イエコト・ミシュラン #033 PickUp3
こんにちは、ハザマです。この土日も東京は初夏を思わせる爽やかな晴天。風光る空の下、みなさまどんな休日をお過ごしでしたでしょうか? 私はようやく冬物クリーニングを全部出し終え、お部屋も少し模様替え。カーテンやクッションカバーを麻のファブリックに替えて、涼しげな空間にリフレッシュしました♪ 本当はゴールデンウィークにと思っていたのですが、あんまりいい陽気なので早くも夏気分でした〜w 窓から入ってくる風もすっかり緑の匂い。お部屋でもおもてでも一番心地いい季節の到来ですね!
さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#033のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は本当に時間を忘れて楽しませて頂きました! 「空き缶・空き箱工作アイデアコンテスト」。イエで工夫されているものから、このために試作してルポして下さったものまで力作揃いで、またも名いわしとなりましたね。いつか『リブ・ラブ・サプリ〜KIDS』本が作れたらぜひ入れたい!というタイトルもいいっぱいでしたw 手近にあるモノから暮らしの楽しみを生み出すサプライズ・アイデアをいっぱい、みなさまどうもありがとうございました!
イエコト・ミシュラン #033 ピックアップ賞・ノミネート賞
#033は「実用にインテリアに!空き缶・空き箱工作アイデアコンテスト」のテーマでご投稿頂きました。
まずは暮らしの実用編といったところからご紹介すると、「ワインの木箱を引き出しに」「空き箱に千代紙を貼って文箱(ふばこ)にする」「空き箱と空き缶で種の発芽のために移動プランター」など、装いも素敵なリメイク工作品がたくさん。「段ボールで猫グッズ」のツリーではさまざまなアイデアが飛び出し、グッズ紹介の猫ちゃん4コマ写真も登場しました♪ 「缶を目覚まし時計の拡声器にする」というユニークな超実用(?!)アイデアも面白かったなw そして遊び心いっぱいの工作アイデアには、「段ボール箱で秘密基地」「ダンボールハウス」「缶ぽっくり」「段ボールにサラダ油を塗って土手すべり」「茶筒と1円玉でマラカスを作る」をはじめ、楽しい実践メッセージがいろいろ。なかでは、「空き箱で空気砲」のツリーで、夏に蚊取り線香の煙をためて噴き出して遊べば楽しさと蚊取りの一石二鳥というメッセージに笑いながらナットクしたり、「Macintoshの空き箱で家具を作るヒト」や「アマゾン箱のダンボーくん」などインテリア作品として工作されている例のご紹介も素晴らしくて目をみはりました!
そんななかから、今回も楽しみがひろがる独創性に満ちたアイデアとして、★(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞とノミネート賞を選ばせて頂きました。これまで考えていたリメイク工作の域を超えたアイデアや作品が多くて、まさにサプライズなメッセージの数々。どうぞお楽しみください!
★(一ツ星)
ジュースなどの空き缶。底がポコンと凹んでいます。捨てられて道端に転がされていた空き缶のお尻を見て、これは磨いたら凹面鏡になると直感しました。
捨てられていた缶は自販機横の空き缶入れに入れ、かわりに新しいのを一本買って帰りました。缶はアルミ缶です。
家に帰り、さっそく缶底を磨くことにしました。早く中身を飲みたいですが、空けてしまうと缶の内圧が下がり、ペコペコになって磨きにくくなりそうだったので、まずは磨く実験が優先です。研磨剤には伝統的なこれを使いました。
- 出版社/メーカー: 日本磨料工業株式会社
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これの成分は研磨剤の他は脂肪酸、灯油、有機溶剤とのことで、化学物質排出把握管理促進法に該当する成分は無しとされています。どのような物でも大量に使いすぎれば人体に悪影響を及ぼしたり環境に負荷を与えかねませんが、この製品は家庭で使うには比較的安心な製品ではないかと思います。
ピカール液をポロ布に取り、少しずつ磨いていきます。缶底はあまり平滑度がよくありませんから、鏡のようにピカピカにするのは根気が要ります。しかし磨けば確実に光ります。
変な話ですが、私はこれを磨きながら、トイレ掃除の教訓を思い出していました。便器を磨く。人の嫌がる作業を進んで行う。そのとき人は奉仕の心を身につける。便器の汚れは落ちにくい。それがピカピカに磨かれた時、人の心もどれだけ磨かれていることだろう、というような教えです。
しかし私はこの教えの中心を、「人の嫌がることをする」という道徳的教訓ではなく、便器にも愛情を注ぐくらいに物を尊ぶという資源保護・エコロジー的教訓として受け止めました。磨くなどして手入れしていくことで、人に忌み嫌われる物すら愛されるようになる。その手間を惜しむのが使い捨て社会。物を使い捨てていくことで、どれだけ私たちの心も曇って汚れていくだろう、と。
そんなことを思いながら磨くこと約30分。缶底はすばらしい輝きになっていました。それもそのはず。鏡の銀色は蒸着されたアルミですよね。アルミはピカピカになったら、それは美しい輝きになるんです。凹面鏡は拡大鏡です。顔を映してみると、休日の無精ヒゲが拡大されて良く見えました(笑)。
これを何に使おうかと考え、ためしに太陽光を集中させて、黒い紙を燃やしてみることにしました。結果は、子供用虫眼鏡よりは早く煙が上がりました。すごいですね。こんなものがレンズと同じ役目をするんです。缶底を上手に切り取って潰れないように何かを充填し、縁を危なくないように加工してやれば、喫煙者の人は、屋外でタバコに火を点ける時に使えるでしょう。
私はタバコを吸わないので、何に使おうか考えた結果、こういう感じのロウソクカンテラを空き缶で作り、
http://www.kusunoki.nagoya-c.ed.jp/sozai/retoro/r10.jpg
奥に反射鏡としてこの缶底凹面鏡を押し込んでみたところ、ちょっとした懐中電灯のように使えるくらいの明るさになりました。防火の観点から家で使うのはためらわれますが、キャンプなどのアウトドアには実用性がありそうです。
凹面鏡は窓際などに放置しておくと思わぬ出火の原因になりかねない危険性もありますが、それさえ注意すれば、ちょっとした異世界を覗くいい玩具にもなります。缶底をピカピカに磨くことでどんな価値が生まれてくるか、皆さんも色々考えて、工夫してみてください。缶底を磨くことで、人生も磨かれる“かも”しれません(笑)。
★★(二ツ星)
菓子折り木箱やそうめん木箱の“蓋”に、顔彩で絵を描き楽しんでいます。
季節の花を描けば、室礼のインテリアにぴったり!
しかし…、最近の菓子箱には木製のものが少なくなり、手に入れるのも一苦労。
★★★(三ツ星)
製作にあたって参考にしたのはこのサイトです。
http://www.jjt.jp/ittokan.html
図では四角い一斗缶を使っていますが、私はちょうどこんな感じのバケツ型のペール缶を使いました。
【ペール缶の例】http://item.rakuten.co.jp/ggshop/nc-50-nc51-20l/
まず蓋を開けます。蓋の爪が本体にガッチリ食い込んではまっていますので、大型のマイナスドライバーとハンマーを使いながら、慎重にこじ開けていきます。丁寧に作業しても、ハンマーでドライバーを打ち込むごとにガンガンとすごい音がいますので、必ず昼間作業してください。ご近所さんと目が合ったら、お騒がせしていますのご挨拶も忘れずに。
うまく蓋が取れたら、縁の爪をハンマーで叩いて広げて、鍋ぶたのようにカパッとかぶせられる蓋にします。
続いて缶と蓋の洗浄です。よく洗って完全にオイルを流し、臭いが残らないようにします。石鹸で洗えばオイル分はきれいになりますが、なぜか臭いが残ります。強い日差しの下で一日か二日天日にさらして臭いが消えるのを待ちましょう。
それでも石油臭さが取れないようなら、まず図に従って缶の下の方に穴を開けてしまいましょう。ペール缶は頑丈なので金工用ドリルを使って開けてください。曲面にドリルの刃を当てることになりますので、刃が滑らないよう、きちんとガイドのポンチで凹みをつけてから刃を当てる必要があります。二度手間になりますが、こういう刃が滑りやすい部分に穴開けする時は、まず3〜4mm位の細いドリルで穴を開け、その穴をガイドに太いドリルを使っていくようにすると失敗がありません。
穴開けが終わったら安全のためにめくれ返ったバリを取り、ペール缶を庭に持ち出して、紙くずを突っ込んで火を付けます。これで石油臭さは完全に消えるはずです。紙屑は火の粉が飛びますので、火の取り扱いには十分注意して行ってください。他のツリーでも言及されていますが、乾燥注意報発令中は屋外での裸火使用厳禁という「自分規則」を作って厳守してください。火を使う作業は気象情報にも注意を払っていくことが大切です。
ここまでできたら、あとは図の説明通りに作れば、いい薫製機が完成します。私はさらに缶の半分くらいの位置に焼き網を取り付けました。食材の落下防止用です。また、食材から大量の汁が垂れて困る場合は、この網にアルミのお皿などを置いて汁受けにすることも可能です。
さらに蓋に小穴を開けて、天ぷら用温度計を差し込めるようにしてみました。初心者ですから、目で見て温度がわかるようにしたかったのです。これはなかなか成功だったと思います。
熱源には、ガスボンベが下にあるタイプのキャンプ用コンロが適しています。室内用のカセットコンロなどは不適です。もちろん七輪などでもいいですね。七輪は火力の調節が難しいですが、私はそのために温度計を付けたような物ですので、七輪を熱源にした薫製作りにチャレンジしています。
薫製には、冷薫、温薫、熱薫の三種類があり、この薫製機は主に温薫に対応します。温薫は摂氏30度〜80度くらいの範囲で数時間におよびいぶしていく方法です。最初は低い温度で行い、次第に温度を上げて、出来上がり時にはアツアツに持っていくのが基本的な作り方だと思います。冷薫と違って長期保存に向く薫製は作れませんが、ジューシーなおいしい薫製が楽しめます。
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「梅昆布茶の空き缶でミニミニ針箱」by id:TinkerBell
使うのはこういう缶です。ちっちゃな缶。
もちろん昆布茶の缶でもかまいません。
玉露園 梅こんぶ茶 50g
* 出版社/メーカー: 玉露園食品工業
* メディア: ヘルスケア&ケア用品
さて、皆さんは普段、針箱というと、どんな用途に使うことが多いでしょうか。・・・続きを読む
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「せんべいの空き缶」by id:canorps
よく子供の頃にアルミホイルで包んだサツマイモを焚き火に投入して
焼き芋を作ったことがありました。
そんな焼芋ですが
焚き火をするのもなかなか難しいものですが
せんべいなどの空き缶を使って作ることもできるのですね。・・・続きを読む
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「バケツ型のオイル缶を使って炭焼き窯作り」by id:Fuel
まずはこちらをご覧ください。島根県出雲農林振興センター提供の簡易炭焼き窯築窯マニュアルです。
http://www7.pref.shimane.jp/manabi/contents/16zissi/izumo/ID-184...
必要な材料はバケツ型のオイル缶。これはガソリンスタンドなどで分けてもらえますが、建設工事の資材置き場などにもよく転がっていますから、半分錆びてゴミ寸前のような物なら、欲しいと言えばたいていただで持たせてくれます。・・・続きを読む
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「楽しいパッケージクラフト」by id:SweetJelly
パッケージクラフトとは、空き箱などを素材として使ったペーパークラフトのことで、パッケージの素材だけでなく、印刷の色や絵や文字なども造形に活かしていくのが特徴です。普通、空き箱工作というと、紙を貼ったり色を塗ったりして、パッケージデザインを隠しますよね。ところがパッケージクラフトでは、この箱の印刷を活かして何が作れるだろうと考えるところから創作がスタートしていくのです。・・・続きを読む
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「ドラム缶を楽器に。スチールドラム」by id:atomatom
トリニダード・トバゴ。カリブ海の島国です。
政府によってドラムの使用を禁じられた民衆の知恵と努力で生まれた楽器です。
古いドラム缶を修理しようと叩いていたら、叩く場所によって違った音がすることに気付いた人が、これを楽器に出来ないかと発想したのです。
やがてこのドラム缶を利用した楽器は「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器」と呼ばれるようになりました。・・・続きを読む
「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
デイサービスでも取り入れられているところが素晴らしい、ぴったりです。
子供から大人までどこでも楽しめるゲームは少なくなった中で、ジェンガは健在。
電気を使わず手を使うゲームにほっとするのは、私だけではないはずです(笑)。
−ハザマ−
»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
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