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  □これまでの日記一覧

2014-01-18

[][] マキヒロチさんの新刊4冊

1月に人気シリーズ「いつかティファニーで朝食を」を含む5冊を同時刊行!ということでほくほくしながら買ってきました。1冊だけ書店で見つけられなかったので4冊分の感想です。

「サヨナラフラグ」

つの短編が収録された短編集。タイトル通りの「別れ」をテーマにしたお話も多いのですが、「いつかティファニーで朝食を」もそうであったように、恋愛顛末よりも、女性同士のやりとりが印象に残るお話が多くて、そこが好きでした。

特に印象的だったのは、男3人のビストロ飲みと女3人の居酒屋飲みの様子が交互に描かれる「えだまめパテ」とTwitter依存気味の歌手志望の女の子主人公に描いた「だまってスミちゃん」。2作品とも、Twitterなどの使い方がとても自然です。

「えだまめパテ」は男女両方の同性だけでのやりとりだからこそのぶっちゃけ具合がテンポいい。「だまってスミちゃん」は流されやすい主人公を、でもぎりぎり露悪的にならないように描いていて、話題になった「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」の別解釈のようなお話だなと思いました。

女友達同士のやりとりが面白い漫画って好きなんだけど、マキヒロチさんの描く友達との会話はベタベタしてなくて、突き放すような言葉もあるんだけど、最終的に優しい感じがするところが好きです。

「旅する缶コーヒー+」

以前出ていた同タイトル新装+未収録作品収録版。

缶コーヒーテーマにした短編集、ということで、朝食をテーマ連作短編を描く「いつか〜」の下地はここにあったのかなと思いました。缶コーヒーの登場のさせ方もバラエティに富んでて楽しかった。

「まだ間に合う30代から貯金改革

これは同時刊行じゃなかったら見逃してしまう種類の作品でしたが、原作つきでもないということで買ってみました。エッセイ漫画ですが、作者の友人も多数登場して、ああ「いつかティファニーで〜」とかの元ネタがこういう友人とのやりとりから生まれてるのかな?って思ったりできるのが楽しかったです。あと貯金がんばろうと思いました。

「いつかティファニーで朝食を」4巻

そして楽しみにしている「いつか〜」の新刊。「朝食」がテーマですごくおいしそう、という楽しみはきちんとありつつ、登場人物たちの生活を読むのも楽しいというとても贅沢な作品だと思います。

新刊はいつもの4人それぞれに少しずつ変化が訪れる巻でした。中でも、新しく中心メンバーになるのかな?っていう予感があるきみちゃんの話がすごかった。いろんな種類の「おー」が口から漏れた。特にあのモザイク通りの場面は夢に見そうです。きみちゃんかっこいい。

いつかティファニーで朝食を  4 (BUNCH COMICS)

いつかティファニーで朝食を 4 (BUNCH COMICS)

2014-01-14

[][] もらとりあむタマ子

監督山下敦弘

年末に見ました。

苦役列車」に続く、前田敦子さんと山下敦弘監督のタッグ作。

苦役列車」での独特の佇まいも印象的でしたが、この「もらとりあむタマ子」は、アイドル前田敦子から女優前田敦子への過程に欠かせない作品になったのではないかなと思います

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主人公タマ子は、就職浪人をして父親のいる実家へ帰ってもらとりあむ生活を送っていますわがままだし、だらしないし、人見知りだし、でもなんか憎めない。映画はそんな彼女四季を描いたものになっていて、途中、タマ子の父親に対する図々しさにちょっと苦笑してしまったりもするのですが、地元で偶然出くわしたかつての同級生との距離感とか、所々共感できるところもあり、とても楽しかった。特に弟的な立場中学生とのやりとりはすごく面白くって(「透明感」さいこうだった)、映画館も笑い声に包まれていました。こういう会話劇での山下監督はほんとテンポづくりがうまいなあって思う。

さらによかったのが食事の場面です。何が好きといってもわたしは人がおいしそうにご飯を食べている様子をみるのが好きで、その中でも特に前田敦子さんの食べっぷりを見るのはとても好きなんです。

はい前田さんの食べっぷりはかわいく食べる、というアイドルらしいそれとはちょっとちがいます結構思いっきり頬張りますさらにファンの間では、彼女はすごくよく食べることで知られていて、今はもうなくなってしまったのですがAKB時代にやっていたブログには時折彼女実家での朝食写真がアップされ、その量が話題になっていたりもしました。(参考→http://akb48taimuzu.livedoor.biz/archives/2943520.html

この「もらとりあむタマ子」にも、彼女の食べているシーンがたくさんでてくるんですが、そのどれも、ほんとによく食べる人の食べ方でねえ。お行儀はよくないんだけど、もりもり食べている様子が、もしかしてしかすると別の世界線での前田さんはこんな感じだったのかもなあとか思ってしま自然な魅力がありました。

前田敦子さんというと、アイドルグループセンターで、という華やかなイメージがあると思うのですが、グループの中でもどこか浮いているというか、つかみ所のない魅力のある人でもあったと思います。なんにでもなるし、でも彼女以外ではない、という、周囲との距離感は、あの少し震えているような声とあいまって、長く忘れられない余韻として残るような気がしています

2014-01-12

[][] ゼロ・グラビティ

監督アルフォンソ・キュアロン

初めてのIMAX3Dで見た映画です。映画見るときは眼鏡かけるので眼鏡on眼鏡になる3D映画敬遠しがちだったのですが、これは友人やタマフル映画評を参考にIMAX3Dでみて本当によかったなーと思いました。

宇宙空間でのサバイバルを描いたお話ですが、冒頭数分でその場所にいきなり飛ばされたような感覚になって、すごく落ち着かなかったし、無重力空間ならではの、動きのままならなさにすごくもどかしい気持ちにもなった。いきなりスケールダウンしますが、効かないリモコン一生懸命操作しようとしてるみたいなもどかしさがあって、あんなところにいたらいらいらしてしまいそうです。見たあとはしばらく足元がおぼつかなかった。

ディズニーランドスターツアーズみたい、という評判を聞いていたのだけど、確かにそういったアトラクション的な楽しみ方ができる映画だったと思う。個人的にはアトラクションというより一人称視点TVゲームっぽさを感じました。

でも、それだけじゃなく、シンプル主題を描いたお話だったと思うし、ラストシーンにはすごく説得力があった。それだけですごいことだなって思います

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ただ個人的には、最初のひとりきりで放り出される場面をイメージして見に行ったので、そこが展開的には短く、その後の畳み掛けで印象が薄れてしまったような気がしたのが少し残念でした。宇宙の広大さとかよりも、無重力の厄介さが印象に残ってしまった感じ(それはそれで原題通りなのだけど)。あと「プラネテス」の刷り込みか、デブリを回収しなくては…みたいなことがやたら気になってしまったりもした。

ちなみにIMAX3Dは、眼鏡をかけてることが気にならないくらい視界いっぱいが画面でこの映画を見るにはうってつけだったなと思います

ただ、予告で見たホビットとかは画面が細かくてただでさえ情報量が多いのに、3Dだと目が追いつかない気もした。

アニンガ

映画見終わった後にみた、このスピンアウトムービーもよかった。

http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/10/zero-gravity-side-story_n_4573107.html?utm_content=buffera22ad&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

2014-01-11

[] ほうれん草

子どもの頃から、雨の降りはじめってほうれん草のにおいがする、と思っていたのだけど、今日偶然雨の匂いについて書いてある文章を読んだら、そこには「雨の降る前の匂いは、植物から出た油が土に混ざり、湿度が高くなることで鉄分と反応して放つ匂いである」とあった。

実際にどの植物から出る油分なのか少し調べただけではわからなかったので、私の感じているほうれん草のような匂いがそれなのかはわからないけれど、ほうれん草は鉄分を多く含む野菜として知られているし、ちょっと関連があったりしたら面白いなと思った。

ほうれん草の匂い、と思った最初の光景はたぶん子どもの頃の自分の家の庭。モチの木があって、そのとなりには父さんと一緒に買いに行った百日紅の木があった。百日紅の枝を切ったとき、その枝がすべすべで気持ち良い(なにしろ猿が滑るくらいなのだから)から何かに使いたい、と言って、ながらく大事にとってあったのだけど、結局大人になるまで使い道を思いつくことはなく、きっともう捨てられてしまっただろう。そうやって私はいつか使いたいものを溜め込んでしまうから部屋が片付かないのかもしれない。でも昨年末は長らくやりたいと思っていた、クローゼット全部出しの大掃除も出来たし、そうだ今年は部屋を片付いた状態に保つということを目標にしよう。

などと1年のはじめはあれこれと目標を立てるのが楽しかったりしますね。年始万能感。

というわけで、あけましておめでとうございました。今年もよろしくお願いします。

ちなみに、雨が降ったあとの泥臭い匂いはジオスミンと呼ばれているそうです。