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  □これまでの日記一覧

2012-08-23

[][] 「ブルックリン・フォリーズ」/ポール・オースター

ひとりで余生を過ごそうとブルックリンに越してきた主人公、ネイサンと彼が偶然に再会した甥のトム、そして彼らを取り巻く人々の物語

登場人物の過去現在の“愚行”を散りばめながら、ネイサンの目を通した日々が細かに語られていく様子は、インターネットで誰かの日記を読んでぐっときたりすることに似てる気がした。誰かとすごす時間、ひとりでいる時間、街の中には同時に様々な時間があって、それはその瞬間だけでなくこの物語のように紆余曲折あってたどり着いた今なのだということを思う。そして私の今も。

イサンがたどり着いたインスピレーションを結ぶ一言

本の力をあなどってはならない。

この言葉に涙ぐみながら捲った、次のページには思わず息をのんでしまった。

ブルックリン・フォリーズ

ブルックリン・フォリーズ

多分この物語を読んで感じたことは、アメリカラジオ番組の企画に応募された、普通の人々の実話を集めたという「ナショナルストーリープロジェクト」に原型があるのではないかなと思ったので(確か途中まで読んで積んだままになってる)近々読みたいなと思います。

[] 日記の日記

アンテナを見ていたら、また読みたいと思ってる人の日記が、再開して1日で終わっている事を知って残念に思った。その理由のひとつは、広告が出るようになっていたことのようなのだけど、それじゃあ自分広告についてどう思うか、というと、やっぱり無い方がいいし、せめてもう少しサイズの工夫などあってもいいんじゃないのかなとは思うんだけど、まあそのくらいで、今のところはできれば同じところでつづける方を選びたいなと思っている。

なんで日記を書くのかと聞かれた時には「備忘録だけど人に見られるところに置くことによって緊張感が云々」などと答えてきたけど、そんなのはもう往生際が悪いかなという気もしていて、つまり同じところで続けたいと思うのも、やっぱり折角書いたら人に見て欲しいという気持ちがあるからだ。でもそれを意識して書こうとしたら、自分場合はあっという間に続かなくなるだろうし、読まれたいと書きたいのちょうどいいバランスを保つのって案外難しいことなのかもしれないなということを今更考えたりしてる。

他にも、いつでも読めるつもりでいたけど、いつまでもあるわけじゃないんだなということに気づくこともあって、なんかすごい当たり前のような話だけど、

読みたいと思っているので、あの日記その日記も、また、まだ、続きますようにと思った。

2012-08-21

[][] 「苦役列車」の彼ら

監督山下敦弘

遅くなってしまったけど見に行ってきました。

しんどかったけど、見てよかった映画。以下ネタばれですが登場人物について思ったことを書きます。原作は未読。

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貫多(森山未來

楽しそうな人には冷や水をかけるくせに、自分が見下されたと感じると相手を激しく糾弾する主人公北町貫多キャラクター描写はすばらしいものだったと思うけれど、何か言えば言葉の鋭さでねじ伏せられるという状況には個人的に嫌な思い出があり、私は上映中ほとんどずっと歯を食いしばっていたような気がする。

ほんとうに、出口がないという状況はやっぱりあって、その中にいれば喉から手が出る程欲しいと感じるものに毒づいてみせたくなるのも、わかるような気はするのだけど、自らを振り返る視線が彼にはあまり見えないような気がして、それをしたら折れてしまうと考えているのかもしれないけれど、私は貫多のためらいのなさがやっぱりこわいと思った。

彼の切実さは画面の外にまで染出てくるようだったし、この映画を見てよかったとも思ったのだけど、「お前ら高見の見物か、いいご身分だな」と言われているような気持ちにもなった。そしてそれは今のところ正しい。

正二(高良健吾

対する正二は九州からでてきた専門学校生で、親から仕送りで月6万円(だったかな)の部屋に住んでいる。そんな彼がなぜ肉体労働バイトを選んだのかはよくわからないのだけど(学校に通ってる様子もあまり見られない)、ともかく彼はとても人懐っこい「いいやつ」だ。

ただ、屈託なく貫多の生活について「なんかかっこいいね」などと言ったりすることにはお腹の底がもやもやした。多分正二は自分と異なる世界いるからこそ貫多に興味をひかれたんじゃないのかな。そして貫多がそこを追求しなかったのはなぜなのかと考えると、やはり友だちが欲しかったからだと思うし、そう考えると切ない。貫多にとっての正二はかけがえのないものだと思うけれど、たぶん正二にとっての貫多は、そうではないのかもしれないというところが。

正二は優しいし、かっこいい。でも、もっと怒るべき場面で怒らないことには、さみしい気持ちになった。

康子(前田敦子

そんな風に、この映画を見ている間はじりじりとしていたのだけど、シネマハスラー感想宇多丸さんが話しているのと同じく、私もこの映画における「康子」の登場シーンのすがすがしさは特筆すべきものだったと思っています。

演技がうまいっていうのとは違うんだけど、みずみずしくて、危うくて、「むき出し」の感じがする。現役アイドルにこれをやらせるのか、ってシーンもあるんだけど、康子ならやるかもなって思わせる、独特の佇まいがありました。

映画オリジナルキャラクターとのことでしたが、この「むき出し」の建前などない感じが、貫多と対峙させるにはぴったりだったと思います。

そしてラストシーンですが、私はとてもいいなと思いました。あそこから飛び出す様子を、興ざめさせることなく描くのはすごく難しい事だったと思う。

自分感想はだいぶ偏ってる気がするけど、もっといろんな人の感想を聞いてみたい映画だっただけに、早く終わってしまったのが残念。まだこれからやるとこあるといいけどな。

2012-08-20

[] 川越に行ってみた日記

大学時代西武線に乗って通学していたので「川越」という地名はよく目にしていたのだけど、そういえば行ったことがないなーと(先日秩父へ行ったときに)思って行ってきました。

まずは西武新宿駅からレッドアロー号で本川越駅へ。

賑やかな駅前を抜けて中央通りにはいると、急にひっそりとした住宅街が続いて、駅前との落差にちょっと驚く。しばらく歩いていくと、右側に熊野神社がありました。ここはおみくじが扇の形をしていたり、輪投げがあったり(金運、恋愛運とか書いてある所を狙う)面白かった。輪投げは一本も入らず。

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さらにもうちょっと行くと、またあたりが賑やかになり、蔵造りの街並みという、川越観光名所に出ました。古い住宅はほとんど資料館やみやげもの屋として現在も使用されているようで、裏の住宅街と渾然一体となっている感じ。もう少し行ったところにあった、お菓子屋さんの並ぶ菓子横町というところでは、川越名物の芋菓子やかわいい絵柄の入った飴などがたくさん売られていました。

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この建物ちょっと千と千尋の神隠しっぽくて気になった(美容院でした)。

他にも、中央通り沿いには大正7年に第八十五銀行本店として建てられたというりそな銀行建物があったり、その裏手には昭和二年に武州銀行川越支店として建てられたという川越商工会議所があったり、見所満載でした。

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写真は古いうなぎ屋さんと商工会議所。この通りはお盆のせいか人気が無かった…。あとなんか不思議な犬がどうこうという謎のお店もありました。

暑さでバテそうになった頃、中央通り沿いのコエドビールの生が飲めるお店で休憩。そこは他にもおいしそうなものがたくさんあってとてもよかった。ビールもたいへん美味しかったです。瓶のコエドビールは近所でも買えるので買わなかったけど生は格別だったなー。

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右の塔は川越名所の「時の鐘」。

歩いてると、ほんとあちこちに神社やお寺があるのだけど、お盆ということもあって見学はできないところもありました。ぶらぶら歩いて、喜多院へ。ここは静かで緑が深くて、近所にあったらちょくちょく散歩に行きたいところだった。

川越駅についてから丸広百貨店の屋上へ。たしか新宿京王屋上にもこんな感じの遊園地があったけど(今もあるのかな)、ここの目玉は小さな観覧車

夕暮れ時の川越のまちが一望にできてとてもよかった。

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駅前で休憩してから、再びレッドアロー号で帰路へ。

実際行ってみると、文字でしか知らなかった街に背景がつくようで楽しい。また休みにはどこか行ったことのないところにいきたいな。

2012-08-19

[][] 「桐島、部活やめるってよ」(ネタばれあり)

監督吉田大八

とても良かったです。ただ、これから見に行く方には、できれば前情報公式サイト予告編も見ないで見に行くことをおすすめしたいです。

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桐島、部活やめるってよ」は、「桐島」という、ある高校のヒーロー的な学生部活を辞めたという噂が広まっていく数日間の校内の様子を、複数の視点から描いた物語

学校というのは格差社会である、という仮説がテーマでもあり、それでいて、どの立場にも偏らずに描かれているのがとてもいいなと思いました。原作は未読なのですが、こうやって描写はほぼ校内に限りモノローグもない中で、各視点内面想像させてラストに繋げていくという展開は、映像からこそ出来ることだと思う。

いつもはなるべくネタばれしない感想を書こうと思ってるのだけど、今回はちょっと気になることが多いので、ネタばれ感想を書こうと思います

【以下ネタばれのため畳みます

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2012-08-16

[][] サニー 永遠の仲間たち

見に行くのがだいぶ遅くなってしまったけど、すごくよかったです。見に行ってほんとによかった。

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偶然再会した余命2か月の友人の願いを叶えるために、主人公がかつての友人たちを集めようとする過程を、過去映像現在の様子を行き来しながら描いた物語

彼女たちがなぜ親友になり、なぜ離れ離れになったのかということも、過去映像の中で見えてくるのだけど、その描き方も無駄がなくてとてもよかった。

過去のシーンの雰囲気は、70年代少女漫画に近いドタバタコメディタッチで、それは作品中にもでてくる韓国でいまヒットしているドラマたちの元ネタルーツは近いところにあるんじゃないかと思う。

からここで描かれる「友情」はファンタジーともいえる「理想」ではあるのだけど、現在パートで描かれる面倒な諸々との対比としてはとても良いバランスだと感じました。

そして何よりキャラクターと配役が素晴らしかった。知ってる俳優さんはひとりもいなかったのですが、それぞれがキャラクターにぴったりで、過去現在を行き来してもまったく混乱することがなかった。

主人公、ナミは田舎から転校生彼女を仲間に引き入れてくれるチュナは、正義感あふれるボーイッシュ女の子容姿コンプレックスを持ちつつも、明るくひょうきんなムードメーカー、チャンミ。口が達者なジニ、武器を持つと凶暴になる文学少女クムオク、ミスコリアを夢見るポッキ、そしてクール美少女スジ。7人のバランスが絶妙で、いくつかの乱闘シーンのめちゃくちゃな楽しさもたまらなかった。

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私にとって特にぐっときたのは、リーダーであるチュナと、美少女スジの佇まいでした。

チュナはたぶん、途中でスジに指摘された通りの感情を抱いていたんじゃないかなと思うのだけど、それをことさらクローズアップするでもなく、彼女正義感あふれる眼差し乱闘シーンの潔さ、豪快な笑顔を存分に描いていてくれたのがよかった。「青い花」の杉本先輩と「放浪息子」のちーちゃんを足して割ったようなイメージかな。

美少女スジは「放浪息子」の千葉さんのようなキャラクターで、ほんとどのシーンでも美しく、ちょっと意地悪で、でもほんとは寂しがりな女の子

そして彼女たちの中に入っていくナミのキャラクターもね、素直でどんくさいんだけどそれがすごくかわいくて、まさに少女漫画の主役キャラ。こんな子たち漫画にしかいないよ! って思ったりもするんだけど、でも現実はそれぞれに厳しくて、ってことを思い知らされた後の、あのビデオレターですよ。それ以降はずっと嗚咽をこらえながら見ていました。

クライマックスで使われる「サニー」を披露することになるまでの準備期間とか、もうちょっと見たかった部分もいろいろあるんだけど、それはもう彼女たちを見れないことの寂しさでもあるんだと思う。

そういえば自分も、中学生の頃に5人で仲良かったときがあった。サニーみたいにきらびやかではなかったけど、すごく仲がよくて、でも高校生になって次第に疎遠になってしまった。

サニーと違って、あの頃のメンバーが再会することはないと思うのだけど、久しぶりに思い返して切ない気持ちになったりもしました。

「今」というのは現在だけじゃなくて、そんなふうに過去自分たちと一緒に過ごしている場所なんだなと思います。

ほんと見に行ってよかった。また時間をおいて、見直してみたいです。

2012-08-11

[][] メリダとおそろしの森

twitterでみかける感想を読んで気になって見にいきました。とてもいい作品でした。

それと同時に、ピクサーがこれを作るということを、少し意外に感じたりもしました。というのは、「メリダとおそろしの森」は、これまでのピクサー作品の「子どもを向いて作られているけれど、大人が見ても楽しい」という傾向からはずれ、むしろ大人を向いて作られている作品だと感じたからです。特に思春期以降の女性向けかな、と思います。

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ある王国お姫様であるメリダは、幼い頃からおてんばで、自然の中を駆け回るのが大好き。しかしある日、お見合いをして結婚をしろと母親に迫られ、メリダは抵抗を試みる。

メリダとおそろしの森」は、主にメリダという娘とその母親物語で、その関係の描かれ方に対して共感したり、違和感を感じる人はいるとは思うのだけど、個人的にはしっくりくる描かれ方でした。母親を拒絶して、受け入れるまでのしんどい感じを描きつつ、でも母親も、父親も「悪」として描かず主人公を「善」ともしないさじ加減がちょうどいい。

「母と娘の物語」って(ぱっと思いついたの「ステラ」くらいなのですが)、実写だと少し重くなってしまいがちな気がするんです。でもメリダアニメーションからこそできる表現で変化を描いていた気がする。そして、物語中におこるある出来事によって「言葉」なしに2人の関係の変化を描くのも、良かった。

時間ちょっと短かかった気がするのは残念。魚とりの場面にはじまる和解はもう少しじっくり見たかった。

反面、ばんえい競馬の馬みたいに大きくて重そうな馬でかけまわるメリダのおてんばっぷりや、髪の毛のぼさぼさ具合を丁寧に描いてたのはすごくよくて、その辺が子ども向け/大人向けの境界線なのかもなって気がします。

実際この映画を見た子どもがどう感じたか、きいてみたい。あと男性感想も気になります。

それから、今回は吹き替え版で見たのですが、大島優子さんのメリダはとてもよかったと思いました。正直TVCMで見たときは、大島さんの声にしか聞こえないなーと思ってたんだけど、本編では顔が思い浮かぶようなこともなく、少しハスキーな声は活発なメリダによくあってたと思う。

TVCMで流れてる予告は正直いまひとつ面白そうじゃ無かったし、この内容を全然想像しなかったので、あのCMなのもったいないなーとおもいました。

2012-08-08

[][] ポテトチップス界のメインキャラクター

めしばな刑事タチバナ」の新刊に掲載されている「ポテトチップス紛争」回が面白かったです!

めしばな刑事タチバナ 6 [ポテトチップス紛争] (トクマコミックス)

めしばな刑事タチバナ 6 [ポテトチップス紛争] (トクマコミックス)

コイケヤの焦げについての言及とか、銘柄派かフレーバー派かとか、カラムーチョVSエスニカン対決が時をこえて今はカラムーチョVSヒーハー!になっているとかいろいろ、そうそう!っていいたくなるところがあって楽しい。私もそこに混ざって話がしたくなりました。

でも、女子部だからってタチバナが「フラ印」を出してくるのは安易じゃないのかな〜と思います。もちろんフラ印はポテトチップス史に欠かせないものではあるんですが、取り上げ方が「女子から」以上のものになってなかったし、やっぱり日本ポテトチップス界はメーカー同士の切磋琢磨によって築きあげられてきたものだと思うんですよね…。

というわけで以下私の偏見によるポテトチップス界のメインキャラクター紹介です!

カルビー

ポテトチップス界の王。ラインナップは手堅く面白味に欠ける印象もあるが、時折、クリスマスシーズンなどに飛び道具的なフレーバー*1を発売して若干滑るという愛嬌も持ち合わせている。王者であることに甘んじず、地域限定商品や季節限定商品を充実させるなど、常に畑を耕す事を忘れない働き者。

コイケヤ

ポテトチップス量産に日本ではじめて成功したポテトチップス界の開拓者。ポテトチップス界では2番手イメージが強いものの、その勢力はカルビーに勝るとも劣らず、ポリンキースコーンなど、ポテトチップス以外のスナック菓子でも安定した人気を博している。デビュー作でもある「のり塩」の切れ味は他の追随を許さないクオリティを保ち、さらにカラムーチョブランドという精鋭部隊も所持している。自分武器をよく心得ている武将タイプ。

マヨ

ポテトチップス界の冒険者。発売当初は飛び道具的な印象が強かった「わさビーフ」でじわじわと威力を拡大し、90年代にはコイケヤカルビーに長らく独占されていたポテトチップス界に独自フレーバーという「個性」によって足場を築いた。「食べるラー油」「塩麹」などの流行ものを取り入れるスピードも早い。

明治

ポテトチップス界の一匹狼。明治スナック菓子といえばカールというイメージが強い中、コンビニ棚の一角に「旬じゃが」シリーズなどのスティックタイプのポテトチップスを切れ目なく送り出し続けている。ギザギザポテトを三分割したような食べやすいサイズ明治独自のもので、「薫るバターしょうゆ味」「のりバター味」などこってりしたフレーバー比較的味が濃いのも特徴。シリーズ名はなぜかシーズン毎にかわり、現行シリーズは「北海道ポテト」(と思ったらまた旬じゃがになってました)。

ハウス食品

ハウス食品スナック菓子といえばとんがりコーンという印象が強いが、1990年代オーザックという秘密兵器とともにポテトチップス界に参入。パブリング製法という独自の製法で作られているため、ポテトチップス原理主義者からはしばしばポテトチップスであるか否かという議論が起こることもある。発売後すぐに一定信者を獲得し、コアながら安定した人気を博しているポテトチップス界の司祭

ヤマザキナビスコ

アメリカ菓子メーカーナビスコ山崎製パンの合弁契約現在山崎製パンの子会社)によって設立されたヤマザキナビスコは、同時にポテトチップス界と成型ポテトチップス界をつなぐ架け橋としての役割も持つポテトチップス界の外交官看板商品は1976年に発売された成型ポテトチップス花形チップスター」だが、「ポテトチップスシリーズや駅のキオスクなどで売られる「そのまんまポテト」など細切りポテトシリーズも充実している。惜しいのはチップスターの影にかくれるポテトチップスシリーズ個性のなさだろうか。

以上すべて私の偏見に基づくものなのでいろいろすみません。ともかくこのようにさまざまなキャラクターコンビニポテトチップス棚でせめぎ合っているというのが楽しいですよね。

あと、タチバナの言うとおりヘルシー指向ブームはつまらないなと思うんですが、

あれはイモと油と粉がおりなす食欲喚起総合芸術なんだ

というセリフはちょっと足りない気がする…! やっぱりフレーバーにあったカット法、厚みの選択も重要な項目だと思うんです。芋を感じたいときは厚切りとか、バリバリしたスナック感なら薄切りとか、意識せずそういったプロデュースに踊らされてるはずなんですよ。

あとはコンビニプライベートブランドなんかにも触れて欲しかったな〜と思うので、続編を楽しみにしています。

ポテトチップスっていいものですよね…!

*1クリスマス島の塩味、塩キャラメル味、シュガーバターなどなど