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私の時代は終わった。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-09-02

はばたけ前髪


垢抜けたい。
って美容師さんに言ったら、
じゃあ、前髪パーマですよ!
って言われて・・・・。


もうね、まさかの前髪パーマ。
絶対、パーマが足を踏み入れちゃいけない領域にね、思いっきり踏み込まれたよー。
敵は本能寺に有り。最先端の美容院で、クルっと行ったよ。もう迷いなし。

いやー、ロッドを巻かれてる段階から、嫌な予感はしてた。
素人ながらに、「あ、そっち巻いちゃう?」みたいな感じがあった。重力にね、完全に逆らってる方向だったもんね。

んで、おそるおそる「これって、上、行っちゃいません?」的なことをね、聞いたわけです。
したら、美容師さんは、「いや、重力があるから、丁度いいかんじに、ななめ前髪になるんですよー。滝川クリステルみたいに」って教えてくれたわけです。

なるほど、と。
クリステル、と。

そして、まあ、今、完全に前髪が立ち上がってる私がいるわけですが。
寝坊?って聞いたよね、思わず前髪に。
思いっきりツバメ返しみたくなってるわけですから。


いやいや、美容師さんも、まさかのクリステルができちゃったみたいで、大慌てで。

どう見てもね、いつもより多めに回しておりますくらい回ってて。
こう、ロッドをねー、取った瞬間の手つきが、裁判で言うところの「勝訴!」みたくなってた。

でも次の瞬間には、何かの巻物のように前髪が、凄い早さで巻き戻ったんですけど。
全自動で。

で、あわてた美容師さんが、もうワックスとかスプレーとかで必死に固めて、オーケーオーケー、何の問題もないよ、みたいに励まされて家に帰ってきたんですけど、お風呂上がったら、前髪がピロピロ笛みたくなってた。


・・・オーケー?


えっと、そんな私が、前髪スタイリングの片手間に今日は書いていきます。


ところで最近、痛切に感じたんですけど、私はまるで人気がない。
人気というか、人望。

というのも、うちの病院にはバレー部があるんですけど、おばちゃんだらけの。
で、その中に、何の因果か、私もいて。もう病棟選抜のじゃんけんに負けに負けて。


で、この夏、そのバレー部がびっくりするくらい予選を勝ち抜きまして。
ここ最近の気温差で、風邪が流行ってるみたいで、2回くらいの不戦勝を経て。
んで、ちょっと上の大きな大会に出ることになった。


でね、病院では大々的な壮行会みたいのがあったわけですよ。
各病棟から、タスキとか旗とか色紙とかのね、応援の品々がね、一人ずつ手渡されるわけ。

で、外来のおばちゃんたちとか、「はばたけ!」みたいな応援幕みたいなの手渡されて感激してて。

んで、うちの病棟の番になって、私が、まぁちょっと照れながら前に出たら、うちの病棟の先輩たちがモジモジしながら前に出てきて、

で、司会の人もメモとか見ながら「4階病棟の人たちは、なんと鶴を折ってくれたみたいです!」とか言って、もう私を含めここにいるみんなが千羽鶴をね、期待したんですけど、


三羽、もらいました。
手渡しで。


はぐれちゃったの?

目をね、疑った。
三羽て。
もうね、全然 はばたけない。

つーか、今さっき、必死にそこで折ってたの、ちょっと見えてたし。
見えてたけど、「あー、千羽だから、ちょっと間に合わなかったのかもなー」って思ってたら、すげぇ間に合わせてきた。

先輩いわく「ごめん、徐々に増えるから」つって。


で、大会当日も、おばちゃんが「みんなの思いを力に変えたい!」とか言い出しまして、応援の色紙とか垂れ幕とか全部、試合会場に持っていくことになって、うちの鶴もね、持って行ったんですけど、

もーね、二羽になってた。
不注意でね、一羽なくなってた。

まぁ確かにね、なくすよね。糸とかで繋がれることもなく、思いっきり三羽バラっと置かれてたもんね。放し飼い。いつなくなってもおかしくなかった。

で、ちょっとふてくされてたら、師長さんが応援に来てくれてて、「加藤さん!病棟から鶴持ってきたよ!」つって。

なんかね、コンビニの袋みたいのくれて。

まあ、鶴がね、入ってたんですけど。
10羽くらい。

しかも、10羽つったけど、10羽のうち2つは、鶴じゃなくてカメラだった。あと1個手裏剣だった。

もうね!もうね!
って思いながら、受け取ったんですけど。

で、結局、どこにぶつけていいか分からない思いをコートにぶつけることで、見事三位入賞しまして、

「みんなの思いのおかげで!」とか抱き合ってるおばちゃんの横で、やあ見事実力だったな、出し切ったな、と思いながらベンチに戻ったら、一羽の鶴が、カバンの下でつぶされかかってて、

うわわ、って思って拾いあげたら、ちょっと鶴じゃなくなっちゃって、よく見ると、中に、何か書いてあって、開けてみると、

「加藤さん、がんばれ」って。

え!これはもしや!と思って、他の折り紙も開けてみたら、全部に「頑張れ」ってメッセージが書いてあった。

私がそれをじっと見ていると、後ろにいた師長がドラマのような感じで近づいてきて「みんなね、加藤さんを応援してるんだよ」つってた。

う・・うん。
全部、師長の字だったけど。



そんな感じで、次の日、出勤したら、先輩から、「これ遅くなったけどー」つって、鶴もらった。

それ見てた、もう一人の先輩が「あ、私、まだ折ってないや!」つって、その場で折って渡された。

もうね、試合はとおに終わったんだけど、なんとなく言い出せず、今も尚、徐々に鶴がね、集まりつつある。


そんなわけで、雑誌の特集で「人気者になれる髪型!」みたいのがあったので、美容院に駆け込んだら、こんなことになりました。


昨日「そういえば、何で鶴集めてんだっけ?」って聞かれて、
つーか、ちょっとしたコレクター的な感じで聞かれたんだけど、

そもそも、集めてたわけじゃなくて、本当は、おのずと貰えるはずだったわけで、でも、その時期はとっくに過ぎてるわけで、半分ふざけて、

「えっと、この前髪が早くなおるようにです…」つったら、その後、こないだの出来が嘘のようなびっくりするくらいの数の鶴をね、病棟のみんなからもらいました。


私の前髪は病気じゃない!!







───────────余談ですが・・・・
Facebookにどうやら「加藤はいね」という看護師の方がいるっぽいですが、
この前髪に誓って私ではないので、気をつけてください。