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  □これまでの日記一覧

2015-02-26

[][] 「さよならガールフレンド」/高野

とってもよかった。

この短編集がデビュー作とのことですが、かなり前コミティアで買った本を読んだことがあって、そのときとすごく印象が近い短編集だった。連作ではないけれど、どのお話も少しずつ倦怠感をまとっていて、登場人物女の子はそれを振り切る潔さを持っている。描きたいテーマがはっきりある作家さんなのかな、と思いました。

表題作の「さよならガールフレンド」は、閉鎖的な田舎から出て行く女の子お話で、山内マリコさんの「ここは退屈迎えに来て」や「アズミハルコは行方不明」の晴れ晴れとした感じを思い出す。

自分の気持ちに一番近いなと思ったのは「わたしのニュータウン」。学生時代からの友人が、結婚して引っ越してしまうことになるお話で、私もこの年になればこのようなことは何回か経験していて、毎週のようにあっていた友人の一人は郊外、もう一人は海外に行ってしまって、今となってはLINEだのなんだので割と頻繁に連絡がとれるし、さみしさなんてないんだけども、

それがきまった瞬間は、こんな風にいろいろ入り混じった感傷にひたったものだった。

こちら(http://www.shodensha.co.jp/sayonaragirlfriend/)の特設サイトで公開されてる連作「あたらしいひふ」もすごくよかったので読めるうちにぜひ。

女性4人それぞれの視点から描いた洋服についての物語で、洋服を選ぶことって自分について考えることなんだよなーって改めて思ったりした。

2015-02-21

[][] 「アップルシードα」1巻/黒田硫黄

面白かったー!

大王』に収録されている、手塚治虫の「メトロポリス」を描いた短編と近い雰囲気で、私の知っているアップルシードとの共通点はデュナンブリアレオスがでてくることくらいしかないんだけど、黒田硫黄の描くSFはやっぱり格別で、この企画をした人に感謝したいです…。

ごちゃごちゃした街中に「ビルドローン」が潜んでいたり、サイボーグ市長の町で人間は配給バターをそのほかの食品と交換して暮らしていたり、ブリアレオスがブリやんと呼ばれてプロパガンダ映像に借り出されたり、ラピュタだったらタイガーモス号に乗ってるみたいなごちゃごちゃした感じが楽しい

早く2巻が読みたいです!

[][] 「デッドデッドデーモンデデデデストラクション」1巻/浅野いにお

ある日東京上空に「侵略者」の巨大な円盤が現れ、世界が終わると思いきや…そのまま3年が経過した世界お話

浅野いにおさんの漫画を読むのはちょっと久しぶりだったんだけど、なんかものすごく絵がうまくなっててびっくりしました。画素数がかわったって感じだった。東京上空に円盤が浮かんでる「第九地区」みたいな絵を見れただけでも満足です。ほんとすごい。

それから、いわゆる「世紀末」っぽさと平和のふり幅に翻弄される感じにはすごく興味があるので続きも楽しみです。

あと、浅野いにおさんは、「美形」っぽくなく女の子をかわいく描くのがうまいなーとも思った。

2015-02-01

[][] ベイマックス

ベイマックスのデザイン見た時点で最高だろうな〜と思ってたけどやっぱり最高だった「ベイマックス」最高でしたよ…!

主人公の天才少年が兄の遺したケアロボット、ベイマックスと兄の研究室のメンバーとともに、ある事件を解決するというお話。

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主人公のヒロがロボット同士を戦わせる地下競技場荒らしをしてるところから物語がはじまるんだけど、この戦いの様子で主人公のキャラクター(発明が好きで、自分の才能に自信があるけど、おごらず向上心がある)が手際よく説明されているのが上手いなあと思いました。そしてその次に提示される、兄の所属している研究室のレベルの高さ。主人公がそれに興味を惹かれることがすごく自然に納得できる。物語の舞台は近未来なんだけど、開発されている技術や主人公の生み出すロボットの発想の新しさに素直にわくわくできるのもよかったな。

そしてそのような、主人公の技術への思いがちゃんと説明されているからこそ、クライマックスのひとつである、あの映像をきっかけに自分で改心できるのだと思いました。

それからサンフランシスコと東京をミックスしたサンフランソウキョウの美術もとてもよかった。あの坂道はサンフランシスコでもあるけど、細田守監督の「時をかける少女」を思い出したりもしました。

それだけじゃなく随所に日本アニメへのリスペクトも感じられて、たとえば原題でもあるBIG HERO6の6人は藤子F不二雄作品の定番キャラクターにもあてはめられるなと思います。

舞台がアジア系なので、開発に足りない素材を探しにジャンク屋に行ったりするシーン(店主の声は千葉繁で!)があったするんじゃないかな〜なんてわくわくしてましたが、さすがにそれはなかったな!

全体的に、あくまでも子ども向けに、登場人物たちが自分を好きでいられる物語に作られているのも現代的だなと思いました。バランスに気を使いすぎてるような気もするのが少し気になりますが、それも作家性よりもスタジオ性を優先するディズニーらしさなのかもしれません。

とにかくベイマックスがめちゃくちゃかわいい。それだけで五億点ですよ!

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