- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/06/16
- メディア: DVD
- クリック: 106回
- この商品を含むブログ (109件) を見る
モンスターズ・インクやMr.インクレディブルもそうだが、ピクサーの作品はストーリーがよくできている。最後に漁船に捕まってしまうシーンにおいて、父親(マーリン)がニモの手を離すところに父親の成長がもっとも良く現れていると感じる。
長い間苦労してようやく見つけたニモが漁船の網の中に入ってしまう。一緒にニモを探してくれたドリーが網に捕らえられたためだ。父親はニモを捕まえて網の中に入るのを防ごうとする。しかし網からドリーを救い出すためには捕まった魚全員が逆方向に泳いで船を転覆させることが必要とのニモの説得を受けて父親は手を離すのだ。息子を一人の人間として信頼した瞬間なのかなって感じた。
まだ吹き替え版しか見ていないが、全然違和感がない。ドリー役の室井滋もいい感じだ。
一つ気になったのは邦題だ。「マーリンとドリーの大冒険」って感じのほうがよかったような気がする。
歯医者の姪(孫?)が歯の矯正をしているという点がピクサーらしい。歯の矯正をしているキャラクターが出てくるという点はトイストーリー、Mr.インクレディブルと同じだ。いずれもあまりよいキャラクターではないのも共通している。歯の矯正に対するイメージが悪くなりそうだ。特にファインディング・ニモに出てくる歯医者の姪はチャイルド・プレイに出てくるチャッキーみたいな顔に加えて、性格も凶暴だからなあ。