2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧
この小説は夏目漱石晩年の作品で、私は高校で学びました。そしてこれは彼の作品のなかでも飛び切りの光芒を放つものであると思われます。三部構成からなります。「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」です。 私は、大学生。教養のある人物・・・「先生」と…
太平洋戦争が日本の敗戦になり、日本に乗り込んできたGHQ、一体どんなことをしたのでしょう?またしなかったのでしょう?・・・これは、当ブログの過去ログで、野口悠紀雄さんが「GHQは日本の戦時経済体制を手付かずのままにした」と「戦後日本経済史」に書…
今村昌平(1926−2006)監督、役所広司主演の映画で、1997年に公開されました。この作品は第50回カンヌ映画祭で、最高賞のパルムドールを獲得したものです。原作は吉村昭の「闇にひらめく・海馬」です。 作品の粗筋は、普通の会社員・山下が、…
私がこよなく愛する酒に「シャルトリューズ」(リキュール)があります。フランス東南部・アルプス山中にあるシャルトリューズ修道院で数百年に渡って造られてきた銘酒。この酒について、以下のようなオマージュがあります。 こういふものを二杯以上のむバカ…
世間では理工系といっしょくたにされる「理学」と「工学」、実はおおきな違いがあるのです。第一次世界大戦のさなか、ドイツ軍が「塩素ガス」を初めとする近代兵器を投入したことは、歴史に紛れもない事実ですが、この「暴挙」を指揮したのが、ドイツの化学…