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イケガク スタッフブログ

2018-09-12 黒澤哲郎ギター工房訪問

去る2017年12月22日。
営業主任・平山、修理職人・堀ノ江、ギター担当の名取と私、國分の4人で黒澤哲郎さんの工房にお邪魔してきました!

黒澤哲郎ギターユーザーの國分は、憧れの製作家さんにお会いすることができて天にも昇る思いでした……。
楽器を手にした2014年には、まさか製作家さんに直接お会い出来るなんて露ほども思っていませんでした。

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黒澤哲郎さんのご紹介をさせて頂きます!
哲郎さんはお父様黒澤澄雄さんの代から続くギター工房の二代目。
澄雄さんのもとで修業を積まれたのちにスペインへ留学され、
テサーノス(Mariano Tezanos)、ペレス(Teodoro Perez)先生方の工房にて製作研究、
アントニオ・マリーン(Antonio Marine)先生のもとで塗装を学ばれたそうです。

製作は全ての工程を哲郎さんご本人が手掛けられており、出荷されるギターは月に数本ほど。
スペインギターの伝統的な製法による作品はプロギタリストからも高い評価を得ています。

また、近年では著名なフラメンコギタリスト沖仁さんとコラボレートし、
フラメンコギター沖仁モデル「ネグラ」「ブランカ」を製作されるなど、目覚しいご活躍をされています!

プライベートではフラメンコダンスとボクシングに打ち込まれ、世界大会で賞を受賞するほどの実力だそう。
何事にも妥協せず、また楽しまれている姿勢がうかがえます。


まずは工房見学をさせていただきました。
イケガクスタッフにとっても工房見学はビッグイベントです!
ドキドキしながら、哲郎さんの工房に足を踏み入れたのでした。

哲郎さんの工房は2階建て(中2階あり)でした。
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1階には材料の切り出し、整形をする大きな機械がその体を横たわらせていました。
こちらは表面板の厚さを調整する機械。高速で回るヤスリに木を挟ませて整形していくようです。


また、木材に狂いが無いようシーズニング(乾燥)を行う小部屋が別に備え付けられていました。
中では徹底した湿度管理のもと、ネック材や指板材などの木材がギターになる日を今か今かと待ち構えていました。
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次は中二階。勾配の急な階段を登ると、またまた大量の木材が…!!
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仕入れた材料はまずここで乾燥をさせるそうです。
中にはギター愛好家垂涎の貴重な木材もありました…!
いまでは使わなくなった胴板の型などもあり、哲郎さんの研究が日々進化していることを感じざるを得ませんでした。

哲郎さんがギター製作につかっている機材や材木についてお話を伺うことができました。

















哲郎さんのお父様である澄雄さんがお若い頃には、ギター製作に使う機材は高価なものでした。
一人一台を所有することは難しく、ギター製作家仲間同士で同じものをつかっていたりもされていたようです。
こちらは胴材を曲げる機械。
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哲郎さんはクラシックギターのみならず、フラメンコギターも製作されています。
両者のギターでは音楽性や音響を考慮して力木の配置やネックの材木を変えてあることなど、
実際に製作途中のものを見せてもらいながらお話を伺いました。
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哲郎さんにお話を伺いながらたくさんの木材を見せてもらいました。
表板に使う良い木とは、目が詰まっていてコシがあるもの。
この「コシ」の感覚をつかむのが難しく、約1時間かけ、硬さを備えつつ柔軟さを兼ね備えた木を選びました。


哲郎さんと、選んだ材料とともに写真を撮りました。
名取が持っているのが希少なハカランダ(ブラジリアンローズウッド)、國分が持っているのがローズウッドです。
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というわけで、この度、黒澤哲郎さんにギターの製作をお願いいたしました!!
今回発注致しましたのはクラシックギターの歴史の中でも名高い「マヌエル・ラミレス」を研究し製作された、黒澤哲郎さんの新境地である2モデルです!!


マヌエル・ラミレスモデル La infanta ラ インファンタ
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表板:スプルース
裏板:ローズウッド
弦長:650mm
裏板は木目の美しさと強度を考慮して選びました。(國分)


マヌエル・ラミレスモデル La patrona ラ パトローナ
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表板:スプルース
裏板:ハカランダ
弦長:650mm
ハカランダ特有の杢目模様と左右対称の美しさをご覧いただきたいです!(名取)

こちらのギターは9月入荷!近日公開予定です!!

2018-08-24 《プロによる特別レビュー!》落合マンドリンS-4 特別モデル

《プロによる特別レビュー!》落合マンドリンS-4 特別モデル

夏休みも終わりが近づいてきましたが、イケガクではマンドリンの特別モデルなど、この期間だから見られるものを多数展示しております!
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現在注目の楽器は「落合マンドリンS-4 特別モデル」!
ピックガード材やボディ材を変更することで、見た目だけでなくサウンドも変わることが実感できるブースとなっております。

それでは
「具体的にはどう違うんですか?」
と言われると、人それぞれに様々なご意見・お好みがあると思います。
ここはプロのご意見をうかがうのが間違いないと思いまして、イケガクレッスン講師の先生方に「お気に入りの1台」をインタビューしてみました!

竹間久枝先生:ボディローズウッドモデル
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メイプル製は明るく華やかな音色が特徴ですが、ローズウッド製になると『重心の低いサウンド』になるとのこと。
竹間先生にとっては、ローズウッドの響きがよりお好みということでした。
普段はローズウッド製のオールド品を使用している竹間先生には、より馴染みがあるというのも大きいようです!

堀雅貴先生:ピックガードメイプルモデル
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『しなやかさ・のびやかさ・深み』があり、コシのあるサウンドになっているとのこと。
高音になっても嫌な鋭さ・痛さがなく、堀先生お気に入りの仕上がりになっております。


このように、プロでも好みが分かれることが良くわかるインタビューとなりました!
『自分好みの1台』のマンドリンに出逢えるチャンスかもしれませんよ!

2018-07-29 【結果】高校ギター・マンドリン音楽コンクール

7/27・7/28に渡り、泉佐野市立文化会館・エブノ泉の森ホールにて開催されました【平成30年度全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール】特別賞および優秀賞受賞校は以下の通りになります。

[文部科学大臣賞]
同志社香里中学高校(大阪)

朝日新聞社賞]
雲雀丘学園中学高校(兵庫)、浜松市立高校(静岡)

全国知事会賞]
大妻高校(東京)、松阪商業高校(三重)

[泉佐野市長賞]
広島女学院中学高校(広島)、同志社女子中学高校(京都)

[イタリア大使賞]
中央大学附属高校(東京)

[スペイン大使賞]
静岡市立高校(静岡)

[スイス総領事賞]
静岡東高校(静岡)

[振興会特別賞]
十文字中学高校(東京)、館林女子高校(群馬)、姫路西高校(兵庫)

[優秀賞]
十文字中学高校(東京)、静岡市立高校(静岡)、慶應義塾女子高校(東京)、中央大学附属高校(東京)、大妻高校(東京)、静岡東高校(静岡)、西遠女子学園中学高校(静岡)、雲雀丘学園中学高校(兵庫)、広島女学院中学高校(広島)、館林女子高校(群馬)、姫路西高校(兵庫)、静岡高校(静岡)、松阪商業高校(三重)、帝塚山学園中学高校(奈良)、同志社女子中学高校(京都)、帝塚山学院中学高校(大阪)、同志社香里中学高校(大阪)、浜松市立高校(静岡)

2018-07-26 高校コンクール開催&韓国旅行記

高校ギターマンドリンコンクール

本日・明日の2日間、泉佐野市文化会館・エブノ泉の森ホールにて「全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール」が開催されます。
大阪北部地震の影響により、会場予定の吹田市文化会館メイシアターが使用不可となる衝撃的なニュースがありましたが、会場変更して開催に至ったことをお聞きした時には本当に安堵いたしました。
まだ熱波が引かない大阪、安全に配慮した開催となり、全60校が練習の成果を惜しみなく発揮して頂きますことを祈っております。

※コンクールの詳細は、公益社団法人 全日本高等学校ギター・マンドリン音楽振興会様ホームページもご参照ください。
http://guitarmandolin.ec-net.jp/
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韓国旅行記(2)

1日目から時間がたってしまいましたが、いよいよ韓国旅行記の2日目!
今回のメインイベント・韓国マンドリンフェスティバルについてリポートいたします。

会場となりましたのは、こちらの城南市役所オンヌリホール。
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市庁舎に併設となりましたホールです。
なんだか、ずいぶん立派な建物ですよ?

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ホールの中は、こちら。
いやいやいや、広いよ?立派なホールですよ?

想定外のホールの巨大さに、動揺を隠せないイケガク演奏チーム!
さて、どうなることか!?


と思うのも束の間、展示の準備をはじめた早々、
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フェスティバル参加者の皆さんがブースにお越しになり、
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お越しになり…押しかけて…
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順番にお並びくださーい!
少々お待ちくださーい! ちゃんかんまん、きだりせよー!(覚えてて良かった、韓国語!)
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イケガクスタッフはこの時、はっきり気が付いてしまいました。
「これは、観光旅行ではなく…仕事だ!」
演奏家モードから一転、楽器点検&販売モードに切り替える!


今回は落合三四郎氏による楽器クリニックを実施させていただき、非常に大きなご期待とご興味をお持ちいただけました。
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中には、このようなお客様も!
韓国のマンドリン演奏家、ソン・シエさん(写真中央)。
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ドイツにてマンドリン留学をご経験され、韓国の音楽大学で教鞭を取られているプロ演奏家ですが、イケガクのクリニックを体験いただきまして大変なお褒めの言葉をいただきました!



…そういえば、演奏もありましたっけ?
ブースの大盛況により、現地でも本当に忘れかけておりました!
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韓国13チームの方々とともに共演させていただき、音楽を通して言語や文化を超えた交流をさせていただきました。
そんなチーム・イケガクによる演奏を、ついに公開してしまいます!

D


(続く)

(担当:鳥居)

2018-07-16 韓国旅行記(1)

6/29〜7/2の社員旅行・韓国旅行記を連載でお送りしてまいります!

出国

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実は今回、初海外!という社員がおりまして、私もその一人でした。
入国審査で不審者扱いされたらどうしよう…楽器弾いてごまかそうか? いや、ますます怪しまれる…と妄想を広げておりましたが、特に問題なく出国・入国。

どちらかというと問題は、ソウルの天気が良くないこと。
ちょうど梅雨前線がかかっており、これからしばらく雨の予報というのが気がかりです。
(日本は東北地方が集中豪雨となっている時期でした)

観光・景福宮〜明洞

まずはソウル観光では外せない、韓国王宮の建造物がある景福宮(Gyeongbokgung)へ。
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1394年に遷都されてから、600年以上の伝統を伝える歴史遺産です。

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守衛交代式にも立ち会うことができました。
色とりどりの装束や旗、韓国独特の音楽がとっても印象的です。

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ガイドの方は、伝統衣装でお迎えです。
「あの日傘がかわいい!欲しい!」と、イケガク女子から発注依頼が。

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建物の屋根には「西遊記」にちなんだ人物・動物の装飾が。
遊んでるのではなく、この装飾が多いほど重要な建物なのだそうです。

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建物の中には、伝統的な装飾品・芸術品を数多く見ることができました。

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韓国建築で特徴的なのは、オンドルによる床暖房システム。
その煙を排出するために、レンガ壁と煙突をたくさん配置しておりました。
その中でも代表的な、長生きを象徴する動植物を描いた「十長生」の前で記念写真。
これで長生きすること間違いない!?


ここまで暑い中歩き続けたので、もぐもぐタイム
韓国風海苔巻き「キンパ」をたらふく食べていたら、韓国の有名司会者キム・ジェドンさんに偶然会いました!
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キム・ジェドンさん、気さくに写真撮影させていただき、めちゃくちゃいい人でした!

その後は韓国の繁華街として有名な明洞に移動。屋台の列も気になりながら、向かった先は「NANTAショー」。
ソウルで今有名なパーカッション・パフォーマンスショーで、客席も巻き込むライブパフォーマンスにイケガクスタッフも熱狂!
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おや?こんなところに…?

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最後は、日本ではほとんど食べることのない「韓国宮廷料理」をたっぷりいただきました。
いよいよ明日の韓国マンドリンフェスティバルに向けて、全員で英気を養います!

続く

(担当:鳥居)