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  □これまでの日記一覧

2014-09-25

[][] 恋はデジャ・ヴ

恋はデジャ・ブ [DVD]

恋はデジャ・ブ [DVD]

タイムループものとしてよく名前があがっていて見たいと思っていたのですが、最寄りのレンタル屋さんにもなくDVD廃盤のようで高いし…と諦めかけていたところに、深夜テレビでやるということを聞いて録画して見ました。

これがほんとすごくいい映画、かつものすごく私の好みで、テレビ版なのでフルで見れていないところを若干割り引いたとしても人生ベスト10に入れたいと思う映画でした。

ストーリーはとてもシンプルお天気キャスター主人公が、春の訪れを占うお祭り取材しにある田舎町を訪れ、なぜかその1日を繰り返すタイムループに陥ってしまうという物語です。

ビル・マーレイ演じる主人公フィル他人を見下したところのあるいけすかない奴で、自分ループに陥ったと悟ってからは、とりあえず女性を騙したり、お金を奪ったり、思いを寄せていた女性とどうにかいい仲になろうとあれこれ画策したりします。でもこのループは終わらない。どうやったらループが終わるかの手がかりもなく、やがて主人公自殺を繰り返したりもします

「終わらない」って本当にこわい。例え同じ1日を繰り返すのでなくても、この自分が終わらないと考えるだけでぞっとしますさらに、ループするというのは「終わらない」のと同時に、関わった相手の記憶にも残らないということでもあるんですよね。

そして、ループを抜け出すのには自殺有効ではなかった。そのことを知った主人公はどうするか…、というところがこの映画のメインテーマだと思うのですが、深い絶望と諦念の先を描くのに、このような可能性を提示するのは個人的にはとても腑に落ちましたし、詳しい数は作品中で触れられていませんがおそらく数千回はしているであろうループを越えて、主人公がどう変わって行くか、という描写には説得力がありました。

同じような日を繰り返しているような感覚というのは、いつかはやってくるものなのかもしれないけれど、その1日をどう使うかというのは本人次第でどうとでもなるんだなと勇気づけてくれるような物語だったと思います

そういう点では、同じくビル・マーレイ主人公を演じる「3人のゴースト」の元ネタでもある「クリスマス・キャロル」とすごく近いお話のようにも感じました。

今のところは録画を保護してるけど、繰り返しみれるように、いつかソフトを手に入れたいです!

2014-09-23

[][] ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

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しかったー!

なにかスカッとするものが見たいな〜と思っていたところのGoGは大正解でした。予告をみた段階ではアライグマかわいい映画なのかなとちらっと思ったりもしてましたがそういうのではなかった。とにかくスカッと楽しくて、たくさん笑えて要所要所でぐっとくるいい映画でした。

特に、予告を見てた段階では仲間にいることに気づいてなかった樹木ヒューマノイドグルートと、全然冗談が通じないマジレッサードラックスが好きでした。ドラックスを演じているのはデイヴ・バウティスタさんという元WWEチャンピオンプロレスラーの人らしいのですが、じゃっかん台詞棒読み気味なのも、冗談全然通じてない感があって面白かった。そして、そのドラックスにしろ3語しか話せないグルートにしろコミュニケーション不具合が笑いをうみつつも、相手をバカにした感じが全然ないのがとてもスマート脚本だなと思いました。だからこそチームになっていくのがすごく自然な流れに見えるんだと思う。

そしてとにかく音楽がよかった!

とりあえず冒頭の10ccアイムノットインラブ」でぐっと気持ちをわしづかみにされたところからの、「Come And Get Your Love」。ラブつながりでミックステープ組んだのかな〜っていう素敵なつなぎなんですけども、これお母さんが作ってくれたミックステープなんですよね。

私が最後カセット編集したのはもう10年以上前のことだし、もうこの感覚が伝わる世代って限られてる気がしますが、ミックステープを作るのってそういえばすごく楽しい作業だった。しかも誰かにあげるテープっていうのは、その相手のこと考えながら、流れを組むものなんですよね。

なので、テープの曲が流れるたびに、それを選んだお母さんの目線ちょっと思い返しながら見ているとまたぐっときます

GUARDIANS OF THE GALAXY

GUARDIANS OF THE GALAXY

[] 健康診断

テレビをつけると「秋ですね、健康診断の季節です」と言っていた。秋が健康診断の季節だというのは知らなかったけれど、そういえば会社健康診断は毎年このくらいの時期にある気がするし、そもそも私はちょうど昨日、健康診断にいってきたばかりなのだった。そして健康診断に行くと、私はいつも少し落ち込む。

テレビでは、ここではリゾート滞在しながら人間ドッグを受けられるんですよ〜なんて解説をしている。裸で受ける検査も多いため、室内温度は適温に調整してるとかアロマがどうとかリピーターが多いとか。そんなリゾートとは比べ物にならないけれど、昨日行ったクリニックだってとてもきれいで、働いているスタッフの方も概ね感じがいい。待ち時間は長めだけれど、本を読めるので気にならない。

では何が私を落ち込ませるのか。フロア、番号を呼ぶ声、薄緑色検査着。ひとつひとつ思い返して、あー落ち込むのは検査着が理由かもなと思った。

健康診断を受ける際には、まず検査着に着替えることを求められる。そしてこの検査着を身につけるのには、下着をとらないといけないんですよね…!(下はつけててOKです)

昨日行った病院検査着は、着物みたいに前であわせて紐で結ぶタイプのシャツなんですけども、それを羽織るときの圧倒的心もとなさ。生まれてしばらくはブラなんてつけてなかったはずなのに、いつからこんなに飼いならされてしまったのか。ともかく、シャツ一枚の検査着で大勢の人がいる待合室に出て行くのは、まるで丸腰で戦場に乗り込むような気分です。防御力が足りない。

そこにいる人みんなシャツの下裸なのでお互い様といえばそうなのですが、女性フロアはみんなどことなく心もとない表情で人と目を合わせないようにそっと番号を呼ばれるのを待っている。

それは恥ずかしいとも少し違うんですよね。なんかほどけそうでほどけない、でも必要ときにはほどける…といういまいち信用しきれない検査着を身につけているということに、なんか間抜けさを感じて、ちょっと落ち込むのかもしれません。

もちろんそれが検査を受けるのに適した衣服であることはわかるし、仕事柄、健康診断の大切さは重々理解しているつもりなんですけどやっぱりあのまな板の上の鯉感にはすこしぐったりしてしまいます

そんなわけで、来年健康診断までには、もうちょっと健康診断を楽しめる方法を思いついておきたいけど、今のところ何も思いつかない。

2014-09-02

[][] 「RAPID COMMUTER UNDERGROUND」/座二郎

大学1・2年生の頃は、2時間電車に乗って大学に通っていました。新宿から西武新宿線に乗り換えると、あとはもう大学の最寄り駅まで乗り換えはない。通勤ラッシュと逆の方向を向いて走るがらんとした黄色電車は、私にとってはもうひとつ自分の部屋のような空間でした。その電車の中でわたしはいったい何冊の本を読んだだろう。週誌も5?6誌は購読していて、それをしっかり読み切れていたのも西武新宿戦という「書斎」のおかげだったと思います。著者が通勤電車の中で描いたというこの『RAPID COMMUTER UNDERGROUND』を読んでまず思い出したのはそんなことでした。電車書斎であるということ。そのことにまずわくわくしました。

そして電車のなかでみる夢のような物語も最高&最高に楽しかった。目の端をすべる景色スイッチになって私にもこのような世界を見る事ができるんじゃないかと思ってしまう。特に魅力的だったのは電車の中にあるBAR回転寿司と駅にある文房具屋さん。絵の中にはいって奥の奥まで見てみたくなりました。

それから、私が好きな車窓の風景といえば、お茶の水秋葉原の間に見える「丸ノ内線が地上に出るところ」なのですが、その場所作品中に出て来たのも嬉しかったです。(丸ノ内線が地上に出るのは四ッ谷にもあって、登場人物が「好き」だと言っているのはどちらだったか定かではないけど)

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一人で電車に乗っているときの、いろんな出来事ひとつの箱の中で同時進行している感じ、その隙間にこんな風景を見ている人がいるんだっていうことがすごく楽しくて嬉しかった。大好きな1冊になりました。

あと絵が最高に好きなのでポスター欲しいです。

[] 運動

運動不足なんです。

長年そのことから目をそらしていたけれど、もしも運動楽しいと思うことができたら、運動は不足しなくなるだろうし、体力もつくかもしれない。それってすごくいいことなんじゃないかなと思い、重い腰をあげてジムに通うことにしました。ジムにしたのは、お金を払ったらもったいなくて続くかなと思ったことと、夜走ったりするには家の周りは暗くてこわい、ということが理由です。とはいえ、いきなり生活運動を組み込むというのはなかなか難しいと思うので、まずは週1目標です。無理しない。

ジムに行ってみるまで、私の中のジムイメージって、運動が好きで好きで仕方ない人がいるところ、という感じでした。生まれてこのかた運動部にも所属したことがないので、運動が好きで好きでという人ともあまり接したことがありません。私の通っていた高校テニスの強豪校だったのですが、運動好きな人、といって思い浮かぶのは当時のテニス部の子達くらいです。

みんな日に焼けていて歯が白く、ブランド品を多く身につけていて、わりと優しかった。でも試合続きで学校に来る日も少なく、そのためどこか異世界の人のようでした。彼女はいまもテニスをやっているんでしょうか。やっているといいなと思います

ともかく、そんな具合に、運動好きな人と言うのは私にとって遠い存在であったため、ジムに通うぞときめたものの、実際に行くまでにはかなり腰が引けていました。

しかしいざ入ってみるとですね、そこにいるのはほとんどがおじいさんとおばあさんだったんです。目標健康私たちは同志です。すっかり安心した私は早速、あこがれのランニングマシンを使用することにしました。

だいたい何分くらい使うものなのかきいて、とりあえず30分、ぶっ通しで走りました。ゆるゆるのスピードだけど、あっという間に汗をかいて、なんだかすでに健康になった気持ちになりました。

予定していた30分がきて、私はマシンをおりました。すると、まるで足元がベルトコンベアみたいに感じてまっすぐ歩けないんですよ…。生まれたての子鹿のように覚束ない足取りでいる私に、横にいたおばあさんが、大丈夫?と声をかけてくれました。やさしい。周りがおじいさんおばあさんばかりとはいえ、ここで一番体力がないのは私だな…と痛感した出来事でした。

というわけで、まずは5キロくらいは休まずに走り続けられるようになりたいな…とか思っております。手の届きそうな目標からです。

2014-09-01

[][] 「春風のスネグラチカ」/沙村広明

表紙からしてブラッドハーレー系かなと思っていたのですが、意外(?)にも1930年代ソヴィエト連邦舞台に、ある男女の素性を巡る歴史ミステリーでした。もちろん沙村節全開なので、その時代のことを知らずに読んでもとても楽しめたし、巻末付録登場人物紹介を読んでからまた読み直してみたら、さらに読み応えがありました。

沙村さんといえば作者の趣味全開なお話面白かったりもするけど、やっぱりお話の語りが上手いんだなー。

春風のスネグラチカ (F COMICS)

春風のスネグラチカ (F COMICS)

[][] 「IN THE APARTMENT」/絵津鼓

志村貴子推薦という帯に惹かれて買ったのですけど、とてもかわいい人たちの出てくるお話でよかったです。男2人女1人の3人で仲良くていろいろあってっていう、過去お話が突飛だったけど、思春期ではそういうこともあるのかな…と思ったりもしたけどやっぱりちょっと突飛な気もしてうまく咀嚼できなかったのですが、主役二人がやっぱりかわいかったのでよかったです。

IN THE APARTMENT (H&C Comics ihr HertZシリーズ 156)

IN THE APARTMENT (H&C Comics ihr HertZシリーズ 156)

[] 好きな食べもの

月曜日出張東京に来ていた友だちと夕食を食べた。

胃が疲れていると言いながら、コースを頼もうとする友人をとめ、自由に頼んで良いと言うので私が食べたいものを頼む。海苔サラダ焼き魚をいくつか、トウモロコシ天ぷらトマトのおひたし。あまり家でつくらないもの外食で補おうとしがちだよねといって笑いつつ、「そういえば○(私)って好きな食べもの何なの?」と聞かれてポテトチップスだよと答える。

へえ、好きな味は? と真顔できく友人は(お菓子なんてといわないところが)いいやつだなと思いつつ、10年以上の付き合いでも好きな食べ物の話をしたことがなかったことを新鮮に思ったし、私も彼の好きな食べ物を、そういえばきいたことがなかった。

そんなふうに、よく知っていると思っている相手であっても、たぶん知らない事柄のほうが確実に多いわけで、そう考えてみると、その途方もなさに若干ひるむけれど、同時に自分拡散していくような気持ちにもなって、それはとても心地良い。