イエコト・ミシュラン #059 PickUp3
みなさまこんにちは、hazamaです。今日はひとつお知らせから。先日、いわしの書き込みに関するコメントも頂いて、気になっていらっしゃる方が多いことと思います。ここのところまた意味不明の短い書き込みにより荒らされている状況で、対策を考えました結果、書き込みに年齢制限を設けることにいたしました。年齢を問わずスムーズな語らいができれば理想的とこれまで検討中でしたが、やむなくの対策です。明日スタートのいわしから年齢制限を設定することにより、12歳以下の方、そしてユーザー登録内容に年齢の記載がない方はご参加いただくことができなくなります。みなさまにはいま一度ユーザー登録をご確認いただきまして、ご参加くださいますようお願いいたします。みなさまに気持ちよく語らいを展開していただけますように、またご意見などもお聞かせ下さいね!
イエコト・ミシュラン #059 ピックアップ賞・ノミネート賞
さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#059のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は、「爽やかに快適に!テーマのある夏のお部屋作りプラン・コンテスト」のお題で素敵なメッセージがたくさん届きました。これまでにも楽しく快適な夏のイエ作りをいろいろ考えてきた〈イエはてな〉ですが、今回はその集大成ともいえる素晴らしい語らいになりましたね!
いくつかご紹介すると、全国的なイベントもご紹介くださった「打ち水」、スダレなど日本の知恵とともに「窓全開&畳&うちわ&扇風機で完全涼!」、テーブルの上に涼しさを演出するさまざまな「ガラス」、今のお部屋にも合う「天蓋風の蚊帳ネット」、「カーペットはどけて」イ草のゴザなど夏の敷物、香りも爽やかな「アロマ風虫除け」……。いろんな視点から夏のお部屋の快適を語ってくださいました。
そんななかから今回は、ひとつのテーマから素敵なお部屋作りプランを展開してくださったメッセージを、★(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞&ノミネート賞に選ばせていただきました。ユニークなテーマと素晴らしい実践エピソードがいっぱいで、お部屋作りもそこで過ごす時間も楽しくなるプラン、じっくりとご覧ください。今回のピックアップ賞は、〈みんなの住まい〉6月末日公開の特集記事として編集、ご紹介いたします。こちらも楽しみにしていてくださいね!
★(一ツ星)
もうすぐ訪れるじめじめした梅雨の時期、そしてその後には暑い夏がやってきます。
湿度と暑さでけだるさを感じるこれからの季節。
スイッチ一つで涼しくなるクーラーは確かに便利で快適ですが、
冷やしすぎは体にも環境にもよくありません。
クーラーのスイッチを入れる前、温度を下げる前に、爽やかな香りで涼みませんか?
香りで涼を感じる、香涼み=かおりすずみ。
まず涼を感じる香りといえば、薄荷<はっか>です。
・和薄荷
クールな中にもほんのりとやさしい甘さがあって、
あのスーっとするサクマドロップのハッカ飴の香りです。
・西洋薄荷
西洋薄荷の種類はたくさんありますが、代表的なものがペパーミント。
和薄荷に比べて、芳香が強く辛口な印象です。
これらの薄荷を水蒸気蒸留して採取したものが
薄荷の精油である「はっか油」で、薬局などで売っています。
このはっか油のあのスーっとする香りの主成分が
L−メントール(薄荷脳)
メンタムやメンソレータムのリップなどにも入っていますね。
そんな、はっか油は我が家の夏に欠かせないものの一つです。
色々な用途に使えますので少しご紹介します。
・薄荷水
清潔な水にはっか油を数滴落としたものですが、
これをスプレー容器に入れるとはっか水のスプレーが出来上がり。
朝の目覚めに全身に吹き付けると、メントールの清涼感でひと時暑さを忘れられますよ。
おまけにこのはっか油には殺菌作用もあるので、
汗の匂いも抑えてくれる優れものなんです。
・はっか水の作り方
水 100cc
(ミネラルウォーターの中には肌をつっぱらせるものがあるため、水は精製水か水道水をオススメします)
はっか油 5滴〜10滴
一滴でも刺激があります、刺激が強ので様子を見ながら加減して加えてください。
スプレー容器に水とはっか油を入れてよ〜く振ったらできあがりです。
水とはっか油は混ざらないので、使う度によく振ってくださいね。
暑い時、気分転換に、汗をかいた時などひと吹きで爽快です。
冷蔵庫で保存し、一週間ほどで使い切ってください。
また、真夏の外出時に持ち出したい時は、水の全体量の30%ほどをアルコールにすると、常温保存も出来るようになります。
スプレーした時のはっかの清涼感とアルコールの気化熱効果も加わります。
・はっかの化粧水
はっか油を1〜2滴にして、グリセリンを小さじ半分ほど加えると、
はっかの化粧水になります。
これを日焼けした時に使うと肌のほてりを抑えてとっても気持ちいいです。
(こちらも保存は冷蔵です)
・はっか風呂
汗をかいた夏の一日の終わりには、
さわやかな、はっか風呂はいかがでしょうか。
生のハーブを使う本格的なものもありますが、
このはっか油を使うと手軽で便利です。
重曹大さじ2杯を浅い器にいれ、そこにはっか油を3〜5滴落としてよく混ぜます。
後は浴槽のお湯に入れてよくまぜます。
重曹を入れた湯のやわらかさとはっかの爽やかさでなんとも涼しい夏のお風呂です。
*はっか油は刺激が強いですので、小さいお子さんと入られる際にはご注意ください。
・飲むはっか水
これは夏バテで食欲がない時や、食べすぎで胃の調子の悪い時などに
コップ一杯の水にはっか油を1滴落としそのまま飲んでみましょう。
はっかのスッキリとした清涼感で気分もとても楽になりますよ。
もちろん胃の調子が悪い時だけではなく、すっきりしたい時にもどうぞ♪
・虫除けスプレーに
手のひらにはっか油を3滴ほど落としたら
そこに水を少滴加えて両手をすり合わせて水とはっか油をまぜながら身体に塗ります。
肩へ塗るとはっかの刺激で血行が良くなって肩こりも楽になることも。
また、手足に塗ると強力な虫除けになります。
ただしはっか油は刺激が強いですで、肌の弱い方は注意して下さい。
・ハンカチやおしぼりに
はっか油はハンカチに1滴落としておくだけでも
汗を拭くたびにスーっといい香りで心が落ち着きます。
暑い外から帰ってきた時には冷蔵庫で冷やしておいた、おしぼりにはっか油を加えたもので
顔や首筋を拭くと、気化熱と香りとで一気に爽快になれますよ。
○次はお香の楽しみ方
涼やかな香炉でゆっくりとお香をくゆらせ、香りが運ぶ涼を感じてみてください。
お香には、焚くことで清涼感を味わえるものがいくつかありますが、
なかでも代表的なものが白檀の香りです。
香木の中でも有名な白檀は、すっきりとした甘くさわやかな香りが爽快感を与えてくれます。
夏真っ盛りになるとこの白檀を使った扇子を持ち歩いている人もちらほら見かけますが、
白檀の扇子は、扇いだ風で涼むよりは扇いだ時に漂ってくる香りで涼を感じるものだそうです。
そのためこの扇子では強くバタバタと扇ぐのではなく、上品に優雅に扇ぐのです。
扇子の風で物理的に涼しさを感じるのでなく、香りで涼を感じていたなんてびっくりです。
他にもおからソーセージに使ったセージも爽快さを感じられる夏むけハーブです。
夏におからソーセージのリクエストが多かったのはそのせいかしら?
この夏、さわやかな香りのある生活をはじめてみませんか?
さまざまな香りで涼を感じ、暑い夏をエコで乗り切りましょう。
★★(二ツ星)
まず二畳、つまり一坪ですね。最低限これだけの何も無いスペースを作りましょう。物が一杯でなかなか部屋が片付かないという声も聞こえてきそうですが、そこを何とか工夫して、スペースを空けます。これだけでもずいぶん涼し気な印象になってきませんか。
続いて部屋の中に、椅子の代わりの縁台を置きます。竹で作られた縁台なんて涼し気でいいですね。これだけだとお尻が痛くなって長時間座っていられないという人は、藍染めの絣(かすり)などの和の情緒漂う涼しげなで小さな座布団を作って置いてみるのもいいと思います。
縁台には団扇も置きましょう。団扇はマチに行くと宣伝用の物をもらえたりしますが、そのままでは芸がありませんから、水に漬けて宣伝の紙は剥がして、涼しげな模様に染めた和紙などを貼り直してリメイクしてしまいましょう。
紙を色々な形に折って、その一部を適当な染料に浸して開くと、楽しい模様の和紙が作れます。染料には花の絞り汁なども使えますから、夏になったらアサガオなどで楽しみながらやってみるといいですね。
染め終わったら和紙全体に霧を吹いて均等に湿らせて、きれいなガラスなどに貼り付けて乾かせばアイロンをかけたようにピンとした紙になりますから、これを団扇の骨に貼れば、すてきなオリジナル団扇の出来上がりです。貼る時の糊に水分が含まれているとせっかくピンとなった紙が再びたわんでしまいますから、この時の糊にはスティックタイプの物などが適しています。上手に作れれば、これだけでも涼しげなインテリアになりますね。
スリッパも替えましょう。今まで何度か「布草履」の書き込みがありましたが、そんなのを部屋履きにできるといいですね。夏に備えて今から編み始めるというのはどうでしょうか。
■ ぼろ布で草履を編む
id:castironさん
http://q.hatena.ne.jp/1173415200/79312/#i79312
■ 古いバスタオルで布ぞうりを作る
id:daydayさん
http://q.hatena.ne.jp/1222058801/185916/#i185916
■ 編んで快適 夏じたく
id:sumikeさん
http://q.hatena.ne.jp/1273639851/262918/#i262918
こちらの書き込みによると、鼻緒がある履き物は外反母趾の予防になり、鼻緒のツボ押し効果も期待できるとのことですから、涼しさと健康で二重の爽快さが期待できそうです。
■ 布ぞうりをつくる!
id:vivisanさん
http://q.hatena.ne.jp/1176872048/88808/#i88808
部屋の中の雑然とした部分には、葦簀(よしず)を立てて目隠ししてみましょう。葦簀は本来は外掛けに使う物ですが、庭に置く縁台を部屋に持ち込んでいるのですから、これもわざと葦簀にしてしまいます。傍らには何か涼しげな植物の鉢なんかも置けるといいですね。
こんな部屋のセッティングで、室内を夕涼みの庭にしてしまいます。なら庭でやればいいじゃないかと言われてしまいそうですが、それはそれ、これはこれ。夕涼み気分でCDを聞いたりテレビを見たり。こんなことは室内でしかできません。
夕涼みをしたいけれど夜更けにしかイエに帰れないという人も、こんなセッティングがあれば、深夜に夕涼み気分で縁台で冷や酒の杯を傾ける、なんていうことが可能です。
もちろん、ちょっとこんな変わった夏スペシャルバージョンの部屋があれば、そこが家族の団らんの場になって、夏ならではのコミュニケーションが促進されそうです。さぁみんな、浴衣でここにいらっしゃい。室内ですから、風呂上がりのバスローブ代わりの旅館の寝間着みたいな浴衣でも大丈夫です。
★★★(三ツ星)
夏の爽やかさ、快適さというと、まず上手な風の利用という方向性が思い浮かびますが、その風を視覚的に感じられる方法があったらさらにすてきな部屋が作れるのではないかと考えて、ちょっと試してみました。
まず緑で風を感じられたらいいと思い、実験的に窓の外に観音竹の鉢植えを置いてみました。おぉ、風が吹くとさやさやと葉が揺れていい感じです。
ただこれは竹のような葉をしていますが、ヤシ科の植物で竹ではありません。屋外で強い直射日光に当たると葉焼けを起こすという話をどこかで読んだ気がしましたので、よしずで日陰を作ってみることにしました。これは窓全開にした時の目隠しにもなりますね。
風は…。よしずと窓が接近していると、やはりだいぶ遮られます。よしずは窓から離して立てかけられるよう、うまく工夫していくといいようです。その方が開放感も損なわれません。
続いて、軒先に風鈴を下げてみました。といっても最近は風鈴の音が騒音になって苦情が来るというご時世ですので、音を鳴らす玉は取り外して、代わりに下げる短冊を一回り大きな物にしてみました。短冊が風に揺れる風情だけを強調したサイレント風鈴というわけです。これもなかなかいい感じ。
こうした窓辺を、夜間、涼しそうな青色のLED照明でライトアップしてみたらどうかと考えています。LEDなら単色光で紫外線領域の光を発しませんから、虫が寄ってくることはほとんど無いはずです。
http://q.hatena.ne.jp/1273639851/262603/#i262603
■ 部屋の明かりの夏じたく・虫を呼びにくい照明に変える(+お部屋の紫外線対策)
id:YuzuPONさん
また、人間の視覚効果にはプルキニエ現象というものがあり、明るい場所では波長の短い色は黒ずんで感じますが、暗くなるほど波長の短い青系の色に敏感になり、鮮やかに感じる性質があるんです。つまり夜間、部屋の明かりを消してほんのりと窓の外のライトアップを楽しむには青い光が最適、ということです。
さらに青い光には人の心を和ませる効果があるといわれ、この効果を犯罪抑止につなげようと、防犯灯などとして利用する試みも各地で始まっています。窓辺の小さな光が町の防犯につながるとは思いませんが、でも、心和む窓辺が演出できそうです。
最後はモビールです。ここで言うモビールとは、風で揺れる軽い材質のオーナメントを、ヤジロベエ的なバランスで吊り下げたインテリアのことです。これは窓辺の観葉植物や風鈴と違って、閉め切った室内でも空気の動きを視覚で感じさせてくれる物となりますね。
モビールは赤ちゃんのベッドの上に飾ってその複雑かつ興味深い動きであやしたり、視覚刺激によって知能の発達を促すような目的でも使われますが、良くできたモビールの動きの面白さは大人が見ても飽きません。
実際、モビールのこの面白い動きは様々な造形芸術に、さらには音楽にまで影響を与えてきました。たとえば図形楽譜の発案者としても知られる作曲家モートン・フェルドマンは、モビールの不思議な動きを応用して音を出す面白い楽器を発案しています。
このモビールを、夏らしい部屋作りに応用していきましょう。市販のモビールの中からイメージにあった物を購入してもいいですが、私は自分で作ってみたくなりました。構想は次のような感じです。
オーナメントの素材には、薄手の透明な、色付きのプラスチック板を使います。これで、お魚やカモメなどの形を作ります。同じく薄い青のプラスチック板で大きさの異なる円を切り抜きます。そしてこれらを適当なハリガネなどで作ったアームに吊り下げ、ヤジロベエの下にさらにヤジロベエといった感じにうまくバランスを取って配置して出来上がりです。これで天井に、風に揺らめく海の登場です。
透明素材ですから、夜間はこれをスポット照明などでライトアップしても面白い効果が得られそうですね。もちろん真っ黒な光を通さない素材のクジラさんなどのオーナメントを加えてアクセントにするのも良さそうです。
※ヒント
http://q.hatena.ne.jp/1274855560/264111/#i264111
■ 色の光で影絵 id:Oreganoさん
以上、まだほとんど構想の段階ですが、風を視覚で感じる部屋作りということで考えてみました。皆さんのアイデアで様々に発展させて楽しんでいただけますと幸いです。
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「夏祭りの部屋」by id:MINT
イエ・イベント好きのわが家では、室内に夏祭りも登場します。ダイニングテーブルに棚を組んだりするパイプで作った枠を取り付けて、上に黄色いシートをかぶせて手前にちょっと垂らすと、あっというまにお祭りの露店に早変わり。枠の構造は、本物の露店の屋台を参考に弟が作ってくれました。
この写真を参考にしたわけではありませんが、こんな感じの物を小型に作っています。
http://okurashop.urikaiok.jp/?eid=9
まず最初はかき氷屋さんを開きましょう。・・・続きを読む
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「トロピカルバスルームで水遊び」by id:TinkerBell
これは構想だけなので、実際にどのくらいの実現性があるのかは使う材料次第ということになりますが、とにかく話だけでも聞いてください。
コンセプトは、バスルームのトロピカルリゾート化です。
ヤシの葉やハイビスカスの花などをバスルームいっぱいに飾って、そこで水遊びを楽しんじゃおうというトンデモ企画。
子供のころ、しませんでしたか?
暑くてたまらない真夏の昼間、水風呂をプール代わりにじゃぶじゃぶ。・・・続きを読む
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「ファブリックパネル」by id:twillco
我が家では、ファブリックパネルを夏仕様に変えます。
鮮やかなブルーの花柄のパネルにしています。
ブルーのファブリックパネルにするだけで、涼し気なお部屋になります。
温度を涼しくする工夫は色々ありますが
視覚で涼しくする工夫もしています。
ファブリックパネルの色が違うだけで感じ方も違います。
我が家では季節によってパネルの柄を変えるのがお気に入りです!・・・続きを読む
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「ヤシ科の植物でトロピカルに」by id:offkey
イエはてなでは、ガーデニングをされている方が多いと思います。全ての植物を地植えにするわけにはいかないので、鉢を使われるかたもけっこう多いのではないでしょうか?
またよせ植えをするのにテラコッタ(素焼き)などを使われる人も多いと思います。
でも、鉢が割れちゃったり欠けちゃったりすることってありませんか?
少々欠けたぐらいだったら、そのまま土をいれて鉢として使うのも味があります。途中まで地面に植えちゃうとなお可。また、目のあらい麻袋やポットをいれて使うのもありです。欠片が1つか2つなら接着剤でかけらをつなげて使うのもいいですね。・・・続きを読む
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「昭和レトロの夏の爽やか快適大作戦」by id:Oregano
昭和の時代には「ウインドファン」というものがありました。窓に取り付けるエアコンっぽいスタイルをした換気扇ですね。夜間の涼しい空気を取り入れて快適に過ごそうというもので、冷却機構は付いていませんから単に外からの風が来るだけなのですが、夜に限ってはそれなりの涼しさが得られます。
現在こうした製品はほとんど見当たりません。エアコンが庶民の夢だった時代ならいざ知らず、現代ではもうほとんど需要がないのでしょうね。・・・続きを読む