世界一軽い「厚生相、農水相、国交相」の言葉と政治家

日本国民ほど、いろいろな大臣たちから愚弄されている国民は世界中にいないのではないか。この中山国交相は、この前まで、文科相をやっていたというから言葉がない。 日本人を単一民族と呼んでアイヌの人々の怒りを買ったり、成田空港の反対者をごね得と表現し、閣議によって一夜にして田畑を摂取された人々の苦しみを逆なでしたり、しかも、学力調査は日教組の子弟の学力を調査するためにやったというような発言の数々、こういう人権無視で愚かな大臣が、この前まで、文科相をやっていたというからもはや言葉がない。

しかも中山は文科相の時代、竹島問題を教科書ガイドに表記することを要求して、日韓関係を最悪の状況に陥し入れたりした張本人でもあった。だから日韓関係が険悪になったのだ。「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の会長でもあるという。こうした政治家を多用したのが、麻生内閣の特徴なのだ。ああそうか(笑)
今回の発言のあと、中山国交相は「私人としての発言と公人としての発言は区別すべきだとあらためて認識させていただいた」としゃべったというが、大臣という職務は、基本的に公私の区別はないのだ。とくに大臣就任後の記者会見でこのようなことをしゃべっているのだから、もはや言葉がない。よいか、国交相、言葉は撤回できないのだ。

この2週間前にも、愚かな農水相メタミドホス入りの汚染米を全国に売りさばいた責任について「中国製ギョーザ事件のギョーザに比べて60万分の1の低濃度。人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だから、あまりじたばた騒いでいない」と発言して国民を驚かせた。そして辞任を余儀なくされたが、今回の発言はこれをさらに上回る発言内容だ。

こうした内容の閣僚が勢ぞろいしたのが今回の麻生内閣の特徴だ。発言はもののはずみということもあろうが、これはすべて確信犯であり、こうした認識を日常的にもっている大臣が、国政にあたっていることを考えると、日本の政治から期待できるものは一切ない。
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