割礼禁止条例を目指すサンフランシスコ

Banning circumcision: Against the cut | The Economist
題名の通りで、サンフランシスコで赤ちゃんに対する割礼を禁止する条例制定を求める動きが発生している。この場合の割礼は男児に対するもので、女児に対する割礼はすでに連邦レベルで禁止されている。米国では割礼を受ける男性はどんどん減少しており現在では半分程度らしい。それでも半分もいるのかと思ってしまったが。
割礼は医療上の利点もあるとされているが(HIVに感染するリスクが低下するなど)、本当にそうなのか議論もあるところだという。ただ本当に医療面でプラスとなる面があっても、性交をするわけでもないあかちゃんに割礼を行う理由にはならないとの声もある。
ただユダヤ教では割礼は宗教上の儀式でもあり、割礼を禁止することは信仰の自由を侵害することにならないのかという問題もある。ただこの点における司法の判断は、かならずしも信仰の自由を支持するとは限らない。モルモン教では一夫多妻制であったが、最高裁はこれを禁止している。