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  □これまでの日記一覧

2015-03-13

[][] 最近読んだ漫画

これもまたけっこう前に書いてあげ忘れていた感想です…。

「いないボクは蛍町にいる」1巻/タナカミホ

少年が、木のうろを通って、パラレルワールドと行き来するお話。設定がまず好みなのと、こちら側とあちら側のギャップの描き方もすごく丁寧。2巻で完結っぽい(巻末にいよいよ完結って書いてあった)ですが、こういうお話はどう終わるかが肝心な気がするので楽しみです。

いないボクは蛍町にいる(1) (KCx)

いないボクは蛍町にいる(1) (KCx)

フォーカスコントラスト」/町村チェス

中篇2作ののデビュー作でどちらもかなり、重かった。

上京して写真専門学校に通う主人公が、少し年上の、どこか自堕落な女性被写体として追いかけつつも、巻き込まれたくない、と一線を引いている感じ。若さ残酷さと、カメラのぞくことで、そこに何を見ようとしていたのか、に気づく場面がすごくこわかった。「きょうちゃん」側の視点お話も読んでみたいな。お話全然違うんだけど、「モーリス」をちょっと思い出しました。

エバーアフター/えすとえむ

シンデレラ」「赤ずきん」などのおとぎ話BLで描いた短編集。再解釈だけでなく、現代版にアレンジされていたりサスペンスになっていたり、作者が楽しんで描いてる感じが伝わってくる短編集だったと思います。

でも男女でも男同士であっても恋愛にはかわりないので、物語の再解釈としてはちょっと物足りなかったかも。

ヒロイン非業の死をとげるわけではなく交渉をもちかける「人魚姫」のお話が、物語的なアレンジとしては好みでした。

エバーアフター (ボーイズDuOセレクション)

エバーアフター (ボーイズDuOセレクション)

2015-03-10

[][] 最近読んだ漫画

最近、と書いたままあげわすれていた感想です…。2014年のものばかり

ラタキア魔女」/笠辺哲

笠辺哲さんの漫画はIKKIデビューされた頃によく読んでいて、そのつかみどころのなさが(いい意味で)印象に残っていたのですが、この短編集はその魅力をいろんな角度から読むことができる最適の入り口なんじゃないかとおもいました。すごく面白かった(眠っているときに見る)夢みたいだなと思います。

「千年万年りんごの子」3巻(完結)/田中相

ファンタジーを完結させるってとても難しいことだなと思うのですが、3巻ずっと緊張感途切れることなく、丁寧にお話を閉じていて、お話を聞かせてくれて本当にありがとうございましたという気持ちになりました。エンドロールの後に流れる前日譚もとてもよかった。

あと田中相さんの絵がとても好きです。

千年万年りんごの子(3)<完> (KCx)

千年万年りんごの子(3)<完> (KCx)

「好きだけじゃ続かない」/松田洋子

表題作と同時収録されている、作者の自伝フィクションとある『平凡なヨウコちゃん』に不意打ちをくらった。親に振り回される子ども無力感とか、子ども気遣いをまるで大人が思いやらないことの連続だったりとか、確実にしんどいお話をどこか明るく描く作者はすごいなと思うけどでもやっぱりしんどかった。

「四月八日のまえがきに」/松井信介

twitterでよく話題にあがっていたので買ってみた本。

パンをくわえた少女が曲がり角で…という定番シーンをきっかけに主人公運命が狂い世界線が「ずれて」しまうというお話

ずれた世界線をもとに戻すために、主人公のずれに巻き込まれた友人と通りすがりの人とともに、世界線を元に戻すために奔走する…という設定はSFでとても好みなのですが、後だしされる必要条件が、「ずれた」ことと関係ないような気がするのがちょっと残念だったかな。

でもテンポよく1冊でまとまってて楽しく読めました。こういうお話漫画でもっとたくさん読みたいです。

四月八日のまえがきに (ビッグコミックス)

四月八日のまえがきに (ビッグコミックス)

2015-02-26

[][] 「さよならガールフレンド」/高野

とってもよかった。

この短編集がデビュー作とのことですが、かなり前コミティアで買った本を読んだことがあって、そのときとすごく印象が近い短編集だった。連作ではないけれど、どのお話も少しずつ倦怠感をまとっていて、登場人物女の子はそれを振り切る潔さを持っている。描きたいテーマがはっきりある作家さんなのかな、と思いました。

表題作の「さよならガールフレンド」は、閉鎖的な田舎から出て行く女の子お話で、山内マリコさんの「ここは退屈迎えに来て」や「アズミハルコは行方不明」の晴れ晴れとした感じを思い出す。

自分の気持ちに一番近いなと思ったのは「わたしのニュータウン」。学生時代からの友人が、結婚して引っ越ししまうことになるお話で、私もこの年になればこのようなことは何回か経験していて、毎週のようにあっていた友人の一人は郊外、もう一人は海外に行ってしまって、今となってはLINEだのなんだので割と頻繁に連絡がとれるし、さみしさなんてないんだけども、

それがきまった瞬間は、こんな風にいろいろ入り混じった感傷にひたったものだった。

こちら(http://www.shodensha.co.jp/sayonaragirlfriend/)の特設サイトで公開されてる連作「あたらしいひふ」もすごくよかったので読めるうちにぜひ。

女性4人それぞれの視点から描いた洋服についての物語で、洋服を選ぶことって自分について考えることなんだよなーって改めて思ったりした。