ポタリングのその先

宮崎海岸を往復30km
ほたるいかミュージアムを往復40km


これらは、今年3月から秀起と2人で
自転車で行ってきた場所と移動距離です。
愛生と妻を含めた4人で
往復20km圏内のポタリングは楽しみつつも、
体力の付いてきた秀起とは、
次の段階として長距離移動にも挑戦しています。


皆さん、突然ですが
富山湾岸サイクリングコース」を御存知でしょうか。
なんでも、富山湾
「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しているらしく、
その東端である朝日町の宮崎海岸から
西端は氷見市の雨晴海岸までの
沿岸道路を結ぶ自転車コースの事を指します。


時速15〜20kmでゆったり走れば、
自動車で通過する時とは景色は別物。
日の光を浴びて輝く富山湾
刻々と変わる景色はとても美しく心躍ります♪


今、秀起に達成させてあげたい事がありまして、
「小学生の間にこのコースを走破させたい」という物です。
全長88kmを24インチ自転車で1日ではキツイだろうけど、
コース全体を何回かに分ければ可能なんじゃないか?
そこで自宅を起点に、
①宮崎海岸までを往復30km(コース全体の15km相当)
ほたるいかミュージアムまでを往復40km(コース全体の20km相当)
そして最後、
ほたるいかミュージアムを起点に片道のみで雨晴海岸まで
を目指す段取りです。
少しずつ距離を伸ばしながら、
この達成感を通して秀起が自分に自信を持てるように。
それが、大変になるであろう
来る中学生活を乗り越える礎となれば儲けもんです。


この計画を話した時、
最初こそ、「そんなに遠くまで行けるかなぁ〜」と
不安と期待の入り混じった表情を見せていた秀起。
私:「もう20kmは走れるんだしゆっくり行けば大丈夫だよ。」
そう伝えて初めて向かった宮崎海岸。
ゆっくりペースで向かうにしろ、
片道1時間以上も脚を回し続ける訳ですから、
ビックリするくらいカロリーを消費します。
食欲がねぇ、半端ないんですよ。
お昼休憩で立ち寄ったコンビニでは、
「食べていいよ」と渡したBIGカップラーメンを
ほとんど食べちゃうんです。
それも、自分の分を食べた後にですよ。
秀起自身もこんなに食べれるなんて
想定外だったみたいです。
「おいおい、俺の分はどうなるの〜?」
と心の中で叫びつつも、
それ以上にモリモリ食べてくれる姿が
とても逞しく見えました。


こうして、休憩をはさみながら、無事に到着。
私:「秀起、自分の足の力だけでこんなに遠くまで来れたね。」
秀起:「ふぅ〜、やっと着いた〜。」
若干の疲れは見えるものの、
目をキラキラ輝かせています。
達成感があったみたいですね。
自分で誘っておきながら、
「こんな事も一緒に出来るようになったんだなぁ。」
と私の方も驚いてます。
立派に育ってくれたものです。


帰り道用に体力を回復させるために、
ちょっとこのまま休んでいくことにしました。
とは言え、せっかく来た宮崎海岸。
秀起は、「ちょっとヒスイ探してくる。」と言って、
海岸へ走っていきます。
探しているかと思えば、海に向かって石を投げ始めたり、
波打ち際ギリギリまで近づいては逃げるを繰り返したり。
最後は突然の強い波に逃げ切れず靴を濡らす始末。
まだまだ幼さの抜けきらない6年生の秀起君です。


こんな調子で回を重ね、分割コースの①、②は見事に達成。
残すは③のみです。決行する日程はまだ決めていませんが、
完走の際には、休憩場所で撮り溜めてきた写真を
1冊にして渡したいと思います。
時々は開いてくれるかな。
最後のコースは50kmを超えるけど頑張ろうね。