携帯電話の新たな利用方法

Technology Quarterly:Go with the flow (The Economist)
すこし古い記事だが非常に面白い。携帯電話は通話していなくても常に基地局と通信しているので、この通信状態を分析することでリアルタイムで人の動きを見ることができるというもの。携帯電話の普及率が高くなったために意味のあるデータを収集できるようになった。MITが考案したそうだが、実地試験がおこなわれたのはイタリアだ。今まで人の動きを分析するのは、高いコストを支払って調査するしかなかったのだが、MITが考案した方法を利用することで低コストで迅速な分析(チャート式だ)が可能になる。都市計画や交通渋滞の解消にも大きな効果を発揮すると見られている。また通信会社にとっては、このデータ(もちろん個人情報を削除した上で)を提供することで追加的な収入を得ることができるというメリットもある。
日本でも有効な方法だと思うが、すでに実施されているのだろうか。