそれが使われているように感じるお話が多かった。特に、アニメキャラになってしまった兄と、その弟のお話面白かった。「兄」が女になったことで変化する母親の態度もいい。気持ちが女性じゃない相手だからああなるんだろうな。

そして、美容整形自体が持つ力は、あまり大きくはない、というところがすべてのお話に共通した空気のようにも思いました。

残念なのは、これが1冊の短編集として完結してしまっていることです。

この世界舞台に、まだまだ描ける物語があると思ったし、それこそ、美醜についてだけでない、顔かたちでは認識しきれない「個人」とは何かという部分に届くような気がした。作者はあえてそこに触れていないような気もしたけれど、できればそれが読みたいと思ってしまいました。

[] When the dog bites, when the bee stings

友だちに誘われて、壁のぼりに行った。

行ってみて初めて知ったのだけど、これは石に書いてある番号が難易度になっていて、レベル10なら10と書いてある石だけを使ってゴールの10まで行くのがルールスポーツだった。

運動が苦手な私でも登りきることができる課題はいくつかあって、あそこに手が届いたらクリア、っていうわかりやすい達成感はなかなか楽しかった。体の向きや足の方向によって、動ける範囲が変わってくるのも面白い。夢中でやっているうちに、最後は指先に力が入らなくなってしまったけれど、そのまま落ちても下にマットがあるので全然痛くなかった。

何度も落ちた後、飲みに行ったらビールを持つ手にも力が入らなくて笑った。

f:id:ichinics:20101213225440j:image:w200

ただ、失敗したり上手く登れなかったりするのはやっぱり少し恥ずかしく、その恥ずかしさはなんだろうなとも思った。

誰も自分の事なんて気にしてないだろうとも思うのだけど、過去の失敗や、照れ隠しが隠れてなかったときのこととか、思い出して転がりたくなることはいまもある。

でもそういう私の恥ずかしさを、知ってる人と一緒にいるのは落ち着く。

週末はまぶしくて目が覚めた。あたたかくて一瞬、春だか冬だかわからない感じ。テーブルの上にあるチョコレートのことを考えながら、寝返りを打ってしばらく夢の続きを思い出す。

テレビをつけると、海外ドラマで幼い女の子が「私のお気に入り」を歌っていて、はじめてあの曲の歌詞意識しつつ、これはすごくいい曲なんだなと思った。

f:id:ichinics:20101213225909j:image:w200

夜は忘年会かもしれない飲み会。みんなでおいしいものを食べて、適当なことをあれこれしゃべった気がする。

帰り道、すこしさみしくなったので、「よいお年を」はまだ言わなかった。

2010-12-05

[][] シングルマン

監督トム・フォード

冒頭の、スーツの右肩に薄く張り付いた雪の様子を見て、なんとなくこの映画が好きだなと思った。

特に衣装にまつわる演出については、ファッションデザイナーである監督ならではなのかな、と感じるカットも多いのだけど、きっと監督が誰かを知らなくても、必要なものが「あるように」画面の整った作だと感じたと思う。

60年代に発表された同名小説原作ということで、人々のファッション60年代のものなのだけど、ファッションだけでなく顔つきまで、写真映像しか知らない、その時代のものに見えるのがすごい。特に教え子の男の子の、あの笑い方とか、白いセーターの襟ぐりの感じとか、「60年代風」の映像ではなく、空気ごとそこにあるような気がした。

f:id:ichinics:20101206224926j:image:w300

主人公はゲイ男性で、物語は彼が、亡くなってしまった恋人の夢を見るところからはじまります。主人公ははずっと、もやのような悲しみに包まれていて、時折、波が覆いかぶさるように、日差しに目がくらむように、恋人の思い出がやってくる。それはまさに、「何を見ても何かを思い出す」という状態で、その主人公の様子を見て私が涙ぐんでしまうのもまた、彼の仕草に何かを思い出すからなのだろうと思った。

主人公の、言葉にすることと、その身にまとう悲しみとの乖離、視線に現れる絶望、期待、怒りなど、言外の演技がすばらしく、整った画面を、切実なものとして裏付けていたように思います

特に気に入ったのは、主人公が「変身」を、彼が「ティファニーで朝食を」を読んでいる場面。彼の、あの少しあごをあげて喋る感じはとても魅力的で、主人公もまたそのように、彼を見たのかもしれないなと思う。

[][] なかよし団の冒険西村ツチカ

西村ツチカ作品集なかよし団の冒険 (リュウコミックス)

西村ツチカ作品集なかよし団の冒険 (リュウコミックス)

本屋さんで見かけて気になって買いました。

とても面白かった。何よりまず絵柄が気持ちよくて、コマとコマの間に、すっとした動きがあるような感じがする。

この短編集ではまだちょっとおちのわかりにくいお話もあったと思うのだけど、ほんのちょっと、視線の外れたところにお話落ち着けるやり方は独特で、この人のマンガをもっと読みたいなあと思いました。

冒頭の『おんがえしの夜』などは、市川春子さんと同じく、高野文子さんの系統っていう受け入れられ方をするんじゃないかな、と思う作品で個人的にも気に入りました。それから、『窓』の、「これは詩的表現なのだが」と断って描かれる風景もよかったな。

Connection: close