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2009-09-15

ILCORのCoSTRとは何か・・・ 日本の知性が教えてくれました

03:19 |

ILCORのCoSTRは多くのグループによる無数のディスカッションをもとに成立しています。

CoSTRとは何か?

それは真実ではありません。

その時点における事実を検証し、そこから知的に矛盾がない形式知(記述)を抽出したもの、それがCoSTRです。

岡潔小林秀雄「対談・人間の建設」(昭和40年)を読んでいますが、その中に、

「・・・数学の体系に矛盾がないというためには、まず知的に矛盾がないということを証明し、しかしそれだけでは足りない、銘々の数学者がみなその結果に満足できるという感情的な同意を表示しなければ数学とはいえないということがはじめて分かったのです。じっさい考えてみれば、矛盾がないというのは感情の問題ですね。」

これは感情的にはどうしても矛盾するとしか思えない二つの命題をともに仮定しても、それが矛盾しないという証明が出たことを前提とした発言です(そう書いてあります)。

この部分を読んで、さきほど終わったIFASABのプロセスがまさにこれだ、と思ったわけです。

皆が感情的に満足する・・・これがコンセンサスで、そうするためにはプロセスが必要になります。

さらに、岡潔は「人には知情意と感覚がありますけれども、感情はしばらく省いておいて、心が納得するためには、情が承知しなければなりませんね。だから、その意味で、知とか意とかがどう主張したって、その主張に折れたって、情が同調しなかったら、人はほんとうにそうだとは思いませんね。そういう意味で私は情が中心だと言ったのです。そのことは、数学のような知性のもっとも端的なものについてだっていえることで、矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。感情なのです。そしてその感情に満足をあたえるためには、知性がどんなにこの二つの仮定には矛盾がなのだと説いても聞かしたって無力なんです・・・」。

このあたり、医学・医療は反省すべきでしょう。

「・・・ともかく知性や意思(医師?)は、感情を説得する力がない。ところが、人間というものは感情が納得しなければ、ほんとうには納得しないという存在らしいのです。」と続きますが、この言葉にも耳を傾けるべきでしょう。

最近は、このレベルの本は少ないのでは?と思いながら読んでいます。

シカゴ―成田のフライト用の本でしたが、それまでに読み切りそうです。

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