過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いろいろな民間療法を試して実験してきた

がん患者の集い・がんサロンでの講師を頼まれた。仏教とマインドフルネスの話ということになる。どうせなら、お寺でやるのがいいよね、ということで、あのお寺、このお寺と紹介させてもらう。そんな話の中で、びわの葉療法と民間療法の話になる。

ぼくは昔から、いろいろな民間療法を試して実験している。びわの葉療法は、モグサでお灸がいいけど、モグサを集めるのがたいへん。臭いも残る。なので、こんにゃくを温めてびわの葉に乗せるのがいい。

またモグサは、自分で作るのがいい。春先のヨモギを乾燥させて、手で揉むとモグサになる。揉むときの香り、手のひらマッサージになって、心地よい。人参を1センチほどの輪切りにして、その上にモグサを乗せる関節灸が便利。腎臓、肝臓、仙骨、膏肓に乗せるのがいい。

銅の急須の中にモグサを入れて火を付けて、ツボに乗せて温める。ちいさなアイロンに靴下を履かせて、ツボをあたためるのが手っ取り早い。

温石療法といって石を温めてツボに置くのもいい。袋に塩を入れてヨモギを混ぜる。それをレンジで暖めて、ツボに乗せるのもいい。常時、足湯ができるのがいい。ただ、水を入れ替えるのが大変なので、マコモの粉末を入れると水が腐らなくて、常時、足湯ができるようになる。……など。

いろいろ試してみて、自分なりに工夫して、自分身体で実感して、自分にあったものをやるのがいちばん。また、いろいろな人の体験を分かちあって、みんなで工夫、探求していくのもたのしい。そんな話になったのだった。