イエ・ルポ 2 #047 PickUp5



みなさま、メリークリスマス!! イヴの午後、いかがお過ごしでいらっしゃいますか? 今夜のご家族やご友人とのパーティーを楽しみに準備されている方もいらっしゃることでしょうねw 私も今夜はポットラックパーティー。今年もロマンチックじゃない、賑やかな集いです(笑)。そして、今年の新しい趣向は、ツリーに飾るオーナメントも各自素敵なものを見つけて持ち寄り、一緒に飾ること。これもお楽しみで、私は後でみんなが記念として持っておけるようなものをと、陶器に焼いてもらったんです♪ 雪の結晶のカタチに抜いた粘土板に穴をあけて、裏には日付とみんなの名前を彫って。オモテはまるで白いクッキーみたい。みんなよろこんでくれるかな〜と思うだけでワクワクするものですねw みなさまも素敵なクリスマスを過ごされますように!


さて、今日は“イエ・ルポ 2”#047のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「家族全員集合!微笑みと爆笑の家族エピソード」のテーマ、今回は微笑み話が多かったですね〜w いつまでも心に残っている家族との大切な思い出や、ご両親や兄弟姉妹の愛しみにあふれるエピソード、それに可愛くて仕方がないペットたちのお話も! こうしてあらためて思い返してみると、家族へのありがとうの気持ちがい一番に湧いてくるものなんだなぁと、じんとくるルポがいっぱいでした。今回も、あったかなハートと愉快な笑顔のメッセージを、みなさまどうもありがとうございました!


イエ・ルポ 2 #047 ピックアップ賞・ノミネート賞

#047では「家族全員集合!微笑みと爆笑の家族エピソード」のテーマでご投稿頂きました。今回は何だかホ〜ッとさせてくれる家族の和みのシーンやエピソードがたくさん。ひとつのテーブルを囲んで語り合う「家族会議」、結婚して新しい家族とカウントダウンする幸せが綴られた「新年のあいさつ」、兄弟全員でご両親の結婚記念日にプレゼントされたという「家族で海外旅行」、感謝の気持ちが込められた思い出ルポ「家族揃ってピクニック」、お祖母様もこの日はきれいにお化粧されてほのぼのとした「家族写真」、大勢でホテル宴会場を借り切って行われるというお父様の「兄弟会・いとこ会」、想像してますます愉快な「夫婦間でのみ通じる言葉」…。一方、爆笑エピソードにも、家族旅行の旅館ででお父様にビックリ作戦「心霊!?」、子供の好奇心にはかなわない!「妹が拾ってきたもの」、イタズラ好きのお父様の「ふざけた写真」をはじめ、笑いのなかにチャーミングがご家族の姿が浮かび上がるお話がいっぱいでした!


そんななかから、今回は、まるでひと幕のドラマが目に浮かぶように書き綴って下さった楽しいご家族のルポより、ピックアップ賞・ノミネート賞を選ばせて頂きました。やっぱり、日々の暮らしのなかに微笑みも笑顔もいっぱい生み出せる家族って素敵です!


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「探し物はどこですか」by id:YuzuPON


父が出張に出かけました。札幌まで列車の旅です。父は鉄道が大好きなので、前日からウキウキでした。
青函トンネルってのはなぁ、海底で地盤が軟弱だったんで、普通のやり方では掘れなかったんだよ、おまけに水がじゃんじゃん出るし。そこでまず地盤にセメントを高圧で注入して、それが固まるのを待ってから掘り進んでいったんだ。人工的に強固な岩盤を作って、それから掘るっていう作業だな。そういう苦労を思いながら通ると、感激もひとしおなんだ。
もう蘊蓄を語る語る。はいはい、気を付けて行ってきてね、おみやげは北海道限定サッポロビールクラシックね、行ってらっしゃーい。
母のもとには、けっこう頻繁にメールが届きました。余裕ある日程の出張なので自由な時間も多いらしく、どこに行ったの何を食べたのと、写真付きの旅行記ブログのようなメールです。母も嬉しそうにそれを眺めていましたが、事件は帰りの列車内で発生しました。なんとキップを紛失してしまったというのです。いくら探しても見つからない、このままではキップを買い直さなければ降りることが出来ない。会社も落としたキップの穴埋めまではしてくれないだろうから、今回の出張はけっこうな損害になりそうだよとのこと。
指定券とか他のキップはあるの?ポケットは全部調べた?鞄の中は全部出して確かめてみた?落とし物として駅に届いてるとかって可能性はない?などと母も知恵を絞ってアドバイス(になっているかどうかは疑問ですが)を送信していたようですが、ついに万策尽きて、父は自腹でキップを買い直して帰ってきました。
あんなにウキウキと出かけたのに、帰ってきた父はしょんぼりしています。母は、いいじゃない、あんなに楽しい旅だったんだから自分のお金で行ってきた方が思い出に残るわよと慰めますが、父は、お金が惜しいんじゃないんだ、こんなヘマをしてしまった自分が情けないんだよと悔しそうです。その気持ちは分かります。
翌日。母が父の靴を磨いていると、あら!と声を上げました。出張明けの休みで家にいた父がどうした?と声をかけると、お父さんこれ、と母が汚い紙片を持ってきました。靴底にガムと一緒に貼り付いてたわよと指先に抓まれた紙は、変わり果てた姿のキップでした。
さすがの父もこれにはマイッタの顔。でも嬉しそうに口がほころんでいます。
「降りる時精算所で再収受証明もらってきた?」
「あるある、今度はなくしたりしてないはず」
「なら払い戻し受けられるね」
すると母がぽつりと、
「こんな汚いキップを渡されるなんて、駅員さんがかわいそう」
タイミング良く猫が鳴いて、その通りだニャーと言っているようで、みんな声を上げて笑ってしまいました。一瞬にして明るいわが家が戻ってきました。


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「庭に古墳を作って思い出を埋めた弟」by id:MINT


以前、はてなに「あなたの家に古墳はありますか?」という質問がありました。
http://q.hatena.ne.jp/1123828411
家に古墳があったら面白いなと思い、弟に、
「ねぇ、古墳作ってよ」
と冗談で言ってみたら、弟は真顔で
「俺もちょうど作ろうと思っていたところだ」
と言って庭に出て行きました。季節は夏の暑い盛りでしたが、外は雨。弟は濡れながら庭の土を掘り返しはじめました。
「冗談だよぅ、濡れるから家に入ろう」
と言っても、今すぐ作るんだと言って聞きません。せめて傘を差し掛けようとしましたが、一人でないと作れないから姉ちゃんこそ中に入って待っててくれと言われてしまいました。私、怒らせるようなこと言っちゃったのかな、こんな雨の日に冗談が過ぎちゃったのかなと、とても不安になってしまいました。
お湯を沸かし、すぐお茶が入れられる準備をして、弟の古墳作りが終わるのを待ちました。バタンとドアが開く音がしたのでタオルを持って玄関に行くと、弟の目が少し赤くなっているように見えました。顔を濡らしているのは涙なのか雨水なのか…。タオルを渡すと、弟はそれで顔を拭って、そのまましばらくタオルに顔をうずめていました。
「ごめんね、無理言って」
弟はまだタオルに顔をうずめたままでした。でもしばらくしてタオルを外して顔を上げると、その顔はとてもいい笑顔に変わっていました。
「思い出を葬ってきたんだ、これでサッパリした」
弟はそう言ってガシャガシャと頭を拭くと、着替えてくると言って階段を上がっていきました。
「お茶入れて待ってるからね」
「おぅサンキュー」
あとで聞いたら、ふられた彼女からもらった年賀状を埋めていたとのこと。ほかの思い出は思い切って処分したのに、年賀状だけ忘れていて、それが見つかってからというもの再び気持ちの整理が付かなくなっていた、そんな時「古墳作ってよ」と言われて、これが思い出を葬って気持ちをふっ切るチャンスだと思ったのだそうです。庭に出てみると、幅30センチくらいの前方後円墳ができていました。


こんな話が笑い話としてできるのは、今は弟に、とてもいい彼女がいてくれるから。うちの弟はこんなふうに恋には一途なタイプです。ほんと、いいヤツなんで、末長くよろしくね。ちなみに後日、その古墳の上にビンボウ草が生えてきました。弟はそれを見て、腹いてぇと大爆笑。ヤケッパチ笑いではない本当の気持ちのいい大笑いでした。うんうん。うちの弟はこんなふうに、気持ちのサッパリしたヤツでもあるんです。きっと幸せになれよ。姉ちゃんは祈ってるよ♪


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「新春書き初めで初笑い」by id:tough


書道好きの父にとって、毎年の書き初めは欠かせない行事です。正月二日の朝、拭き清められた床の上に無地の掛け軸が広げられ、父はその横で墨を擦り始めます。冬の朝ですが、暖房は入れません。キリッと冷たい空気が気持ちを引き締めます。まるで武道の寒稽古のような雰囲気です。
父の表情は真剣そのもの。墨を擦る手は軽やかに動いていきますが、結んだ唇に真剣さが現れています。新年初のこの書に、一年の決意を込めるからです。
父の書道はいつも真剣勝負。普通は何枚も同じ文字を書いて、その中の一番いい作品を掛け軸に仕立てていきますが、父の場合は表装済みの無地の掛け軸に、ぶっつけ本番で書いていきます。失敗の許されない一発勝負。この緊張感がいいんだよと、いつも父は言っています。
墨が刷り上がりました。筆を手にする前に、父は何度も腕を差し出して、これから書こうとする字を宙に描きます。父の手が「大志」と動いています。これが今年の父のテーマ。何か大きなことに挑戦したい年なのでしょう。
いよいよ筆を取って書き始める瞬間がやってきました。たっぷりと墨を含ませた太い筆が紙の上に下ろされます。父は勢いのある筆捌きで一気に書き上げました。すばらしい出来映えです。これが今年一年の父の決意の現れかと、横で見ていた私も感動に包まれました。続いて父は筆を持ち替え、再びたっぷりと墨を含ませました。作品に銘を記すためです。
その時、階下から「あひょ〜」というような間抜けな叫び。父は首だけ振り返って「どうした、母さん」。「ごめん、お皿を落としそうになって逆に自分がひっくり返っちゃった」。「大丈夫か?」。「うん、平気」。「ならよかった」。
しかしこっちはよくありませんでした。こんな階下とのやり取りに気を取られていた父は、せっかくの作品の上に、ポタリと墨の滴を垂らしてしまっていたのです。「あ…」。一瞬父の表情が凍りました。でもすぐに柔らかな表情に戻って太い筆を取りました。何をするのかと見ていると、墨の滴の上に点を一つ打ったのです。「大」の字が「犬」になってしまいました。それまでの緊張した気がとたんにほぐれて、父も私も大笑いです。
母が「なぁに、楽しそうね」と上がってきました。
父「母さんのお陰でこんなすてきな書き初めになっちゃったよ」
母「あらまぁ、犬のこころざし」
私「これが今年のお父さんの目標だよね」
父「よし、父さんは今年一年番犬のようにしっかり家を守ることにしよう」
母「ついでにごはんをくれる人にはいつも忠実に」
父「わん、て何だそれは」
戌年正月二日の朝の出来事でした。今でも父は母にとても忠実です(笑)。


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「どうぞお大事に」by id:TinkerBell


母は元看護師なので、ことあるごとに「どうぞお大事に」と言ってしまいます。
ご近所に自治会の書類を届けに行って、帰り際に「どうぞお大事に」、なんて言ってしまうのは日常茶飯事。
そのたびにハッと気が付いてはバタバタッと駆けて戻って、
「ごめんなさい、私さっき変なこと言ってませんでした?」


宅配便の人が来ても、
「寒い中配達ご苦労様」
「いえいえ仕事ですから」
「頑張ってくださいね、どうぞお大事に」
「……」
「きゃぁ、違う違う、どうもありがとうございました、です」
初めての人はかなり面食らっているようです。


でも、こんなこともありました。
通りすがりの人に道を聞かれた時のことです。
「○○ってどこにあるかお分かりになりますか?」
「えーーと…お母さん分かる?」
「うーん、ちょっと聞いたこと無いので、この付近じゃないかもしれませんね、住所などお分かりになりますか?」
「○○町一丁目だそうです」
「あ、それはまだだいぶ先になりますね、歩いて行くには距離がありますから、バスで行かれるといいですよ、そこのバス停から4つめが○○町一丁目ですから、そこで降りて誰かに聞いてみてください」
「これはごていねいにありがとうございました」
「いえいえ、お役に立てませんで、どうぞお大事に」
「きゃ、お母さん!」


しばらく沈黙が流れました。
その人がうつむいてしまったからです。
母は言葉を言い直そうにも言い直せなくなってしまいました。
その人はゆっくり顔を上げて、そしてまた深々と頭を下げました。
そして、こんなことを話してくれました。


「やはり初対面の方にも分かるんですね、私は今、医者から入院を勧められているんです。家族にも強く勧められています。でもどうしても仕事を離れることができなくて、今までずるずると来てしまいました。でも今決心が付きました。入院してしっかり体を治して、仕事はまたそれから頑張ります」


ケガの功名とはこのことかもしれません。
その人と別れた後、母は目に一杯涙を溜めて、このクセもたまには役に立つでしょ、と泣き笑いをしていました。
病院に勤めていたころは、きっと一日に何十回も言っていたであろう「どうぞお大事に」。
今も別れ際の挨拶の言葉として染みついて抜けないくらいに、母はこの一言に心を込めていたんだろうと思います。
そう思うと、落とし物を届けた帰り際にお巡りさんにまで「どうぞお大事に」と言ってしまう母を、ちょっと誇らしく思います。


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「母のわらしべ長者物語」by id:Fuel


久し振りに母と一緒に歩いていると、歩道に薔薇が一枝落ちていました。こんなにきれいな花がもったいないと母が拾い上げ、しばらく歩いていくと、向こうから自転車の高校生がやってきて、それ私が落とした花なんです、今日卒業式で後輩からもらった花束で、とのこと。母がはいと花を手渡すと、高校生は、拾ってもらったお陰で大切な花が踏まれずに済んだととても喜んで、何かお礼をしたいんですがこんな物しか持ち合わせがないのでと、財布から2枚のマックカードを取り出しました。母も私も、そんな気遣いは無用ですからと辞退したのですが、拾ってもらって本当に嬉しかったのでぜひと言うので、ありがたくいただくことにしました。高校を卒業したその日に、大人の礼節を実践しようとした爽やかな高校生の姿。いい出会いでした。
せっかくだからこれで何か買って帰ろうかと、母と一緒に駅前方向へ。すると途中の道端で子供がぐずって困っているお母さんがいました。ご近所の方です。あらあらボクどうしたのと母が声をかけると、スーパーで買い物をしたらお菓子を買ってくれとねだったので、ダメと言って出てきたところ、とのこと。そのお母さんが、仕方ないわね、お菓子買ってあげるからと譲歩しても、子供はいっこうに落ち着く気配がありません。どうやらもうお菓子のことなんかより、自分の意志を聞き入れてもらえなかったことに腹を立てて、引っ込みが付かなくなっている様子です。
母がさっきもらったカードを私に見せて『いいよね?』と言った感じで目配せをしたので、私も『OK』と頷きました。母がしゃがんで、ぐずっている子供にカードを差し出して言いました。ねぇボク、ハンバーガー好きかな、これハンバーガーが買えるカードなんだけど、もうこんなふうにママを困らせないって約束してくれたら君にあげる。
私も、これ2枚あったら君のお腹じゃ食べきれないくらい買えるよ、そうだ、今日は逆に君のおごりでママにも何か買ってあげたらいいよ、と言うと、子供はこれで一気に傷つけられたプライドが癒されたらしく、にこにこ顔でカードを受け取ってくれました。
子供はかわりにとポケットからクシャクシャのレシートを取り出して、母に手渡しました。子供のお母さんは苦笑しながら、今そこのスーパーでレシートで応募すると旅行やお米が当たる懸賞をやっているんですよとのこと。子供なりの精一杯のかわいいお礼ですから、ありがたくいただくことにしました。
おばちゃんありがとー、ボクもありがとねーと手を振りながら別れ、せっかくだからこのレシートで応募してこようかとスーパーに行ってみたところ、レシートの金額は一口分の応募に十分足りる物でした。さっそく応募して、当たるかな、当たったら笑っちゃうねなどと言いながら家に帰りました。そしてその日は帰宅した父を囲んで、今日はこんな面白いことがあったんだと話に花が咲きました。
それからしばしの日が過ぎ、もうそんなことも忘れかけていたころ…。本当に当たっちゃったんです、魚沼産コシヒカリ10kg!一輪の薔薇が最後にはコシヒカリに。わらしべ長者ならぬ薔薇しべ長者だと大爆笑しつつ、花を落とした高校生や、レシートをくれた子供の心を思いながら、ありがたくいただきました。お礼の心にお礼の心が積み重なってお米になった、これは一つの奇跡です。おかしくもちょっぴり感動の、母のわらしべ長者物語でした。


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「母ひとり〈恵方巻き〉にハマる」by id:VEGALEON


本日は「冬至」で「クリスマス」も未だだというのに、コンビニでお昼のおにぎりを購入したら 店員がレジ袋に何か紙切れを一緒に入れていました。
きっと 年末のお店のクーポン券だろうと思っていましたら、なんと来年の節分の「恵方巻き」の予約券ではありませんか!
早すぎるにも程があります。でも問題はそこじゃないのです。毎年この「恵方巻き」を見ると笑えてくるのです。
そもそも私の住む名古屋には「恵方巻き」の習慣はありません、・・続きを読む

「歯磨き」by id:Lady_Cinnamon


ある朝の出来事です。
母が洗顔を終えた後に、
父が洗面所で歯磨きを始めました。
私はその時、キッチンで朝食の準備中。
以下は、その時の母と父の会話です。
父:(歯磨き中)シャコシャコシャコ・・・。・・・続きを読む

「孫じゃなくて…」by id:choco-latte


うちではわんこに対して赤ちゃん言葉で話てるのが日課となっているのですが(笑)
それがついつい外でも出てしまいます。
うちの母と一緒にわんこを抱っこして外に散歩に出かけたときのこと。
いつものように母がわんこに「○○でしゅねー」と抱っこしながら話かけていたら、
後ろから弟の同級生のおばさんが自転車でやってきました。
うちの母に「あれ?○○くん(弟)子供産まれた?」と
話かけてきたので、母が振り向いたら、・・・続きを読む

「正月に酔っ払う父親」by id:atomatom


ぼくがまだ子供のころのことなんですが。
うちの父親は普段は真面目でどちらかといえば口数の少ない人なのです。
家で酒を飲むときもほろ酔いどまりで、羽目を外すような飲み方はしません。
ところが正月に親戚一同で集まっての酒盛りでは、これが見事に酔っ払うのでした。
というのも、ぼくの叔父に当たる人が酒好きの、そして人に飲ませるのも好きで上手な人だったのです。
この叔父が1人いるだけで、場にいるみんなの口数が多くなるんです。
うちの父親なんか歌まで歌っていました。・・・続きを読む

「ペット」by id:powdersnow


ペット絡みでは、ほほえましいエピソードが多いですね。
犬を飼うのに反対していた母親が、新しく子供ができたみたいに一番、世話を焼いていたり、
父親は、犬が他の人と遊んでいると、自分の元に呼び寄せて優越感に浸っていたり。
パソコンの壁紙も携帯の壁紙も、愛犬の写真です。
旅行なども、犬を預けないとならない場合には、あまり出かけたがりませんね。
迎えに行くと、凄い勢いでじゃれてきて、本当に寂しかったんだろうなと実感してしまうからだと思います。・・・続きを読む

「くしゃみをすると返事をした子猫」by id:iijiman


うちの猫が子猫だった頃のこと。
誰かがくしゃみをすると、必ず「にゃあ」と返事をしたそうです。
大きなくしゃみをすると「ぎゃあ!」と大きな声で返事をした。
最初はその理由が分からなかったのですが、あるとき、奥さんが気づきました。
「この子、自分を呼ばれていると思っている」。
猫の名前は「朔ちゃん(さくちゃん)」。
子猫時代の朔には、「はくしょん」が「さくちゃん」に聞こえていた様子でした。・・・続きを読む

「気分はプチ戦国武将」by id:meizhizi87


今年は、家族で大河ドラマ天地人」に夢中になりました。ガイドブックを買ってきて予習や復習をしたり、上杉家・直江家のゆかりの地、新潟や米沢に行ったり、毎週の放送を楽しみにしていました。
その影響もあって、時々、家族の会話のなかに、戦国武将のような言葉が混ざるようになりました。返事をするときには、はいではなく、「はっ」と力強く言ったり、何かを間違えたりすると「これはしたり」と言ったり。言いながら戦国時代みたいだと笑っていました。・・・続きを読む

「歯磨き粉と接着剤を間違える」by id:mododemonandato


家族で麻雀をしようと牌と点棒のセットを開いたら、点棒の一本が折れていました。
くっつけようとイエの中を捜したら、英語の書かれた白いチューブを見つけました。
たぶん接着剤だろうと点棒をくっつけてみました。
しかし、いつまで待ってもくっつきません。
英語の説明をよく読んでみるとtoothとあり、どうやら歯磨き粉らしいとわかり、家族で大笑いになりました。・・・続きを読む

「父に十代の彼女が出来た!?」by id:momokuri3


父の携帯に頻繁にメールが届くようになりました。突然メールの量が多くなったのも変ですが、サッと目を通してその場で消してしまう仕草も怪しげです。その後数回、休日に行き先も告げずに出かけることがありました。それでもまだ母は、父に限って変なことは絶対しないはずと信じていたようでしたが、ついに父らしい人が十代の女の子と街を歩いていたとの噂を聞きつけては黙っていられません。
母が私の部屋にやってきて、あんたももう子供じゃないんだからこんな話をしても大丈夫よねと前置きをして、ことの次第を話してくれました。
「ちょ、ちょっと待ってよ、それは全て憶測と噂だろう?」・・続きを読む

「見てはいけないものを……」by id:Oregano


ある休日、買い物帰りに某駅前広場を見下ろせるお店でコーヒーを飲んでいると、歩道を通る二人の見慣れた人の姿が。おや?父と母?こんなに家から離れた場所なのに何やってんだ?
おーーーっと、手をつなぎました。この角度からもしっかり手をつなぎあっていることが確認できます。まるで高校生カップルのようであります。原子同士が互いの電子を共有する強い化学結合共有結合と申しますが、まさにこの夫婦は人間共有結合、そしてこのワタクシはそれによって形成された人間共有結合結晶と申せましょう、なんて実況中継をしてしまいたくなるような光景でした。・・・続きを読む

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYホットスイーツ&ドリンク〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:Lady_Cinnamonさん、ご投稿ありがとうございました。




さつまいもシナモンと柚子茶ティー
ホットスイーツということで、以前いわしでも紹介した「さつまいもシナモン」をご紹介(http://q.hatena.ne.jp/1254113424/234463/#i234467)。いわしでは書かなかったのですが、我が家のシナモンシュガーは独自ブレンドです。一般のシナモンシュガーはパウダーシュガーがブレンドされています。うちでは大きな空き胡椒ケースに、シナモンパウダーと粗い珈琲シュガーをドサッとブレンド。珈琲シュガーの粒々感がスイーツにあうんです。添えているのは柚子茶ティー。以前紹介した柚子茶・柚子ジャム(http://q.hatena.ne.jp/1244436908/220336/)を、レモン代わりに紅茶に入れています。レモンティーよりコクがあって美味しいですよ。



スナップコメント

これが気になっていたさつまいもシナモン! 厚さもたっぷりでホクホク美味しそうです〜。
さすがLady_Cinnamonさん、シナモンパウダーも自家製なんですね!
わかります、そのコーヒーシュガーの粒々感の魅力。わたしもこのブレンドで作ってみようw
自家製の柚子茶が香る紅茶も、何て贅沢であったかなティータイムなんでしょう♪
−ハザマ−


»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
募集期間中にご投稿頂いた方にもれなくはてなポイント300ptプレゼントいたします。
また、スナップ賞にはアマゾンギフト券3,000円分をプレゼントいたします。