過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

この空き家、タダで貸していただけることになったのだが……

この空き家、タダで貸していただけることになった。草刈りをちゃんとやって家に風通しすることが条件。ご近所の方が、家主に提案してくださった。

ブルーベリーの仲間たちと、視察してみた。背丈以上もあるススキなど草をかき分けて、家に入ってみた。マムシが出てきやしないかと、ドキドキ。窓はアルミサッシでしっかりしている。しかし、畳はぶかぶか。歩くと戸が揺れる。トタンの屋根は、そろそろ雨漏りがしそう。水回りも補修はたいへん。草刈りも、広大な敷地なので、これもたいへんだ。

仲間は言う。「これはたいへんだよ。やめといたほうがいい」。「でも、みんなでプロジェクトくんで、リフォームしていったら、面白いじゃないの」と言うと。「イチぬけた」「わたしもイチぬけた」「おいらも」。……みんな抜けてしまった。働き者で、家作りの実績のあるかれらにして、こういうことだ。それほど、家そのものの条件は悪い。借りるならちゃんと、しないと後々苦労するからね。

う〜ん。難しいよね。おもしろそうだから、やってみたいという人いないかな。あるいは、どこかの大学に声かけて、セミナーハウスみたいに使ってもらうとか。景色はとてもいい、日当たりも風通しもとてもいい。このたりでは、一等地なのだ。そして、ご近所の方たちも、あたかい人ばかり。