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2011-07-01 映画「ノルウェイの森」に関する前向きな提案と「ノルウェーの森」

レンタルBlu-rayで「ノルウェイの森」を見たことは、2011年第2四半期の中では、個人的に最も大きな出来事であったかもしれない。

あれからもう一度、文庫版の小説を、大まかにだけれど、読み直してみた。というか、昨日の窓修理の間、やることもなかったので、ひなと一緒に事務所で涼みながら読んでいた(仕事は?って話もあるが)。

で、小説を読んで改めて思ったのは、あの映画では、あれでいい、ということだ。

メディアが異なるのだし、技術的あるいは経費的に、さらには尺の長さ的に、再現できない、あるいは、再現しても強い効果が得られない、と判断された部分も多かったのではないかと思う。

ただ、小説に「あった」けれど映画では「カット」されたエピソードが色々あるというのは事実だ。

ここで一つ、前向きな提案をしたい。

まず2時間で完了する「映画版」ノルウェイの森を見て、心に何か引っ掻き傷のようなものを残すことができたなら、改めて小説(文庫も出ている)を読んでみるというのは、どうだろう。

何しろ小説は、上下2巻に別れた長編。苦労して読んだ結果「つまらなかった」では、腹が立つでしょう。

ところで、この「豆日記」へのアクセスログを見て見ると、「ノルウェイの森」という検索キーワードでの来訪はないのだが、「ノルウェーの森」というキーワードでの来訪が1件あった。それで、検索してみて気がついたのだけれど、ビートルズの原曲「Norwegian Wood」の邦題は「ノルウェーの森」なんですね。つまり「ノルウェイの森」ではない。一方、村上春樹の小説はまぎれも無く「ノルウェイの森」。

実は、「今さら」だけれど、この映画を観るまで、ビートルズの「ノルウェーの森」を聴いたことがなかった。

西暦2011年にもなって何を言い出すこのお馬鹿さん、と思うかもしれないけれど、本当に、なかった。

1987年に「ノルェイの森」(単行本)が発売された時、私は奈良に住んでいて、拗ねたた地理学科の学生だった。偶然にもノルウェイの森でワタナベと同居していた「突撃隊」と同じ学科。入学は1986年。ノルウェイの突撃隊の影響で入った訳ではありません。で、その頃、奈良の書店の店頭に平積みになっている赤と緑の表紙を横目に、ふん、何が流行だ、とか思っていた訳です。青いなあ。もちろんビートルズも聴いていない。

私が初めて「ノルウェイの森」小説版を読んだのは、1998年。もう文庫も出ていたし、「ノルウェイ以降」の村上春樹の小説は、「ねじまき鳥クロニクル」まで発売されていた(「スプートニクの恋人」以降が未発表)。「ノルウェイの森」を読んで、村上春樹という人の小説をもっと読みたいと思って、デビュー作以降の文庫は全て買った。

1998年、「ノルウェイの森」を読んで、1つの疑問がわいた。

それは、

「なぜこれが、あのバブル目前の日本絶好調というご時世に、ベストセラーになったのか?」

・・・ということだ。

逆じゃないか、物質的豊かさを満喫し、まさに中身なんかよりカタチが大事みたいな当時の空気の中で、なぜこんな「内面的な痛みを描いた」ような小説が売れたのか?

その後、この小説の発売当時に「100%恋愛小説」というコピーがあったことを知った。もしかしたら、そのコピーが原因か?とも思った。当時、そういえば確かに「恋愛ブーム」というか、「恋愛至上主義」みたいなものがあった。そこにこのコピーがはまり込んでしまったことは、想像出来なくもない。

ともあれ、何か誤解を抱いてしまい、読んでまだなお、その誤解を抱いたままの人が、実は結構多いのではないだろうか?この疑問は今でも持っている。

(余談)「恋愛至上主義 松任谷由実 1987年」で検索したら、こんなページを見つけた。

http://blogs.yahoo.co.jp/hiro0425kawachi/25305331.html

あー!ありましたねー!「私をスキーに連れてって」。それも1987年だったんですか!忘れてました。もちろん私はスキーには行かず(50歳くらいになって生きていたらスキーに行ってみてもいいかもしれない、などと言い張っていた)、彼女も居ませんでした。

(余談おわり)

ある意味で、2010年(=バブル崩壊&ポスト1995「阪神大震災+地下鉄サリン事件」&ポスト911)になって「ノルウェイの森」が映画化されたことは、結構重要なことであったかもしれない。この映画によって、先に記した「誤解」は、もしかしたら、多少は解かれることになるかもしれない。

そしてDVDBlu-rayが、「ポスト311」である2011年6月22日・・・622って311の丁度2倍じゃないか!今、書いていて気がついた・・・に発売されたということは、深いところで神様が、何かの根回しをしているのではないかと思ってしまう。

で、話が長くなったけれど、映画「ノルウェイの森」を観て、初めて私は、ビートルズの「ノルウェーの森」を聴いた。ビートルズが嫌いという訳ではないし(特別好きという訳でもないが)、あえて「ノルウェーの森を避けていた」という訳でもない。ただ、巡り合わせというか、偶然というか、あえて聴こうと思わなかったし、聴かなくても特に困ったことはなかった。

ウソでしょう、本当はこっそりCD借りたりしてたんでしょう?と思われるかもしれないけれど、本当に聴いていなかった。

有名な曲だろうから、何かのBGMに使われていたり、ラジオかテレビから流れているのを無意識に聞いていたことはあったかもしれないけれど、映画を観て「あ、やっぱ、これ、知らなかった曲だわ」と思った。

そういえば、同じ「村上春樹の小説の読後」でも、「海辺のカフカ」の時には、すぐに、シューベルトの「ピアノソナタ17番」、ベートーベン「大公トリオ」、レディオヘッド「KIDS A」を聴いた。

だが、「ノルウェーの森」は、聴いていなかった。

その本当の理由は、自分でもよく解らない。

なぜだろうな?

2011-05-16 味わいのある写真集「1960年代 路面電車散歩」

小田原三省堂の店頭で、1冊の本が、ふと目に留まった。

「1960年代 路面電車散歩」。

モノクロの写真集。

鉄道写真家の諸河久さんが、若い頃に中判カメラで撮影した、路面電車と、路面電車の走る街、人々。

写真が綺麗で、味わいがある。

話にしか聞いたことのなかった、札幌市交通局の「路面ディーゼルカー」、花巻電鉄鉛線「馬ヅラ電車」(車体の幅が1.6mしかない)、東武鉄道日光軌道線。いずれもその現役時代の写真があった。

1960年代がそんなに羨ましいかと問われると、ネットも携帯電話もない時代で、経済は上り調子だけれど、公害など今の比ではなかった。やっぱり現代の方がいい、ような気もするけれど、路面電車の走る街の風景は、ちょっといいなあ、と思ってしまう。

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2011-05-05 本当の電気料金・原発事故で怖いものがなくなった

東電の賠償、電気料値上げで…政府民主容認へ

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110503-OYT1T00817.htm

利益から賠償ということは、結局電気料金から賠償費用をまかなう訳だが、結局のところ、電気代から捻出するにせよ税金から捻出するにせよ、国民が負担することになるという本質には、あまり違いがないような気がする。

今まで国的、あるいは電力会社的には、原発の「これほどの」重大事故は「あり得ない」ということが、暗黙の(あるいは時に明示的な)了解事項になっていた。だから、「これほどの」重大事故に備えるための費用は、電気代に加算されていなかった。

しかしながら、実際の原発というのは、潜在的に「破滅的なコスト負担が生じうるリスク」を常に内在していた。

今まではそんなことを言っても一笑に付されるだけであったが、今は違う。明らかに莫大な処理費用が発生した。2兆とも4兆とも。

この、事故処理費用込みのコストこそが、2011年の今現在において明言できる、(原子力も含めた)発電のコストというものではないだろうか。

じゃあ、もし原発を建てなかったら電気代の値上げを回避出来たかというと、石油高騰の影響をモロに受けたり、CO2排出権を買わなきゃいけなくなるかもしれないなど、結局のところ安くはならなかったであろうけれど。第一、今さら「もし事故がなかったら」とか「もし原発そのものがなかったら」と言ってみたところで、歴史にifを付けるだけの話で、あまり意味はない。

ただ、「これから現実となる、安くない電気代」(あるいは電気代ではなく税金という形で払うのかもしれないが)を、私たちは、否が応でも受け入れざるを得ないように思う。

ところで、今回の原発震災で、1つ、私自身の心のありようが変わった。

それは、「一番怖いものがなくなった」ということだ。

私は、あまりはっきりと意識はしていなかったけれど、原発が、とても怖かったようだ。それが、今回の事故で、やっぱり私はこれが怖かったんだと認識するに至った。ところが、その先が、ちょっと意外。もしかして、これ、私にとって「一番怖いこと」が現実になっちゃったというか、もう「心配しても無駄」な状態になったってことなんです。

という訳で、非常に屈折した理由に由来するとはいえ、「一番怖いものがなくなってしまった」。

もちろん全面核戦争は怖い。でも、そんなの起きたら、苦しむ間もなく蒸発しちゃうんじゃないかと。もう人類を何度も滅亡させられるくらいの核ミサイルがある訳です。それ、半分くらい打ち尽くしたところで、もう、続きをの発射ボタンを押す人もいなくなるんじゃないか?あるいは地下に潜伏していて、もう到達先に誰もいないのにミサイル打ち続けるとか?どっちにしても地上で暮らしている私なんかが生き延びている訳がない。そういう意味では、あまり苦しまなそうなので、怖くない部類に入る。

宇宙から小惑星が飛んでくるなんてのも怖いけれど、それは確率論的にあまりにも心配し過ぎというものだろうし、それこそ「想定外」でいいんじゃないかと。

ゴキブリ怖い。ケムシ怖い。芋虫怖い。これは仕方ない。だが、相手が小さいので、逃げやすいということもある。怖いし悲鳴を上げるのは事実だが、まあ、逃げれば済む。少なくとも、毛虫が放射能出して200km先まで攻撃してくるなんてことは有り得ない。

自分の健康とか、がんになるんじゃないかとか、いつまで生きられるのだろうかとか、そういう不安は、決してゼロにはなってはいない。

でも、そういう不安は、フクシマ以前からあった。

でも、フクシマのあれ、見せられちゃねー、もう、何をどう努力しても、無駄って感じがしたんです。結局みんな、10年20年たって、がんで苦しみながら病院で死ぬんじゃないかと。痛いだろうな、苦しいだろうな、嫌だろうな、そういう人生の質というか生活の質といったものを下げる事態は何としても回避したいから原発は怖い、とも思っていた訳ですけれど、もう、そういう事態は、ほぼ確定しちゃって、今さら何をあがいたところで逃げられる訳でもなさそうな訳です。怖がっても無駄なんです。逆に、運が良かったら(放射能の流れなどが実際にはたまたま自分の方にあまり来ていなくて)、案外生き延びることが出来るのかもしれない。そうなればそれはそれで儲け物だし。(これ、「儲け物」ではなくて、それがまがりなりにも保証し合っているのが、まともな社会というものじゃないんですかね?)

それに、よく考えてみたらもう40年以上生きて来て、自分なりにやりたいことは一通りやってきたという気もするし、欲しいものも特にあるわけじゃないし、ああ、それなら、もういいかと。

こんな開き直りが出来たのは、生まれて初めてかもしれない。おかげで普段飲んでいる抗鬱剤アナフラニールの量が半分に減らせて、手の震え(の副作用)が若干改善したくらいだ。

フクシマの事故が良かったとは言わない。間違っても言わない。でも、ここまで来ちゃったらもう、覚悟を決めるしかない、というか、自動的に覚悟を決めさせられてしまった。良かったどころの話ではない。私はマジ切れレベルで怒っている。だが怒ってみても何も解決しないし、怒ってエネルギーを消費するのが馬鹿らしくなってきた。

ああ、それで、東電役員報酬ね。筋から言えば全額カットでも文句言えないでしょう?でも、もういいよ、好きなようにしなさい。役員報酬なんか全額カットして、貯金も使い果たして家も売って、生活保護受けながら働いてください、とか、筋から言えばそういうことを言ってやりたくもなるけれど、もう、筋も何も、どーでもいーよ、カットした報酬が私に貰える訳でもないし、貰って寿命が延びるとも思えない。

お金を持っていようがいまいが、放射能は公平にやってくる。風から、海から、野菜から、魚から、その他あらゆる産物から。お金があっても、む・だ・な・の。お金飲み込んだら寿命が延びるとかいうなら話は別だけど、んなーわけない。

もう、大きな恐怖は何もない。好きにしてくれ。

2011-05-03 楽天オークションに国鉄バスコレクション&オハ61系出品

楽天オークションに、「THEバスコレクションバスセット【国鉄バスセット】5台組」を出品した。

http://auction.item.rakuten.co.jp/10255204/a/10000009

●状態:中古●付属品:箱●メーカー:TOMYTEC●

トミーテックが贈る究極のコレクションアイテムの「THEバスコレクション」【国鉄バス】。

懐かしのツーマン仕様車を含む5台セットです。

【セット内容】

日産ディーゼル4R94中扉ツーマン仕様 中部天竜

日産ディーゼル4R94前中引き戸仕様 金沢駅

日野RE100トップドア仕様 芋山

日野RE100前中折り戸仕様 北山崎展望台

三菱MP118前中折り戸仕様 かいた新開

※方向幕等の異なる「イベント会場限定品」ではありません。

オークションで購入したものですが、コレクション整理のため出品しました。

1970円からのスタート。多分ですが、元の値段より安いと思います。

つばめのバス」に郷愁をお感じの方。

国鉄時代」のジオラマにワンポイント欲しい方。

この機会に、いかがでしょう?

(補足)

同時に、「国鉄オハ61系6両編成(単品×6両)」も出品中です。

http://auction.item.rakuten.co.jp/10255204/a/10000010

古き良き国鉄時代への郷愁をかき立てる、茶色の旧型客車6両編成。DF50四国型を先頭に立てて土讃本線客レを再現するために、新品を購入しましたが、コレクション整理のため出品しました。(DF50は出品しません。)

ガラスのクイーンDD54を先頭に立てれば、ありし日の福知山線山陰本線風に。DD51でもOK。

ED75を先頭に立てれば、懐かしき東北本線の客レ風に。

中古ですが美品です。

1両あたり1000円からと、大変お買い得になっています。

しかも6両まとめて発送するので、1両ずつ(通販やオークションで)買い集めるより送料もお得。

この機会に、いかがでしょう?

(5/12追記、無事オークションで売れました。)

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