Hatena::ブログ(Diary)

イチオログ Twitter

2012-02-16

カメラとビデオカメラ、または写真と映像

長く「別の機材」であったカメラとビデオカメラが、いよいよ「同じ機材」になろうとしている。

今やデジカメで動画を撮影したり、ビデオカメラで写真を撮ったりするのは当たり前のことだ。

CMや低予算映画、そして自主映画でも、デジタル一眼レフカメラの動画撮影機能を使って撮影しているものがかなりある。デジタル一眼レフカメラは一般のビデオカメラよりイメージセンサが大きく、映画館で見る映画のような絵、つまり背景をぼかした画面が作りやすいからだ。

仕事柄、業務用ビデオカメラの新製品を常にチェックしているが、ビデオカメラの方も当然デジタル一眼の動画撮影機能を意識していて、レンズ交換ができてイメージセンサの大きいものが次々に登場している。

一部のプロフェッショナルな現場では、スチルカメラとムービーカメラはこれから先も「同じ機材」にはならないだろう。しかし、それ以外の現場で、カメラとビデオカメラが「同じ機材」になる日は、そう遠くない気がする。

映画はもともと写真から生まれたわけで、アナログ時代からベースとなる技術は同じだった。アナログテレビ(ビデオ)の時代に映像は写真から少し離れ、デジタル時代になって急速に再接近した。

それにしても、いつも不思議に思うのは、これほど技術的には近い写真と映像が、表現としては全然違うものであることだ。いや、この断言にあまり自信はない。これはかなり主観的な判断だ。

私はこれまで、写真やカメラに強く惹かれたことがない。大学時代、あれほど映画と8ミリのムービーカメラにはハマったのに、である。小学生の時にお年玉で、当時流行っていたポケットカメラを買って以降、写真を撮るためのカメラは所有したことがない。

写真に写っているのは常に死んだものだ、映画に写っているものは映写機に掛けられ上映されるたびに生き返る、そんなようなことを誰かが書いていたような気がする。私には、映画や映像と写真は、表現としてまったく違うものに感じられる。

実は今、デジタル一眼レフカメラの安い入門機を買おうかと思っていて、数日前から「価格コム」ばかり見ている。もちろん動画撮影機能が目当てなのだが、せっかくだから写真も撮ってみたい。それで今までの写真に対する考え方も変わるかもしれない。

2012-02-10

死者の中から

ヒッチコック「めまい」の原作である「死者の中から」(ボアローナルスジャック日影丈吉訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)を読んだ。今更ですが。

以下、少しネタバレあり。

続きを読む

2012-01-09

上映会

愛知淑徳大学・文化創造学部映画ゼミの学生が上映会を開きます。

1月17日(火)のみ淑徳大生以外の方も入場OKだそうですので、よろしければ是非ご来場ください。タイムテーブル・会場等は下のチラシをご覧ください(16日は淑徳大生以外の方は入場できないそうですので、お気をつけください)。

f:id:ichionaoki:20120110005826j:image:smallf:id:ichionaoki:20120110005827j:image:small

1月18日(水)には長久手キャンパスでも同じプログラムの上映が行われます。長久手キャンパスの皆様、ぜひお越しください(残念ながら淑徳大生以外の方は入場できないそうです)。詳しくはtwitter @IFF_2012 をご覧ください。

よろしくお願いいたします。

2011-12-23

『僕を取り替える』

超久しぶりに、ラジオドラマの脚本を担当しました。13年ぶりくらい?

札幌まで呼んでいただき、セリフ収録にも立ち会わせていただきました。ラジオスタジオが工事中で、急ごしらえの設備での収録でしたが、キャストの皆さんの熱演と、スタッフの皆さんのプロの仕事を、脚本担当というちょっと引いた立場から拝見することができたのは、とにかく楽しかったし、また勉強にもなりました。

出演は札幌を拠点に御活躍されている役者の方々。個性的な方ばかりで、演出の由井さんのキャスティングも絶妙でした。文字でしかなかった登場人物が生き生きと動き始めた瞬間は、脚本担当として何とも言えない喜びがありました。

完成作品は私もまだ聴いていないのですが、初音ミクなども登場するユニークな仕上がりになっているそうです。お時間がございましたら是非お聴きください。

NHK-FMで全国放送ですが、ネットでも聴けます。らじる★らじる NHKネットラジオ

FMシアター『僕を取り替える』

(札幌局制作)

【放送日】

2012年1月28日(土曜日)22:00-22:50(NHK-FM

作:一尾直樹

演出:由井功二

技術:石田継

音響効果:三村俊之

出演:高田豊 堤沙織 齋藤和子 松井信子

江田由紀浩 清水友陽 森田亜樹 山本菜穂

あらすじ:登録したユーザーが自分のアバター(分身)を作り、インターネット上の架空の街で同じ趣味の仲間と出会い戯れる、ソーシャルウェブサービス・<ワールド>を制作するマコト。人々の「つながり」を生み出すプロジェクトに心血を注ぐ彼自身の人間関係が、本州を襲った大型の台風をきっかけに少しずつ変わっていく。大雨に冠水した街での他の異性との出会いを告白する恋人。被害を受けた家から介護施設に移り、死を前にしきりに彼と会いたがる祖母。趣味のつながりの虚しさを指摘して<ワールド>を去る知人。そんな中マコトは<ワールド>で台風と洪水を再現し、人々の意識を変えようと試みるが…。

FMシアター これからの放送予定 : NHKオーディオドラマ