虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

酒2題――ミードとシャルトリューズ・その悦楽

 何気なくTV朝日を見ていたら、興味深いCMが挿入されました。それは、蜂蜜酒・ミードのコマーシャル。懐かしいと思いました。
 人類が最も早く知った酒は、ワイン(wine)かミード(mead)か、と言われています。ブドウを潰すだけで酒になるのがワイン、蜂蜜を水で薄めるだけで酒になるのがミードです。
 私は、以前その情報を知ったとき、蜂蜜とパン用のイーストを買ってきて、ミード作りに挑戦したのです。真冬だったこともあり、コタツで温度を保ちながらアルコール発酵させるのです。なんとか飲める程度のお酒になりました。

 CMをしていたのは、かなり有名な企業である「山田養蜂場」: 
 〒708−0393岡山県苫田郡鏡野町市場194
 TEL:0120−383−830 (酒については0120−83−51−83)
 FAX:0120−38−8318
HP: http://www.3838.com
E-mail: shop@3838.com


早速、インターネットで注文して、取り寄せました。
開封するときのドキドキ感。スマートな容器に入っていたのは、まさしく琥珀色の酒!!フタを開けると、蜂蜜の香りが鼻腔をくすぐります。そして幾分かのアルコール臭。味はふくよかでいてなおかつ力強いです。既存のお酒で一番風味が似ているのは白ワインですが、普通の白ワインより、貴腐ワインであるトカイ・ワインに近いです。これは掘り出し物。充実したひと時を送れること、請け合いです。私が作ったアルコール飲料よりハイグレードです。パンフレットによれば、ドイツのオーバージュッセンにあるクリッシャー社の製造法を模範にしたとのこと。
ただ750mlで3150円と高額なので、貧乏人の私には、そうそう手に入れられる酒ではありません。
 工程が簡単なミードは、旧大陸のあちこちで作られた歴史があります。人類の智恵の指標としての酒の、スタートラインに位置するのがミードなのです。また、いわゆる「ハネムーン」は、ミードと深い関係にあります。新婚ほやほやの夫婦、男女の営みにいそしむわけですが、新郎の精力をアップさせるため、新婦が一生懸命かもした酒こそ蜂蜜(ハニー)酒・ミードだったのです。蜂蜜が豊富に持つビタミン、ミネラルがそっくり摂取できるのですから、これほど精力増強に資するドリンクも他にはなかったでしょうね。



 *シャルトリューズchartreuse):詩


数百年前
フランスの修道院
生まれた
緑のリキュール。


その緑は
ハーブの生命力による。
アルプスの山地で育った
幾十種のハーブの命が
叩きこまれている。


私は
かれこれ
十数年前
東京の
とある酒屋で
シャルトリューズ
邂逅した。
そこの店主は
フランス語に堪能だった。


その味わいの
深いことと言ったら!
ある作家は
こう評した:
「こんな酒を2杯も3杯も飲むバカはいない。」
「時間を止める酒だ。」
私は
残念ながら
それ以上の
オマージュを
シャルトリューズ
贈れない。


いまも
私は
シャルトリューズ
ともにいる。



(注)その作家とは、石川淳
  


先ほど立ち寄ったとある飲み屋、じゃなかった、スーパーで、面白い形の焼酎を発見!?^^
博多の華・まろみの刻。(米・長期貯蔵)
いま
飲んだろうかしらん?。。。。やば、オレ7未成年だ。
ここはネットカフェだから・・・どうしよう?

ああああああああ、あと5分で1時だ。









............thieved Liquer is lost^^