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私の時代は終わった。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-11-05

加藤バガボンド!


私、私の書く文章を読んだ上で私のことをイイって言ってくれる男性がいてくれたとしたら、結婚してしまうかもしれない。


バガボンドの26巻、読んだ?

すげぇから。

最初から最後まで、武蔵が吉岡一門の70人を斬り捨てていく様が延々と描かれています。

ほんと、金太郎飴のように、26巻の最初から最後まで、
70人を1人ずつ切り落としていく様がね、描かれてます。

3分クッキングみたいにね、「はいじゃあこれから70人を切り落としていくわけですね〜。で、こちらに70人を切り落としたものがあるわけですが〜」って冷蔵庫から何らかの、寝かせておいた70人みたいなものがね、出てこないの。

武蔵がね、うりゃー!とか刀を振り上げて、そこで暗転、チュンチュン・・チュンチュン・・とか鳥の声で目覚めたりしないの。


とにかく、斬る、斬る、斬る、斬る。
ほとんど経過の省略無し。

ほんと、丸ごと一巻、斬りっぱなし。


もうね、ばっさばっさ。

ばっさばっさ。

で、だんだん武蔵も疲れてきてさ、
余計なこと考えたり、
相手も段々、死に物狂いになってきて、
大勢で攻めてきたりすんの。
もうね、死闘なの。すごいの。


わかる!

わかるよ!

私、武蔵の気持ち、わかる。


もうね、最近すごいもん。
私の周りも。

ばっさばっさ。
ばっさばっさ。

結婚すんの。


結婚しても、結婚しても、どんどん出てきて、「結婚するの」とか言うの。
世代が終わったかと思うと、後輩までがちゃっかり「結婚します」とか言うの。
こちらもこちらで、一巻まるごと結婚しっぱなし。

最初は、そういうもんかなぁ〜とか思ってね、ご祝儀も包みました。

でもね、もう、こう次から次へとね、結婚結婚湧き出てくっと、
おめぇら、そうそうご祝儀とかもらえると思うな!
って気になってくる。

余興とか、ほんと、タダでやると思うなよ。
って気になる。

受付と余興やって、その上、お金払ってんの。
お金はらって、友達の一番幸せな姿、見せてもらってんの。

おめでとーとか言ってね、笑顔で金はらってんの。
おめでたいのは、むしろ私じゃない?

どっちかっつーと、こっちが払って欲しい。
あいつ結婚すんのに!
あたし結婚しねぇのに!
老後の金まで、むしり取られて。


なぜ人を斬るのか。
なぜご祝儀を払うのか。

同じ虚しさをね、武蔵も抱えてんじゃないかなぁって。
私こそ現代に生きる武蔵なんじゃないのかなぁって。

ほんと、もうね、この際だから、私が70人の花嫁たち相手にばっさばっさとご祝儀払ってく様子も、井上雄彦 漫画にしてくれないかなぁ。

ご祝儀、出す瞬間の間合いとか、描ききって欲しいなあ。
3万にするか5万にするか、ド迫力の駆け引きなんかも交えてさー。


なんて思いながら、日々剣をふるってたら、
ちゃっかり佐藤が結婚してまして!


日曜日の昼下がりに、
「はいね、死なないで聞いてね。気を確かにね。佐藤が結婚してた!」
って友達からの電話。

私は「オーケーオーケー」言ってたわけですが。
ちっともオーケーじゃねぇ!

佐藤つったら、私、武蔵にとったら、小次郎みたいなもんで。
もうね、10年、大好きで大好きで、目に入れても痛くない。
そんなあの子がね、結婚してたわけです。


うわああああああって思って、バガボンドの最新刊(34巻)を買いに行きました。


34巻。読んだ?

表紙を見てね、驚いた。


f:id:ikkou2otosata0:20121105011829j:image


その顔ね、私も今、丁度してたよね。

で、まあ、ページを めくれどもめくれども、武蔵と小次郎、全然出会ってなかった。
出会う予兆すらなかった。

そっちも?ってなるよね。

武蔵、わかるよー。
人を斬りながら、自分に剣を突き立てているような心地がする武蔵の気持ちわかるよー。

私だって、70人のご祝儀をばっさばっさと払って、もうね、満身創痍なわけです。
なのに、いまだにチョロチョロとね、70人の仇とばかりに結婚する輩が現れては、ご祝儀ですよ。

早く・・小次郎に会いたい。
早く小次郎と巌流島(ワイハ)で・・式を挙げたい。

なのに、34巻にして、全く会えてない武蔵のように、
32歳にして、全く会えてないわけです。こちらも。
小次郎らしき人影、まるで無し。

10年間、小次郎だと信じてきた佐藤は、ちゃっかり常夏の巌流島(ワイハ)へ。


「疲れた・・地べたまで落ちたな。
 いや・・そうじゃない。戻ったんだ地(つち)に。
 何も持たないという、はじめの姿に」(バガボンド 34巻「♯旅路の果てに」より抜粋)


それでも、私は思うわけ。


同じ天気、同じ言語で、同じ通貨
月がきれいだって、100年言ってやる。
今日半泣きでコンビニに駆け込んで、バガボンドを買って私が払った千円が、いつか佐藤の買い物のおつりになって、佐藤の手に渡る日もあるかもしれない。

10年好きで、通算5回告白、通算6回振られた。
気持ち多めに振られてる。
結婚されたっつーのに、気が付いたら、バガボンドを読んでた。

それだって、
「天は笑いはしない。ただ微笑んで眺めている。」(バガボンド 34巻「♯あめつち」より抜粋)


って言うから、井上雄彦はやっぱ、私を描くべき。

2006-10-07

定期購読「サトウ」

あーめっちゃ今日生まれたわ私。

つつがなく誕生日を迎えてしまいました。

島田新助がいたら、

ヘキサゴン

て言いたい。



なんせ、めでてぇ。
めでてぇ他ない。

雨とか、すげぇ降ってるけど。

誕生日のいいところは、雨天順延されないことです。
台風とか、すげぇあっちからこっちから来てるけど。
むしろ歓迎の のろし だと思ってます。


人様の誕生日とか、ほんと正直あんま興味とか微妙っつーか、
あ、そうなんだオメデトー
ぐらいのテンションなんだけど、

なんでしょう、この、自分の誕生日に対する熱き血潮?
覚めやらぬ興奮!

もう生まれてから26回も体験してるにも関わらず、
全然飽きがこねぇ。
全然ノッてきてる。


言い知れぬワクワク感。

上昇の一途を辿るテンション。


予定とか全然入ってない上に、
仕事も休みで、
人に会う約束もないのに、

誰かに祝われちゃうんじゃないかっつー期待。

街とか歩いてるだけで、
今日あたし誕生日だってバレちゃうんじゃないかっつー緊張感。


何コレ、10月7日とか言って半端ねぇ。
その字ズラすら、もー いとし過ぎ。妹にしちゃいたい。
モー娘とか入れんじゃないの?て思う。

時計が10時7分を指すだけでワクワク。

10月7日公開!とか宣伝見るだけで、
「それ、あたしの誕生日だっつーん!」て 照れたり。


そんな誕生日に何を表明しようか迷ったんですけど、
誕生日に対する思いのたけは昨日存分に打ち明けたので、
今日は別のこと言います。言いたいこと。


えっと、



佐藤ー!

聞いてっか佐藤ー!

好きだー
好きだー
大好きだー!


二回告って、三回振られた。

気持ち多めに振られてる。



「話がある」つったら

「その話ってさ、俺、二回くらい聞いたことある話じゃね?」
って言われたので、

「3回目なので、少しバージョンを変えてみました」つったら、

「大筋は変わってないの?」って聞かれたので

「そこは、なんつーか、一番の売りっつーか」

「えと、じゃあ、変わったとこだけ聞くわ」

「えっと、今回は夏なので、少し、はじけた感じにしました」

「うん」

「抱いて」


爆笑された、のち、こっぴどく怒られました。

今、秋バージョンを考え中です。



そんなことしてる間に26歳(抱かれたのは赤ん坊の頃だけ)。

それでも、ナケナシに、
ちょっとアダルトになってきた私の今年の目標としてはコレ。


「ずっと、私のこと利用していたのね!」


リピートアフタミー


「すっと、私のこと利用していたのね!」


コレ、言いたいです。



ご利用すら、さっぱりされない。4年半。

利用できるとこあんなら、全然利用されたい。

都合のいい女とか、ほんとね、夢です。
できる限り、都合よくなりたい。


究極、


あたし、ロボになりたい。


佐藤のピンチに駆けつけるロボになりたい。

佐藤が乗り込んで戦うロボになりたい。

変形したり合体するロボになりたい。


隙あらば告白したり、
飲んでは「おめぇ今、どんな髪型してんのー?」とか
いちいち変なメール送らない、
無機質にただそこにある機械になりたい。
佐藤のために作動する仕掛けになりたい。


ちゅーとか出来なくていい。
機械だもの。

何なら佐藤の彼女も一緒に乗り込んでいい。
機械だもの。


佐藤の戦うものと、私も戦う。

手とか、すこぶるブンブン回すよ。
いつもよりちょっと 気持ち多めに回すよ。


佐藤が危なくなったら、
「私が気を引くから、今のうちに逃げて!」
て言う。

で、中三以来の後転に続く開脚後転をやる。
ちょっと、のろのろとやる。

敵がたまらず「あーもうっじれったい!」って思うような速度で、
黙々とやるから、そのうちに逃げてね。


佐藤が歌うなら、タンバリンすこぶる振るし、
出来る限りハモるし、ハモルンよりハモるし、

佐藤が踊るなら、ミラーボールめっちゃ回すし、
なんなら家から も一個持ってくるし、

佐藤が「お嬢さんを私に下さい」って言う日には、
私も横にいて「私にも下さい」って言う。


佐藤の愛するものを、私も愛するよ。

佐藤が子供の出産に立ち会えない時は、
私が立ち会って嫁の手握る。握力強め。

で、生まれたお子を凝視して、私に似てるとこ、ちょっと探す。

佐藤の親が病気になったら、もうね最前線で介護する。
(たまに医療ミス)
隙あらば「お母様」とか呼んじゃって赤面。



そんなそんなロボになりたい。



とりあえず、必殺技を考え付いたら、また告ってもいいですか?

つーか2ヶ月に一回くらい定期的に告ってもいいですか?



好きだー!佐藤ー!元気かー!


では、次回は12月に。

2006-01-07

失恋マニア

好きな人がいる。佐藤だ。


10年来の地元の友達にやましい気持ちを抱いて4年。
2回告って、2回振られた。
ついに最近、連絡が取れなくなってきた。

片思いというのは、定期的に連絡が取れなくなったら、
本当に為す術の無いことを知る。


む、無力だ。


往信がない分、もう勇気とかそういう問題ではなく、
この恋愛に関するイベントは全て出し切られた気さえ、している。



まぁ・・

実際、あたしは良くやった、と思う。

論外という状況下にありながら、なかなかの実績も残した。
悔いは、多分、無い。




(諦める?)




いや・・これしきで!!


藁をすがる気持ちで、なし崩しに、いや、だめ押しにもう一度送ったメールが、闇に吸い込まれ数分後、無言の帰宅をした。






あ、あ、あ、あ、あ、やばい。

足元がガラガラいう。
鼓舞する言葉を探して、私は脳内を駆ける、が。

あたしの「社交性」がタイスの瞑想と共にシャッターを閉めていく。

あたしの「忍耐力」が本日の営業終了のアナウンスをするウグイス嬢の声が聞こえる。

「明瞭さ」が「快活さ」が、めったに姿を見せない「志し」までもが、
矢継ぎ早に荷造りをして、トランクを抱えるように出て行ってしまった。


バタン、と音がして、

そして、ひとりきりになった。


しーん・・。



その瞬間。


私の毛穴という毛穴がぱたぱたぱたぱたぱたと扉を閉じて
脳のプラグが勢いよくブツッと、引き抜かれた。

すると、しゅんしゅんしゅんと体中のブレーカーが次々に落ち、瞳孔は砂嵐、口からはザーっという音。

そして私という甲骨体をマシンガーGのごとく目玉ん中で運転していた滅茶苦茶ちっちゃいオッサンが、
操縦席の真っ赤な脱出ボタンをなるほどザワールドの愛川欽也の如く叩き押した。

それにより、オッサンはウガーっと開いた口からベロをつたって外に飛び出すと、海原より若干でかめのベットでシーツを掴んでワンワン泣き出した。


そのオッサンの声が、案外高め。

(あ、それちょっと、いい。)


それちょっとおもしろい、と思った瞬間に、私が非常電源に切り替わった。

ポツポツと心臓あたりにランプみたいな明かりが灯っていく。

放送終了後の砂嵐になってた目が、死んだ魚の目ぐらいまで浮上する。


その微弱な電力を頼りに、
私はもうたまんない感じで、Tシャツの裾を引っ張ってみる。

「おーいピョン吉ー」言ってみる。

こんなとき、どうして私のTシャツにはピョン吉が付いてなんだろう。

こんなときピョン吉が
「ヒロシーくよくよすんなよー男らしくないぞー」
って言ってくれたら

「ヒロシって誰?」って思いながらも
「男だったためしなんて一度もねぇー!」
なんつってワーワーギャーギャー言うし。


Tシャツが程良く伸びたところで、今度は机の引き出しを開けてみる。

開けて閉めて開けて閉めて、やっぱいないなと確認したところで、も一度開けて、
「ドラエモーン」
て言ってみる。

こんなとき、どうして私の引き出しはタイムマシーンが付いてないんだろ。

こんなとき、おもいっきり情けない声で
「どらえもぉおぉん」って泣きつきたい。

「まったくノビタ君は仕方ないなあ」って言ってもらえたら、
とりあえず不思議な道具なんてちっともいらないのに。



そんなことをぼんやり考えているうちに、離散状態だった「平常心」や「ポジティブ」なんかがモジモジしながら帰ってきて、
私は「まー、入れば?」とかぶっきらぼうにドアを開けてやる。

それを見たオッサンは、もうちゃっかり運転席なんかに戻ってて、
粋な動作でブレーカーをガチャリと上げると、
グーなんて親指つったてながらニヤニヤしてる。



あーもう、だって好きなーんだもーん。



「世間体」や「社会性」や「合理主義」なんかも、いつの間にか憮然とした顔で戻ってきて、いつもの位置に座ってる。

最後に、「モラル」や「理想」なんかが大げさに溜め息をついて、しぶしぶ席についた。




私は、今日も、ありもしないものに縋りながら、必死に今を生きる。人を思ったりもしちゃう。


しちゃいながら、ゴロリと横になり、隙あらば願う。


あーあ、パーマンバッチが欲しい。
何ならウルトラマンに任命されたっていい。

正義の味方になりたい。
悪い敵から地球を守りたい。

両思いになれないなら、せめて地球を守りたい。

音信が取れなくなった今、地球を守ってるくらいしか、もう佐藤に愛情表現ができない。

地球を守りながら、そこに住む佐藤の生活を、ちゃっかり守っちゃいたい。

「あたしが地球を守ってるから、佐藤が幸せに生きれる」という言葉を、すこし省いて、
「あたしがいるから、佐藤が幸せ」と略して、

ニマニマしたりして。



ニマニマしながら、何度もぬいぐるみの鼻っ柱を押す。

そしたら、ぬいぐるみがパーマン人形のようにしゅるるって私になって、はっきりと言う。



「スキナヒト ガ イル。サトウ ダ。」



あー、だから、言っちゃ駄目だってば。
なんて赤面しながらも、どこか誇らしくもあったりして。


(うん、好きな人は、今も佐藤だ。)


ああ、そして今日も佐藤から連絡は無い。
地元からの飲み会の誘いも無い。
会えない日々が、月日となり、年月に長さを変えていく。

私は苦笑しつつ、何にも任命されない私のままで、とりあえず佐藤のために地球を守ってみる。
ゴミを分別してみたり、エアコンの温度を22度に設定したりして。

2005-03-05

ザビエる

あ、そういえばバレンタインの話題に触れてねぇや。

っていうのには、訳がある。

大好きな男の子にバレンタイン前にメールを送った。

    【件名】 義理人情

    【本文】 地元でよく飲む
         スタメン達に
         風物詩として
         チョコあげて
         んだけど、
         佐藤(ベンチ)
         は喰う?



このメールに対する返事が3月現在、さっぱり来ねぇ。


巷ではこの時期、失恋だの別れただので、ポエム綴ってみたり、励ましのエールやら諦める宣言やら、飛び交ってるようだけどね、


あのね、余裕よ?実際。

人が生きていて失えるものなんてそうそうないのよ、実は。


思いが通い合わないのなんて、『特集!2時間スペシャル信長の埋蔵金ついに発掘!』で埋蔵金が結果、発掘されないくらい、人生的暗黙の了解。

それでも2時間ドキュメントは何度も放送されるし。
それでも掘り続ける。
そこに土があるなら。



(カッコイイ・・)



っていう、私のスタンスが、いま、窮地に晒されている。




好きな人のことなら、なんでも知りたい。ってのが乙女の欲望というもので、やっぱどんな些細なことでも、好きな人の話題なら食いつく。


地元男子にそれとなく聞く。彼について。


「あー佐藤?あいつ禿げてるもんなー」

「そー、だから常に帽子被ってるし」

「だから余計に禿げるのな(佐藤スパイラル)」

「前から後ろが透けて見えた時はびびった」



びびった。



確かに思い返せば、私が見る彼は、いつも帽子だった。
お洒落なんだと思ってた。





ああ、神様。

世の乙女達は

『彼のことが好き、でも結婚してるの・・』とか
『彼は前の彼女のことが忘れられないみたいで・・』とか

悩んでいるのに

どうして私の恋はいつも、ワキガやら禿げやらに阻まれて

私、恋のポエムすら奏でられないし、
aikoの歌に感情移入できないし、
私の話を聞いても、誰ももらい泣きしてくれないし、

月9も少女漫画でもこんなエピソードは織り込まれておらず、


でも今、大抵の主人公たちが通る心理

『会いたいけど会うのが怖いの・・』


って気持ちは、よくわかるの。






【同志へ】
片思いでも嫌われようと、そのネタで2時間もたすことができたら、やる価値大。


【同志じゃない人へ】
もたすもたさない関係なしにそっちの方が、やる価値大。

2004-11-29

私の月9

缶でも蹴ったら戻ってこないような、おっぴろげな青空が憎い夜勤明け。

好きだった男からメールが来たりする。
好きだった?
好きな?
好きだけど?

彼への気持ちを今もどこの棚に整理したらいいんだか、全然わかんない。

それでも保留にされてる人生の事柄はたくさんあって、

例えばずっと行ってない歯医者と虫歯とか、
期日の迫ったレポートが一文字も書かれてないとか、
そろそろ美容院に行きたいなあ・・とか、

そういうのに紛れて存在感を失いつつあった時に、だ。


携帯をauに変えたから登録して下さいとか、そんな業務的な。
飛びつきたくても飛びつけないようなメールが、実に一年ぶり。


どーせ連絡してこないなら、こんなの教える意味なんてあんの?
つーか、それともむしろ連絡が欲しいってこと?
こんなアタシでも電話して下さいってこと?
なになにー?もしかしてホントはちょっと私のこと好きなんじゃねーの?
いやいやいやいやいや。

落ち着け。

そういえば、私、振られたんだった。

わかってる。
わかってる。
でも!


auはね、私もずっと狙っていて、もうすぐauに変える予定だったんだからね!ね!
ってことをどうしてもどうしてもアイツに主張したくて、
メールを返した。
さっそく。




さっぱり返ってこねぇのね。




新品の携帯、きっと片時も離すはずないのね。

だからきっと、やっぱ、

おめぇのことは振ったんだから、境界線越えてくんな、め!

ってことなのかなあ・・。

だったらいっそ、いいよ、じゃあ教えんなよ、余計な恥かかすなよ、おめぇのことに関して私は全く空気が読めないんだから。

いじいじいじいじいじいじいじいじいじいじいじいじいじ・・・






カッキーン!


こういう時は、いやはやバッティングに限るね。
荻窪。
寂れたちっともオシャレじゃないエレベーターに乗り込んで、おもむろに財布から出すバッティング券。

間抜けなストロークをしてくる機械に
女だと思ってなめんな!
(あ、一応、女なんです、そのへんお見知りおきを!)
って感じに安打安打ですよ。

飽きたころには1人で警視庁ゲームですよ。
右に左にタマを避けながら、ときどき「タカ!」とか架空の相棒に目で合図。




あーすっきり。




忘れた頃に、また君からのメールを見つけて。



やっぱり今日もこの荷物をどこに片付けていいのか、皆目見当もわからない。




缶けったって戻ってこないようなおっぴろげなアイツに、
やっぱり缶を蹴り上げるけど、重力は解放されなくて、
おでこにコツンと当たる日々。

せめて同じ天気の下を生きている事を誇りとして生きて行くには、私、貪欲すぎて。