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感想考察批評日常

2012-01-25

ミルキィホームズ二期の違和感と「ギャップ」


 ミルキィホームズ二期に違和感を感じる。一期は3話辺りからエンジン掛かってきたこともあったので様子を見ていたが、その3話まで来てもどうしても違和感が拭えなかった。


 どうして二期になってそんな気持ちになったのか考えたが、二期は「ギャップ」が無くなったのが違和感の原因じゃないかと思うのだ。


 ギャグやキャラ作りにおいては「ギャップ」がキモであると僕は考えている。例えば「普段はマジメな人がアホなことをする」のと「普段もアホな人がアホなことをする」のでは前者の方が面白くて人間として魅力があるということだ。


 そしてミルキィホームズも一期は前者だったが、二期は後者の方に寄ってきてしまった。要は一期はミルキィホームズ達がマジメにやってることが空回りしてアホなことになるギャップが魅力であったが、二期は最初からアホなことしかやってないから違和感を感じる、ということなのだ。


 例を挙げると、コーデリアさんは一期の序盤はありがちなお姉さんキャラだったが、話の勢いでお花畑キャラになって、シリーズ全体でそれがエスカレートしていった。そこに「どこまでお花畑になるんだ!?」という面白さがあり、その上で普段は「お姉さん」していた点がコーデリアさんの魅力であった。しかしながら、二期だと「お姉さん」な部分はオミットされ、一期で積み上がったお花畑っぷりだけが残った。結局「アホな人がアホなことをする」となってしまった。


 シャロのアホの子やネロのクズっぷりも同様である。「マジメだけどアホ」だったり「良い子だけどクズ」なのが魅力だったのだが、ホントにアホでクズなのはどうしようもない。エリーだけは(3話までの時点では)おとなしいエロい子のままでいてくれて二期の良心である。


 もちろん作画演出のパワーは衰えないどころか二期になって勢いを増してるように感じるし、パロディや小ネタのキレも相変わらず良い。だが「ギャップ」で損をしているように感じるのだ。


 また、一期がなまじ成功してしまったからスタッフにプレッシャーが掛かって「面白くしよう面白くしよう」という意識が強く出てしまったのも根本の原因としてあるかもしれない。一期の執拗な再放送とかヴァンガード出張とかミルキィ始球式などを始めとする熱心なメディア展開など、他アニメに比べて掛かる重圧も大きかった気も。


 他にも「朝アニメっぽい作風でギャグをやる」ということに視聴者が馴れてしまって飽きが生じたのも少なからずあるだろう。主にジュエルペットサンシャインJPS)のことだが。二期2話でペットを食したミルキィ達だが、JPSなんかウン十話のあいだ仲間としてやってきたクラスメイトを皆で共食いしてしまうし。


 …とまぁ、ミルキィホームズ二期の違和感について語ってきたが、なんだかんだで好きな作品である。現段階だと、BD/DVDの予約も一期より乏しいようだし、このままではミルキィホームズXどころかAすら怪しい感じだ。なんとか踏ん張ってもらいたい。

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