Hatena::ブログ(Diary)

斎藤幾郎の 下書き、後書き、覚え書き(仮) RSSフィード Twitter

2007-06-23

[]LIFEBOOK U使用1週間

LIFEBOOK U(FMV-U8240)到着から一週間。すっかりメインマシンと化した。使用感をつらつらと。

バッテリー持続時間。

外出先で一時的に無線LANで通信したり、W-Zero3esを接続して通信したり、といった使い方も含めておおよそ5時間前後で推移(大容量バッテリーを利用)。ときに6時間超ということも。

ちょっと長めにハードディスクアクセスが発生すると、一時的に残り時間の表示が短くなるが、しばらくすると数字が持ち直す。

画面の明るさは、例によって8段階の2段目。喫茶店やファミレスの照明下なら暗すぎることはない。

原稿書き

タッチタイピングは何とかなっている。前に書いたとおり、Keylay21でキー配列を一部置き換えた効果も大きい。その後、Win+[(カーソル割り当ては左)にHome、Win+\(刻印はバックスラッシュ。カーソル割り当ては右)にEnd、半角/全角にアプリケーション(いわゆる右クリック)を割り当ててみた。カナ漢字(ATOK2007愛用)のオン/オフはCtrl+変換でやっている(これはATOKのキーアサインをいじっている)。

ただ、数字キーが通常より右にずれているため、そのミスタイプはまだ結構ある。

今のところ、CPUパワーが足りないと感じるシチュエーションはない。テキスト書きが中心で、パワーが必要な作業はあまりしていないのである。

ちなみに、デスクトップ検索は使っていないので、バックグラウンドインデックスを作成する負荷はかかっていない。

SDカードがちょっと取り出しにくい。

スロットがちょっと深め。差すのはよいのだが、取り出すときのプッシュがちょっとしにくい。

CFはまだ使っていないが、カバーがダミーカードというのはいまいち。「使うときに本体から分離するもの」は、なくしてしまう可能性が大きいのである。*1

USBコネクタのカバーは本体から取れないようになっている。

不具合?

スタンバイや休止状態からの復帰時、ポインタのクリックボタンが働かなくなることがある(確実な条件は見つかっていない)。スティックでポインタは動かせるのだが、クリックができない状態。再起動しなくても、コントロールパネルのマウス設定をいじったり、スタイラスで画面をタッチして使ったりすることで生き返るようだ。内部的に初期化に失敗しているのかも。

熱暴走

スタンバイ時、画面を開くと復帰するようになっている。画面はロック機構がないため、鞄内でノートや雑誌が画面と本体の間に挟まるなどして復帰してしまうとヤバい(そういう入れ方をするな、というのはさておき)。一度、背中のバックパックの熱さに気がつき見てみたら、案の定、電源オンの状態でハングアップしてた。これ、以前使っていたFMV-P8210でも同じことが起きたんだよね・・・。

とりあえず、ふたを閉めたらスタンバイ、という設定は無効にして、移動時は休止を使うことにしている。休止への移行と復帰は、それほど待たないが、取り立てて速いわけでもなく。

*1USBメモリーのコネクタカバーとか・・・

2007-06-18

[]LOOX Uに納期で勝ったが、価格で負けたLIFEBOOK U

昨日紹介したLIFEBOOK UことFMV-U8240(LOOX Uの企業向けモデル。発表/発売順序からすればLOOX UがLIFEBOOK Uの個人向けモデルともいえる)。

購入時のカスタマイズ内容は

  • XP Pro(LOOX Uと違ってVistaBussinessの構成があるが納品は7月以降。)
  • メモリー1GB
  • HDD40GB
  • 無線LANあり(アセロスのAR5006EXSだった)
  • 大容量バッテリ

といったところ。クーポンの割引付きで180,800円だった。

ところが、これと同じ構成でLOOX Uを見積もると、156,300円。2万4500円安い。ユーザーアンケートに答えるモニター募集(期間限定)に応募するクーポンを使うと、もう2万5000円安い131,292円。

まあ、最初から時間を買うつもりだったからいいのだけれど*1、まさかここまで価格差が大きいとは思っていなかったなあ。ちょっぴり悔しい。

*1:もう使ってるわけだし

2007-06-17

FMV-U8240+大容量バッテリ

[]FMV-U8240使用開始

仕事がたて込み、しばらくこちらに書く時間がとれなかった。そんななか、富士通の直販サイトで購入したPC、FMV-U8240が14日に到着。外出時のお供もシグマリオン3からこちらに変更し、早速、原稿を書くなどメインマシン的に使い始めた。今後、ときどき使用感を書いていきたい。

本機は12日に発表されたLOOX Uとハードウエアは同じもの。そちらに興味がある人にも多少は参考になると思う。写真やキー配列このへんを見ていただければ。

外観

横幅は横にしたDVDケースより2センチほど小さく、ソニーの携帯ゲーム機PSPとほぼ同じ。奥行きは横にしたDVDケースほど。モバイルPCとしてはかなり小さい。横幅だけならシグマリオン3の方が大きい。厚みはDVDケース2つ分より少しだけ大きく、約470ページのビジネス書と同じくらい(わかりにくいか・・・)。

小さい画面とキーボード

コンパクトな本体に一番影響を受けるのが、画面とキーボード

画面は1024×600ドット。以前、これと同じ解像度(サイズは少し大きい)の企業向けモデルFMV-P8210を使用していたことがあって個人的には慣れているものの、XPVistaを使うには、はっきり言って狭い。ブラウザ等はカスタマイズしてメニューとツールバーを一段にまとめるとか、Office2007はリボンを非表示にして使うなどの工夫がいる。

一方、キーボードは大胆な特殊配列を採用し、キー数を56まで削減。アルファベットや数字の配置はほぼそのままだが、ファンクションキーや一部の記号、特殊なキーなどの入力が、Fnキーと他のキーの組み合わせになる。そのかわり、キーピッチは14ミリと、本体サイズからすればかなりのサイズを確保している。

実際にテキストを打って気がついたこと

このキーボード配列をまだ体が覚えていないので多少ミスタイプがあるものの、個人的には十分タッチタイプが可能なサイズ(打ち心地はあまりよくないが)。Enterキーが小さいのが心配だったが、それは全く問題なかった。むしろそれ以外の「違い」のいくつかが引っかかっている。

たとえば、TabとカーソルがそれぞれFnキーと他のキーの組み合わせになっているのにはまだ慣れない。テキストの編集や選択項目の移動を1キーでやろうとして文字が入ってしまうことが多い。

PC系の話題を扱うライターとして感じる大きなストレスが、音引き(ー)/ハイフン(−)がFn+iになること。他のFnと組み合わせて入力する記号は言葉と言葉の間に入るが、音引き/ハイフンは言葉の一部になる(キーボード、とか)。言葉を打つリズムが変わってしまうためか、どうも調子が狂う。そこで、キーの割り当てを変更するオンラインソフトKeylay21を使って、数字のゼロに音引き/ハイフンを割り当て、ゼロはShiftキーとの同時押しで入力するよう変更してしまった。これでかなりストレスが軽減された。

実は本機では最上段の数字キーの位置が一般的な配列より一文字右にずれている。ゼロの位置が本来なら音引き/ハイフンのある位置なのでちょうどいいのだ。ゼロの入力が面倒になるが、音引き/ハイフンを2キーで入れるよりはマシだ。

ついでに、キーボードにPgUpとPgDnがないため、Keylay21で<Win+.>と<Win+]>に割り当ててみた。Webサイトの閲覧などでページスクロールをよく使っているので、結構いい感じだ。

バッテリ駆動時間

購入時のカスタマイズで大容量バッテリを選択。駆動時間は、無線LANオフでテキストファイルを読み書きするといった使い方では約6時間半、無線LANオンでWebサイトを閲覧しながら複数アプリを使用といった使い方では4時間ちょっとというところだ。カタログスペックほどではないが、私個人の使い方ではぎりぎり許容範囲。画面はやや暗め(8段階の2段目)の設定。観察したところ、バッテリ消費に関してはハードディスクのアクセスが与える影響が大きいようだ。いずれ、USB接続のワンセグチューナーを使った場合などの駆動時間もチェックしてみたい。

とりあえず、第1回はここまで。

2007-06-08

[]Advanced/W-ZERO3 [es]発表

昨日(6月7日)、ウィルコムの新端末Advanced/W-ZERO3 [es]が発表された。(ウィルコムシャープ

発表会に行って、触ってみたりもしたところ、良くできた端末。ぜひ、今使っている(借り物の)esから乗り換えたいところ。

スペックやら外見やらはそれぞれ見ていただくとして、ここでは個人的な感想を3点ほど。

  • ソフトキーがなくなったのが痛いかも

サイズ縮小に伴い、ソフトキーがなくなっている。そのため、カスタマイズで他のキーにソフトキーを割り当てられない場合は、メニュー操作に画面のタッチが必須になってしまう。片手操作で間に合わないシチュエーションが多くなることが予想され、非常に残念。他のキーがソフトキー代わりに使えるようになることを切に望む次第。

  • エクスクロールは悪くない

ダイヤル風操作で上下スクロールができるという「エクスクロール」。見たところ、「円盤」がわずかに傾くようになっており、指でこする際の傾きの方向を検知して指の移動方向を判断し、上下スクロールに割り当てている模様。感圧などではないと思う。上下のスクロールはかなり多用しているので、ダイヤル操作は悪くない。

ただ、Operaで試したところ「スクロール」ではなく「カーソルの上下移動」になっていて、エクスクロールをボタン操作(上下)するのと変わらず(Operaではカーソル操作が選択箇所の移動になる)、せっかくのダイヤル風操作が生かし切れていないように感じた(カーソル移動速度は回転操作の方が速いかも)。Operaのスタッフに設定変更の有無等の確認をお願いしてきたが、製品版では好みで変更できるようになっているとありがたい。IEMobileでは、上下スクロールとリンク選択を使い分けているようだ。

  • アドバンスト・・・

名前、長すぎ。

2007-06-07

[]BalancedClientという考えとFoleo

昨日分のエントリについて補足。

BalancedClientというコンセプトを提示したけれど、個別商品としてのFoleoが「いい製品である」とか「すぐ欲しい」と思っているわけではないです。非常に興味深いのは確かですが、ユーザーとしてというより、レビュアーとしての興味の方が大きい。(モバイルPCを携帯したいタイプの人間なので、少なくとも今のところニーズはない)

私のイメージするBalancedClientは、シンクライアント(ThinClient)と本格PCの中間、といった程度のもの。当然ながら、スマートフォンとシンクしなくていい(してもいい)。ただ、Webサービスオフラインで使うからくりを動かせるハード/ソフト構成があるといいなあ、という感じ。「FoleoのようなBalancedClient」と書いたのは、Foleoはその一種、ということで、代名詞的存在とは考えていません。

安いけど実用レベルのPCを含んだっていいと思う。たとえばコレとか。

コレもいいけど、ちょっと高い。*1

コンパクトなマシンじゃなくてもいいんだけど、その方が「らしい」気はします。単にコンパクト好きだってだけの話ですが。

*1:注文済み。後日改めて予告しますが、納品されたらここでレビューやります。

2007-06-06

ikuosaito2007-06-06

[]Google Gear と Palm Foleo

グーグルオフラインでも同社のサービスを利用可能にするソフト「Google Gear」のベータ版を公開、パームが新ジャンルモバイルコンパニオンと呼ぶ「Foleo」を発表した。(リンク先はいずれも英語)

Google Gearは今のところRSSリーダーである「GoogleReader」でしか利用できないけれど、私はたまたまこれを使っていたので試してみた。オンライン時にバックグラウンドでデータを余計にダウンロードしておくタイプではなく、明示的に「オフラインにする」と指示すると、その時初めて2000件ほどのRSSフィードを読み込む。20秒ほどだからさほど待たされない。オフライン中に未読/既読の変更や、スター(gmailでもお馴染み)の付与した結果は、次回、明示的に「オンラインにする」と指示したときにサーバ側とシンクロされる(今なら、シンクロというよりシンク syncがベターか)。オンライン/オフラインを手動で切り替えられるので、PCのLANをわざわざ無効にしなくても試せるのが面白い。現在はベータなので、最終的には完全バックグラウンド方式になる可能性があるものの、私はこのままのほうが好み。

GoogleDocs&Spreadsheetsをオフラインでも使えるようにすることを考えているはずだけれど、個人的には先にカレンダーに対応して欲しい。(gmailはメールクライアントからsmtp/popアクセスできるので必要度が低いのだ)

一方、Foleoは大雑把に言うと「スマートフォン《が》母艦のハンドヘルドPC(ただしOSLinuxベース)」。スマートフォンとデータをシンクして、より広い画面でメールを書いたり、添付書類を見ることができる。母艦(スマートフォン)の回線経由でインターネットにアクセスし、ウェブブラウズも可能。Foleoのメール画面を見たところ独立した「送信/受信」のボタンは見えなかったので、スマートフォンとのシンクと同時なんだと推測する。

視点をずらすと、Foleoは、スマートフォンサーバーとする「クライアント」と言える。オフラインで作業できるように「シンク」する。その点で、Google GearとFoleoは共通している。Google Gearはシンクの橋渡し役、Foleoは端末という違いはあるけれど。余談だが、Google GearはLinux版もあるので、Foleoに搭載されたOperaに対応すれば*1Google Gear on Foleo も不可能ではなさそう。

Balanced Client(仮称)が《来る》のか

ThinClientは、サーバー側のコンピューティングパワーを前提にしたハード。RichClientは、まあ、言ってみればモダンOSを乗せたパソコンの現行機みたいなもんだ(今ならゲーム機などの選択肢もあるね)。Webサービスを中心に据えたコンピューティングってのを考えた場合、オフラインでの作業を考えるとThinClientではだめだ。でも、RichClientは割高っぽい。Foleoのように、サイズ、使い勝手、コストなどのバランスが取れたクライアント(これをBalancedClientとしたわけだが)のニーズは、今後結構大きくなるような気がする。ジャストシステムATOKを移植してくれるだろうから、日本語入力は心配ないだろうし(頼りにしてます)。今は亡き「Handheld PC」*2も、キャラクター設定を変えれば通用しそうな気がするんだけど、どうだろう。

そういえば「スマートフォン」もBalancedClientの一種と言えなくもないような、そんな気がしてきた。多機能ケータイとして見ると最新機種は性能過多気味だけれど、BalancedClientとしてはいい感じなのかも。

というわけで、7日は、ウィルコムW-ZERO3後継といわれるWindowsMobile6搭載機の発表日。すでに発表されているSoftBankの端末等とどう差別化されているのかが興味深い。

*1Google Gearは現在Operaに対応していない。

*2HPCの末裔、シグマリオン3を現役で使用中なんだけど。

2007-06-05

[]機能の「分散志向」と「統合志向」

 ある人は、ケータイに音楽再生機能が内蔵されたことを理由に、iPodのような携帯音楽プレーヤーを使うのをやめる。またある人は、ケータイにPCサイトブラウザが内蔵されたことを理由にモバイルパソコンを持ち歩くのをやめる。

 別の人は、ケータイの音楽再生機能が使いにくいからと、iPodやWalkmanを使い始める。また別の人は、出先で長めのメールやブログを書けるようにと、モバイルパソコンを持ち歩くようになる。ついでに、PCから写真をアップするなら同じだからと、ケータイデジカメ機能を使うのをやめてデジタルカメラを持ち歩くようになる。

 モバイルじゃなくても、似たようなことはある。

 テレビや録画の機能をパソコンで間に合わせるか、DVDレコーダーを買うか。オーディオコンポーネントを買うか、iPod+スピーカーにするか。トーストをトースターで焼くか、オーブンレンジで焼くか。空調+空気清浄+除湿を最新エアコンでまとめてやるか、それぞれ別々のマシンを使うか。

 これを考え始めた当初、その人にとって「ソレをすることが大事」な場合は「機械が独立する」という法則が成り立つような気がしていた。その理由は、「独立した専用機の方が満足度(得られるもののクオリティ)が高い」、「一台にまとめると同時に複数のことをやるときムリが生じやすい(たとえパソコンでも)」、「モバイル系の場合、一台にまとめるとバッテリー持続時間に難がある」という3点。

 この「大事=独立」の法則はなかなか妥当だと思うけれど、クオリティがベター(より良い)でなく、妥当(ほどほど)で良ければまとる選択肢もありそうだと思うようになった。クオリティがほどほどで良ければ複数のことをしてもそれほど負担にはならないだろう。その結果、バッテリーの負担も少なくなるという考え方も成り立つ。xそもそも「大事だからクオリティが最優先」という前提が、必ずしも成り立たない可能性がある。技術の進歩で、「ほどほどでもクオリティは十分」と感じることが増えたし。

 それから、ケータイで写真を撮ってテキストを書いて、まとめてブログにアップというように、「一台にまとまっているからこそ気軽にできること」をする道具は、「大事=独立」の法則から外れるだろう。

 用途別に機器を独立させると言うことは、それだけお金もかかるということも結構重要な要素だ。

 また、人による「統合志向」「分散志向」の違いもありそうだ。

 機能を統合した製品を作る/買う場合や特定用途向けの製品を作る/買う場合は、こうした点を考慮するのが大切に思える。

[]逆さに立ったペットボトル

逆さに立ったペットボトル

 帰宅して、留守番電話をチェックしようと思って、帰りがけに買ってきた麦茶のペットボトルをキッチンテーブルの上に。

「電話なし。さて・・・」

とテーブルの方を向いて、目に入ったのが写真の光景。驚いたんで、デジカメで撮影。

電話の方に関心も視線も行っていたのに、逆さに立ったペットボトル。

置くときにバランスを取った覚えはないのに、逆さに立つペットボトル。

写真を撮ろうと周囲を片づけても、逆さに立ったままのペットボトル。

そのまま放っておいても、逆さに立っていそうなペットボトル。

フタがきちんと平らで、しめたときにきちんと水平。さらにペットボトルもゆがんでいない状態でないと、こうも自然に立ったりはしないはず。

ものづくり」ってすごいな、と感心したのでした。

2007-06-03

[]使いこなすって、結局は一種のセンスを身につけるってことだよな(使いこなしの定義-2)

パソコンは何にでも使える万能ツール、というような説明がある。まあ、必要に応じたソフトウエアや周辺機器を用意すれば、という注釈はつくけれど。

そのためか、「パソコンを使いこなす」というと「あらゆることにパソコンを使う」面が強調されすぎているような気がする。「パソコンはユーザーを万能化するための道具である」という解釈。パソコンで「あれもできます、これもできます」という話を聞いたとき。自分自身が「あれもやれ、これもやれ」と言われているように感じ、「別にアレもコレもはやらない」という話になると、目の前にあるパソコンが異常に割高に感じられる。

そうじゃなくて。パソコンの汎用性はそれぞれのユーザーに固有の、多様なニーズに応えるためのものなのだと説明できないものか。そう考えることができれば、すべての機能や、プリインストールされたすべてのソフトを使うことが「使いこなす」ということではないと分かってもらいやすい気がする。その分、ユーザーの気も楽になるというものだ。別途、価格(プライス)と価値(バリュー)の議論が発生するけれど。

・・・・という長い前振りを受けて、本題。

実際にパソコンを使っているユーザーが「使いこなせていない」と感じるのは、「どう操作したら文字を枠で囲めるかわからない」といったときじゃないだろうか。つまり、自分のニーズ(やりたいこと)は分かっているのにそれをパソコンから引き出せないときだ。個別具体的な操作法を知るのは対症療法に過ぎない。そのときは良いけれど別の疑問が生じたときに同じ気分になるから。より深い解決法は「自分のニーズが分かっているときに、それをパソコンから引き出す勘(こうすればいいんじゃない?)」を養うことだろう。これはもう、ノウハウというより一種のセンス(勘、あるいは感覚)の世界だ。

センスといっても、生まれついたものである必要はない。実際、ヘビーユーザーと言われる人々は多かれ少なかれ、膨大な実作業(成功と失敗)を通じてこのセンスを身につけてきたはずだ。いわゆる「職人」と言われる人々が、日々の手仕事から技(個別のというより、一連の流れとしての)を身につけるのと似ている。

ヘビーユーザーを目指しているわけではないライトユーザーとか一般ユーザーと言われる人々に、同じだけ体験を繰り返せというのはナンセンス。それよりも、ヘビーユーザーの持つセンス(というのがあると仮定して)からエッセンスを抜き出してライトユーザー向けに説明できないか、ここ数年あれこれ思案している。このセンス、たぶん、パソコンに限らず、ケータイにもその他のデジタル機器にも、さらにはいわゆる「IT社会に生きる」という面にも多少は応用が利くんじゃないかと思うんだが。

2007-06-02

[]ドリンクバーのジュース

私は酒を飲まないので、夜遅くに食事をしようと思うとどうしてもファミレスになる。少し前のこと。その日も、近所のファミレスで遅い夕食をとっていた。

食後。飲み放題のコーヒーをおかわりしようとドリンクバーまで行ったら、どうやらジュース類がなくなりかけていて、追加するところらしい。その店は深夜の客があまり多くないのでフロアは一人か二人で回していることが多く、ちょうどそのときは別の用事ができて、ジュースのつぎ足しは中断されていたようだ。

しかし、つぎ足すのはいいけど、目の前に放置されているソレ、どう見てもバケツなんですが・・・。

乳白色のバケツになみなみと注がれたオレンジ色のジュース。ちょっとシュール。

いやまあ、清潔なんだろうとは思う。思いますよ? でも、「バケツでジュースつぎ足し」ってのは、ちょっと、こう、抵抗を感じざるを得ない。

もう少し、「ジュースつぎ足し道具」っぽい形の容器がいいんじゃないかとか、考えなかったんだろうか。

まあ、厨房ではどんな風に調理されているか分かったものではないのでうるさくは言わないけれど、せめて、客の目に触れる範囲では夢を見させておいてくれないものだろうか。

私のお目当てのコーヒーベンダーはその場で豆をひいて入れているようで、機械の上部にある透明なタンクにコーヒー豆が入っているのが見えるけれど、この豆、どう足しているんだろう。見たいようでもあり、見たくないようでもあり。

2007-06-01

[]パソコンを使う目的の変遷(一般ユーザーにとってのコンテンツは何だったか)

コンテンツ=パソコン

パソコンが登場した頃は、パソコンをどう動かすかという部分が興味と関心の中心で、パソコン自体とプログラミングが目的だった。(それしかやることがなかったともいえる)

コンテンツ=アプリケーションソフト

アプリケーションソフト市場が確立する頃には、パソコン自体よりソフトウエアの方に関心が集まった。特定のソフトを使うためにパソコンが選ばれる。話題のソフトを使う、というのが結構重要だった。

コンテンツ=コンテンツ

パソコンの「マルチメディア」対応が進んでコンテンツ視聴/閲覧の時代がきた。さらにインターネットの普及で、「ホームページを見る」のがパソコンの大切な役目になった。

この段階で、パソコンはデータを加工して何かを作り出す道具としてだけでなく、すでにあるデータを見る道具としての性格を強めることになった。大きなパラダイムシフトだったと思う。

電子メールも双方向性のコンテンツ視聴の一環(とするのはやや無理があるけれど)。

コンテンツ=サービス

こうした視点だと、今はちょうど「ネットサービスの時代」に見える。アプリ使用やコンテンツ視聴、コミュニケーションもサービスの中に取り込まれた印象だ。

次は?

サービスの次、があるとしたら何だろう。