平和遺族会全国連絡会 8.15集いと平和行進にご参加を

 下記は毎年参加している平和遺族会全国連絡会の催しです。今年の記念講演は、『「国際貢献」は憲法九条を活かして――世界で武装解除に携わった「紛争屋」からの提言』と題して、世界各地で武力紛争後の平和構築活動に携わり、アフガニスタン等で武装解除を成功させてきた経験を持つ東京外国語大学教授で平和構築・紛争予防講座長の伊勢粼賢治さんを講師に迎えておこなわれます。
(下記のプロフィール参照、立川高校出身の方です)

 今秋以降、国会で再び論争になることが必至の「テロ特措法」(インド洋給油)延長問題。この問題に象徴された日本の「国際貢献」「国際協力」のあり方や世界とアジアの平和創造に日本はどのように関わるべきなのかを考える講演になりそうです。集団的自衛権自衛隊の海外活動、国連の平和活動=集団的安全保障、憲法問題等について一緒に考えてみませんか。

 ぜひ、集いと平和行進にご参加ください。

 憲法を活かして平和を創ろう! 8・15集会
 首相・閣僚・都知事靖国神社参拝に反対しよう!
 アジアの平和と和解・共生をめざそう!

◎日時=8月15日(金)午前9時45分開会〜正午まで。 集い終了後、靖国神社周辺を平和行進。
◎会場=日本教育会館8階第1会議室(地下鉄神保町駅A1出口2分)

◎参加費=500円
◎集いの主な内容
 ▽基調報告=西川重則(平和遺族会全国連絡会代表)
  「有事法制下の靖国神社問題」
 ▽記念講演=伊勢粼賢治(東京外国語大学教授。平和構築・紛争予防講座長)
  『「国際貢献」は憲法九条を活かして――世界で武装解除に携わった「紛争屋」からの提言』
◎「沈黙の時」(アジア太平洋戦争のすべての犠牲者に思いを馳せ、心に刻みながら追悼の時をもちます)
◎主催=平和遺族会全国連絡会

<伊勢粼賢治さんプロフィール>
 伊勢粼賢治(いせざき・けんじ)(東京外国語大学教授。平和構築・紛争予防講座長)1957年東京生まれ。早稲田大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東チモール、シオラレオネ、アフガニスタン武装解除を指揮。現在、東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。平和構築・紛争予防講座を担当。NPO法人「難民を助ける会」副理事長。
 著書に『インド・イスラム・レポート』(明石書店)、『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『自衛隊国際貢献憲法九条で』(かもがわ出版)、『使える9条』(『マガジン9条』編・岩波ブックレット)などがある。
 著書『武装解除』(04年)では「憲法の前文と九条」の護憲を宣言。07年11月には、国会の「テロ防止イラク支援特別委員会」で参考人として発言し、自衛隊のインド洋上補給活動にも地上部隊としてのISAFアフガニスタン国際治安支援部隊)参加にも反対し、治安分野の復興(SSR)とタリバンとの 和解交渉への寄与を提言した。