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2016-10-21 瓢箪(ひょうたん)の楽しみ:その実用性と装飾性

瓢箪ひょうたん)の楽しみ:その実用性と装飾性 00:06 瓢箪(ひょうたん)の楽しみ:その実用性と装飾性を含むブックマーク 瓢箪(ひょうたん)の楽しみ:その実用性と装飾性のブックマークコメント



瓢箪は、なかなかにユニークオブジェです。まるでグラマー女性みたいに腰がくびれていること、これは装飾に使うことが大いに期待できますし、昔から酒を入れる容器としての実用性も大きいですね。この実を成らせる植物は、ウリ科に属し、干瓢(かんぴょう)=夕顔と近縁なものでありますが、残念ながら瓢箪の果肉自体は有毒なので(ククルビタシン)食べることは出来ません。また、瓢箪には大小さまざまな大きさになる品種が数多くあり、下は数センチから上は1メートル超まで様々です。そうそう、楽器ギロ瓢箪からつくられます。


瓢箪と言って、連想されるのは、まず、豊臣秀吉の馬印・千成瓢箪ですね。下記の記事のように、多くの瓢箪を自己顕示的に連ね、権勢欲が強そうな代物に思えます。あるいは、宇宙から侵略者の頭部のようにも見えます。なお、秀吉好きの大阪府民は、県の旗として、千成瓢箪を使っています。

http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO004352/20131227-OYT8T00876.html


また、「瓢鮎図」(ひょうねんず)という水墨画があります。これは室町時代、禅の公案の一つ「皮膚が」ヌメヌメの鯰(なまず)を瓢箪で捕まえられるか?・・・といった思考実験を禅の修行者に問うたのですね。この水墨画如拙作品で、国宝認定されています。ここに、鮎(あゆ)という字が鯰の換わりに当てられているのは、その当時は、漢字の当て方が今とは違っていたのでありうると思われます。


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 (wiki)瓢鮎図


それから、「瓢箪から駒」という慣用句があります。これは、駒(つまりは馬)が小さな瓢箪の中から飛び出してくるとして、その際の「驚き」を表現するのに適しているようです。

瓢箪から駒

1.意外な所から意外な物が出ること。主に、冗談半分で言い出したことが事実となってしまう場合などに使う。

 ★「駒」は、馬のこと。源典では、白いロバのこと。

 類:●灰吹きから蛇が出る●嘘から出た実(まこと

2.打ち消しの形を伴って、道理絶対に起こり得ないこと。

出典:「東遊記張果騎驢應召」「常乗一白驢、毎倒騎之、日行数百里、休息之時、雖折畳之、其厚如紙、蔵於箱巾中」

出典:東遊記(とうゆうき) 小説。『四遊記』の一つ。中国明代。呉元秦。二巻五十六回。八仙起源を述べたもの。別名「上洞八仙伝」、または「八仙出処東遊記伝」。

http://www.geocities.jp/tomomi965/kotowaza10/10-50-10.html  より。



瓢箪から何物かが飛び出すように、逆に瓢箪がなにかを吸い込む話もありますね。西遊記孫悟空が、金角・銀角の兄弟に、名前を呼ばれ、ついつい答えてしまったので、瓢箪に吸い込まれ、出られなくなるという話が、よく記憶に残っています。


この瓢箪の話とは、ちょっと違うかも知れませんが、孫悟空が恐るべき容器に閉じ込められた際のお話を読んだことがあります。(中島敦小説で、だったか)それは、孫悟空が巨大化すれは、その容器も同じく巨大化し、小さくなれば容器も小さくなり・・・と言った具合に、どんな変身をしても、孫悟空は容器から脱出できないのです。このお話は、もしかして、男女のSEXのありようを書いたかなりエロティックなものではないか、と考えています。



今日のひと言:現物瓢箪を使ってオブジェを作るというワークショップに参加して、おおむね多数派雪だるまを作る感じでしたが、私は瓢箪と鯰の「瓢鮎図」を書き上げ、案外好評でした。


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なお、冒頭で書いた瓢箪女性彷彿させる装飾的形状について補足すると、コカコーラの胴がくびれた容器も、そのくびれがあったことで爆発的に売れたとのことですし、ギターにもくびれがありますね。そのためか、福山雅治さんは、ギターを買うと、ひと晩ギターを抱えて寝てギターと愛を語りあうそうです。



ひょっこりひょうたん島

ひょっこりひょうたん島




今日一品


雲南百薬と筍穂先の土佐煮和え


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筍穂先の土佐煮と、雲南百薬を和えてみました。あと雲南百薬が収穫できるのは1、2回かな。

 (2016.10.16)



アジマリネ


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弟作。以前私が作った「ウルメイワシのマリネ」と同工異曲です。

(2016.10.16)

 


レンコンゆかり炒め


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弟作。蓮根ゴマ油で炒め、終りころに「ゆかり:赤紫蘇のフリカケ」・カツオ節を投入しました。

甘くマイルドな風味。

 (2016.10.19)



エビ野菜天ぷら弁当


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勤務先の近くの弁当屋で週一回くらいサラメシを買っています。今回は表題弁当を買いました。具はエビちくわピーマンカボチャかき揚げで400円なり。案外安いです。ただ出勤日の半分強は、自分弁当を作ります。

 (2016.10.20)





今日の詩(2編)


住友バッジ



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 ( wiki



私が電車に乗ってみると、

向かいの座席三つ揃えスーツを着た

人品卑しからぬ紳士が座っていた。


ちょっと左の胸元を見るに

住友」のバッジをしていた!?

三大財閥の一翼、住友バッジなんて初めて見る。


この人はどんな用でこの鄙びた電車に乗っているのか

それは解らぬ。

ただ左手に「濃い麦茶」のペットボトルを持ち


砕けた人柄なのかな、と思わせる。

改めてスーツを見ると、くすんだ青灰色統一感がある。

この人、ターミナル駅で下車していった。

 

 (2016.10.15)




@無題


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一面の黄色

一面の黄色

・・・・・・


セイタカアワダチソウ

花盛り。


それなりに

鮮烈な色彩。

 (2016.10.17)

ceneciocenecio 2016/10/21 07:02 おはようございます。「瓢鮎図」とは、ユニークですね。私もヒョウタンをベランダで育てたことがあります。いろんな形、蛇柄の珍しいものなど十数個もとれて、今でも持っています。ただ私の目的は、人に言うと呆れられるのですが、蛾を育てること。蛾は受粉してくれるかわり、葉っぱを食い尽くしますが、そんなこと、ちっとも気になりません。蛾も蝶もいない環境はちょっと考えるとおそろしい。こんな都心に近いところにもまだ昆虫がたくさんいて嬉しいです。
雲南百薬ってまだ食べたことがないんです。栽培しているのでしょうか。それとも自生しているのを摘むのでしょうか。

iireiiirei 2016/10/21 07:47 >cenecioさん
 「虫愛ずる姫君」ですね。植物という存在は、オスカー・ワイルドの書いた「幸福の王子」だと思います。自分の一部の宝石を、つばめに託して幸薄い人たちに分け与えて自分は落剝する銅像の王子。昆虫をはじめとする動物を育てるからには、それなりの犠牲を払うものなのだと。ひょうたんと蛾の幼虫、生き物同志、断ち切れない縁がありますね。

雲南百薬は、栽培種です。中南米産で、暖かくないと越冬できませんので、野草化は困難だと思います。ただ栄養価はモロヘイヤを凌ぐスーパー・ヴェジタブルです。ネット上で注文できると思いますよ。

miyotyamiyotya 2016/10/21 09:29 おはようございます。
かなり前ですが、グリーンカーテンようにヒョウタンを植えたことがあります。
沢山実りましたが、中の綿を上手に取れなくて
失敗したことがあります。
「アジのマリネ」美味しいですね。
ご飯が進みます。

レモンバームレモンバーム 2016/10/21 09:32 瓢箪といえば、よくアジアの映画などで、お水を入れて腰にぶら下げて飲んでいるシーンなどで馴染みで、実際にはあまり見たことがありません。cenecioさんがベランダで育てたことがあるそうですが、難しそうだけど、そんなに育てるのは難しくないのでしょうか。
 セイタカアワダチソウはけっこう花瓶に生けたらゴージャスそうですが、私はこういう花にアレルギーがあるようで(調べてもらったことがある)、今の時期が一番、鼻炎などのアレルギー症状がひどいです。

o-uirio-uiri 2016/10/21 10:48 瓢箪は近年見ません。昔は乾燥した物をたまに見る程度。飾り物であったと思います。生のままでぶら下がった瓢箪に遭遇してみたいものです。

iireiiirei 2016/10/21 16:20 >miyotyaさん
 グリーンカーテンとして、良いものでしょうね。鈴なりに実った瓢箪、景観を押し上げるものでしょう。たしかに、実をくり抜け、と言われて、うまくできる人も少ないでしょう。

魚類はマリネという調理法に馴染むのでしょうね。

iireiiirei 2016/10/21 16:33 >レモンバームさん
 まあ、ヘチマやゴーヤのようにウリ科植物ですから、ヒョウタンの栽培は難しくないでしょう。問題は採れた実が食用にはならないということでしょうね。

そして、現代文明の利器が行き渡ったアジア諸国では、水を入れる容器はさすがにあり、ヒョウタンを使うような場面はなく、むしろ時代劇のなかで登場するのだと思います。

たしかにセイタカアワダチソウは、秋の時期の花粉症のアレルゲンになりますね。恨めしい植物かと思います。

iireiiirei 2016/10/21 16:39 >o-uiriさん
 上のレモンバームさんへのレスで書いた通り、ヒョウタンは、実用的な使い方は現在あまりなく、容器として使おうにも、なかのワタが出しにくいと来ています。栽培する人も少なくなるのでしょう。

SPYBOYSPYBOY 2016/10/21 22:45 仰るようにひょうたんと言うのはユニークな形をしていますね。シンメトリーなんだけど、上下は対称じゃない。この夏 瓢箪をシンボルにした和食屋さんへ行ったんですが、商標に使いたくなる気持ちは判ります。
だけど『ひょうたんの種取』とか面白い製品を考える人が居るものですね。どういう仕組みなnだろう(笑)

iireiiirei 2016/10/21 23:24 >SPYBOYさん
 たしかに、ヒョウタンの形は、縦軸に関してはシンメトリー、横軸ではアンシンメトリー。特異的な形をしています。この形状は印象的なので商標にすると目立つでしょう。想像力が働きますね。

私が参加したワークショップのプレゼンターは、ヒョウタンを栽培し、20個くらいはうまく中をくり抜いて持ってきてくれました。器用な人です。

whitewitchwhitewitch 2016/10/22 00:24  瓢箪の実が有毒でも、きれいに処理すれば水入れにしても大丈夫だったのでしょうか?そのワークショップは、園芸関係のワークショップだったのですか?それともアート関係のワークショップだったのでしょうか?SPYBOYさんがおっしゃるように、「ひょうたんごっこ」っていう種取がどんなものなのか興味があります。そのワークショップのプレゼンターもそれで種をとったのでしょうか?
 セイタカアワダチソウ、昨日もあちらこちらでものすごい量咲いていました!車に乗っていても目がかゆくなっちゃうくらいでした。

iireiiirei 2016/10/22 06:07 >whitewitchさん
 まあ、皮だけになれば有毒物質は残らないでしょうね。ワークショップは、私が勤務している事業所のレクレーションとして企画され、木工やDIYに詳しい事務局長の方が指導したものです。まあ、普通のワークショップとは違うかも。彼が何を使って実をくり抜いたかは不明です。

セイタカアワダチソウ、不評ですね。まあ、しかたないことです。アレルゲンを大量に飛ばすのですから。

wattowatto 2016/10/22 22:33 志賀直哉の短編『清兵衛と瓢箪』が本文、コメントで未出のようなので。
この瓢箪は文学の暗喩と言われます。

iireiiirei 2016/10/22 22:47 >wattoさん
 ご指摘ありがとうございます。「文学の暗喩」ですか、面白いですね。

yukiwarisou_0222yukiwarisou_0222 2016/10/23 11:01 こんにちは〜。
主人の高校生時代の友達が瓢箪を作っています。
以前、広報誌に載ったことがあります。
毎年年賀状のやり取りはしているのですが、今度会って瓢箪のお話を聞きたいと思います。
こちらも、セイタカアワダチソウが一段と花盛りです。強い植物ですね。

iireiiirei 2016/10/23 12:17 >yukiwarisou_0222さん
 それはいまどき奇特な方ですね。瓢箪の話を始めたら、止まらないでしょうね。

セイタカアワダチソウは、他の植物が育たなくなる化学物質を分泌するのですが(アレロパシー)、自分だけになると、自家中毒で滅亡します。そのあとは普通の植物が生えてくるため、友人いわく「セイタカアワダチソウは菩薩だ」です。

azusarazusar 2016/10/26 11:03 以前にひょうたんを栽培し、中をくりぬくこともやってみました。
池に漬けておいて中を腐らせてから種や繊維を出して
きれいにする作業は大変でした。

iireiiirei 2016/10/26 16:09 >azusarさん
 行動派ですね。ヒョウタンのあのくびれが魅力であるに、そのくびれが邪魔して作業者を困らせる。でも完遂したのですね。スゴイなあ。今でもそのひょうたんたち、いくつかは手元にありますか?

azusarazusar 2016/10/26 16:46 中をきれいにしたひょうたんは今も保存しています。
きれいなアメ色になっています。
あまりにたいへんでしたから一度やって
みただけです。
ひょうたんに絵を描いたら楽しいでしょうね。
やってみようかな。

iireiiirei 2016/10/26 19:30 >azusarさん
 一回やって、好結果だったわけですね。良かったです。それだけの苦労をしたヒョウタン、なかなか手放せないですね。

 私が行っていた鍼灸院には全長1mあまりのヒョウタンに「菩薩さま」が描かれていて、見ごたえがありました。これは既にアートです。

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