都電荒川線の駅名は「荒川遊園地前」となっているが、遊園地自体の名称は「あらかわ遊園」みたいだ。入場ゲートにはそう書いてある。子どもと一緒に行ってきた。都電荒川線に乗るのも初めて。東京にこんな市電があるとは驚きだ。バスのように下車する場合はあらかじめボタンを押さないといけない。ぶらり途中下車の旅に出てきそうな車両である。
あらかわ遊園はなんともレトロな遊園地だ。荒川区が運営しているというのも驚きだ。区営の遊園地はここしかないらしい。東京ディズニーランドとは対極的な遊園地である。入場料は200円(大人)と激安。乗り物も大人一人200円が上限のようだった。休日だというのに乗り物ではほとんど順番待ちはない。すぐに乗れる。動物園のようにいろんな動物が飼育されており、子どもがふれあうことができる。全体的に小さな子ども向けの遊園地といった印象だ。決して絶叫マシーンなんてものはない。ジェットコースターと称するものもあったが、どこが?と聞きたくなるようなチープさだ。小学校高学年以上だとおそらく退屈するだろう。うちの子どもはまだまだ小さいので自分から積極的に遊ぶといったかんじではないが、私はけっこう気にいった。商売気がないところとのんびりしたところがいい。バスの回数券のような「のりもの券」もなかなか良い感じだ。
都電荒川線でいくしかないというのが少し難点だ。私が乗車したときには行きも帰りも結構混雑していた。車両が狭いだけにやむを得ないか。
爆笑問題のニッポンの教養「ヒトはなぜヒトを殺すのか?〜進化生物学」
録画しておいたものを見る。見ていない録画番組が大量に溜まっているのだけど、長谷川真理子教授が登場するとあってこれだけはすぐに見ることに。進化生物学というか進化心理学といった感じの話題だった。
人が人を殺すのは、メンツがつぶされたという場合が圧倒的に多い。しかも若い男性が非常に多い。メスをめぐるオス同士の競争圧力が極めて高いことが背景にあるようだ。そうなると草食型男子が増えていくと殺人も減っていくのか。戦後は日本でも殺人率が高かったが、その後は右肩下がりで低下傾向を続けている。しかしこの低下傾向の背景には、終身雇用や年功序列、貧富の格差の減少といった要因があるようで、このような要因が崩れてしまった結果、殺人率も増加すると予想されている。草食型男子の増加による殺人率の低下圧力と、格差拡大に伴う殺人率の上昇圧力がどのような相互作用をもたらすのか気になるところだ。
長谷川教授が書いた本では、「進化と人間行動」(ASIN:4130120328)が非常に面白い。最近は手持ちの本をどんどんブックオフに売っているが、これは最後まで残しておくことになりそうだ。
今日買った本
- OL進化論 29
- 作者: 秋月りす
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/22
- メディア: コミック
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- かんたん美味 3
- 作者: ベターホーム協会
- 出版社/メーカー: ベターホーム出版局
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 荻原和歌,寄藤文平,小泉智稔,大久保聡
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/10/28
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