自主夜間中学「旭川遠友塾」お楽しみ会 ミニコンサート、第43回マンドリン四重奏コンサート および 大雪クリスタルホールウインターコンサート ご報告……なのか?

体育大会前日、いつもより少し早めに帰宅して、
そういえばマルスピアーレの次の演奏会(at聖マルコ教会)まで一週間じゃねーか! と思い当って楽器の弦を必死ではりかえていたら、玄関のチャイムが鳴りました。

「ちっ! 誰だよ。」

と思いつつ、ドアを開けましたら、お隣のおじいちゃんが採れたてのアスパラ抱えて立ってました。

……「ちっ!」とか思っちゃってスミマセン。

さらに、誘われるままにふらふらとお隣の菜園を見に行きましたら、その場でラディッシュ抜いてくださいました。

……「ちっ!」とか思っちゃって本当〜〜〜〜にスミマセン。

はやる心を抑えつつ、弦のはりかえの続きをやったら、2〜3本しくじってやり直しました。
もし、ちょっと調弦おかしくなってしまいましたらスミマセン。

ラディッシュをスライスしながら味見しましたところ、もう調味料とかいらないレベル。
アスパラもゆでながら味見しましたところ、やっぱり素材自体の味で充分うまいです。
風呂上り、アスパラとラディッシュを肴にギネス。至福です。

お手軽にリフレッシュしたところで、そろそろ来週末の聖マルコ教会でのマルスピアーレの演奏会PR記事でも書こうかとログインしましたが、
前回のマルスピアーレと前々回のSound-Holeの演奏会の御報告を書かずに放置していたことに気づきまして、それどころか昨年末にマルスピアーレで自主夜間中学のミニコンサートの御報告もまだでしたので、とりあえずそちらを先にUPしようと思い立ちました。

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まず、2013年12月21日(土)、旭川医療情報専門学校で行われました、自主夜間中学「旭川遠友塾」お楽しみ会 ミニコンサートです。(→おしらせ記事

この演奏会は、2013年3月に行われた大雪クリスタルホール・ウインターコンサートが御縁で仲良くしていただいておりますIさんのご紹介で出演させていただきました。

演奏の前に講演会があるとは聞いていたのですが、開始時刻を知らなくて、隣室で練習してたらいつのまにか講演会がはじまってまして、それに気づくまで最初の方かなり騒音でご迷惑をおかけしてしまいました。

演奏会は、アンサンブル ルートさん(クラリネット、ピアノ、弓弾き大正琴カホンなど)の『冬のメドレー』で始まりました。
大正琴自体は楽器店などでもよく目にするのですが、弓奏のものがあることは、今回はじめて知りました。
カホンは、直方体のスツールみたいな見かけで、その上に腰かけて演奏する打楽器です。叩く場所によって色々な音が出て面白いです。

ルートさんの演奏自体も素晴らしかったですが、楽器の入れ替えのみごとさに目がくらみました。
一人がピアノ・もう一人が別の楽器で二重奏してる最中に、別の楽器の人の方が楽器を置いてピアノを弾き始め、同時にピアノを弾いてた人がまた違う楽器を取り上げて弾き始める、その間に曲は途切れずに続いているのです。
フツーに演奏するのにも四苦八苦するワタクシは、ただただ感心するばかりでした。

そのあとが(そう、これの後が!)、マルスピアーレの出番です。

マンドリン(いけやん)、マンドラ(たろさん)、マンドセロ(幾狭)の三重奏で

いけやん「Nego brilas〜雪がきらきら〜」
・ビバルディ「四季」より 冬 第2楽章
・C.ネーグリ/V.ガリレイ「白い花/サルタレッロ」

マンドラ3台の三重奏で

・たろさん「3つのマンドラのための組曲3 R-274」
 1.樹海を馳せる 
 2.霧の海に沈む 
 3.星の海を見下ろす

自分たちの演奏については、あまり記憶に残っておりません。(※都合の悪い記憶なので抹消されているものと思われます。)
でも、このあとの「お勉強コーナー」で、カホン大正琴マンドリンなどの楽器の紹介をしたとき、お客さん(夜間中学の生徒さん)たちが非常に熱心に聞き入ってくださったことは印象に残っています。

最後は「みんなで歌おう」のコーナー。
ルートさんとマルスピアーレの合同演奏で

ロシア民謡トロイカ
吉田正「いつでも夢を」

さらに、生徒さんのピアノが加わって

・岡野貞一「ふるさと」

三曲を、お客さんに歌っていただきました。
礼奏の「丘を越えて」も、もちろんお客さんの歌と一緒です。

あたたかく向学心旺盛なお客さんたちと、素敵な共演者のみなさんのおかげで、弾いていてとても楽しかったです。
いけやんがスケッチブックに作曲者の肖像や有袋類(※イタリア語で「マルスピアーレ」)の拡大画像などを貼り付けたフリップを作成してきてお客さんたちの向学心に応えていたことや、演奏中にそのフリップがみんなに見えるように客席から走り出てきて掲げ持ってくれたお客さんがいらっしゃったことなど、演奏自体はさておき、思い出に残る素晴らしい演奏会でした。

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次に、2014年2月11日にサッポロの かでるホールで行われました第43回マンドリン四重奏演奏会ですが、Sound-Holeのメンバーのうち、ぴよが欠場ということで、asaking、いけやん、ワタクシの3名が参加いたしました。(→おしらせ記事
ぴよがいないので、ワタクシはマンドセロです。

演奏曲目は、

・J.ダウランドいけやん編曲「流れよ、わが涙」(マンドリン・マンドラ・マンドセロ)
いけやん「風にのって」(1stマンドリン・2ndマンドリン・マンドセロ)

の2曲です。

asakingがマンドリンいけやんがマンドリンとマンドラ、ワタクシがマンドセロを弾きました。

今回は大きなミスも事故もなく、弾いた直後の感想は

「おおっ! けっこう良かったんでないか?」

だったのですが、後で自分たちの演奏CDを聴いた感想は、ぴよも含めて4人とも

「……激しい。」 または 「……激しすぎる。」

でした。

「風にのって」は、あたかも台風を帆に受けて屋島に向かう源義経御一行様のごとく、
「流れよ、わが涙」は猛烈に感動している星飛雄馬のバックに流れていそうな勢いでございましたよ。
敗因は、ダイナミクスをつけようとするあまり、ffのところが汚い音になっちまったことかと思われます。
まあ、大きいミスが無かったというのは画期的だったかと……orz
あと、弾いてて楽しかったです……orz

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最後に、2014年2月22日にアサヒカワの大雪クリスタルホールで行われましたウインターコンサートでは、ピアノ独奏やギター二重奏、管楽器アンサンブルのそうそうたるメンバーにこっそりまじって、マンドリンユニット・マルスピアーレも参加してきました。(→おしらせ記事

演奏曲目は、

いけやん「あなたにあげよう」…マンドリン(いけやん)・マンドラ(たろさん、幾狭)
・たろさん「花冷えの頃」…マンドラ(いけやん、幾狭)・ギター(たろさん)
・たろさん「3つのマンドラのための組曲 2」…マンドラ(たろさん・いけやん・幾狭)
  1.霧氷のアリエッタ 2.凍裂のロンド 3.風花のフーガ
・ハジダキス「日曜はダメよ」…マンドリン(いけやん)・マンドラ(たろさん)・マンドセロ(幾狭)

でしたが、さらにイントロクイズで「丘を越えて」と「オーソレミオ」の前奏部分も弾いています。

3人それぞれ楽器2種類ずつ担当いたしておりますので、まず楽器持ってステージに乗るのが大仕事。
そこにきて7団体中6番目の出演でけっこう緊張してるところに、進行が予定より大幅に早まって調弦の途中で出番がきてしまい、「なんか良くわかんないうちに白装束着て三方の前で正座してて後ろに介錯人が立ってるんだけどどうしようまだ覚悟できてないよ」状態でした。

そんな状態でも、MCいけやんのトークは冴える。
イントロクイズは、ワタクシは合図に遅れずに弾きはじめるだけでせいいっぱいでしたが、
いけやんは司会して出題して弾いて、おまけに客席で手をあげてくださった方がいらっしゃるのを見てステージから駆け下りてマイクを向けて笑顔で正解者を讃えています。
よどみなくしゃべっている彼女ですが、これはたぶんステージ衣装を着た状態でキンチョーが臨界点を超えると第2の人格「ハイパーいけやん」に変身するためであって、本人見かけどおりの平常心ってわけではないのではないかと推察いたします。
ハイヒールでステージを駆け下りて駆け上がったいけやんに拍手。

……などと、演奏以外の部分の思い出ばかり語っている事情につきましては割愛させていただきます。
そんなこんなで自分たちの出番が終わったわけですが、大トリのフルートアンサンブルさんの演奏のあと「合同演奏&お客さんたちとともに歌う」企画に参加させていただきました。

これ、ちょっとぶっちゃけさせていただくと、この合同演奏について主催者さんから話を聞いたのが前日リハのときで、いくらなんでも急なんでない? というタイミング。
フタを開けたらあんのじょう、参加団体がトリのフルートアンサンブルの方々と我々だけ。
ウチらはともかく、フルートさんよく引き受けたなぁ……と思いながら前日リハの最後にフルートの方々と合同練習しましたら、
フルートの方々すごい上手でして、ほぼ初見で弾いてる我々がミスタッチすると何人かチラチラとこちらを振り返って見るのですよ。
いやぁ、いくら上手でも感じ悪いなぁ……と思ったのですが、その後、配布されたプログラムを見て蒼ざめました。
「合同演奏」と聞いていた曲が、なんとフルートアンサンブルさんの最終演奏曲目だったのです。
ってことはつまり、フルートの方々が今まで自分たちのトリの曲として練習して完成させた演奏に、我々がろくに弾けもしないのに乱入するってことじゃないですか!
そりゃミスタッチしたら見るわな。感じ悪いのはこっちの方でした。

事情がわかったので、フルートの方々に謝りましたところ(フルートの方々の中にはそこで事情を理解した方もいらっしゃったのではないかと思うのですが)、ちょっとフルートさんたちの雰囲気も友好的になって「いや一緒に演奏できて嬉しいです」のようなことも(内心ははかれませんが)おっしゃっていただけました。
また、フルートの方たちのステージでその曲を演奏した後、あらためてもう一度同じ曲を合同演奏として弾くのだということもわかり、安心しました。

いやしかし、主催者さんにはとてもお世話になりましたし親切に対応していただきましたけど、この件だけはホントに勘弁してほしかったです。
我々も、前日にふってきたような話を軽々しく引き受けるのは避けた方がよいと反省いたしました。

他の団体の演奏では、サックスとカホンのデュオの方が印象に残っています。
サックスは陽気なウクライナ美人で、演奏も素晴らしく、トークもノリノリ、お客さんを巻き込んでステージを盛り上げました。聴いていてとても楽しかったです。
後でうかかがいましたら、アサヒカワ市内のバーで演奏されてるそうで……プロでしたか。納得。(※プロだから盛り上げるのがうまいという意味でなくて、演奏が好きでみんなを楽しませるのが上手だからプロになったんだな、という納得です。)
いけやんがウクライナ美人から名刺をもらいましたんで、演奏会の後に3人で打ち上げしたとき、この方が演奏されているバーに行きました。そこでもノリノリのステージを聴けまして、たいへん楽しかったです。

遠友塾のコンサートでご一緒させていただいたアンサンブル ルートさんや、春のコンサートでお世話になった聖マルコ教会さんから、花束やお菓子をいただきました。演奏がとりもつ縁で仲良くさせていただいている方々に感謝。ありがとうございます。
しかし、ワタクシ単独だと、どちらかというとヒッキーぎみで人との縁を切りまくる人間なんですが……ツレが社交的だとつられて世界が広がります。
エネルギッシュなマルスピアーレの仲間に感謝。

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というわけで、演奏会3回分ご報告でした。

なお、さらに正確で詳細な報告につきましては、いけやんのblog「えぶたんのほっぺ」を参照ください。

遠友塾さんのミニコンサート(2013)
第43回マンドリン四重奏演奏会(2014)
大雪クリスタルホール ウインターコンサート(2014)

第43回四重奏演奏会につきましては、Sound-Holeのblogにもいけやんの書いた記事があります。

第43回マンドリン四重奏演奏会(2014)

明日よゆうがあったら、6月7日に行われる聖マルコ教会演奏会のおしらせ記事をUPしたいと思いますが、
ワタクシ昨日の体育大会の最後の競技の終了時、ゴール前から本部席へ最後の得点を入力するため走りましたところ、
もともとあやしかった膝が本式にヤバい感じになってしまいました。
たぶん、以前にやっちまった半月板の炎症が再発してます。

なんとか演奏会当日までに治したいと……思ってはいます……orz