書評ブログ:そのこメモ

2010-05-01

『不倫純愛』

| 11:03

ダブル不倫の話。

新進気鋭のイケメン作家の担当をしている編集者が、作家の秘書兼彼女と不倫関係に陥る。

秘書は若くてセックスに積極的な女性だった。

彼は最初は肉体だけ彼女に溺れていたが、徐々に心までも奪われ始める…


妻はあるとき夫の異変に気付く。

問いただすが、ギリギリのところで確証は得られず悶々とするのだった。


イケメン作家はというと、実は彼女の浮気に気付いていた。

ひどく悪趣味なことに、部屋に監視カメラを取り付け、浮気の現場を撮影し、証拠を彼女に突き付けようとする行為に到る。

さらに、編集者の妻の元へ行き「旦那が浮気をしている。だから自分たちも報復に浮気をしよう」ということを持ちかけ、妻を骨抜きにするのだった。


結末が激しい。

なんと、作家は自分の彼女を使って、小説を書いていたのだった。

彼女が編集者としていた浮気現場が、そっくりそのまま文章に起こされていたのだ。

空想のできない作家は、実体験か目にした体験しか描けないのだろうか。

私もそのクチに近い気がして、何となく共感を覚えてしまったのは恐ろしいことだ。

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