障害者歯科医療研修会

本日「神奈川障害者歯科医療担当者研修会」が行われ、受講して来ました。
この研修会は4回の座学と2回の見学からなり、今回は2回目の座学でした。

3人の講師の方より、様々な障害の特徴と、障害をもつ方の摂食嚥下リハビリについて等の講義があり、大変勉強になりました。

講義終了後、今回の講師のお一人の昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座、弘中教授とお話をする機会を持つ事ができました。

誤嚥は障害者や高齢者だけでなく健常者でもみられ、咳払いを行う事で吐き出す事が出来れば問題ないという事でした。そのため、しっかりと吐き出す力を維持するトレー二ングが大切になります。
「有効なトレーニング方は?」との質問に対する教授の答えが、意外にも「握力強化」というものでした。
握力を鍛える事が、上半身の筋肉に力を込めるトレーニングになり、吐き出すために必要な筋力強化に繋がるそうです。

当院での「フレイル予防・改善プログラム」にも握力トレーニングを組み込んでいます。患者さんにも、握力の維持は日常生活を送る上で欠かせないだけでなく、誤嚥防止にもなる事をお伝えして参りたいと思います。