ロケットガール2 天使は結果オーライ
天使は結果オーライ―ロケットガール〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 野尻抱介,むっちりむうにぃ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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『ロケットガール』アニメ視聴記念ってことで、既刊3冊をザックリと読み直している。『天使は結果オーライ』を読むのも、これで三回目。
第二作となるこのタイトルは、かわいいかわいい茜ちゃんの大活躍にニヤニヤグネグネする話である!
・・・ウソです。
「!」付けておいてそれはない、という意見は男らしく無視する。
SSA第三の宇宙飛行士、三浦茜MSの誕生と、冥王星探査機オルフェウスの救出ミッションから構成されている。全てを捨ててソロモンまでやってきた茜の熱意と頑張りに始まり、オルフェイスを救うための命がけのミッションと、前作を超える盛り上がりである。まさに熱血、読んでいて鳥肌を立てたり目頭を熱くすること1度や2度では無い。オルフェウスのエピソードの熱さはただごとじゃないんだって。3冊の中でもベストエピソードだと思うね!!
で、本編の主役と言っても良い茜なんですが。この子、良い子ですわ。理系男子の理想そのもの。どのへんがって、理系男子が大好きな専門分野の話をちゃんと聞いてくれる、いや、それどころか目を輝かせて食いついてきて議論できるところが!ゆかりもマツリも、どっちかというと「あちら側の人間」なんだが、茜はかなり「こちら側」に近い。いいね!実にいい!
・・・冗談です。
「!」付けておいてそれはない、という意見は(ry
とにかく、あらゆる意味で大いに盛り上がるMy Favorite SFの一つ。読まないことは人生の損失である。
任務了解
指令が下された。どこからって、もちろんショッカー日本支部からだ。
どうも俺はショッカー関係者だったらしい。言われてみると、そうだった気もしないではない。いや、そうだったのだ。打倒・仮面ライダーを掲げて数多くの作戦に従事していることを唐突に思い出した。にっくき裏切り者、仮面ライダーめ。偉大なるショッカー首領に誓ってぶち殺してくれるわ!
それはともかく、今回はゾル大佐よりショッカー日本支部での幹部パーティーの幹事を拝命した次第である。
さすが由緒正しき秘密結社、立派で貫禄溢れるケースだ。伊達に世界征服などという大望を掲げてはいない。偉大なるショッカー首領はこんなところでケチケチなさらないのだ。
中身はワインおよびワイングラス。ショッカースイス支部からもワインが提供されているようだ。ご丁寧にゾル大佐による招待状テンプレートも同封されている。これで幹部を招待するわけである。なるほど、行き届いた配慮に感動することひとしきりであります。
・・・・・・
そういうわけで、ありがとう盟友たちよ。おそらく誕生日プレゼントだな、ありがたく頂戴した。それにしてもおまえら、どうしてこう俺の魂を直撃させるのがうまいんだ?単純すぎて読みやすいのか。ショッカー幹部パーティーワインセットとは・・・秘密結社てあんた、ショッカーってあんた。
それにしても、開封がためらわれるな、このセット。でも、せっかくのワイン、飲まねばもったいないので、容赦なく開けてしまおうと思う。しかし、パーティーセットだから、一人で飲むのはちょっとなぁ。ここはやはり幹部を招集してパーティーを開かねばなるまい!
そういうわけで、秘密結社的パーティー開催計画発動。詳細は以下。
日時:ヒミツ
会場:ヒミツ
参加条件:ショッカー幹部、つまり改造人間であること
本気にしないように。