2011-04-11
復興を見届ける三陸牡蠣のオーナー制度「セーブ・サンリク・オイスター」

東日本大震災の復興が続く東北地方において、津波による壊滅的な被害を受けた、三陸海岸の牡蠣を復興するプロジェクト「セーブ・サンリク・オイスター」が立ち上がっています。いまだに復旧のめどすら立っていない状況を打破する手だてとして、全国から一口1万円の牡蠣オーナーを募り、集まった資金で設備や種ガキなどを調達するそうです。
被災地に対して募金や義援金を送るというは誰にでもできる支援のひとつですが、自分の投じた気持ちが実際にどういう事に使われ、復興にどれだけ役立ったのかをリアルに感じられるオーナー制度というのも、支援の輪を広げるひとつの手だてとして有効なのではないでしょうか。
牡蠣復興支援プロジェクトの詳細は以下から。
■【復興かき】東日本大震災から甦れ!三陸牡蠣再生を目指すプロジェクト
プロジェクトを運営するのは牡蠣のネット販売サイト「旨い!牡蠣屋」を手がける「アイリンク」(仙台市青葉区)で、かなりの時間がかかると予想される復興に持続的に関心を持ってもらえる為に、一時的な義援金の募集よりも、売買を介したオーナー制度という形式を選んだそうです。
売上金の30%は、配送料、通信費、取材費などの経費に充てられ、70%が生産者の牡蠣養殖のための資材、設備支援に活用されます。具体的には、船舶、牡蠣選別施設や浄化用水槽などの設備、牡蠣筏用木材、ロープ、網籠などの資材、種牡蠣、稚貝の仕入に活用され、金額・内容については公開されます。
復興が進み出荷が再開されれば、1口につき、殻付牡蠣20個前後が届けられますが、三陸牡蠣養殖は通常時でも成育に2年〜3年かかるそうで、港湾の復旧も含めると場合によっては5年以上かかるかもしれないそうです。
しかし、復興の様子は年2回程度、メールマガジンや郵送などで報告されるので、入金確認後、手元に届けられる復興支援牡蠣オーナー制度の証書を手に、気長に復興を見守り応援し続けることに、このオーナー制度の意義があります。そうしていつの日か復興を遂げ、各オーナーに届けられる牡蠣は、いろいろな人の想いがこもった、心から美味しく頂ける特別な牡蠣であることは間違いないでしょう。
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