過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

禅宗のあるお寺で講演を依頼されているんだけど

9月に禅宗のあるお寺で講演を依頼されている。そのお寺の檀家さん相手に話をしてもらいたいという。これまで毎年主催してきた「神社・寺カフェ」のネットワーク作りの縁だ。

ぼくは人の話を聞き出したり、やりとりしながらすすめていくタイプで、壇上から一方的に話すのは苦手だ。冗談など得意ではない。楽しい話はきっとできない。たくさん質問してくれれば、話しやすいんだけれど。

しかしまあ、せっかくのありがたい機会。ひとつチャレンジとして話をしてみたい。さて、なにを話しそうか。

田舎暮らし、農作業のドタバタ体験(たくさんの失敗体験)と、定住促進のことなど話してもなあ……。「看とりとおくり」については、ぼくなりの見解があるが、供養の基本は、遺族の心にある。お坊さんは大して必要ないという立場だから、そんな話をしたらお寺さんを否定することになって、お寺さんには具合が悪い。

ということで、う〜ん。方向は二つ、「苦しさを乗り超える呼吸法」。そして「インドと仏教」みたいなテーマがよいのかなあ。

呼吸法は、いま日々実践している基底部だ。生き方の大きな支えになっている。その実践法の紹介。

そして、インドだ。これまでインドを放浪すること13回。なんとも神秘で不思議でおもしろくて、おもちゃ箱をひっくり返したみたいな混沌と躍動がある。宗教が生きている。仏教の源流がそこにある。そういうものからずいぶんと経験してきた。そんなところを紹介しながら、話をさせてもらおうか。

この話の中に、祈り、供養、お寺のありよう、神様のことなどが出てくる。そんなところかな。呼吸法の実践も、すこし取り入れたりして。