兵器工場や原発の現場で働いている人々ー「狐の涙」が訴えるもの

原発で働いている人々ーコンキチの物語は叫ぶ


この物語は40年も前に書かれ、英語やアジアの言葉で世界中で読まれていますが、日本ではほとんど知られていない物語です。2001年、ベルリン第1回国際文学祭で二度朗読されたこの物語は、寓話形式で書かれています。ベルリンでは広島弁とドイツ語で語られました。

もともとは「原発や兵器工場で働いている平凡な人間の残酷さを一匹の狐に例えて」描いたものです。これは「大亀ガウディの海」の中に収録されています。(透土社・丸善刊)現在は絶版となっています。2012年5月末にソウルから、この絵本「狐の涙」のハングル語版が翻訳出版される予定です。

現在の世界の非情な人間空間の中で、だれも人間はこのような一匹の「コンキチ」となってさびしく鳴いている。そして母なる自然を殺しているのです・・・・・・・・・・・・・


http://www.youtube.com/watch?v=BzUQgwKNmdU (最後の5分)