次から次へと湧いてくる思考に意識的になる。

現れの世界の全ては思考でできているのではないかと思うくらい(たぶんそうなのだ)、朝起きてから夜眠るまで次から次へと思考は湧いてくる。



無意識だとそれが当たり前になっているのでそんなことに気付きもしないのだが、思考に対して意識的になって思考を観察しているとそのことがよくわかる。



次から次へと湧いてくる思考に気付いたからといって思考はなくなったりはしないのだが、思考に対して意識的になることによって起こってくる思考に気付くことができる。



湧いてくる思考の中でも多大なエネルギーを使う思考(二極的にはたいていマイナス思考)はいらない思考なので、そういう思考に気付いてそれ以上大きくならないようにケアすることによって思考が整理されてすっきりしゆとりができる。



例えば、何かの失敗をして自分を責めて落ち込み反省するというような思考は、エネルギーの無駄遣いになるので全く必要のない思考なのである。



しかしながら、「吾日に吾が身を三省す。」という論語の言葉に代表されるような儒教の精神の影響を受けた日本人は、自分を責めたり反省する癖がついている。



必要ないと言ったって、そういう思考は実に頻繁に起こって多大なエネルギーを使って自分を傷つけるということが多々ある。



ここで大事なのは現れとして表面的には傷ついているかもしれないけれど、本質は全く傷ついていないということである。



つまり本質「ある」は何があっても大丈夫なのである。



しかしマイナス思考の現れはどうしても起こってくるので、思考に意識的になりエネルギーロスのあるマイナス思考にまず気付く、気付いたら深呼吸をしてその思考をストップする。



何度も何度もこの過程を繰り返すことによって、少しずつゆとりが増えていらない思考にとらわれることが少なくなっていくだろう!!