イエコト・ミシュラン #022 PickUp3



みなさまこんにちは、ハザマです。今日はまず一つご報告から。先日10月8日に2008年グッドデザイン賞受賞作品の発表がありました。私たちの〈イエはてな〉ライブラリー『リブ・ラブ・サプリ』は、残念ながら受賞はならず、一次審査通過という結果となりました。でも! 難関とされる一次審査を通過して、GOOD DESIGN EXPO 2008に出品出来たということは、それだけで大きな評価を頂いたことに変わりありませんよね。公式サイトに応援メッセージを書き込みして下さったみなさまにも心から感謝を申し上げます。さぁ、これを励みに、2冊目の〈イエはてな〉の本づくりを進めなくちゃ! またみなさまのお力を頂きながら、ここで語られたメッセージをたくさんの人たちに贈るいい本を作っていきたいと思っています。これからも暮らしの語らいと本づくりをご一緒下さいね。どうぞよろしくお願いいたします!


さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#022のピックアップ賞のご紹介です。今回はちょっと難問かも?と思っていた「イエで週末バカンス!旅気分を楽しむアイデア」というテーマ。ところが、いつも楽しんでおられるお気軽リゾートタイムから、予想もしていなかった楽しいイエ・トリップ計画まで、本当にたくさんのアイデアが集まりました! 素敵なメッセージもピックアップ賞・ノミネート賞に全然選びきれなかったほど。イエにいながらにして、日常から飛び出して旅気分に遊ぶ休日のひととき。すごく面白かった〜! みなさまの好きなコトを発展させた楽しいアイデアをいっぱい、どうもありがとうございました!

イエコト・ミシュラン #022 ピックアップ賞

#022は「イエで週末バカンス!旅気分を楽しむアイデアを教えて下さい」という質問にご回答頂きました。
みなさん日頃気軽に楽しまれている時間も、ツリーでどんどんお話がふくらみましたねー。「アロマ&石鹸&入浴剤」では、各地の温泉入浴剤や湯の花でバスタイムを楽しみ、夕飯もその地の料理に合わせてみるとか、「いつもと違う場所でごはん」では、みんなで庭で食事や、近くの公園でお弁当ランチとか。「夫と料理を作る」では、スペインや中米の料理をレシピ片手に作り味わっておられる光景も登場。「北欧系などの民族音楽CD」のツリーでは、モンゴル、タイ、ミャンマーあたりの音楽の話題や、琉球音楽を聴くと本当に風景が目に浮かぶというお話など。小説の世界へトリップする「読書はいいですね」という書き込みには、幸田露伴など明治期の作家の作品はとりわけ旅気分に引き込まれるというメッセージがなるほど面白かったですね。また「DVD鑑賞・世界をゆく」「グーグルアースで・・・」「Googleストリートビューハルヒ聖地巡礼」「ネットでライブカメラをみる」をはじめ、DVD、TV、インターネットで世界を観て回る楽しみもたくさんありました。なかでもユニークだったのは、「歩数で旅をはじめました」というお散歩+東海道五十三次・仮想の旅や、「夜のAMラジオで地方ローカル番組を聞く」「古い地図や写真」「窓からの景色を写生してみる」といった、思わぬ発見を楽しむ時間など…。本当に多彩な旅気分の休日を教えて下さいました。


そんななかから今回のピックアップ賞は、それぞれが素晴らしいアイデアであり、ひろがりあるヒントにもなっているメッセージより、(一ツ星)〜★★★(三ツ星)を選ばせて頂きました。ノミネート賞にも、私ならどれを一番に楽しみたいかなぁ?と想像するのも楽しい、個性あふれるアイデアがいっぱい。みなさまも今度の週末にいかが?


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 ★(一ツ星)

「寝室内宇宙旅行by id:Yuny


ホルスト組曲「惑星」を冨田勲さんがシンセサイザーで再構築した有名なCDがあります。

惑星

惑星


これを良質なヘッドフォンで聞きながらねっころがる。ほんとに無重力感みたいなのを感じたりしてオススメです。
今ではやや入手しにくいCDですが、体験してみたい方は地域図書館のCDコーナーにあったりするので、調べてみる価値はあるかと思いますよ。
他にも、寝室内宇宙旅行できるCDってありますかねぇ?


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ミシュランコメント

語らいでも、「音楽」って想像力を動かすすごい力があると驚きの声が出ていましたが、その代表としてまず一ツ星はコレ! 世界の音楽で旅気分を満喫するなかでも、寝室で惑星間を旅するというシチュエーションと選曲が秀逸です! 音楽はもっとも気軽に旅気分を味わえる素敵なライフアート。好きな音楽とシチュエーションでさまざまな旅空間が生まれそうですよね。宇宙旅行音楽では、空を渡りゆく月を五線譜に写して作られた、野村仁さんの『ムーンスコア』もおすすめですよw

 ★★(二ツ星)

「お茶席」by id:vivisan


義母は表の先生なので、自宅に茶室になる和室があり、炉もちゃんとあります。
私もダンナもお茶を習っているわけではないのですが、ダンナは小さいときから義母のお手伝いをしていてみよう見真似でお茶がしっかり立てられます。
前に話していて盛り上がって一度やってみたのがお茶席でした。
おもいきりなんちゃってなんですが、その日は着物できてもらいます。といっても格式ばってやるわけではないので、木綿もウールも可。季節を感じられるポイントがあればよし!にしました。着物が着られない友人は、私のイエにきてもらって、着付けます。
そのときは2月だったので、梅模様の着物やほんのりピンクかかったものを取り入れました。着物でくる友人たちは、帯締め半襟の色を工夫してました。うちで咲いた梅を一枝もらって花瓶にさしてかざりました。お菓子は事前にみんなで買いにいってめいめいの好きなものをチョイスしてきました。
そしてうちのダンナにおうすをいれてもらいます。高価な抹茶茶碗ではないですが、雰囲気をかえるとおいしいです。
いつもよりもみんなしっとりとして優雅な振る舞いでお茶のんでいるんですよ♪
おでかけするのではなく、イエでみんなで着物を着てお茶を飲むだけだったんですが、とても楽しかったです。
秋バージョンも楽しそう。
ひとつやってみようと思っているのはおうちで野点です。
今はキンモクセイの香りがただよっているので、キンモクセイを見ながら・・でもいいかもしれません。もう少ししたらもみじも赤く色づきそうです。
和傘をひっぱりだしてきて、棒にたてて、四角い椅子に赤い毛氈をしいて庭をながめながら着物をきてお茶を味わうというのも非日常を感じられて楽しそうです。
和菓子は今の季節なら栗かな?おいしい和菓子がポイントになりそうです。


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★★ ミシュランコメント

イエの空間やお庭で、旅先さながらのくつろぎ空間・時間を楽しむ…。「お茶席」はその素晴らしい実践例でした! おうちで「野点」も、お庭の木々やしつらい、着物、お茶に季節の和菓子と、豊かさにあふれていて。お部屋に毛氈を敷いて家族に盆点前を振る舞うだけでも楽しいし、ゆっくり優雅に英国式ティータイムを過ごすのも素敵。「旅とはつまり非日常、贅沢な時間」という書き込みがありましたが、まさにそれをイエで楽しむ上級のお手本です!

 ★★★(三ツ星)

緑のカーテンと室内水着でリゾート気分」by id:TinkerBell


ちょっともう季節が過ぎてしまいましたが、
夏なら緑のカーテンと水着で、イエにいながらリゾート気分が味わえます。
窓辺にそよぐ緑。それを透かして差し込む光。
気温が30度を超えても、ここは南国。暑さなんて気になりません。
そんな窓辺に椅子を持ってきて、水着になって佇みます。
水着って、紐を結んで着用するタイプのビキニなら、
全く体を締め付けないので、すごく楽なんですよ。
海やプールでそんな大胆なかっこはとてもとても、という人も、
一着持っていると、真夏の部屋着として大活躍です。
パレオやスカートと合わせれば、部屋着にしてもそんなに違和感はありません。
とにかくそんな水着に着替えて、緑のそよぐ窓辺でトロピカルドリンクなどを飲むだけで、
あぁ〜、夏!っていう気分が満喫できます。
緑のカーテンを作らなかった人は、浜茶屋みたいな葦簀を立てるといいですね。
ただし、真夏の日差しは緑の葉などを通しても紫外線がキツイですから、
本当のリゾート地で水着になるのと同じ紫外線対策はしてくださいね。
これがまたリゾート気分を盛り上げます。
イカを食べたり、かき氷を食べたり、
ほとんど肉が入っていないキャベツだらけの焼きそばを食べたりするのもすてきです(笑)。
なお、こんなことをしている最中に家の人が帰ってくるととても恥ずかしいですが、
そのドキドキ感は、真夏の海できっと起こるすてきな出会いの期待感に置き換えてください。
別バージョンとしては、打ち水をしたベランダで浴衣で夕涼みというコースもあります。
ベランダに葦簀などを立ててそこに水を打つと、とても爽やかな夕涼みの風情が楽しめます。
一日の汗をシャワーで流し、サッパリとした体で浴衣を着ると、
それだけでちょっとした特別な気分が味わえます。


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★★★ ミシュランコメント

これは『リブ・ラブ・サプリ』本にも掲載させて頂いた「家庭内水着大会」に、緑のカーテンやリゾートイベントを加えた展開バージョンですね! やっぱりユニーク度、お気軽度、家族で一日充実度ともに満点の三ツ星ではないでしょうか! 水着でおうちリゾートを過ごした後はシャワーを浴びて浴衣で夕涼み、というコースもいいし、ツリーでは花火も楽しんでは?というメッセージもありましたねw このイエ・バカンスの春・秋・冬バージョンも考えてみると楽しいかも!!

「産地からのおとりよせ」by id:hanatomi


自分では直接行けない地域の人から、直接野菜や海産物を買って、季節やその地域の空気を楽しみます。
食べに行くことを思えば安あがりだったりしますよw
ちなみに今日、「生きたイカ」が届きました(^_^;)
姉が申し込んでくれていたようです!・・・続きを読む

「地酒に地ビールby id:atomatom


各地の地酒、地ビールを飲むことでちょっとした旅行気分、味わえますねえ。ビンに貼ってあるラベルを読むのがいいんですよね。製造元の住所なんかを読んで、「ほお、この酒蔵は所番地に『字』が付いているな」なんていう発見がおもしろいのです。
今まで意識したことなかったですけど、日本酒や焼酎、地ビールで日本一周っていうの、いいかもしれませんね。
ぼくは既に九州、沖縄、北陸なんかにはかなり足繁く通っていることになりそうです。・・・続きを読む

「地図帳と時刻表」by id:Lady_Cinnamon


週末なり短い休日に旅気分を味わうと言ったら、私の場合は高校時代の地図帳と時刻表を片手に、日本の名所や鉄道路線を眺めます。
時刻表から面白いルートが見つかったり、季節限定やローカル限定のルートを見つけると、まるでミステリー作家になった気分です。・・・続きを読む

「世界旅行どころか宇宙旅行気分まで味わえる電波の世界」by id:momokuri3


最近めっきり流行らなくなってしまいましたが、無線はいながらにして、日本全国、そして世界各地の様子を楽しむことが出来ます。休日などには、山などに行って無線を楽しんでいる人もいますから、そういう人たちの話を聞いていると、今どこで何が紅葉し始めているか、などという情報も一目瞭然です。・・・続きを読む

「お店屋さんごっこで、甥っ子を旅(おでかけ)気分に」by id:tibitora


テーブルにランチョンマットをしいてガラスのコップもいつもは使わないもの、サンドイッチや普段あんまり食べないちょっと手のこんだ軽食を用意します(ロールパンに切込みを入れてサンドイッチの具やから揚げとかを挟んでも^^)。
そして甥っ子を呼んで、「いらっしゃいませお客様」「お食事ができておりますよ」と執事風にしゃべってみるとすごくうけて喜んでくれます(笑)・・・続きを読む

「寝る場所、食事をする場所を変える」by id:Zelda


手軽でありながら、かなり旅気分が味わえます。
私の場合はどちらかといえば寝る場所を変えたとき。
いつもと違ってなんかおちつかないんですよね。
まるでホテルや旅館で寝るときみたいなワクワク感があって。
なんだか子供の時のあのドキドキみたいっていうかw・・・続きを読む

「刺身の盛り合わせを作って〈流れ板〉旅気分」by id:TomCat

「流れ板」。本当にそんな全国を旅して周りながら料理修行をしている板前さんがいるのかどうかは定かではありませんが、とりあえず自分は「流れ板」なんだ、という設定を作ってしまいましょう。
今日の板場は、地方の温泉旅館です。メインは刺身の盛り合わせ。・・・続きを読む

「〈地元再発見〉でイエが観光地に早変わり」by id:MINT


どんな街にも、何かの名産品、特産品てあると思うんです。そういう、知られざる名物を発掘して、それをわが家の「観光資源」にしていったら、イエが立派な観光地に早変わりです。
たとえば昔からやっている和菓子屋さんがあったら、きっとそのお店が長い間守り続けてきた特別な思い入れの銘菓があると思います。・・・続きを読む

「列車走行音CDで仮想の鉄道の旅(付録・冷凍みかんの作り方付き」by id:YuzuPON


自主制作の列車走行音CDというのを借りてきました。延々と車内で聞こえる音を録音し続けただけの物ですが、これがすばらしいんです。目をつぶっていると、本当に列車に乗っているかのような臨場感があります。
こういうCDはけっこう出回っているらしく、「列車 走行音 CD」といったキーワードで検索してみると、市販品から自主制作まで色々みつかります。・・・続きを読む

「イエ・キャンプ計画!」by id:Fuel


このイエ・キャンプは夕方から始めましょう。まずは、カレー作りに取りかかります。キャンプの夜といったらカレーです。それも、ニンジンやジャガイモが大きなままゴロゴロ入って、それでいてお肉は豚の細切れか切り落とし。これがキャンプカレーの醍醐味です(笑)。
ご飯は、あったらぜひ飯盒で炊きましょう。・・・続きを読む

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈リトルオータム〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:iijimanさん、ご投稿ありがとうございました。




栗の渋皮煮 
伊豆に住む遠縁の親戚が、栗を送ってくれました。ひな(←奥さんの名前)が早速皮を剥いて「渋皮煮」を作ってくれました。渋皮を残して栗を剥き、重曹を少量加えた水で、アクを掬いながらコトコトと煮込み、暫く茹でたら水(と重曹)を換え、またアクを掬いながらコトコト。何度かそれを繰り返して、アクが出なくなったら、最後に白砂糖と蜂蜜とバニラエッセンス少量を加えて煮込みます。出来上がった一粒一粒に、濃縮された栗の味わい。夏の疲れを秋の元気に換えてくれる、魔法の栗です。


スナップコメント
何とも美味しそうな愛情いっぱいの栗ですね!
そんなに何度もアク抜きを繰り返し、コトコト甘く煮るんだ…。
ご親戚からの贈り物、そして奥様の手づくりとあれば、美味しさひとしお。
iijimanさん、愛されてるんだなぁ…ってあったかい気持ちになりましたw
−ハザマ−


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