サンタ・マリア修道院の水利施設(その2)

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使用した写真は、サンタ・マリア修道院の水利施設(その2) です。1143年、ポルトガルの分離独立を果たした国王アフォンソ1世は、王国の地位を高めるために、シトー会を保護、その大修道院をアルコバサに建立しました。自給自足を行い、灌漑や農業の技術に長けたシトー会に土地を委譲し、周辺の荒地の開拓をも暗黙のうちに委任したのです。建設には約70年もかけ、1222年、サンタ・マリア修道院の主要部分は完成しました。聖堂の身廊部分は幅23m、高さ20m、奥行き106mで、初期ゴシック様式としてはポルトガル最大の聖堂になりました。水力利用に長けたシトー会だけあって、川の水を引き込んだ厨房や水洗便所も設備されています。近世には、中世の修道院に18世紀の台所を追加し、機能性を高めたことも貴重とされています。

サンタ・マリア修道院の水利施設


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